JP3474120B2 - スキャンコンバータ及びスキャンコンバート方法 - Google Patents

スキャンコンバータ及びスキャンコンバート方法

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JP3474120B2
JP3474120B2 JP00403299A JP403299A JP3474120B2 JP 3474120 B2 JP3474120 B2 JP 3474120B2 JP 00403299 A JP00403299 A JP 00403299A JP 403299 A JP403299 A JP 403299A JP 3474120 B2 JP3474120 B2 JP 3474120B2
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、任意の入力側画
像表示方式の画像データが入力されて所定の出力側画像
表示方式の表示装置に出力する際に使用されるスキャン
コンバータ及びスキャンコンバート方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なコンピューティングシステムの
ディスプレー機器においては、用途や設置スペースの問
題から、様々なサイズ及び様々な解像度のものが要求さ
れる。例えば、大きな画像でマルチメディアソフトを楽
しみたいような場合には640×480ドットの解像度
を使用する一方、仕事のためにできるだけたくさんの情
報を1画面で見通しよく表示したい場合や、肉眼での視
認による疲れを軽減するためには、できるだけ高い解像
度で表示を行うことが望ましい。また、近年のコンピュ
ーティングシステムにおけるマルチメディア技術の発展
や、デジタルテレビジョン放送サービスの開始に関連し
て、近い将来には家庭等でのコンピューティングシステ
ムとテレビジョン放送との棲み分けがなくなる事態も予
想されており、異なった複数種類の同期周波数の画像信
号を相互に変換して、コンピューティングシステムとテ
レビジョン放送受像機との間など、異なる同期周波数の
画像表示の整合を図ることが益々重要になりつつある。
【0003】このように、異なった複数種類の同期周波
数の画像信号を相互に変換する際のインターフェースと
しては、通常はスキャンコンバータが使用される。
【0004】一般に、スキャンコンバータは、図6の如
く、入力元の機器から入力された画像データSinに応
じて、水平同期周波数を変換した後に液晶表示ディスプ
レーまたはプラズマディスプレーといったフラットパネ
ルディスプレー等の表示装置1に出力画像データSou
tを出力するようになっている。この際、例えば入力元
の信号の表示方式としては、図7の如く、XGA、SV
GA、VGA及びVTXTなど様々なものがあり、これ
らの方式における水平同期周波数(H)及び垂直同期周
波数(V)は、これらの方式が開発された時点の技術水
準等の要因によって図7のようにまちまちに設定されて
いる。したがって、この様々な周波数の信号をディプレ
イ装置に同期させるべく調整するのがスキャンコンバー
タの主な機能である。
【0005】このスキャンコンバータにおいては、図6
の如く、RGB(赤、緑、青)信号、YUV(輝度成
分、R−Y色差成分、B−Y色差成分)信号、またはY
CrCb(ガンマ変換された輝度/色差分離表色系)信
号といった所定の画像データが入力元の機器から入力さ
れると、必要に応じて第1の画素処理部11で画素の間
引き処理を行い、メモリコントローラ12を通じて1画
面(フレーム)分の画像データをフレームメモリ13に
蓄える。そして、再びメモリコントローラ12で画像デ
ータを読み出した後、必要に応じて第2の画素処理部1
4で画素の水増しを行い、YUV信号またはYCrCb
信号として色形式変換部15に入力してRGB信号に変
換する。そして、輝度及びコントラストを輝度・コント
ラスト調整部16で調整した後、表示装置毎に異なる色
の調整変化の直線性をガンマ補正部17により補正し、
表示色が少ない場合に色の近似補正をディザリング部1
8で行う。そして、所定のディスプレー調整表示をオン
スクリーンディスプレー合成部19で画像合成して制御
する。しかる後、出力調整部20により、表示装置1の
表示デバイスのポート形式に対応して奇数番目の画素に
対応する奇数ポートと偶数番目の画素に対応する偶数ポ
ートのそれぞれに、24ビットのRGB信号を交互に出
力する。これらの画像処理動作は、全てCPU21が所
定のソフトウェアプログラム(ドライバデバイス)に従
って実行される。
【0006】ここで、スキャンコンバータには、少なく
とも2個のPLL回路22,23が組み込まれている。
一方のPLL回路(第1のPLL回路)22は、第1の
画素処理部11で画像データを読み込んだ後メモリコン
トローラ12でフレームメモリ13に画像データを書き
込むまでの同期をとることに使用される。また、他方の
PLL回路(第2のPLL回路)23は、フレームメモ
リ13から画像データを読み出して表示装置1に出力す
るまでの動作同期をとることに使用される。即ち、メモ
リコントローラ12によりフレームメモリ13への画像
データの書き込み動作は、第1のPLL回路22の発信
周波数に対応して、入力元の機器からの信号に同期して
行われる。一方、メモリコントローラ12がフレームメ
モリ13内の画像データを読み出す動作は、第2のPL
L回路23の発信周波数に対応して、出力先の表示装置
1の動作クロックに対応するように実行される。このよ
うに、CPU21での制御に基づいて別々の2個のPL
L回路22,23が互いに異なる周波数の動作クロック
を発信し、これに基づいてフレームメモリ13に対する
画像データの読み書きを別々のクロック周波数で実行す
ることで、入出力画像信号の水平同期周波数を容易に変
更できるようになっている。尚、図6中の符号RGB2
4は、24ビットのRGB信号を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8は、従来のスキャ
ンコンバータにおける入力用垂直同期周波数(inpu
t)と出力用垂直同期周波数(output)とが非同
期の状態を示す図である。2個のPLL回路22,23
を用いてメモリコントローラ12及びフレームメモリ1
3への信号入出力を行う場合、これら両PLL回路2
2,23の同期がとれていないと(図8)、1フレーム
内の画像が乱れてしまうことになる。例えば、出力側の
第2のPLL回路24の垂直同期周波数(出力側垂直同
期周波数信号Vsync1の周波数)が入力側の第1の
PLL回路23の垂直同期周波数(入力側垂直同期周波
数信号Vsync0の周波数)より高い場合、図9のよ
うに、フレームメモリ13中の入力ポイント(Writ
e Point:input)に対して出力ポイント
(Read Point:output)が追いつかな
くなり、画像の一部が不自然に写ってしまう。図10は
このような場合の入力画像と出力画像の変化を示す図で
あって、図10(a)〜(e)は入力画像、同図(f)
〜(i)は出力画像の変化を示している。図6のように
フレームメモリ13の容量が1フレーム分しかない場
合、各フレームについての画像データはそのうちの1ラ
インずつ入力されて1個のフレームメモリ13内のデー
タを繰り返し更新することになる。この際に、画像デー
タを出力する出力側垂直同期周波数が入力側の第1のP
LL回路23の垂直同期周波数より高い場合、出力にか
かるデータラインが入力に係るデータラインを追い越し
てしまい、図10(g)の出力画像のように、上部の画
像はその時点で最新の入力に係る画像データ(図10
(c))のものであるにもかかわらず、あるラインより
下側はそれより1フレーム分過去の画像データ(図10
(b))のものを読み出してしまう。また、図10
(h)の出力画像も同様に、上部の画像はその時点で最
新の入力に係る画像データ(図10(d))のものであ
るにもかかわらず、あるラインより下側はそれより1フ
レーム分過去の画像データ(図10(c))のものを読
み出してしまった状態を示している。このような場合
は、1フレーム中に不自然に不連続なラインが生じるこ
とになり、特に図10(a)〜(e)のように画像の変
化が激しい映像については、これが画像の乱れとして顕
著に視認者の目に映り、表示品質としては好ましい状態
ではない。
【0008】このように出力画像の同期周波数が入力画
像の同期周波数より早い場合とは逆に、出力画像の同期
周波数が入力画像の同期周波数より遅い場合には、逆に
入力画像データが出力画像データを追い越すことになる
が、結果としてこのような場合も同様に画像の乱れが生
じる点で変わりがない。
【0009】このように、両PLL回路22,23同士
が非同期である場合は画像に乱れが生じるので、これら
の両PLL回路22,23に同期をとらせるようにする
方法があった。この方法は、第1の画素処理部11から
第2の画素処理部14に垂直同期周波数信号Vsync
を渡してやり、この垂直同期周波数信号Vsyncから
所定の分周回路(図示しない)で分周して図11のよう
な水平同期周波数信号Hsyncを生成し、さらにこの
水平同期周波数信号Hsync所定の分周回路(図示し
ない)で分周して画素の読み出しタイミングを規律する
ドットクロック(DotClock)を生成し、このド
ットクロック(DotClock)、水平同期周波数信
号Hsync及び垂直同期周波数信号Vsyncに従っ
て、フレームメモリ13内の画像データを読み出すよう
にするものである。この方法を採用する場合、画像デー
タの入出力についての同期がとれるため、上記のような
画像の乱れを防止することができる。しかしながら、フ
レームメモリ13に対する入出力について各画素(ドッ
トクロック信号)単位で完全に同期させなければ不安定
な画像になるため、分周回路は高精度に正確なものを使
用せざるを得ず、また回路構成が複雑で大規模になる
分、装置として高価なものとなり、また回路面積を多く
必要とする等の不利があった。さらに、分周に要する所
定の処理を必要とするため、高速な画像を処理すること
が困難であるという不利もあった。
【0010】尚、上記の課題については、フレームメモ
リ13として1フレーム分の容量しか持たないものにつ
いて説明したが、このことは、フレームメモリ13とし
て2フレーム分の容量を持つものについても同様に言え
ることであり、2フレームの画像データを交互に入出力
する際にも、書き込みタイミングと読み出しタイミング
とが同期を正確にとれないと、いつかはラインデータの
書き込みまたは読み出が他方の動作に対して追い越すこ
とに変わりがない。ただし、3フレーム分のフレームメ
モリを容易すれば、書き込みと読み出しの処理手順を工
夫することで、書き込みフレームに読み出しをかけない
ようにできる点で、不自然に不連続なラインの発生を防
止できる。しかしながら、3フレーム分のフレームメモ
リは高価であり、そのための制御回路も複雑となってし
まうという欠点がある。
【0011】そこで、この発明の課題は、安価で回路構
成が簡素であり、且つ入出力の非同期に起因する画像の
乱れの生じないスキャンコンバータ及びスキャンコンバ
ート方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、任意の入力側画像表示方式の
画像データが入力されて所定の出力側画像表示方式の表
示装置に出力する際に使用されるスキャンコンバータで
あって、入力元の機器から与えられた画像データを入力
側垂直同期周波数信号に従って一旦バッファメモリに格
納した後、当該画像データを出力する際のタイミングを
規律する出力側垂直同期周波数信号を、前記入力側垂直
同期周波数信号に対して同期をとらずに発生させる第1
の手段と、前記入力側垂直同期周波数信号と前記出力側
垂直同期周波数信号とのタイミングのずれを検出して、
当該タイミングのずれが所定の最大基準比較値より大き
いときに当該ずれが小さくなるように前記出力側垂直同
期周波数を調整するとともに、前記タイミングのずれが
所定の最小基準比較値より小さいときに当該ずれが大き
くなるように出力側垂直同期周波数を調整する第2の手
段と、一定のドットクロックパルス信号を基準に一定周
期の出力側水平同期周波数信号を発生する水平同期周波
数信号設定器とを備え、前記第2の手段が、入出力の垂
直同期周波数のタイミングのずれを検出し、このずれに
基づいて1周期分の出力側垂直同期周波数に対応して出
力すべき水平同期周波数信号のパルス数の増減決定を行
う制御部と、前記水平同期周波数信号設定器で発生され
た実際の出力側水平同期周波数信号のパルス数をカウン
トし、前記制御部で増減決定されたパルス数と比較して
一致した場合にのみ信号出力を行うカウンタとを備え、
前記第1の手段が、前記カウンタからの出力信号に応じ
て出力側垂直同期周波数信号を発生する垂直同期周波数
信号設定器であり、前記バッファメモリに対する入出力
いずれか一方の他方に対する追い越しを防止するように
したものである。
【0013】
【0014】請求項2に記載の発明は、前記カウンタ
は、1フレーム中のライン数に対応して1周期分の出力
側垂直同期周波数に対応して出力すべき水平同期周波数
信号のパルス数としての比較パルス数を格納するととも
に、前記水平同期周波数信号設定器から出力された水平
同期周波数信号のパルス数をカウントし、そのカウント
結果を前記比較パルス数と比較し、一致したときに所定
の出力信号を出力してリセットするようにされ、前記制
御部は、前記入力側垂直同期周波数信号が外部から与え
られた際に、当該入力側垂直同期周波数信号の入力時刻
と、前記垂直同期周波数信号設定器から出力された出力
側垂直同期周波数信号の入力時刻とを比較し、両時刻の
差を検出する遅れ検出機能と、当該時刻の差が所定の最
大基準比較値より大きい場合に前記カウンタの前記比較
パルス数を増大または減少させて前記時刻の差が所定の
最大基準比較値より小さくなるよう調整するとともに、
前記時刻の差が所定の最小基準比較値より小さい場合に
前記カウンタの前記比較パルス数を減少または増大させ
て前記時刻の差が所定の最小基準比較値より大きくなる
よう調整する周波数調整機能とを有するものである。
【0015】請求項3に記載の発明は、任意の入力側画
像表示方式の画像データが入力されて所定の出力側画像
表示方式の表示装置に出力する際に入力元の機器から
与えられた画像データを入力側垂直同期周波数信号に従
って一旦バッファメモリに格納した後、当該画像データ
を出力する際のタイミングを規律する出力側垂直同期周
波数信号を、前記入力側垂直同期周波数信号に対して同
期をとらずに発生させ、この際の両周波数のタイミング
のずれを検出して、当該タイミングのずれが所定の最大
基準比較値より大きいときに当該ずれが小さくなるよう
に出力側垂直同期周波数を調整するとともに、前記タイ
ミングのずれが所定の最小基準比較値より小さいときに
当該ずれが大きくなるように出力側垂直同期周波数を調
整するようにして、前記バッファメモリに対する入出力
いずれか一方の他方に対する追い越しを防止するように
したスキャンコンバート方法であって、入出力の垂直同
期周波数のタイミングのずれを検出し、このずれに基づ
いて1周期分の出力側垂直同期周波数に対応して出力す
べき水平同期周波数信号のパルス数の増減決定を行う第
1の工程と、一定のドットクロックパルス信号を基準に
一定周期の出力側水平同期周波数信号を発生する第2の
工程と、前記第1の工程で発生された実際の出力側水平
同期周波数信号のパルス数をカウントし、前記第1の工
程で増減決定されたパルス数と比較して一致した場合に
のみ信号出力を行う第3の工程と、前記第3の工程によ
り出力された出力信号に応じて出力側垂直同期周波数信
号を発生する工程とを備えるものである。
【0016】
【0017】請求項4に記載の発明は、前記第3の工程
は、1フレーム中のライン数に対応して1周期分の出力
側垂直同期周波数に対応して出力すべき水平同期周波数
信号のパルス数としての比較パルス数を格納するととも
に、前記第2の工程で出力された水平同期周波数信号の
パルス数をカウントし、そのカウント結果を前記比較パ
ルス数と比較し、一致したときに所定の出力信号を出力
してリセットするようにされ、前記第1の工程は、前記
入力側垂直同期周波数信号が外部から与えられた際に、
当該入力側垂直同期周波数信号の入力時刻と、前記第3
の工程で出力された出力側垂直同期周波数信号の入力時
刻とを比較し、両時刻の差を検出する遅れ検出工程と、
当該時刻の差が所定の最大基準比較値より大きい場合に
前記第3の工程で前記比較パルス数を増大または減少さ
せて前記時刻の差が所定の最大基準比較値より小さくな
るよう調整するとともに、前記時刻の差が所定の最小基
準比較値より小さい場合に前記比較パルス数を減少また
は増大させて前記時刻の差が所定の最小基準比較値より
大きくなるよう調整する周波数調整工程とを有するもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
のスキャンコンバータ30を示すブロック図である。
尚、フレームメモリ及びそれに対する画像データの入出
力回路は図示を省略しているが、従来のものと同様のも
のが使用される。そして、このスキャンコンバータは、
例えばコンピューティングシステムやテレビジョン受像
機等からの画像情報を表示するためのマルチディスプレ
イ等に予め組み込まれて設置されるものであって、図1
の如く、入力元の機器から与えられた画像データを一旦
バッファメモリに格納した後に出力する際に、入出力の
垂直同期周波数をある程度だけ不完全に同調させ、この
際の両周波数のタイミングのずれを検出して、水平走査
の追い越しが生じるような場合にのみ、出力側垂直同期
周波数自体を増減変化させてタイミング修正を図るよう
にしたものである。
【0019】具体的に、このスキャンコンバータ30
は、ROM、RAM及びCPU等が内蔵されて上記した
入出力の垂直同期周波数のタイミングのずれを検出し、
このずれに基づいて1周期分の出力側垂直同期周波数信
号Vsync1に対応する出力側水平同期周波数信号H
sync1のパルス数の増減決定を行う制御部31と、
一定のドットクロックパルス信号を基準に一定周期の出
力側水平同期周波数信号Hsync1を発生する水平同
期周波数信号設定器32と、水平同期周波数信号設定器
32で発生された実際の出力側水平同期周波数信号Hs
ync1のパルス数をカウントし、制御部31で増減決
定されたパルス数と比較して一致した場合に信号出力を
行うカウンタ33と、カウンタ33からの出力信号に応
じて出力側垂直同期周波数信号Vsync1を発生する
垂直同期周波数信号設定器34とを備えてなるものであ
る。
【0020】制御部31は、ROM等の所定の記憶部に
予め格納されたソフトウェアプログラムに従って動作す
る機能部品であって、入力側垂直同期周波数信号Vsy
nc0が外部から与えられた際に、垂直同期周波数信号
設定器34から出力された出力側垂直同期周波数信号V
sync1に対する入力側垂直同期周波数信号Vsyn
c0の入力の遅れ時間(時刻の差)を検出する遅れ検出
機能と、当該遅れ時間が所定の最大基準比較値より大き
い場合には(図3)出力側垂直同期周波数信号Vsyn
c1の周波数を増加させる(即ちその周期を減少させ
る:具体的には、後述のカウンタ33の比較パルス数を
減少させる)一方、当該遅れ時間が所定の最小基準比較
値より小さい場合には(図2)出力側垂直同期周波数信
号Vsync1の周波数を減少させる(即ちその周期を
増加させる:具体的には、後述のカウンタ33の比較パ
ルス数を増加させる)機能(周波数調整機能)とを有し
ている。
【0021】水平同期周波数信号設定器32は、PLL
発振器等と所定のドットクロック発生器32aから与え
られるドットクロックパルス信号をカウントし、一定の
カウント数が得られた時点で一定周期の出力側水平同期
周波数信号Hsync1を発生するものである。尚、こ
の1周期の出力側水平同期周波数信号Hsync1当た
りのドットクロックパルス数は、1ライン中の描画ドッ
ト数に対応して設定されるものであり、VGA、SVG
A及びXGA等の解像度モードの切り換え等に従って一
定のパルス数が一意に設定されるものである。ここで、
ドットクロック発生器32aで発生されるドットクロッ
クパルス信号は、入力側垂直同期周波数信号Vsync
0等の入力画像データに関する信号には殆ど影響を受け
ずに自発的に生成され、正確には入力データ等に同期を
とっていないものの、概算的には、入力画像データに係
る信号の1倍前後に設定される。このように正確な同期
を行わないことで、処理効率が向上するが、最終的な同
期周波数が入出力で異なると、そのままではデータの読
み書きに追い越しを生じることになってしまうため、上
述のように制御部31での調整が必要とされるものであ
る。
【0022】カウンタ33は、上記各解像度モードに応
じた1フレーム中のライン数に対応して内蔵メモリ等に
比較パルス数を格納するとともに、水平同期周波数信号
設定器32から出力された水平同期周波数信号Hsyn
c1をカウントし、そのカウント結果を比較パルス数と
比較し、一致したときに所定の出力信号を出力するとと
もに自律的にリセットするカウント/コンペア回路であ
り、一般的なシフトレジスタ等が使用されている。
【0023】垂直同期周波数信号設定器34は、カウン
タ33からの出力信号が与えられたときに、これに応じ
た周期で垂直同期周波数信号Vsync1を発生するも
のである。尚、垂直同期周波数信号設定器34で発生さ
れる垂直同期周波数信号Vsync1は、画像データ中
の画面の上下方向にはみ出て画像表示が無効となる垂直
帰線期間内に現れるように生成される。
【0024】上記構成のスキャンコンバータの動作を図
4のフローチャートを用いて説明する。尚、カウンタ3
3における比較パルス数は、VGA、SVGA及びXG
A等の各解像度モードに応じた1フレーム中のライン数
に対応して設定されたデフォルト値がROM等に予め格
納されているものとする。
【0025】まず、水平同期周波数信号設定器32は、
所定のPLL発振器等(図示しない)から与えられるド
ットクロックパルス信号をカウントし、一定のカウント
数が得られた時点で一定周期の出力側水平同期周波数信
号Hsync1を発生する。尚、この1周期の出力側水
平同期周波数信号Hsync1当たりのドットクロック
パルス数は、1ライン中の描画ドット数に対応して設定
されるものであり、VGA、SVGA及びXGA等の解
像度モードの切り換え等に従って一定のパルス数が一意
に設定される。
【0026】カウンタ33は、水平同期周波数信号設定
器32から出力された水平同期周波数信号Hsync1
をカウントし、そのカウント結果を比較パルス数として
のデフォルト値と比較する。そして、カウント結果が比
較パルス数に一致したときに、所定の出力信号を垂直同
期周波数信号設定器34に出力するとともに、内部レジ
スタの自律的なリセットを行う。そして、垂直同期周波
数信号設定器34は、カウンタ33からの出力信号が与
えられると、これに応じた周期で各画像データフレーム
中の垂直帰線期間内で垂直同期周波数信号Vsync1
を発生する。また同時に、垂直同期周波数信号設定器3
4は垂直同期周波数信号Vsync1を制御部31にも
送信する。
【0027】ここで、図4中のステップS01の如く、
外部から制御部31に入力側垂直同期周波数信号Vsy
nc0が与えられると、この制御部31は、図2及び図
3の如く、入力側垂直同期周波数信号Vsync0(i
nput)の立ち上がり時刻IVを検出する(ステップ
S02)。また、垂直同期周波数信号設定器34から出
力側垂直同期周波数信号Vsync1(output)
が与えられると(ステップS03)、その立ち上がり時
刻OVを検出する(ステップS04)。尚、図2中の符
号36は入力された1フレーム分の画像データであり、
斜線ハッチ部分37は垂直帰線期間を示している。
【0028】次に、出力側垂直同期周波数信号Vsyn
c1に対する入力側垂直同期周波数信号Vsync0の
入力の遅れ時間(時刻の差=OV−IV)を検出する
(遅れ検出機能:ステップS05,S07)。
【0029】そして、ステップS05の如く、遅れ時間
(OV−IV)が所定の最大基準比較値より大きい場合
には(図3)、出力側垂直同期周波数信号Vsync1
の周波数を増加(即ちその周期を減少)させる。具体的
には、カウンタ33の比較パルス数を減少させて、1周
期の垂直同期周波数信号Vsync1当たりの水平同期
周波数信号Hsync1のパルス数を減少させる(ステ
ップS06)。
【0030】カウンタ33では、制御部31により増大
された比較パルス数を内蔵メモリ等に更新格納し、水平
同期周波数信号設定器32から出力された水平同期周波
数信号Hsync1をカウントしたカウント結果につい
て、新たに更新格納された比較パルス数と比較する。そ
して、一致したときに所定の出力信号を出力するととも
に自律的にリセットする。即ち、制御部31により比較
パルス数が減少されたとき(この場合は図3のように出
力に係る垂直同期周波数信号Vsync1に対して入力
側垂直同期周波数信号Vsync0の遅れ時間(OV−
IV)が大きくなっている状態である)には、この増大
された比較パルス数とカウント結果とを比較し、一致し
たときに垂直同期周波数信号設定器34に出力信号を出
力する。その結果、これ以前に比べて、一周期の垂直同
期周波数信号Vsync1に対応する水平同期周波数信
号Hsync1のパルス数が減少し、水平同期周波数信
号Hsync1の周期自体は何ら変化していないことか
ら、全体として垂直同期周波数信号Vsync1の周期
が減少する。このようにカウンタ33からの出力信号の
出力周期を遅くすることで、出力側垂直同期周波数信号
Vsync1の周波数を増加させる。これにより、図3
に示した出力側垂直同期周波数信号Vsync1(ou
tput)の周波数は増加し、垂直同期周波数信号Vs
ync1が図中の矢示方向に徐々にずれていき、遅れ時
間(OV−IV)が徐々に小さくなるため、読み出し速
度が速すぎることによるバッファデータの追い越しを防
止できる。
【0031】逆に、ステップS07の如く、遅れ時間
(OV−IV)が所定の最小基準比較値より小さい場合
には(図3)、カウンタ33の比較パルス数を増加させ
て、1周期の垂直同期周波数信号Vsync1当たりの
水平同期周波数信号Hsync1のパルス数を増大させ
(ステップS08)、これによりカウンタ33からの出
力信号の出力周期を遅くすることで、出力側垂直同期周
波数信号Vsync1の周波数を減少(即ちその周期を
増加)させる。これにより、図3に示した出力側垂直同
期周波数信号Vsync1(output)の周波数は
低下し、垂直同期周波数信号Vsync1が図中の矢示
方向に徐々にずれていき、遅れ時間(OV−IV)が徐
々に大きくなるため、読み出し速度が速すぎることによ
るバッファデータの追い越し(図8及び図9参照)を防
止できる。
【0032】このように、この実施の形態のスキャンコ
ンバータでは、フレームメモリに対する入出力について
各画素(ドットクロック信号)単位で完全に同期させな
くても、データラインの追い越しが生じそうになる以前
に垂直同期周波数信号Vsync1の周波数を増減調整
してこの追い越しを防止するようにしているので、フレ
ーム中の不自然に不連続なラインの発生を防止するに当
たって、高精度な分周回路等を使用する必要がなくな
り、回路構成が簡素化し、装置として安価なものを使用
できる。また回路面積が小さくて済むため、省スペース
化に寄与する。さらに、高精度な分周を要しないことか
ら、高速な画像処理が可能となる。
【0033】特に、図2のように、一般に、垂直同期周
波数信号Vsync0は入力された画像データにかかる
フレーム中の垂直帰線期間内に含められて生成される
が、通常は、この垂直帰線期間中の垂直同期周波数信号
Vsync0を基準にバッファメモリに対する読み書き
が行われるため、従来において入力と出力の同期周波数
がそれぞれ一定である場合は、この垂直同期周波数信号
Vsync0から一定時間の経過後に不自然に不連続な
ラインが発生するため、常に一定のラインの表示品質が
劣化することになり、画像品質の劣化がはっきりと目に
付いていたのに対して、この実施の形態に係るスキャン
コンバータでは、不自然に不連続なラインが一切発生し
ないと言う点で、表示品質を大幅に向上できる。
【0034】この実施の形態のスキャンコンバータで
は、1フレーム中の水平同期周波数信号Hsync1の
数(画像ライン数)が増減することになるが、実際の増
減調整では画像ライン数の増減は1〜2ライン程度であ
るため、これをディスプレイ等の表示装置で表示した場
合でも、さほど気にならない程度に視認できるものであ
る。
【0035】尚、上記実施の形態のスキャンコンバータ
では、制御部31内で所定のソフトウェアプログラムに
基づいて上記動作を行うようにしていたが、これらをハ
ードウェア構成の回路で動作するようにしてもよいこと
は勿論である。例えば、図5はハードウェアにより回路
構成したスキャンコンバータを示したブロック図である
が、かかる回路構成でも同様の利点を得ることができ
る。尚、図5において上記の実施の形態と同様の機能を
有する要素については同一符号を付している。このスキ
ャンコンバータは、上記の実施の形態と同様の水平同期
周波数信号設定器32、カウンタ33及び出力側垂直同
期周波数設定器34の他、外部からの入力側垂直同期周
波数信号Vsync0の入力によりクロック信号ckの
カウント(以下クロックカウントという)を開始し、ま
た垂直同期周波数信号設定器34から出力される出力側
水平同期周波数信号Hsync1によりクロックカウン
トを停止するクロックカウンタ41と、このカウント停
止時のカウント結果が所定の第一記憶部42に予め格納
された最大基準比較値より大きいか否かを比較する第一
比較器43と、クロックカウンタ41のカウント停止時
のカウント結果が所定の第二記憶部44に予め格納され
た最小基準比較値より小さいか否かを比較する第二比較
器45とを備えている。
【0036】即ち、このスキャンコンバータでは、入力
側垂直同期周波数信号Vsync0が入力されてから出
力側垂直同期周波数信号Vsync1が入力されるまで
の遅延クロック(遅れ時間)をクロックカウンタ41に
て検出し、遅延クロックが最大基準比較値より大きい場
合と最小基準比較値より小さい場合を両比較器43,4
5でそれぞれ比較判断し、遅延クロックが最大基準比較
値より大きい場合には、上記の実施の形態と同様にして
出力側垂直同期周波数信号Vsync1の周波数を高め
る一方、遅延クロックが最小基準比較値より小さい場合
には、出力側垂直同期周波数信号Vsync1の周波数
を低下させればよい。
【0037】この例においても、1フレーム中の水平同
期周波数信号Hsync1の数(画像ライン数)が増減
することになるが、実際の増減調整では画像ライン数の
増減は1〜2ライン程度であるため、これをディスプレ
イ等の表示装置で表示した場合でも、さほど気にならな
い程度に視認できるものである。
【0038】尚、上記実施の形態では、1周期の垂直同
期周波数信号Vsync1当たりの水平同期周波数信号
Hsync1のパルス数を増減することで垂直同期周波
数信号Vsync1の周波数を調整していたが、この
他、1周期の水平同期周波数信号Hsync1当たりの
ドットクロックのパルス数を増減することで最終的に垂
直同期周波数信号Vsync1の周波数を調整しても良
く、あるいはドットクロックのパルス幅を増減するよう
にしてもよい。ただし、このような細かな増減調整を行
うよりも、上記の実施の形態のように、1周期の垂直同
期周波数信号Vsync1当たりの水平同期周波数信号
Hsync1のパルス数を増減する方が処理手順が簡単
であり、装置構成が安価で処理効率が高いものである。
【0039】
【発明の効果】請求項1〜請求項4に記載の発明によれ
ば、フレームメモリに対する入出力について各画素(ド
ットクロック信号)単位で完全に同期させなくても、デ
ータラインの追い越しが生じそうになる以前に垂直同期
周波数信号の周波数を増減調整してこの追い越しを防止
できるので、フレーム中の不自然に不連続なラインの発
生を防止するに当たって、高精度な分周回路等を使用す
る必要がなくなり、回路構成が簡素化し、装置として安
価なものを使用できる。また回路面積が小さくて済むた
め、省スペース化に寄与する。さらに、高精度な分周を
要しないことから、高速な画像処理が可能となる。
【0040】また、1周期の垂直同期周波数信号当たり
の水平同期周波数信号のパルス数を増減することで垂直
同期周波数信号の周波数を調整しているので、1周期の
水平同期周波数信号当たりのドットクロックのパルス数
を増減したりあるいはドットクロックのパルス幅自体を
増減する場合ような細かな増減調整を行う場合に比べ
て、処理手順が簡単であり、安価な装置構成で処理効率
を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係るスキャンコン
バータを示すブロック図である。
【図2】入力側垂直同期周波数信号と出力側垂直同期周
波数信号の時刻の差に基づいて出力側垂直同期周波数信
号の周波数の調整を行う様子を示す図である。
【図3】入力側垂直同期周波数信号と出力側垂直同期周
波数信号の時刻の差に基づいて出力側垂直同期周波数信
号の周波数の調整を行う様子を示す図である。
【図4】この発明の一の実施の形態に係るスキャンコン
バータの動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の他の実施例に係るスキャンコンバー
タを示すブロック図である。
【図6】従来のスキャンコンバータを示すブロック図で
ある。
【図7】一般的な各画面表示方式の水平同期周波数と垂
直同期周波数との対応関係を示す図である。
【図8】従来のスキャンコンバータにおける入力用垂直
同期周波数(input)と出力用垂直同期周波数(o
utput)とが非同期の状態を示す図である。
【図9】従来において入力画像に対して出力画像が追い
越す様子を示す図である。一般的な各画面表示方式の水
平同期周波数と垂直同期周波数との対応関係を示す図で
ある。
【図10】従来における入力画像と出力画像の変化を示
す図である。
【図11】従来における入力画像と出力画像の変化を示
す図である。
【符号の説明】
30 スキャンコンバータ 31 制御部 32 水平同期周波数信号設定器 33 カウンタ 34 出力垂直同期周波数設定器 34 垂直同期周波数信号設定器 36 符号 37 斜線ハッチ部分 41 クロックカウンタ 42 第一記憶部 43 第一比較器 43,45 両比較器 44 第二記憶部 45 第二比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−150484(JP,A) 特開 平10−240211(JP,A) 特開 昭61−163773(JP,A) 特開 平5−219480(JP,A) 特開 平6−43824(JP,A) 特開 平6−284311(JP,A) 特開 平9−182042(JP,A) 特開 平10−319932(JP,A) 特開 平5−308544(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 5/40 H04N 5/073

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の入力側画像表示方式の画像データ
    が入力されて所定の出力側画像表示方式の表示装置に出
    力する際に使用されるスキャンコンバータであって、 入力元の機器から与えられた画像データを入力側垂直同
    期周波数信号に従って一旦バッファメモリに格納した
    後、当該画像データを出力する際のタイミングを規律す
    る出力側垂直同期周波数信号を、前記入力側垂直同期周
    波数信号に対して同期をとらずに発生させる第1の手段
    と、 前記入力側垂直同期周波数信号と前記出力側垂直同期周
    波数信号とのタイミングのずれを検出して、当該タイミ
    ングのずれが所定の最大基準比較値より大きいときに当
    該ずれが小さくなるように前記出力側垂直同期周波数を
    調整するとともに、前記タイミングのずれが所定の最小
    基準比較値より小さいときに当該ずれが大きくなるよう
    に出力側垂直同期周波数を調整する第2の手段と 一定のドットクロックパルス信号を基準に一定周期の出
    力側水平同期周波数信号を発生する水平同期周波数信号
    設定器と を備え、前記第2の手段が、 入出力の垂直同期周波数のタイミングのずれを検出し、
    このずれに基づいて1周期分の出力側垂直同期周波数に
    対応して出力すべき水平同期周波数信号のパルス数の増
    減決定を行う制御部と、 前記水平同期周波数信号設定器で発生された実際の出力
    側水平同期周波数信号のパルス数をカウントし、前記制
    御部で増減決定されたパルス数と比較して一致した場合
    にのみ信号出力を行うカウンタとを備え、 前記第1の手段が、前記カウンタからの出力信号に応じ
    て出力側垂直同期周波数信号を発生する垂直同期周波数
    信号設定器であり、 前記バッファメモリに対する入出力いずれか一方の他方
    に対する追い越しを防止するようにしたスキャンコンバ
    ータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスキャンコンバータで
    あって、前記カウンタは、1フレーム中のライン数に対応して1
    周期分の出力側垂直同期周波数に対応して出力すべき水
    平同期周波数信号のパルス数としての比較パルス数を格
    納するとともに、前記水平同期周波数信号設定器から出
    力された水平同期周波数信号のパルス数をカウントし、
    そのカウント結果を前記比較パルス数と比較し、一致し
    たときに所定の出力信号を出力してリセットするように
    され、 前記制御部は、 前記入力側垂直同期周波数信号が外部から与えられた際
    に、当該入力側垂直同期周波数信号の入力時刻と、前記
    垂直同期周波数信号設定器から出力された出力側垂直同
    期周波数信号の入力時刻とを比較し、両時刻の差を検出
    する遅れ検出機能と、 当該時刻の差が所定の最大基準比較値より大きい場合に
    前記カウンタの前記比較パルス数を増大または減少させ
    て前記時刻の差が所定の最大基準比較値より小さくなる
    よう調整するとともに、前記時刻の差が所定の最小基準
    比較値より小さい場合に前記カウンタの前記比較パルス
    数を減少または増大させて前記時刻の差が所定の最小基
    準比較値より大きくなるよう調整する周波数調整機能と
    を有する スキャンコンバータ。
  3. 【請求項3】 任意の入力側画像表示方式の画像データ
    が入力されて所定の出力側画像表示方式の表示装置に出
    力する際に、入力元の機器から与えられた画像データを
    入力側垂直同期周波数信号に従って一旦バッファメモリ
    に格納した後、当該画像データを出力する際のタイミン
    グを規律する出力側垂直同期周波数信号を、前記入力側
    垂直同期周波数信号に対して同期をとらずに発生させ、
    この際の両周波数のタイミングのずれを検出して、当該
    タイミングのずれが所定の最大基準比較値より大きいと
    きに当該ずれが小さくなるように出力側垂直同期周波数
    を調整するとともに、前記タイミングのずれが所定の最
    小基準比較値より小さいときに当該ずれが大きくなるよ
    うに出力側垂直同期周波数を調整するようにして、前記
    バッファメモリに対する入出力いずれか一方の他方に対
    する追い越しを防止するようにしたスキャンコンバート
    方法であって、 入出力の垂直同期周波数のタイミングのずれを検出し、
    このずれに基づいて1周期分の出力側垂直同期周波数に
    対応して出力すべき水平同期周波数信号のパル ス数の増
    減決定を行う第1の工程と、 一定のドットクロックパルス信号を基準に一定周期の出
    力側水平同期周波数信号を発生する第2の工程と、 前記第1の工程で発生された実際の出力側水平同期周波
    数信号のパルス数をカウントし、前記第1の工程で増減
    決定されたパルス数と比較して一致した場合にのみ信号
    出力を行う第3の工程と、 前記第3の工程により出力された出力信号に応じて出力
    側垂直同期周波数信号を発生する工程とを備えるスキャ
    ンコンバート方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のスキャンコンバート方
    法であって、 前記第3の工程は、1フレーム中のライン数に対応して
    1周期分の出力側垂直同期周波数に対応して出力すべき
    水平同期周波数信号のパルス数としての比較パルス数を
    格納するとともに、前記第2の工程で出力された水平同
    期周波数信号のパルス数をカウントし、そのカウント結
    果を前記比較パルス数と比較し、一致したときに所定の
    出力信号を出力してリセットするようにされ、 前記第1の工程は、 前記入力側垂直同期周波数信号が外部から与えられた際
    に、当該入力側垂直同期周波数信号の入力時刻と、前記
    第3の工程で出力された出力側垂直同期周波数信号の入
    力時刻とを比較し、両時刻の差を検出する遅れ検出工程
    と、 当該時刻の差が所定の最大基準比較値より大きい場合に
    前記第3の工程で前記比較パルス数を増大または減少さ
    せて前記時刻の差が所定の最大基準比較値より小さくな
    るよう調整するとともに、前記時刻の差が所定の最小基
    準比較値より小さい場合に前記比較パルス数を減少また
    は増大させて前記時刻の差が所定の最小基準比較値より
    大きくなるよう調整する周波数調整工程とを有する スキ
    ャンコンバート方法。
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