JP3257490B2 - 同期保護回路及び方法 - Google Patents

同期保護回路及び方法

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JP3257490B2
JP3257490B2 JP34114197A JP34114197A JP3257490B2 JP 3257490 B2 JP3257490 B2 JP 3257490B2 JP 34114197 A JP34114197 A JP 34114197A JP 34114197 A JP34114197 A JP 34114197A JP 3257490 B2 JP3257490 B2 JP 3257490B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直同期信号に生
じた問題に従って発生する画像(例えば、文字)の垂直
方向の乱れを防止することができる同期保護回路及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】AFC調整回路を内蔵し、CRT上に文
字(数字、記号等を含む)を表示させる文字表示装置に
おいては、垂直同期信号と水平同期信号とのずれによっ
て、表示される文字画像が垂直方向に乱れることを防止
するための同期保護が必要となる。このため、このよう
な文字表示装置の回路には、同期保護を目的とした同期
保護回路が設けられている。
【0003】図6は、従来例の文字表示装置内に設けら
れる回路の構成を示すブロック図である。この回路にお
いて、外部から供給された複合同期信号8は、PLLを
構成する位相比較器3と垂直同期信号抜き取り回路9と
に入力する。複合同期信号8に従ってPLLを構成する
分周器4が生成した信号に基づいて、水平同期信号発生
回路1から水平同期信号10が出力される。一方、複合
同期信号8に従ってPLLを構成するVCO5が出力し
たVCO発振クロック6と外部から供給された複合同期
信号8とに基づいて、垂直同期信号抜き取り回路9から
垂直同期信号12が出力される。さらに水平同期信号発
生回路1が出力した水平同期信号10に基づいて、ドッ
トクロック発振回路7からドットクロック11が出力さ
れる。
【0004】これらの信号のうち、水平同期信号10、
垂直同期信号12及びドットクロック11が同期保護回
路18に入力される。この同期保護回路18は、図7に
示すように、水平カウント回路24と、ダミーパルス発
生回路25と、リファレンスタイミング発生回路26
と、水平/ダミー切換回路27と、レジスタ回路28と
から構成されている。
【0005】この同期保護回路18においては、図8の
タイミングチャートに示すように、ドットクロック11
に従ってカウントしているカウンタ回路24のカウント
値によって、リファレンスタイミング発生回路26から
1水平期間を領域Aと領域Bの2つの領域に分ける信号
が出力される。また、カウンタ回路24のカウント値に
よって、ダミーパルス発生回路25からダミーパルスが
出力される。
【0006】一方、レジスタ回路28は、リファレンス
タイミング発生回路26から出力される信号と垂直同期
信号に従って、水平/ダミー切換回路27がダミーパル
スを出力するかどうかを制御する信号を出力する。すな
わち、レジスタ回路28は、水平同期信号10の位相の
垂直同期信号12とのずれを、水平/ダミー切換回路2
7にダミーパルスを出力させることによって補償するも
のである。
【0007】ここで、水平/ダミー切換回路27の出力
は、水平同期信号10と垂直同期信号12との関係によ
って次のように決まる。領域Aで水平同期信号10が立
ち上がる前に垂直同期信号12が立ち上がった場合は、
次の領域Aでダミーパルス発生回路25が発生したダミ
ーパルス(ア)を出力し、その後水平同期信号10の出
力(イ)に切り換える。領域Aで水平同期信号10が立
ち上がった後に垂直同期信号12が立ち上がった場合
は、次の領域Aでダミーパルス発生回路25が発生した
ダミーパルス(ア)を出力し、その後水平同期信号10
の出力(イ)に切り換える。領域Bで垂直同期信号が立
ち上がったときは、ダミーパルス発生回路25が発生し
たダミーパルスを出力せず、そのまま水平同期信号10
を出力する(イ)。
【0008】水平/ダミー切換回路27から出力された
ダミーパルス/水平同期信号17は、表示文字タイミン
グジェネレータ19の水平同期信号計測回路43にクロ
ックとして入力され、水平同期信号計測回路43は、こ
のクロックに従ってカウントし、垂直同期信号12の入
力によってクリアされる。すなわち、ダミーパルスの入
力によって、水平同期信号計測回路43の計測誤差が低
減され、文字表示タイミングジェネレータ19が生成す
るタイミング信号のタイミングずれが低減されるもので
ある。これにより、この文字表示装置は、表示される文
字画像が垂直方向に乱れることを防ぐことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の回路中の垂直同期信号抜き取り回路9において、
積分回路+AFC調整回路2によるAFC調整によるV
CO発振クロック6の周波数の変化と、複合同期信号8
に生じるジッタによってカウントミスが起こり、垂直同
期信号12にジッタが生じる場合がある。
【0010】垂直同期信号12のジッタが生じた場合に
は、フレーム間(現フィールドと前々フィールドとの
間)で疑似水平/水平同期信号(水平同期信号或いはダ
ミーパルス)17が水平同期信号計測回路43に最初に
入力するタイミングがフレーム間で異なることとなり、
水平同期信号計測回路43のカウント値にフレーム間で
ずれが生じる。このため、CRT上に表示される文字の
画像に対して垂直方向の乱れが生じるという問題があっ
た。
【0011】本発明は、上記従来例の問題点を解消する
ためになされたものであり、垂直同期信号のジッタ等の
垂直同期信号に生じた問題によって画像(例えば、文
字)が垂直方向に乱れることを防止することができる同
期保護回路及び方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる垂直同期信号と水平同
期信号との位置関係のずれを補正するための疑似水平同
期信号を前記垂直同期信号の入力後、最初の水平同期信
号が入力されるまでの期間に発生する発生手段と、該疑
似水平同期信号発生手段が発生した前記疑似同期信号と
水平同期信号とを順次外部に出力する出力手段を備える
同期保護回路は、現フィールドよりも1フレーム前の対
応するフィールドで前記出力手段が前記疑似水平同期信
号を出力したかどうかを記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に前記対応するフィールドで前記疑似水平同期信号
を出力していないと記憶されているときに、前記発生手
段が発生した前記疑似水平同期信号の前記出力手段によ
る出力を停止する出力停止手段とを備えることを特徴と
する。
【0013】上記の同期保護回路では、前記出力停止手
段は、現フィールドよりも1フレーム前の対応するフィ
ールドで前記出力手段が前記疑似水平同期信号を出力し
なかったときには、現フィールドでの前記疑似水平同期
信号の出力を停止させる。このため、前記出力手段から
の同期信号(疑似水平同期信号または水平同期信号)の
出力タイミングがフレーム間で同一となる。このため、
例えば、この同期保護回路を備えるCRT(例えば、文
字)において、表示される画像がフレーム間で垂直方向
にずれることを防ぐことができる。
【0014】上記同期保護回路は、さらに、前記出力手
段から前記疑似水平同期信号が出力されたフィールド数
をカウントする第1のカウント手段と、前記出力手段か
ら前記疑似水平同期信号が出力されなかったフィールド
数をカウントする第2のカウント手段と、前記第1、第
2のカウント手段がそれぞれカウントしたフィールド数
を比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果
して、前記第1のカウント手段がカウントしたフィール
ド数が、前記第2のカウント手段がカウントしたフィー
ルド数より大きい場合に、前記出力停止手段の機能を停
止させる機能停止手段とを備えるものとすることができ
る。
【0015】この場合、前記出力手段から前記疑似水平
同期信号が出力される回数(垂直同期信号のジッタの状
態によって変わりうる)に従って、前記出力停止手段の
機能のオン/オフが切り換えられる。このため、この同
期保護回路を備えるCRTにおいて、画像(例えば、文
字)をより安定的に表示することができる。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる垂直同期信号と水平同期信号との位置関係
のずれを補正するための疑似水平同期信号を前記垂直同
期信号の入力後、最初の水平同期信号が入力されるまで
の期間に発生し、該発生した疑似水平同期信号と水平同
期信号とを順次外部に出力することによって同期保護を
行う同期保護方法は、前記疑似水平同期信号が出力され
たかどうかを記憶する記憶ステップと、現フィールドよ
りも1フレーム前の対応するフィールドにおける前記記
憶ステップで前記疑似水平同期信号が出力されたと記憶
されたときに、前記発生した前記疑似水平同期信号の外
部への出力を停止する停止ステップとを含むことを特徴
とする。
【0017】上記同期保護方法は、さらに、前記疑似水
平同期信号が出力されたフィールド数をカウントする第
1のカウントステップと、前記疑似水平同期信号が出力
されていないフィールド数をカウントする第2のカウン
トステップと、前記第1、第2のカウントステップでそ
れぞれカウントしたフィールド数を比較する比較ステッ
プと、前記比較ステップでの比較結果として、前記第1
のカウントステップでカウントしたフィールド数が、前
記第2のカウントステップでカウントしたフィールド数
より大きい場合に、前記停止ステップの機能を停止させ
る機能停止ステップとを含むものとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。下記の第1、第2の
実施の形態の文字表示装置は、AFC(Automatic Freq
uency Controll)回路を内蔵する2:1インターレース
スキャン方式のCRT(Cathode Ray Tube)によって構
成される。
【0019】[第1の実施の形態]図1は、この実施の
形態の文字表示装置内に設けられる回路の構成を示すブ
ロック図である。図示するように、この回路は、水平同
期信号発生回路1と、積分回路+AFC調整回路2と、
位相比較器3と、分周器4と、電圧制御発信器(VC
O)5と、ドットクロック発振回路7と、垂直同期信号
抜き取り回路9と、垂直同期信号ジッタ低減回路13
と、同期保護回路18と、表示文字タイミングジェネレ
ータ19とから構成されている。この回路には、外部か
ら複合同期信号8が位相比較器3と垂直同期信号抜き取
り回路9とに入力される。
【0020】この回路において、積分回路+AFC調整
回路2と、位相比較器3と、分周器4と、VCO5と
は、フェーズロックループ(PLL)を構成しており、
VCO5は、VCO発振クロック6を生成して垂直同期
信号抜き取り回路9に供給する。また、分周器4は、水
平同期信号10を生成するための信号を水平同期信号発
生回路1に供給する。
【0021】水平同期信号発生回路1は、PLLの分周
器4が生成する信号に基づいて水平同期信号10を生成
し、ドットクロック発振回路7と同期保護回路18とに
供給する。
【0022】ドットクロック発振回路7は、水平同期信
号発生回路1から供給された水平同期信号10に基づい
て、CRT上に表示する文字の水平方向における画素の
大きさを決めるためのドットクロック11を生成する。
ドットクロック発振回路7は、生成したドットクロック
11を同期保護回路18と表示文字タイミングジェネレ
ータ19とに供給する。
【0023】垂直同期信号抜き取り回路9は、VCO5
が生成したVCO発振クロック5と外部から供給された
複合同期信号に基づいてアップ/ダウンカウントするア
ップ/ダウンカウント回路を有する。垂直同期信号抜き
取り回路9は、このアップ/ダウンカウント回路がカウ
ントしている値に基づいて、垂直同期信号12を生成
し、垂直同期信号ジッタ低減回路13と、同期保護回路
18と、表示文字タイミングジェネレータ19とに供給
する。
【0024】同期保護回路18は、図2に示すように、
水平カウント回路24と、ダミーパルス発生回路25
と、リファレンスタイミング発生回路26と、水平/ダ
ミー切換回路27と、レジスタ回路29とから構成され
ている。
【0025】水平カウント回路24は、ドットクロック
発振回路7が生成したドットクロック10によってカウ
ントアップし、水平同期信号発生回路1が生成した水平
同期信号10によってクリアされるものであり、そのカ
ウント値は、複合同期信号8が含まれているビデオ信号
中の画像信号の水平方向における位置に対応するものと
なる。
【0026】リファレンスタイミング発生回路26は、
水平カウント回路24のカウント値が所定以上であるか
どうかによって、1水平期間における領域を2分割する
リファレンスパルス14を生成する。このリファレンス
パルス14は、後述する領域Bにおいてハイレベルとな
る。リファレンスタイミング発生回路26が生成したリ
ファレンスパルス14は、レジスタ回路28と垂直同期
信号ジッタ低減回路13のDフリップフロップ20に供
給される。
【0027】ダミーパルス発生回路25は、水平カウン
ト回路24のカウント値に従って、リファレンスパルス
14によって2分割された1水平期間中のいずれかの領
域(この実施の形態では、リファレンスパルス14がハ
イレベルとなっている領域B)において疑似水平同期信
号15(この実施の形態では、ローレベル)を出力す
る。
【0028】レジスタ回路28は、リファレンスタイミ
ング発生回路26が生成したリファレンスパルス14を
入力信号とし、垂直同期信号抜き取り回路9から供給さ
れた垂直同期信号12をクロックとする、例えば、Dフ
リップフロップから構成される1ビットのレジスタであ
る。すなわち、レジスタ回路28の出力は、リファレン
スパルス14が立ち上がった後(ハイレベル)に垂直同
期信号12が入力した場合はハイレベルとなり、リファ
レンスパルス14が立ち上がる前(ローレベル)に垂直
同期信号12が入力した場合はローレベルとなる。
【0029】水平/ダミー切換回路27は、レジスタ回
路28の出力信号に従って、水平同期信号発生回路1が
生成した水平同期信号と、後述するように垂直同期信号
ジッタ低減回路13のOR回路23が出力した疑似水平
同期信号16とが切り換えられる疑似水平/水平同期信
号17を出力する。
【0030】垂直同期信号ジッタ低減回路13は、図2
に示すように、Dフリップフロップ20、21と、OR
回路23とから構成されている。Dフリップフロップ2
0は、同期保護回路18のリファレンスタイミング発生
回路26が生成したリファレンス信号14を入力信号と
し、垂直同期信号抜き取り回路9から供給された垂直同
期信号12をクロックとする。Dフリップフロップ21
は、Dフリップフロップ20の出力信号を入力信号と
し、垂直同期信号12をクロックとして疑似水平同期信
号停止パルス22を出力する。すなわち、疑似水平同期
信号停止パルス22は、前々フィールドにおいて水平/
ダミー切換回路27から疑似水平/水平同期信号17と
して疑似水平同期信号16が出力されていればローレベ
ルと、水平同期信号12が出力されていればハイレベル
となる。
【0031】OR回路23は、Dフリップフロップ21
が出力した疑似水平同期信号停止パルス22と、同期保
護回路18のダミーパルス発生回路25が発生したダミ
ーパルス15との論理和をとった疑似水平同期信号16
を出力する。すなわち、疑似水平同期信号16は、疑似
水平同期信号停止パルス22がハイレベルであるときは
ダミーパルス発生回路25が発生した疑似水平同期信号
15を出力し、疑似水平同期信号停止パルス22がロー
レベルであるときは疑似水平同期信号15を出力しない
疑似水平同期信号16を出力する。
【0032】表示文字タイミングジェネレータ19は、
同期保護回路18が生成した疑似水平/水平同期信号1
7によってカウントアップし、垂直同期信号抜き取り回
路9が生成した垂直同期信号12によってクリアされる
水平同期信号計測回路を有する。表示文字タイミングジ
ェネレータ19は、また、ドットクロック発振回路7が
生成したドットクロック11によってカウントアップ
し、同期保護回路18が生成した疑似水平/水平同期信
号17によってクリアされるドットクロック計測回路を
有する。表示文字タイミングジェネレータは、水平同期
信号計測回路とドットクロック計測回路とのそれぞれの
計測値に基づいて、CRT上に文字(数字、記号等を含
む)を表示するための各種タイミング信号を生成する。
【0033】以下、この実施の形態における動作につい
て説明する。外部から供給された複合同期信号8は、P
LLを構成する位相比較器3と垂直同期信号抜き取り回
路9とに入力する。複合同期信号8に従ってPLLを構
成する分周器4が生成した信号に基づいて、水平同期信
号発生回路1から水平同期信号10が出力される。一
方、複合同期信号8に従ってPLLを構成するVCO5
が出力したVCO発振クロック6と外部から供給された
複合同期信号8とに基づいて、垂直同期信号抜き取り回
路9から垂直同期信号12が出力される。さらに水平同
期信号発生回路1が出力した水平同期信号10に基づい
て、ドットクロック発振回路7からドットクロック11
が出力される。
【0034】これらの信号のうち、水平同期信号10、
垂直同期信号12及びドットクロック11が同期保護回
路18に入力され、垂直同期信号12が垂直同期信号ジ
ッタ低減回路13に入力される。同期保護回路18及び
垂直同期信号ジッタ低減回路13は、水平同期信号1
0、垂直同期信号12及びドットクロック11のタイミ
ングに従って、次に示すように動作する。
【0035】図3は、この実施の形態における同期保護
回路18及び垂直同期信号ジッタ低減回路13における
動作を示すタイミングチャートである。このタイミング
チャートにおいて、領域Aは、1水平期間中のリファレ
ンスタイミング発生回路26が生成するリファレンス信
号14がローレベルとなっている領域であり、領域B
は、リファレンス信号14がハイレベルとなっている領
域である。垂直同期信号12のずれは垂直同期信号12
のジッタによって生じているものとする。なお、このタ
イミングチャートに示している、第n+1〜第n+7フ
ィールド中の垂直位置は同一であるものとする。
【0036】まず、第n+3フィールドにおける動作に
ついて説明する。このフィードの前々フィールドである
第n+1フィールドにおいて、垂直同期信号12は、リ
ファレンスパルス14がハイレベルとなっている領域B
で立ち上がっている。また、第n+1フィールドにおい
ては、疑似水平/水平同期信号17として疑似水平同期
信号は出力されていない。従って、第n+3フィールド
においては、垂直同期信号ジッタ低減回路13のDフリ
ップフロップ21から出力される疑似水平同期信号停止
パルス22はハイレベルとなっている。
【0037】一方、同期保護回路18のダミーパルス発
生回路25は、水平カウント回路24のカウント値に従
って、疑似水平同期信号15(ローレベル)を出力す
る。このフィールドにおいて、リファレンスパルス14
が立ち上がったときには、垂直同期信号12は既に入力
され、ハイレベルとなっている。このため、レジスタ回
路28の出力信号はハイレベルとなり、疑似水平同期信
号16を出力するように制御する信号を水平ダミー/切
換回路27に出力している。が、疑似水平同期信号停止
パルス22がハイレベルとなっているため、OR回路3
2から疑似水平同期信号16は実際には出力されず、水
平/ダミー切換回路27から疑似水平/水平同期信号1
7として出力されない。
【0038】次に、第n+5フィールドにおける動作に
ついて説明する。このフィードの前々フィールドである
第n+3フィールドにおいて、垂直同期信号12は、リ
ファレンスパルス14がローレベルとなっている領域A
で立ち上がっている。従って、第n+5フィールドにお
いては、垂直同期信号ジッタ低減回路13のDフリップ
フロップ21から出力される疑似水平同期信号停止パル
ス22はローレベルとなっている。
【0039】一方、同期保護回路18のダミーパルス発
生回路25は、水平カウント回路24のカウント値に従
って、疑似水平同期信号15(ローレベル)を出力す
る。このフィールドにおいて、リファレンスパルス14
が立ち上がったときには、垂直同期信号12は入力され
ておらず、ローレベルとなっている。このため、レジス
タ回路28の出力信号はローレベルとなり、疑似水平同
期信号16を出力しないように制御する信号を水平/ダ
ミー切換回路27に出力している。一方、疑似水平同期
信号停止パルス22がローレベルとなっているため、O
R回路32から疑似水平同期信号16が出力されるが、
水平ダミー切換回路27から疑似水平/水平同期信号1
7として出力されない。
【0040】図3のタイミングチャートに示す第n+1
フィールド、第n+7フィールドにおける同期保護回路
18及び垂直同期信号ジッタ低減回路13の動作は、そ
れぞれ第n+5フィールド、第n+3フィールドにおけ
るものと同一である。このため、文字表示タイミングジ
ェネレータ19が有する水平同期計測回路がカウントを
開始するタイミングである、疑似水平/水平同期信号1
7が1垂直期間内において最初に入力するタイミングが
フレーム間で同一となる。
【0041】上記のようにして同期保護回路18から出
力された疑似水平/水平同期信号17は表示文字タイミ
ングジェネレータ19に供給される。表示文字タイミン
グジェネレータ19では、この疑似水平/水平同期信号
17と、さらに垂直同期信号抜き取り回路9が生成した
垂直同期信号12とドットクロック発振回路7が生成し
たドットクロック11とに従って、CRT上に文字を表
示するための各種のタイミング信号が生成される。
【0042】以上説明したように、この実施の形態の回
路によれば、疑似水平/水平同期信号17が1垂直期間
内において文字表示タイミングジェネレータ19が有す
る水平同期信号計測回路に最初に入力するタイミングが
フレーム間で同一となる。このため、CRT上に表示さ
れる文字の画像がフレーム間で垂直方向にずれることが
なく、垂直同期信号12のジッタによる文字の画像の乱
れを防止することができる。
【0043】[第2の実施の形態]図4は、この実施の
形態の文字表示装置内に設けられる回路の構成を示すブ
ロック図である。図示するように、この回路は、第1の
実施の形態の回路(図1)に、垂直同期信号ジッタカウ
ント回路30を付加したものである。他の構成は、第1
の実施の形態の回路とほぼ同一であるが、垂直同期信号
ジッタ低減回路13において、OR回路23は、疑似同
期信号停止パルス22の代わりにさらに後述する疑似同
期信号停止パルス31が入力信号となっている。また、
同期保護回路18のリファレンスタイミング発生回路2
6からは領域Aにおいてハイレベルとなるリファレンス
パルス29が出力され、垂直同期信号ジッタカウント回
路30に供給される。
【0044】垂直同期信号ジッタカウント回路30は、
図5に示すように、Dフリップフロップ32、33と、
カウント回路34、35と、比較回路39と、AND回
路41とから構成されている。
【0045】Dフリップフロップ32は、同期保護回路
18のリファレンスタイミング発生回路26が生成した
リファレンス信号29を入力信号とし、垂直同期信号抜
き取り回路9から供給された垂直同期信号をクロックと
する。 Dフリップフロップ33は、同期保護回路18
のリファレンスタイミング発生回路26が生成したリフ
ァレンス信号14を入力信号とし、垂直同期信号抜き取
り回路9から供給された垂直同期信号をクロックとす
る。Dフリップフロップ32、33の出力信号は、それ
ぞれカウント回路34、35に入力される。カウント回
路34、35は、それぞれDフリップフロップ32、3
3からハイレベルの信号が入力される度にカウントアッ
プするものであり、それぞれ前々フィールドまでに垂直
同期信号12が領域A、領域Bで立ち上がった回数をカ
ウントする。
【0046】比較回路39は、カウント回路34、35
のそれぞれのカウント数36、37を比較し、カウント
数36がカウント数37の所定量以上(例えば、2倍以
上)大きい(領域Aで垂直同期信号12が立ち上がる回
数が多い=垂直同期信号12のジッタが少ない)場合に
は、出力信号40をローレベルとし、それ以外の場合
は、出力信号40をハイレベルとする。また、比較回路
39は、カウント回路34、35のいずれかのカウント
数36、37が最大レベルであり、ハイレベルの出力信
号40を出力しているときに、カウント回路34、35
をいずれもクリアするリセット信号38を出力する。
【0047】AND回路41は、比較回路39の出力信
号40と垂直同期信号ジッタ低減回路13のDフリップ
フロップ21が出力した疑似水平同期信号停止パルス2
2の論理積をとり、疑似水平同期信号停止パルス31と
して出力する。これにより、垂直同期信号12が領域A
で立ち上がる回数が所定量以上多い場合には、疑似同期
信号停止パルス31は常にローレベルとなる。
【0048】以下、この実施の形態における動作につい
て説明する。この実施の形態において、積分回路+AF
C調整回路2、位相比較器3、分周器4及びVCO5と
で構成するフェーズロックループ(PLL)、水平同期
信号発生回路1、ドットクロック発振回路7、垂直同期
信号抜き取り回路9及び表示文字タイミングジェネレー
タ19の動作は、第1の実施の形態のものと同一であ
る。
【0049】また、同期保護回路18及び垂直同期信号
ジッタ低減回路13の動作も第1の実施の形態のものと
ほぼ同一である。もっとも、この実施の形態において
は、垂直同期信号ジッタカウント回路30は、前々フィ
ールドまでに垂直同期信号12が領域Aで立ち上がる回
数と領域Bで立ち上がる回数とをカウンタ34、35で
それぞれカウントしている。そして、比較回路39によ
る比較の結果、カウント回路34のカウント数36が所
定量以上大きい場合には、AND回路41が疑似水平同
期信号停止パルス13とローレベルの比較回路39の出
力信号40との論理積をとることによって、垂直同期信
号ジッタ低減回路13のOR回路23に入力される疑似
信号停止パルス31はローレベルとなる。このため、こ
の場合には、疑似水平同期信号16が出力され、同期保
護回路17から疑似水平同期信号が疑似水平/水平同期
信号17として出力されることとなる。すなわち、この
場合には、垂直同期信号ジッタ低減回路13の機能が見
かけ上オフされていることとなる。
【0050】以上説明したように、この実施の形態の回
路によれば、垂直同期信号ジッタカウント回路30は、
垂直同期信号12のジッタの状態によって垂直同期信号
ジッタ低減回路13の機能をオン/オフするので、CR
T上に文字等の画像をより安定的に表示することができ
る。
【0051】[実施の形態の変形]上記の第1、第2の
実施の形態では、2:1インターレース方式のCRTを
有する文字表示装置において、同期保護を行うための同
期保護回路18について説明したが、本発明は、例え
ば、プログレッシブスキャン方式のCRTを有する文字
表示装置にも適用することができる。この場合は、垂直
同期信号ジッタ低減回路13は、Dフリップフロップを
一段構成とし、前フィールドにおける垂直同期信号の立
ち上がりタイミングに従って疑似水平同期信号停止パル
ス31を出力すればよい。つまり、本発明では、1フレ
ームを構成するフィールド数に対応する数のDフリップ
フロップを垂直同期信号ジッタ低減回路13に設け、前
フレームの対応するフィールドで疑似水平同期信号を疑
似水平/水平同期信号17として出力したかどうかによ
って現フレームでの疑似水平同期信号の出力を制御すれ
ばよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
垂直同期信号のジッタ等の垂直同期信号に生じた問題に
よって画像(例えば、文字)が垂直方向に乱れることを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる文字表示装
置内に設けられる回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の垂直同期信号ジッタ低減回路と同期保護
回路との構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における動作を示す
タイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる文字表示装
置内に設けられる回路の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の垂直同期信号ジッタカウント回路の構成
を示すブロック図である。
【図6】従来例の文字表示装置内に設けられる回路の構
成を示すブロック図である。
【図7】図6の同期保護回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】従来例における動作を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 水平同期信号発生回路 2 積分回路+AFC調整回路 3 位相比較器 4 分周器 5 電圧制御発振器(VCO) 7 ドットクロック発振回路 9 垂直同期信号抜き取り回路 10 水平同期信号 13 垂直同期信号ジッタ低減回路 15 疑似水平同期信号 16 疑似水平同期信号 17 疑似水平/水平同期信号 18 同期保護回路 19 表示文字タイミングジェネレータ 20 Dフリップフロップ 21 Dフリップフロップ 23 OR回路 24 水平カウント回路 25 ダミーパルス発生回路 26 リファレンスタイミング発生回路 27 水平/ダミー切換回路 28 レジスタ回路 30 垂直同期信号ジッタカウント回路 32 Dフリップフロップ 33 Dフリップフロップ 34 カウント回路 35 カウント回路 38 リセット信号 39 比較回路 41 AND回路 43 水平同期信号計測回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直同期信号と水平同期信号との位置関係
    のずれを補正するための疑似水平同期信号を前記垂直同
    期信号の入力後、最初の水平同期信号が入力されるまで
    の期間に発生する発生手段と、該疑似水平同期信号発生
    手段が発生した前記疑似同期信号と水平同期信号とを順
    次外部に出力する出力手段を備える同期保護回路におい
    て、 現フィールドよりも1フレーム前の対応するフィールド
    で前記出力手段が前記疑似水平同期信号を出力したかど
    うかを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に前記対応するフィールドで前記疑似水平
    同期信号を出力していないと記憶されているときに、前
    記発生手段が発生した前記疑似水平同期信号の前記出力
    手段による出力を停止する出力停止手段とを備えること
    を特徴とする同期保護回路。
  2. 【請求項2】前記出力手段から前記疑似水平同期信号が
    出力されたフィールド数をカウントする第1のカウント
    手段と、 前記出力手段から前記疑似水平同期信号が出力されなか
    ったフィールド数をカウントする第2のカウント手段
    と、 前記第1、第2のカウント手段がそれぞれカウントした
    フィールド数を比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果として、前記第1のカウン
    ト手段がカウントしたフィールド数が、前記第2のカウ
    ント手段がカウントしたフィールド数より大きい場合
    に、前記出力停止手段の機能を停止させる機能停止手段
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の同期保護
    回路。
  3. 【請求項3】垂直同期信号と水平同期信号との位置関係
    のずれを補正するための疑似水平同期信号を前記垂直同
    期信号の入力後、最初の水平同期信号が入力されるまで
    の期間に発生し、該発生した疑似水平同期信号と水平同
    期信号とを順次に外部に出力することによって同期保護
    を行う同期保護方法であって、 前記疑似水平同期信号が出力されたかどうかを記憶する
    記憶ステップと、 現フィールドよりも1フレーム前の対応するフィールド
    における前記記憶ステップで前記疑似水平同期信号が出
    力されたと記憶されたときに、前記発生した前記疑似水
    平同期信号の外部への出力を停止する停止ステップとを
    含むことを特徴とする同期保護方法。
  4. 【請求項4】前記疑似水平同期信号が出力されたフィー
    ルド数をカウントする第1のカウントステップと、 前記疑似水平同期信号が出力されていないフィールド数
    をカウントする第2のカウントステップと、 前記第1、第2のカウントステップでそれぞれカウント
    したフィールド数を比較する比較ステップと、 前記比較ステップでの比較結果として、前記第1のカウ
    ントステップでカウントしたフィールド数が、前記第2
    のカウントステップでカウントしたフィールド数より大
    きい場合に、前記停止ステップの機能を停止させる機能
    停止ステップとを含むことを特徴とする請求項3に記載
    の同期保護方法。
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