JPH10243254A - 同期信号処理回路 - Google Patents

同期信号処理回路

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JPH10243254A
JPH10243254A JP4542697A JP4542697A JPH10243254A JP H10243254 A JPH10243254 A JP H10243254A JP 4542697 A JP4542697 A JP 4542697A JP 4542697 A JP4542697 A JP 4542697A JP H10243254 A JPH10243254 A JP H10243254A
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JP
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signal
synchronization signal
synchronization
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window
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JP4542697A
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Ken Takahashi
謙 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で各種のシステムに対応で
き、ジッタを除去でき、ソフトウェアなどで設定を容易
に変更できる同期信号処理回路を実現する。 【解決手段】 水平同期信号HSYNCでカウンタ30を
リセットし、クロック信号CLKに応じてカウント動作
を行い、カウント値S30とウインド設定回路10、50の設
定値が一致したとき、一致検出回路20,40 はパルス信号
FWIN1,FWIN2を出力し、スイッチ100 により
何れかを選択してそのタイミングで垂直同期信号VSY
NCをラッチし、ラッチ信号をジッタが除去した同期信
号VSYCRとして出力し、さらにパルス信号FWIN
1,FWIN2に応じてフィールド判定用ウインド信号
FDWINを生成し、垂直同期信号VSYNCでこれを
ラッチし、ラッチ信号をフィールド判定用信号FLDと
して出力するので、ジッタを除去でき、ソフトウェアで
設定を変更することで異なるシステムに対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機、画像モニタなどに用いられている同期信号処理回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受信機、画像モニタなどで
は同期信号処理回路を用いて、画像信号とともに転送さ
れる垂直同期信号および水平同期信号に対して信号処理
を行い、それぞれの信号にあるジッタ、即ち、信号の揺
らぎを抑制し、表示画像の画質向上を図る。
【0003】また、インターレース方式の映像信号を表
示するシステムにおいて、同期信号処理回路により、垂
直同期信号と水平同期信号の位相差に応じて奇数/偶数
フィールドの判定を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の同期信号処理回路においては、回路の仕様が固定と
なることが多く、システムによりジッタの特性が変わる
と対応できなくなる。例えば、通常、垂直同期信号のジ
ッタを除去する回路については調整不要なものが殆ど
で、ジッタ除去可能な範囲が固定となっており、許容範
囲を越えたジッタが発生するシステムでは使用できない
場合がある。また、垂直同期信号と水平同期信号に基づ
き奇数/偶数フィールドの判定を行う場合、同期信号処
理ICの種類によって出力される同期信号のタイミング
に違いが生じる。また位相差検出に使用するクロック信
号の周期によっては、位相差検出判定タイミングが固定
となっており、最悪の場合に奇数/偶数フィールドの判
定が正常に行えないという不利益がある。
【0005】さらに、異なる放送方式において奇数フィ
ールドと偶数フィールドの同期信号の位相関係が異な
る。例えば、NTSC(National Television System C
ommittee)方式とPAL(Phase Alternation by Line
)方式では、奇数フィールドと偶数フィールドのそれ
ぞれの垂直同期信号と水平同期信号の位相関係が逆転す
るので、通常の同期信号処理回路を複数の放送方式に対
応させる場合、回路の構成に変更を加えるなどハードウ
ェアの変更が必要となる。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は簡単な回路構成でジッタを除去で
き、各種のシステムおよび異なる放送方式に柔軟に対応
できる同期信号処理回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は第1の同期信号および当該第1の同期信号
と周期が異なる第2の同期信号を受けて、当該第2の同
期信号に基づく同期信号を出力する同期信号処理回路で
あって、上記第1の同期信号を受けて、当該第1の同期
信号の位相をずらした基準信号を生成する基準信号生成
手段と、上記基準信号に同期して上記第2の同期信号を
保持し、当該保持信号を上記同期信号として出力する信
号保持手段とを有する。
【0008】また、本発明では、上記第1の同期信号は
テレビジョン映像信号の水平同期信号であり、上記第2
の同期信号はテレビジョン映像信号の垂直同期信号であ
る。
【0009】さらに、本発明では、周期の異なる第1お
よび第2の同期信号を受けて、上記第1と第2の同期信
号の位相差に応じた信号を生成する同期信号処理回路で
あって、上記第1の同期信号と位相が異なる第1の基準
信号を生成する第1の基準信号生成手段と、上記第1の
同期信号と位相が異なる第2の基準信号を生成する第2
の基準信号生成手段と、上記第1および第2の基準信号
に応じてウインド信号を生成するウインド信号生成手段
と、上記第2の同期信号に同期して上記ウインド信号を
保持し、保持信号を出力する信号保持手段とを有する。
【0010】本発明によれば、第1の同期信号、例え
ば、テレビジョン映像信号の水平同期信号に基づき基準
信号が生成され、この基準信号によりジッタのある第2
の同期信号、例えば、テレビジョン映像信号の垂直同期
信号が保持されるので、保持信号が第1の同期信号と同
期が保たれ、第2の同期信号からジッタが除去された同
期信号が得られる。また、第1の同期信号に基づき位相
の異なる第1および第2の二つの基準信号が生成され、
これらの基準信号に応じてウインド信号が生成され、第
2の同期信号に同期してこのウインド信号を保持するこ
とにより、第1と第2の同期信号の位相差に応じたフィ
ールド識別用信号が生成される。これにより、簡単な回
路構成で第2の同期信号のジッタを除去でき、各種の異
なるシステムに対応でき、柔軟性の高い同期信号処理回
路を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る同期信号処理
回路の一実施例を示す回路図である。図1において、1
0、50はそれぞれ奇数/偶数フィールド判定用ウイン
ド信号の位置を制御するウインド位置設定回路、20、
40はそれぞれ一致検出回路、30はカウンタ、60は
奇数/偶数フィールド判定用ウインド信号発生回路、7
0、80はフリップフロップ回路、90は極性選択回
路、100は信号選択スイッチを示している。
【0012】ウインド位置設定回路10、50は、それ
ぞれ奇数/偶数フィールド判定用ウインド信号の終了位
置を制御する設定値S10,S50を一致検出回路20
および40に出力する。カウンタ30は水平同期信号H
SYNCでリセットされ、クロック信号CLKに基づき
カウント動作を行い、水平同期信号HSYNCからの相
対的な時間に応じたカウント値S30を生成する。ま
た、水平同期信号HSYNCに準ずる信号によりカウン
タ30をリセットすることもできる。
【0013】一致検出回路20は奇数フィールド(以
下、FIELD1という)ウインド設定回路10に設定
した値S10とカウンタ30のカウント値S30とを比
較し、両者が一致するとき、FIELD1判定用ウイン
ド信号を終了させるパルス信号FWIN1を出力する。
一致検出回路40は偶数フィールド(以下、FIELD
2という)ウインド設定回路50に設定した値S50と
カウンタ30のカウント値S30とを比較し、両者が一
致するとき、FIELD2判定用ウインド信号を終了さ
せるパルス信号FWIN2を出力する。ウインド設定回
路10,50の設定値S10,S50を調整することに
より、パルス信号FWIN1,FWIN2の出力タイミ
ングが制御される。即ち、ウインド設定回路10,50
の設定値S10,S50を変化させることにより、水平
同期信号HSYNCからパルス信号FWIN1,FWI
N2までの遅延時間TD1,TD2がそれぞれ設定値S1
0,S50に応じて変化する。
【0014】フィールド判定用ウインド発生回路60
は、一致検出回路20からのパルス信号FWIN1およ
び一致検出回路40からのパルス信号FWIN2によ
り、奇数/偶数フィールド判定用ウインド信号を発生す
る。図示のように、フィールド判定用ウインド発生回路
60はDフリップフロップ回路61,62、ANDゲー
ト63およびRSフリップフロップ回路64により構成
されている。Dフリップフロップ回路61、62のデー
タ入力端子Dはそれぞれパルス信号FWIN1,FWI
N2の入力端子に接続され、クロック信号入力端子は外
部クロック信号MCKの入力端子に接続されている。D
フリップフロップ回路61の信号出力端子QはRSフリ
ップフロップ回路64のS入力端子に接続され、Dフリ
ップフロップ回路62の信号出力端子QはANDゲート
63の一方の入力端子に接続され、ANDゲート63の
他方の入力端子はRSフリップフロップ回路64の出力
端子Qに接続されている。さらに、RSフリップフロッ
プ回路64の出力端子Qはインバータ110の入力端子
に接続され、インバータ110の出力端子はDフリップ
フロップ回路80の入力端子Dに接続されている。RS
フリップフロップ回路64の出力端子Qからフィールド
判定用ウインド信号FDWINが出力され、インバータ
110の出力端子からその反転信号/FDWINが出力
される。反転信号/FDWINがDフリップフロップ回
路80に入力される。
【0015】フリップフロップ回路70はDフリップフ
ロップにより構成され、垂直同期信号VSYNCを一致
検出回路20、40からのパルス信号FWIN1または
FWIN2でラッチすることにより、垂直同期信号から
ジッタを除去した同期信号VSYCRを発生する。パル
ス信号FWIN1またはパルス信号FWIN2はスイッ
チ100により選択され、フリップフロップ回路70の
クロック信号入力端子CKに入力され、これらのパルス
信号のタイミングでフリップフロップ回路70のデータ
入力端子Dに入力された信号がラッチされる。また、フ
リップフロップ回路70の垂直同期信号VSYNCに準
ずる信号を入力し、スイッチ100で選択したパルス信
号でラッチすることによりも、ジッタの除去を実現でき
る。
【0016】フリップフロップ回路80は、フリップフ
ロップ回路70と同様にDフリップフロップにより構成
され、垂直同期信号VSYNCによりフィールド判定用
ウインド発生回路60からのフィールド判定用ウインド
信号FDWINをラッチし、奇数/偶数フィールド判定
信号を発生する。
【0017】極性選択回路90はDフリップフロップ8
0から出力される奇数/偶数フィールド判定信号の極性
を選択して、選択した信号を奇数/偶数フィールド判定
用信号FLDとして外部に供給する。
【0018】スイッチ100は、一致検出回路20、4
0により生成されるパルス信号FWIN1またはFWI
N2を選択して、選択したパルス信号をクロック信号と
してDフリップフロップ回路70に供給する。スイッチ
100は同期信号処理回路の動作環境に応じて設定され
る。例えば、NTSC,PALなどの異なる放送方式に
おいては、水平同期信号HSYNCと垂直同期信号VS
YNCの位相関係が異なる。ジッタ除去のため、フリッ
プフロップ回路70に供給されるクロック信号の位相を
放送方式に応じて設定する必要がある。このため、本実
施例ではスイッチ100が設けられ、放送方式の切り換
えに伴いスイッチ100を切り換えることでパルス信号
FWIN1またはFWIN2の何れかを選択して、NT
SC,PALなどの異なる放送方式に対応する。なお、
実際の回路ではスイッチ100を設けず、Dフリップフ
ロップ回路70のクロック信号入力端子CKをパルス信
号FWIN1,FWIN2の何れかの端子に固定し、位
置設定回路10と50の設定値により、パルス信号FW
IN1,FWIN2の前後関係を逆転させることによ
り、NTSC,PALなどの異なる放送方式に対応する
ことも可能である。ただし、本実施例のようにスイッチ
100を設けることにより、パルス信号FWIN1,F
WIN2の内任意のものを選択して、それをジッタ除去
用のクロック信号としてDフリップフロップ回路70に
入力でき、柔軟性の高いジッタ除去回路が実現できる。
【0019】図2は本実施例の同期信号処理回路の動作
を示す波形図である。以下、図1の回路図および図2の
波形図を参照しつつ、本実施例の動作を説明する。同期
信号処理回路に外部から垂直同期信号VSYNCおよび
水平同期信号HSYNCが供給される。本例において
は、これらの同期信号はインターレース方式の映像信号
の同期信号とする。NTSC方式においては、水平同期
信号HSYNCの周波数は約60Hz、垂直同期信号V
SYNCの周波数は約15.75kHzである。また、
垂直同期信号VSYNCは図2に示すように、例えば、
水平同期信号HSYNCの約3周期分の幅を持つパルス
信号である。ここで、水平同期信号HSYNCの周期は
1Hとすると、垂直同期信号VSYNCのパルス幅は約
3Hとなる。テレビジョン受信機においては、垂直同期
信号VSYNCと水平同期信号HSYNCの位相差によ
り、奇数フィールドおよび偶数フィールドの判定が行わ
れる。
【0020】水平同期信号HSYNCにより、図1に示
すカウンタ30がリセットされ、カウント動作が始ま
る。カウント値S30は一致検出回路20および40に
それぞれ出力される。ウインド設定回路10および50
に設定された設定値S10,S50がそれぞれ一致検出
回路20および40に出力される。カウント値S30と
それぞれの設定値S10,S50が一致したところで一
致検出回路20および40により、パルス信号FWIN
1およいFWIN2がそれぞれ出力される。
【0021】パルス信号FWIN1,FWIN2はスイ
ッチ100により選択され、フリップフロップ回路70
のクロック信号入力端子CKに入力され、これらのパル
ス信号のタイミングでフリップフロップ回路70のデー
タ入力端子Dに入力された信号がラッチされる。本実施
例では、パルス信号FWIN1がスイッチ100により
選択され、それがクロック信号フリップフロップ回路7
0に入力される。図2に示すように、時間t1 において
パルス信号FWIN1が立ち上がり、このとき垂直同期
信号VSYNCがハイレベルに保持されているので、フ
リップフロップ回路70の出力信号、即ち、垂直同期信
号VSYNCの同期信号VSYCRがハイレベルに切り
換えられる。
【0022】信号VSYCRは約3Hの間ハイレベルに
保持されたままとなり、その後、例えば、図2に示す時
間t3 においてパルス信号FWIN1が立ち上がり、そ
のとき垂直同期信号VSYNCがローレベルになってお
り、信号VSYCRはローレベルに切り換わる。
【0023】スイッチ100により、パルス信号FWI
N2が選択され、クロック信号としてフリップフロップ
回路70に入力される場合に、パルス信号FWIN2の
立ち上がりにおいて、信号VSYCRはハイレベルから
ローレベルに切り換えられる。
【0024】このように、水平同期信号HSYNCに同
期して生成したパルス信号FWIN1またはFWIN2
のタイミングで垂直同期信号VSYNCをラッチして生
成した同期信号VSYCRでは、立ち上がりエッジおよ
び立ち下がりエッジは水平同期信号HSYNCのタイミ
ングに応じて設定されるので、垂直同期信号VSYNC
にあるジッタ、即ち、立ち上がりエッジおよび立ち下が
りエッジの揺らぎが除去される。また、スイッチ100
により、パルス信号FWIN1,FWIN2の何れかを
選択され、それに応じて信号VSYCRの立ち上がりエ
ッジおよび立ち下がりエッジのタイミングが制御される
ので、異なる放送方式、例えば、NTSCおよびPAL
方式のテレビジョン映像信号に対応でき、同期信号処理
回路は異なるシステムおよび異なる放送方式の映像信号
に柔軟に対応できる。
【0025】フィールド判定用ウインド発生回路60に
おいて、Dフリップフロップ回路61,62のクロック
信号の入力端子にそれぞれクロック信号MCKが入力さ
れる。なお、ここで、クロック信号MCKは例えば、テ
レビジョン受信機またはモニタの画面に文字などのキャ
ラクタを表示するときに用いられるクロック信号であ
り、その周波数は約6MHzである。フリップフロップ
回路61により、クロック信号MCKのタイミングでパ
ルス信号FWIN1がラッチされ、ラッチした信号はR
Sフリップフロップ回路64のセット信号としてその端
子Sに入力される。一方、フリップフロップ回路62に
より、クロック信号MCKのタイミングでパルス信号F
WIN2をラッチされ、ラッチした信号はANDゲート
63に入力され、ANDゲート63の出力信号はRSフ
リップフロップ回路64のリセット信号としてその端子
Rに入力される。
【0026】図2に示すように、時間t1 においてパル
ス信号FWIN1が立ち上がり、そのタイミングでフリ
ップフロップ回路61の出力信号が立ち上がり、この立
ち上がりエッジにより、RSフリップフロップ回路64
が設定され、その出力信号はローレベルからハイレベル
に切り換わる。RSフリップフロップ回路64の出力信
号はフィールド判定用ウインド信号FDWINとして出
力される。さらにインバータ110により、その反転信
号/FDWINが出力される。
【0027】時間t2 においてパルス信号FWIN2が
立ち上がり、これに応じてDフリップフロップ回路62
の出力信号およびANDゲート63の出力信号がローレ
ベルからハイレベルに切り換わる。ANDゲート63の
出力信号により、RSフリップフロップ回路64がリセ
ットされ、フィールド判定用ウインド信号FDWINが
ハイレベルからローレベルに切り換わる。
【0028】インバータ110の出力信号、即ち、フィ
ールド判定用ウインド信号FDWINの反転信号/FD
WINがDフリップフロップ回路80の入力端子Dに入
力され、Dフリップフロップ回路80のクロック信号入
力端子CKには垂直同期信号VSYNCが入力されてい
る。この回路構成において、垂直同期信号VSYNCの
立ち上がりエッジのタイミングでフィールド判定用ウイ
ンド信号FDWINの反転信号/FDWINのレベルが
Dフリップフロップ回路80によりラッチされ、その出
力信号は極性選択回路90に入力される。極性選択回路
90により、Dフリップフロップ回路80の出力信号ま
たはその反転信号が選択され、選択した信号が奇数/偶
数フィールド判定用信号FLDとして外部に供給され
る。
【0029】図2に示すように、回路がリセットされた
後、フィールド判定用信号FLDがハイレベルに保持さ
れている。時間t0 において垂直同期信号VSYNCが
立ち上がり、このときフィールド判定用ウインド信号F
DWINの反転信号がハイレベルに保持されているの
で、フィールド判定用信号FLDがハイレベルの保持さ
れる。そして、時間t4 において、垂直同期信号VSY
NCの次の立ち上がりエッジが現れ、このときフィール
ド判定用ウインド信号FDWINの反転信号がローレベ
ルに保持されているので、フィールド判定用信号FLD
がハイレベルからローレベルに切り換わる。
【0030】以上説明したように、本実施例によれば、
カウンタ30は水平同期信号HSYNCでリセットし、
水平同期信号HSYNCからの相対時間に応じてカウン
ト値S30を生成し、一致検出回路20、40はカウン
ト値S30とウインド位置設定回路10、50で設定し
た値とを比較し、値が一致したときそれぞれパルス信号
FWIN1,FWIN2を出力し、これらのパルス信号
に応じてRSフリップフロップ回路64をセットまたは
リセットし、フィールド判定用ウインド信号FDWIN
を発生し、Dフリップフロップ回路80により垂直同期
信号VSYNCの立ち上がりエッジでフィールド判定用
ウインド信号の反転信号をラッチし、その出力信号ある
いは反転信号は奇数/偶数フィールド判定用信号FLD
として出力し、さらにスイッチ100によりパルス信号
FWIN1またはFWIN2の何れかを選択して、その
タイミングで垂直同期信号VSYNCをラッチし、ラッ
チした信号VSYCRを出力することにより、ジッタが
除去された垂直同期信号が得られるので、簡単な回路構
成でウインド位置設定回路により設定値を変更するのみ
で異なるシステム、放送方式に対応でき、垂直同期信号
のジッタを除去できる。
【0031】また、ウインド位置設定回路10,50の
設定値S10,S50を変更することにより、水平同期
信号HSYNC、垂直同期信号VSYNCのタイミング
やジッタが異なる場合にも簡単に対応でき、放送方式の
異なるシステムなどにおいてはウインド位置設定回路1
0,50の設定値S10,S50を変更するのみで容易
に対応できる。このように、簡単な回路構成で、ソフト
ウェアなどで簡単な設定変更で種々のシステムに対応で
き、柔軟性の高い同期信号処理回路を実現できる。さら
に、放送方式、使用条件などに応じてソフトウェアで設
定条件を変更することにより、自動設定を実現できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期信号
処理回路によれば、簡単な回路構成でジッタを除去で
き、異なるシステムおよび異なる同期信号に柔軟に対応
できる利点がある。例えば、本発明の同期信号処理回路
を組み込んだ同期信号処理ICによりテレビジョン映像
信号の水平同期信号および垂直同期信号を処理する場
合、放送方式の切り換えにより水平同期信号のタイミン
グや垂直同期信号のジッタが異なる場合でも設定値を変
更するのみで柔軟に対応できる。さらに放送方式の切り
換えに応じて設定値をソフトウェアなどで変更すること
により、設定の自動化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期信号処理回路の一実施例を示
す回路図である。
【図2】同期信号処理回路の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
10、50…フィールドウインド位置設定回路、20、
40…一致検出回路、30…カウンタ、60…フィール
ド判定用ウインド発生回路、70、80…フリップフロ
ップ回路、90…極性選択回路、100…スイッチ、1
10…インバータ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の同期信号および当該第1の同期信号
    と周期が異なる第2の同期信号を受けて、当該第2の同
    期信号に基づく同期信号を出力する同期信号処理回路で
    あって、 上記第1の同期信号を受けて、当該第1の同期信号の位
    相をずらした基準信号を生成する基準信号生成手段と、 上記基準信号に同期して上記第2の同期信号を保持し、
    当該保持信号を上記同期信号として出力する信号保持手
    段とを有する同期信号処理回路。
  2. 【請求項2】上記第1の同期信号はテレビジョン映像信
    号の水平同期信号であり、上記第2の同期信号はテレビ
    ジョン映像信号の垂直同期信号である請求項1記載の同
    期信号処理回路。
  3. 【請求項3】上記基準信号生成手段は、上記第1の同期
    信号を予め設定した時間で遅延させる信号遅延手段を有
    する請求項1記載の同期信号処理回路。
  4. 【請求項4】上記信号遅延手段は、上記第1の同期信号
    を受けて計数動作を開始し、クロック信号に応じて計数
    値を設定する計数手段と、 上記計数手段の計数値と予め設定した基準値とを比較
    し、上記計数値と上記基準値が一致したとき、上記基準
    信号として一致信号を出力する一致検出手段とを有する
    請求項3記載の同期信号処理回路。
  5. 【請求項5】周期の異なる第1および第2の同期信号を
    受けて、上記第1と第2の同期信号の位相差に応じた信
    号を生成する同期信号処理回路であって、 上記第1の同期信号と位相が異なる第1の基準信号を生
    成する第1の基準信号生成手段と、 上記第1の同期信号と位相が異なる第2の基準信号を生
    成する第2の基準信号生成手段と、 上記第1および第2の基準信号に応じてウインド信号を
    生成するウインド信号生成手段と、 上記第2の同期信号に同期して上記ウインド信号を保持
    し、保持信号を出力する信号保持手段とを有する同期信
    号処理回路。
  6. 【請求項6】上記第1の同期信号はテレビジョン映像信
    号の水平同期信号であり、上記第2の同期信号はテレビ
    ジョン映像信号の垂直同期信号であり、上記信号保持手
    段の出力信号はフィールド識別用信号である請求項5記
    載の同期信号処理回路。
  7. 【請求項7】上記第1の基準信号生成手段は、上記第1
    の同期信号を予め設定した第1の時間で遅延させる第1
    の信号遅延手段を有し、 上記第2の基準信号生成手段は、上記第1の同期信号を
    予め設定した第2の時間で遅延させる第2の信号遅延手
    段を有する請求項5記載の同期信号処理回路。
  8. 【請求項8】上記ウインド信号生成手段は、上記第1の
    基準信号に同期して出力信号を第1のレベルに設定し、
    上記第2の基準信号に同期して出力信号を第2のレベル
    に設定するレベル設定手段を有する請求項5記載の同期
    信号処理回路。
  9. 【請求項9】上記第1および第2の信号遅延手段は、上
    記第1の同期信号を受けて計数動作を開始し、クロック
    信号に応じて計数値を設定する計数手段と、 上記計数手段の計数値と予め設定した第1の基準値とを
    比較し、上記計数値と上記第1の基準値が一致したと
    き、上記第1の基準信号として第1の一致信号を出力す
    る第1の一致検出手段と、 上記計数手段の計数値と予め設定した第2の基準値とを
    比較し、上記計数値と上記第2の基準値が一致したと
    き、上記第2の基準信号として第2の一致信号を出力す
    る第2の一致検出手段とを有する請求項7記載の同期信
    号処理回路。
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