JPH0417848A - 有床義歯の作製方法 - Google Patents

有床義歯の作製方法

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JPH0417848A
JPH0417848A JP2119675A JP11967590A JPH0417848A JP H0417848 A JPH0417848 A JP H0417848A JP 2119675 A JP2119675 A JP 2119675A JP 11967590 A JP11967590 A JP 11967590A JP H0417848 A JPH0417848 A JP H0417848A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野; 本発明は歯科に於いて、光重合及びマイクロウェーブ重
合の重合方式を併用することによって、またマイクロウ
ェーブ重合の重合方式によって、上顎、下顎の全部床及
び部分床などの有床義歯を精度良く且つ経済的に作製す
る方法に関するものであるっ 更に詳jホすると、本発明は義歯という複雑な形状の物
を作製する際、全体を一回で重合硬化することは問題が
多いため、最も適合性を求められる口腔内粘膜面と直接
接する内側義歯床を先ず最初に作製し、次いて残りの外
側R@床を作製して、目的の義歯を完成する作製方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、有床義歯の作製は多段階の作製工程が必要であり
、義歯を完成させるためには多くの時間と手間及び作製
工程に使用する器材などが必要である。
一般に加熱重合レジンシステムによって有床義歯を作製
するには次の様な工程が必要となる。概形印象採得、模
型作製、作業模型の修正、咬合床作製、咬合採得、咬合
器装着、人口歯配列、蝋義歯口腔内試適及び調整、歯肉
形成、蝋義歯埋没、流蝋、レジン分離材塗布、レジン餅
状化、レジン項八、レジン熱重合、重合義歯取り出し、
研磨などの数多くの作製工程を実施し、完成した有床義
歯を患者が入手するためには一般に4〜6週間程度の時
間が必要となり、その間の手間及び各作製工程に使用す
る器材は膨大なものである。
また、光重合レジンシステムの様に前記加熱重合レジン
システムの有床義歯の作製工程中の蝋義歯をレジンに置
き換える操作である蝋義歯埋没、流蝋、レジン分離材塗
布、レジン餅状化、レジン項八、レジン熱重合、重合義
歯取り出しなどの技工的作業の一部を省略したものであ
る。
また、マイクロウェーブ重合レジンの様に前記加熱重合
レジンシステムの有床義歯の作製工程中の操作の1つで
あるレジン熱重合の重合時間を大幅に短縮したものもあ
る。
之等の内、どの重合方式を採用しても完成した有床義歯
の口腔内への適合は必ずしも充分満足出来るものではな
かった。即ち、最終的に患者の口腔内に装着したとき、
適合が悪かったり、適合を良くするための調整にRIJ
が掛かったりした。また、難症例とされている顎堤の低
い場合、維持力が群られ難いため患者の満足出来る有床
義歯を作製することは非常に困難であった。
〔発明が解決しようとする課題) 加熱重合レジンシステムによる有床義歯の作製方法は、
前述の様に非常に多くの工程があり、有床義歯を完成す
る迄の間に費やす時間が非常に長い。また、その間に要
する手間も非常に多く、更に各工程に於いて使用する器
材の種類も膨大なものである。そのため、完成した有床
義歯の価格も非常に高価なものとならざるを得ない。し
かも完成した有床amの口腔内への適合は必ずしも充分
満足出来るものではない。即ち、口腔内状態を作業模型
上に再現するための工程である各個トレーの作製、各個
トレーの口腔内試適、機能印象採得及び面形成、作業模
型の作製、作業模型の修正の各工程を行ない、精度の高
い作業模型を得ることが出来ても加熱重合レジン自体の
重合収縮が約9.5%と大きく、また、有床義歯の形状
は口腔内の形状を模したもので筆舌し難いくらい複雑な
ので重合時の残留歪みが大きく、そのため変型を起こし
、更に蝋義歯をレジンに置き換える際に生ずるレジン壜
入時の土倉、正念のズレ、パリの厚み分の不適合、重合
時の石膏の変形、急激な加熱や冷却によるレジンの変形
、掘り出し時に於ける義歯の変形などが生じ、適合精度
の良い有床義歯を得ることは非常に難しい。
また、光重合レジンを用いた有床義歯の作製方法は加熱
重合レジンシステムに比較して蝋義歯をレジンに置き換
える操作を省略出来るため、有床義歯の作製工程が一部
短縮されているものの人工歯の配列が面倒であり、舌側
及びM側の歯肉形成は面倒で時間が掛かり、室内光の影
響によりレジンの硬化が始まり、操作性が悪くなるなど
の欠点があり、また、光重合レジン自体の重合収縮は加
熱重合レジン自体の重合収縮に比べてほぼ同程度である
が、重合の際の発熱の程度が小さいため有床義歯全体の
重合収縮は小さくなるが、完成した有床義歯の口腔内へ
の適合精度に就いては未だ充分なものとは言えない。
また、有床義歯の口蓋部は比較的薄いため、光照射器を
用いて硬化させることが可能であるが、顎堤部など比較
的厚い部分は光照射器を用いても1回の操作で完全に硬
化させことが難しく、そのため内部に完全に硬化しない
未重合層が生じたりして未重合モノマーによる臨床上の
問題を生じたり、また、完全に硬化させるためには重合
時間が長時間になったり、または照射角度を変えて数回
に分けて重合しなければならないなどの問題点があった
また、マイクロウェーブ重合レジンを用いた有床義歯の
作製方法は加熱重合レジンシス′テムに比較してレジン
重合時間を大幅に短縮し有床義歯の作製工程が一部短縮
されてはいるが、完成した有床義歯の口腔内への適合は
必ずしも充分満足出来るものではない。
レジン餅状化と光重合の関係は特に関係なく、内側義歯
床は光重合で硬化させ、外側義歯床はマイクロウェーブ
重合で硬化させる。マイクロウェーブ重合用の材料はア
クロンMCという商品名で市販され、粉末と液から成っ
ている。使用方法は粉末と液を一定の割合で混合する。
そうすると少しずつ粘度が出て来て餅状になる。この状
態を餅状化と呼び、レジンを項八するタイミングの目安
になっている。
光重合とマイクロウェーブ重合との差は以下の〔課題を
解決するための手段〕 本発明者等は完成した有床義歯の口腔内への適合精度に
就いて、最終的に患者の口腔内に装着したとき、適合が
悪かったり、適合を良くするための調整に時間が掛かっ
たり、また難症例とされている3堤の低い場合、充分な
維持力が得られなかった従来の有床義歯の作製方法に関
して鋭意検討の結果、直接、口腔内の粘膜面の細部印象
を忠実に写し取った状態で光重合によって硬化された精
度の高い内側義歯床を作製した後、該内側義歯床の上面
に歯槽堤形成、咬合床を作製し、咬合採得、調整、咬合
装着、人工線配列、蝋義歯口腔内試適及び調整、歯肉形
成後、之を埋没、外側義歯床のワックスを流蝋、埋没材
面にレジン分離材を塗布する滴ら、該内側義歯床の上面
に接着材を塗布した後、レジン餅状化、レジンの項八を
行ない、マイクロウェーブ重合後、外側義歯床及び内側
義歯床を取り出し、研磨、調整することにより、優れた
有床義歯を短時間に作製する有床義歯の作製方法を見出
した。
また更に精度の良い有床義歯を作製するために直接、口
腔内の粘膜面の細部印象を忠実に写し取った状態で光重
合によって硬化させた精度の高い内側M@床を作製した
後、該内側義歯床の上面に歯槽堤形成、咬合床を作製し
、咬合採得、調整、咬合器装着、人工線配列、蝋義歯口
腔内試適及び調整、歯肉形成後、之を埋没、外側義歯床
のワックスを流蝋、埋没材面にレジン分離材を塗布する
一方、該内側義歯床の上面にもレジン分離材を塗布した
後、レジン餅状化、レジンの項八を行ない、マイクロウ
ェーブ重合後、外側義歯床及び内側義歯床を取り出し、
研磨することにより作製した外側義歯床と、改めて直接
、口腔内の粘膜面の細部印象を忠実に写し取った状態で
光重合によって硬化させた精度の高い最新の内側義歯床
とを接着材にて接合させ、研磨、調整することにより優
れた有床義歯を短時間に作製する有床義歯の作製方法を
見出した。
また、第3の方法として、 概形印象採得、模型作製、作業模型の修正後、作業模型
上にシート状の内側義歯床材料を圧接、調整した後、光
重合によって硬化させて”精度の高い内full義歯床
を作製した後、該内[+1!I義歯床の上面に歯槽堤形
成、咬合床を作製し、咬合採得、調整、咬合装着、人工
線配列、蝋義歯口腔内試適及び調整、歯肉形成後、之を
埋没、外側義歯床のワックスを流蛎、埋没材面にレジン
分離材を塗布する一方、該内側義歯床の上面に接着材を
塗布した後、レジン餅状化、レジンの項八を行ない、マ
イクロウェーブ重合後、外面1凭歯床伎び内側義歯床を
取り出し、研磨、調整することにより、優れた有床義歯
を短時間に作製する有床義歯の作製方法を見出した。
また、更にM麿の良い有床義歯を作製するために第4の
方法として、 概形印象採得、模型作製、作業模型の修正後、作業模型
上にシート状の内側義歯床材料を圧接、調整した後、光
重合によって硬化させて精度の高い内側義歯床を作製し
た後、該内側義歯床の上面に歯槽堤形成、咬合床を作製
し、咬合採得、調整、咬合装着、人工線配列、蝿義歯口
腔内試適及び調整、歯肉形成後、之を埋没、外側義歯床
のワックスを流暢、埋没材面にレジン分離材を塗布する
一方、該内側義歯床の上面にもレジン分離材を塗布した
後、レジン餅状化、レジンの填入を行ない、マイクロウ
ェーブ重合後、外側義歯床及び内側義歯床を取り出し、
研磨することにより作製した外側義歯床と、改めて概形
印象採得、模型作製、作業模型の修正後、作業模型上に
シート状の内側義歯床材料を圧接、調整した後、光重合
によって硬化させて精度の高い最新の内側義歯床とを接
着材にて接合させ、研磨、調整することにより、優れた
有床義歯を短時間に作製する有床義歯の作製方法を見出
した。
また、第5の方法として、 概形印象採得、模型作製、作業模型の修正後、レジンを
餅状化し、之をシート状にした内側義歯床材料を作業模
型上に圧接、調整した後、マイクロウェーブ重合によっ
て硬化させて、精度の高い内側義歯床を作製した後、該
内側義歯床の上面に歯槽堤形成、咬合床を作製し、咬合
採得、調整、咬合装着、人工線配列、蝋義歯口腔内試適
及び調整、歯肉形成後、之を埋没、外側義歯床のワック
スを流暢、埋没材面にレジン分離材を塗布する一方、該
内側義歯床の上面に接着材を塗布した後、レジン餅状化
、レジンの填入を行ない、マイクロウェーブ置台後、外
側義歯床及び内側義歯床を取り出し、研磨、調整するこ
とにより優れた有床義歯を短時間に作製する有床義歯の
作製方法を見出した。
また更に精度の良い有床義歯を作製するために第6の方
法として、 概形印象採得、模型作製、作業模型の修正後、レジンを
餅状化し、之をシート状にした内側義歯床材料を作業模
型上に圧接、調整した後、マイクロウェーブ重合によっ
て硬化させて精度の高い内側義歯床を作製した後、該内
側義歯床の上面に歯槽堤形成、咬合床を作製し、咬合採
得、調整、咬合装着、人工線配列、蝋義歯口腔内試適及
び調整、歯肉形成後、之を埋没、外側義”歯床のワック
スを流暢、埋没材面にレジン分離材を塗布する一方、該
内側義歯床の上面にもレジン分離材を塗布した後、レジ
ン餅状化、レジンの填入を行ない、マイクロウェーブ重
合後、外側義歯床及び内側義歯床を取り出し、研磨、調
整することにより作製した外側義歯床と、改めて概形印
象採得、模型作製、作業模型の修正後、レジンを餅状化
し、之をシート状にした内側義歯床材料を作業模型上に
圧接、調整した後、マイクロウェーブ重合によって硬化
させて精噴の高い最新の内側義歯床とを接着材にて接合
させ、研磨、調整することにより、優れた有床義歯を短
時間に作製する有床義歯の作製方法を見出した。
上記第3、第4の方法と第5、第6の方法との差異を理
解し易くするため次に表示する。
〔実施例〕
以下、本発明に係る有床義歯の作製方法の実施例に就い
て、図面に基づき詳細に説明する。
第1図〜第6図は本発明の実施例1を説明するための図
である。
実施例1 ■光重合硬化型シート状レジン(商品名ニドライアトシ
ート状レジン、デンップライ社製)(3)を口腔内の帖
猥面(1,2)(第1図)に圧接し、調整する(第2図
)。
、■該シート状レジン(3)をその状態にして、可視光
線重合器(商品名:GCライト、面至歯科工業社製)を
用いて該シート状レジン(3)に照射し、内側義歯床(
4)を作製する。
■腹内側義歯床(4)を口腔内から取り出しく第3図)
該内側義歯床(4)の上面にパラフィンワックスを使用
して歯槽堤(5)を形成し、咬合床(4,5)を作製す
る。(第4図) ■咬合採得を行なった咬合床(4,5)を咬合器に装着
する。
■咬合器上で咬合床(4,5>に人工歯(7)の配列を
行ないワックス(6)を盛り、蝋義歯(4,6,7)(
内側義歯床ニレジン製、外側義歯床:螺装)を作製する
。(第5図) ■該蝋義歯(4,6,7>を口腔内に試適し、調整を行
なう。
■該蝋義歯(4,6,7>の歯肉部にワックス(6)を
盛り、歯肉形成を行なう。
■該蝋義歯(4,6,7>をマイクロ波専用フラスコ(
商品名:FRPフラスコ、重宝歯科工業社製)内に入れ
、埋没用石膏(商品名ニアドパストーン、重宝歯科工業
社製)にて埋没する。
■埋没用石膏が硬化した後、埋没した蝋義歯(4゜6.
7)の外側義歯床のワックスを流暢する。
■石膏面にレジン分離材を塗布する。
D腹内側義歯床(4)の上面に接着材を塗布する。
Qマイクロ波重合型レジン(商品名ニアクロンrvIC
1而至歯科工業社製)の粉、液を混合し、マイクロ波重
合型レジンを餅状化する。
0餠状化したマイクロ波重合型レジンを埋没石膏の流暢
した外側義歯床の空間へ填大し、プレスする。
[相]該マイクロ波重合型レジンを項八した該マイクロ
波専用フラスコをマイクロ波発生器(電子レンジ)にセ
ットし、マイクロ波重合を行なう。
■マイクロ波重合型レジンの外側義歯床(8)と光重合
硬化型シート状レジンの内側義歯床(4)とから成る複
合義歯床(9)を埋没石膏中より取り出す。(第6図) ■歯科用電気エンジンを用いて、該複合義歯床(9)に
付着した石膏の除去を行なう。
0口腔内に該複合義歯床(9)を装着し、調整して、有
床義歯の完成となる。(第16図) 実施例2 第7図〜第11図は本発明の実施例2を説明するための
図である。
■アルギン酸印象材(商品名ニアローマファイン、重宝
歯科工業社製)を使用し、口腔内の印象を採得する。
■該印象に石膏泥(商品名:フジロック、重宝歯科工業
社製)を流し、石膏泥の硬化後、該印象から取り外して
石膏模型(10)を作製する(第7図)■該石膏模型+
10)上の全体にレジン分離材を塗布した後、光重合硬
化型シート状レジン(商品名ニドライアトシート状レジ
ン、デンツプライ社製)(4)を被せて圧接し形を整え
る。(第8図)■之を可視光線重合器(商品名ニドライ
アトキュアーユニット、デンツブライ社製)の中に入れ
て、該光重合硬化型シート状レジン(3)を該石膏模型
(10)上にて重合硬化させる。
■硬化した該光重合硬化型シート状レジン(4)上にパ
ラフィンワックスを使用して歯槽堤(5)を形成し、咬
合床(4,5)を作製するa (第9図)■咬合採得を
行なった咬合床(4,5)を咬合器に装着する。
■咬合器上で咬合床(4,5>に人工歯(7)の配列を
行ないワックス(6)を盛り、蝋義歯(4,6,7)(
内側義歯床ニレジン製、外側義歯床:螺装)を作製する
■該蝋義歯(4,6,7)を口腔内に試適し、調整を行
なう。
■該蝋義歯(4,6,7)の歯肉部にワックス(6)を
盛り、歯肉形成を行なう。
角)該蝋義歯<4.6.7)をマイクロ波専用フラスコ
(商品名:FRPフラスコ、重宝歯科工業社製)内に入
れ、埋没用石膏(商品名:アトハストーン、重宝歯科工
業社製)を埋没する。
(0)埋没用石膏が硬化した後、埋没した蝋義歯(4゜
6.7)の外側義歯床のワックス(6)を流暢する。
@石膏面にレジン分離材を塗布する。
■腹内側義歯床14)の上にマイクロウェーブ重合型接
着材を塗布する。
[相]マイクロ波重合型レジン(商品名ニアクロンMC
1而至歯科工業社裂)の粉、液を混合し、マイクロ波重
合型レジンを餅状化する。
am状化したマイクロ波重合型レジンを埋没石膏の流蝋
した外側義歯床の空間へ填入し、プレスする。
■該マイクロ波重合型レジンを填入した該マイクロ波専
用フラスコをマイクロ波発生器(電子レンジ)にセット
し、マイクロ波重合を行なう。
■マイクロ波重合型レジンの外側義歯床(8)と光重合
硬化型シート状レジンの内側義歯床(4)とから成る複
合義歯床(9)を埋没石膏中より取り出す。
[株]歯科用電気エンジンを用いて、該外側義歯床(8
)に付着した石膏の除去を行なう。
0口腔内に複合義歯床191を装着し、調整して有床i
歯の完成となる。(第11図) 実施例3 第12図〜第16図は、本発明の実施例3を説明するた
めの図である。
■アルギン酸印象材(商品名ニアローマファイン、面歪
歯科工業社製)を使用し、口腔内の印象を採得する。
■該印宋に石lF泥(商品名:フジロック、面歪歯科工
業社製)を流し、石膏泥の硬化後、該印象から取り外し
て石膏模型(101を作製する。(第12図)■該石1
1模型t10)上の全体にレジン分離材を塗布した後、
マイクロ波重合型レジン(商品名ニアクロンMC1而至
歯科工業社製)の粉、液を混合し、之をシート状に成型
し、該石膏模型(101に圧接し、形を整える。(第1
3図) ■之をこの状態でマイクロ波発生器(電子レンジ)にセ
ットし、マイクロ波重合を行なう。
■硬化した該マイクロ波重合型シート状レジンI4)上
にパラフィンワックスを使用して歯槽堤(5)を形成し
、咬合床(4,5>を作製する。(第14図)■咬合採
得を行なった咬合床(4,5)を咬合器に装着する。
■咬合器上で咬合床(4,5)に人工歯(7)の配列を
行ない、ワックス(6)を盛り、蝋義歯(4,6゜7)
(内側義歯床ニレジン製、外側義歯床:螺装)を作製す
る。(第15図) ■該蝋義歯(4,6,7)を口腔内に試適し、調整を行
なう。
■該蝋義歯(4,6’、7)の歯肉部にワックス(6)
を盛り、歯肉形成を行なう。
[相]該蝋R@<4.6.7)をマイクロ波専用フラス
コ(商品名:FRPフラスコ、面歪歯科工業社製)内に
入れ、埋没用石膏(商品名ニアドパストーン、面歪歯科
工業社製)にて埋没する。
◎埋没用石膏が硬化した後、埋没した蝋義歯(4゜6.
7)の外側義歯床のワックス(6)を流蝋する。
@石膏面にレジン分離材を塗布する。
■部内側義歯床(4)の上面に接着材を塗布する。
[相]マイクロ波重合型レジン(商品名ニアクロンMC
1而至歯科工業社製)の粉、液を混合し、マイクロ波重
合型レジンを餅状化する。
■餅状化したマイクロ波重合型レジンを埋没石膏の法螺
した外側義歯床の空間へ填入し、プレスする。
[株]該マイクロ波重合型レジンを填入した該マイクロ
波専用フラスコをマイクロ波発生器(電子レンジ)にセ
ットし、マイクロ波重合を行なう。
■マイクロ波重合型レジンの外側義歯床(8)と内側義
歯床(4)とから成る複合義歯床(9)を埋没石膏中よ
り取り出す。
[相]歯科用電気エンジンを用いて、該外測義歯床(8
)に付着した石膏の除去を行なう。
0口腔内に該複合義歯床(9)を装着し、FJIMシて
、有床義歯の完成となる。(第76図) 実施例4 第17図〜第26図は本発明の実施例4を説明するため
の図である。
(工・アルギン酸印象材(商品名ニアローマファイン、
面歪歯科工業社製)を使用し、口腔内の印象を採得する
■・該印象に石膏泥(商品名:フジロック、面歪歯科工
業社製)を流し、石膏泥の硬化後、該印象から取り外し
て石膏模型(10)を作製する。(第17図)■”該石
膏模型110)上の全体にレジン分離材を塗布した後、
マイクロ波重合型レジン(商品名ニアクロンMC1而至
歯科工業社製)の粉、液を混合し、之をシート状に成形
し、該石膏模型(10)に圧接し、形を整える。(第1
8図) ■之をこの状態でマイクロ波発生器(電子レンジ)にセ
ットし、マイクロ波重合を行なう。
■硬化した該マイクロ波重合型シート状レジン(4)上
にパラフィンワックスを使用して歯槽堤(5)を形成し
、咬合床(4,5>を作製する。(第19図)■咬合採
得を行なった咬合床(4,5)を咬合器に装着する。
■咬合器上で咬合床(4,5>に人工歯(7)の配列を
行ない、ワックス(6)を盛り、蝋慕歯(4,67)(
内側義歯床コレジン製、外側義歯床:螺装)を作製する
。(第20図) ■該蝋義歯(4,6,7>を口腔内に試適し、調整を行
なう。
■該蝋義歯(4,6,7)の歯肉部にワックス(6)を
盛り、歯肉形成を行なう。
[相]該蝋義歯(4,6,7)をマイクロ波専用フラス
コ(商品名:FRPフラスコ、面金歯科工業社製〉内に
入れ、埋没用石膏(商品名ニアドパストーン、面金歯科
工業社製)にて埋没する。
■埋没用石膏が硬化した後、埋没した蝋義歯(4゜6.
7)の外側義歯床のワックス(6)を流蝋する。
(■石膏面にレジン分離材を塗布する。
0該内側義歯床j41の上面にレジン分離材を塗布する
■マイクロ波重合型レジン(商品名ニアクロンMO1重
宝歯科工業社製)の粉、液を混合し、マイクロ波重合型
レジンを餅状化する。
[相]餅状化したマイクロ波重合型レジンを埋没石膏の
流蝋した外側義歯床の空間へ填入し、プレスするゆ ■該マイクロ波重合型レジンを填入した該マイクロ波専
用フラスコをマイクロ発生器(電子レンジ)にレットし
、マイクロ波重合を行なう。(第21図) ■マイクロ波重合型レジンの該外側義歯床(8)と該内
側義歯床(4)とから成る複合@歯床(9)を埋没石膏
中より取り出し、該外側義歯床(8)と該内側義歯床(
4)を分割する。(第22図) ■歯科用電気エンジンを用いて、該外側義歯床(8)に
付着した石膏の除去を行なう。
■アルギン酸印象材(商品名ニアローマファイン、面金
歯科工業社製)を使用し、再度、最新の口腔内の印象を
採得する。
[相]該印象に石膏泥(商品名:フジロック、面金歯科
工業社製)を流し、石膏泥の硬化後、該印象から取り外
して石膏模型(10)を作製する。(第23図)(81
該石膏模型/101上の全体にレジン分離材を塗布した
後、マイクロ波重合型レジン(商品名ニアクロン〜IC
1而至歯科[某社製)の粉、液を混合し、之をシート状
に成形し、該石膏模型(10!に圧接し、形を整える。
、(第24図) ■之をこの状態でマイクロ波発生器(電子レンジ)にセ
ットし、マイクロ波重合を行ない、最新の内側義歯床(
4)を作製する。(第25図)0最新の内側義歯床(4
)の上面と該外側義歯床(8)の下面に接着材を塗布し
、両者を接合し、複合義歯床(9)を作製する。
0口腔内に該複合義歯床(9)を装着し、調整して、有
床義歯の完成となる。(第26図) 比較例1 第27図〜第30図は、比較例1を説明するための図で
ある。
■アルギン酸印象材(商品名ニアローマファイン、面金
歯科工業社製)を使用し、口腔内の印象を採得する。
■該印象に石膏泥(商品名二フジロック、面金歯科工業
社製)を流し、石膏泥の硬化後、該印象から取り外して
石膏模型f10)を作製する。(第27図)■即In合
レジン(商品名゛オストロン、面金歯科工業社製)を該
石膏模型Qol iに圧接して各個トレーを作製する。
■該各個トレーを口腔内に試適し、スタンプバーを用い
て該各個トレーの調整を行なう。
■該各個トレーの印象面側にラバー系印象材(商品名゛
ジュールフレックスF、面金歯科工業社製)を盛り、機
能印象を採得する。
■該渫能印象を有する各個トレーの周囲をボクシング用
ワックスを用いてボクシングを行ない、之に石膏泥(商
品名:フジロック、而至歯科工業社製)を注入し、作業
模型(10)を作製する。
■該作業模型(10)をモデルトリーマーを用いて模型
の調整を行なう。
■パラフィンワックスを用いて、該作業模型上で咬合床
(Iυの作製を行なう。(第28図)■該咬合床(11
)を口腔内に試適し、咬合採得を行なう。
[株]該咬合採得を行なった咬合床(11)及び作業模
型(10)を咬合、器に装着する。
0該咬合器上で該咬合床(11)に人工歯(7)の配列
を行ない、ワックス(6)を盛り、蝋義歯(6,7>を
作製する。(第29図) 0該蝋義歯(6,7>を口腔内に試適し調整を行なう。
■該蝋義歯(6,7)の歯肉部にワックス(6)を盛り
歯肉形成を行なう。
■該蝋義歯(6,7>をフラスコ内に入れ、埋没用石膏
(商品名ニアドパストーン、重亜歯科工業社製)中に埋
没する。
■埋没用石膏が硬化した後、流蝋槽中に埋没した該蝋義
歯(6,7>を入れ流蝋する。
■石膏面にレジン分離材を塗布する。
■加熱重合レジン(商品名:ラクソン、重亜歯科工業社
製)の粉、液を混合し、該加熱重合レジンを餅状化する
■餅状化した加熱重合リジンを埋没石膏の流蝋した空間
へ項八し、プレスする。
■加熱重合装置中に該加熱重合レジンを項八した埋没石
膏をセットし、加熱重合を行なう。
12i11重合した加熱重合レジンを埋没石膏中より取
り出す。
0歯科用電気エンジンを用いて、取り出した加熱重合レ
ジン義歯に付着した石膏を取り除く。
0口腔内に装着し、調整して、有床義歯(12)の完成
となる。(第30図) C作用〕 本発明は完成した有床義歯の口腔内への適合精度に就い
て、最終的に患者の口腔内に装着したとき、適合が悪か
ったり、適合を良くするための調整に時間が掛かったり
、また、難症例とされている額板の低い場合に充分な維
持力が得られなかった従来の有床義歯の作製方法に関し
て、 口腔内の粘膜面の細部印象を内側義歯床材圧接、yI整
して忠実に写し取った状態で、光重合によって硬化させ
た精度の高い内側義歯床を作製した後、または、概形印
象採得、模型作製、作業模型の修正後、作業模型上に内
側義歯床材料を圧接、調整した後、光重合によって硬化
させた精度の高い内側義歯床を作製した後、 または、概形印象採得、模型作製、作業模型の修正後、
作業模型上に内(l!qs歯床材料を圧接、alil!
!した後、マイクロウェーブ重合によって硬化させた精
度の高い内側i!1m床を作製した後、該内側義歯床の
上面に咬合床を作製し、咬合採得、咬合装着、人工歯配
列、蝋義歯口腔内試適及び調整、歯肉形成、蝋義歯埋没
、流暢後、埋没材面にレジン分離材を塗布する一方、該
内側義歯床の上面に接着材を塗布した後、レジン餅状化
、レジンの項八を行ない、マイクロウェーブ重合後、重
合義歯取り出し、研磨、調整して、有床義歯を作製する
方法である。
また、更に精度の良い有床義歯を作製するために、 口腔内の粘膜面の細部印梁を内側義歯床材圧接、調整し
て忠実に写し取った状態で、光重合によって硬化させた
精度の高い内側義歯床を作製した後、または、概形印象
採得、模型作製、作業模型の修正後、作業模型上に内側
義歯床材料を圧接、調整した後、光重合によって硬化さ
せた精度の高い内it!11義菌床を作製した後、 または、概形印象採得、模型作製、作業模型の修正後、
作業模型ヒに内側義歯床材料を圧接、調整した後、マイ
クロウェーブ重合によって硬化させた精度の高い内側義
歯床を作製した後、該内側義歯床の上面に咬合床を作製
し、咬合採得、咬合装着、人工歯配列、蝋義歯口腔内試
適及び調整、歯肉形成、蝋義歯埋没、流暢後、埋没材面
にレジン分離材を塗布する一方、該内側義歯床の上面に
レジン分離材を塗布した後、レジン餅状化、レジンの項
八を行ない、マイクロウェーブ重合後、重合義歯取り出
し、分割、研磨、調整し、再度、口腔内の粘膜面の細部
印象を内側義歯床材圧接、調整して忠実に写し取った状
態で、光重合によって硬化させた精度の高い内側義歯床
を作製した後、または、概形印象採得、模型作製、作業
模型の修正後、作業模型上に内側義m床材料を圧接、調
整した後、光重合によって硬化させた精度の高い内側義
歯床を作製した後、 または、概形印象採得、模型作製、作業模型の修正後、
作業模型上に内側義歯床材料を圧接、調整した後、マイ
クロウェーブ重合によって硬化させた精度の高い内側義
歯床を作製した後、該内側義歯床の上面と該内側義歯床
の内面に接着材を塗布し、両者を接合して、有床義歯を
完成させるものである。
〔効果〕
本発明の有床義歯の作製方法は、従来の加熱重合型レジ
ンを用いた在床義歯の作製方法に比べ有床義歯を完成す
るまでの間に費やす時間が非常に短くなる。
一般に加熱重合レジンシステムによって有床義歯を作製
するには、次の様な工程が必要となる。
概形印象採得、模型作製、作業模型の修正、基礎床作製
、歯槽堤形成、咬合床作製、咬合採得、咬合器装着、人
工歯配グ1、螺義歯口腔内試適及び調整、歯肉形成、蛯
義歯埋没、法螺、レジン分離材塗布、レジン餅状化、レ
ジンの填入、レジン熱重合、重合入歯取り出し、研暗、
口腔内装着、最終調整。
この工程の中で、本発明の有床義歯の作製方法によれば
、直接、口腔内の粘膜面の細部印象を忠実に写し取った
状態で、内側義歯床を作製した場合、概形印象採得、模
型作製、作業模型の修正の工程が短縮される。また、間
接的に概形印象採得から行なう場合、前述の工程数は同
じであるが、レジン熱重合工程は従来の加熱重合型レジ
ンを用いた有床義歯の作製方法では、加熱重合法では約
45分間、湿式重合法では8〜24時間を要し、本発明
の有床義歯の作製方法によれば、約3分間で終了する。
また、従来の光重合型レジンを用いた有床義歯の作製方
法に比べ、有床義歯を完成するまでの工程作業の効率が
良い。
一般に光重合レジンシステムによって、有床義歯をFI
l′製するには、次の様な工程が必要となる。
概形印象採得、模型作製、作業模型の修正、基礎床作製
、歯槽堤形成、咬合床作製、咬合採得、咬合器装着、人
工面配列、レジン義歯口腔内試適及び調整、歯肉形成、
レジン光重合、研摩、口腔内装着、最終調整。
工程数は、加熱重合レジンシステム及び本発明の有床義
歯の作製方法に比較して少ないが、基礎床作製後、歯槽
堤形成、咬合床作製、咬合採得、咬合器装着、人工面配
列、レジン義歯口腔内試適及び調整、歯肉形成の工程は
、総べて室内照明の影響を受けてレジン表面が硬くなる
ため、少量ずつ必要な個所に盛っていかなければならず
、人工面配列、レジン義歯口腔内試適及び調整、歯肉形
成の工程は、舌側、頬測と数回に分けて少量ずつ盛って
いかなければならないため熟練を要し、歯間部及び歯頚
部の形成は特に面倒で経験と熟練を要するため、光重合
レジンシステムは、加熱重合レジンシステム及び本発明
の有床義歯の作製方法に比較して工程作業の効率が非常
に悪い。
また、マイクロウェーブ重合レジンを用いた有床義歯の
作製方法に比べ、直接、口腔内の粘膜面の細部印象を忠
実に写し取った状態で内側義歯床を作製した場合、概形
印象採得、模型作製、作業模型の隆正の工程が短縮され
る。
また、本発明の在床義歯の作製方法は、従来のtJ0熱
重合型レジン及びマイクロウェーブ重合レジンを用いた
右床R歯の作製方法にLF、、べ、有床義歯の患者の口
腔内の適合精度は洛りに優れている。
IQに、加熱重合レジンシスブム及びマイクロウェーブ
重合レジンを用いた有床義歯の作製方法によって、在床
義歯を作製するには、次の様な工程が必要となる。
概形印象採得、模型作製、作業模型の修正、基礎床作製
、歯槽堤形成、咬合床作製、咬合採得、咬合器装着、人
工面配列、蛎義歯口腔内試適及び調整、歯肉形成、蝋義
歯埋没、法螺、レジン分離材塗布、レジン餅状化、レジ
ンの填入、レジン熱重合、重合義歯取り出し、研磨、口
腔内装着、最終調整。
之等の工程の中で、レジンの収縮率を一定と考えれば、
口腔内の適合精度は、基礎床作製、咬合採得、蝋義歯口
腔内試適及び調整、口腔内装着、最終調整の工程でのみ
調整可能である。しかし、基礎床が最終の有床義歯と同
一でないため、加熱重合レジンシステム及びマイクロウ
ェーブ重合レジンを用いた有床義歯の作製方法により作
製した有床義歯は、咬合採得、蝋義歯口腔内試適及び調
整、口腔内装着、最終調整の工程で調整しても口腔内の
適合精度を上げるには限度がある。
本発明の有床義歯の作製方法は、基礎床を作製し、之を
最終の有床義歯と同一にするため、その後の咬合採得、
蝋義歯口腔内試適及び調整、口腔内装着の工程での調整
の精度が正確であるために、最終調整では殆んど調整が
不要であり、患者の口腔内に最適な有床義歯を作製する
ことが出来る。
また、更に加熱重合レジンシステム、マイクロウェーブ
重合レジン及び光重合レジンを用いた有床義歯の作製は
、非常に時間が掛かるため、直接、口腔内の粘膜面の細
部印像を忠実に写し取った時、或いは間接的に概形印象
採得後、模型を作製した時と、最終調整を終了して有床
義歯を装着する時とでは、可成りのFR間的なずれがあ
り、口腔内の粘膜の凹凸の状態が変化している。従って
、その程度が大きいと調整しても患者の口腔内に適合す
る有床R歯を作製することが出来ない。
一方、本発明の有床義歯の作製方法は直接、口腔内の粘
膜面の細部印象を忠実に写し取った時、或いは間接的に
概形印象採得後、模型を作製した時と、最終調整を終了
して有床義歯を装着する時とでは、可成りの時間的なず
れがあり、口腔内の粘膜の凹凸の状態が変化し、その程
度が大きくて調整しても患者の口腔内に適合し難い場合
、再度、改めて概形印象採得、模型作製、作業模型の修
正後、レジンを餅状化し、之をシート状にした内側義歯
床材料を作業模型上に圧接、調整した後、マイクロウェ
ーブ重合によって硬化させて、精度の高い最新の内側@
歯床とを接着材にて接合させ、研磨、調整することによ
り優れた有床義歯を短時間に作製することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、口腔内の上、下顎粘膜面の端面図、第2図は
、口腔内の丘、下顎粘膜面にシート状レジンを圧接した
端面図、 第3図、硬化したシート状レジンである内側義歯床の端
面図、 第4図は、内側義歯床上に歯槽堤をワックスアップした
咬合床の端面図、 第5図は、咬合床に人工歯を配列した蝋義歯の端面図、 第6図は、完成した複合義歯床の端面図、第7図は、ア
ルギン酸印象材による印象に基づき作製した石Ff模型
の端面図、 第8図は、石膏模型にシート状レジンを圧接した端面図
、 第9図は、硬化したシート状レジンである内側義歯床上
に歯槽堤をワックスアップした咬合床の端面図、 薗10図は、咬合床に人工歯を配列した蝋義歯の端面図
、 第11図は、完成した複合義歯床の端面図、第12図は
、アルギン酸印象材による印象に基づき作製した石膏模
型の端面図、 第13図、石膏模型にシート状レジンを圧接し、硬化し
たシー1〜状レジンである内側義歯床の端面図、第14
図は、内側義歯床上に歯槽堤をワックスアップした咬合
床の端面図、 第15図は、咬合床に人工歯を配列した蝋義歯の端面図
、 第16図は、完成した複合義歯床の端面図、第17図は
、アルギン酸印象材による印象に基づき作製した石膏模
型の端面図、 第18図、石膏模型にシート状レジンを圧接し、硬化し
たシート状レジンである内側義歯床の端面図、第19図
は、内側義歯床上に歯槽堤をワックスアップした咬合床
の端面図、 第20図は、咬合床に人工歯を配列した蝋義歯の端面図
、 第21図は、複合義歯床の端面図、 第22図は、複合義歯床を内側義歯床と外側@歯床に分
割した端面図、 第23図は、アルギン酸印象材による印象に基づき作製
した石膏模型の端面図、 第24図、石膏模型にシート状レジンを圧接し、硬化し
たシート状レジンである内側義歯床の端面図、第25図
は、内側義歯床の端面図、 第26図は、複合義歯床の端面図、 第21図は、アルギン酸印象材による卵巣に基づき作製
した石膏模型の端面図、 第28図は、石膏模型上に咬合床を作製した端面図、第
29図は、咬合床に人工歯を配列した蝋義歯の端面図、 第30図は、完成した有床義歯床の端面図。 図中1=口腔内粘着面 2:口腔内粘着面 3:光重合硬化型シート状レジン 4二内側義歯床 5:歯槽堤 6:ワックス l二人ロ歯 8:外側義歯床 9:複合義歯床 10:石膏模型 11:咬合床 12:有床義歯 特訂出顆人 而至歯科工業株式会社 −0ノ 牙 図 才 図 米 図 才 図 ム 十 図 米 図 米 図 米17 図 十14 図 士15! 十16 図 士

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有床義歯の作製に於いて、相互に接合された複合義
    歯床で内側義歯床と外側義歯床から成り、内側義歯床が
    直接口腔内の粘膜面の細部印象を忠実に写し取った状態
    で光重合によつて硬化させたものであり、外側義歯床が
    該内側義歯床の上面に歯槽堤形成、人工歯配列、歯肉形
    成後、之を埋没、外側義歯床のワックスを流蝋、該内側
    義歯床の上面に接着材を塗布した後、レジン餅状化、レ
    ジンの填入を行ない、マイクロウェーブ重合によって硬
    化させたものであり、マイクロウェーブ重合後、重合義
    歯取り出し、研磨することにより有床義歯を作製する有
    床義歯の作製方法。 2 有床義歯の作製に於いて、相互に接合された複合義
    歯床で内側義歯床と外側義歯床から成り、内側義歯床が
    直接口腔内の粘膜面の細部印象を忠実に写し取つた状態
    で光重合によって硬化させたものであり、外側義歯床が
    該内側義歯床の上面に歯槽堤形成、人工歯配列、歯肉形
    成後、之を埋没、外側義歯床のワックスを流蝋、該内側
    義歯床の上面にレジン分離材を塗布した後、レジン餅状
    化、レジンの填入を行ない、マイクロウェーブ重合によ
    って硬化させたものであり、マイクロウェーブ重合後、
    重合義歯取り出し、研磨することにより作製した内側義
    歯床と外側義歯床とを接着材にて接合させ、研磨するこ
    とにより有床義歯を作製する有床義歯の作製方法。 3 有床義歯の作製に於いて、相互に接合された複合義
    歯床で内側義歯床と外側義歯床から成り、内側義歯床が
    印象採得後作製した模型上で圧接、調整した後、光重合
    によって硬化させたものであり、外側義歯床が該内側義
    歯床の上面に歯槽堤形成、人工歯配列、歯肉形成後、之
    を埋没、外側義歯床のワックスを流蝋、該内側義歯床の
    上面に接着材を塗布した後、レジン餅状化、レジンの填
    入を行ない、マイクロウェーブ重合によって硬化させた
    ものであり、マイクロウェーブ重合後、重合義歯取り出
    し、研磨することにより有床義歯を作製する有床義歯の
    作製方法。 4 有床義歯の作製に於いて、相互に接合された複合義
    歯床で内側義歯床と外側義歯床から成り、内側義歯床が
    印象採得後作製した模型上で圧接、調整した後、光重合
    によって硬化させたものであり、外側義歯床が該内側義
    歯床の上面に歯槽堤形成、人工歯配列、歯肉形成後、之
    を埋没、外側義歯床のワックスを流蝋、該内側義歯床の
    上面にレジン分離材を塗布した後、レジン餅状化、レジ
    ンの填入を行ない、マイクロウェーブ重合によつて硬化
    させたものであり、マイクロウェーブ重合後、重合義歯
    を取り出し、研磨することにより作製した内側義歯床と
    外側義歯床とを接着材にて接合させ、研磨することによ
    り有床義歯を作製する有床義歯の作製方法。 5 有床義歯の作製に於いて、相互に接合された複合義
    歯床で内側義歯床と外側義歯床から成り、内側義歯床が
    印象採得後作製した模型上でレジン餅状化、圧接、調整
    した後、マイクルウェーブ重合によつて硬化させたもの
    であり、外側義歯床が該内側義歯床の上面に歯槽堤形成
    、人工歯配列、歯肉形成後、之を埋没、外側義歯床のワ
    ックスを流蝋、該内側義歯床の上面に接着材を塗布した
    後、レジン餅状化、レジンの填入を行ない、マイクロウ
    ェーブ重合によつて硬化させたものであり、マイクロウ
    ェーブ重合後、重合義歯取り出し、研磨することにより
    有床義歯を作製する有床義歯の作製方法。 6 有床義歯の作製に於いて、相互に接合された複合義
    歯床で内側義歯床と外側義歯床から成り、内側義歯床が
    印象採得後作製した模型上でレジン餅状化、圧接、調整
    した後、マイクルウェーブ重合によって硬化させたもの
    であり、外側義歯床が該内側義歯床の上面に歯槽堤形成
    、人工歯配列、歯肉形成後、之を埋没、外側義歯床のワ
    ックスを流蝋、該内側義歯床の上面にレジン分離材を塗
    布した後、レジン餅状化、レジンの填入を行ない、マイ
    クロウェーブ重合によつて硬化させたものであり、マイ
    クロウェーブ重合後、重合義歯取り出し、研磨すること
    により作製した内側義歯床と外側義歯床とを接着材にて
    接合させ、研磨することにより有床義歯を作製する有床
    義歯の作製方法。 7 内側義歯床の厚みが0.3〜10.0mmであるこ
    とを特徴とする請求項1から6中の何れか1項に記載の
    有床義歯の作製方法。 8 内側義歯床がシート状であることを特徴とする請求
    項1から6中の何れか1項に記載の有床義歯の作製方法
    。 9 接着材がマイクロウェーブ重合により硬化すること
    を特徴とする請求項1から6中の何れか1項に記載の有
    床義歯の作製方法。 10 接着材が熱重合により硬化することを特徴とする
    請求項1から6中の何れか1項に記載の有床義歯の作製
    方法。
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