JP3441189B2 - 安定化された脂環エポキシ含有(メタ)アクリレート化合物およびその製造方法 - Google Patents

安定化された脂環エポキシ含有(メタ)アクリレート化合物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はエポキシ化された(メタ)アクリ
レート化合物に特定のニトロソ化合物を添加してなる安
定化された化合物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】脂環エポキシ基を有した(メタ)アクリ
レート化合物は、その優れた材料特性により各種用途に
広く使用されている。しかし、下記一般式(I)で示さ
れるエポキシ化された(メタ)アクリル酸エステルは、
極めて重合し易く、製造工程、貯蔵および輸送中に、
熱、光あるいはその他の要因によってしばしば重合する
ことが知られてる。これは安定した製造、高品質を確保
する上で重大な障害となっており、これらの問題解決が
強く望まれている。
【0003】
【化3】
【0004】上記の好ましくない重合を防ぐため、特開
平1−186876号においては、アクリルモノマーの
一般的な禁止剤では、当該(メタ)アクリレート化合物
に対して、十分な重合禁止能がないとした上で、アミン
類とりわけピペリジンが好ましいことが開示されてい
る。更に特開平2−262574号においては、フェノ
ール類、リン化合物、および空気の存在が、当該(メ
タ)アクリレート化合物には有効であることが開示され
ており、これらが当該(メタ)アクリレートの重合防止
方法であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに対し本発明者ら
は、前記特開平1−186876号公報および特開平2
−262574号公報において述べられているピペリジ
ン、あるいは分子状酸素含有ガスと共にハイドロキノン
等のフェノール類とリン化合物の禁止剤の併用では、当
該(メタ)アクリレート化合物に対し相当の重合防止効
果は認められるものの、更に効果的な重合抑制方法が求
められるのは当然である。また空気あるいは酸素の重合
防止効果は確かに認められるが、製造工程にこれら分子
状酸素含有ガスを導入することは、安全上限られた範囲
となり、重合防止の観点からは改善の余地があった。
【0006】すなわち、当該脂環エポキシ含有(メタ)
アクリレート化合物を工業的に生産するためには、より
一層効果的な重合抑制方法を確立することが期待され
る。本発明者らは、このような課題に対して鋭意研究を
行い、特定のニトロソ化合物を当該(メタ)アクリレー
ト化合物と共存させることにより、分子状酸素含有ガス
を共存させることなく、品質的に満足できる状態で、当
該(メタ)アクリレート化合物を工業的規模で製造で
き、かつ、実情に即した品質を維持できることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第一
によれば、下記一般式(I)で表される脂環エポキシ含
有(メタ)アクリレート化合物に対して、分子状酸素含
有ガスを共存させることなく、アンモニウム N−ニト
ロソフェニルヒドロキシルアミン又はN−ニトロソフェ
ニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩を添加してな
る、安定化された脂環エポキシ含有(メタ)アクリレー
化合物が提供される。
【0008】
【化4】
【0009】また本発明の第二によれば、一般式(II
I)で表わされる(メタ)アクリレートを酸化剤でエポ
キシ化して一般式(I)で表わされる化合物を製造する
反応工程、または脱低沸点成分工程、または製品化工程
において、分子状酸素含有ガスを共存させることなく、
重合禁止剤としてアンモニウム N−ニトロソフェニル
ヒドロキシルアミン又はN−ニトロソフェニルヒドロキ
シルアミンアルミニウム塩を共存せしめることを特徴と
する本発明の第一の安定化された脂環エポキシ含有(メ
タ)アクリレート化合物の製造方法が提供される。以
下、本発明について説明する。
【0010】
【化5】
【0011】本発明で使用する脂環エポキシ(メタ)ア
クリレート化合物としては、一般式(I)で示されるよ
うにメタクリル基あるいはアクリル基を有する脂環エポ
キシ化合物である。具体的には下記化合物が例示され
る。
【0012】
【化6】
【0013】本発明においては、分子状酸素含有ガスを
共存させることなく、アンモニウムN−ニトロソフェニ
ルヒドロキシルアミン又はN−ニトロソフェニルヒドロ
キシルアミンアルミニウム塩を添加することにより、安
定化された脂環エポキシ含有(メタ)アクリレート化合
物が得られる
【0014】次に、本発明が適用される脂環各エポキシ
含有(メタ)アクリレート化合物(I)の製造工程につ
いて説明する。先ず、反応工程について説明する。反応
は、前記一般式(III)で表される(メタ)アクリレ
ート化合物を酸化剤でエポキシ化する。その際に用いる
酸化剤としては、シクロヘキセニル基の不飽和結合をエ
ポキシ化できるものであれば特に限定されず、過ギ酸、
過酢酸、過プロピオン酸、m−クロロ過安息香酸、トリ
フルオロ過酢酸、過安息香酸、ターシャリブチルハイド
ロパーオキサイド、クミルハイドロパーオキサイド、テ
トララウロイルハイドロパーオキサイド、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイドなどの各種ハイドロ
パーオキサイド類、過酸化水素などを例として挙げるこ
とができる。
【0015】前記酸化剤は触媒と併用してもよく、例え
ば、有機過酸を用いる場合であれば炭酸ソーダなどのア
ルカリや硫酸などの酸を触媒として併用しうる。同じく
上記各種のハイドロパーオキサイド類を用いる場合であ
れば、モリブデンヘキサカルボニルなど公知の触媒能を
有するものを、また、過酸化水素を用いる場合であれば
タングステン酸と苛性ソーダの混合物を併用することが
できる。
【0016】反応をバッチで行う場合は、先ず反応容器
内に(メタ)アクリレート(III)を所定量仕込み、
この中に必要に応じて触媒、安定剤を溶解させ、この中
に前記酸化剤を滴下して行なう。
【0017】酸化剤と(メタ)アクリレート(III)
との反応モル比(酸化剤/(メタ)アクリレート(II
I))は理論的には1/1であるが、本発明の方法では
0.1〜10の範囲、好ましくは、0.5〜10の範
囲、さらに好ましくは0.8〜1.5の範囲である。酸
化剤と(メタ)アクリレート(III)とのモル比が1
0を超える場合は、(メタ)アクリレート(III)の
高転化率および反応時間短縮、(メタ)アクリレート
(III)の重合によるロス減少という点で好ましい
が、過剰の酸化剤により副反応が起きること、酸化剤の
選択率が低下すること、および未反応の酸化剤を回収す
る場合に多大の費用を要すること、などの欠点がある。
逆に酸化剤と(メタ)アクリレート(III)との反応
モル比が0.1以下の場合は、酸化剤の選択率、転化
率、酸化剤による副反応を抑制するという点で好ましい
が、(メタ)アクリレート(III)の重合によるロ
ス、未反応の(メタ)アクリレート(III)を回収す
る場合に多大の費用を要する、などの欠点がある。
【0018】反応温度としては、エポキシ化反応が酸化
剤の分解反応に優先するような上限温度以下で行い、た
とえば過酢酸を用いる場合であれば70℃以下で、ター
シャリブチルハイドロパーオキサイドを用いる場合であ
れば150℃以下が好ましい。反応温度が低いと反応の
完結までに長時間を要するので、下限温度、すなわち過
酢酸を用いる場合であれば0℃、ターシャリブチルハイ
ドロパーオキサイドを用いる場合であれば20℃以上で
行うことが好ましい。
【0019】また、エポキシ化反応の際、酸化剤からの
副生などによる有機酸、アルコール、水でエポキシ基が
開環してしまう副反応が生じるので、副反応量が少なく
なるような温度を前記温度領域から選定して実施する。
【0020】反応圧力は一般的には常圧下で操作される
が、加圧または低圧下でも実施できる。
【0021】また、反応は無溶媒で行うことができるほ
か、溶媒存在下でも実施できる。溶媒存在下での反応は
反応粗液の粘度低下、酸化剤を希釈することによる安定
化などの効果があるため好ましい。使用される溶媒とし
てはベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族化合
物、クロロホルム、ジメチルクロライド、四塩化炭素、
クロルベンゼンなどのハロゲン化物、酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル化物、アセトン、メチルエチルケ
トンなどのケトン化合物、1,2−ジメトキシエタンな
どのエーテル化合物などを用いることができる。
【0022】溶媒の使用量は、一般式(III)の(メ
タ)アクリレート化合物に対して0.5〜5倍量(重量
基準)が好ましい。0.5倍量より少ない場合は酸化剤
を希釈することによる安定化などの効果が少なく、逆に
5倍量より多くしても安定化効果はそれ程向上せず、溶
媒の回収に多大の費用を要するので無駄となる。
【0023】本発明のポイントは、この反応工程または
脱低沸点成分工程、または製品化工程において分子状酸
素含有ガスを共存させることなく、アンモニウム N−
ニトロソフェニルヒドロキシルアミン又はN−ニトロソ
フェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩を共存させ
ることにある。これらの使用量は、対象とする生成脂環
エポキシ含有(メタ)アクリレート化合物(I)の種
類、その製造工程上の条件によって任意に変えられる
が、反応原料である(メタ)アクリレート化合物(II
I)に対して0.001〜1重量%、より好ましくは
0.01〜0.2重量%の範囲で添加するのがよい。添
加方法は粉末のままでもよいし、溶媒に溶解して添加し
てもよい。
【0024】反応は連続もしくはバッチで行うが、通常
の場合はピストンフロー型式が好ましい。その際、本発
明に用いる重合禁止剤としてのアンモニウム N−ニト
ロソフェニルヒドロキシルアミン又はN−ニトロソフェ
ニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩と溶媒は各々単
独で仕込んでもよいが、溶媒に溶解してから仕込むこと
もできる。また、原料(メタ)アクリレート化合物に溶
解して仕込んでも良い。また、バッチ方式の場合も同様
であるが、酸化剤は逐次的に仕込むセミバッチ方式が望
ましい。
【0025】本発明のポイントは、重合を最小限に抑え
た製品を得るため、反応工程での脂環エポキシ含有(メ
タ)アクリレート化合物(I)の重合を防止する点にあ
るが、反応工程において分子状酸素含有ガスを共存させ
ることなく、上記特定のニトロソ化合物を共存せしめる
という本発明の製法は、そのまま次の脱低沸点成分工程
などの精製工程にも有効に活用できるのである。
【0026】脱低沸点成分工程には、通常薄膜式蒸発器
を用いるが、加熱温度は重合防止の点から50〜180
℃、好ましくは、60〜100℃の範囲で行うのがよ
い。圧力は低沸点成分の物性によって任意に選べるが、
加熱温度との関係で減圧で操作するのが一般的である。
【0027】反応系等で仕込まれた上記特定のニトロソ
化合物が原料である(メタ)アクリレート化合物(II
I)に対して0.001〜1重量%、好ましくは0.0
1〜0.2重量%含有されている場合、新たにニトロソ
化合物を添加する必要はないが、反応工程により分解さ
れて濃度低下を生じた場合、新たに脱低沸点成分工程で
仕込むことが望ましい。
【0028】一方、得られた製品である脂環エポキシ含
有(メタ)アクリレート化合物(I)についても、同様
上記特定のニトロソ化合物が含有されていることが望
ましい。一般的にアクリレート化合物の重合禁止剤とし
ては、フェノール系の重合禁止剤あるいはフェノチアジ
ンの様な重合禁止剤が知られている。しかし、これらを
脂環エポキシを有した(メタ)アクリレート化合物
(I)に適用しても、長期の安定性を得るには充分でな
いことが確認されている。特に、長期間高温下で保存す
るとゲル化あるいは部分的なゲル化を生じることがあ
る。
【0029】脂環エポキシ(メタ)アクリレート化合物
(I)に対する上記特定のニトロソ化合物の添加量は、
後者の濃度として0.01ppm〜5,000ppm、
好ましくは0.1ppm〜1,000ppmである。濃
度が0.01ppm未満の場合、長期の安定性に欠け
る。一方5,000ppm以上の場合、組成物の安定性
には支障ないが、必要以上に多いことは経済的でない。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0031】(実施例1)攪拌機および冷却用ジャケッ
トが付いた内容量200リットルのガラス反応器にシク
ロヘキセニルメチルアクリレート14.4kg、酢酸エ
チル52.8kg、アンモニウム N−ニトロソフェニ
ルヒドロキシルアミン5.0gを加え、窒素下で温度を
50℃に保ち、30%過酢酸溶液24.8kgを定量ポ
ンプで4時間かけて仕込み反応させた。仕込み終了後、
更に4時間熟成後、反応を終了させた。反応粗液1gを
採取しn−ヘプタン10gに溶解したところ、透明であ
った。
【0032】(比較例1)実施例1において、アンモニ
ウム N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンの代わ
りに、ハイドロキノンモノメチルエーテル12.0gを
用いた他は、実施例1と同様に行った。反応粗液1gを
採取しn−ヘプタン10gに溶解したところ、白濁物を
生じた。本白濁物はアクリル系の重合物で、反応系で生
成したものである。
【0033】(実施例2)実施例1で得た反応粗液を室
温まで冷却後、10%Na2CO3水溶液50kgを加え
30分間攪拌し、次いで30分間静置して分液させた。
下層水を除去後、更に10%Na2CO3の水溶液50k
gを加え、同様な操作を行った。この時上層液中の残存
過酢酸濃度は0.02%であり、また酢酸は完全に消失
し、アンモニウム N−ニトロソフェニルヒドロキシル
アミンも残存していなかった。次いで上層液70.5k
gにアンモニウム N−ニトロソフェニルヒドロキシル
アミン1.2gを加え、ガラス製スミス式薄膜蒸発器で
脱低沸成分処理した。操作条件は加熱温度80℃、圧力
150mmHgで、塔底液の取得量は14.2kgであ
った。 ガスクロマトブラフィー分析で組成を調べたと
ころ、エポキシ化シクロヘキセニルメチルアクリレート
化合物95%、酢酸エチル1.1%、シクロヘキセニル
メチルアクリレート0.5%、その他3.4%であっ
た。得られた液1gをn−ヘプタン10gに溶かしたと
ころ、透明であった。
【0034】(比較例2)実施例2においてアンモニウ
ム N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンの代わり
に、ヒドロキノンモノメチルエーテル12gを加えた以
外は同様な操作を行った。塔底液を2.0kg取得した
が蒸発器内に重合物が生成し、蒸発器の振動異音が発生
したため、操作を中断した。得られた塔底液1gをn−
ヘプタン10gに溶解したところ、多量の白色沈澱物が
析出した。
【0035】(実施例3)製品の安定性を得るために、
エポキシ化シクロヘキセニルメチルアクリレート1kg
中にアンモニウム N−ニトロソフェニルヒドロキシル
アミンが10ppmになる様に加えた。これを60℃、
3時間窒素下で保持した。その後、アクリレート中の重
合物の生成をチェックした。結果を表−1に示す。
【0036】(実施例4)実施例3において、アンモニ
ウム N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンの代り
にN−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウ
ム塩を用いた。結果を表−1に示す。
【0037】(比較例3〜4)実施例3において、アン
モニウム N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンの
代りにフェノチアジン、ハイドロキノンモノメチルエー
テルをそれぞれ用いた。結果を表−1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】(実施例5)実施例1において、シクロヘ
キセニルメチルアクリレートの代りにラクトン変性シク
ロヘキセニルメチルアクリレート(一般式(I)におい
て、n=1)を24.2kg用いた他は、実施例1と同
様に行った。反応粗液1gを採取し、n−ヘプタン10
に溶解したところ、透明であった。
【0040】(比較例5)実施例5において、アンモニ
ウム N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンの代り
にハイドロキノンモノメチルエーテル12.0gを用い
た他は、実施例5と同様に行った。反応粗液1gを採取
し、n−ヘプタン10に溶解したところ、白濁物を生じ
た。本白濁物はアクリル系の重合物であり、反応系で生
じたものである。
【0041】
【発明の効果】本発明の上記特定のニトロソ化合物を添
加してなる脂環エポキシ含有(メタ)アクリレート化合
物は、長期保存にも変質せず、工業的に安定に供給し得
る。また、反応系、精製工程中においても、非酸素系で
安定化効果が得られ、ゲル物の生成、製品の変質がな
く、安定した製品が得られる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 303/16 C07D 301/36 C08K 5/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表される脂環エポキシ
    含有(メタ)アクリレート化合物に対して、分子状酸素
    含有ガスを共存させることなく、アンモニウム N−ニ
    トロソフェニルヒドロキシルアミン又はN−ニトロソフ
    ェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩を添加してな
    る、安定化された脂環エポキシ含有(メタ)アクリレー
    化合物。 【化1】
  2. 【請求項2】 アンモニウム N−ニトロソフェニルヒ
    ドロキシルアミン又はN−ニトロソフェニルヒドロキシ
    ルアミンアルミニウム塩の濃度が0.01〜5,000
    ppmである請求項1記載の安定化された脂環エポキシ
    含有(メタ)アクリレート化合物。
  3. 【請求項3】 一般式(III)で表わされる(メタ)
    アクリレートを酸化剤でエポキシ化して一般式(I)で
    表わされる化合物を製造する反応工程、または脱低沸点
    成分工程、または製品化工程において、分子状酸素含有
    ガスを共存させることなく、重合禁止剤としてアンモニ
    ウム N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン又はN
    −ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩
    を共存せしめることを特徴とする請求項1または2に記
    載の安定化された脂環エポキシ含有(メタ)アクリレー
    化合物の製造方法。 【化2】
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GB2330837B (en) * 1995-09-01 1999-12-29 Daicel Chem A stabilized 3,4-epoxycyclohexyl methyl(meth)acrylate
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