JP3441767B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3441767B2
JP3441767B2 JP17002793A JP17002793A JP3441767B2 JP 3441767 B2 JP3441767 B2 JP 3441767B2 JP 17002793 A JP17002793 A JP 17002793A JP 17002793 A JP17002793 A JP 17002793A JP 3441767 B2 JP3441767 B2 JP 3441767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像データに応じて記録
を行う画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置の記録部にプリ
ンタユニットを使用した場合、そのファクシミリの1ペ
ージ分の記録可能範囲はプリンタユニットにより決定さ
れていた。つまり、プリンタユニット自身で記録紙の後
端部の検出を実行し、後端部を検出すると、記録中の画
像データの状態に関わらず、改ページを即座に実行して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のように、
ページという概念のないラインプリンタのようなプリン
タユニットを使用しようとすると、記録紙の後端余白を
多く残したまま改頁してしまったり、改頁させたくない
のに改頁してしまったりしてうまく制御ができないとい
う問題があった。
【0004】また、プリンタの動作状態を外部に伝える
インターフェースを持たないプリンタユニットなどは、
確実に記録できたのかどうか外部からは分からないの
で、受信画像を確実に記録する必要のあるファクシミリ
には使用できなかった。これらの理由から、ファクシミ
リにはコストの高いファクシミリ専用の記録装置が使用
されてきた。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは改良された画像記録
装置を提供することにある。
【0006】更に本発明の目的は、記録材上に適切に画
像を記録することが可能な画像記録装置を提供すること
にある。
【0007】更に本発明の目的は、記録材の後端部の予
め決められた位置まで画像を確実に記録することが可能
な画像記録装置を提供することにある。
【0008】更に本発明の目的は適切な位置で改ページ
を実行させることが可能な画像記録装置を提供すること
にある。
【0009】更に本発明の目的は、通信制御部で記録材
の位置検出を行って、記録部を制御することにより、記
録材上の適切な位置に画像を記録する画像記録装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、印字データ発生に係る処理を制御する第1制御手
段を含み、印字データを発生する印字データ発生手段
と、前記印字データ発生手段から発生する印字データに
応じて記録材上に画像を記録する記録手段と、前記記録
手段の記録位置に記録材を搬送する搬送手段と、前記記
録手段及び前記搬送手段の動作を制御する第2制御手段
と、記録材の搬送方向に関し、前記記録位置の上流側で
記録材を検出する検出手段と、前記記録材の前記記録手
段による記録開始位置からの搬送量を計数する計数手段
とを備え、前記第1制御手段は、前記検出手段による記
録材の後端検出時に前記計数手段の計数値に基づいて残
りの印字データの記録の可否を判断し、記録可能と判断
した場合、前記残りの印字データに応じて前記記録材上
に画像を記録し、記録不可と判断した場合、前記搬送手
段により前記記録材の排紙を行い、続いて搬送される記
録材に前記残りの印字データに応じて画像を記録する
【0011】
【作用】第1制御手段は、記録材の搬送方向に関して記
録手段による記録位置の上流側で記録材を検出する検出
手段により記録材の後端が検出された時に、記録手段に
よる記録開始位置からの記録材の搬送量を計数する係数
手段の係数値に基づいて残りの印字データの記録の可否
を判断する。そして、記録可能と判断した場合、前記残
りの印字データに応じて前記記録材上に画像を記録し、
記録不可と判断した場合、前記搬送手段により前記記録
材の排紙を行い、続いて搬送される記録材に前記残りの
印字データに応じて画像を記録する
【0012】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本発明の好適な
実施例について説明する。
【0013】<実施例1>本実施例では本発明の画像記
録装置をファクシミリ装置に適用して説明する。本実施
例のファクシミリ装置によれば、複数の記録素子が配列
された記録ヘッドを、その配列方向と異なる方向に移動
させて記録走査を行い、記録走査毎に記録ヘッドの記録
幅に対応した距離だけ紙送りを行う。この記録走査(主
走査)及び紙送り(副走査)を繰り返し行うことにより
1枚の記録紙上に受信画像データを記録していく。この
際、記録紙の搬送量をカウントし、このカウント値が所
定ちとなる迄、即ち記録紙後端よりも所定量手前までの
データを記録部に対し、記録部の動作とは同期をとるこ
となく送る。その後、送ったデータの記録終了を待って
記録部の動作と同期を取りながら、1記録走査毎に残り
のデータを送る。
【0014】又、上記記録動作の間、記録位置手前に設
けられたセンサにより記録紙の後端を監視する。そし
て、記録紙の後端が検出された場合、上記カウント値か
ら残りのデータが記録可能か否かを判断し、記録可能で
あれ場そのまま記録処理を続行し、不能であれば改ペー
ジを実行させる。
【0015】図1は本実施例によるファクシミリ装置の
概略構成を示すブロック図である。同図において、1は
制御部であり、本ファクシミリ装置全体の制御を行う。
制御部1はCPU1a,ROM1b及びRAM1cを備
える。CPU1aはROM1bに格納されている各種制
御プログラムを実行して、本ファクシミリ装置を制御す
る。ROM1bには、後述の各フローチャートで示され
る制御プログラム等の各種の制御プログラムが格納され
ている。RAM1cは、CPU1aが各種処理を実行す
るために、一時的にデータなどを保管するための記憶領
域を備える。
【0016】2は読み取り部であり、原稿画像の読み取
りを行い画像データを生成し、これを制御部1へ転送す
る。3は通信部であり、変復調回路および網制御回路を
含み、回線と接続することにより、外部のファクシミリ
装置等とデータの送受信を行う。4は記録部であり、記
録紙への画像の記録を実行する。5は画像メモリであ
り、受信した画像データ等を蓄積する。6はイメージバ
ッファであり、画像メモリから取り出した画像データを
記録部4の解像度に応じて変換することにより得られた
イメージデータを一時記憶する。尚、イメージバッファ
6は、記録部11が1回の主走査方向の移動で描画でき
る領域に対応した大きさとなっている。7は搬送量計数
部であり、記録紙の搬送量を計数し、所定量の搬送が計
数されるとCPU1aに対して割り込み信号を発生す
る。
【0017】次に、記録部4の詳細について図2及び図
3を参照して説明する。図2は、本実施例の記録部の構
成を表す図である。
【0018】11はインクジェット方式の記録ヘッドで
あり、副走査方向(矢印A方向)に360dpiの密度
で64ドット1列のインク滴吐出用ノズルを有する。そ
して、記録ヘッド11は主走査方向(図2の紙面垂直方
向、図3の矢印B方向)に移動しながら360dpiの
記録密度で記録紙への記録を実行する。本実施例ではノ
ズル毎に設けられた電気・熱変換素子から発生する熱エ
ネルギーを用いてインクに状態変化を生起させることに
より、ノズルよりインク滴を吐出して画像を記録する。
このようにして、360dpi×360dpiの記録密
度にて画像の記録が実行される。
【0019】12は記録紙搬送部であり、記録紙の給
紙、排紙及び記録部11で記録する時に副走査方向の位
置を定めるために360dpiの精度で搬送を行う。1
3は記録紙センサであり、記録紙16がある場合にはO
N状態になり、無い場合にはOFF状態になることで、
記録紙16の有無及び先端、後端を検知する。14は記
録紙16の記録面の画像濃度を検知する反射型のホトセ
ンサである。15は記録制御部であり、CPU1aから
送られる制御データの指示に従い記録部11、記録紙搬
送部12、記録紙センサ13を制御する。また、16は
画像が記録される記録紙である。18は記録部側のイメ
ージバッファであり、各走査毎のイメージデータ及びラ
インフィードコマンドを格納する。
【0020】図3は記録紙センサ13とホトセンサ14
の位置関係を示したもので、17は後で説明するフッタ
マーク及びその記録位置である。ここでセンサ13,1
4及びマーク17は記録紙の搬送方向(A方向)に一直
線上に並ぶように配置している。また、これらは記録部
11の記録紙16に対する記録可能範囲の最も左端に配
置している。
【0021】図4は、記録紙搬送量計数部7の構成を表
すブロック図である。記録紙搬送量計数部7は、記録紙
搬送部のモータであるPFモータのパルスをカウントす
るための回路である。記録制御部15からPFモータの
ドライバに送出されるパルスをカウンタユニット7aに
入力している。このカウンタユニット7aは、セットさ
れた初期設定値を最初のパルスでラッチし、その後、パ
ルスの入力により1ずつ減算していく。カウンタがゼロ
になると、その出力ポートをHighにする。この出力
ポートは、CPU1aの割り込み端子に接続されてい
る。
【0022】以上説明した構成を備える本実施例1のフ
ァクシミリ装置の記録動作について以下に説明する。
【0023】まず、図5及び図6を用いて、本ファクシ
ミリ装置の記録動作の概要を説明する。図5は実施例1
のファクシミリ装置の記録動作の概要を表すフローチャ
ートである。また、図6は実施例1のファクシミリ装置
の記録動作を説明するための図である。
【0024】図5において、ステップS1で通信部3が
画像データを受信すると、ステップS2に進み、受信し
た画像データを画像メモリ5に格納する。画像メモリ5
に画像データが格納されるとステップS3より記録処理
が開始される。まず、ステップS4にて、記録紙16の
頭出しを実行し、所定の位置に記録紙をセットする。ま
た、ステップS5にて、カウンタユニット7aに記録ヘ
ッドが最後の1スキャン分の位置にきたときに制御部1
のCPU1aに対し割り込みが発生するようにカウント
データをセットする。そして、ステップS6へ進み、1
ページ内に記録可能なライン数の画像データをイメージ
データに展開して、スキャンデータ+フィードコマンド
の形式のデータとして記録部4に送出する。
【0025】図6で説明すると、図6において、記録紙
上に記録可能なライン数は4052である。1スキャン
=64ラインであり、最後の1スキャンの位置に記録ヘ
ッド11が位置するためには、3988ラインフィード
処理を実行する必要がある。従って、カウンタユニット
7aには3987がセットされる。ここで、カウンタユ
ニット7aにセットされる値が3988−1となってい
るのは、カウンタユニット7aにデータを設定するのに
1パルス使用されるためである。
【0026】次に、ステップS7において、記録部4が
ステップS6で送出したイメージデータの記録が完了す
るのを待つ。記録の完了は、カウンタユニット7aから
の割り込み信号の発生により検出することができる。こ
の割り込みの発生時点で記録ヘッド11は最後の1スキ
ャンの位置にあり、ステップS8でフッタマークの印刷
を行う。そして、ステップS9で排紙処理を実行し、記
録済みの記録紙16を排紙する。ステップS10で記録
すべきデータが残っているかどうかを判定し、残ってい
ればステップS4に戻る。また、記録すべきデータが残
っていなければ処理を終了する。
【0027】ステップS3〜ステップS10の記録処理
の間に、記録紙端検出処理(ステップS11〜ステップ
S14)が実行される。まず、ステップS12で記録紙
センサ13を監視し、記録紙16の後端を検出する。ス
テップS12で、記録紙の後端を検出すると、ステップ
S13へ進む。ステップS13では、前述のステップS
6で送出したイメージデータを本記録紙内に記録するこ
とが可能かどうかを判定する。
【0028】記録部4の構造上、記録紙センサ13によ
る記録紙後端の検出後更に2スキャン分の記録が可能で
ある。従って、記録紙後端を検出した時点で、カウンタ
ユニット7aの値が64以下であれば、送出したデータ
全てを記録することができる。ステップS13における
判定の結果、記録可能であればそのまま処理を終了し、
記録可能でなければ、ステップS14へ進む。ステップ
S14では、ページエンド信号を記録部4へ出力し、記
録部4による改ページ処理を実行する。そして、記録部
4へ送出済みの未記録のデータは、新たなページに記録
される。
【0029】以上のような動作を実現するための更に詳
しい制御手順について以下に説明する。
【0030】図7は本実施例において、画像メモリ5に
蓄積された1頁分の画像データを記録するための記録処
理を表すフローチャートでありCPU1aにより実行さ
れるものである。
【0031】まず、ステップS702で、次の記録紙の
頭出しをするとともに各フラグおよびカウンタを初期化
するPEハンドラ初期化処理を行う。PEハンドラは記
録紙エッジセンサを監視しながら記録部へのPE信号を
管理しているハンドラであるが、このPEハンドラの処
理(図12)及びPEハンドラの初期化処理(図13)
については後述する。
【0032】次に、ステップS703でイメージバッフ
ァのラインカウンタIMAGE_BUF_LINEに64をセットし、
ステップS704で1頁の画像データの終了を示すフラ
グPIX_END_FLAGがONであれば本処理を終了する。そう
でなければステップS705に進み、1ライン分の画像
データを画像メモリ5から取り出す。本実施例では、画
像メモリ5には、画像MR符号で蓄積されており、ここ
ではデコードして生のイメージデータに展開している。
デコード処理については、本発明に直接には関係ないの
で説明を省略する。ステップS706で、1頁の画像の
終了(RTC)が検出されたらステップS714に進
む。ステップS714において、PIX_END_FLAGをONに
してステップS715に進む。
【0033】一方、画像が終了が検出されなければステ
ップS707に進み、展開されたイメージデータをイメ
ージバッファ6に格納する。本実施例ではステップS7
05で取り出した解像度8pel/mmの生ラインデータを3
60dpiに解像度変換し、これを360ドット×64
ラインのデータの記憶容量を持つイメージバッファ6に
展開している。解像度変換の技術については公知であ
り、また、本発明に直接には関係ないのでここでは説明
を省略する。
【0034】ステップS708で、PRE_PE_FLAG がOF
FでかつPAGE_LINE_CNT が64以下であればステップS
713でPRE_PE_FLAG をONにし、ステップS715に
進む。ここで、PRE_PE_FLAGは、カウンタユニット7a
の内容が0になることによりONする。即ち、残り記録
可能ライン数が64になった所でONになる。
【0035】ステップS708で、PRE_PE_FLAG がO
N、又は残り記録可能ライン数を示すPAGE_LINE_CNT
(後述する)が64よりも大であればステップS709
に進み、イメージバッファ6に格納されているデータの
ライン数を示すIMAGE_BUF_LINE及びPAGE_LINE_CNT をそ
れぞれ1減算する。そして、ステップS710にて、イ
メージバッファ6に64ラインのイメージデータが格納
し終っていれば(IMAGE_BUF_LINEが0であれば)ステッ
プS711に進む。一方、まだフルになっていなければ
ステップS705に戻る。
【0036】又、ステップS711でPRE_PE_FLAG がO
NであればステップS712でPE_FLAG をONにし、ス
テップS715へ進む。PE_FLAG は、PRE_PE_FLAG がO
Nになった後64ラインのデータを作成したこと、即
ち、残り記録可能ライン数が0であるということを示
す。一方、ステップS711でPRE_PE_FLAG がOFFで
あれば、そのままステップS715へ進む。ステップS
715では、イメージバッファの内容を記録部へ送出
し、ステップS703に戻る。この1スキャン分の記録
処理について次に説明する。
【0037】図8及び図9は、ステップS715の処理
の詳細を説明するフローチャートである。
【0038】まず、ステップS802で、PIX_END_FLAG
がON、すなわち、画像が終了している場合にはステッ
プS803で記録中の記録紙の残りライン数を設定して
いる。これは、後のステップS820におけるページ終
了処理で行う記録紙後端位置合わせの時に使用する。PA
GE_LINE_CNT は、残り記録可能ライン数を表すものであ
るが、ここで記録したライン数のフィードを記録紙後端
位置合わせの際にまとめて行うため、記録したライン数
のフィード量FLCを0にして(ステップS806)、
その分をPAGE_LINE_CNT に加算しているわけである。ス
テップS804で、イメージバッファの残りを白で埋め
ているが、これはステップS705からステップS70
8の処理の途中において、ステップS706でRTCを
検出した場合、イメージバッファ6の途中までイメージ
データをセットした状態で抜けて来る。このため、イメ
ージバッファ6の残りの部分をクリアする必要があるか
らである。そして、ステップS805で記録の終わりを
示すフラグPE_FLAG をONにし、ステップS806でフ
ィードライン数FLCを0にし、ステップS817に進
む。
【0039】一方、ステップS802でPIX_END_FLAGが
OFFの場合にはステップS807へ進む。ステップS
807でPRE_PE_FLAG がONの場合はステップS809
へ進む。ステップS809でPE_FLAG がOFFならばス
テップS810へ進み、フィードライン数FLCに作成
されたライン数をセットし(ステップS810)、イメ
ージバッファ6の残りを白で埋めて(ステップS81
1)、ステップS812に進む。PRE_PE_FLAG がONで
PE_FLAG がOFFということは、残り印字可能ライン数
が64であることを表すので、FOOTER_FLAG がON、す
なわちフッタ印字モードで(ステップS812)、か
つ、FOOTER_IN_PIX がONすなわちフッタを画像の外に
記録するモード(ステップS813)であれば、ステッ
プS814でPE_FLAG をONにしてステップS817に
進む。
【0040】本実施例におけるファクシミリ装置では、
受信モードにおいてはフッタを記録し、コピーモードに
おいてはフッタは記録しない。従って、受信モードにお
いてFOOTER_FLAG がONする。又、FOOTER_IN_PIX は、
フッタを受信画像の中に記録するモードと、受信画像の
外に記録するモードのいずれかを示すフラグがある。受
信画像の中に記録するモードが選択されると、記録紙上
の最後の1スキャンが行われるところにフッタと画像の
両方が記録される。又、受信画像の外に記録するモード
が選択された場合は、最後の1スキャンが行われるとこ
ろには、フッタが記録される。このモードの変更は操作
部より行われる。
【0041】ステップS809でPE_FLAG がONの場合
は、残り記録可能ライン数が0なので、後は排紙するだ
けなので、フィードライン数FLCを0にセットし(ス
テップS815)、ステップS817に進む。
【0042】ステップS807でPRE_PE_FLAGがOFF
の場合は、記録紙後端よりも手前の通常の印字であるの
で、フィードライン数FLCを64にセットし(ステッ
プS816),ステップS817に進む。
【0043】ステップS817では、イメージバッファ
6に作成された360×64ドットのイメージデータを
記録部に送出する。
【0044】そして、ステップS818では、次の記録
位置に記録紙を設定するために、FLCで指定されたラ
イン数をフィードするコマンドを記録部に送出する。こ
のフィード処理の詳細については後述する(図11)。
【0045】ステップS819で、PE_FLAG がONであ
れば、ステップS820でフッタマークの印字や排紙を
行うページ終了処理を行い、終了する。PE_FLAG がOF
Fであればそのまま終了する。ページ終了処理について
は後述する。
【0046】図10は図8のステップS820における
ページ終了処理を表すフローチャートである。
【0047】まず、ステップS902でPIX_END_FLAGが
ONであればステップS903で記録紙を後端までフィ
ードさせてステップS904に進む。ステップS902
でPIX_END_FLAGがOFFであればそのままステップS9
04に進む。そして、ステップS904で、カウンタユ
ニット7aからの割り込み信号を待つことにより、記録
部4に送出したイメージデータの記録終了を持つ。記録
開始時に行ったPEハンドラ初期化処理の中(図12・
後述)で、カウンタユニット7aに1ページ分のライン
数をセットしてあるので、カウンタユニット7aの0カ
ウント割り込みにより、記録の終了を知ることができ
る。
【0048】次に、ステップS905で記録部との同期
モードである事を表すSYNC_FLAG をONにし、ステップ
S906でFOOTER_FLAG がONであればステップS90
7へ進み、OFFであればステップS908に進む。ス
テップS907のフッタ処理については、図7及び図8
を用いて後述する。また、ステップS908の排紙処理
の詳細については図17で説明する。
【0049】次に、ステップS909でPIX_END_FLAGが
ON、すなわち、現在記録中の画像にはもう記録すべき
ラインがないならば、そのまま終了する。ステップS9
09でPIX_END_FLAGがOFF、すなわち、まだ記録すべ
きラインがあるならば、ステップS910でPEハンド
ラ初期化処理を実行することにより、次の記録紙の頭出
しをするとともに各変数の初期化を行い、本処理を終了
する。PEハンドラは記録紙センサ13により記録紙の
エッジを監視しながら記録部4へのPE信号を管理して
いるハンドラであるが、このPEハンドラの処理(図1
2)及びPEハンドラの初期化処理(図13)について
は後述する。
【0050】図11は図8のステップS818における
フィード処理を表すフローチャートである。
【0051】まず、ステップS1002で記録部との同
期モードであるかどうかを示すフラグSYNC_FLAG がON
であれば、ステップS1003へ進む。ステップS10
03において、カウンタユニット7aにフィードすべき
ライン数(FLC)から1を減算した値をセット(ステ
ップS1004)する。FLCより1を減算するのは、
カウンタユニットへのカウント数の設定に1パルス使用
されるためである。カウンタユニット7aに定数をセッ
トした後、FLC/360インチフィードするコマンド
を記録部4に送出し(ステップS1005)、カウンタ
ユニットの0カウント割込みを持つことにより、記録部
が実際にフィードを終了するのを待つ(ステップS10
05)。このようにして、記録部4との同期をとること
ができる。一方、ステップS1002でSYNC_FLAG がO
FFであれば、ステップS1006で記録部4にFLC
/360インチフィードコマンドを送出して本処理を終
了する。
【0052】図12は図7のステップS702及び図1
0のステップS910におけるPEハンドラの初期化処
理を表すフローチャートである。
【0053】ステップS1102で、各フラグを初期化
する。残り記録可能ライン数が0である事を示すフラグ
PE_FLAG 、残り記録可能ライン数が64(即ち、あと1
スキャン分のライン数が記録可能)であることを示すフ
ラグPRE_PE_FLAGをOFFにする。また、画像が終わっ
た所から記録紙後端までフィードした量を記憶するため
のバッファFEED_OUT_STEP を0にし、これから記録紙の
頭出しが始まる事を示すフラグPAGE_START_FLAG 、記録
部と同期モードである事を示すフラグSYNC_FLAG をON
にする。
【0054】次に、ステップS1103で、ユーザによ
って設定される記録紙サイズのスイッチを見て、A4サ
イズの記録紙がセットされていたらステップS1104
へ、LTRサイズの記録紙がセットされていたらステッ
プS1105へ進む。本実施例では、A4記録紙の場合
は、360dpiの記録密度での記録可能ライン数は4
052ライン(ステップS1104)、LTR記録紙の
場合は3798ライン(ステップS1105)であり、
それぞれの記録可能ライン数をPAGE_LINE_CNTにセット
する。
【0055】次に、記録紙の頭出しコマンドを記録部4
に送出する(ステップS1106)。本実施例では、ス
ペースコマンドとバックスペースコマンドを連続して送
る事により、記録位置を記録紙の左上端に設定してい
る。そして、ステップS1107で、上述の頭出しコマ
ンドによる頭出し動作が終わるのを待つ。そして、頭出
しが終了すると、記録部4との非同期モードに入り(ス
テップS1108)、カウンタユニット7aに1ページ
のライン数から65を引いた値をセットし(ステップS
1109)、終了する。ステップS1109で、64減
算しているのはフッタマークを最後の1スキャン分の位
置に記録するため、最後の1スキャン分の記録可能ライ
ン数を残しておく必要があるためで、さらに1減算して
いるのは、最初のパルスがカウントレジスタのラッチに
使用されるからである。
【0056】ステップS1107での頭出し終了処理
は、カウンタユニット7aの0カウント割り込みにより
行っているが、これは図13で説明するPEハンドラ処
理の中で、PEセンサが記録紙の先頭を見つけた時に、
カウンタユニット7aにPEセンサから記録開始位置ま
でのパルス数をセットするので、カウンタユニットの0
カウント割り込みにより頭出しの終了が確認できるよう
になっているためである。
【0057】図13及び図14はPEハンドラの処理手
順を表すフローチャートである。
【0058】PEハンドラは5msec周期で起動される割
り込みハンドラである。このハンドラは、起動される
と、まず現在のPEセンサ(即ち記録紙センサ13)の
状態と前回のPEセンサの状態を示すフラグPES_STATUS
とを比較し(ステップS1202)、同じであればその
まま終了する。異なる場合には現在のPEセンサの状態
をPES_STATUSに格納する(ステップS1203)。PE
センサは、記録紙がセンサ上にある時はOFFで、記録
紙がセンサ上にない時はON状態となる。
【0059】次に、PEセンサがONに変わった、すな
わち、記録紙の後端を検知したら、ステップS1210
に進む。また、PEセンサがOFFに変わったとき、即
ち記録紙の先端を検知したらステップS1205に進
む。
【0060】ステップS1205でPAGE_START_FLAG が
ONであれば、PAGE_START_FLAG をOFFにし(ステッ
プS1206)、PE_CONTROL_FLAGをONにする(ステ
ップS1207)。PE_CONTROL_FLAGは、記録部4にP
Eセンサ13の状態をダイレクトに伝えるか、制御部で
そのタイミングを調整するかを示すフラグで、PE_CONTR
OL_FLAGがOFFの場合は、このPEハンドラ内でPE
センサ13の状態をそのまま記録部4に送出するように
なっている。ステップS1208でカウンタユニット7
aに452をセットしている。これは、記録部4がペー
パースタート信号を受け取ってから、最初の記録位置ま
で記録紙を搬送して止めるまでのステップ数である。し
たがって、カウンタユニット7aが0カウントしたら、
そのことは記録紙の頭出しが終了したことを表す。
【0061】ステップS1205で、PAGE_START_FLAG
がOFFならそのままステップS1209に進んでいる
が、これは、図示していないプリンタモードの時の処理
である。図示ししていないが、本実施例の記録部4は、
外部インターフェースを持っており、プリンタモードで
は、記録部4は制御部1から切り離され、外部からコマ
ンドを受け取り、動作するようになっている。この場
合、本来ならば記録部4の制御を行う記録制御部15に
つながっているはずのPEセンサ13が制御部1につな
がっているため、PEセンサの状態を出来るだけ正確に
記録部4に知らせてやる必要がある。このため、本実施
例ではPAGE_START_FLAG とPE_CONTROL_FLAGを用いて、
ダイレクトにPEセンサの状態を記録部4に伝えるモー
ド、制御部1がPEセンサの情報を制御するモードとを
切り換えている。ステップS1209でペーパースター
ト信号を記録部4に送出し、処理を終了する。
【0062】又、後端検知の場合、ステップS1210
で、PE_CONTROL_FLAGがOFFであればペーパーエンド
信号をすぐに記録部4に送出し(ステップS121
4)、処理を終了する。PE_CONTROL_FLAGがONであれ
ばステップS1211に進み、PE_CONTROL_FLAGをOF
Fにする。そして、ステップS1212でSYNC_FLAG が
ON、すなわち同期モードであれば終了する。ステップ
S1213でカウンタユニット7aの値が記録紙後端検
出後の記録可能ライン数64よりも小さければそのまま
終了する。本実施例では記録紙押えからPEセンサまで
の距離が約9.4mmすなわち2スキャン分であるので1
28ライン記録可能である。ステップS1213で12
8よりも大きな値がPAGE_LINE_CNT に残っていれば、記
録可能なライン数よりも多いライン数のデータを記録部
4に送ってしまっていることになる。従って、即座にペ
ーパーエンド信号を記録部4に送出し(ステップS12
14)、記録部4に改頁させて終了する。
【0063】次に、図10のステップS907における
フッタ処理について説明する。
【0064】図15及び図16はフッタマーク検知方法
を表すフローチャートである。
【0065】図16は、フッタマークセンサを監視す
る、1msec毎に起動される割り込みハンドラの処理を表
し、図15はその制御を行うメイン側の処理を表す。
【0066】まず、図15のステップS402でフッタ
マークセンサ14の状態をfirst_black 及びperv_foote
r_statusにセーブし、黒から白へ変化した回数を表すwh
ite_cnt と、白から黒へ変化した回数を表すblack_cnt
を初期化し、フッタセンサ監視割込みをイネーブルにす
る。次に、ステップS403でフッタマークのイメージ
(ベタ黒)を記録部4に送出し、記録部4にフッタマー
クを記録させる。そして、ステップS404で排紙コマ
ンドを記録部4に送出する。尚、ステップS404の排
紙処理の詳細については後述する(図17)。
【0067】そして、ステップS406でPFモータの
パルスカウンタであるカウンタユニット7aの0カウン
ト割り込みを待ち、0カウント割り込みが発生するとス
テップS407に進み、フッタ監視割り込みをディスエ
ーブルにする。
【0068】ステップS408で、first_black がO
N、すなわち、ホトセンサ14の初期状態が黒を表して
いた場合にはステップS409へ進み、白の場合にはス
テップS411へ進む。ステップS409で、white_cn
t が0の場合はステップS410に進む。これは、排紙
が終わるまでフッタセンサが継続して黒しか検知でき
ず、白を全く検知できなかったもので、この原因とし
て、次の4つが考えられる。a:記録紙に色紙を使用し
ている。b:フッタセンサに黒いもの(例えばインクで
汚れた記録紙の後端)が付着していて黒しか検知できな
い。c:フッタセンサ位置に黒の画情報がある状態で記
録紙がジャムした。d:記録紙後端がインクで汚れた。
本実施例では、このエラーを色紙エラーと呼んで、ユー
ザに白い記録紙を使用するよう促すメッセージを表示す
るものとする。
【0069】ステップS411で、white_cnt が0の場
合はステップS412に進む。これは、排紙が終わるま
でフッタセンサが継続して白しか検知できず、黒を全く
検知できなかったことを表すか、もしくは白→黒の状態
変化しか無かったもので、フッタ上の画情報の白,フッ
タの白,後端余白の白,記録紙後端通過後の黒を検知し
たことを表す。すなわち、フッタ無しを検知したと考え
られる。そこで、ステップS412でフッタ無しを検知
したことを表すフラグno_footer をONにして、本処理
を終了する。本no_footer フラグがONすることによ
り、エラー処理が実行される。
【0070】図16は、フッタ監視割り込みの処理手順
を表すフローチャートであり、前述の図15のフローチ
ャートで用いるwhite_cnt 及びblack_cnt の設定を行
う。前述のステップS402においてフッタ監視割り込
みがイネーブルになると、1msec毎に割り込みが発生
し、ステップS502以降の処理が実行される。ステッ
プS502で、現在のセンサ14の状態を読み込み、一
時的なバッファcurrnet_footerにセーブする。ステップ
S503で、現在のフッタの状態が前回と同じであれば
ステップS508に進み、終了する。異なっていれば、
ステップS504において、バッファprev_footer_stat
usに現在のフッタ状態をセーブする。ステップS505
で、現在のフッタの状態が黒であれば、フッタセンサ1
4の状態は白から黒に変わったので、ステップS506
にてblack_cnt に1加算する。一方、ステップS505
で現在のフッタの状態が白であれば、フッタセンサの状
態は黒から白に変わったので、ステップS507にてwh
ite_cnt に1加算する。
【0071】図17は図10のステップS908及び図
15のステップS404における排紙処理を表すフロー
チャートである。
【0072】本実施例では使用した記録部4は、コマン
ドを受け取らないで5秒経過した場合と、ペーパーエン
ド信号を受け取った時にしか、記録ヘッド11をホーム
ポジションに戻さない。記録ヘッド11が記録紙16上
にある状態で排紙を行うと、記録紙が紙押えからはずれ
た瞬間に、記録紙16の後端が記録ヘッド11に当た
り、インクで汚れてしまうという不具合が生じる。ま
た、記録部4は、排紙コマンドを受け取ったあと、排紙
動作を開始する前にペーパーエンド信号を受け取ると、
新たに記録紙16を給紙して、さらにそれを排紙してし
まう。これらの不具合を回避するため、本実施例では以
下に示すような排紙処理を行っている。
【0073】まず、カウンタユニット7aに1をセット
し(ステップS1302)、排紙コマンドを記録部に送
出する(ステップS1303)。そして、0カウント割
り込みにより排紙の開始動作を監視し(ステップS13
04)、ペーパーエンド信号を記録部に送出する(ステ
ップS1305)。ここで、カウンタユニット7aに最
初に1をセットするのは、排紙コマンド送出後実際に排
紙動作が開始されたか否かを確認するためのものであ
る。最後に、記録紙が排紙口から離れるまでのステップ
数をカウンタユニット7aにセットし(ステップS13
06)、終了する。
【0074】以上説明したフローチャートに基づく動作
について説明する。
【0075】(1)フッタマークを画像の外に記録する
モードの場合(FOOTER_FLAG オン,FOOTER_PIX_IN オ
フ)。
【0076】まず、制御部1のCPU1aはPEハンド
ラの初期化処理(図12)を実行し、記録紙の頭出しコ
マンドを記録制御部15に送出し、記録紙の頭出しが開
始される。そして、PEセンサ13が記録紙の選択を検
知した後、カウンタユニット7aが所定値(452)を
カウントし、記録紙が記録位置にセットされる迄、所定
量搬送される。そして、カウンタユニット7aに所定値
(PAGE_LINE_CNT-65)をセットした後、画像メモリ5か
ら1ライン毎に画像データを取り出して展開した後、イ
メージバッファ6に格納して行き、イメージバッファ6
に64ライン分の画像データが格納されると、イメージ
バッファ6の内容を記録部4に送出し、このデータはイ
メージバッファ18に格納される。更に、副走査のため
に64ライン分紙送りするためのコマンドを記録制御部
15に送出する。この動作を記録紙上の残り記録可能ラ
イン数が64ラインになる迄繰返す。尚、この間は記録
部の記録動作と同期をとることなくデータの送出が行わ
れる(非同期モード)。記録制御部15は、イメージバ
ッファ18から順次データを読出して記録走査を行い、
1記録走査終了毎に64ライン分の記録紙を搬送する。
【0077】又、この間制御部1はPEセンサ13によ
り記録紙の後端が検出されるか否かを監視し、記録紙上
の記録可能領域の残りが128ライン以上あるべき時点
(カウンタユニット7a>64)で、記録紙の後端が検
出された様な場合、制御部1は記録制御部15にペーパ
ーエンド信号を送出し、記録制御部15に改頁を実行さ
せる。
【0078】そして、記録紙上の残りの記録可能ライン
数(PAGE_LINE_CNT) が64ラインになると、イメージ
バッファ6内のデータ(その時点でイメージバッファ6
に格納されているデータのライン数が64ラインに達し
ていなければイメージバッファ6の残りを白のデータで
埋めることにより得られるデータ)を記録部4に送出す
る。更に、残り記録可能ライン数が64ラインになった
時点でイメージバッファ6に格納されていたデータのラ
イン数分の紙送りを行うためのコマンドを記録制御部1
5に送出する。
【0079】記録部4は、このデータに基づいて記録走
査を行った後、記録ヘッドを最終スキャン位置にセット
する。
【0080】次に、制御部1はフッタマークのイメージ
を記録部4に送出する。記録部4は、フッタマークを記
録紙上の最終スキャン位置に記録した後、排紙を行う。
この排紙中にフッタマークの検出を行い、正常であれば
1頁の画像が終了か否かを判断し、終了していなければ
改頁して残りの画像を記録するべく次の記録紙を給紙し
て同様の動作を行う。
【0081】又、フッタマークが正常に記録されていな
い場合は、所定のエラー処理を行い、画像メモリ5に格
納されている現頁のデータを保存する。
【0082】又、制御部1は、記録紙上の残り記録可能
ライン数が64ラインになる前に1頁の画像の終了(C
RT)を検出した場合は、その時点でイメージバッファ
6に格納されているデータ(その時点でイメージバッフ
ァ6に格納されているデータのライン数が64に達して
いなければイメージバッファ6の残りを白のデータで埋
めることにより得られるデータ)を記録部4に送出す
る。更に、記録ヘッドが最後スキャン位置に達する迄、
記録紙を搬送するためのコマンドを記録制御部15に送
出する。その後、前述の如きフッタマークの記録及び検
出動作を行う。
【0083】(2)フッタマークを画像の内に記録する
モードの場合(FOOTER_FLAG オン,FOOTER_PIX_IN オ
ン)。
【0084】記録紙上の残り記録可能ライン数が64ラ
インに達する迄は(1)の場合と同様の動作を行う。記
録紙上の残り記録可能ライン数が64ラインになると、
イメージバッファ6内のデータ(その時点でイメージバ
ッファ6に格納されているデータのライン数が64ライ
ンに達していなければイメージバッファ6の残りを白の
データで埋めることにより得られるデータ)を記録部4
に送出する。更に、残り記録可能ライン数が64ライン
になった時点でイメージバッファ6に格納されていたデ
ータのライン数分の紙送りを行うためのコマンドを記録
部4に送出する。記録部4はこのデータに基づいて記録
走査を行った後、記録ヘッドを最終スキャン位置にセッ
トする。そして、最終スキャンのために画像メモリ5か
ら1ライン毎に画像データを取り出して展開した後、イ
メージバッファ6に格納する。そして、イメージバッフ
ァ6に64ライン分のデータが格納されると、これを記
録部4に送出する。尚、この場合、紙送りは行われない
(FLC=0)。この状態で(1)の場合と同様にフッ
タマークを記録し、その記録状態を検出して受けるデー
タが適正に記録されたか否かの判断を行う。
【0085】又、記録紙上に残り記録可能ライン数が6
4ラインになる前に1頁の画像の終了を検出した場合
は、(1)の場合と同様にその時点でイメージバッファ
6に格納されているデータ(その時点でイメージバッフ
ァ6に格納されているデータのライン数が64ラインに
達していなければイメージバッファ6の残りを白のデー
タで埋めることにより得られるデータ)を記録部4に送
出し、更に記録ヘッドを最終スキャン位置にセットする
ための紙送りのためのコマンドを記録部4に送出する。
そして、(1)の場合と同様にフッタマークの記録及び
その記録状態の検出動作が行われ、受信データが適正に
記録されたか否かの判断が行われる。
【0086】(3)フッタマークを記録しないモードの
場合(FOOTER_FLAGオフ,FOOTER_PIX_IN オフ)。
【0087】この場合、最終スキャンのデータを記録部
4に送出する迄は、(2)の場合と同様である。この
後、フッタマークを印字することなく排紙処理が行わ
れ、記録済の記録紙が機外に排出される。
【0088】以上説明したように、記録開始時に記録可
能なライン数をカウンタユニット7aにセットして、後
はカウンタユニット7aの0カウント割り込みを待つだ
けで、記録部4の動きは無視して画像データを記録部4
に送出することができる。このため、空いた時間を他の
処理に有効に使用することができる。また、この方法に
よれば、記録部4側のイメージバッファ18を有効に使
用することができ、更に記録制御部4は、先の画像デー
タを参照しながら記録処理を行えるので、記録速度も速
くなるという効果がある。
【0089】<実施例2>上記の実施例1の方法では、
設定された記録紙に対して、常に同じライン数しか記録
しない。このため、記録部4の記録紙搬送精度が低い場
合には、記録紙16の後端余白が大きくなったり小さく
なったりしてしまう。さらに、ユーザが設定したサイズ
と異なるサイズの記録紙を使用した場合、記録紙が設定
よりも長ければ後端余白が大きくなってしまい、設定よ
りも短ければ記録部によって改頁されしまい、フッタマ
ークのつかない記録紙ができてしまう。
【0090】本実施例2のファクシミリ装置は、1スキ
ャンのデータ送出を行う毎に、記録の完了を待つように
し、データの送出を記録部4の動きに同期させる。この
ようにして、記録紙の後端がいつ検出されてもこれに対
処できるようにしたものである。そして、記録紙の後端
が検出されたら、後端検出後の所定量の記録を実行して
改ページを行うことで、記録紙の後端余白を揃え、フッ
タマークの記録を確実に実行させる。尚、実施例2にお
けるファクシミリ装置の構成は実施例1に準ずるのでこ
こではその説明を省略する。
【0091】図12のステップS1108でSYNC_FLAG
をOFFにしているところをONにし、図7で示したペ
ージ記録処理の内容を図18及び図19のように変更す
る。更に、図10のページ終了処理のステップS904
及びステップS905の両ステップを削除する。以上の
変更により、図11のフィード処理において、記録紙の
フィード終了を待つようになる。又、PEハンドラ処理
をして、図20、21に示した如く、ステップS121
5を加える。従って、1スキャン記録する毎に記録部4
の動きに同期した動作となり、PEハンドラがいつ記録
紙の後端を見つけても、これに対応することが可能とな
る。
【0092】図18及び図19は、実施例2におけるペ
ージ記録処理を説明するフローチャートである。ステッ
プS1401からステップS1407及びステップS1
409からステップS1416までは図7におけるステ
ップS701からステップS707及びステップS70
9からステップS716にそれぞれ対応するので説明を
省略する。そして、図7のステップS708の処理が、
ステップS1420からステップS1423のように変
更されている。
【0093】ステップS1420でPES_STATUSがONで
あれば、記録紙センサ(PEセンサ)13によって記録
紙が検出されていないことを表し、ステップS1421
に進む。また、OFFであれば記録紙が検出されている
ことを表し、ステップS1409に進む。ステップS1
421でPRE_PE_FLAG がONであればステップS140
9へ進み、OFFであればステップS1422へ進む。
PES_STATUSはPEハンドラによってセットされる(図1
3参照)フラグで、PEセンサ(記録紙センサ13)の
状態を表す。PRE_PE_FLAG は残り記録可能ライン数が1
スキャン分であることを示す。即ち、記録紙後端がPE
センサを通過してから、残り記録可能ライン数が1スキ
ャン分となる手前までの間はステップS1422へ進
む。
【0094】ステップS1422では、残り記録可能ラ
イン数が1スキャン分となる手前までの残り記録可能ラ
イン数を表すAFTER_PES_CNT をデクリメントし、AFTER_
PES_CNT が0になったら(ステップS1423)、PRE_
PE_FLAG をONにする(ステップS1413)。0でな
ければそのままステップS1409に進む。
【0095】ここで、AFTER_PES_CNT は図14のステッ
プS1215においてセットされている。このAFTER_PE
S_CNT の表す意味を図22を用いて説明する。記録紙後
端は、カウンタユニット7aに63をセットしてフィー
ド処理を実行(図11)している最中に検出される。従
って、ステップS1215において、AFTER_PES_CNTを
(64−カウンタユニット7aの値)で設定すること
は、ページ記録処理において、記録紙後端の検出位置よ
り64ライン分(1スキャン分)までの記録を実行させ
るものである。そして、常に記録紙後端の検出位置より
64ラインの位置でPRE_PE_FLAG がセットされるように
なる。
【0096】このような処理を行う事により、PEセン
サが記録紙後端を見つけた後の記録ライン数を一定にす
ることができる。本実施例2では、記録後端検出後フッ
タ処理用スキャンを含めて2スキャン分のライン数(1
28ライン)を記録する。このようにして、記録部の搬
送の誤差や、記録紙のサイズに関らず、常に記録紙の後
端からきまった位置まで画像を記録し、フッタマークを
記録することができるようになる。
【0097】<実施例3>上記実施例2の方法では、ど
のような記録紙でも記録紙後端からある決まった位置に
フッタマークを記録することが可能な代りに、記録部4
側のイメージバッファ18を常に1スキャン分しか使用
することができない。また、記録制御部15は、先の画
像データを見れないので、実施例1の場合に比べて記録
速度が遅くなるという欠点がある。
【0098】そこで、実施例3では、実際に使用される
可能性のある記録紙のサイズよりもやや短い範囲を、第
1の実施例の方法により記録し、その後は第2の実施例
の方法により記録するようにしたファクシミリ装置につ
いて説明する。実施例3におけるファクシミリ装置も実
施例1と同様の構成を備えるものであり、その説明はこ
こでは省略する。
【0099】図23及び図24は実施例3におけるペー
ジ記録処理を説明するフローチャートである。S150
1からS1507及びS1509からS1516までは
図7におけるS701からS707及びS709からS
716にそれぞれ対応するので説明を省略する。ここで
は、図7におけるS708の処理が、S1519からS
1525のように変更されている。
【0100】S1519で、SYNC_FLAG がONであれ
ば、S1520に進む。S1520でPES_STATUSがON
(記録紙が記録紙センサ13により検出されていない)
であればS1521に進む。また、OFF(記録紙が記
録紙センサ13により検出されている)であればS15
09に進む。S1521でPRE_PE_FLAG がONであれば
S1509へ進み、OFFであればS1522へ進む。
PES_STATUSはPEハンドラによってセットされる(図1
3参照)フラグで、PEセンサ13の状態を表す。PRE_
PE_FLAG は残り記録可能ライン数が1スキャン分である
ことを示す。すなわち、記録紙後端がPEセンサ13を
通過してから、残り記録可能ライン数が1スキャン分と
なる手前までの間は、S1522へ進む。S1522で
は、残り記録可能ライン数が1スキャン分となる手前ま
での残り記録可能ライン数を表すAFTER_PES_CNT をデク
リメントし、AFTER_PES_CNT が0になったら(S152
3)PRE_PE_FLAG をONにする(S1513)。AFTER_
PES_CNT が0でなければそのままS1509に進む。
【0101】S1519で、SYNC_FLAG がOFFであれ
ば、S1524に進む。S1524で、PRE_PE_FLAG が
ONまたはS1525でPAGE_LINE_CNT が64よりも大
であればS1509に進み、S1524でPRE_PE_FLAG
がOFFで、さらにS1525でPAGE_LINE_CNT が64
以下であればS1513でPRE_PE_FLAG をONにし、S
1515に進む。
【0102】図25は実施例3におけるページ終了処理
を表すフローチャートである。
【0103】まず、S1602でPIX_END_FLAGがONで
あればS1603で記録紙を後端までフィードさせてS
1604に進む。S1602でPIX_END_FLAGがOFFで
あればそのままS1604に進む。
【0104】S1604でSYNC_FLAG がOFFであれ
ば、S1604でカウンタユニット7aからの割り込み
信号を待つことで、記録部4に送出したイメージの記録
終了を待つ。イメージの記録が終了すると、SYNC_FLAG
をONにし(S1606)、S1607へ進む。つま
り、SYNC_FLAG がOFFのときは、記録開始時に行った
PEハンドラ初期化処理の中(図24・後述)で、カウ
ンタユニット7aに1ページ分のライン数をセットして
あるので、カウンタユニット7aの0カウント割り込み
により、記録終了を知ることができる。S1604でSY
NC_FLAG がONであれば、同期モードなので、記録部4
に送出したイメージデータは既に記録を終了しているの
で、そのままS1607へ進む。
【0105】次に、S1607でPES_STATUSがONすな
わち、PEセンサ13を記録紙後端が既に通過していれ
ばS1608に進み、ページ終了の処理を行う。S16
08でFOOTER_FLAG がONであればS1609へ進みフ
ッタ処理を行う。また、OFFであればS1610に進
み、排紙処理を行う。S1609のフッタ処理について
は、図15及び図16にて説明した通りである。また、
S1610の排紙処理の詳細については図17で説明し
た通りである。S1611でPIX_END_FLAGがON、すな
わち、現在記録中の画像にはもう記録すべきラインがな
いならば、そのまま終了する。S1611でPIX_END_FL
AGがOFF、すなわち、まだ記録すべきラインがあるな
らば、S1612で次の記録紙の頭出しをするとともに
各変数を初期化する、PEハンドラ初期化処理を行い終
了する。
【0106】S1607でPES_STATUSがONすなわち、
まだPEセンサが記録紙後端が通過していなければS1
613に進み、同期モードで記録を続ける。S1613
で、PE_FLAG がONであれば排紙するつもりでフィード
処理はまだしていないので、1スキャン分フィードし、
S1615へ進む。S1613でPE_FLAG がOFFであ
れば、そのままS1615へ進む。そして、同期モード
でこのまま記録を続けるため、PE_FLAG およびPRE_PE_F
LAG をOFFにし(S1615,S1616)、処理を
終了する。
【0107】図26は実施例3におけるPEハンドラの
初期化処理を表すフローチャートである。
【0108】S1701からS1702およびS170
6からS1710は、第1の実施例における図9のS1
101からS1102およびS1106からS1110
に対応し、第1の実施例と同じ処理なので説明を省略す
る。
【0109】本実施例で使用される可能性のある記録紙
で、最も長さの短い記録紙は、LTR紙である。この記
録紙は、長さが279mmであり、このうち、記録可能範
囲は、268mmである。そして、さらに各部品の精度や
取り付け精度から、記録処理において先端から後端まで
搬送する間の指定した搬送量と実際に搬送される量との
誤差を求め、記録範囲を260mmとする。従ってステッ
プS1704では、3685ラインを固定サイズモード
で記録するように設定している。
【0110】以上説明したように、上記各実施例のファ
クシミリ装置によれば、ページという概念のないライン
プリンタのようなプリンタユニットや、プリンタの動作
状態を外部に伝えるインターフェースを持たないような
プリンタユニットなどでも、その動作状況を把握するこ
とが可能となる。更に、1ページへの記録可能範囲につ
いても柔軟性を持たせることが可能である。以上のよう
な効果から更に、安価なプリンタをファクシミリの記録
部として使用することが可能となるという効果も生じ
る。
【0111】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0112】なお、本発明は種々のインクジェット記録
方式、例えば圧伝素子をインク吐出エネルギー源として
用いたいわゆるピエゾ式のインクジェット記録装置を記
録系に用いたファクシミリ装置にも適用できるものであ
るが、特に熱エネルギーを用いてインクに状態変化を生
じさせ、この状態変化に基づいてインク吐出口から吐出
させる方式の記録ヘッド、記録装置によれば記録の高密
度化、高精細化が達成できる。
【0113】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0114】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0115】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としてもよい。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、記録を確実に効率よく行い得るか
らである。
【0116】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせによって
その長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記
録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加えて、上例
のようなシリアルタイプのものでも装置本体に装着され
ることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からの
インクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記
録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタ
ンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用
いた場合にも本発明は有効である。
【0117】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ま
しいものである。例えば、電気熱変換体或いはこれとは
別の加熱素子或いはこれらの組み合わせによる予備加熱
手段を設けることも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0118】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数については、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像記録装
置によれば、記録材上に適切に画像を記録することが可
能となる。又、記録材の後端部の予め決められた位置ま
で画像を確実に記録することが可能となる。更に、本発
明の画像記録装置によれば、適切な位置で改ページを実
行させることが可能となる。更に、本発明の画像記録装
置によれば、通信制御部で記録材の位置検出を行って、
記録部を制御することにより、記録材上の適切な位置に
画像を記録することが可能となるという効果がある。
【0120】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例によるファクシミリ装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施例の記録部の構成を表す図である。
【図3】記録紙センサとホトセンサの位置関係を示した
図である。
【図4】記録紙搬送量計数部の構成を表すブロック図で
ある。
【図5】実施例1のファクシミリ装置の記録動作の概要
を表すフローチャートである。
【図6】実施例1のファクシミリ装置の記録動作を説明
するための図である。
【図7】画像メモリに蓄積された1ページ分の画像を記
録するための記録処理を表すフローチャートである。
【図8】図7に示す記録処理の1部の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図9】図7に示す記録処理の1部の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図10】ページ終了処理の手順を表すフローチャート
である。
【図11】フィード処理の手順を表すフローチャートで
ある。
【図12】PEハンドラの初期化処理を表すフローチャ
ートである。
【図13】PEハンドラの処理手順を表すフローチャー
トである。
【図14】PEハンドラの処理手順を表すフローチャー
トである。
【図15】フッタマーク検知手順を表すフローチャート
である。
【図16】フッタマーク検知手順を表すフローチャート
である。
【図17】排紙開始処理を表すフローチャートである。
【図18】実施例2におけるページ記録処理を説明する
フローチャートである。
【図19】実施例2におけるページ記録処理を説明する
フローチャートである。
【図20】実施例2におけるPEハンドラ処理を説明す
るフローチャートである。
【図21】実施例2におけるPEハンドラ処理を説明す
るフローチャートである。
【図22】実施例2における記録処理の動作を説明する
ための図である。
【図23】実施例3におけるページ記録処理を説明する
フローチャートである。
【図24】実施例3におけるページ記録処理を説明する
フローチャートである。
【図25】実施例3におけるページ終了処理を表すフロ
ーチャートである。
【図26】実施例3におけるPEハンドラの初期化処理
を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部 2 読み取り部 3 通信部 4 記録部 5 画像メモリ 6,18 イメージバッファ 11 記録ヘッド 12 記録紙搬送部 13 記録紙センサ 14 ホトセンサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−157673(JP,A) 特開 平1−118464(JP,A) 特開 昭63−283973(JP,A) 特開 昭63−111078(JP,A) 特開 昭62−132653(JP,A) 特開 昭61−273980(JP,A) 特開 平1−109431(JP,A) 実開 平1−153239(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 108 B41J 29/48 H04N 1/23 101 H04N 1/387

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字データ発生に係る処理を制御する第
    1制御手段を含み、印字データを発生する印字データ発
    生手段と、 前記印字データ発生手段から発生する印字データに応じ
    て記録材上に画像を記録する記録手段と、 前記記録手段の記録位置に記録材を搬送する搬送手段
    と、 前記記録手段及び前記搬送手段の動作を制御する第2制
    御手段と、 記録材の搬送方向に関し、前記記録位置の上流側で記録
    材を検出する検出手段と、前記 記録材の前記記録手段による記録開始位置からの
    送量を計数する計数手段とを備え、 前記第1制御手段は、前記検出手段による記録材の後端
    検出時に前記計数手段の計数値に基づいて残りの印字デ
    ータの記録の可否を判断し、記録可能と判断した場合、
    前記残りの印字データに応じて前記記録材上に画像を記
    録し、記録不可と判断した場合、前記搬送手段により前
    記記録材の排紙を行い、続いて搬送される記録材に前記
    残りの印字データに応じて画像を記録することを特徴と
    する画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記印字データ発生手段は、前記計数手
    段により、前記記録位置に記録材上の所定の記録領域が
    達したことを示す所定値を計数する迄、前記記録手段の
    動作とは独立に印字データを前記記録手段に送出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記印字データ発生手段は、前記計数手
    段が前記所定値を計数した後、送出済の印字データの記
    録動作が終了するのを待って次の印字データを前記記録
    手段に送出することを特徴とする請求項2に記載の画像
    記録装置。
  4. 【請求項4】 前記印字データ発生手段は、前記計数手
    段が前記所定値を計数した後、送出済の印字データの記
    録動作が終了するのを待って、所定のパターンデータを
    前記記録手段に送出することを特徴とする請求項2に記
    載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のパターンデータが、記録が適
    正に行われたか否かの判断を行うためのパターンを記録
    材上に記録するためのデータであることを特徴とする請
    求項4に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記計数手段により前記所定値を計数す
    る前に前記検出手段が記録材の後端を検出した場合、前
    記第1制御手段は前記第2制御手段に対し前記所定の制
    御信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の画
    像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1制御手段は、前記第2制御手段
    に対し、前記次の印字データの記録後、記録材の排紙を
    行わせるための信号を送出し、排紙動作の開始後、改頁
    のための前記所定の制御信号を送出することを特徴とす
    る請求項3に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第1制御手段は、前記第2制御手段
    に対し、前記所定のパターンデータの記録後、記録材の
    排紙を行わせるための信号を送出し、排紙動作の開始後
    に改頁のための前記所定の制御信号を送出することを特
    徴とする請求項4に記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記印字データ発生手段は、回線を介し
    て送られてくる画像データに応じて印字データを発生す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は、複数の記録紙素子が
    配列された記録ヘッドと、前記記録ヘッドを前記複数の
    記録素子の配列方向と異る方向に相対的に移動させる移
    動手段とを有し、前記相対移動により記録走査を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録素子は、印字データに応じて
    インク滴を吐出することにより記録材上に画像を記録す
    ることを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録素子は、熱エネルギーを用い
    てインクに状態変化を生起させることによりインク滴を
    吐出することを特徴とする請求項11に記載の画像記録
    装置。
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