JP3439020B2 - 垂直同期回路及びタイミングコントローラ - Google Patents

垂直同期回路及びタイミングコントローラ

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JP3439020B2
JP3439020B2 JP07994196A JP7994196A JP3439020B2 JP 3439020 B2 JP3439020 B2 JP 3439020B2 JP 07994196 A JP07994196 A JP 07994196A JP 7994196 A JP7994196 A JP 7994196A JP 3439020 B2 JP3439020 B2 JP 3439020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は垂直同期回路及びタ
イミングコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の垂直同期回路71の回
路図である。垂直同期回路71は、カウンタ72、デコ
ーダ73、JKフリップフロップ(以下、JKFFとい
う)74,75、Dフリップフロップ(以下、DFFと
いう)76、アンド回路77,78、オア回路79、及
び、インバータ回路80により構成されている。
【0003】垂直同期回路71には、複合ビデオ信号か
ら同期分離された垂直同期信号VSYNC が入力される。ま
た、垂直同期回路71には、水平同期回路によって複合
ビデオ信号から同期分離された水平同期信号に基づいて
生成されたクロック信号CLKが入力される。
【0004】カウンタ72は、垂直同期信号VSYNC に基
づいて生成されるクリア信号VCLRに基づいてそのカウン
ト値をクリアする。そして、カウンタ72は、クロック
信号CLK をカウントし、そのカウント値をデコーダ73
に出力する。デコーダ73は、カウント値に基づいて、
所定期間の時に信号S1,S2を出力する。例えば、信
号S1は期間が「20H」(Hは1水平走査期間であっ
て、クロック信号CLKの2クロック分)の時に出力さ
れ、信号S2は「22H」の時に出力される。それら信
号S1,S2は、JKFF74の入力端子J,Kにそれ
ぞれ出力され、JKFF74は、信号S1,S2に基づ
いて1パルスの制御信号STV を出力する。
【0005】即ち、垂直同期回路71は、垂直同期信号
VSYNC 及びクロック信号CLK に基づいて制御信号STV を
生成し、LCD等の表示器に出力する。その表示器は、
制御信号STV に基づいて垂直走査を開始することによっ
て、画像の表示タイミングを合わせて完全な画像を表示
するようになっている。
【0006】また、垂直同期回路71は、図12に示す
ように、垂直同期信号VSYNC の入力予定位置に引き込み
期間を設けている。その引き込み期間は、デコーダ73
から出力される信号に基づいて設定される。デコーダ7
3は、クロック信号CLK をカウントするカウンタ72か
らのカウント値に基づいて、期間が「224H」の時に
信号S3を、「296H」の時に信号S4を出力する。
期間「224H」,「296H」は、垂直同期信号VSYN
C がNTSC方式の場合にはほぼ「262.5H」で繰
り返し入力されることから、その垂直同期信号VSYNC の
入力予定位置の前後となるように設定されている。
【0007】信号S3は、JKFF75の入力端子Jに
入力され、そのJKFF75は、信号S3に基づいてH
レベルの信号を出力端子Qからアンド回路77に出力す
る。アンド回路77は、JKFF75の出力端子Qから
出力される信号に基づいて、その信号がHレベルの時に
垂直同期信号VSYNC を出力し、その垂直同期信号VSYNC
に基づいて、JKFF75、DFF76、アンド回路7
8によって1パルスのクリア信号VCLRが生成され出力さ
れる。
【0008】即ち、垂直同期回路71は、引き込み期間
に垂直同期信号VSYNC の入力を許容し、その垂直同期信
号に基づいてクリア信号VCLRを生成する。逆に言えば、
垂直同期回路71は、引き込み期間外には垂直同期信号
VSYNC の入力を許容しない。従って、垂直同期回路71
は、引き込み期間外に入力されるノイズ等のよってクリ
ア信号VCLRが生成されるのを防止し、耐ノイズ性の向上
を図っている。また、垂直同期回路71は、引き込み期
間の幅を適宜設定することで、垂直同期信号VSYNC がず
れても、出力画像の垂直同期がかかるようにしている。
【0009】尚、実際には、カウンタ72は、クリア信
号VCLRによってそのカウント値をクリアするので、垂直
同期信号VSYNC が正常に入力された場合、カウント値に
基づいてデコーダ73から「296H」のときの信号S
4は出力されない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電波の伝搬
状態の悪化やゴースト等によってビデオ信号の入力状態
が不安定になると、引き込み期間内にノイズが混入した
り、垂直同期信号VSYNCのレベルが低下して欠落し易く
なる場合がある。混入したノイズはジッタを生じ、出力
画像は垂直方向に変動するので、見づらいものになって
しまう。
【0011】また、垂直同期信号VSYNC が欠落すると、
図13に示すように、垂直同期回路71はクリア信号VC
LRを引き込み期間の終了である信号S4に基づいて生成
する。その結果、表示器は、「296H」の周期で垂直
走査を開始し、画像を表示する。しかしながら、1フィ
ールド分の画像は、ほぼ「262.5H」の間隔で送ら
れてくるので、画像と垂直走査の開始とが順次ずれる、
所謂同期流れの状態となるため、図14に示すように、
表示器81に表示される出力画像は、内容を確認するこ
とができなくなり、非常にみずらいものになってしまう
という問題があった。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、不安定な同期入力状態
での出力画像の安定化を図ることができる垂直同期回路
及びタイミングコントローラを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、水平同期信号に基づいて生成されたクロック信号を
カウントするカウンタを備え、そのカウンタのカウント
値に基づいて出力画像のタイミングを取るための制御信
号を生成し出力するとともに、垂直同期信号の入力予定
位置前後に引き込み期間を設け、その引き込み期間内に
入力される垂直同期信号を有効とし、該垂直同期信号に
基づいてクリア信号を生成して前記カウンタのカウント
値をクリアするようにした垂直同期回路において、前記
垂直同期信号に相当する内部垂直同期信号を生成し、内
部垂直同期信号を用いてクリア信号を生成してカウンタ
をクリアし、前記垂直同期信号の状態を判定し、その判
定結果に基づいて、垂直同期信号が安定して入力される
場合にはその垂直同期信号を選択してクリア信号を生成
するようにしたことを要旨とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の垂直同期回路において、前記垂直同期信号に相当する
内部垂直同期信号を生成するとともに、1フィールドを
引き込み期間内と引き込み期間外との2つの期間に区分
し、それら期間に基づいて前記垂直同期信号の状態を判
定し、その判定結果に基づいて内部垂直同期信号又は垂
直同期信号を選択し、その選択した内部垂直同期信号又
は垂直同期信号に基づいてクリア信号を生成してカウン
タをクリアするようにしたことを要旨とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、水平同期信号に
基づいて生成されたクロック信号をカウントするカウン
タを備え、そのカウンタのカウント値に基づいて出力画
像のタイミングを取るための制御信号を生成し出力する
とともに、垂直同期信号の入力予定位置前後に引き込み
期間を設け、その引き込み期間内に入力される垂直同期
信号を有効とし、該垂直同期信号に基づいてクリア信号
を生成して前記カウンタのカウント値をクリアするよう
にした垂直同期回路において、前記カウンタのカウント
値に基づいて、前記垂直同期信号の引き込み期間に対応
して垂直同期信号の入力予定位置の前後に位相比較信号
を生成する第1のデコーダと、前記カウンタのカウント
値に基づいて、前記垂直同期信号に相当する内部垂直同
期信号を生成する第2のデコーダと、前記第1のデコー
ダにより生成された位相比較信号を入力し、位相比較信
号に基づいて1フィールドを引き込み期間内と引き込み
期間外との2つの期間に区分し、それら期間に基づいて
前記垂直同期信号の状態が安定しているか否かを判定
し、その判定結果に応じた判定信号を出力する判定回路
と、前記垂直同期信号と内部垂直同期信号とを入力する
とともに前記判定回路から出力される判定信号を入力
し、判定信号に基づいて垂直同期信号が安定している場
合には垂直同期信号を選択し、前記垂直同期信号が安定
していない場合には内部垂直同期信号を選択し、その選
択した信号に基づいてクリア信号を出力する選択回路と
を備えたことを要旨とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の垂直同期回路において、前記判定回路は、前記垂直同
期信号が複数フィールド安定して入力された場合に前記
判定信号を出力するようにしたことを要旨とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の垂直同期回路において、前記判定回路は、前記
垂直同期信号に基づいてカウントアップし、前記位相比
較信号に基づいてカウントダウンするカウンタと、前記
カウンタのカウント値と、前記位相比較信号に基づいて
設定した引き込み期間内と引き込み期間外とに基づい
て、引き込み期間内に入力されるパルスが1つ、かつ、
引き込み期間外に入力されるパルスが0の場合か、又
は、引き込み期間内に入力されるパルスが0、かつ、引
き込み期間外に入力されるパルスが1つ、の何れかの場
合に垂直同期信号が安定したと判定し、その判定結果を
出力する位相判定回路とを備えたことを要旨とする。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の垂直同期回路において、前記判定回路は、更に、前記
位相判定回路から出力される判定結果をカウントし、そ
のカウント値が所定値を越える場合には前記判定信号を
出力するカウンタを備えたことを要旨とする。
【0019】請求項7に記載の発明は、水平同期信号に
基づいて、出力画像のタイミングを取るための制御信号
と、クロック信号とを生成し出力する水平同期回路と、
請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の垂直同期回
路とを備えたことを要旨とする。
【0020】従って、請求項1に記載の発明によれば、
垂直同期信号に相当する内部垂直同期信号が生成され、
内部垂直同期信号を用いてクリア信号が生成されてカウ
ンタがクリアされる。また、垂直同期信号の状態が判定
され、その判定結果に基づいて、垂直同期信号が安定し
て入力される場合にはその垂直同期信号が選択されてク
リア信号が生成される。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、垂直同期
信号に相当する内部垂直同期信号が生成されるととも
に、1フィールドが引き込み期間内と引き込み期間外と
の2つの期間に区分され、それら期間に基づいて垂直同
期信号の状態が判定され、その判定結果に基づいて内部
垂直同期信号又は垂直同期信号が選択され、その選択し
た内部垂直同期信号又は垂直同期信号に基づいてクリア
信号が生成されてカウンタがクリアされる。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、カウンタ
のカウント値に基づいて、垂直同期信号の引き込み期間
に対応して垂直同期信号の入力予定位置の前後に位相比
較信号を生成する第1のデコーダと、カウンタのカウン
ト値に基づいて、垂直同期信号に相当する内部垂直同期
信号を生成する第2のデコーダと、第1のデコーダによ
り生成された位相比較信号を入力し、位相比較信号に基
づいて1フィールドを引き込み期間内と引き込み期間外
との2つの期間に区分し、それら期間に基づいて垂直同
期信号の状態が安定しているか否かを判定し、その判定
結果に応じた判定信号を出力する判定回路と、垂直同期
信号と内部垂直同期信号とを入力するとともに判定回路
から出力される判定信号を入力し、判定信号に基づいて
垂直同期信号が安定している場合には垂直同期信号を選
択し、垂直同期信号が安定していない場合には内部垂直
同期信号を選択し、その選択した信号に基づいてクリア
信号を出力する選択回路とが備えられる。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、垂直同期
信号が複数フィールド安定して入力された場合に判定信
号が出力される。請求項5に記載の発明によれば、判定
回路には、垂直同期信号に基づいてカウントアップし、
位相比較信号に基づいてカウントダウンするカウンタ
と、カウンタのカウント値と、位相比較信号に基づいて
設定した引き込み期間内と引き込み期間外とに基づい
て、引き込み期間内に入力されるパルスが1つ、かつ、
引き込み期間外に入力されるパルスが0の場合か、又
は、引き込み期間内に入力されるパルスが0、かつ、引
き込み期間外に入力されるパルスが1つ、の何れかの場
合に垂直同期信号が安定したと判定し、その判定結果を
出力する位相判定回路とが備えられる。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、判定回路
には、更に、位相判定回路から出力される判定結果をカ
ウントし、そのカウント値が所定値を越える場合には判
定信号を出力するカウンタが備えられる。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、水平同期
信号に基づいて、出力画像のタイミングを取るための制
御信号と、クロック信号とを生成し出力する水平同期回
路と、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の垂直
同期回路とを備えたことを要旨とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図8に従って説明する。図1は、画像表
示装置1のブロック回路図である。画像表示装置1は、
駆動回路部2と液晶表示モジュール3とから構成されて
いる。
【0027】駆動回路部2は、同期分離回路4、タイミ
ングコントローラ5、電圧制御発振回路(VCO)6、
及び、ビデオ信号処理回路7により構成されている。同
期分離回路4には、外部からビデオ信号が入力される。
同期分離回路4は、ビデオ信号から水平同期信号HSYNC
、垂直同期信号VSYNC を分離し、分離した水平同期信
号HSYNC 及び垂直同期信号VSYNC をタイミングコントロ
ーラ5に出力する。
【0028】タイミングコントローラ5には、水平同期
回路8と垂直同期回路9とが設けられている。水平同期
回路8には水平同期信号HSYNC が入力される。水平同期
回路8は、水平同期信号HSYNC に基づいて、水平走査の
開始を制御するための制御信号を生成し、液晶表示モジ
ュール3に出力する。また、水平同期回路8は、VCO
6とでPLL(Phase Locked Loop )を構成し、水平同
期信号HSYNC に基づいて所定の周波数のクロック信号CL
K を生成し、垂直同期回路9に出力する。垂直同期回路
9は、垂直同期信号VSYNC と、水平同期回路8から入力
されるクロック信号CLK に基づいて、垂直走査の開始を
制御するための制御信号を生成し、液晶表示モジュール
3に出力する。
【0029】ビデオ信号処理回路7は、画像信号を増幅
する。また、ビデオ信号処理回路7には、図では省略し
てあるが極性反転信号FRP が入力される。ビデオ信号処
理回路7は、極性反転信号FRP に同期して動作し、増幅
した画像信号を、液晶表示モジュール3の駆動に必要な
波形に変換し、画像信号Vdとして液晶表示モジュール3
に出力する。
【0030】液晶表示モジュール3は、液晶パネル1
0、水平駆動回路11、及び、垂直駆動回路12により
構成されている。水平駆動回路11には、水平同期回路
8によって生成された制御信号が入力されるとともに、
ビデオ信号処理回路7によって処理された画像信号が入
力される。垂直駆動回路12には、垂直同期回路9によ
って生成された制御信号が入力される。水平駆動回路1
1,垂直駆動回路12は、それぞれ制御信号に基づいて
水平走査,垂直走査を開始し、その水平走査,垂直走査
によって画像信号が完全な出力画像として液晶パネル1
0に表示される。
【0031】図2に示すように、垂直同期回路9には、
カウンタ21が設けられている。カウンタ21にはクロ
ック信号CLK が入力される。カウンタ21は、クロック
信号CLK をカウントし、そのカウント値をデコーダ22
に出力する。デコーダ22は、カウンタ21から入力さ
れるカウント値に基づいて、そのカウント値が予め設定
された値と一致する時に、パルス信号S1,S2をJK
フリップフロップ(以下、JKFFという)23に出力
する。
【0032】JKFF23は、パルス信号S1,S2に
基づいて、例えば1パルスの制御信号STV を生成し、液
晶表示モジュール3に出力する。液晶表示モジュール3
は、制御信号STV が入力されると、その制御信号STV に
基づいて走査を開始して画像を表示するようになってい
る。
【0033】尚、本実施の形態では、デコーダ22は、
カウンタ21のカウント値が「20H」(1H=1水平
走査期間であって、クロック信号CLK の2クロック分)
に対応した値の時にパルス信号S1を、カウント値が
「22H」に対応した値の時にパルス信号S2を生成
し、出力するようになっている。これらカウント値「2
0H」,「22H」は、NTSC方式の複合ビデオ信号
に基づいて垂直走査を開始するためのタイミングの対応
している。
【0034】また、デコーダ22は、カウンタ21から
のカウント値に基づいて位相比較信号PA,PBを生成
し出力するようになっている。その位相比較信号PA,
PBは、垂直同期信号VSYNC の入力予定位置の前後であ
って、引き込み期間に対応しており、位相比較信号PA
は引き込み期間の開始位置、位相比較信号PBは引き込
み期間の終了位置に対応している。
【0035】例えば、デコーダ22は、カウント値が
「447」の時に位相比較信号PAを、カウント値が
「68」の時に位相比較信号PBを生成する。カウンタ
21は、後述するクリア信号VCLRが入力されるとカウン
ト値をクリアする。そのクリア信号VCLRは、垂直同期信
号VSYNC 又は内部垂直同期信号MVSYNCに基づいて生成さ
れる。即ち、カウンタ21は、垂直同期信号VSYNC 又は
内部垂直同期信号MVSYNCが入力される毎にそのカウント
値をクリアする。従って、デコーダ22は、カウンタ2
1のカウント値に基づいて引き込み期間の終了位置に対
応した位相比較信号PBを出力した後、次の引き込み期
間の開始位置に対応した位相比較信号PAを出力するよ
うになっている。
【0036】更に、デコーダ22は、カウンタ21から
のカウント値に基づいて、垂直同期信号VSYNC の入力予
定位置であって、1フィールドの周期に対応しており、
NTSC方式の1垂直走査期間(=1V)に対応して内
部垂直同期信号MVSYNCを生成し、出力するようになって
いる。垂直同期信号VSYNC は、ほぼ「262.5H」で
入力されることから、デコーダ22は、カウンタ21の
カウント値に基づいて、「262.5H」に対応した値
の時、即ち、垂直同期信号VSYNC に相当した内部垂直同
期信号MVSYNCを生成し、出力するようになっている。
【0037】また、垂直同期回路9には、判定部24、
信号加工部25、及び、選択部26が設けられている。
判定部24は、垂直同期信号VSYNC の状態を判定するた
めに設けられている。垂直同期信号VSYNC の状態には、
正常に入力される、位相がずれて入力される、入力が無
い、ノイズが混入している、等である。
【0038】判定部24には、クロック信号CLK 、垂直
同期信号VSYNC 、及び位相比較信号PA,PBが入力さ
れる。判定部24はクロック信号CLK に同期して動作
し、位相比較信号PA,PBに基づいて、1フィールド
を引き込み期間内と引き込み期間外との2つの期間に区
分し、垂直同期信号VSYNC がどちらの期間に入力される
か、又は、垂直同期信号VSYNC の入力が無いかを判定す
る。そして、判定部24は、その判定結果に基づいてオ
ープン信号SO、クローズ信号SCを生成し、信号加工
部25にオープン信号SOを、選択部26にオープン信
号SO及びクローズ信号SCを出力するようになってい
る。
【0039】図6に示すように、信号加工部25は、ア
ンド回路65,66、JKFF67、及び、DFF68
により構成されている。アンド回路65には、垂直同期
信号VSYNC が入力され、出力端子はJKFF67の入力
端子Kに接続されている。JKFF67の入力端子Jに
は判定部24からオープン信号SOが入力され、クロッ
ク入力端子にはクロック信号CLK が入力される。JKF
F67の出力端子Qは、アンド回路65の入力端子と、
DFF68の入力端子Dに接続され、反転出力端子QN
はアンド回路66の一方の入力端子に接続され、アンド
回路66の他方の入力端子は、DFF68の出力端子Q
に接続されている。DFF68のクロック入力端子には
クロック信号CLK が入力される。
【0040】信号加工部25は、オープン信号SOが入
力されると待機状態となり、最初に入力される信号のみ
を有効とし、その次から入力される信号を無効とする。
そして、信号加工部25は、クロック信号CLK に同期し
て動作し、有効とした信号をクロック信号CLK の1周期
分の幅に加工して選択部26に出力するようになってい
る。
【0041】例えば、信号加工部25は、オープン信号
SOが入力された待機状態となった後に垂直同期信号VS
YNC に続いてノイズが入力された場合、最初に入力され
た垂直同期信号VSYNC を有効とし、その次から入力され
るノイズを無効とする。この構成によって、垂直同期信
号VSYNC に続いて入力されるノイズによってカウンタ2
1がクリアされる誤動作を防止し、出力画像の垂直方向
の移動を無くすことができる。
【0042】選択部26には、信号加工部25を介して
垂直同期信号VSYNC が入力され、デコーダ22から内部
垂直同期信号MVSYNCが入力される。また、選択部26に
は、判定部24からオープン信号SO,クローズ信号S
Cが入力される。選択部26は、例えば内部垂直同期信
号MVSYNCに基づいてクリア信号VCLRを出力する。そし
て、選択部26は、判定部24からオープン信号SOが
入力されると垂直同期信号VSYNC を選択し、その選択し
た垂直同期信号VSYNC に基づいてクリア信号VCLRを出力
する。また、選択部26は、垂直同期信号VSYNC に基づ
いてクリア信号VCLRを出力する動作中にクローズ信号S
Cを入力すると内部垂直同期信号MVSYNCを選択し、その
選択した内部垂直同期信号MVSYNCに基づいてクリア信号
VCLRを出力する動作に切り換わる。
【0043】オープン信号SOは、垂直同期信号VSYNC
が安定して入力されるときに出力され、クローズ信号S
Cは、垂直同期信号VSYNC が安定しない(ノイズの混
入、垂直同期信号VSYNC の入力無し)ときに出力され
る。そして、選択部26は、オープン信号SOが入力さ
れると垂直同期信号VSYNC を選択し、クローズ信号SC
が入力されると内部垂直同期信号MVSYNCを選択する。
【0044】即ち、選択部26は、垂直同期信号VSYNC
が安定して入力されるときにはその垂直同期信号VSYNC
を選択し、その垂直同期信号VSYNC に基づいてクリア信
号VCLRを出力する。一方、選択部26は、垂直同期信号
VSYNC が安定して入力されないときには内部垂直同期信
号MVSYNCを選択し、その内部垂直同期信号MVSYNCに基づ
いてクリア信号VCLRをカウンタ21に出力する。
【0045】垂直同期信号VSYNC は1フィールドの周期
にほぼ対応した間隔で入力される。また、内部垂直同期
信号MVSYNCは、1フィールドの周期に対応した間隔で生
成され入力される。また、内部垂直同期信号MVSYNCは、
垂直同期信号VSYNC の入力予定位置に対応して出力され
る。従って、クリア信号VCLRは、1フィールドの周期に
ほぼ対応した間隔で出力されるとともに、垂直同期信号
VSYNC の入力予定位置に対応した位置に生成され出力さ
れる。
【0046】そして、カウンタ21は、クリア信号VCLR
が入力されると、カウンタ値をクリアする。デコーダ2
2は、カウンタ21のカウント値に基づいてパルス信号
S1,S2を出力し、それらパルス信号S1,S2に基
づいて制御信号STV が生成され液晶表示モジュール3に
出力される。従って、制御信号STV は、1フィールドの
周期に対応した間隔で生成されるとともに、垂直同期信
号VSYNC の入力予定位置に対応した位置に生成され出力
される。その結果、出力画像の垂直走査と映像信号との
ズレがないので、出力画像は安定して出力される。
【0047】次に、判定部24の構成について詳述す
る。図3に示すように、判定部24には、カウンタ31
〜33、位相判定回路34、アンド回路35,36、及
び、オア回路37〜39が設けられている。
【0048】カウンタ31には垂直同期信号VSYNC が入
力される。また、カウンタ31の入力端子は、オア回路
37の出力端子に接続され、そのオア回路37に入力さ
れる位相比較信号PA,PBの論理和信号が入力され
る。更に、カウンタ31にはクロック信号CLK が入力さ
れる。
【0049】カウンタ31は、アップダウンカウンタで
あって、クロック信号CLK に同期して動作し、垂直同期
信号VSYNC が入力されるとカウントアップし、オア回路
37から出力される信号、即ち、位相比較信号PA又は
PBが入力されるとカウントダウンする。そして、カウ
ンタ31は、そのカウント値に応じた信号IN0,IN
1を位相判定回路34に出力するようになっている。
【0050】また、カウンタ31にはカウント値の最大
値と最小値とが予め設定され記憶されている。カウンタ
31は、そのカウント値が最大値のときに垂直同期信号
VSYNC が入力されてもそれ以上カウントアップしない、
また、カウント値が最小値のときに位相比較信号PA,
PBが入力されてもそれ以上カウントダウンしないよう
になっている。
【0051】尚、カウント値の最大値は「3」に設定さ
れ、最小値は「0」に設定されている。従って、カウン
タ31は、「0」から「3」までのカウント値に応じた
信号IN0,IN1を出力するようになっている。そし
て、本実施の形態では、カウンタ31は、カウント値の
ビット0を信号IN0、ビット1を信号IN1として出
力するようになっている。
【0052】位相比較信号PA,PBは、垂直同期信号
VSYNC の引き込み期間を規定し、その垂直同期信号VSYN
C の入力予定位置の前後に生成され出力される。そし
て、通常の場合(垂直同期がとれている場合)には、位
相比較信号PAから位相比較信号PBまでの間に垂直同
期信号VSYNC が1つ入力され、位相信号PBから位相比
較信号PAまでの間には信号が入力されない。
【0053】図7,8に示すように、例えば、位相比較
信号PAが入力された時にカウンタ31のカウント値が
「0」の場合、垂直同期信号VSYNC が入力されるとカウ
ント値は「1」となる。その垂直同期信号VSYNC の次に
位相比較信号PBが入力されるとカウント値は「0」と
なり最小値となる。そして、次に位相比較信号PAが入
力されると、カウンタ31は、そのカウント値が最小値
である「0」となっているので、カウントダウンをする
ことなくカウント値を「0」に保持する。
【0054】従って、垂直同期信号VSYNC の入力が正常
な場合、カウンタ31のカウント値は、位相比較信号P
Aが入力された時には「0」、位相比較信号PBが入力
されたときには「1」となっている。即ち、位相比較信
号PA,PBが入力された時にカウント値は、何れか一
方が「1」、他方が「0」となっている。
【0055】また、垂直同期信号VSYNC の入力が位相比
較信号PA,PBに対して位相ズレとなった場合、位相
比較信号PAから位相比較信号PBまでの間には信号が
入力されず、位相比較信号PBから位相比較信号PAま
での間に垂直同期信号VSYNCが入力される。すると、カ
ウンタ31のカウント値は、位相比較信号PAが入力さ
れた時には「1」、位相比較信号PBが入力された時に
は「0」となっている。従って、位相比較信号PA,P
Bがそれぞれ入力された時のカウント値は、何れか一方
が「1」、他方が「0」となっている。
【0056】一方、複合ビデオ信号の入力状態が悪化し
て垂直同期信号VSYNC の入力がなくなった場合、カウン
タ31は垂直同期信号VSYNC が入力されないのでカウン
トアップしない。その結果、カウンタ31のカウント値
は、位相比較信号PA,PBが入力された時に共に
「0」となっている。
【0057】また、垂直同期信号VSYNC にノイズが混入
した場合、カウンタ31は、混入したノイズによっても
カウントアップする。その結果、カウンタ31のカウン
ト値は混入したノイズの分だけカウントアップされるの
で、位相比較信号PA,PBが入力された場合に、それ
ぞれ「1」,「2」以上となる。
【0058】位相判定回路34には、カウンタ31から
出力される信号IN0,IN1が入力される。また、位
相判定回路34には位相比較信号PA,PBが入力され
る。位相判定回路34は、位相比較信号PA,PBに基
づいて、それら位相比較信号PA,PB間のカウント値
に応じて判定信号AO,AC,BO,BCをそれぞれ出
力するようになっている。
【0059】図4に示すように、位相判定回路34は、
Dフリップフロップ(以下、DFFという)41,4
2、ノア回路43,44、ナンド回路45,46、アン
ド回路47〜50、及び、インバータ回路51〜55に
より構成されている。
【0060】ノア回路43,44は2入力素子であっ
て、ノア回路43には信号IN0,IN1が入力され
る。ノア回路44の一方の入力端子には信号IN0がイ
ンバータ回路51を介して入力され、他方の入力端子に
は信号IN1が直接入力される。ノア回路44の出力端
子はDFF41,42の入力端子Dに接続されている。
【0061】DFF41のクロック入力端子はインバー
タ回路52の出力端子に接続され、そのインバータ回路
52により反転された位相比較信号PBが入力される。
DFF41の出力端子はナンド回路45に接続されてい
る。
【0062】DFF42のクロック入力端子はインバー
タ回路53の出力端子に接続され、そのインバータ回路
53により反転された位相比較信号PAが入力される。
DFF42の出力端子はナンド回路46に接続されてい
る。
【0063】ナンド回路46の出力端子はインバータ回
路54を介してアンド回路47の一方の入力端子に接続
されるとともに、アンド回路48の一方の入力端子に接
続されている。アンド回路47,48の他方の入力端子
には位相比較信号PAが入力される。そして、アンド回
路47から判定信号AOが出力され、アンド回路48か
ら判定信号ACが出力される。
【0064】ナンド回路46の出力端子はインバータ回
路55を介してアンド回路49の一方の入力端子に接続
されるとともに、アンド回路50の一方の入力端子に接
続されている。アンド回路49,50の他方の入力端子
には位相比較信号PBが入力される。そして、アンド回
路49から判定信号BOが出力され、アンド回路50か
ら判定信号BCが出力される。
【0065】垂直同期信号VSYNC が通常に入力された場
合、カウンタ31のカウント値は、上記したように、位
相比較信号PAが入力された時には「0」、位相比較信
号PBが入力された時には「1」となっている。
【0066】例えば、位相比較信号PAが入力された場
合、カウンタ31のカウント値が「0」であるので、ノ
ア回路43からHレベルの信号が出力される。また、そ
の位相比較信号PAに先立って位相比較信号PBが入力
された時にはカウント値が「1」となっているので、D
FF41からHレベルの信号が出力される。従って、ナ
ンド回路45は、Lレベルの信号を出力し、アンド回路
48にはそのLレベルの信号が入力され、アンド回路4
7にはインバータ回路54により反転されてHレベルの
信号が入力される。その結果、アンド回路47は、入力
される位相比較信号PAを判定信号AOとして出力す
る。
【0067】次に、位相比較信号PBが入力された場
合、カウンタ31のカウント値が「1」であるので、ノ
ア回路43からLレベルの信号が出力される。また、そ
の位相比較信号PBに先立って位相比較信号PAが入力
された時にはカウント値が「0」となっているので、D
FF42からLレベルの信号が出力される。従って、ナ
ンド回路46は、Hレベルの信号を出力し、アンド回路
50にはそのHレベルの信号が入力され、アンド回路4
9にはインバータ回路55により反転されてLレベルの
信号が入力される。その結果、アンド回路50は、入力
される位相比較信号PBを判定信号BCとして出力す
る。
【0068】即ち、垂直同期信号VSYNC が正常に入力さ
れた場合、位相判定回路34は、位相比較信号PAが入
力されると判定信号AOを出力し、位相比較信号PBが
入力されると判定信号BCを出力する。
【0069】次に、垂直同期信号VSYNC の位相がずれた
場合、カウンタ31のカウント値は、上記したように、
位相比較信号PAが入力された時には「1」、位相比較
信号PBが入力された時には「0」となっている。
【0070】例えば、位相比較信号PAが入力された場
合、カウンタ31のカウント値が「1」であるので、ノ
ア回路43からLレベルの信号が出力される。また、そ
の位相比較信号PAに先立って位相比較信号PBが入力
された時にはカウント値が「0」となっているので、D
FF41からLレベルの信号が出力される。従って、ナ
ンド回路45は、Hレベルの信号を出力し、アンド回路
48にはそのHレベルの信号が入力され、アンド回路4
7にはインバータ回路54により反転されてLレベルの
信号が入力される。その結果、アンド回路48は、入力
される位相比較信号PAを判定信号ACとして出力す
る。
【0071】次に、位相比較信号PBが入力された場
合、カウンタ31のカウント値が「0」であるので、ノ
ア回路43からHレベルの信号が出力される。また、そ
の位相比較信号PBに先立って位相比較信号PAが入力
された時にはカウント値が「1」となっているので、D
FF42からHレベルの信号が出力される。従って、ナ
ンド回路46は、Lレベルの信号を出力し、アンド回路
50にはそのLレベルの信号が入力され、アンド回路4
9にはインバータ回路55により反転されてHレベルの
信号が入力される。その結果、アンド回路49は、入力
される位相比較信号PBを判定信号BOとして出力す
る。
【0072】即ち、垂直同期信号VSYNC の位相がずれた
場合、位相判定回路34は、位相比較信号PAが入力さ
れると判定信号ACを出力し、位相比較信号PBが入力
されると判定信号BOを出力する。次に、垂直同期信号
VSYNC の入力が無い場合、カウンタ31のカウント値
は、位相比較信号PA,PBが入力された時に共に
「0」となっているので、ノア回路43からHレベルの
信号がそれぞれ出力される。また、その位相比較信号P
A(PB)に先立って位相比較信号PB(PA)が入力
された時にはカウント値が「0」となっているので、D
FF41,42からLレベルの信号がそれぞれ出力され
る。その結果、位相比較信号PAが入力された時に、ア
ンド回路48からその位相比較信号PAが判定信号AC
として出力され、位相比較信号PBが入力された時に、
アンド回路50からその位相比較信号PBが判定信号B
Cとして出力される。
【0073】即ち、垂直同期信号VSYNC の入力が無い場
合、位相判定回路34は、位相比較信号PAが入力され
ると判定信号ACを出力し、位相比較信号PBが入力さ
れると判定信号BCを出力する。
【0074】更に、垂直同期信号VSYNC にノイズが混入
した場合、カウンタ31のカウント値は位相比較信号P
A,PBが入力されるときに「1」以上になっているの
で、ノア回路43からLレベルの信号が出力される。ま
た、位相比較信号PA(PB)に先立って位相比較信号
PB(PA)が入力された時にはカウント値が「1」よ
りも大きくなっているので、DFF41,42からLレ
ベルの信号がそれぞれ出力される。その結果、位相比較
信号PAが入力された時に、アンド回路48からその位
相比較信号PAが判定信号ACとして出力され、位相比
較信号PBが入力された時に、アンド回路50からその
位相比較信号PBが判定信号BCとして出力される。
【0075】即ち、垂直同期信号VSYNC にノイズが混入
した場合、位相判定回路34は、位相比較信号PAが入
力されると判定信号ACを出力し、位相比較信号PBが
入力されると判定信号BCを出力する。
【0076】従って、位相判定回路34は、位相比較信
号PA,PBに基づいて垂直同期信号VSYNC の位相を判
定する。そして、位相判定回路34は、垂直同期信号VS
YNCの位相が正常、即ち、カウンタ31のカウント値が
位相比較信号PAから位相比較信号PBまでの期間で
「1」、かつ、位相比較信号PBから位相比較信号PA
までの期間で「0」の時には、位相比較信号PAに応答
して判定信号AOを出力し、それ以外は判定信号ACを
出力する。また、位相判定回路34は、垂直同期信号VS
YNC の位相がずれている、即ち、カウンタ31のカウン
ト値が位相比較信号PBから位相比較信号PAまでの期
間で「1」、かつ、位相比較信号PAから位相比較信号
PBまでの期間で「0」の時には、位相比較信号PBに
応答して判定信号BOを出力し、それ以外はBCを出力
する。
【0077】また、位相比較信号PAから位相比較信号
PBまでの期間は、垂直同期信号VSYNC の引き込み期間
内であって、位相比較信号PBから位相比較信号PAま
での期間は、引き込み期間外である。従って、位相判定
回路34は、垂直同期信号VSYNC が位相引き込み期間内
に入力される場合には判定信号AOを出力し、垂直同期
信号VSYNC が引き込み期間外に入力される場合には判定
信号BOを出力する。そして、位相判定回路34は、垂
直同期信号VSYNC の入力が無い場合、又は、垂直同期信
号VSYNC にノイズが混入した場合には、判定信号AC,
BCを出力する。
【0078】図3に示すように、位相判定回路34から
出力される判定信号AO,ACはカウンタ32に入力さ
れ、判定信号BO,BCはカウンタ33に入力される。
カウンタ32,33は、それぞれアップカウンタであっ
て、カウンタ32は、判定信号AOを入力するとカウン
トアップし、判定信号ACを入力するとカウント値をク
リアする。カウンタ33は、判定信号BOを入力すると
カウントアップし、判定信号BCを入力するとカウント
値をクリアする。そして、カウンタ32,33は、通常
Lレベルの信号を出力し、それぞれカウント値が予め設
定された所定値を越えるとHレベルの信号を出力するよ
うになっている。
【0079】位相判定回路34は、位相比較信号PAに
応答して判定信号AO,ACを出力し、位相比較信号P
Bに応答して判定信号BO,BCを出力する。位相比較
信号PA,PBは、垂直同期信号VSYNC の引き込み期間
に対応しているので、1フィールド期間に対応した間隔
で生成され出力されるので、判定信号AO,AC,B
O,BCもそれぞれ1フィールド期間に対応した間隔で
出力される。
【0080】従って、カウンタ32,33は、予め設定
された所定値に基づいて、複数フィールド連続して判定
信号AO,BOをそれぞれ入力するとHレベルの信号を
出力するようになっている。尚、本実施の形態では、カ
ウンタ32,33の所定値は、それぞれ「3」に設定さ
れている。従って、カウンタ32,33は、3フィール
ド連続して判定信号AO,BOをそれぞれ入力するとH
レベルの信号を出力するようになっている。
【0081】カウンタ32から出力される信号はアンド
回路35の一方の入力端子に入力され、アンド回路35
の他方の入力端子には判定信号AOが入力される。ま
た、カウンタ33から出力される信号はアンド回路36
の一方の入力端子に入力され、アンド回路36の他方の
入力端子には判定信号BOが入力される。そして、アン
ド回路35,36から出力される信号はオア回路38に
入力され、そのオア回路38からは、オープン信号SO
が出力される。
【0082】また、位相判定回路34から出力される判
定信号AC,BCは、オア回路39に入力され、そのオ
ア回路39からは、判定信号AC又はBCがクローズ信
号SCとして出力される。
【0083】従って、判定部24は、垂直同期信号VSYN
C が複数フィールド連続して正常に入力されるか、又
は、垂直同期信号VSYNC の位相がずれた状態で複数フィ
ールド連続して入力された場合に、オープン信号SOを
選択部26に出力する。選択部26は、オープン信号S
Oが入力されると、内部垂直同期信号MVSYNCから垂直同
期信号VSYNC 切り替え、その垂直同期信号VSYNC に基づ
いてクリア信号VCLRを出力する。そして、カウンタ21
はそのクリア信号VCLRに基づいてカウント値をクリアす
る。この構成によって垂直同期信号VSYNC が正常に入力
された後に複数フィールドの余裕を持たせることで、内
部垂直同期信号MVSYNCから垂直同期信号VSYNC に切り替
えるときにヒステリシスを持たせて切り替え時のバタ付
きを防ぐようになっている。
【0084】次に、選択部26の構成について説明す
る。図5に示すように、選択部26には、JKFF6
1、アンド回路62,63、及び、オア回路64が設け
られている。JKFF61の入力端子Jにはオープン信
号SOが入力され、入力端子Kにはクローズ信号SCが
入力される。また、JKFF61のクロック入力端子に
はクロック信号CLK が入力される。
【0085】JKFF61の出力端子Qはアンド回路6
2の一方の入力端子に接続され、アンド回路62の他方
の入力端子には垂直同期信号VSYNC が入力される。JK
FF61の反転出力端子QNはアンド回路63の一方の
入力端子に接続され、アンド回路63の他方の入力端子
には内部垂直同期信号MVSYNCが入力される。アンド回路
62,63の出力端子は、オア回路64の入力端子にそ
れぞれ接続され、そのオア回路64からクリア信号VCLR
が出力される。
【0086】JKFF61は、入力端子Jにオープン信
号SOが入力されると、出力端子QからHレベルの信号
をアンド回路62に、反転出力端子QNからLレベルの
信号をアンド回路63に出力する。その結果、オア回路
64には、一方の入力端子にHレベルの信号が入力され
たアンド回路62を介して垂直同期信号VSYNC が入力さ
れ、その垂直同期信号VSYNC がクリア信号VCLRとして出
力される。
【0087】一方、JKFF61は、入力端子Kにクロ
ーズ信号SCが入力されると、出力端子QからLレベル
の信号をアンド回路62に、反転出力端子QNからHレ
ベルの信号をアンド回路63に出力する。その結果、オ
ア回路64には、一方の入力端子にHレベルの信号が入
力されたアンド回路63を介して内部垂直同期信号MVSY
NCが入力され、その内部垂直同期信号MVSYNCがクリア信
号VCLRとして出力される。
【0088】即ち、選択部26は、オープン信号SOが
入力されると垂直同期信号VSYNC を選択し、クローズ信
号SCが入力されると内部垂直同期信号MVSYNCを選択す
る。そして、選択部26は、選択した垂直同期信号VSYN
C 又は内部垂直同期信号MVSYNCに基づいてクリア信号VC
LRを出力する。
【0089】以上記述したように、本形態によれば、以
下の効果を奏する。 (1)垂直同期回路9のデコーダ22は、クロック信号
CLK をカウントするカウンタ21のカウント値に基づい
て、垂直同期信号VSYNC に相当した内部垂直同期信号MV
SYNCと、垂直同期信号VSYNC の引き込み期間に対応した
位相比較信号PA,PBを生成し、出力する。また、垂
直同期回路には判定部24及び選択部26が設けられて
いる。判定部24は、入力された位相比較信号PA,P
Bに基づいて1フィールドを引き込み期間内と引き込み
期間外の2つの期間に区分し、垂直同期信号VSYNC がど
の期間に入力されるかを判定する。そして、判定部24
は、その判定結果に基づいて垂直同期信号VSYNC が安定
して入力されるか、又は、位相がずれて入力される場合
にオープン信号SOを、垂直同期信号VSYNC が安定して
いない場合にクローズ信号SCを選択部26に出力す
る。選択部26は、オープン信号SOとクローズ信号と
に基づいて垂直同期信号VSYNC 又は内部垂直同期信号MV
SYNCを選択し、その選択した信号に基づいて、カウンタ
21をクリアするためのクリア信号VCLRを出力するよう
にした。
【0090】その結果、垂直同期信号VSYNC が安定して
いない場合に、垂直同期信号VSYNCに相当した内部垂直
同期信号MVSYNCに基づいてカウンタ21をクリアするこ
とができるので、出力画像の垂直方向の移動を防ぐこと
ができ、出力画像を安定して表示することができる。
【0091】(2)判定部24は、垂直同期信号VSYNC
が複数フィールド連続して正常に入力されるか、又は、
垂直同期信号VSYNC の位相がずれた状態で複数フィール
ド連続して入力された場合に、オープン信号SOを選択
部26に出力する。選択部26は、オープン信号SOが
入力されると、内部垂直同期信号MVSYNCから垂直同期信
号VSYNC 切り替え、その垂直同期信号VSYNC に基づいて
クリア信号VCLRを出力する。そして、カウンタ21はそ
のクリア信号VCLRに基づいてカウント値をクリアする。
この構成によって垂直同期信号VSYNC が正常に入力され
た後に複数フィールドの余裕を持たせることで、内部垂
直同期信号MVSYNCから垂直同期信号VSYNC に切り替える
ときにヒステリシスを持たせて切り替え時のバタ付きを
防ぐことができる。
【0092】尚、本発明は上記形態に限定されるもので
はなく、以下のように実施してもよい。 (1)上記実施の形態では、NTSC方式のビデオ信号を扱
うタイミングコントローラ5の垂直同期回路9に具体化
したが、PAL 方式やSECAM 方式のビデオ信号を扱うよう
にして実施してもよい。例えば、PAL 方式の場合、垂直
同期回路9のデコーダ22は、垂直同期信号VSYNC がほ
ぼ312.5Hの間隔で入力されることから、内部垂直同期信
号MVSYNC312.5Hの間隔で生成する。そして、選択部26
は、内部垂直同期信号MVSYNCまたは垂直同期信号VSYNC
を選択し、その選択した信号に基づいてクリア信号VCLR
を出力してカウンタ21をクリアするようにする。この
構成によれば、上記実施の形態と同様にPAL 方式の画像
表示装置においても垂直同期流れを抑えた画像を表示す
ることが可能となる。
【0093】(2)上記実施の形態では、カウンタ3
2,33の設定値をそれぞれ「3」に設定して内部垂直
同期信号MVSYNCから垂直同期信号VSYNC に切り替える時
に複数フィールド回分の余裕を設けて切り替えのバタつ
きを抑えるようにしたが、カウンタ32,33の設定値
を「1」、「2」、又は「4」以上の任意の値に設定し
てもよい。また、カウンタ32の設定値をカウンタ33
の設定値とを互いに異なる値に設定してもよい。
【0094】(3)上記実施の形態において、位相判定
回路34の構成を適宜変更してもよい。例えば、カウン
タ31から入力する信号IN0,IN1をデコードする
オア回路43,44及びインバータ回路51を、別のブ
ロックとしてもよい。また、オア回路43,44及びイ
ンバータ回路51をカウンタ31に内蔵するようにして
もよい。
【0095】(4)上記実施の形態では、液晶表示モジ
ュール3を用いた画像表示装置1に具体化したが、液晶
表示モジュール3に代えてCRTやPDP(プラズマデ
ィスプレイパネル)等の他の表示器を用いた画像表示装
置に具体化して実施してもよい。
【0096】(5)上記実施の形態では、判定部24の
カウンタ32,33にアップカウンタを用いたが、ダウ
ンカウンタを用いて実施してもよい。この場合、カウン
タ32,33は、判定信号AC,BCに応答して予め設
定した所定値をロードし、その所定値からそれぞれ判定
信号AO,BOを入力する毎にカウントダウンする。そ
して、カウント値が「0」となった時にそれぞれHレベ
ルの信号を出力するようにする。この構成によっても、
上記実施の形態と同様の効果を奏する。
【0097】(6)上記実施の形態において、図9に示
すように、カウンタ32aを用いた構成とする。カウン
タ32aは、プリセット機能付きであってアンド回路3
6から出力される信号が入力されると予め設定された値
(「3」)にプリセットされる。従って、図10に示す
ように、カウンタ33より判定信号BOがカウントされ
てオープン信号COが出力されると同時に、それまで動
作していなかったカウンタ32aのカウント値が「3」
にプリセットされる。その結果、その後に判定信号AO
が入力されると、即、オープン信号SOが出力され、こ
れ以降垂直同期信号VSYNC が選択される。この構成によ
っても、上記実施の形態と同様の効果を奏する。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、不
安定な同期入力状態での出力画像の安定化を図ることが
可能な垂直同期回路及びタイミングコントローラを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の液晶表示装置のブロック図。
【図2】 一実施の形態の垂直同期回路のブロック回路
図。
【図3】 判定部のブロック回路図。
【図4】 位相判定回路部の回路図。
【図5】 選択部の回路図。
【図6】 信号加工部の回路図。
【図7】 垂直同期回路の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図8】 垂直同期回路の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図9】 別の判定部のブロック回路図。
【図10】 別の判定部の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図11】 従来の垂直同期回路のブロック回路図。
【図12】 垂直同期信号を示すタイミングチャート。
【図13】 同期流れの場合を示すタイミングチャー
ト。
【図14】 同期流れの場合の画面を示す説明図。
【符号の説明】
5 タイミングコントローラ 9 垂直同期回路 21 カウンタ 22 (第1,第2の)デコーダ 24 判定回路としての判定部 26 選択回路としての選択部 31 カウンタ 32,33 カウンタ 34 位相判定回路 CLK クロック信号 SO 判定信号としてのオープン信号 SC 判定信号としてのクローズ信号 PA,PB 位相比較信号 MVSYNC 内部垂直同期信号 VSYNC 垂直同期信号 VCLR クリア信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/04 - 5/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期信号に基づいて生成されたクロ
    ック信号をカウントするカウンタを備え、そのカウンタ
    のカウント値に基づいて出力画像のタイミングを取るた
    めの制御信号を生成し出力するとともに、垂直同期信号
    の入力予定位置前後に引き込み期間を設け、その引き込
    み期間内に入力される垂直同期信号を有効とし、該垂直
    同期信号に基づいてクリア信号を生成して前記カウンタ
    のカウント値をクリアするようにした垂直同期回路にお
    いて、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号の引き込み期間に対応して垂直同期信号の入力予定位
    置の前後に位相比較信号を生成する第1のデコーダと、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号に相当する内部垂直同期信号を生成する第2のデコー
    ダと、 前記第1のデコーダにより生成された位相比較信号を入
    力し、位相比較信号に基づいて1フィールドを引き込み
    期間内と引き込み期間外との2つの期間に区分し、それ
    ら期間に基づいて前記垂直同期信号の状態が安定してい
    るか否かを判定し、その判定結果に応じた判定信号を出
    力する判定回路と、 前記垂直同期信号と内部垂直同期信号とを入力するとと
    もに前記判定回路から出力される判定信号を入力し、判
    定信号に基づいて垂直同期信号が安定している場合には
    垂直同期信号を選択し、前記垂直同期信号が安定してい
    ない場合には内部垂直同期信号を選択し、その選択した
    信号に基づいてクリア信号を出力する選択回路とを備
    え、 前記判定回路は、前記垂直同期信号に基づいてカウント
    アップし、前記位相比較信号に基づいてカウントダウン
    するカウンタと、 前記カウンタのカウント値と、前記位相比較信号に基づ
    いて設定した引き込み期間内と引き込み期間外とに基づ
    いて、引き込み期間内に入力されるパルスが1つ、か
    つ、引き込み期間外に入力されるパルスが0の場合か、
    又は、引き込み期間内に入力されるパルスが0、かつ、
    引き込み期間外に入力されるパルスが1つ、の何れかの
    場合に垂直同期信号が安定したと判定し、その判定結果
    を出力する位相判定回路と を備えたことを特徴とする垂
    直同期回路。
  2. 【請求項2】 水平同期信号に基づいて生成されたクロ
    ック信号をカウントするカウンタを備え、そのカウンタ
    のカウント値に基づいて出力画像のタイミングを取るた
    めの制御信号を生成し出力するとともに、垂直同期信号
    の入力予定位置前後に引き込み期間を設け、その引き込
    み期間内に入力される垂直同期信号を有効とし、該垂直
    同期信号に基づいてクリア信号を生成して前記カウンタ
    のカウント値をクリアするようにした垂直同期回路にお
    いて、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号の引き込み期間に対応して垂直同期信号の入力予定位
    置の前後に位相比較信号を生成する第1のデコーダと、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号に相当する内部垂直同期信号を生成する第2のデコー
    ダと、 前記第1のデコーダにより生成された位相比較信号を入
    力し、位相比較信号に基づいて1フィールドを引き込み
    期間内と引き込み期間外との2つの期間に区分し、それ
    ら期間に基づいて前記垂直同期信号の状態が安定してい
    るか否かを判定し、その判定結果に応じた判定信号を出
    力する判定回路と、 前記垂直同期信号と内部垂直同期信号とを入力するとと
    もに前記判定回路から出力される判定信号を入力し、判
    定信号に基づいて垂直同期信号が安定している場合には
    垂直同期信号を選択し、前記垂直同期信号が安定してい
    ない場合には内部垂直同期信号を選択し、その選択した
    信号に基づいてクリア信号を出力する選択回路とを備
    え、 前記判定回路は、前記垂直同期信号が複数フィールド安
    定して入力された場合に前記判定信号を出力するように
    したとともに、 更に、前記判定回路は、前記垂直同期信号に基づいてカ
    ウントアップし、前記位相比較信号に基づいてカウント
    ダウンするカウンタと、 前記カウンタのカウント値と、前記位相比較信号に基づ
    いて設定した引き込み期間内と引き込み期間外とに基づ
    いて、引き込み期間内に入力されるパルスが1つ、か
    つ、引き込み期間外に入力されるパルスが0の場合か、
    又は、引き込み期間内に入力されるパルスが0、.か
    つ、引き込み期間外に入力されるパルスが1 つ、の何れ
    かの場合に垂直同期信号が安定したと判定し、その判定
    結果を出力する位相判定回路とを備えたことを特徴とす
    る垂直同期回路。
  3. 【請求項3】 水平同期信号に基づいて生成されたクロ
    ック信号をカウントするカウンタを備え、そのカウンタ
    のカウント値に基づいて出力画像のタイミングを取るた
    めの制御信号を生成し出力するとともに、垂直同期信号
    の入力予定位置前後に引き込み期間を設け、その引き込
    み期間内に入力される垂直同期信号を有効とし、該垂直
    同期信号に基づいてクリア信号を生成して前記カウンタ
    のカウント値をクリアするようにした垂直同期回路にお
    いて、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号の引き込み期間に対応して垂直同期信号の入力予定位
    置の前後に位相比較信号を生成する第1のデコーダと、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号に相当する内部垂直同期信号を生成する第2のデコー
    ダと、 前記第1のデコーダにより生成された位相比較信号を入
    力し、位相比較信号に基づいて1フィールドを引き込み
    期間内と引き込み期間外との2つの期間に区分し、それ
    ら期間に基づいて前記垂直同期信号の状態が安定してい
    るか否かを判定し、その判定結果に応じた判定信号を出
    力する判定回路と、 前記垂直同期信号と内部垂直同期信号とを入力するとと
    もに前記判定回路から出力される判定信号を入力し、判
    定信号に基づいて垂直同期信号が安定している場合には
    垂直同期信号を選択し、前記垂直同期信号が安定してい
    ない場合には内部垂直同期信号を選択し、その選択した
    信号に基づいてクリア信号を出力する選択回路とを備
    え、 前記判定回路は、前記垂直同期信号に基づいてカウント
    アップし、前記位相比較信号に基づいてカウントダウン
    するカウンタと、 前記カウンタのカウント値と、前記位相比較信号に基づ
    いて設定した引き込み期間内と引き込み期間外とに基づ
    いて、引き込み期間内に入力されるパルスが1つ、か
    つ、引き込み期間外に入力されるパルスが0の場合か、
    又は、引き込み期 間内に入力されるパルスが0、かつ、
    引き込み期間外に入力されるパルスが1つ、の何れかの
    場合に垂直同期信号が安定したと判定し、その判定結果
    を出力する位相判定回路とを備えるとともに、 前記判定回路は、更に、前記位相判定回路から出力され
    る判定結果をカウントし、そのカウント値が所定値を越
    える場合には前記判定信号を出力するカウンタを備えた
    ことを特徴とする垂直同期回路。
  4. 【請求項4】 水平同期信号に基づいて生成されたクロ
    ック信号をカウントするカウンタを備え、そのカウンタ
    のカウント値に基づいて出力画像のタイミングを取るた
    めの制御信号を生成し出力するとともに、垂直同期信号
    の入力予定位置前後に引き込み期間を設け、その引き込
    み期間内に入力される垂直同期信号を有効とし、該垂直
    同期信号に基づいてクリア信号を生成して前記カウンタ
    のカウント値をクリアするようにした垂直同期回路にお
    いて、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号の引き込み期間に対応して垂直同期信号の入力予定位
    置の前後に位相比較信号を生成する第1のデコーダと、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号に相当する内部垂直同期信号を生成する第2のデコー
    ダと、 前記第1のデコーダにより生成された位相比較信号を入
    力し、位相比較信号に基づいて1フィールドを引き込み
    期間内と引き込み期間外との2つの期間に区分し、それ
    ら期間に基づいて前記垂直同期信号の状態が安定してい
    るか否かを判定し、その判定結果に応じた判定信号を出
    力する判定回路と、 前記垂直同期信号と内部垂直同期信号とを入力するとと
    もに前記判定回路から出力される判定信号を入力し、判
    定信号に基づいて垂直同期信号が安定している場合には
    垂直同期信号を選択し、前記垂直同期信号が安定してい
    ない場合には内部垂直同期信号を選択し、その選択した
    信号に基づいてクリア信号を出力する選択回路とを備
    え、 前記判定回路は、前記垂直同期信号が複数フィールド安
    定して入力された場合に前記判定信号を出力するように
    したとともに、 更に、前記判定回路は、前記垂直同期信号に基づいてカ
    ウントアップし、前記 位相比較信号に基づいてカウント
    ダウンするカウンタと、 前記カウンタのカウント値と、前記位相比較信号に基づ
    いて設定した引き込み期間内と引き込み期間外とに基づ
    いて、引き込み期間内に入力されるパルスが1つ、か
    つ、引き込み期間外に入力されるパルスが0の場合か、
    又は、引き込み期間内に入力されるパルスが0、かつ、
    引き込み期間外に入力されるパルスが1つ、の何れかの
    場合に垂直同期信号が安定したと判定し、その判定結果
    を出力する位相判定回路とを備え、 前記判定回路は、更に、前記位相判定回路から出力され
    る判定結果をカウントし、そのカウント値が所定値を越
    える場合には前記判定信号を出力するカウンタを備えた
    ことを特徴とする垂直同期回路。
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