JPH09312784A - 垂直同期回路及びタイミングコントローラ - Google Patents

垂直同期回路及びタイミングコントローラ

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JPH09312784A
JPH09312784A JP8124509A JP12450996A JPH09312784A JP H09312784 A JPH09312784 A JP H09312784A JP 8124509 A JP8124509 A JP 8124509A JP 12450996 A JP12450996 A JP 12450996A JP H09312784 A JPH09312784 A JP H09312784A
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JP
Japan
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signal
vertical synchronizing
synchronizing signal
circuit
vertical
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Application number
JP8124509A
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English (en)
Inventor
Masaru Wakita
賢 脇田
Tokio Yamaguchi
時生 山口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不安定な同期入力状態での出力画像の安定化を
図ることができる垂直同期回路及びタイミングコントロ
ーラを提供することを目的とする。 【解決手段】垂直同期回路9には、判定部25が設けら
れている。判定部25は、開始及び終了信号SO,SC
を入力し、それら開始及び終了信号SO,SCに基づい
て垂直同期信号VSYNC の引き込み期間を設けるととも
に、垂直同期信号VSYNC と内部垂直同期信号MVSYNCの位
相を比較する。そして、判定部25は、垂直同期信号VS
YNC と内部垂直同期信号MVSYNCの位相が一致する場合
と、垂直同期信号VSYNC の位相が早い場合に、垂直同期
信号VSYNC に内部垂直同期信号MVSYNCを付加(重畳)
し、その垂直同期信号VSYNC に基づいてカウンタ21を
クリアするためのクリア信号VCLRを生成するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は垂直同期回路及びタ
イミングコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の垂直同期回路71の回
路図である。垂直同期回路71は、カウンタ72、デコ
ーダ73、及び、パルス信号生成部74とから構成され
ている。垂直同期回路71には、複合ビデオ信号から同
期分離された垂直同期信号VSYNC が入力される。また、
垂直同期回路71には、水平同期回路によって複合ビデ
オ信号から同期分離された水平同期信号に基づいて生成
されたクロック信号CLKが入力される。
【0003】カウンタ72は、垂直同期信号VSYNC に基
づいて生成される後述するクリア信号VCLRに基づいてそ
のカウント値をクリアする。そして、カウンタ72は、
クロック信号CLK をカウントし、そのカウント値をデコ
ーダ73に出力する。デコーダ73は、カウント値に基
づいて、所定期間の時に信号を出力する。例えば、デコ
ーダ73は、期間が「20H」(Hは1水平走査期間で
あって、クロック信号CLK の2クロック分)の時と、期
間が「22H」の時にそれぞれ信号をパルス信号生成部
74に出力する。パルス信号生成部74は、JKフリッ
プフロップやDフリップフロップ等よりなり、クロック
信号CLK に同期して動作し、デコーダ73から入力され
る期間「20H」「22H」の時の信号に基づいて各種
パルス信号を生成し、出力する。
【0004】即ち、垂直同期回路71は、垂直同期信号
VSYNC 及びクロック信号CLK に基づいて各種パルス信号
を生成し、LCD等の表示器に出力する。その表示器
は、各種パルス信号に基づいて垂直走査を開始すること
によって、画像の表示タイミングを合わせて完全な画像
を表示するようになっている。
【0005】また、垂直同期回路71は、図11に示す
ように、垂直同期信号VSYNC の入力予定位置に引き込み
期間を設けている。その引き込み期間は、デコーダ73
から出力される信号に基づいて設定される。デコーダ7
3は、クロック信号CLK をカウントするカウンタ72か
らのカウント値に基づいて、期間が「224H」の時と
「296H」の時にそれぞれ信号をパルス信号生成部7
4に出力する。期間「224H」,「296H」は、垂
直同期信号VSYNC がNTSC方式の場合にはほぼ「26
2.5H」で繰り返し入力されることから、その垂直同
期信号VSYNC の入力予定位置の前後となるように設定さ
れている。
【0006】パルス信号生成部74は、引き込み期間内
に垂直同期信号VSYNC が入力されると、その垂直同期信
号VSYNC 1パルスのクリア信号VCLRを生成し出力する。
一方、パルス信号生成部74は、引き込み期間外に垂直
同期信号VSYNC が入力されると、その垂直同期信号VSYN
C に基づいてはクリア信号VCLRを生成しないようになっ
ている。
【0007】即ち、垂直同期回路71は、引き込み期間
に垂直同期信号VSYNC の入力を許容し、その垂直同期信
号に基づいてクリア信号VCLRを生成する。逆に言えば、
垂直同期回路71は、引き込み期間外には垂直同期信号
VSYNC の入力を許容しない。従って、垂直同期回路71
は、引き込み期間外に入力されるノイズ等のよってクリ
ア信号VCLRが生成されるのを防止し、耐ノイズ性の向上
を図っている。また、垂直同期回路71は、引き込み期
間の幅を適宜設定することで、垂直同期信号VSYNC がず
れても、出力画像の垂直同期がかかるようにしている。
【0008】尚、実際には、カウンタ72は、クリア信
号VCLRによってそのカウント値をクリアするので、垂直
同期信号VSYNC が正常に入力された場合、カウント値に
基づいてデコーダ73から期間「296H」のときの信
号は出力されない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電波の伝搬
状態の悪化やゴースト等によってビデオ信号の入力状態
が不安定になると、引き込み期間内にノイズが混入した
り、垂直同期信号VSYNCのレベルが低下して欠落し易く
なる場合がある。混入したノイズはジッタを生じ、出力
画像は垂直方向に変動するので、見づらいものになって
しまう。
【0010】また、垂直同期信号VSYNC が欠落すると、
図12に示すように、垂直同期回路71はクリア信号VC
LRを引き込み期間の終了である期間「296H」のとき
の信号に基づいて生成する。その結果、表示器は、「2
96H」の周期で垂直走査を開始し、画像を表示する。
しかしながら、1フィールド分の画像は、ほぼ「26
2.5H」の間隔で送られてくるので、画像と垂直走査
の開始とが順次ずれる、所謂同期流れの状態となるた
め、図13に示すように、表示器81に表示される出力
画像は、内容を確認することができなくなり、非常にみ
ずらいものになってしまうという問題があった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、不安定な同期入力状態
での出力画像の安定化を図ることができる垂直同期回路
及びタイミングコントローラを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、水平同期信号に基づいて生成されたクロック信号を
カウントし、そのカウント値を出力するとともに、垂直
同期信号に基づいてそのカウント値をクリアするカウン
タを備え、そのカウンタのカウント値に基づいて、出力
画像のタイミングをとるための各種パルス信号を生成す
る垂直同期回路において、1フィールドに相当する期間
の内部垂直同期信号を生成し、前記垂直同期信号と内部
垂直同期信号の位相を比較し、その比較結果に基づい
て、垂直同期信号と内部垂直同期信号の位相が一致する
場合、又は、垂直同期信号の位相が内部垂直同期信号よ
りも早い場合に垂直同期信号に内部垂直同期信号を付加
し、その付加した垂直同期信号に基づいてカウンタをク
リアするようにしたことを要旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の垂直同期回路において、前記垂直同期信号の入力予定
位置の前後に引き込み期間を設け、その引き込み期間内
に入力される垂直同期信号と前記内部垂直同期信号の位
相を比較するようにしたことを要旨とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、水平同期信号に
基づいて生成されたクロック信号をカウントし、そのカ
ウント値を出力するとともに、垂直同期信号に基づいて
そのカウント値をクリアするカウンタと、前記カウンタ
のカウント値に基づいて、予め設定された期間に応じて
信号を出力する第1のデコーダと、前記第1のデコーダ
から出力される信号に基づいて、出力画像のタイミング
をとるための各種パルス信号を生成する信号生成部とを
備えた垂直同期回路において、前記カウンタのカウント
値に基づいて、前記垂直同期信号の引き込み期間に対応
してその垂直同期信号の入力予定位置の前後に引き込み
期間開始信号と引き込み期間終了信号を生成する第2の
デコーダと、前記カウンタのカウント値に基づいて、1
フィールドに対応する期間で内部垂直同期信号を生成す
る第3のデコーダと、前記第2,第3のデコーダにより
生成された開始信号及び終了信号に基づいて引き込み期
間を設け、その期間内に入力される垂直同期信号と前記
内部垂直同期信号の位相を比較し、その比較結果に基づ
いて、前記垂直同期信号に内部垂直同期信号を付加して
出力する判定回路とを備え、前記カウンタは、前記判定
回路から出力される垂直同期信号に基づいてそのカウン
ト値をクリアするようにしたことを要旨とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の垂直同期回路において、前記判定回路は、垂直同期信
号と内部垂直同期信号の位相の比較結果に基づいて、垂
直同期信号と内部垂直同期信号の位相が一致する場合、
又は、垂直同期信号の位相が内部垂直同期信号よりも早
い場合に、垂直同期信号に内部垂直同期信号を付加する
ようにしたことを要旨とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の垂直同期回路において、前記判定回路には、前記垂直
同期信号の位相が内部垂直同期信号よりも遅い場合に前
記垂直同期信号が入力される毎にカウントしそのカウン
ト値を出力する第2のカウンタを備え、判定回路は、第
2のカウンタのカウント値が予め設定された値となるま
で垂直同期信号に内部垂直同期信号を付加するようにし
たことを要旨とする。
【0017】請求項6に記載の発明は、水平同期信号に
基づいて、出力画像のタイミングを取るための制御信号
と、クロック信号とを生成し出力する水平同期回路と、
請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の垂直同期回
路とを備えたことを要旨とする。
【0018】従って、請求項1に記載の発明によれば、
1フィールドに相当する期間の内部垂直同期信号が生成
され、垂直同期信号と内部垂直同期信号の位相が比較さ
れる。そして、その比較結果に基づいて、垂直同期信号
と内部垂直同期信号の位相が一致する場合、又は、垂直
同期信号の位相が内部垂直同期信号よりも早い場合に垂
直同期信号に内部垂直同期信号が付加され、その付加さ
れた垂直同期信号に基づいてカウンタがクリアされる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、垂直同期
信号の入力予定位置の前後に引き込み期間が設けられ、
その引き込み期間内に入力される垂直同期信号と内部垂
直同期信号の位相が比較される。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、第2のデ
コーダは、カウンタのカウント値に基づいて、垂直同期
信号の引き込み期間に対応してその垂直同期信号の入力
予定位置の前後に引き込み期間開始信号と引き込み期間
終了信号とを生成する。第3のデコーダは、カウンタの
カウント値に基づいて、1フィールドに対応する期間で
内部垂直同期信号を生成する。判定回路は、第2,第3
のデコーダにより生成された開始信号及び終了信号に基
づいて引き込み期間を設け、その期間内に入力される垂
直同期信号と内部垂直同期信号の位相を比較し、その比
較結果に基づいて、垂直同期信号に内部垂直同期信号を
付加して出力する。そして、その判定回路から出力され
る垂直同期信号に基づいてカウンタのカウント値がクリ
アされる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、判定回路
は、垂直同期信号と内部垂直同期信号の位相の比較結果
に基づいて、垂直同期信号と内部垂直同期信号の位相が
一致する場合、又は、垂直同期信号の位相が内部垂直同
期信号よりも早い場合に、垂直同期信号に内部垂直同期
信号が付加される。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、判定回路
には、垂直同期信号の位相が内部垂直同期信号よりも遅
い場合に垂直同期信号が入力される毎にカウントしその
カウント値を出力する第2のカウンタが備えられ、その
第2のカウンタのカウント値が予め設定された値となる
まで垂直同期信号に内部垂直同期信号が付加される。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、水平同期
信号に基づいて、出力画像のタイミングを取るための制
御信号と、クロック信号とを生成し出力する水平同期回
路と、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の垂直
同期回路とが備えられる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図面に従って説明する。
【0025】図1は、画像表示装置1のブロック回路図
である。画像表示装置1は、駆動回路部2と液晶表示モ
ジュール3とから構成されている。駆動回路部2は、同
期分離回路4、タイミングコントローラ5、電圧制御発
振回路(VCO)6、及び、ビデオ信号処理回路7によ
り構成されている。同期分離回路4には、外部からビデ
オ信号が入力される。同期分離回路4は、ビデオ信号か
ら水平同期信号HSYNC 、垂直同期信号VSYNC を分離し、
分離した水平同期信号HSYNC 及び垂直同期信号VSYNC を
タイミングコントローラ5に出力する。
【0026】タイミングコントローラ5には、水平同期
回路8と垂直同期回路9とが設けられている。水平同期
回路8には水平同期信号HSYNC が入力される。水平同期
回路8は、水平同期信号HSYNC に基づいて、水平走査の
開始を制御するための制御信号STH 等の各種パルス信号
を生成し、液晶表示モジュール3に出力する。また、水
平同期回路8は、VCO6とでPLL(Phase Locked L
oop )を構成し、水平同期信号HSYNC に基づいて所定の
周波数のクロック信号CLK を生成し、垂直同期回路9に
出力する。垂直同期回路9は、垂直同期信号VSYNC と、
水平同期回路8から入力されるクロック信号CLK に基づ
いて、垂直走査の開始を制御するための制御信号STV 等
の各種パルス信号を生成し、液晶表示モジュール3に出
力する。
【0027】ビデオ信号処理回路7は、画像信号を増幅
する。また、ビデオ信号処理回路7には、図では省略し
てあるが極性反転信号FRP が入力される。ビデオ信号処
理回路7は、極性反転信号FRP に同期して動作し、増幅
した画像信号を、液晶表示モジュール3の駆動に必要な
波形に変換し、画像信号Vdとして液晶表示モジュール3
に出力する。
【0028】液晶表示モジュール3は、液晶パネル1
0、水平駆動回路11、及び、垂直駆動回路12により
構成されている。水平駆動回路11には、水平同期回路
8によって生成された制御信号STH 等の各種パルス信号
が入力されるとともに、ビデオ信号処理回路7によって
処理された画像信号が入力される。垂直駆動回路12に
は、垂直同期回路9によって生成された制御信号STV 等
の各種パルス信号が入力される。水平駆動回路11,垂
直駆動回路12は、制御信号STH ,STV 等の各種パルス
信号に基づいて水平走査,垂直走査をそれぞれ開始し、
その水平走査,垂直走査によって画像信号が完全な出力
画像として液晶パネル10に表示される。
【0029】図2に示すように、垂直同期回路9には、
カウンタ21,デコーダ22、及び、パルス信号生成部
23が設けられている。カウンタ21にはクロック信号
CLKが入力される。カウンタ21は、クロック信号CLK
をカウントし、そのカウント値をデコーダ22に出力す
る。デコーダ22は第1〜第3のデコーダを構成し、カ
ウンタ21から入力されるカウント値に基づいて、その
カウント値が予め設定された値と一致する時に信号を信
号生成部としてのパルス信号生成部23に出力する。
【0030】パルス信号生成部23は、デコーダ22か
ら入力される信号に基づいて、例えば1パルスの制御信
号STV 等の各種パルス信号を生成し、液晶表示モジュー
ル3に出力する。即ち、デコーダ22には、各種パルス
信号を生成する期間が予め設定され、その期間に応じた
信号をパルス信号生成部23に出力するようになってい
る。
【0031】液晶表示モジュール3は、制御信号STV 等
の各種パルス信号が入力されると、それらの制御信号ST
V 等の各種パルス信号に基づいて走査を開始して画像を
表示するようになっている。
【0032】尚、本実施の形態では、パルス信号生成部
23は、カウンタ21のカウント値に基づいて、期間
「20H」(1H=1水平走査期間であって、クロック
信号CLK の2クロック分)に対応する時と、期間「22
H」に対応した時に制御信号STV を生成し、出力するよ
うになっている。この制御信号STV を生成するタイミン
グである期間「20H」,「22H」は、NTSC方式
の複合ビデオ信号に基づいて垂直走査を開始するための
タイミングの対応している。
【0033】また、デコーダ22は、図3に示すよう
に、カウンタ21からのカウント値に基づいて、垂直同
期信号VSYNC の入力予定位置の前に引き込み期間開始信
号(以下、単に開始信号という)SOを生成し出力す
る。また、デコーダ22は、カウンタ21のカウント値
に基づいて、垂直同期信号VSYNC の入力予定位置の後に
引き込み期間終了信号(以下、単に終了信号という)S
Cを生成し出力するようになっている。
【0034】例えば、デコーダ22は、カウンタ21の
カウント値が「447」の時に開始信号SOを、カウン
ト値が「68」の時に終了信号SCを生成する。カウン
タ21は、後述するクリア信号VCLRが入力されるとカウ
ント値をクリアする。そのクリア信号VCLRは、垂直同期
信号VSYNC 又は後述する内部垂直同期信号MVSYNCに基づ
いて生成される。即ち、カウンタ21は、垂直同期信号
VSYNC 又は内部垂直同期信号MVSYNCが入力される毎にそ
のカウント値をクリアする。従って、デコーダ22は、
カウンタ21のカウント値に基づいて引き込み期間の終
了位置に対応した終了信号SCを出力した後、次の引き
込み期間の開始位置に対応した開始信号SOを出力する
ようになっている。
【0035】図2に示すように、デコーダ22は、カウ
ンタ21からのカウント値に基づいて、内部垂直同期信
号MVSYNCを生成し、出力するようになっている。その内
部垂直同期信号MVSYNCは、図3に示すように、通常規定
されている垂直同期信号VSYNC の入力予定位置であっ
て、NTSC方式の1垂直走査期間(=1V)、1フィ
ールドの周期に対応している。デコーダ22は、垂直同
期信号VSYNC が、ほぼ期間「262.5H」で入力され
ることから、カウンタ21のカウント値に基づいて、
「262.5H」に対応した値の時、即ち、垂直同期信
号VSYNC に相当した内部垂直同期信号MVSYNCを生成し、
出力するようになっている。
【0036】また、垂直同期回路9には、波形整形フィ
ルタ24及び判定部25が設けられている。波形整形フ
ィルタ24には、垂直同期信号VSYNC 及びクロック信号
CLKが入力される。波形整形フィルタ24は、クロック
信号CLK に基づいて、入力される垂直同期信号VSYNC を
クロック信号CLK の1周期分(=1H)に波形整形した
パルス信号を生成し、そのパルス信号を判定部25に出
力するようになっている。尚、波形整形フィルタ24に
より生成されたパルス信号は、垂直同期信号VSYNC がク
ロック信号CLK に同期しているのみであるので、後の説
明の便宜上、生成されたパルス信号も垂直同期信号VSYN
C ということとする。
【0037】判定部25には、波形整形フィルタ24に
より波形整形された垂直同期信号VSYNC が入力される。
また、判定部25には、デコーダ22から出力される開
始及び終了信号SO,SC及び内部垂直同期信号MVSYNC
が入力される。判定部25は、垂直同期信号VSYNC と内
部垂直同期信号MVSYNCの位相を比較するために設けられ
ている。
【0038】即ち、判定部25は、開始及び終了信号S
O,SCに基づいて垂直同期信号VSYNC の引き込み範囲
を設け、この引き込み期間に入力された垂直同期信号VS
YNCと、内部垂直同期信号MVSYNCの位相を比較する。そ
して、判定部25は、位相の比較結果に基づいて、次フ
ィールドで垂直同期信号VSYNC に対して内部垂直同期信
号MVSYNCを付加してクリア信号VCLRを生成し、カウンタ
21に出力する。
【0039】カウンタ21は、クリア信号VCLRに基づい
て、そのカウント値をクリアする。クリア信号VCLRは、
垂直同期信号VSYNC に内部垂直同期信号MVSYNCが付加さ
れて生成されている。そのため、垂直同期信号VSYNC が
欠けるような場合でも、常時内部垂直同期信号MVSYNCが
補われているので、カウンタ21を安定してクリアする
ことができ、同期乱れを抑えることができる。
【0040】判定部25は、位相比較回路26、アンド
回路27、及び、オア回路28とから構成されている。
位相比較回路26には、垂直同期信号VSYNC 、内部垂直
同期信号MVSYNC、及び開始及び終了信号SO,SCが入
力される。位相比較回路26は、開始及び終了信号S
O,SCに基づいて垂直同期信号VSYNC の引き込み期間
を設け、その期間内に入力した垂直同期信号VSYNC と、
内部垂直同期信号MVSYNCの位相を比較する。そして、位
相比較回路26は、その位相の比較結果に応じた信号を
出力する。
【0041】位相比較回路26から出力される信号はア
ンド回路27の一方の入力端子に入力され、アンド回路
27の他方の入力端子には内部垂直同期信号MVSYNCが入
力される。アンド回路27から出力される信号はオア回
路28の一方の入力端子に入力され、オア回路28の他
方の入力端子には垂直同期信号VSYNC が入力される。そ
して、オア回路28から位相の比較結果に応じてクリア
信号VCLRが出力されるようになっている。
【0042】即ち、判定部25は、位相比較回路26か
ら出力される比較結果に基づいて、垂直同期信号VSYNC
に対して内部垂直同期信号MVSYNCをオア回路28にて論
理和演算して付加する。そして、判定部25は、その付
加した信号をクリア信号VCLRとしてカウンタ21に出力
するようになっている。
【0043】図4に示すように、位相比較回路26は、
インバータ回路31,32、アンド回路33、JKフリ
ップフロップ(以下、JKFFという)34、及び、D
フリップフロップ(以下、DFFという)35とから構
成されている。アンド回路33の一方の入力端子には垂
直同期信号VSYNC がインバータ回路31により反転され
て入力され、他方の入力端子には内部垂直同期信号MVSY
NCが直接入力される。従って、アンド回路33は、垂直
同期信号VSYNC と内部垂直同期信号MVSYNCの位相が一致
する場合にLレベルの信号を出力し、位相が一致しない
場合には垂直同期信号VSYNC と内部垂直同期信号MVSYNC
との論理積演算結果、即ち、内部垂直同期信号MVSYNCと
一致するパルス信号を出力する。
【0044】尚、垂直同期信号VSYNC の位相が早い、即
ち、内部垂直同期信号MVSYNCよりも垂直同期信号VSYNC
が早く入力される場合、その内部垂直同期信号MVSYNC
は、実際には生成されない。何故ならば、内部垂直同期
信号MVSYNCを生成するためには、カウンタ21のカウン
ト値が「262.5H」に対応する値までカウントされ
なければならない。しかしながら、垂直同期信号VSYNC
の位相が早いため、カウンタ21は、「262.5H」
に対応する値までカウントする前にそのカウント値がク
リアされる。従って、垂直同期信号VSYNC の位相が早い
場合、内部垂直同期信号MVSYNCは生成されないので、ア
ンド回路33は、Lレベルの信号を出力するようになっ
ている。
【0045】アンド回路33の出力端子は、JKFF3
4の入力端子Kに接続されている。JKFF34の入力
端子Jには開始信号SOが入力され、クロック入力端子
Tにはクロック信号CLK がインバータ回路32により反
転されて入力される。そして、JKFF34は、その出
力端子Qから信号S1を出力する。
【0046】JKFF34は、クロック信号CLK に同期
して動作し、その入力端子Jにパルス信号が入力される
と出力端子QからHレベルの信号S1を出力し、入力端
子Kにパルス信号が入力されると出力端子QからLレベ
ルの信号S1を出力する。JKFF34の入力端子Kに
入力される信号、即ち、アンド回路33から出力される
信号は、垂直同期信号VSYNC と内部垂直同期信号MVSYNC
の位相が一致する場合と、垂直同期信号VSYNC の位相が
早い場合にLレベルとなっている。従って、JKFF3
4から出力される信号S1は、開始信号SOが入力され
た後、Hレベルに保持される。
【0047】一方、垂直同期信号VSYNC の位相が遅い場
合、アンド回路33からは、内部垂直同期信号MVSYNCと
一致するパルス信号が出力される。従って、JKFF3
4は、開始信号SOから内部垂直同期信号MVSYNCまでの
間Hレベルのパルス信号が信号S1として出力される。
【0048】信号S1はDFF35の入力端子Dに入力
され、そのDFF35のクロック入力端子Tには終了信
号SCが入力される。そして、DFF35は、その出力
端子Qから位相比較結果として信号S2をアンド回路2
7に出力する。
【0049】アンド回路27は、入力される信号S2に
基づいて、その信号S2がHレベルの時に内部垂直同期
信号MVSYNCをオア回路28に出力し、信号S2がLレベ
ルの時にLレベルの信号を出力する。オア回路28は、
アンド回路27から出力される信号を垂直同期信号VSYN
C に付加し、その付加した信号をクリア信号VCLRとして
出力する。
【0050】従って、位相比較回路26から出力される
信号S2がHレベル、即ち、垂直同期信号VSYNC と内部
垂直同期信号MVSYNCが一致しているか、垂直同期信号VS
YNCが内部垂直同期信号MVSYNCよりも早い場合、判定部
25は、垂直同期信号VSYNCに内部垂直同期信号MVSYNC
を付加(重畳)してクリア信号VCLRとして出力する。一
方、位相比較回路26から出力される信号S2がLレベ
ル、即ち、垂直同期信号VSYNC が内部垂直同期信号MVSY
NCよりも遅い場合、判定部25は垂直同期信号VSYNC に
内部垂直同期信号MVSYNCを付加せずに、垂直同期信号VS
YNC をクリア信号VCLRとして出力するようになってい
る。
【0051】先ず、垂直同期信号VSYNC と内部垂直同期
信号MVSYNCの位相が一致している場合を、図5に従って
説明する。準備期間において、引き込み期間となる、即
ち、開始及び終了信号SO,SCが入力されると、位相
比較回路26のJKFF34は開始信号SOに基づいて
Hレベルの信号S1を出力し、DFF35は終了信号S
Cに基づいてHレベルの信号S2を出力する。
【0052】そして、判定部25は、垂直同期信号VSYN
C に基づいてクリア信号VCLRを生成してカウンタ21に
出力し、カウンタ21はそのクリア信号VCLRに基づいて
カウント値をクリアする。その結果、デコーダ22から
は、次フィールドにおいてカウンタ21のカウント値に
基づいて内部垂直同期信号MVSYNCが生成され出力され
る。この内部垂直同期信号MVSYNCは、先の垂直同期信号
VSYNC から期間「262.5H」(=1V)の後に出力
される。
【0053】準備期間を終了した後、垂直同期信号VSYN
C が通常の間隔(=262.5H)で入力されると、そ
の垂直同期信号VSYNC と、前のフィールドに入力された
垂直同期信号VSYNC に基づいて生成された内部垂直同期
信号MVSYNCの位相が一致する。この時、位相比較回路2
6は、Hレベルの信号S2を出力するので、アンド回路
27から内部垂直同期信号MVSYNCが出力され、オア回路
28において垂直同期信号VSYNC に内部垂直同期信号MV
SYNCが付加されてクリア信号VCLRとして出力される。そ
のクリア信号VCLRによって、カウンタ21は、カウント
値をクリアして次のフィールドのためのカウントを開始
する。
【0054】ところで、電波の伝搬状態が悪化してビデ
オ信号の入力状態が不安定になると、垂直同期信号VSYN
C のレベルが低下して欠落する。この時、位相比較回路
26は、前のフィールドにおいて垂直同期信号VSYNC と
内部垂直同期信号MVSYNCの位相が一致しているので、H
レベルの信号S2を出力する。すると、アンド回路27
は、内部垂直同期信号MVSYNCをオア回路28に出力す
る。その結果、判定部25は、欠落した垂直同期信号VS
YNC に内部垂直同期信号MVSYNCを重畳してクリア信号VC
LRとして出力する。そのため、カウンタ21はクリア信
号VCLRによりそのカウント値をクリアし、垂直同期回路
9は制御信号STV 等の各種パルス信号を出力する。
【0055】これら各種パルス信号は、垂直同期信号VS
YNC に位相が一致した内部垂直同期信号MVSYNCの基づい
て生成されるため、その期間は「262.5H」とな
る。従って、制御信号STV 等の各種パルス信号が安定し
て出力されるので、画像表示装置1は、同期乱れを起こ
すことなく、安定した画像を表示することができる。
【0056】そして、次フィールドで垂直同期信号VSYN
C が入力されると、判定部25は、垂直同期信号VSYNC
をクリア信号VCLRとして出力し、位相比較回路26は、
次フィールドに内部垂直同期信号MVSYNCを垂直同期信号
VSYNC に付加するべくHレベルの信号S2を出力する。
カウンタ21は、判定部25から出力されるクリア信号
VCLRに基づいてそのカウント値をクリアし、次フィール
ドに対するカウントを開始する。
【0057】次に、垂直同期信号VSYNC の位相が早い、
即ち、垂直同期信号VSYNC が内部垂直同期信号MVSYNCよ
りも早く入力される場合を、図6に従って説明する。準
備期間においては、位相が一致する場合と同様に、開始
信号SOに基づいてHレベルの信号S1が、終了信号S
Cに基づいてHレベルの信号S2が出力される。
【0058】そして、判定部25は、垂直同期信号VSYN
C に基づいてクリア信号VCLRを生成してカウンタ21に
出力し、カウンタ21はそのクリア信号VCLRに基づいて
カウント値をクリアする。その結果、デコーダ22から
は、次フィールドにおいてカウンタ21のカウント値に
基づいて内部垂直同期信号MVSYNCが生成され出力され
る。この内部垂直同期信号MVSYNCは、先の垂直同期信号
VSYNC から期間「262.5H」(=1V)の後に出力
される。
【0059】準備期間を終了した後、垂直同期信号VSYN
C が通常の間隔(=262.5H)よりも早く入力され
ると、判定部25は、その垂直同期信号VSYNC に、前の
フィールドに入力された垂直同期信号VSYNC に基づいて
生成された内部垂直同期信号MVSYNCのが付加されてクリ
ア信号VCLRとして出力される。そのクリア信号VCLRによ
って、カウンタ21は、カウント値をクリアして次のフ
ィールドのためのカウントを開始する。
【0060】尚、実際には、垂直同期信号VSYNC は、内
部垂直同期信号MVSYNCが生成される期間「262.5
H」よりも早く入力される。そのため、クリア信号VCLR
は垂直同期信号VSYNC に基づいて生成されるので、その
期間は、通常の期間「262.5H」よりも早くなる。
従って、カウンタ21のカウント値は、内部垂直同期信
号MVSYNCが生成されるよりも早くクリアされるので、実
際には内部垂直同期信号MVSYNCは生成されずに、その準
備(信号S2がHレベルであって、内部垂直同期信号MV
SYNCが生成された場合にアンド回路27から出力可能と
なる)のみされることになる。
【0061】ところで、電波の伝搬状態が悪化してビデ
オ信号の入力状態が不安定になると、垂直同期信号VSYN
C のレベルが低下して欠落する。すると、垂直同期信号
VSYNC に基づいてクリア信号VCLRは生成されないので、
カウンタ21は、期間「262.5H」までカウント
し、そのカウント値に基づいて内部垂直同期信号MVSYNC
が生成される。
【0062】この時、位相比較回路26は、前のフィー
ルドにおいて垂直同期信号VSYNC の位相が早いので、H
レベルの信号S2を出力する。すると、アンド回路27
は、生成された内部垂直同期信号MVSYNCをオア回路28
に出力する。その結果、判定部25は、欠落した垂直同
期信号VSYNC に内部垂直同期信号MVSYNCを重畳してクリ
ア信号VCLRとして出力する。そのため、カウンタ21は
クリア信号VCLRによりそのカウント値をクリアし、垂直
同期回路9は制御信号STV 等の各種パルス信号を出力す
る。
【0063】これら各種パルス信号は、内部垂直同期信
号MVSYNCの基づいて生成されるため、その期間は「26
2.5H」となる。しかしながら、垂直同期信号VSYNC
、即ち、復号ビデオ信号は、期間「262.5H」よ
りも短い間隔でその映像信号が入力される。従って、制
御信号STV 等の各種パルス信号は、映像信号よりも遅れ
て出力されることになる。
【0064】しかし、判定部25により生成される引き
込み期間は、1フィールドの期間(ほぼ「262.5
H」)に比べて短く、その期間内に内部垂直同期信号MV
SYNCが生成されるため、垂直同期信号VSYNC の期間と内
部垂直同期信号MVSYNCが生成される期間の差は極めて少
ない。その結果、内部垂直同期信号MVSYNCによりカウン
タ21がクリアされても、出力映像のずれは目立たな
い。従って、画像表示装置1は、同期乱れを低減して画
像を表示することができる。
【0065】そして、次フィールドで垂直同期信号VSYN
C が入力されると、判定部25は、垂直同期信号VSYNC
をクリア信号VCLRとして出力し、位相比較回路26は、
次フィールドに内部垂直同期信号MVSYNCを垂直同期信号
VSYNC に付加するべくHレベルの信号S2を出力する。
カウンタ21は、判定部25から出力されるクリア信号
VCLRに基づいてそのカウント値をクリアし、次フィール
ドに対するカウントを開始する。
【0066】次に、垂直同期信号VSYNC の位相が遅い、
即ち、垂直同期信号VSYNC が内部垂直同期信号MVSYNCよ
りも遅く入力される場合を、図7に従って説明する。準
備期間においては、位相が一致する場合と同様に、開始
信号SOに基づいてHレベルの信号S1が、終了信号S
Cに基づいてHレベルの信号S2が出力される。
【0067】そして、判定部25は、垂直同期信号VSYN
C に基づいてクリア信号VCLRを生成してカウンタ21に
出力し、カウンタ21はそのクリア信号VCLRに基づいて
カウント値をクリアする。その結果、デコーダ22から
は、次フィールドにおいてカウンタ21のカウント値に
基づいて内部垂直同期信号MVSYNCが生成され出力され
る。この内部垂直同期信号MVSYNCは、先の垂直同期信号
VSYNC から期間「262.5H」(=1V)の後に出力
される。
【0068】準備期間を終了した後、垂直同期信号VSYN
C が通常の間隔(=262.5H)よりも遅く入力され
ると、判定部25には、先に期間「262.5H」で生
成された内部垂直同期信号MVSYNCが入力される。即ち、
判定部25には、内部垂直同期信号MVSYNCが入力された
後に、垂直同期信号VSYNC が入力される。この時、判定
部25は、内部垂直同期信号MVSYNCと垂直同期信号VSYN
C とに基づいてそれぞれクリア信号VCLRが生成される。
また、判定部25のJKFF34には、その入力端子K
に内部垂直同期信号MVSYNCに基づいたパルス信号が入力
されるので、JKFF34は、Lレベルの信号S1を出
力する。すると、DFF35は、その入力端子DにLレ
ベルの信号S1が入力されるので、終了信号SCが入力
されると、Lレベルの信号S2を出力する。その結果、
アンド回路27からは、Lレベルの信号が出力されるの
で、垂直同期信号VSYNC に内部垂直同期信号MVSYNCは次
フィールドで付加されない。即ち、判定部25からは、
垂直同期信号VSYNC のみに基づいて生成されたクリア信
号VCLRが出力される。そのクリア信号VCLRによって、カ
ウンタ21は、カウント値をクリアして次のフィールド
のためのカウントを開始する。
【0069】ところで、電波の伝搬状態が悪化してビデ
オ信号の入力状態が不安定になると、垂直同期信号VSYN
C のレベルが低下して欠落する。すると、垂直同期信号
VSYNC に基づいてクリア信号VCLRは生成されない。ま
た、この時、内部垂直同期信号MVSYNCは垂直同期信号VS
YNC に付加されていない。この場合、図では省略してあ
るが、実際には、引き込み期間の終了、例えば終了信号
SC、に基づいてクリア信号VCLRが生成され、カウンタ
21はそのクリア信号VCLRに基づいてカウント値をクリ
アする。
【0070】引き込み期間の終了と通常の期間よりも遅
れて入力される垂直同期信号VSYNCとの期間の差は少な
い。従って、引き込み期間の終了でカウンタ21のカウ
ント値をクリアする場合、通常の期間「262.5H」
よりも遅れて入力される垂直同期信号VSYNC に基づいて
カウンタ21をクリアする場合との期間の差は少ない。
従って、引き込み期間の終了によりカウンタ21をクリ
アしても、出力映像のずれは目立たない。従って、画像
表示装置1は、同期乱れを低減して画像を表示すること
ができる。
【0071】そして、再び垂直同期信号VSYNC が入力さ
れると、判定部25は、垂直同期信号VSYNC をクリア信
号VCLRとして出力し、位相比較回路26は、次フィール
ドに内部垂直同期信号MVSYNCを垂直同期信号VSYNC に付
加するべくHレベルの信号S2を出力する。カウンタ2
1は、判定部25から出力されるクリア信号VCLRに基づ
いてそのカウント値をクリアし、次フィールドに対する
カウントを開始する。
【0072】図5及び図6とその説明から分かるよう
に、垂直同期信号VSYNC と内部垂直同期信号MVSYNCの位
相が一致する場合と、垂直同期信号VSYNC の位相が内部
垂直同期信号MVSYNCよりも早い場合は、垂直同期信号VS
YNC が欠落すると、位相比較回路26はLレベルの信号
S2を出力する。そのため、電波の伝搬状態が悪化して
垂直同期信号VSYNC が連続して欠落した場合、その1個
目の欠落に対しては、内部垂直同期信号MVSYNCが付加さ
れてクリア信号VCLRが生成されて同期乱れが抑えられ
る。
【0073】従って、本発明の判定部25から出力され
る垂直同期信号VSYNC に内部垂直同期信号MVSYNCが付加
された信号を、内部垂直同期信号MVSYNCに切り換える切
り換え回路を備えることで、更に高い効果が得られる。
この切り換え回路は、数フィールドにわたって、垂直同
期信号VSYNC の入力状態を調べる状態判定部と、この状
態判定部の指示に従って垂直同期信号VSYNC と内部垂直
同期信号MVSYNCのいずれかを選択してクリア信号VCLRを
生成し出力する選択部とからなる回路である。即ち、切
り換え回路において状態判定部によって選択される垂直
同期信号VSYNC入力を、本発明の判定部25から出力さ
れる垂直同期信号VSYNC あるいは内部垂直同期信号MVSY
NCを付加した垂直同期信号VSYNC とする。この構成によ
り、切り換え回路において状態判定部が垂直同期信号VS
YNC の入力状態を調べて安定して垂直同期信号VSYNC が
入力されるまでの間、内部垂直同期信号MVSYNCによりク
リア信号VCLRを生成することで、画像の同期乱れを低減
することができる。
【0074】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)垂直同期回路9のデコーダ22は、クロック信号
CLK をカウントするカウンタ21のカウント値に基づい
て、垂直同期信号VSYNC の引き込み期間に対応する開始
及び終了信号SO,SCを生成し出力する。また、デコ
ーダ22はカウンタ21のカウント値に基づいて、1フ
ィールドの周期に対応した期間「262.5H」の間隔
で内部垂直同期信号MVSYNCを生成し出力する。また、垂
直同期回路9には、判定部25が設けられている。判定
部25は、開始及び終了信号SO,SCを入力し、それ
ら開始及び終了信号SO,SCに基づいて垂直同期信号
VSYNC の引き込み期間を設けるとともに、垂直同期信号
VSYNC と内部垂直同期信号MVSYNCの位相を比較する。そ
して、判定部25は、垂直同期信号VSYNC と内部垂直同
期信号MVSYNCの位相が一致する場合と、垂直同期信号VS
YNC の位相が早い場合に、垂直同期信号VSYNC に内部垂
直同期信号MVSYNCを付加(重畳)し、その垂直同期信号
VSYNC に基づいてカウンタ21をクリアするためのクリ
ア信号VCLRを生成するようにした。
【0075】その結果、電波の伝搬状態の悪化等により
垂直同期信号VSYNC が欠落した場合に、クリア信号VCLR
は垂直同期信号VSYNC に重畳された内部垂直同期信号MV
SYNCに基づいて生成される。従って、カウンタ21はそ
のカウント値を1フィールドに対応した期間毎に確実に
クリアすることができるので、液晶表示モジュール3に
必要な制御信号STV 等の各種パルス信号を画像信号にほ
ぼ合わせて生成することができる。そのため、出力画像
の同期乱れを抑えて安定した出力画像を得ることができ
る。
【0076】(第2の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態を図8及び図9に従って説明す
る。尚、第1の実施の形態と同じ部材については同じ符
号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
【0077】図8に示すように、垂直同期回路に設けら
れた判定部25は、位相比較回路41、アンド回路2
7、及び、オア回路28とから構成されている。位相比
較回路41は、第1の実施の形態の位相比較回路26を
構成するDFF35に代えて、ナンド回路42、カウン
タ43、及び、ナンド回路44が設けられている。
【0078】ナンド回路42の一方の入力端子にはJK
FF34から出力される信号S1が入力され、他方の入
力端子には終了信号SCが入力される。信号S1は、垂
直同期信号VSYNC と内部垂直同期信号MVSYNCの位相が一
致する場合と、垂直同期信号VSYNC の位相が早い場合に
Hレベルに保持されている。従って、信号S3は、終了
信号SCが入力される毎にLレベルとなるパルス信号と
なる。
【0079】一方、垂直同期信号VSYNC の位相が遅い場
合、信号S1は、開始信号SOから内部垂直同期信号MV
SYNCまで間Hレベルのパルス信号となり、ナンド回路4
2の一方の入力端子に入力される。ナンド回路42の他
方の入力端子には終了信号SCが入力され、その終了信
号SCは、内部垂直同期信号MVSYNCの後に入力される。
その結果、ナンド回路42から出力される信号はHレベ
ルの保持される。
【0080】ナンド回路42から出力される信号S3
は、カウンタ43のリセット入力端子RSTに入力され
る。カウンタ43のカウント入力端子UPには垂直同期
信号VSYNC が入力され、出力端子O1〜O3からカウン
ト値の各ビットに対応した信号をそれぞれ出力する。ナ
ンド回路44は3入力素子であって、それらの入力端子
はカウンタ43の出力端子O1〜O3にそれぞれ接続さ
れカウント値の各ビットに対応した信号がそれぞれ入力
される。ナンド回路44は、カウンタ43のカウント値
の各ビットを否定論理積演算した結果を信号S4として
出力するようになっている。
【0081】カウンタ43は3ビットのアップカウンタ
であって、リセット入力端子RSTにLレベルの信号が
入力されている時にカウント値をクリアし、リセット入
力端子RSTにHレベルの信号が入力されている間カウ
ント動作してカウント入力端子UPに入力される信号を
カウントする。従って、カウンタ43は、信号S3がH
レベルの場合に、垂直同期信号VSYNC が入力される毎に
そのカウント値をカウントアップし、そのカウント値の
3ビットを出力端子O1〜O3からそれぞれ出力する。
また、カウンタ43は、信号S3がLレベルになると、
そのカウント値をクリアする。
【0082】従って、図9に示すように、カウンタ43
のカウント値は、垂直同期信号VSYNC と内部垂直同期信
号MVSYNCの位相が一致する場合と、垂直同期信号VSYNC
の位相が早い場合に、垂直同期信号VSYNC が入力される
とカウントアップして「1」となり、終了信号SCが入
力されるとクリアされて「0」となる。即ち、カウンタ
43のカウント値は、位相が一致する場合と、位相が早
い場合に「0」と「1」を交互に繰り返すようになる。
【0083】ナンド回路44は、カウンタ43の出力端
子O1〜O3から出力される信号に基づいて、カウンタ
43のカウント値の各ビットが全て「1」(カウント値
=「7」)の場合にLレベルの信号S4を出力し、それ
以外の場合にHレベルの信号S4を出力する。従って、
垂直同期信号VSYNC の位相が一致する場合と、位相が早
い場合には、カウント値は「0」又は「1」であるの
で、ナンド回路44からは、Hレベルの信号S4が出力
される。
【0084】その結果、信号S4がHレベルの場合、ア
ンド回路27は内部垂直同期信号MVSYNCをオア回路28
に出力するので、垂直同期信号VSYNC に内部垂直同期信
号MVSYNCが付加(重畳)される。そのため、判定部25
は、内部垂直同期信号MVSYNCが付加された垂直同期信号
VSYNC をクリア信号VCLRとして出力する。
【0085】そのクリア信号VCLRによってカウンタ21
(図2参照)のカウント値がクリアされるので、第1の
実施の形態と同様に、安定して制御信号STV 等の各種パ
ルス信号が生成され、同期乱れを抑えて安定した出力画
像を得ることができる。
【0086】一方、垂直同期信号VSYNC の位相が遅い場
合、ナンド回路42から出力される信号S3はHレベル
に保持されるので、カウンタ43は、垂直同期信号VSYN
C が入力される毎にカウントアップする。そして、カウ
ンタ43のカウント値が「7」になると、各出力端子O
1〜O3から出力される各ビットは全て「1」となるの
で、ナンド回路44からは、Lレベルの信号S4が出力
される。
【0087】従って、垂直同期信号VSYNC の位相が遅い
場合に、カウンタ43のカウント値が「7」になるまで
はHレベルの信号S4が出力されので、アンド回路27
は、内部垂直同期信号MVSYNCをオア回路28に出力し、
垂直同期信号VSYNC に内部垂直同期信号MVSYNCが付加
(重畳)される。その結果、判定部25は、内部垂直同
期信号MVSYNCが付加された垂直同期信号VSYNC に基づい
てクリア信号VCLRを生成するので、そのクリア信号VCLR
は垂直同期信号VSYNC と内部垂直同期信号MVSYNCとに一
致した位置にそれぞれ出力される。
【0088】そして、カウント値43のカウント値が
「7」になると位相比較回路41はLレベルの信号S4
を出力するので、アンド回路27は内部垂直同期信号MV
SYNCをオア回路28に出力せず、垂直同期信号VSYNC に
は内部垂直同期信号MVSYNCが付加されない。その結果、
判定部25は、垂直同期信号VSYNC のみに基づいてクリ
ア信号VCLRを生成する。
【0089】即ち、カウンタ43のカウント値が「7」
になるまでは、前の状態が保持される。そのため、ジッ
タ等によって垂直同期信号VSYNC が一時的に遅れた場合
に、切り換えるのを遅らすことによってバタつきを抑え
ることができる。
【0090】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)第1の実施の形態と同じ効果を奏する。 (2)カウンタ43を設けて、そのカウンタ43のカウ
ント値が所定の値となるまで前の状態を保持しカウント
値が所定の値となると垂直同期信号VSYNC に内部垂直同
期信号MVSYNCを付加しないようにした。その結果、ジッ
タ等により一時的に垂直同期信号VSYNC の位相が遅れた
場合に、内部垂直同期信号MVSYNCを付加しないようにす
るバタつきを抑えることができる。
【0091】尚、本発明は上記形態に限定されるもので
はなく、以下のように実施してもよい。 (1)上記各実施の形態では、NTSC方式のビデオ信号を
扱うタイミングコントローラ5の垂直同期回路9に具体
化したが、PAL 方式やSECAM 方式のビデオ信号を扱うよ
うにして実施してもよい。例えば、PAL 方式の場合、垂
直同期回路9のデコーダ22は、垂直同期信号VSYNC が
ほぼ312.5Hの間隔で入力されることから、内部垂直同期
信号MVSYNCを312.5Hの間隔で生成する。そして、判定部
25は、内部垂直同期信号MVSYNCと垂直同期信号VSYNC
の位相を位相比較回路26,41にて比較し、その比較
結果に基づいてクリア信号VCLRを出力してカウンタ21
のカウント値をクリアするようにする。この構成によれ
ば、上記実施の形態と同様にPAL 方式の画像表示装置に
おいても垂直同期流れを抑えた画像を表示することが可
能となる。
【0092】(2)上記各実施の形態では、垂直同期回
路9に波形整形フィルタ24を設けて垂直同期信号VSYN
C をクロック信号CLK の1周期分のパルス信号に波形整
形するようにしたが、波形整形フィルタ24を省略した
構成として実施してもよい。
【0093】(3)上記第2の実施の形態では、カウン
タ43にアップカウンタを用いたが、ダウンカウンタを
用いて実施してもよく、上記第2の実施の形態と同じ効
果を奏する。その際、信号S3によりカウント値を所定
の値(上記実施の形態では「7」)にセットするように
する。そして、カウンタの出力端子に3入力素子のアン
ド回路を接続することで、カウント値が「0」になった
時にLレベルの信号S4を出力することができる。
【0094】(4)上記第2の実施の形態では、カウン
タ43のカウント値が「7」になった時に、ナンド回路
44からLレベルの信号S4を出力するようにしたが、
そのカウント値を任意に設定するようにしてもよい。例
えば、ナンド回路44を2入力素子に代えてカウンタ4
3の出力端子O1,O2に出力する。すると、ナンド回
路44からは、カウンタ43のカウント値が「3」にな
るとLレベルの信号S4を出力するようにすることがで
きる。逆に、ナンド回路44を4入力素子以上に変更
し、カウンタ43から複数ビットを出力するようにして
実施してもよい。更に、カウンタ43の出力端子とナン
ド回路44の入力端子との間に適宜インバータ回路を挿
入接続することで、Lレベルの信号S4が出力される場
合のカウント値を適宜変更することができる。
【0095】(5)上記各実施の形態では、液晶表示モ
ジュール3を用いた画像表示装置1に具体化したが、液
晶表示モジュール3に代えてCRTやPDP(プラズマ
ディスプレイパネル)等の他の表示器を用いた画像表示
装置に具体化して実施してもよい。
【0096】(6)上記各実施の形態では、デコーダ2
2により各種パルス信号を生成するために予め設定され
た期間に対応する信号を生成し出力するとともに、開始
及び終了信号SO,SC及び内部垂直同期信号MVSYNCを
生成し出力するようにしたが、各信号に対応して複数の
デコーダにより構成するようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、不
安定な同期入力状態での出力画像の安定化を図ることが
可能な垂直同期回路及びタイミングコントローラを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液晶表示装置のブロック図。
【図2】 垂直同期回路のブロック回路図。
【図3】 垂直同期信号等の位相関係を示す説明図。
【図4】 第1の実施の形態の判定部のブロック回路
図。
【図5】 第1の実施の形態の判定部の動作を示すタイ
ミングチャート。
【図6】 第1の実施の形態の判定部の動作を示すタイ
ミングチャート。
【図7】 第1の実施の形態の判定部の動作を示すタイ
ミングチャート。
【図8】 第2の実施の形態の判定部のブロック回路
図。
【図9】 第2の実施の形態の判定部の動作を示すタイ
ミングチャート。
【図10】 従来の垂直同期回路のブロック回路図。
【図11】 垂直同期信号を示すタイミングチャート。
【図12】 同期流れの場合を示すタイミングチャー
ト。
【図13】 同期流れの場合の画面を示す説明図。
【符号の説明】
5 タイミングコントローラ 9 垂直同期回路 21 カウンタ 22 (第1〜第3の)デコーダ 25 判定回路としての判定部 43 第2のカウンタ CLK クロック信号 VSYNC 垂直同期信号 MVSYNC 内部垂直同期信号 SO 引き込み期間開始信号 SC 引き込み期間終了信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期信号に基づいて生成されたクロ
    ック信号をカウントし、そのカウント値を出力するとと
    もに、垂直同期信号に基づいてそのカウント値をクリア
    するカウンタを備え、そのカウンタのカウント値に基づ
    いて、出力画像のタイミングをとるための各種パルス信
    号を生成する垂直同期回路において、 1フィールドに相当する期間の内部垂直同期信号を生成
    し、前記垂直同期信号と内部垂直同期信号の位相を比較
    し、その比較結果に基づいて、垂直同期信号と内部垂直
    同期信号の位相が一致する場合、又は、垂直同期信号の
    位相が内部垂直同期信号よりも早い場合に垂直同期信号
    に内部垂直同期信号を付加し、その付加した垂直同期信
    号に基づいてカウンタをクリアするようにした垂直同期
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の垂直同期回路におい
    て、 前記垂直同期信号の入力予定位置の前後に引き込み期間
    を設け、その引き込み期間内に入力される垂直同期信号
    と前記内部垂直同期信号の位相を比較するようにした垂
    直同期回路。
  3. 【請求項3】 水平同期信号に基づいて生成されたクロ
    ック信号をカウントし、そのカウント値を出力するとと
    もに、垂直同期信号に基づいてそのカウント値をクリア
    するカウンタと、 前記カウンタのカウント値に基づいて、予め設定された
    期間に応じて信号を出力する第1のデコーダと、 前記第1のデコーダから出力される信号に基づいて、出
    力画像のタイミングをとるための各種パルス信号を生成
    する信号生成部とを備えた垂直同期回路において、 前記カウンタのカウント値に基づいて、前記垂直同期信
    号の引き込み期間に対応してその垂直同期信号の入力予
    定位置の前後に引き込み期間開始信号と引き込み期間終
    了信号を生成する第2のデコーダと、 前記カウンタのカウント値に基づいて、1フィールドに
    対応する期間で内部垂直同期信号を生成する第3のデコ
    ーダと、 前記第2,第3のデコーダにより生成された開始信号及
    び終了信号に基づいて引き込み期間を設け、その期間内
    に入力される垂直同期信号と前記内部垂直同期信号の位
    相を比較し、その比較結果に基づいて、前記垂直同期信
    号に内部垂直同期信号を付加して出力する判定回路とを
    備え、 前記カウンタは、前記判定回路から出力される垂直同期
    信号に基づいてそのカウント値をクリアするようにした
    垂直同期回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の垂直同期回路におい
    て、 前記判定回路は、垂直同期信号と内部垂直同期信号の位
    相の比較結果に基づいて、垂直同期信号と内部垂直同期
    信号の位相が一致する場合、又は、垂直同期信号の位相
    が内部垂直同期信号よりも早い場合に、垂直同期信号に
    内部垂直同期信号を付加するようにした垂直同期回路。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の垂直同期回路におい
    て、 前記判定回路には、前記垂直同期信号の位相が内部垂直
    同期信号よりも遅い場合に前記垂直同期信号が入力され
    る毎にカウントしそのカウント値を出力する第2のカウ
    ンタを備え、 判定回路は、第2のカウンタのカウント値が予め設定さ
    れた値となるまで垂直同期信号に内部垂直同期信号を付
    加するようにした垂直同期回路。
  6. 【請求項6】 水平同期信号に基づいて、出力画像のタ
    イミングを取るための制御信号と、クロック信号とを生
    成し出力する水平同期回路と、 請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の垂直同期回
    路とを備えたタイミングコントローラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000045591A1 (fr) * 1999-01-29 2000-08-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Circuit de traitement synchrone

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000045591A1 (fr) * 1999-01-29 2000-08-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Circuit de traitement synchrone
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