JPS6399858A - 有床義歯作製用材料パツク - Google Patents

有床義歯作製用材料パツク

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JPS6399858A
JPS6399858A JP61245424A JP24542486A JPS6399858A JP S6399858 A JPS6399858 A JP S6399858A JP 61245424 A JP61245424 A JP 61245424A JP 24542486 A JP24542486 A JP 24542486A JP S6399858 A JPS6399858 A JP S6399858A
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resin
matrix
denture
pack
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久敏 田中
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/0001In-situ dentures; Trial or temporary dentures
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C2202/00Packaging for dental appliances
    • A61C2202/01Packaging for light-curable material

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有床義歯の作製において1個人の特異性に合致
し適合精度及び審美性に優れた有床義歯を極めて短時間
に作製出来る有床義歯作製の為の材料に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、有床義歯の作製は個人の口腔内状態を再現させた
作業模型に基づいて蝋義歯を作製し、次ぎに蝋義歯をレ
ジンに置き換える操作によって行なわれており、有床義
歯作製迄の工程が非常に長く、個人が完成した有床義歯
を入手するには数週間という長い時間が必要となり、そ
の間個人は歯の無い状態での生活を余儀なくされていた
加熱重合レジンを用いた一般的な有床義歯の作製は次の
方法による。先ず個人の口腔内状態を作業模型上に再現
する操作として、概形印象の採得。
石膏模型の作製、各個トレーの作製、各個トレーの口腟
内試適2機能印象の採得2作業模型の作製。
作業模型の形態修正などを行なった後、蝋義歯を作製す
る操作として咬合床の作製、咬合採得、咬合器への装m
2人工歯の配列、蝋義歯の口腔内試適及び調整、歯肉形
成などを行ない、次いで蝋義歯を加熱重合レジンに置き
換える操作として蝋義歯の埋没、流蝋、レジン分離材の
塗布、加熱重合レジンの餅状化、加熱重合レジンの填入
、加熱重合レジンの重合2重合した義歯の取り出し、研
磨などの数多くの工程が必要であり、個人が完成した有
床義歯を入手するためには数週間程度という長い時間が
必要である。
そこで有床義歯の作製に要する時間を短縮する目的で多
くの研究がなされて来た。中でも雪間的な使用に用いる
有床義歯(以下5暫間義歯という)ではあるが極めて短
時間内に雪間義歯を作製する方法として人工歯の仮配列
された板床と即時重合レジンとを組み合わせた特公昭4
6−24868号、米国特許第3460252号及び米
国特許第3621575号などがある。
之等は平均的な口腔内形態をモデルとして作製したワッ
クス若しくはポリエチレンなどから成る顎の形態を有す
るマトリックス(以下、マトリックスという)中に人工
歯を仮配列した既製の板床と即時重合レジンとを組み合
おせたもので、雪間義歯の作製時に石膏模型上で人工歯
の仮配列された板床を圧接して調整後、この人工歯の仮
配列された板床の内面側の床となる部分に即時重合レジ
ンを盛り印象対象物に被ぶせ重合硬化させ、その後マト
リックス部分を取り去り形態修整を行ない雪間義歯を作
製するものである。
即ち、この人工歯の仮配列された板床と即時重合レジン
とを組み合わせた雪間義歯の作製は、前記の加熱重合レ
ジンを用いた有床義歯の作製とは全く異なり1人工歯の
仮配列された板床を使用し床となる部分を直接即時重合
レジンを用いて形成し雪間義歯を作製するものであって
雪間義歯を完成させる迄に要する時間は1時間程度であ
り個人は極めて短時間内で完成した雪間義歯を得ること
が出来るという利点を有しているが一方、雪間義歯の口
腔内粘膜面への適合精度や人工歯の選択などの外観の審
美性或いは即時重合レジンの使用上の不便さなどに就い
て殆んど考慮されておらず完成した雪間義歯の口腔内粘
膜面への適合精度に就いては満足出来るものではなく、
また外観上の審美性の点からも安物の様に見えて満足出
来るものではない。
また即時重合レジンとを使用する場合、操作上から観て
も種々の欠点が存在している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
即ち前記の人工歯の仮配列された板床と即時重合レジン
とを組み合すせた雪間義歯の作製に於ける欠点は次の様
な点に起因するものと考えられる。
即時重合レジンの硬化は室温で進行するため、兎もすれ
ば硬化が早く、筋形成や中心位咬合などの操作に充分な
時間を掛けることが出来ず即時重合レジンの硬化迄の数
分間という限られた時間内に精度の良い適合操作を行な
うことは難しい。
また、この操作の途中で人工歯の仮配列された板床の内
部に盛った即時重合レジンが硬化して了った場合は付着
硬化した即時重合レジンを長時間を費して削除するか、
或いは新たな人工歯の仮配列された板床を使用せざるを
得ないなどの不便があった。
更に即時重合レジンは重合硬化時に反応熱を生じるため
、この反応熱によってワックス若しくはポリエチレンな
どから成る人工歯の仮配列された板床のマトリックス部
分に変形が生じ易いし、人工歯の仮配列された板床の内
部に盛った即時重合レジンは短時間に硬化が生じるため
印象対象面や人工歯の仮配列された板床の人工歯及びマ
トリックス部分と即時重合レジンとの接触部分などの細
部に気泡が生じ易く、雪間義歯を使用している間に汚物
が付着する原因となるだけでなく、外観上の審美性も低
下する。更に即時重合レジンの餅状物を口腔内に直接圧
接する様な場合には未重合モノマーにより口腔内粘膜に
刺激を生ずる恐れがある。また人工歯の仮配列された板
床に用いられている人工歯は形態2色調、大きさに制限
があり各個人の個性に合わせて自由に選択することが出
来ないため審美性に就いて充分であるとは言い這い。
また人工歯はマトリックス中で固定されている為、対合
歯との微調整が出来ず対金歯との咬合が不良の侭暫間義
歯を作製せざるを得ないものであった。
従って従来の人工歯の仮配列された板床と即時重合レジ
ンとを組み合わせた雪間義歯の作製は極めて短時間内に
容易に雪間義歯を作製出来るという特徴を有している反
面、完成した雪間義歯は口腔内粘膜面への適合精度7審
美性、或いは咬合関係、操作性などの観点から観て欠点
が多く安易作製の義歯に見えて良い評価は受けていない
のが現状である。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者は有床義歯の作製方法に於て、適合精度
に優れ且つ外観上の審美性に優れた有床義歯を極めて短
時間内に作製することを目的として鋭意検討の結果、光
重合レジンに着目し本発明の有床義歯作製用材料パック
を創製したのである。
本発明の有床義歯作製用材料パックとは外装パック中に
光透過性を有するプラスチック素材を用いて造った予め
義歯床形状を有するマトリックスとマトリックス外に人
工歯の一部が出た状態で予め7堤に沿い植立された人工
歯とマトリックス内側に予め充填された光重合レジンと
から成っている。なおマトリックスには個人口歴内に合
致する様に特小型、小型、中型、大型、特大型などの種
々の大きさ及び尖形、方形、卵円形などの種々の形態が
あり、人工歯の形態は尖形、方形、卵円形。
方尖形、短方形、V型尖形、V型方尖形などがあり、色
調及び大きさも多種類存在し、光重合レジンの色調も多
種類を準備している。
なお有床義歯作製用材料パックの外装パック部には上記
の事項に就いての記載、即ちマトリックスの大きさ、形
態5人工歯の大きさ、形態9色調。
及び光重合レジンの色調などが明記されており。
術者が個人に合すせて有床義歯作製用材料パックを選択
するのを容易にしている。なお試適用の種々の大きさ、
形態を有する有床義歯作製用材料パックのマトリックス
を別に所有し必要時に試適することで個人に適合した有
床義歯作製用材料パックの選択をより容易にすることも
出来る。なお有床義歯作製用材料パックの外装パック部
は天然光などの不必要な活性エネルギー線を遮断し保存
性を良好にする為に活性エネルギー線遮断性素材から成
るものを用いることが必要である。また有床義歯作製用
材料パックのマトリックスの外面は活性エネルギー線遮
断性素材でコーティングすることにより光重合レジン硬
化の際に照射する活性エネルギー線の反射を利用し照射
効率を良好にし得る。また光重合レジンの硬化の為に活
性エネルギー線の照射口として活性エネルギー線導入口
を設けてもよい、活性エネルギー線導入口を設けない場
合はコーティングを除去した部分から活性エネルギー線
を照射し光重合レジンを硬化させる。
また予め人工歯の一部をマトリックス外に出しであるの
で咬合採得の時点で対金歯との咬合微調整を行ない得る
即ち本発明による有床義歯作製用材料パックを用いた有
床義歯の作製は印象材を使用して概形印象を採得し、得
られた概形印象に石膏泥を注入して石膏模型を作製した
後、石膏模型上の顎の大きさ、顎の形態に近似した大き
さ、形態を有するマトリックスを選択して石膏模型上に
圧接し辺縁部。
粘膜面、顎間距離、咬合面9人工歯基底面などを夫々調
整し、之等の調整をしたマトリックスを印象対象物に装
着し印象を採得した後、形態修正後に活性エネルギー線
を照射して光重合レジンを重合硬化させ、その後にマト
リックス部分を取り去り仕上研磨を行なう工程から成り
極めて短時間内に個人的特異性に合致した適合精度及び
審美性に優れた有床義歯を作製することが出来るのであ
る。
本発明の有床義歯作製用材料パックを用いた有床義歯の
作製に於いては使用する光重合レジンは活性エネルギー
線の照射によって重合硬化するものであるが、場合によ
って化学反応用触媒を一部併用することも出来る。しか
し、化学重合のみの即時重合レジンの様に硬化が早く生
ずることが無いため筋形成や中心位咬合などの操作を時
間を気にせずに充分慎重に行なうことが可能となり精度
の良い印象採得が出来るので完成した有床義歯の適合精
度が向上する。
また光重合レジンは即時重合レジンの様に印象採得の途
中で硬化することが無い。更に光重合レジンは重合硬化
時に反応熱が少ないためマトリックス部分を反応熱で変
形させることが無く、更に光重合レジンは活性エネルギ
ー線を照射しない限り重合反応は生ぜず、即時重合レジ
ンと比較して圧接時の流動性が一定であり適合精度の良
い有床義歯を得ることが出来る。またマトリックスの内
側に予め充填しておく光重合レジンは従来の即時重合レ
ジンとは異なり硬化を自由にコントロール出来るので、
場合によっては脱泡操作も可能である。従って有床義歯
の汚物付着の原因となっていた気泡の発生を完全に抑え
ることが出来1審美性及び物性が向上する。
本発明に用いられるマトリックス部分の素材は光透過性
である素材であればよく、プラスチック。
ワックス、ガラスなどでもよいが操作性或いは安価な製
造という点を考慮した場合、光透過性に優れたプラスチ
ックが望ましい、使用し得るプラスチックとしては熱可
塑性でも熱硬化性でもよい。
望ましい光透過性に優九たプラスチックを挙げればポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン。
ポリスチレン、酢酸ビニル、ポリアクリレート。
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニ
トリル、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、ポリ
エーテル、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ポリビニルアルコール。
ポリビニルアセタール、ポリウレタン、ポリスルフォン
など及び之等の誘導体がある。なお必要に応じてマトリ
ックスの外面に活性エネルギー線の導入口を設けてもよ
いし、またマトリックスの外面を金属箔などでコーティ
ングして活性エネルギー線の拡散を防除し反射させると
共に、コーティングの一部を活性エネルギー線の照射の
為に除去し活性エネルギー線の照射口としてもよい。
また本発明に用いられる光重合レジンは、エチレン性不
飽和2重結合を少なくとも1個含有する重合可能なエチ
レン性化合物、光重合開始剤、光増感剤及び充填材から
成るものであり、活性エネルギー線によって重合硬化す
るものである。
エチレン性化合物とは、その化学構造中に少なくとも1
個のエチレン性不飽和2重結合を持つ化合物であって、
モノマー?プレポリマー(即ち2量体、3量体及び他の
オリゴマー)、それ等ノ混合物並びにそれ等の共重合体
などの化学的形態を持つものである。
具体的には1個のエチレン性不飽和2重結合を持つモノ
マーとしてはメチルメタアクリレート。
エチルメタアクリレート、イソプロピルメタアクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタアクリレート。
テトラヒドロフルフリルメタアクリレート、グリシジル
メタクリレート、及びこれ等のアクリレート;2個のエ
チレン性不飽和2重結合を持つモノマーとしては、芳香
族系では2,2−ビス(メタクリロキシフェニル)プロ
パン、2.2−ビス(4−(2−ヒドロキシ−3−メタ
クリロキシフェニル)〕プロパン、2,2−ビス(4−
メタクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2.2−
ビス(4−メタクリロキシジェトキシフェニル)プロパ
ン、2.2−ビス(4−メタクリロキシプロポキシフェ
ニル)プロパン、およびこれ等のアクリレートがあり;
脂肪族系ではエチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレング
リコールジメタクリレート、ブチレングリコールジメタ
クリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート
ポリプロピレングリコール、1,3−ブタンジオールジ
メタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレ
ート、1,6−ヘキサンシオールジメタクリレート及び
これ等のアクリレートがある。
エチレン性不飽和2重結合を3個有するモノマーとして
はトリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメ
チロールエタントリメタクリレート。
ペンタエリスリトールトリメタクリレート、トリメチロ
ールメタントリメタクリレート、及びこれ等のアクリレ
ートがある。またエチレン性不飽和2重結合を4個有す
るモノマーとしてはペンタエリスリトールテトラメタク
リレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート及
びウレタン系のものとしてウレタンジアクリレート、ウ
レタンジメタクリレートなどがある。
光重合開始剤としては、ベンゾイン、ベンゾインアルキ
ルエーテル、ベンゾフェノン、アセトフェノン及びその
誘導体、チオキサントン及びその誘導体、ベンジル、カ
ンファーキノン、α−ナフチル、アセナフセン、 p、
 p’−ジメトキシベンジル、 p、 p’−ジクロロ
ベンジルなどがある。
光増感剤としてはジメチルアミノエチルメタクリレート
、n−ブチルアミン、トリエチルアミン。
トリエチル−n−ブチルフォスフイン、4−ジメチルア
ミノ安息香酸イソアミルなどがある。
充填材としては有機、無機、或いは有機・無機複合の何
れの充填材でもよく、例えば石英粉末。
アルミナ粉末、ガラス粉末、カオリン、タルク。
炭酸カルシウム、バリウムアルミノシリケートガラス、
酸化チタン、ホウケイ酸ガラス、コロイダルシリカ粉末
、コロイダルシリカをポリマーで固めて粉砕した所謂有
機複合フィラーなどがあり。
またポリマー粉末として、ポリアクリル酸メチル。
ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、メ
タクリル酸メチル−メタクリル酸エチル共重合体、架橋
型ポリメタクリル酸メチル、エチレン−酢酸ビニル共重
合体などがあり、或いはこれ等ポリマー粉と前記無機粉
末とを混合して用いることも出来る。
前記無機質充填材は充填材とバインダーレジンとの配合
を行なう前に、充填材とバインダーレジンとの両方に反
応することの出来るカップリング剤を用いて処理をして
おくことが好ましい。
カップリング剤としてはシランカップリング剤。
チタネートカップリング剤、アルミネートカップリング
剤などを用いることが出来る。或いは無機質フィラーの
表面をグラフト化してバインダーレジンとの結合を図る
ことも出来る。
シランカップリング剤としてはγ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビ
ニル−トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メ
タクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロビルトリメトキシシラン、γ−クロロプ
ロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、トリメチル
クロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ヘキサメチル
ジシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N
−β−(アミノエトキシ)−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−ウレノイドブロビルトリメトキシシ
ランなどが挙げられる。
これ等のカップリング剤を用いて表面処理する方法は特
に限定されず、如何なる方法を用いてもよい、該表面処
理剤の使用量は要求される性状によって異なり一概に限
定出来ないが、一般には無機物に対して0.1〜20重
量%、好ましくは1〜lO重量%の範囲を選べば好適で
ある。
本発明に用いられる活性エネルギー線は可視光線若しく
は紫外光線またはそのスペクトル内に可視光線および紫
外光線の両者を含む活性エネルギー線でよい、好適には
240〜600nmの波長である。
適用し得る光源としてはカーボンアーク、水銀燈。
キセノンランプ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、
タングステンランプ、アルゴンイオンレーザ−などを使
用することが出来る。
本発明に用いられる人工歯は陶歯、アクリリックレジン
歯、ポリウレタン歯など市場で使用されているもので人
工歯としての一般的な品質を具えているものであればこ
れ等に限定されるものではない。
人工歯の形態は尖形、方形、卵円形、方尖形。
短方形、V型尖形、V型方尖形なとがあり、該色調には
バイオブレンド色調102.104.106.108゜
112、114.116.118.ビタ色調A、B、C
,Dなどの色調が、また人工歯の大きさは前歯の配列全
横径30〜50■鳳、臼歯の配列全横径55〜75mm
の範囲のものが通常である。
また本発明の有床義歯作製用材料パックに用いる光重合
レジンの追加をしたいときは、別にシリンジなどに光重
合レジンを入れておき、必要時に追加充填も可能である
図面に基づいて有床義歯作製用材料パックを具体的に説
明する。
第1図は、人工歯を配列した光透過性である素材から成
る下顎マトリックス部に光重合レジンを盛った斜視図、
第2図は人工歯を配列した光透過性である素材から成る
上顎マトリックス部に光重合レジンを盛った斜視図であ
り図中1は個人に適合した色調、形態、大きさを有する
人工歯で図中2は光透過性である素材から成るマトリッ
クス。
図中3は光重合レジン、図中5は活性エネルギー線の導
入口を示した例である。
第3図及び第4図は第2図に示す人工歯を配列した光透
過性である素材から成る上顎マトリックス部に光重合レ
ジンを盛ったものの上から蓋を設けた例を示したもので
あり、第3図は第2図に示す光透過性である素材から成
るマトリックス部に光重合レジンを予め有床義歯の床の
厚さを考慮して盛り該有床義歯の床の厚さを考慮して図
中4の蓋を設けた例を示し、第4図は第3図A−B線の
端面図である。
第3図の図中5に示す活性エネルギー線の導入口より活
性エネルギー線を照射し第4図の図中3の光重合レジン
を重合硬化するのである。
第5図は蓋を設けずマトリックス外面に光遮断性素材か
ら成るコーティングをし活性エネルギー線照射口として
マトリックス外面から光遮断性素材から成るコーティン
グの一部分を除去したものの例を示したものである6 第6図は第5図C−D線の端面図であり1図中2′は光
遮断性素材で外面がコーティングされている光透過性で
ある素材から成るマトリックスを示し、図中6は光遮断
性素材から成るコーティングをマトリックス外面より除
去した部分を示し、これ等の部分から活性エネルギー線
を照射し第6図の図中3の光重合レジンを重合硬化させ
るのである。
何れの場合でも第7図に示した外装パック中に封入され
て有床義歯作製用材料パックとなる。なお外装パックは
光遮断性素材から成っていればよく、例えばプラスチッ
ク、ガラスなどの素材に光遮断材が含有されるか、コー
ティングされているか、などして外界からの光を遮断8
来るものであればよい、なお活性エネルギー線遮断性素
材より成る外装パックの表面にある図中8の内容表示表
には顎の大きさ、顎の形態2人工歯の大きさ9人工歯の
形態2人工歯の色調及び光重合レジンの色調その他、所
要の事項が明記されであるので有床義歯作製用材料パッ
クを開き内容物を確めることなく個人に適合した大きさ
、形態を有するマトリックス、個人に合った色調、形態
、大きさを有する人工歯及び個人に適合した色調の光重
合レジンを容易に、しかも確実に選択出来るのである。
〔実施例〕
本発明を更に実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例1 (1)第1図及び第2図に示す様な形態を有するための
金型は予め複数の口腔内形態から得た各種の石膏模型に
基づき、顎の大きさを特小型、小型、中型、大型、特大
型の大きさ及び尖形、方形、卵円形の形態に大別して作
製した。
(2)該金型に光透過性に優れたアイオノマー樹脂〔商
品名;ハイミラン、三井・デュポンポリケミカル社製〕
を射出成形することにより第1図及び第2図に示す様な
活性エネルギー線導入口を備えたマトリックスを複数個
作製した。
(3)得られたマトリックス上に人工歯(形態;尖形、
方形、卵円形、方尖形、短方形、V型尖形、V型方尖形
の7種1色調;バイオブレンド色調102.104.1
06.108.112.114゜116、118の8種
、前歯の配列全横径30〜50a+mまで2■刻みの1
1種、臼歯の配列全横径55〜75IllI11まで2
+++m刻みの11種から成る人工歯の中から任意の組
み合わせで選択した人工歯)を植立し配列した。
(4)人工歯を植立し配列したマトリックスの内側に下
記配合の光重合レジンを1層盛り第1図及び第2図に示
すマトリックスに人工歯を植立・配列しマトリックスの
内側に光重合レジンを盛ったものを作製し、次いで之を
活性エネルギー線遮断性のプラスチック製外装パック中
に入れた。
(5)外装パックに付属した内容表示表に外装パック中
に入れたマトリックスに人工歯を植設しマトリックスの
内側に光重合レジンを盛ったものの顎の形態及び大きさ
9人工歯の大きさ、形態及び色調、光重合レジンの色調
を記載し有床義歯作製用材料パックを作製した。
実施例1で使用した光重合レジンの組成ニトリエチレン
グリコールジメタクリレート     30gカンファ
ーキノン      1g ジメチルアミノエチルメタクリレート      0.
5gポリメチルメタクリレート           
 Logγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン  50gで表面処理した微粉末シリカ 実施例2 (1)第5図に示す様な形態を有するための金型を予め
複数の口腔内形態から得た各種の石膏模型に基づき、顎
の大きさを特車型、小型。
中型、大型、特大型の大きさ及び尖形、方形。
卵円形の形態に大別して作製した。
(2)該金型に光透過性に優れたアイオノマー樹脂〔商
品名;ハイミラン、三井・デュポンポリケミカル社製〕
を射出成形することにより第5図に示す様なマトリック
スを複数個作製した。
(3)得られたマトリックスに後に活性エネルギー線照
射口となる部分をマスキングした上からマトリックス外
側面を銀蒸着することにより第5図に示す光遮断性素材
でコーティングしたマトリックス部を作製した。
(4)得られたマトリックス上に人工歯(形態;尖形、
方形、卵円形2方尖形、短刀形、■型尖形、V型方尖形
の7種、色調;バイオブレンド色調102.104.1
06.108.112.114゜116、118の8種
、前歯の配列全槽径30〜50m+++まで2mm刻み
の11種、臼歯の配列全横径55〜75膳謙まで2mm
刻みの11種から成る人工歯の中から任意の組み合わせ
で選択した人工歯)を植立し配列した。
(5)人工歯を植立し配列したマトリックスの内側に下
記配合の光重合レジンを1層盛り第5図に示すマトリッ
クスに人工歯を植立・配列し、マトリックスの内側に光
重合レジンを盛ったものを作製し、次いで之を活性エネ
ルギー線遮断性のプラスチック製外装パック中に入れた
(6)外装パックに付属した内容表示表に、外装パック
中に入れたマトリックスに人工歯を植設しマトリックス
の内側に光重合レジンを盛ったものの顎の形態及び大き
さ2人工歯の大きさ、形態及び色調、光重合レジンの色
調を記載し有床義歯作製用材料パックを作製した。
実施例2で使用した光重合レジンの組成:メチルメタク
リレートポリマ−200゜カンファーキノン     
0.2g トリエタノールアミン        0.5gベンゾ
イルペルオキシド        1.0g実施例3 前記実施例1で作製した有床義歯作製用材料パックを使
用して以下の手順で有床義歯の作製を行なった。
(1)個人の口腔内をシリコーン印象材を用いて印象採
得を行ない、得られた印象に石膏泥を注入し硬化させ石
膏模型を作製した。
(2)次いで多数の有床義歯作製用材料パックの中から
、対象とする個人に適する顎の大きさ。
形態1人工歯の大きさ、形態2色調、光重合レジンの色
調を有するものを有床義歯作製用材料パックの内容表示
表に基づいて選択した。
(3)選択した有床義歯作製用材料パックの内容物を石
膏模型上に圧接しトリミングを行なうと共に対金歯との
微調整を人工歯を動かすことによって行なった。
(4)微調整を終えた侭、活性エネルギー線導入口(図
面中5)より可視光線照射器〔商品名;ジーシーライト
VL−1.而至歯科工業lI$l製〕から可視光線を3
分間照射し光重合レジン(図面中3)を重合させた。
(5)重合物に付着した光透過性の素材から成るマトリ
ックス(図面中2)を除去し有床義歯とした。
(6)該有床義歯の辺縁部などの研削、研磨を適法に従
い行なった。
なお有床義歯作製に必要とされた所要時間は約40分間
であり、個人は即日有床義歯を入手出来た。
また従来の人工歯の仮配列された板床と即時重合レジン
とを組み合わせた雪間義歯と異なり個人に適合した形態
1色調、大きさを有する有床義歯を入手出来た。
実施例4 前記実施例2で作製した有床義歯作製用材料パックを使
用して以下の手順で有床義歯の作製を行なった。
(1)個人の口腔内をシリコーン印象材を用いて印象採
得を行ない、得られた印象に石膏泥を注入し硬化させ石
膏模型を作製した。
(2)次いで多数の有床義歯作製用材料パックの中から
、対象とする個人に適する顎の大きさ。
形態、人工歯の大きさ、形態1色調、光重合レジンの色
調を有するものを有床義歯作製用材料パックの内容表示
表に基づいて選択した。
(3)選択した有床義歯作製用材料パックの内容物を石
膏模型上に圧接しトリミングを行なうと共に対金歯との
関係の微調整を人工歯を動かすことによって行なった。
(4)微調整を終えた侭、活性エネルギー線を光遮断性
素材で外面がコーティングされている光透過性である素
材から成るマトリックス(図面中2′)の外側の活性エ
ネルギー線照射口から可視光線照射器〔商品名;ジーシ
ーライトVL−1.而至歯科工業mi製〕を使用して可
視光線を3分間照射し光重合レジン(図面中3)を重合
させた。
(5)硬化物に付着した光遮断性素材で外面がコーティ
ングされている光透過性である素材から成るマトリック
ス(図面中2′)を除去し有床義歯とした。
(6)該有床義歯の辺縁部などの研削、研磨を適法に従
い行なった。
比較例1 加熱重合レジンを用いて次の工程によって有床義歯の作
製を行なった。
(1)アルギン酸塩印象材を使用して口腔内概形印象を
採得。
(2)該印象に石膏泥を注入し石膏模型を作製。
(3)即時重合レジン〔商品名;オストロン、面至歯科
工業■製〕を該石膏模型上に圧接して各個トレーを作製
(4)各個トレーを口腔内に試適しスタンプバーを使用
し各個トレーの調整を行なった。
(5)該各個トレーの印象面側にラバー系印象材〔商品
名;ジュールフレックスF、面至歯科工業■製〕を盛り
機能印象を採得。
(6)該機能印象を有する各個トレーの周囲をワックス
を使用しボクシングを行なった後、石膏泥を注入し作業
模型を作製。
(7)該作業模型をモデルトリーマーを用いて模型調整
を行なった。
(8)パラフィンワックスを使用して作業模型上で咬合
床の作製を行なった。
(9)該咬合床を口腔内に試適し咬合採得を行なった。
(10)咬合採得を行なった咬合床及び作業模型を咬合
器に装着した。
(11)咬合器上で咬合床に人工歯の配列を行ない蝋義
歯の作製。
(12)該蝋義歯を口腔内に試適し調整を行なった。
(13)該蝋義歯の歯肉部にワックスを盛り歯肉形成を
行なった。
(14)蝋義歯をフラスコ内に入れ埋没用石膏〔商品名
;アドバストーン、面至歯科工業■製〕中に埋没。
(15)法螺槽中に該石膏中に埋没した蝋義歯を入れ法
螺。
(16)石膏面にレジン分離材を塗布。
(17)加熱重合レジン〔商品名;アクロン、面至歯科
工業■製〕の粉・液を混合し加熱重合レジンを餅状化し
た。
(18)餅状化した加熱重合レジンを埋没石膏の法螺し
た空間へ項六しプレスした。
(19)加熱重合装置中に該加熱重合レジンを項六した
埋没石膏をセットし熱重合を行なった。
(20)重合した加熱重合レジンを石膏中より取り出し
た。
(21)電気エンジンを用いて取り出した加熱重合レジ
ン義歯に付着した石膏の除去を行なった。
(22)適法に従い加熱重合レジンの研削、研磨を行な
い有床義歯を得た。
比較例2 即時重合レジンを使用して次ぎに示す工程に従って人工
歯の仮配列された板床を用いた有床義歯の作製を行なっ
た。
(1)個人口腔内形態から得た石膏模型上で人工歯の仮
配列された板床の圧接と各種調整を実施した。
(2)各種の調整を行なった人工歯の仮配列された板床
の内部に即時重合レジン〔商品名;リベロン、面至歯科
工業■製〕を盛り、印象対象物に装着しマトリックスの
トリミングを行なった後、印象対象物の印象採得を行な
った。
(3)印象対象物より人工歯の仮配列された板床を撤去
し即時重合レジンの硬化を待った。
(4)人工歯の仮配列された板床のマトリックス部を取
り去り適法に従い研削、研磨を行ない雪間義歯を得た。
なお雪間義歯作製に必要とされた所要時間は約60分で
あった。
なお人工歯は固定されている為、対金歯に合わせて調整
することが出来ず対金歯との咬合関係が不良であった。
人工歯の仮配列された板床の大きさの種類が乏しい為、
個人口腔内に合致するものを得ることが不可能であった
また人工歯そのものも既製であり1個人に適合した形態
9色調、大きさを有するものを期待することは出来なか
った。即ち個人的特異性に合致しているか、適合精度が
良好か2審美性が優れるか。
何れか1つでも満足する雪間義歯を得ることば出来なか
った。
前記実施例3,4及び比較例1,2の方法に従って同一
人の有床義歯及び雪間義歯を作製し、適合精度に就いて
は作製した有床義歯及び雪間義歯の粘膜面にシリコーン
系適合試験材〔商品名;フィツトチェッカー、面至歯科
工業■製〕を盛り口腔内に試適しシリコーン系適合試験
材が有床義歯及び雪間義歯に付着し残留した程度により
適合精度を判定し、審美性については作製した有床義歯
及び雪間義歯の外観により如何に自然な歯牙及び歯肉状
態を示しているかにより判定した。更に有床義歯及び雪
間義歯の作製時間については実施例3.4及び比較例1
,2の方法に従って有床義歯及び雪間義歯を作製した際
に要した時間を示した。
以下余白 表1 表1の結果より明らかな様に実施例3,4に示す本発明
の有床義歯作製用材料パックを用いた有床義歯の作製に
よれば適合精度及び審美性に優れた有床義歯を約40分
という極めて短い時間で作製することが出来たのである
。即ち本発明の有床義歯作製用材料パックを用いた有床
義歯の作製は従来、適合精度と審美性に優れた有床義歯
の作製のために一般に行なわれていた比較例1に示す加
熱重合レジンを用いた有床義歯の作製の様に口腔内状態
を作業模型上に再現する操作、蝋義歯を作製する操作、
蝋義歯をレジンに置き換える操作などの多くの工程によ
って間接的に有床義歯を作製するのではなく、直接的に
非常に短い工程で有床義歯を作製するため極めて短時間
に個性が有り、適合精度及び審美性に優れた有床義歯を
作製することが出来たのである。また比較例2に示す従
来の人工歯の仮配列された板床に用いる即時重合レジン
は作業時の室温などにより硬化時間が変動すると共に印
象採得時に硬化時間を懸念し作業をしなければならず、
また反応熱を伴ない硬化が始まって了うこともあり、充
分な印象採得をすることが出来ない。
その点、本発明の有床義歯作製用材料パックに用いる光
重合レジンは可視光線を照射しない限り硬化をしないの
で印象対象物の精密印象を充分採得した後に約3分間可
視光線を照射して容易に硬化をするのである。
更に反応熱によって有床義歯作製用材料パックのマトリ
ックス(図面中2及び2′)を変形させる恐れが無く、
その上重合収縮も小さいため適合精度に優れた有床義歯
が得られたのである。その上。
本発明の有床義歯作製用材料パックに用いる人工歯は天
然歯に近い形態2色調、大きさを有する数多くの中から
夫々の個人に適合したものを容易に選択出来るので審美
性が一段と向上し個人に適合した有床義歯が得られた。
また人工歯はマトリックス(図面中2及び2′)から先
端が出ており対金歯などの関係に合わせて硬化前に微調
整出来る。従って咬合関係の優れた有床義歯が得られた
のである。
またマトリックスの内部に盛った該光重合レジンの床に
なるべき厚みを最適に保つ様に保護する目的でマトリッ
クス(図面中2)に蓋(図面中4)を使用してもよい。
〔効果〕
本発明の有床義歯作製用材料パックは加熱重合レジンを
用いた有床義歯に比べ極端に短い作業工程で、適合精度
及び審美性に優れた有床義歯を即日得られる有床義歯作
製用材料パックである。
即ち外装パック(図面中7)表面には内容表示表(図面
中8)が具えられているため−々有床義歯作製用材料パ
ックを開き内容物を確めることなく個人に合った大きさ
、形態を有するマトリックス。
個人に合った色調、形態、大きさを有する人工歯。
及び個人に合った色調の光重合レジンを容易に確実に選
択出来るのである。また上記の様に選択した有床義歯作
製用材料パックを開封し該マトリックスをその侭、印象
対象物に被ぶせ微調整をし活性エネルギー線を約3分間
照射するだけでよく。
有床義歯作製に必要とされる材料は全て1包装に纏まっ
ていて非常に便利である。
また本発明の有床義歯作製用材料パックのマトリックス
は個人に合致する様に特車型、小型、中型、大型、特大
型などの種々の大きさ及び尖形。
方形、卵円形などの種々の形態があり、人工歯の形態も
尖形、方形、卵円形、方尖形、短方形、■型尖形、V型
方尖形などがあり1色調及び大きさも多種類存在し光重
合レジンの色調も多種類あり個人に合った審美性の有る
有床義歯を期待出来る。
なお本発明の有床義歯作製用材料パック内の人工歯はマ
トリックス外に先端部が出ており対合歯との咬合関係が
調整出来るので咬合不良が無くなった。
また本発明の有床義歯作製用材料パックに用いる光重合
レジンは活性エネルギー線を照射しない限り硬化するこ
とは無いので、印象対象物の印象採得を思いの優に時間
を掛けて行なう余裕がある。
また光重合レジンは活性エネルギー線を約3分間照射す
るだけで容易に硬化出来、作業性が良い。
この場合、マトリックス外面を活性エネルギー線遮断性
素材でコーティングしてあり活性エネルギー線の照射効
率を良好にしている。有床義歯作製用材料パックにより
従来の人工歯を仮配列した既製の板床と即時重合レジン
とを組み合おせた雪間義歯に存在した種々の欠点を解決
するに至ったのである。有床義歯作製用材料パックに用
いる光重合レジンは硬化及び反応熱を気に掛けること無
く充分に時間を掛は印象採得が可能であり、適合精度良
く気泡などの無い有床義歯を得ることが出来る。また光
重合レジンは活性エネルギー線を照射して始めて硬化す
るのであり、即時重合レジンの様に作業途中で硬化が生
じ作業のやり直しをするという事態は発生しない、また
個人に合った人工歯の大きさ、形態2色調及び個人に合
った歯肉色を有する光重合レジンの色調を得ることが出
来るので審美性が極度に向上する。
また人工歯の一部がマトリックスの外に出ているため対
金歯との微調整が可能となり咬合精度に優れた有床義歯
が得られる。
また有床義歯作製用材料パックは有床義歯作製に必要な
材料が1包装になっており個人に合った有床義歯作製用
材料パックが直ちに得られると共に充分印象対象物の印
象を採得した後、約3分間程度という短い時間の活性エ
ネルギー線照射をするだけで光重合レジンの硬化が起き
短時間に有床義歯を得ることが出来る。
また光重合レジンを使用することにより従来の加熱重合
レジンによる有床義歯作製の作業工程を極端に短縮し、
従来の人工歯を仮配列した既製の板床と即時重合レジン
とを組み合わせた雪間義歯とは異なり個人的特異性に合
致していて適合精度及び審美性に優れた最終的有床義歯
を極端に短時間に得ることが出来る利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は人工歯を配列し光透過性である素材から成る下
顎マトリックス部に光重合レジンを盛った斜視図、第2
図は人工歯を配列し光透過性である素材から成る上顎マ
トリックス部に光重合レジンを盛った斜視図、第3図は
蓋を取り付は活性エネルギー線導入口を設けた場合の口
部方向からの斜視図、第4図は第3図A−B線の端面図
、第5図は蓋を取り付けず活性エネルギー線照射の為に
光遮断性素材から成るコーティングを一部除去した場合
の前歯部方向からの斜視図、第6図は第5図C−D線の
端面図、第7図は有床義歯作製用材料パックの斜視図で
ある。 図面中 1・・人工歯 2・・光透過性である素材から成るマトリックス2′・
・光遮断性素材で外面がコーティングされている光透過
性である素材から成るマトリックス 3・・光重合レジン 4・・蓋 5・・活性エネルギー線導入口 6・・活性エネルギー線照射の目的で光遮断性素材から
成るコーティングを除去した部分7・・外装パック 8・・内容表示表 特許出願人 面至歯科工業株式会社。 ・ +”、−S、”ニ ーとノ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 活性エネルギー線遮断性素材より成る外装パックの
    表面に顎の大きさ、顎の形態、人工歯の大きさ、人工歯
    の形態、人工歯の色調及び光重合レジンの色調、その他
    、所要の事項が明記されており、該外装パック中に人工
    歯の一部が光透過性素材から成るマトリックス外に出た
    状態で人工歯がマトリックスに植設されており、該マト
    リックスの内側に光重合レジンが配設されているものが
    収納されていることを特徴とする有床義歯作製用材料パ
    ック。 2 マトリックスの外部が活性エネルギー線遮断性素材
    でコーティングされていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の有床義歯作製用材料パック。
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