JPH1141484A - テレビジョン受信機用同期信号生成回路およびテレビジョン受信機 - Google Patents

テレビジョン受信機用同期信号生成回路およびテレビジョン受信機

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JPH1141484A
JPH1141484A JP9190003A JP19000397A JPH1141484A JP H1141484 A JPH1141484 A JP H1141484A JP 9190003 A JP9190003 A JP 9190003A JP 19000397 A JP19000397 A JP 19000397A JP H1141484 A JPH1141484 A JP H1141484A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度用の表示装置に映像を表示させるこ
とが可能なテレビジョン受信機用内部同期信号生成回路
を提供することを主目的とする。 【解決手段】 所定周波数の水平方向駆動用基準信号を
発振する水晶発振回路32と、映像を表示させるための
内部水平同期信号を水平方向駆動用基準信号に基づいて
生成可能な内部水平同期信号生成回路33と、装置外部
から入力された外部水平同期信号と内部水平同期信号と
の位相差を検出して内部水平同期信号が外部水平同期信
号に同期するように内部水平同期信号生成回路を制御す
る位相差検出回路34とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機におけるCRTや液晶表示器などの表示装置に映像を
表示させるための内部同期信号を生成するテレビジョン
受信機用同期信号生成回路、およびこれを備えたテレビ
ジョン受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、映像を表示するための内部水平
同期信号を生成する水平同期信号生成回路を有する液晶
テレビジョン受信機の一部の構成を示している。同図に
示すテレビジョン受信機51は、チューナ2、テレビリ
ニア回路3、音声出力回路4、スピーカ5、クロマ回路
6、垂直同期信号分離回路8およびPLL回路52を備
えている。
【0003】このテレビジョン受信機51では、チュー
ナ2が、アンテナ16を介して受信した電波を、選択さ
れたチャンネルに対応する局部発振周波数とミキシング
して復調することにより中間周波信号に変換する。次い
で、テレビリニア回路3が、チューナ2からの中間周波
信号を増幅した後に映像検波することによって生成した
コンポジット信号CSYNCを垂直同期信号分離回路8
およびPLL回路52に出力すると共に、映像検波出力
を音声出力回路4およびクロマ回路6に出力する。次い
で、音声出力回路4が、テレビリニア回路3から出力さ
れる映像検波出力から音声信号を取り出して増幅した
後、スピーカ5から出力する。一方、クロマ回路6は、
TVリニア回路3から出力された映像検波出力から色差
信号を再生して図外のA/D変換回路に出力する。これ
により、色差信号は、PLL回路52によって生成され
る内部水平同期信号CPHに同期して、色信号である所
定ビット数のR,G,Bのデジタルデータに変換され、
変換されたディジタルデータは、例えば、LCDパネル
のY方向の駆動用ドライバに出力される。
【0004】また、垂直同期信号分離回路8は、コンポ
ジット信号CSYNCに含まれている垂直同期信号VS
YNCを分離して装置内部に出力する。一方、PLL回
路52は、コンポジット信号CSYNCに含まれている
水平同期信号HSYNCに同期させて、所定周波数のシ
ステムクロックCLを生成してLCDパネルのX方向の
駆動用ドライバに出力すると共に、生成したシステムク
ロックCLを分周することにより内部水平同期信号CP
Hを生成し、各回路に出力する。これにより、受信され
た映像信号は、内部水平同期信号CPHに同期し、かつ
液晶パネルの水平方向の各画素に対応させられて表示さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
テレビジョン受信機51には、以下の問題点がある。
【0006】すなわち、PLL回路52によって生成さ
れるシステムクロックCLは、液晶パネルの水平方向の
各画素に映像信号を表示させるための同期信号として用
いられている。したがって、液晶パネルの水平方向の画
素数が数百程度の場合には、PLL回路52の発振周波
数は20MHz以下でもよい。一方、液晶パネルの水平
方向の画素数を例えば、2000程度にして映像信号の
解像度を向上させようとした場合、PLL回路52の発
振周波数を30MHz程度に上げる必要がある。この場
合、PLL回路52によって安定して発振させることが
できる発振周波数は、一般的に、20MHz程度が限界
である。したがって、PLL回路を使用した従来のテレ
ビジョン受信機51には、20MHz以上の周波数で発
振させた場合には、同期ずれなどが生じるため、高解像
度の画像を表示することは困難であるという問題点があ
る。
【0007】一方、水晶発振回路は30MHz程度の周
波数を容易に発振させることができるため、単に水晶発
振回路をPLL回路52に置換することも考えられる。
ところが、水晶発振回路は、水晶の固有発振周波数で発
振するため、周波数が極めて安定しているが、その発振
周波数の可変幅が極めて小さいという欠点がある。一
方、液晶パネルなどの表示装置に映像信号を表示させる
ためには、システムクロックCLに基づいて装置内部で
生成される内部水平同期信号CPHを、装置外部から入
力したコンポジット信号CSYNC内に含まれている水
平同期信号HSYNCに同期させる必要がある。この場
合、水平同期信号HSYNCの周期は必ずしも一定では
なく、フェージングなどの種々の条件によって変動す
る。このため、PLL回路52を単に水晶発振回路に置
換したとしても、水平同期信号HSYNCに同期させて
発振する水晶発振器を設計することは極めて困難であ
る。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、高解像度用の表示装置に映像を表示さ
せることが可能なテレビジョン受信機用内部同期信号生
成回路、およびそのテレビジョン受信機用同期信号生成
回路を用いたテレビジョン受信機を提供することを主目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のテレビジョン受信機用同期信号生成回路
は、所定周波数の水平方向駆動用水平方向駆動用基準信
号を発振する水晶発振回路と、映像を表示させるための
内部水平同期信号を水平方向駆動用基準信号に基づいて
生成可能な内部水平同期信号生成回路と、装置外部から
入力された外部水平同期信号と内部水平同期信号との位
相差を検出して内部水平同期信号が外部水平同期信号に
同期するように内部水平同期信号生成回路を制御する位
相差検出回路とを備えていることを特徴とする。
【0010】このテレビジョン受信機用同期信号生成回
路では、まず、内部水平同期信号生成回路が、水晶発振
回路によって生成された水平方向駆動用基準信号に基づ
いて内部水平同期信号を生成する。次いで、位相差検出
回路が、外部水平同期信号と内部水位同期信号との位相
差を検出し、両水平同期信号が同期するように内部水平
同期信号生成回路を制御する。この結果、水晶発振回路
を、水晶の固有周波数で安定に発振させた状態に維持し
つつ、内部水平同期信号を外部水平同期信号に同期させ
ることができる。この場合、例えば、水平方向駆動用基
準信号に基づいて液晶パネルの各画素を駆動する場合に
おいて液晶パネルの水平方向の画素数を増加したときで
あっても、水晶発振回路が、例えば30MHz程度の周
波数を安定して発振可能のため、水平方向の同期ずれを
生じさせることがないため、画像の解像度を上げること
が可能となる。
【0011】請求項2記載のテレビジョン受信機用同期
信号生成回路は、請求項1記載のテレビジョン受信機用
同期信号生成回路において、内部水平同期信号生成回路
は、水平方向駆動用基準信号の数をカウントしカウント
値が水平方向駆動用基準信号の1周期で1水平走査時間
を除算した値とほぼ等しい基準値に達したときに内部水
平同期信号を生成するカウンタを備えて構成され、位相
差検出回路は、外部水平同期信号と内部水平同期信号と
の位相差に基づいて基準値を補正することを特徴とす
る。
【0012】請求項3記載のテレビジョン受信機用同期
信号生成回路は、請求項1記載のテレビジョン受信機用
同期信号生成回路において、内部水平同期信号生成回路
は、水平方向駆動用基準信号の数をカウントしカウント
値が水平方向駆動用基準信号の1周期で1水平走査時間
を除算した値とほぼ等しい基準値に達したときに内部水
平同期信号を生成するカウンタを備えて構成され、位相
差検出回路は、外部水平同期信号と内部水平同期信号と
の位相差に基づいてカウンタのカウント値を補正するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項4記載のテレビジョン受信機用同期
信号生成回路は、請求項2記載のテレビジョン受信機用
同期信号生成回路において、位相差検出回路は、検出し
た位相差に基づいて、基準値を段階的に補正することを
特徴とする。
【0014】請求項5記載のテレビジョン受信機用同期
信号生成回路は、請求項3記載のテレビジョン受信機用
同期信号生成回路において、位相差検出回路は、検出し
た位相差に基づいて、カウンタのカウント値を段階的に
補正することを特徴とする。請求項6記載のテレビジョ
ン受信機用同期信号生成回路は、請求項2から5のいず
れかに記載のテレビジョン受信機用同期信号生成回路に
おいて、位相差検出回路は、検出した位相差に対応する
時間を水平方向駆動用基準信号の1周期で除算した値未
満の数で補正することを特徴とする。
【0015】請求項7記載のテレビジョン受信機は、請
求項1から6のいずれかに記載のテレビジョン受信機用
同期信号生成回路を備えていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るテレビジョン受信機用同期信号生成回路を液晶
テレビに適用した好適な実施の形態について説明する。
なお、従来のテレビジョン受信機51と同一の構成要素
については同一の符号を付している。図1は、液晶テレ
ビ1の主要構成を示している。同図に示すように、液晶
テレビ1は、チューナ2、テレビリニア回路3、音声出
力回路4、スピーカ5、クロマ回路6、A/D変換回路
7、垂直同期信号分離回路8、同期信号生成回路9、タ
イミング制御回路11、垂直同期信号生成回路12、X
ドライバ13、Yドライバ14およびLCDパネル15
を備えている。また、タイミング制御回路11は、カウ
ンタ21およびリセット回路22を備えている。
【0017】次に、上記した各回路の動作を説明する。
【0018】チューナ2は、アンテナ16を介して受信
した電波を、選択されたチャンネルに対応する局部発振
周波数とミキシングして復調することにより中間周波信
号に変換する。テレビリニア回路3は、チューナ2から
の中間周波信号を増幅すると共に映像検波することによ
って生成したコンポジット信号CSYNCを垂直同期信
号分離回路8および同期信号生成回路9に出力する。ま
た、テレビリニア回路3は、映像検波出力を音声出力回
路4およびクロマ回路6に出力する。音声出力回路4
は、テレビリニア回路3から出力される映像検波出力か
ら音声信号を取り出して増幅した後、スピーカ5から出
力する。クロマ回路6は、TVリニア回路3から出力さ
れた映像検波出力から色差信号を再生し、A/D変換回
路7に出力する。A/D変換回路7は、同期信号生成回
路9によって生成される内部水平同期信号CPHに同期
して、色信号である所定ビット数のR,G,Bのデジタ
ルデータを生成し、生成したディジタルデータをLCD
パネル15の水平方向のドライバであるXドライバ13
に出力する。また、垂直同期信号分離回路8は、コンポ
ジット信号CSYNCに含まれている垂直同期信号VS
YNCを分離してタイミング制御回路11に出力する。
【0019】同期信号生成回路9は、図2に示すよう
に、水晶31,発振回路32、基準カウンタ33および
位相差検出回路34を備えて構成されている。ここで、
水晶31は、例えば、31.5MHzの固有発振周波数
を有している。発振回路32は、水晶31の固有発振周
波数で発振することによってXドライバ13のサンプリ
ング周波数として用いられるシステムクロック(本発明
における水平方向駆動用基準信号に相当する)CLを生
成すると共に、システムクロックCLをXドライバ13
および位相差検出回路34に出力する。基準カウンタ3
3は、発振回路32によって生成されたシステムクロッ
クCLの数をカウントし、カウント値がシステムクロッ
クCLの1周期で1水平走査時間(約63.56μS)
を除算した値とほぼ等しい値である基準値に達したとき
に、A/D変換回路7、タイミング制御回路11および
Xドライバ13に、位相差検出回路34を介して内部水
平同期信号CPHを出力する。つまり、基準カウンタ3
3は、1周期が水平方向の1走査時間に相当する約6
3.56μSの内部水平同期信号CPHを生成する。
【0020】位相差検出回路34は、コンポジット信号
CSYNCに含まれる水平同期信号HSYNCと内部水
平同期信号CPHとの位相差を検出し、内部水平同期信
号CPHが水平同期信号HSYNCに同期するように基
準カウンタ33の基準値またはカウント値を補正する。
なお、基準値またはカウント値のいずれを補正したとし
ても同様の効果を得ることができるため、以下、基準値
を補正する例について具体的に説明する。位相差検出回
路34は、図3に示すように、水平同期信号HSYNC
の立ち下がりエッジと内部水平同期信号CPHの立ち下
がりエッジとの入力タイミングを比較し、水平同期信号
HSYNCの立ち下がりエッジの方が早い場合には、水
平同期信号HSYNCの立ち下がりエッジと内部水平同
期信号CPHの立ち下がりエッジとの位相差を検出す
る。この場合、位相差検出回路34は、水平同期信号H
SYNCの立ち下がりエッジから内部水平同期信号CP
Hの立ち下がりエッジまでの間に入力されるシステムク
ロックCLの数をカウントすることにより、両者の位相
差をシステムクロックCLの数で検出する。次いで、位
相差検出回路34は、検出したシステムクロックCLの
数に対応する補正用データDaを基準カウンタ33に出
力する。これにより、基準カウンタ33は、補正用デー
タDaに基づいて基準値を補正することにより、コンポ
ジット信号CSYNC内の水平同期信号HSYNCに同
期した内部水平同期信号CPHを生成する。なお、位相
差検出回路34は、内部水平同期信号CPHの立ち下が
りエッジの入力タイミングの方が、水平同期信号HSY
NCの入力タイミングよりも早い場合には、内部水平同
期信号CPHの立ち下がりエッジの入力時から水平同期
信号HSYNCの立ち下がりエッジの入力時までの間に
入力されるシステムクロックCLの数をカウントし、そ
のカウント値に対応する補正用データDaを基準カウン
タ33に出力することにより、基準カウンタ33の基準
値を補正する。
【0021】タイミング制御回路11のカウンタ21
は、垂直同期信号分離回路8から出力された垂直同期信
号VSYNCの1周期における内部水平同期信号CPH
の数をカウントし、カウント値を示すカウントデータD
Kをリセット回路22および垂直同期信号生成回路12
に出力する。この場合、カウンタ21のカウント値の初
期値は、特に限定されないが、例えば値1に設定されて
いる。リセット回路22は、カウンタ21のカウント値
をリセットするための回路であって、カウントデータD
Kで示されるカウント値が、所定の基準数に達したとき
にリセット信号SRをカウンタ21に出力する。具体的
には、リセット回路22は、例えば入力されているコン
ポジット信号CSYNCに基づいて走査される水平走査
線本数が262本(または263本)のときには、基準
数としての値263(または値264)に達したときに
リセット信号SRを出力することにより、カウンタ21
をリセットする。なお、カウンタ21は、リセット信号
SRによってリセットされた場合、例えば、カウント初
期値が上記した値1のときには、値2からカウントを再
開する。つまり、カウンタ21は、1フィールド走査に
おける水平走査線本数(例えば263本)と基準数(例
えば値264)との差分(この例では値1となる)をカ
ウント初期値に加算した値(この例では値2となる)
を、リセット後のカウント開始値としてカウントを再開
する。
【0022】垂直同期信号生成回路12は、カウントデ
ータDKに基づいて、垂直クロックパルスCPVを生成
してYドライバ14に出力すると共に、カウントデータ
DKが値10のときに垂直スタートパルスSTVを生成
してYドライバ14に出力する。
【0023】LCDパネル15は、複数の液晶セルをマ
トリクス状に配列して構成されている。このLCDパネ
ル15では、Xドライバ13が、内部水平同期信号CP
Hに同期して水平方向の入力映像信号を出力することに
より、液晶セルの素子を水平配列方向に駆動し、かつ、
Yドライバ14が、垂直クロックパルスCPVに同期し
て液晶セルを垂直方向に駆動することにより、所定の画
像が表示される。
【0024】次に、液晶テレビ1における内部水平同期
信号CPHの生成処理について、図4〜7の信号波形図
および図8のフローチャートを参照して説明する。
【0025】位相差検出回路34は、テレビリニア回路
3からコンポジット信号CSYNCが出力されると、図
8に示すように、コンポジット信号CSYNC内の水平
同期信号HSYNCの立ち下がりと内部水平同期信号C
PHの立ち下がりとを比較する(ステップ41)。水平
同期信号HSYNCの立ち下がりの方が早い場合には、
カウントを開始し(ステップ42)、図4に示すよう
に、水平同期信号HSYNCの立ち下がりエッジから内
部水平同期信号CPHの立ち下がりエッジまでの間に入
力されるシステムクロックCLの数Aをカウントする。
次に、位相差検出回路34は、カウント値Aを負のカウ
ント値にする(ステップ43)。一方、上記ステップ4
1において内部水平同期信号CPHの立ち下がりの方が
早い場合には、位相差検出回路34は、カウントを開始
し(ステップ44)、図5に示すように、内部水平同期
信号CPHの立ち下がりエッジから水平同期信号HSY
NCの立ち下がりエッジまでの間に入力されるシステム
クロックCLの数Bをカウントする。次に、位相差検出
回路34は、カウント値Bを正のカウント値にする(ス
テップ45)。また、上記ステップ41において、両信
号の立ち下がりがほぼ同時の場合には、位相差検出回路
34は、基準カウンタ33から出力された内部水平同期
信号CPHをそのまま出力し、次に入力される水平同期
信号HSYNCと内部水平同期信号CPHの立ち下がり
を比較する。次いで、位相差検出回路34は、上記した
ステップ43,45において求めたカウント値を基準カ
ウンタ33に出力することによって、基準カウンタ33
の基準値を増減する(ステップ46)。
【0026】一方、図6に示すように、コンポジット信
号CSYNC内に水平同期信号HSYNCが含まれてい
ない場合には、位相差検出回路34は、基準カウンタ3
3から出力される内部水平同期信号CPHをそのまま出
力する。
【0027】また、図7に示すように、水平同期信号H
SYNCの1周期内にノイズNが複数含まれている場合
には、位相差検出回路34は、本来の周期に対して所定
の許容幅(例えば、±99%)の範囲内で入力される信
号の立ち下がりエッジを水平同期信号HSYNCの立ち
下がりエッジであると推定して、その信号の立ち下がり
エッジと内部水平同期信号CPHの位相差を検出する。
この場合、水平同期信号HSYNCであると推定した信
号の立ち下がりエッジが、実際にはノイズであることも
ある。したがって、位相差検出回路34は、基準カウン
タ33の基準値を段階的に補正してもよい。具体的に
は、位相差検出回路34は、例えば、以下に示すよう
に、両信号の位相差に相当するカウント値未満の数で基
準カウンタ33の基準値を増減する。
【0028】カウント値が−6よりも小さい場合・・・
・・・・基準値を5減少させる。
【0029】カウント値が−6以上で−3よりも小さい
場合・・基準値を2減少させる。
【0030】カウント値が−3以上で+3以下の場合・
・・・・カウント値で補正する。
【0031】カウント値が+3を超え+6よりも小さい
場合・・基準値を2増加させる。
【0032】カウント値が+6以上の場合・・・・・・
・・・・基準値を5増加させる。
【0033】これ以降、基準カウンタ33は、補正後の
基準値に達した時に内部水平同期信号CPHを出力す
る。この結果、同期信号生成回路9は、弱電界などの起
因して水平同期信号HSYNCがコンポジット信号CS
YNCに含まれていない場合には、内部水平同期信号C
PHを自ら生成することにより、Xドライバ13および
Yドライバ14によるLCDパネル15の駆動の際の同
期ずれを防止することができる。また、発振回路32の
発振周波数が環境条件の変化に応じて変動した場合であ
っても、基準カウンタ33の基準数またはカウント値を
補正することによって、水平同期信号HSYNCの位相
を水平同期信号HSYNCの位相に同期させることがで
きる。これにより、LCDパネル15の水平方向の画素
数を2000画素程度に増加した場合であっても、シス
テムクロックCLによってLCDパネル15に表示すべ
き水平方向の映像信号を確実にサンプリングすることが
できるため、同期ずれを起こすことなく高解像度の画像
を表示させることができる。また、弱電界下などにおい
てコンポジット信号CSYNC内に多くのノイズが含ま
れているような場合においては、基準カウンタ33の基
準値またはカウント値を段階的に補正することにより、
位相差検出回路34に入力された信号の立ち下がりエッ
ジに同期させて基準カウンタ33の基準値やカウント値
を直ちに補正する場合と比較して、内部水平同期信号C
PHを水平同期信号HSYNCに徐々に同期させること
が可能となる。この結果、映像の水平方向の位置ずれを
徐々に補正することが可能となるため、視覚の残像効果
を利用した違和感のない画像を表示させることができ
る。
【0034】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れない。例えば、本実施形態では、液晶テレビ1を例に
挙げて説明したが、本発明は、CRTやプラズマディス
プレイなどを用いたテレビジョン受信機に適用できるの
は勿論である。
【0035】また、本実施形態では、基準カウンタ33
の基準値を補正する例について説明したが、上記したよ
うに、基準カウンタ33のカウント値を補正することも
可能である。具体的には、水平同期信号HSYNCの立
ち下がりエッジと内部水平同期信号CPHの立ち下がり
エッジの位相差に応じたカウント値で、基準カウンタ3
3によってカウント中のカウント値を増減することによ
り補正可能である。さらに、本実施形態では、水平同期
信号HSYNCと内部水平同期信号CPHの立ち下がり
エッジで、その位相差を比較しているが、これに限定さ
れず、水平同期信号HSYNCの極性が逆極性の場合に
は、水平同期信号HSYNCの立ち上がりエッジと内部
水平同期信号CPHの立ち上がりエッジとの位相差を検
出することにより、水平同期信号HSYNCと内部水平
同期信号CPHとを同期させることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のテレビジ
ョン受信機用同期信号生成回路によれば、位相差検出回
路が、外部水平同期信号と内部水位同期信号との位相差
を検出し、両水平同期信号が同期するように内部水平同
期信号生成回路を制御することにより、水晶発振回路を
水晶の固有周波数で安定に発振させた状態に維持しつ
つ、内部水平同期信号を外部水平同期信号に同期させる
ことができるため、CRTや液晶表示器などの表示装置
の水平方向の画素数を増加したとしても、水平方向の同
期ずれを生じさせることなく、画像の解像度を上げるこ
とができる。
【0037】また、請求項2または3記載のテレビジョ
ン受信機用同期信号生成回路によれば、カウンタが、水
平方向駆動用基準信号の数をカウントしカウント値が水
平方向駆動用基準信号の1周期で1水平走査時間を除算
した値とほぼ等しい基準値に達したときに内部水平同期
信号を生成し、位相差検出回路が、外部水平同期信号と
内部水平同期信号との位相差に基づいてカウンタの基準
値またはカウント値を補正することにより、簡易な構成
でディジタルPLLを実質的に構成することができる。
【0038】さらに、請求項4または5記載のテレビジ
ョン受信機用同期信号生成回路によれば、位相差検出回
路が、検出した位相差に基づいて、基準値またはカウン
ト値を段階的に補正することにより、映像の水平方向の
位置ずれを徐々に補正することが可能となるため、視覚
の残像効果を利用した違和感のない画像を表示させるこ
とができる。
【0039】さらに、請求項6記載のテレビジョン受信
機用同期信号生成回路によれば、位相差検出回路が、検
出した位相差に対応する時間を水平方向駆動用基準信号
の1周期で除算した値未満の数で補正することにより、
カウンタの基準値またはカウントの急激な補正を避ける
ことができるため、より違和感のない画像を表示させる
ことができる。
【0040】また、請求項7記載のテレビジョン受信機
によれば、高解像度のテレビジョン受信機を構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶テレビの主要構
成を示すブロック図である。
【図2】同期信号生成回路の内部ブロック図である。
【図3】(a)は水平同期信号HSYNCの信号波形図
であり、(b)は内部水平同期信号CPHの信号波形図
であり、(c)はシステムクロックCLの信号波形図で
ある。
【図4】水平同期信号HSYNCの立ち下がりエッジの
方が内部水平同期信号CPHの立ち下がりエッジよりも
早い場合の信号波形図である。
【図5】内部水平同期信号CPHの立ち下がりエッジが
水平同期信号HSYNCの立ち下がりエッジよりも早い
場合の信号波形図である。
【図6】コンポジット信号CSYNCに水平同期信号H
SYNCが含まれていない場合の信号波形図である。
【図7】水平同期信号HSYNCの1周期内にノイズN
が数多く含まれている場合の信号波形図である。
【図8】内部水平同期信号CPHの生成処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】従来のテレビジョン受信機のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 液晶テレビ 9 同期信号生成回路 32 発振回路 33 基準カウンタ 34 位相差検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/44 H04N 5/44 5/66 102 5/66 102Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数の水平方向駆動用基準信号を
    発振する水晶発振回路と、映像を表示させるための内部
    水平同期信号を前記水平方向駆動用基準信号に基づいて
    生成可能な内部水平同期信号生成回路と、装置外部から
    入力された外部水平同期信号と前記内部水平同期信号と
    の位相差を検出して当該内部水平同期信号が当該外部水
    平同期信号に同期するように前記内部水平同期信号生成
    回路を制御する位相差検出回路とを備えていることを特
    徴とするテレビジョン受信機用同期信号生成回路。
  2. 【請求項2】 前記内部水平同期信号生成回路は、前記
    水平方向駆動用基準信号の数をカウントし当該カウント
    値が前記水平方向駆動用基準信号の1周期で1水平走査
    時間を除算した値とほぼ等しい基準値に達したときに前
    記内部水平同期信号を生成するカウンタを備えて構成さ
    れ、 前記位相差検出回路は、前記外部水平同期信号と前記内
    部水平同期信号との前記位相差に基づいて前記基準値を
    補正することを特徴とする請求項1記載のテレビジョン
    受信機用同期信号生成回路。
  3. 【請求項3】 前記内部水平同期信号生成回路は、前記
    水平方向駆動用基準信号の数をカウントし当該カウント
    値が前記水平方向駆動用基準信号の1周期で1水平走査
    時間を除算した値とほぼ等しい基準値に達したときに前
    記内部水平同期信号を生成するカウンタを備えて構成さ
    れ、 前記位相差検出回路は、前記外部水平同期信号と前記内
    部水平同期信号との前記位相差に基づいて前記カウンタ
    のカウント値を補正することを特徴とする請求項1記載
    のテレビジョン受信機用同期信号生成回路。
  4. 【請求項4】 前記位相差検出回路は、前記検出した位
    相差に基づいて、前記基準値を段階的に補正することを
    特徴とする請求項2記載のテレビジョン受信機用同期信
    号生成回路。
  5. 【請求項5】 前記位相差検出回路は、前記検出した位
    相差に基づいて、前記カウンタのカウント値を段階的に
    補正することを特徴とする請求項3記載のテレビジョン
    受信機用同期信号生成回路。
  6. 【請求項6】 前記位相差検出回路は、前記検出した位
    相差に対応する時間を前記水平方向駆動用基準信号の1
    周期で除算した値未満の数で補正することを特徴とする
    請求項2から5のいずれかに記載のテレビジョン受信機
    用同期信号生成回路。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のテレ
    ビジョン受信機用同期信号生成回路を備えていることを
    特徴とするテレビジョン受信機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030002066A (ko) * 2001-06-30 2003-01-08 삼성전자 주식회사 동기신호 안정화 장치
JP2006251122A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Seiko Epson Corp 液晶パネルの駆動装置および画像表示装置

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