JP2005065199A - Pll回路及び映像表示装置 - Google Patents

Pll回路及び映像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005065199A
JP2005065199A JP2003296499A JP2003296499A JP2005065199A JP 2005065199 A JP2005065199 A JP 2005065199A JP 2003296499 A JP2003296499 A JP 2003296499A JP 2003296499 A JP2003296499 A JP 2003296499A JP 2005065199 A JP2005065199 A JP 2005065199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
period
counter
outputs
input signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003296499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3989880B2 (ja
Inventor
Norihide Kinugasa
教英 衣笠
Takao Nirasawa
敬央 韮澤
Hideo Hamaguchi
英雄 濱口
Miyuki Ota
幸 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003296499A priority Critical patent/JP3989880B2/ja
Priority to US10/915,340 priority patent/US7049867B2/en
Publication of JP2005065199A publication Critical patent/JP2005065199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3989880B2 publication Critical patent/JP3989880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/16Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
    • H03L7/1803Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop the counter or frequency divider being connected to a cycle or pulse swallowing circuit

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)

Abstract

【課題】 基準入力信号の周期に不連続が生じても、電圧制御発振器の安定状態への収束を短時間に行い、安定度が高いクロック信号を生成するPLL回路を提供する。
【解決手段】 本発明のPLL回路は、制御電圧により制御されたクロックを出力する電圧制御発振器と、所定の期間内において1回だけ周期が基準周期より長い基準入力信号によりリセットされ、クロックをカウントした第1の信号を出力する第1のカウンタと、クロックをカウントした第2の信号を出力する第2のカウンタと、第2のカウンタの値が所定値になると第2のカウンタをリセットするリセットパルス作成回路と、第1の信号と第2の信号との位相誤差信号により変化する制御電圧を保持出力するループフィルタと、基準入力信号の周期が基準周期より所定以上長くなった後に最初に入力した基準入力信号を検出して第2のカウンタをリセットする不連続入力検出部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PLL(Phase Locked Loop)回路及び映像表示装置に関する。
PLL回路は、基準入力信号の周波数がN逓倍された発振周波数を電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator。以下、VCOと言う。)の出力信号として得るとともに、基準入力信号の位相とVCO出力信号のN分の1分周信号(Nは任意の正整数)の位相とを一致させるように動作するものでデジタル家電のAV機器などアナログ回路/デジタル回路混載システムに多用される。
図4及び図5を用いて、従来例のPLL回路を説明する。図4は、従来例のPLL回路の回路構成図である。従来例のPLL回路は、基準入力信号入力端子90、パルス幅設定回路110、位相比較器140、チャージポンプ150、ループフィルタ160、電圧制御発振器(VCO)100及び1/N分周器430を有する。パルス幅設定回路110は、微分回路111及び第1のカウンタ112を有する。1/N分周器430は、第2のカウンタ132及びリセットパルス作成回路131を有する。ループフィルタ160は、図示しないコンデンサ及び抵抗を有する積分回路から構成される。微分回路111、第1のカウンタ112、第2のカウンタ132及びリセットパルス作成回路131には、VCO100からクロックCLKが供給される。
従来例のPLL回路は、映像表示装置(例えば液晶表示装置)の駆動用クロックの生成回路である。基準入力信号HDは、映像表示装置が入力した映像信号から抽出した水平駆動信号(水平同期信号)である。VCO100の出力パルス(以下、「クロック」と呼ぶ。)は、入力した映像信号をピクセル単位で横方向に(映像信号を1水平期間の長さを有するシフトレジスタに入力するために)シフトするピクセル駆動パルスとして使用される。第2のカウンタ132の出力パルス(1/N分周器430の出力パルス)は、1水平期間の映像信号を水平期間単位で縦方向にシフトする駆動パルスとして使用される。
パルス幅設定回路110を構成する、微分回路111及び第1のカウンタ112の動作を説明する。微分回路111は、基準入力信号入力端子90から入力された基準入力信号HDの立ち下がりエッジを検出し、クロックCLKの1周期の時間幅を有する第1の微分パルスHDRを生成する。
第1のカウンタ112は、クロック入力端子にクロックCLKを、リセット入力端子(Lowレベルでアクティブ)に第1の微分パルスHDRを入力する。第1のカウンタ112は、第1の微分パルスHDRによってリセットされ、クロックCLKをカウントし、カウンタの値をデコードして第1の信号HSC50として出力する。第1のカウンタ112のリセット時のカウント値をMとする(Mは正の整数)。基準入力信号HDの周期が所定の基準周期Tの場合、PLLが位相ロックした状態でMはNにほぼ一致する(Nは設計仕様として任意に設定される値である。従来例では、1水平期間のピクセル数である。)。第1の信号HSC50は、基準入力信号HDの立ち下がりエッジのタイミングに立ち上がりエッジを持ち、所定のタイミングに立ち下がりエッジを持つ。基準入力信号HDの周期が基準周期T近傍の場合、典型的には、第1の信号HSC50のデューティは約50%に設定される。
1/N分周器430を構成する、リセットパルス作成回路131及び第2のカウンタ132の動作を説明する。リセットパルス作成回路131は、第2のカウンタ132のカウント値を入力し、その値がNに一致した時、クロックCLKの1周期の時間幅を有するリセットパルスPLL50Rを出力する。第2のカウンタ132は、クロック入力端子にクロックCLKを入力し、リセット入力端子(Lowレベルでアクティブ)にリセットパルスPLL50Rを入力する。第2のカウンタ132は、リセットパルスPLL50Rでカウンタを自己リセットし、クロックCLKをカウントし、カウンタの値をデコードして第2の信号PLL50として出力する。好ましくは第2の信号PLL50のデューティが約50%になるように、第2のカウンタ132を構成する。1/N分周器430(第2のカウンタ132)は、リセットタイミングに立ち下がりエッジを持ち、所定のタイミングに立ち上がりエッジを持つ。第2のカウンタ132の、リセット後所定の時間を経過したタイミングで、第2の信号PLL50が立ち下がりエッジを有する構成としても良い。
位相比較器140は、第1の信号HSC50の立ち上がりエッジ(基準入力信号HDの位相)と第2の信号PLL50の立ち下がりエッジ(1/N分周器430の位相)とを比較して、位相差に応じた時間幅の位相誤差信号(up信号又はdown信号)を出力する。
チャージポンプ150は位相誤差信号を入力し、ループフィルタ160のコンデンサが保持する制御電圧Vfに対して、up信号であれば一定の充電電流Iupを流し(制御電圧Vfは上昇する。)、down信号であれば一定の放電電流Idownを流す(制御電圧Vfは低下する。)。ループフィルタは、高周波成分が除去されてた、VCO100の制御電圧Vfを保持する。VCO100は制御電圧Vfをフィードバック入力し、それに応じた周波数で発振し、クロックCLKを出力する。
第2のカウンタ132は、第2の信号PLL50の立ち下がりエッジ(位相比較タイミング)の前後の所定の期間の時間幅を有するウインドウ信号WINDOWを出力しても良い(図5において、ウインドウ信号WINDOWがHighレベルになるW1からW2までの期間)。この場合、位相比較器140は、ウインドウ信号WINDOWの区間内の位相誤差信号を出力する。これにより、例えば入力した映像信号の水平同期信号が1個欠落していた場合に(水平同期信号の周期が変動したわけではない。)、PLLの発振周波数が所定の値以上変動しないように制限できる。
上記の構成により従来例のPLL回路は、基準入力信号HDの周波数に追従して、そのN逓倍の周波数のクロックCLK及び基準入力信号HDに同期した第2の信号PLL50を出力する。基準入力信号HDの周期(基準周期)をTとし、クロックCLKの発振周期をTCLK(T=N×TCLK)とする。
図5を用いて、従来例のPLL回路の動作を詳細に説明する。図5は、従来例のPLL回路の動作を示すタイミングチャートである。図5の時刻t1、t2、t5、t8、t9、t10に基準入力信号HDが基準入力信号入力端子90に入力される。
図5の時刻t2に、基準入力信号HDの立ち下がりエッジが到来する。この基準入力信号HDの立ち下がりエッジでリセットされた第1のカウンタ112は、時刻t2に立ち上がりエッジを有する第1の信号HSC50を出力する。第2の信号カウンタ132は、時刻t2より後の時刻t3に立ち下がりエッジを持つ第2の信号PLL50を出力する。位相比較器140は、時刻t2〜時刻t3にup信号(位相誤差信号)をチャージポンプ150に送出する。ループフィルタ160を構成するコンデンサに充電電流Iupが流れ、制御電圧Vfが上昇する。その結果、VCO100の発振周波数が大きくなり(周期TCLKが短くなり)、第1の信号HSC50の立ち上がりエッジに第2の信号PLL50の立ち下がりエッジを一致させるようにフィードバックが働く。
時刻t5に、次の基準入力信号HDの立ち下がりエッジが到来する。パルス幅設定回路110は、時刻t5に立ち上がりエッジを持つ第1の信号HSC50を作成する。1/N分周器430は、時刻t5より前の時刻t4に立ち下がりエッジを持つ第2の信号PLL50を出力する。位相比較器140は、時刻t4〜時刻t5にdown信号(位相誤差信号)をチャージポンプ150に送出する。ループフィルタ160を構成するコンデンサに放電電流Idownが流れ、制御電圧Vfが下降する。その結果、VCO100の発振周波数が小さくなり(TCLKが伸び)、第1の信号HSC50の立ち上がりエッジに第2の信号PLL50の立ち下がりエッジを一致させるようにフィードバックが働く。
従来例のPLL回路は、基準入力信号HDの周期が基準周期T近傍で安定している場合、このようなフィードバックを繰り返すことで、VCO100の周期TCLKをT/Nにロックさせることができる。このとき、第1のカウンタ112のリセット時のカウント値Mは、第2のカウンタ132のリセット時のカウント値Nとほぼ等しい。
例えば液晶表示装置においては、画面表示のための映像信号は、水平同期信号を基準入力信号HDとするPLL回路の出力クロックCLK及び第2の信号PLL50により駆動される。例えばPAL方式の映像信号において、1フィールドの垂直同期期間TV(垂直同期信号VDの周期)は312.5水平同期期間Tに等しい(1TV=312.5T)。PAL方式の映像信号を液晶パネルに表示する場合、1垂直同期期間(1TV)のライン数(水平同期信号のパルスの数に等しい)を間引く間引き処理を行って、垂直同期期間TVを水平同期期間の整数倍にする必要がある(例えば1TV=312×水平同期期間にする。)。間引き処理は、PLL回路の前段で、PAL方式のV圧縮率に相当する基準周期Tを通常のPAL方式の1水平同期期間である64μsecよりも伸長することで行う。この場合に、1垂直同期期間TVに1回、垂直帰線期間内の1水平同期期間をPAL方式のV圧縮率に相当する基準周期T(Tは64μsec以上)よりさらに伸長(Tの2倍未満にする)することで、垂直同期信号と水平同期信号の位相関係を保持する必要がある。即ち、1垂直同期期間TVに1回、水平同期信号の周期を不連続にする必要がある。PLL回路に入力される基準入力信号HD(水平同期信号)の周期は、1垂直同期期間に1回だけ基準周期Tより伸長され、他の311個の周期は基準周期Tとなる(例えば、図5のHD波形)。
次に、基準入力信号HDの周期が垂直同期期間に1回だけ基準周期Tより延び、その後再び基準周期Tに戻る場合の、従来例のPLL回路の動作を説明する。
図5の、時刻t5、時刻t8、時刻t9、時刻t10に基準入力信号HDの立ち下がりエッジが到来する。時刻t5〜時刻t8の期間は、基準入力信号HDの周期が基準周期Tの1.5倍(2倍未満)に伸びて、周期TSKEWとなっている。時刻t8〜時刻t9及び時刻t9〜時刻t10の期間は、再び基準周期Tとなる。
基準入力信号HDの周期が基準周期Tのままであれば、時刻t6近傍に基準入力信号HDが到来するが、周期TSKEWにおいては、時刻t6より遅れた時刻t8に基準入力信号HDが到来する。第1の信号HSC50と第2の信号PLL50との位相誤差は時刻t6〜時刻t8である。しかし、時刻t8より前の時刻t7に、ウインドウ信号WINDOWがLowレベルに移行するため、位相比較器140は、時刻t6〜時刻t7にdown信号(位相誤差信号)をチャージポンプ150に送出する。時刻t8に、第1のカウンタ112のカウント値はQ(>M)からリセットされる。
時刻t8以降は、基準入力信号HDの周期は基準周期Tに戻る。しかし、ループフィルタ160及びVCO100の応答がそれほど速くない故に、周期TSKEWにおいて生じた第1の信号HSC50と第2の信号PLL50との位相差が解消するまでには相当の時間を要する。そのため、時刻t8〜時刻t9の期間及び時刻t9〜時刻t10の期間にも、時刻t5〜時刻t8の期間と同様に位相比較器140からdown信号が出力される。更に、その後の期間(図示しない)には、PLL回路の位相引き込み時のオーバーシュートによりup信号が継続して出力される。従来例のPLL回路は、基準入力信号HDの周期が1回だけ不連続になった場合、第1の信号HSC50の立ち上がりエッジと第2の信号PLL50の立ち下がりエッジとが再び一致し、VCO100に入力される制御電圧Vfが安定するまでに、位相比較のサイクルが数十回以上繰り返された(安定するまでに数十水平同期期間の時間を要した)。そのため、VCO100が出力するクロックCLKの周波数(周期)の安定性が不十分であった。
通常は、周期TSKEWにおける水平同期期間の伸長は、液晶パネルの縦方向の表示が開始される前に(垂直帰線消去期間)に行われる。PLL回路の、基準入力信号HDの周期の不連続に対する応答が、少なくとも液晶パネルの実効的な表示が開始されるまで(有効画面の第1水平期間の画像表示を開始するまで)に安定している必要がある。しかし、従来例のPLL回路においては、基準入力信号HDの周期が1回伸長した後に(周期TSKEWが発生した後に)、VCO100が出力するクロックCLKが安定するまでに相当の時間がかかった。そのため、液晶表示装置では画面の上部が歪むトップカール現象が起き、画質が大きく劣化するという問題があった。
特開昭63−215265号公報に開示された水平同期PLL回路は、基準入力信号の基準周期が、ある一定周期の中で1回だけ不連続になり、その後は再び元の基準入力周期に復帰するような入力信号に対して、PLL回路内の分周器の値を検出して擬似的な基準入力信号を発生させ、基準入力信号を補てんする。しかし、補てんされた信号から次に到来する基準入力信号までの期間が基準入力信号の基準周期からはずれるという問題があった。また、特開昭63−215265号公報に開示された水平同期PLL回路は、垂直同期期間についてのPLL回路の応答安定性の向上を図ったものであり、基準入力信号(HD)が一定周期内で1回だけ伸びた周期で入力される場合のPLL回路の安定化には対応できなかった。
特開昭63−215265号公報
本発明は上記従来の課題を解決するもので、基準入力信号の周期に不連続が生じても、電圧制御発振器の安定状態への収束を短時間に行い、安定度が高いクロックを生成できるPLL回路を提供することを目的とする。
本発明は、表示画面上にトップカール現象を生じず、優れた表示画質を有する映像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。請求項1に記載の発明は、制御電圧に応じて発振周波数を変化させ、位相ロック状態において基準入力信号の周波数のN倍(Nは2以上の任意の正整数)の発振周波数であるクロックを出力する電圧制御発振器と、所定の期間内において1回だけ周期が基準周期より長い周期があり、それ以外の周期がほぼ基準周期である基準入力信号を入力し、前記基準入力信号の到来タイミングで微分信号を出力する微分回路と、前記微分信号でリセットされ、前記クロックを入力してカウントした信号である第1の信号を出力する第1のカウンタと、前記クロックを入力してカウントした信号である第2の信号を出力する第2のカウンタと、前記第2のカウンタの値がNになると第1のリセットパルスを出力するリセットパルス作成回路と、前記第1の信号と前記第2の信号とを入力し、両者の位相誤差を示す位相誤差信号を出力する位相比較器と、前記位相誤差信号に応じてループフィルタへの充放電電流を出力するチャージポンプと、前記制御電圧を保持出力し、前記充放電電流により前記制御電圧を変化させる前記ループフィルタと、前記基準入力信号を入力し、その周期が基準周期より所定以上長くなった後に最初に入力した前記基準入力信号を検出し、その到来タイミングで第2のリセットパルスを出力する不連続入力検出部と、を備え、前記第2のカウンタは、前記第1のリセットパルスと前記第2のリセットパルスとにより一定の値にリセットされることを特徴とするPLL回路である。
本発明によれば、基準入力信号が一定周期の中で1回だけ基準周期よりも長い周期で入力されたときに、分周器を構成する第2のカウンタが、第2のリセットパルスによってリセットされるので、第1の信号(HSC50)及び第2の信号(PLL50)の位相差が大きくならない。従って、電圧制御発振器が従来に比べて短時間で安定状態に収束する。「その周期が基準周期より所定以上長くなった」期間は、通常の基準周期においては周期が最も長くなった場合にも到達しない期間に設定する。
請求項2に記載の発明は、前記不連続入力検出部は、前記第1のカウンタの値が基準周期におけるカウント値より所定以上大きくなったことを検出した後に、最初に入力した前記基準入力信号を検出し、その到来タイミングで第2の微分信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のPLL回路である。
不連続入力検出部は、第1のカウンタのカウント値が、基準周期における最大値より大きな値である所定のカウント値に達したときに不連続入力検出信号を作成する。これにより、基準周期において誤動作することなく、且つ確実に基準周期より長い周期を検出できる。
請求項3に記載の発明は、前記微分信号及び/又は前記第2のリセットパルスは、前記クロックの入力タイミングで出力されることを特徴とする請求項1に記載のPLL回路である。これにより、PLL回路を安定して動作させることが出来る。
請求項4に記載の発明は、前記基準入力信号が、1垂直同期期間が水平同期信号の周期の整数倍と異なる映像信号の水平同期信号であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載のPLL回路である。本発明は、映像表示装置において、表示パネル上にトップカール現象を生じさせず、画質を大きく向上できるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載のPLL回路を有することを特徴とする映像表示装置である。本発明は、表示画面上にトップカール現象を生じず、優れた表示画質を有する映像表示装置を実現できるという作用を有する。
本発明によれば、基準入力信号の周期が1回だけその前後の期間より伸長した場合でも、電圧制御発振器が短時間で安定状態に収束するので、安定度が高いクロックが得られるPLL回路を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、表示画面上にトップカール現象を生じず、優れた表示画質を有する映像表示装置を実現できるという有利な効果が得られる。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態》
図1、図2及び図3を用いて本発明の実施の形態のPLL回路を説明する。図1は、本発明の実施の形態のPLL回路の回路構成図である。実施の形態のPLL回路は、基準入力信号入力端子90、パルス幅設定回路110、位相比較器140、チャージポンプ150、ループフィルタ160、電圧制御発振器(VCO)100、1/N分周器130及び不連続入力検出部200を有する。パルス幅設定回路110は、微分回路111及び第1のカウンタ112を有する。1/N分周器130は、第2のカウンタ132、リセットパルス作成回路131及びANDゲート回路133(Low論理のOR回路)を有する。不連続入力検出部200は、スキュー検出デコーダ210及びスキューリセットパルス作成回路220を有する。ループフィルタ160は、図示しないコンデンサ及び抵抗を有する積分回路から構成される。実施の形態1のPLL回路において、従来例のPLL回路(図4)と共通のブロックには同一の符号を使用し、説明を簡略にする。
VCO100は、微分回路111、第1のカウンタ112、スキュー検出デコーダ210、スキューリセットパルス作成回路220、第2のカウンタ132及びリセットパルス作成回路131にクロックCLKを供給する。パルス幅設定回路110は、基準入力信号HDに基づいて第1の信号HSC50を出力する。不連続入力検出部200は、第1のカウンタ112の値及び基準入力信号HDに基づいて、第2の微分パルスSKEWRES(スキューリセットパルス)を出力する。1/N分周器130は、クロックCLK及び第2の微分パルスSKEWRESに基づいて、第2の信号PLL50を出力する。位相比較器140は、第1の信号HSC50と第2の信号PLL50との位相を比較し、位相誤差信号(up信号又はdown信号)を出力する。チャージポンプ150は、位相誤差信号に基づいて、第2の信号PLL50のコンデンサに保持される制御電圧Vfに対し充電電流Iup又は放電電流Idownを流す。チャージポンプ150は、制御電圧Vfを出力する。VCO100は制御電圧Vfをフィードバック入力し、それに応じた周波数で発振し、クロックCLKを出力する。
実施の形態のPLL回路は、映像表示装置(実施の形態においては液晶表示装置)に含まれ、その駆動用クロックの生成回路である。基準入力信号HDは、映像表示装置が入力した映像信号から抽出した水平駆動信号(水平同期信号)である。VCO100の出力パルス(以下、「クロック」と呼ぶ。)は、入力した映像信号をピクセル単位で横方向に(映像信号を1水平期間の長さを有するシフトレジスタに入力するために)シフトするピクセル駆動パルスとして使用される。第2のカウンタ132の出力パルス(1/N分周器430の出力パルス)は、1水平期間の映像信号を水平期間単位で縦方向にシフトする駆動パルスとして使用される。実施の形態において、映像表示装置の入力映像信号は、PAL方式の映像信号である。入力映像信号は、1垂直同期期間TVに1回だけ水平同期期間が基準周期Tより伸長され、基準周期Tの2倍未満の周期TSKEWを有する。他の水平同期期間は基準周期Tとなる。
映像表示装置の入力映像信号は、1フィールドが水平同期期間の整数倍でない他の任意の映像信号(例えばNTSC信号)であっても良い。NTSC信号において、1フィールドの垂直同期期間TV(垂直同期信号VDの周期)は262.5水平同期期間Tに等しい(1TV=262.5T
不連続入力検出部200は、周期TSKEWにおいて、基準入力信号HDを入力してからの経過時間が、基準周期Tより大きな所定の時間(第1のカウンタ112のカウント値がPになる時間)に達した後に、最初に入力した基準入力信号HDの立ち下がりエッジを検出し、その立ち下がりエッジを起点としてクロックCLKの1周期分の時間幅を有する第2の微分パルスSKEWRES(Lowレベルでアクティブ)を出力する。基準周期Tより大きな所定の時間(カウント値Pの時間)は、不連続入力検出部200が、通常の水平同期期間(基準周期T)の時間変動によっては第2の微分パルスSKEWRESを出力せず、且つ基準周期Tの2倍未満の周期TSKEWを出力する値に設定する。
基準入力信号HDの周期が基準周期Tよりも伸びた周期TSKEWになった場合、第1のカウンタ112のカウント値はMより大きいQまで上昇し、リセットされる。不連続入力検出部200のスキュー検出デコーダ210は、第1のカウンタ112のカウント値と所定値P(M<P<Q)とを比較し、比較結果を出力するマグニチュード比較器である。スキュー検出デコーダ210は、第1のカウンタ112のカウント値が所定値Pに達したときにアクティブ(Highレベル)になり、次の基準入力信号HDが到来したときにLowレベルとなる不連続入力検出信号SKEWDETを生成する。
スキューリセットパルス作成回路220は微分回路であり、不連続入力検出信号SKEWDETの立ち下がりエッジ(基準入力信号HDの立ち下がりエッジ)を検出し、クロックCLKの1周期分の第2の微分パルス(スキューリセットパルス)SKEWRESを作成する。スキューリセットパルス作成回路220については、後で詳細に説明する。
ANDゲート回路133(Low論理のOR(論理和)回路)は、リセットパルスPLL50Rと第2の微分パルスSKEWRESとを入力し、いずれかの入力信号がLowレベルであれば、リセットパルスRESB(Lowレベル)として、1/N分周器130を構成する第2のカウンタ132のリセット入力端子(Lowレベルでアクティブ)に入力する。即ち、第2のカウンタ132は、基準入力信号HDに不連続(スキュー)が発生したときは第2の微分パルスSKEWRESでリセットされ、スキューが発生していないときは、通常どおり、リセットパルスPLL50Rで自己リセットされる。
スキューが発生したとき、第2のカウンタ132が第2の微分パルスSKEWRESでリセットされるので、第1の信号HSC50の位相比較タイミング(立ち上がりエッジ)の近傍に第2の信号PLL50の位相比較タイミング(立下りエッジ)が生じる。その後、位相比較器140は小さな位相誤差信号しか発生せず、実施の形態のPLLは速やかに安定状態に移行する。映像表示装置において、有効画面の表示時までに(第1水平走査線の表示までに)水平駆動信号は安定し、表示画面の上部にトップカールは発生しない。
図2を用いて、実施の形態のPLL回路の動作を詳細に説明する。図2は、実施の形態のPLL回路の動作を示すタイミングチャートである。基準入力信号HDは、基準周期がTのパルス信号である。図2に示す基準入力信号HDの波形は、従来例のPLL回路の動作説明図(図5)の基準入力信号HDの波形と同じである。図2の時刻t1、t2、t5、t8、t9、t10に基準入力信号HDのパルスが到来している。
時刻t1〜時刻t2及び時刻t2〜t5の期間は、基準周期Tであるため、第1のカウンタ112は、Nに近いカウント値Mでリセットされる。第1のカウンタ112のカウント値が、スキュー検出デコーダ210のデコードカウント値Pに達しないので、不連続入力検出信号SKEWDETはLowレベルのままである。従って、第2の微分パルスSKEWRESは作成されない。時刻t1〜時刻t2及び時刻t2〜t5の期間は、1/N分周器130は、従来例のPLL回路の1/N分周器430と同じ動作をする。実施の形態のPLL回路は、基準入力信号HDの周期が基準周期T近傍で安定している場合、このようなフィードバックを繰り返すことで、VCO100が出力するクロックCLKの周期TCLKをT/Nにロックさせることができる。
次に、基準入力信号HDの周期が1回だけ基準周期Tより延び(周期TSKEW)、その後再び基準周期Tに戻る場合の、実施の形態のPLL回路の動作を説明する。
図2の、時刻t5、時刻t8、時刻t9、時刻t10に基準入力信号HDの立ち下がりエッジが到来する。時刻t5〜時刻t8の期間は、基準入力信号HDの周期が基準周期Tより伸び、周期TSKEWとなっている。時刻t8〜時刻t9及び時刻t9〜時刻t10の期間は、基準周期Tとほぼ等しい。
基準入力信号HDの周期が基準周期Tのままであれば、時刻t6近傍に基準入力信号HDが到来するが、時刻t6より遅れた時刻t8に基準入力信号HDが到来する。位相比較器140は、時刻t6に位相誤差信号としてdown信号を出力開始する。第1の信号HSC50と第2の信号PLL50との位相誤差は時刻t6〜時刻t8である。しかし、時刻t8より前の時刻t7に、ウインドウ信号WINDOWがLowレベルに移行するため、位相比較器140は時刻t7にdown信号(位相誤差信号)の出力を停止する(時刻t6〜時刻t7にdown信号をチャージポンプ150に送出する。)。時刻t7までの、実施の形態のPLL回路の動作は、従来例のPLL回路の動作(図5参照)と同じである。
時刻tpに、第1のカウンタ112のカウント値が所定値Pに達する。スキュー検出デコーダ210は、時刻tpに不連続入力検出信号SKEWDETをアクティブ(Highレベル)にする。
時刻t8に、次の基準入力信号HDが到来する。時刻t8に、第1のカウンタ112のカウント値はQ(>M)からリセットされ、微分回路111は第1の微分パルスHDRを生成する。スキュー検出デコーダ210は、基準入力信号HDによって、時刻t8に不連続入力検出信号SKEWDETをLowレベルに戻す。スキューリセットパルス作成回路220は、不連続入力検出信号SKEWDETの立ち下がりエッジを検出し、クロックCLKの1周期分の第2の微分パルスSKEWRESを作成する。
時刻t8に、第2のカウンタ132は、第2の微分パルスSKEWRESによって、カウント値R(<N)でリセットされる。その結果、時刻t8直後に第2の信号PLL50が立ち下がる。更に、第2のカウンタ132は、カウント値がW1以下であるため、時刻t8にウインドウ信号WINDOWを作成する。図2において、第1の信号HSC50の立ち上がりエッジと第2の信号PLL50の立ち下がりエッジとは同時又はわずかな時間差で発生し、いずれもこのウインドウ信号WINDOW内に入っている。位相比較器140は、時刻t8に短いup信号(位相誤差信号)をチャージポンプ150に送出する。
時刻t8以降は、基準入力信号HDの周期は基準周期Tに戻る。実施の形態のPLL回路では、時刻t8に第2の信号PLL50に立ち下がりエッジを生じさせた。従って、その後再び基準周期Tの基準入力信号HDが到来したとき(時刻t9及び時刻t10)に、第1の信号HSC50と第2の信号PLL50との位相誤差が適正な範囲内に収まる。実施の形態のPLL回路は時刻t8以降、従来のPLL回路(図4)に比べ大幅に少ない位相比較のサイクル数で、VCO100が出力するクロックCLKが安定する。
図2では、第2の信号PLL50がHighレベルの期間に、第2の微分パルスSKEWRESが生成され、第2の信号PLL50が立ち下がる例を示した。第2の信号PLL50がLowレベルの期間に第2の微分パルスSKEWRESが生成されても良い。この場合、スキュー検出デコーダ210のデコードカウント値Pは、ウインドウ信号WINDOWの終了タイミングでのカウント値W2より、タイミングがあとなので、第2の微分パルスSKEWRESのタイミングは、ウインドウ信号WINDOWがHighレベルの期間に含まれない。従って、位相比較器140は位相誤差信号を生成しない。また、第2の信号PLL50の立ち下がりエッジが生じないが、位相比較器140がゲート回路型比較器であれば(第2の信号PLL50の立ち下がりエッジを使用して位相を比較する構成を取らない)、実施の形態と同じ動作となる。
図3を用いて、スキューリセットパルス作成回路220の回路構成及び動作を説明する。図3(a)は、本発明の実施の形態のPLL回路を構成するスキューリセットパルス作成回路220の回路構成図、図3(b)は本発明の実施の形態のPLL回路を構成するスキューリセットパルス作成回路220の動作を示すタイミングチャートである。
スキューリセットパルス作成回路220は、インバータ221、Dフリップフロップ(D−FF)222、223を有する。D−FF222のデータ入力端子DにSKEWDET信号が入力され、クロック入力端子CKにインバータ221を介して基準入力信号HDが入力され、非反転出力端子QがD−FF223のデータ入力端子Dに接続される。D−FF223のクロック入力端子CKにはクロックCLKが印加されている。D−FF223の反転出力端子NQが第2の微分パルスSKEWRESを出力する。D−FF223の反転出力端子NQは、D−FF222のリセット入力端子Rに接続される。
不連続入力検出信号SKEWDETはスキュー検出デコーダ210の出力であり、第1のカウンタ112のカウント値がPになった時点でLowレベルからHighレベルへ移行する。D−FF222は、Highレベルに移行したSKEWDET信号を、その後に(時刻t8に)入力される基準入力信号HDの立ち下がりタイミングで取り込む。D−FF223は、クロックCLKの立ち上がりタイミングで、D−FF222に取り込まれたHighレベルのSKEWDET信号を取り込み、反転出力端子NQからLowレベルの第2の微分パルスSKEWRESを出力する。D−FF223の非反転出力端子NQはD−FF222のリセット入力端子に接続されているので、D−FF222はリセットされ、D−FF222の非反転出力端子QはHighレベルからLowレベルに戻る。D−FF223は次のクロックCLKでLowレベルを取り込み、その非反転出力端子NQはHighレベルからLowレベルに戻る。上記の動作により、D−FF223の非反転出力端子NQは、クロックCLK1周期分の第2の微分パルスSKEWRESを出力する。
実施の形態のPLL回路は、基準入力信号HDの周期が所定期間(例えば1垂直同期期間)に1回だけその他の期間より伸長した場合でも、電圧制御発振器が短時間で安定状態に収束するので、安定度が高いクロックが得られる。
表示ピクセルを有する映像表示装置(例えば液晶表示装置、プラズマディスプレイ、マイクロミラーによる表示装置)では、水平同期信号を基準入力信号HDとするPLL回路が用いられる。本発明のPLL回路は、安定度が高いクロックを作成できるので、液晶表示装置の表示画面においてトップカール現象を生じさせない。
本発明のPLL回路は、映像表示装置などに使用される、PLL回路として有用である。
本発明の実施の形態のPLL回路の回路構成図 本発明の実施の形態のPLL回路の動作を示すタイミングチャート 図3(a)は、本発明の実施の形態のPLL回路を構成するスキューリセットパルス作成回路の回路構成図、図3(b)は本発明の実施の形態のPLL回路を構成するスキューリセットパルス作成回路の動作を示すタイミングチャート 従来例のPLL回路の回路構成図 従来例のPLL回路の動作を示すタイミングチャート
符号の説明
90 基準入力信号入力端子
100 電圧制御発振器
110 パルス幅設定回路
111 微分回路
112 第1のカウンタ
130、430 1/N分周器
131 リセットパルス作成回路
132 第2のカウンタ
133 論理和(OR)ゲート回路
140 位相比較器
150 チャージポンプ
160 ループフィルタ
200 不連続入力検出部
210 スキュー検出デコーダ
220 スキューリセットパルス作成回路
221 インバータ
222、223 Dフリップフロップ

Claims (5)

  1. 制御電圧に応じて発振周波数を変化させ、位相ロック状態において基準入力信号の周波数のN倍(Nは2以上の任意の正整数)の発振周波数であるクロックを出力する電圧制御発振器と、
    所定の期間内において1回だけ周期が基準周期より長い周期があり、それ以外の周期がほぼ基準周期である基準入力信号を入力し、前記基準入力信号の到来タイミングで微分信号を出力する微分回路と、
    前記微分信号でリセットされ、前記クロックを入力してカウントした信号である第1の信号を出力する第1のカウンタと、
    前記クロックを入力してカウントした信号である第2の信号を出力する第2のカウンタと、
    前記第2のカウンタの値がNになると第1のリセットパルスを出力するリセットパルス作成回路と、
    前記第1の信号と前記第2の信号とを入力し、両者の位相誤差を示す位相誤差信号を出力する位相比較器と、
    前記位相誤差信号に応じてループフィルタへの充放電電流を出力するチャージポンプと、
    前記制御電圧を保持出力し、前記充放電電流により前記制御電圧を変化させる前記ループフィルタと、
    前記基準入力信号を入力し、その周期が基準周期より所定以上長くなった後に最初に入力した前記基準入力信号を検出し、その到来タイミングで第2のリセットパルスを出力する不連続入力検出部と、
    を備え、
    前記第2のカウンタは、前記第1のリセットパルスと前記第2のリセットパルスとにより一定の値にリセットされることを特徴とするPLL(Phase Locked Loop)回路。
  2. 前記不連続入力検出部は、前記第1のカウンタの値が基準周期におけるカウント値より所定以上大きくなったことを検出した後に、最初に入力した前記基準入力信号を検出し、その到来タイミングで前記第2のリセットパルスを出力することを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  3. 前記微分信号及び/又は前記第2のリセットパルスは、前記クロックの入力タイミングで出力されることを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  4. 前記基準入力信号が、1垂直同期期間が水平同期信号の周期の整数倍と異なる映像信号の水平同期信号であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載のPLL回路。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載のPLL回路を有することを特徴とする映像表示装置。
JP2003296499A 2003-08-20 2003-08-20 Pll回路及び映像表示装置 Expired - Fee Related JP3989880B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003296499A JP3989880B2 (ja) 2003-08-20 2003-08-20 Pll回路及び映像表示装置
US10/915,340 US7049867B2 (en) 2003-08-20 2004-08-11 PLL circuit and image display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003296499A JP3989880B2 (ja) 2003-08-20 2003-08-20 Pll回路及び映像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005065199A true JP2005065199A (ja) 2005-03-10
JP3989880B2 JP3989880B2 (ja) 2007-10-10

Family

ID=34191150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003296499A Expired - Fee Related JP3989880B2 (ja) 2003-08-20 2003-08-20 Pll回路及び映像表示装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7049867B2 (ja)
JP (1) JP3989880B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012191330A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Hioki Ee Corp クロック信号生成装置およびクロック信号生成方法
JP2019205160A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド デューティサイクルが可変な基準発振器、周波数合成器、及び基準発振器を備える信号レシーバー

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041156A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toshiba Corp 半導体集積回路
US8379412B2 (en) * 2010-08-16 2013-02-19 Empire Technology Development Llc Converter and converter control method
WO2012026343A1 (en) * 2010-08-24 2012-03-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
US8803575B2 (en) 2012-07-02 2014-08-12 Qualcomm Incorporated Charge pump circuit
US8536915B1 (en) * 2012-07-02 2013-09-17 Qualcomm Incorporated Low-noise and low-reference spur frequency multiplying delay lock-loop
JP2014026006A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Sharp Corp 表示装置
US9966965B2 (en) * 2016-06-10 2018-05-08 Silicon Laboratories Inc. Apparatus for low power signal generator and associated methods

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4456884A (en) * 1981-11-16 1984-06-26 Sri International Phase-lock loop and Miller decoder employing the same
JPS63215265A (ja) 1987-03-04 1988-09-07 Seiko Epson Corp 水平同期pll回路
US5281926A (en) * 1992-10-06 1994-01-25 Zenith Electronics Corp. Phase locked loop made operative when stable input sync signal is detected
JP3251213B2 (ja) * 1997-08-28 2002-01-28 山形日本電気株式会社 フェーズ・ロックド・ループ回路
US6166606A (en) * 1999-02-10 2000-12-26 Zilog, Inc. Phase and frequency locked clock generator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012191330A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Hioki Ee Corp クロック信号生成装置およびクロック信号生成方法
JP2019205160A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド デューティサイクルが可変な基準発振器、周波数合成器、及び基準発振器を備える信号レシーバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP3989880B2 (ja) 2007-10-10
US7049867B2 (en) 2006-05-23
US20050040872A1 (en) 2005-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6483361B1 (en) Lock detector for determining phase lock condition in PLL on a period-by-period basis according to desired phase error
EP1628469A2 (en) Image signal processing apparatus and phase synchronization method
TWI255433B (en) Phase locked loop with improved phase lock/unlock detection function
JP3989880B2 (ja) Pll回路及び映像表示装置
US20060187349A1 (en) Video signal processing apparatus
JP2009260866A (ja) Pll回路
KR100315246B1 (ko) 디지털 표시 장치용 위상 동기 루프 회로
JP3555372B2 (ja) 同期処理回路
JP5433432B2 (ja) 位相周波数比較器およびシリアル伝送装置
JP2002101316A (ja) クロック生成回路及び画像表示装置
JP2006148352A (ja) Pll回路
US20050156812A1 (en) Display panel control circuit and display panel control method
KR19990023865A (ko) 위상 동기 루프 회로
JP2006261898A (ja) クロック再生装置
JPH1023293A (ja) 同期発生装置と画像表示装置
JPH10191093A (ja) デジタル水平フライバック制御回路
JP2692112B2 (ja) 映像信号の判別回路
KR0183944B1 (ko) 온스크린 표시장치의 위상동기루프회로
JPH1188156A (ja) クロック生成用pll回路
JP4757690B2 (ja) Pllシステム及び車載用テレビジョンシステム
JPH1056581A (ja) 表示装置用のpll回路
JPH1169263A (ja) 垂直ブランキング生成回路
JP3276797B2 (ja) 水平出力パルス発生回路
JPH10285427A (ja) 垂直同期回路
JP3257490B2 (ja) 同期保護回路及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041222

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050527

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120727

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees