JPH09266542A - 垂直同期回路及びタイミングコントローラ - Google Patents

垂直同期回路及びタイミングコントローラ

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JPH09266542A
JPH09266542A JP7476896A JP7476896A JPH09266542A JP H09266542 A JPH09266542 A JP H09266542A JP 7476896 A JP7476896 A JP 7476896A JP 7476896 A JP7476896 A JP 7476896A JP H09266542 A JPH09266542 A JP H09266542A
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JP
Japan
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signal
input
circuit
counter
vertical
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JP7476896A
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English (en)
Inventor
Tokio Yamaguchi
時生 山口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不安定な同期入力状態での出力画像の安定化を
図ることができる垂直同期回路を提供することを目的と
する。 【解決手段】垂直同期回路9の引込範囲切替部30は、
クリア信号VCLRに基づいて垂直同期信号VSYNC の有無を
判定する同期信号判定回路部31を備え、その同期信号
判定回路部31から出力される判定信号NSに基づい
て、垂直同期信号VSYNC が無い場合に、引き込み期間を
「224H」から「262.5H」までの間に切り替え
る。カウンタ21をクリアするためのクリア信号VCLR
は、1フィールド分の画像が送られてくる期間に一致し
て生成され、垂直走査を開始するための制御信号STV
は、その1フィールド分の画像が送られてくる期間で生
成され出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は垂直同期回路及びタ
イミングコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の垂直同期回路71の回路
図である。垂直同期回路71は、カウンタ72、デコー
ダ73、JKフリップフロップ(以下、JKFFとい
う)74,75、Dフリップフロップ(以下、DFFと
いう)76、アンド回路77,78、オア回路79、及
び、インバータ回路80により構成されている。
【0003】垂直同期回路71には、複合ビデオ信号か
ら同期分離された垂直同期信号VSYNC が入力される。ま
た、垂直同期回路71には、水平同期回路によって複合
ビデオ信号から同期分離された水平同期信号に基づいて
生成されたクロック信号CLKが入力される。
【0004】カウンタ72は、垂直同期信号VSYNC に基
づいて生成されるクリア信号VCLRに基づいてそのカウン
ト値をクリアする。そして、カウンタ72は、クロック
信号CLK をカウントし、そのカウント値をデコーダ73
に出力する。デコーダ73は、カウント値に基づいて、
所定期間の時に信号S1,S2を出力する。例えば、信
号S1は期間が「20H」(Hは1水平走査期間であっ
て、クロック信号CLKの2クロック分)の時に出力さ
れ、信号S2は「22H」の時に出力される。それら信
号S1,S2は、JKFF74の入力端子J,Kにそれ
ぞれ出力され、JKFF74は、信号S1,S2に基づ
いて1パルスの制御信号STV を出力する。
【0005】即ち、垂直同期回路71は、垂直同期信号
VSYNC 及びクロック信号CLK に基づいて制御信号STV を
生成し、LCD等の表示器に出力する。その表示器は、
制御信号STV に基づいて垂直走査を開始することによっ
て、画像の表示タイミングを合わせて完全な画像を表示
するようになっている。
【0006】また、垂直同期回路71は、図7に示すよ
うに、垂直同期信号VSYNC の入力予定位置に引き込み期
間を設けている。その引き込み期間は、デコーダ73か
ら出力される信号に基づいて設定される。デコーダ73
は、クロック信号CLK をカウントするカウンタ72から
のカウント値に基づいて、期間が「224H」の時に信
号S3を、「296H」の時に信号S4を出力する。期
間「224H」,「296H」は、垂直同期信号VSYNC
がNTSC方式の場合にはほぼ「262.5H」で繰り
返し入力されることから、その垂直同期信号VSYNC の入
力予定位置の前後となるように設定されている。
【0007】信号S3は、JKFF75の入力端子Jに
入力され、そのJKFF75は、信号S3に基づいてH
レベルの信号を出力端子Qからアンド回路77に出力す
る。アンド回路77は、JKFF75の出力端子Qから
出力される信号に基づいて、その信号がHレベルの時に
垂直同期信号VSYNC を出力し、その垂直同期信号VSYNC
に基づいて、JKFF75、DFF76、アンド回路7
8によって1パルスのクリア信号VCLRが生成され出力さ
れる。
【0008】即ち、垂直同期回路71は、引き込み期間
に垂直同期信号VSYNC の入力を許容し、その垂直同期信
号に基づいてクリア信号VCLRを生成する。逆に言えば、
垂直同期回路71は、引き込み期間外には垂直同期信号
VSYNC の入力を許容しない。従って、垂直同期回路71
は、引き込み期間外に入力されるノイズ等によってクリ
ア信号VCLRが生成されるのを防止し、耐ノイズ性の向上
を図っている。また、垂直同期回路71は、引き込み期
間の幅を適宜設定することで、垂直同期信号VSYNC がず
れても、出力画像の垂直同期がかかるようにしている。
【0009】尚、実際には、カウンタ72は、クリア信
号VCLRによってそのカウント値をクリアするので、垂直
同期信号VSYNC が正常に入力された場合、カウント値に
基づいてデコーダ73から「296H」のときの信号S
4は出力されない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電波の伝搬
状態の悪化やゴースト等によってビデオ信号の入力状態
が不安定になって、信号レベルが低下したりする場合が
ある。すると、同期分離回路から出力される垂直同期信
号VSYNC は欠落し易くなる。垂直同期信号VSYNCが欠落
した場合、垂直同期回路71は、信号S4に基づいてク
リア信号VCLRを生成し、カウンタ72のカウント値をク
リアする。従って、制御信号STV は、カウンタ72がク
リアされてからそのカウント値が所定値になると出力さ
れることになる。従って、図8に示すように、垂直同期
回路71は、垂直同期信号VSYNC が無い時に、信号S4
が出力される引き込み期間の終了である「296H」の
周期で制御信号STV を生成し出力する。その結果、表示
器は、「296H」の周期で垂直走査を開始し、画像を
表示する。
【0011】しかしながら、1フィールド分の画像は、
ほぼ「262.5H」の間隔で送られてくるので、画像
と垂直走査の開始とが順次ずれる、所謂同期流れの状態
となるため、図9に示すように、表示器81に表示され
る出力画像は、内容を確認することができなくなり、非
常にみずらいものになってしまうという問題があった。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、不安定な同期入力状態
での出力画像の安定化を図ることができる垂直同期回路
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、水平同期信号に基づいて生成されたクロック信号を
カウントするカウンタを備え、そのカウンタのカウント
値に基づいて出力画像のタイミングを取るための制御信
号を生成し出力するとともに、垂直同期信号の入力予定
位置前後に引き込み期間を設け、その引き込み期間内に
入力される垂直同期信号を有効とし、該垂直同期信号又
は引き込み期間の終了に基づいてクリア信号を生成して
前記カウンタのカウント値をクリアするようにした垂直
同期回路において、前記垂直同期信号を入力し、該垂直
同期信号の有無を判定し、その判定結果を判定信号とし
て出力する同期信号判定回路と、前記垂直同期信号の入
力予定位置に対応した信号を出力するデコーダとを備
え、前記同期信号判定回路から出力される判定信号に基
づいて、前記垂直同期信号の入力が無い場合には引き込
み範囲を前記デコーダから出力される垂直同期信号の入
力予定位置に対応した信号に基づいた範囲に切り替える
ようにした。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の垂直同期回路において、前記同期信号判定回路は、前
記垂直同期信号の入力が有るときにはその垂直同期信号
を入力する毎にロードモードとカウントモードとを交互
に繰り返し、前記垂直同期信号が無い場合にはカウント
モードとなって前記クリア信号を入力する毎にカウント
するカウンタを備え、そのカウンタのカウント値に基づ
いて判定信号を出力するようにした。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の垂直同期回路において、前記同期信号判定回路には、
前記垂直同期信号の入力が有る場合には、その垂直同期
信号を入力する毎に反転した信号を出力するフリップフ
ロップと、前記フリップフロップから出力される信号に
基づいて、前記垂直同期信号の入力が有る場合にロード
モードとカウントモードとを交互に繰り返し、カウント
モードの時に前記クリア信号に基づいてカウントする第
1のカウンタと、前記フリップフロップから出力される
信号をインバータ回路を介して入力し、前記第1のカウ
ンタがロードモードのときにはカウントモードとなり、
前記第1のカウンタがカウントモードのときにはロード
モードとなり、カウントモードの時に前記クリア信号を
入力する毎にカウントする第2のカウンタとを備え、前
記第1又は第2のカウンタのカウント値に基づいて判定
信号を出力するようにした。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の垂直同期回路において、前記同期信号判定回路は、垂
直同期信号の入力が無い状態から有る状態になってから
複数フィールド経過した後に該垂直同期信号が有ると判
定した場合の判定信号を出力するようにした。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の垂直同期回路において、前記同期信号判定回路
は、前記カウンタから出力される信号に基づいて、垂直
同期信号の入力が無い状態から有る状態になったときに
前記クリア信号を入力する毎にカウントするカウンタを
備え、当該カウンタのカウント値、又は、前記カウンタ
のカウント値に基づいて、垂直同期信号の入力が無い状
態から有る状態になってから複数フィールド経過した後
に該垂直同期信号が有ると判定した判定信号を出力する
ようにした。
【0018】請求項6に記載の発明は、水平同期信号に
基づいて、出力画像のタイミングを取るための制御信号
と、クロック信号とを生成し出力する水平同期回路と、
請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の垂直同期回
路とを備えた。
【0019】従って、請求項1に記載の発明によれば、
同期信号判定回路は、入力した垂直同期信号の有無を判
定し、その判定結果を出力する。その判定結果に基づい
て、垂直同期信号が無い場合には、引き込み範囲は垂直
同期信号の入力予定位置に切り替えられる。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、同期信号
判定回路にはカウンタが備えられる。そのカウンタは、
垂直同期信号の入力が有るときにはその垂直同期信号を
入力する毎にロードモードとカウントモードとを交互に
繰り返し、垂直同期信号が無い場合にはカウントモード
となってクリア信号を入力する毎にカウントする。そし
て、カウンタのカウント値に基づいて判定信号が出力さ
れる。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、同期信号
判定回路には、フリップフロップと第1,第2のカウン
タが備えられる。フリップフロップには垂直同期信号が
入力され、その垂直同期信号が入力される毎に反転され
た信号が出力される。第1のカウンタは、フリップフロ
ップから出力される信号に基づいて、垂直同期信号の入
力が有る場合にロードモードとカウントモードとを交互
に繰り返され、カウントモードの時にクリア信号に基づ
いてカウントする。第2のカウンタは、フリップフロッ
プから出力される信号をインバータ回路を介して入力
し、第1のカウンタがロードモードのときにはカウント
モードとなり、第1のカウンタがカウントモードのとき
にはロードモードとなり、カウントモードの時にクリア
信号を入力する毎にカウントする。そして、第1,第2
のカウンタのカウント値に基づいて判定信号が出力され
る。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、同期信号
判定回路からは、垂直同期信号の入力が無い状態から有
る状態になってから複数フィールド経過した後に垂直同
期信号が有ると判定した場合の判定信号が出力される。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、同期信号
判定回路には、更に、カウンタから出力される信号に基
づいて、垂直同期信号の入力が無い状態から有る状態に
なったときにクリア信号を入力する毎にカウントするカ
ウンタが備えられ、そのカウンタのカウント値、又は、
第1,第2のカウンタのカウント値に基づいて、垂直同
期信号の入力が無い状態から有る状態になってから複数
フィールド経過した後に該垂直同期信号が有ると判定し
た判定信号が出力される。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、水平同期
信号に基づいて、出力画像のタイミングを取るための制
御信号と、クロック信号とを生成し出力する水平同期回
路と、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の垂直
同期回路とが備えられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。図1は、画像表
示装置1のブロック回路図である。画像表示装置1は、
駆動回路部2と液晶表示モジュール3とから構成されて
いる。
【0026】駆動回路部2は、同期分離回路4、タイミ
ングコントローラ5、電圧制御発振回路(VCO)6、
及び、ビデオ信号処理回路7により構成されている。同
期分離回路4には、外部からビデオ信号が入力される。
同期分離回路4は、ビデオ信号から水平同期信号HSYNC
、垂直同期信号VSYNC を分離し、分離した水平同期信
号HSYNC 及び垂直同期信号VSYNC をタイミングコントロ
ーラ5に出力する。
【0027】タイミングコントローラ5には、水平同期
回路8と垂直同期回路9とが設けられている。水平同期
回路8には水平同期信号HSYNC が入力される。水平同期
回路8は、水平同期信号HSYNC に基づいて、水平走査の
開始を制御するための制御信号STH を生成し、液晶表示
モジュール3に出力する。また、水平同期回路8は、V
CO6とでPLL(Phase Locked Loop )を構成し、水
平同期信号HSYNC に基づいて所定の周波数のクロック信
号CLK を生成し、垂直同期回路9に出力する。垂直同期
回路9は、垂直同期信号VSYNC と、水平同期回路8から
入力されるクロック信号CLK に基づいて、垂直走査の開
始を制御するための制御信号STV を生成し、液晶表示モ
ジュール3に出力する。
【0028】ビデオ信号処理回路7は、画像信号を増幅
する。また、ビデオ信号処理回路7には、図では省略し
てあるが極性反転信号FRP が入力される。ビデオ信号処
理回路7は、極性反転信号FRP に同期して動作し、増幅
した画像信号を、液晶表示モジュール3の駆動に必要な
波形に変換し、画像信号Vdとして液晶表示モジュール3
に出力する。
【0029】液晶表示モジュール3は、液晶パネル1
0、水平駆動回路11、及び、垂直駆動回路12により
構成されている。水平駆動回路11には、水平同期回路
8によって生成された制御信号STH が入力されるととも
に、ビデオ信号処理回路7によって処理された画像信号
Vdが入力される。垂直駆動回路12には、垂直同期回路
9によって生成された制御信号STV が入力される。水平
駆動回路11,垂直駆動回路12は、それぞれ制御信号
STH ,STV に基づいて水平走査,垂直走査を開始し、そ
の水平走査,垂直走査によって画像信号Vdが完全な出力
画像として液晶パネル10に表示される。
【0030】図2に示すように、垂直同期回路9には、
カウンタ21、デコーダ22、JKフリップフロップ
(以下、JKFFという)23,24、Dフリップフロ
ップ(以下、DFFという)25、アンド回路26,2
7、オア回路28、及び、インバータ回路29が設けら
れている。
【0031】カウンタ21には、水平同期回路8により
生成されたクロック信号CLK が入力される。カウンタ2
1は、クロック信号CLK をカウントし、そのカウント値
をデコーダ22に出力する。デコーダ22は、カウンタ
21からのカウント値に基づいて、そのカウント値が所
定値の時に信号S1〜S5をそれぞれ出力する。
【0032】例えば、デコーダ22は、カウント値が
「20H」(1H=1水平走査期間であって、本実施の
形態ではクロック信号CLK の2クロック分)の時に信号
S1を、「22H」の時に信号S2を出力する。これら
信号S1,S2が出力される時のカウント値「20
H」,「22H」は、垂直走査を開始するための制御信
号STV を生成するタイミングに対応している。
【0033】また、デコーダ22は、カウント値が「2
24H」の時に信号S3を、「296H」の時に信号S
4を出力する。これら信号S3,S4が出力される時の
カウント値「224H」,「296H」は、垂直同期信
号VSYNC の引き込み期間に対応している。
【0034】更に、デコーダ22は、カウント値が「2
62.5H」の時に信号S5を出力する。この信号S5
が出力される時のカウント値「262.5H」は、NT
SC方式の場合、垂直同期信号VSYNC の入力予定位置に
対応している。
【0035】デコーダ22から出力される信号S1,S
2は、JKFF23の入力端子J,Kにそれぞれ入力さ
れる。また、JKFF23のクロック入力端子にはクロ
ック信号CLK が入力される。JKFF23は、クロック
信号CLK に同期して動作し、信号S1,S2に基づいて
1パルスの制御信号STV を生成し、出力する。
【0036】また、垂直同期回路9には、引込範囲切替
部30が設けられている。引込範囲切替部30は、同期
信号判定回路部31、インバータ回路32、アンド回路
33,34、及び、オア回路35により構成されてい
る。同期信号判定回路部31には、垂直同期信号VSYNC
、クロック信号CLK 、及び、クリア信号VCLRが入力さ
れる。同期信号判定回路部31は、クロック信号CLK に
同期して動作し、クリア信号VCLRに基づいて垂直同期信
号VSYNC の有無を判定し、その判定結果に応じた信号を
判定信号NSとして出力する。
【0037】判定信号NSは、インバータ回路32を介
してアンド回路33の一方の入力端子に入力され、アン
ド回路33の他方の入力端子には、引き込み期間に入力
される垂直同期信号VSYNC 、又は、デコーダ22から出
力される信号S4がオア回路28を介して入力される。
また、判定信号NSは、アンド回路34の一方の入力端
子に直接入力され、アンド回路34の他方の入力端子に
は、デコーダ22から出力される信号S5が入力され
る。アンド回路33,34の出力端子はそれぞれオア回
路35の入力端子に接続されている。従って、オア回路
35からは、垂直同期信号VSYNC 又はデコーダ22から
の信号S4か、又は、デコーダ22からの信号S5が出
力される。
【0038】従って、引込範囲切替部30は、同期信号
判定回路部31により垂直同期信号VSYNC の有無を判定
し、その判定結果に基づいて、垂直同期信号VSYNC 又は
デコーダ22からの信号S4と、デコーダ22からの信
号S5とを切り替えて出力する。引込範囲切替部30か
ら出力される信号は、JKFF24の入力端子Kに入力
され、JKFF24は、入力端子Kに入力される信号に
基づいて引き込み期間を終了する。
【0039】JKFF24の入力端子Jに入力される信
号は、デコーダ22から出力される信号S3であって、
この信号S3は、期間が「224H」、即ち、引き込み
期間の開始に対応している。JKFF24の入力端子K
には、垂直同期信号VSYNC が有ると判定された場合には
その垂直同期信号VSYNC 又はデコーダ22から出力され
る期間「296H」の信号S4が入力される。従って、
この場合には、引き込み期間は「224H」から「29
6H」までの間となり、その引き込み期間内に入力され
る垂直同期信号VSYNC が有効となる。その有効となる垂
直同期信号VSYNC に基づいてクリア信号VCLRが生成され
る。
【0040】一方、垂直同期信号VSYNC が無いと判定さ
れた場合、JKFF24の入力端子Kには、デコーダ2
2から出力される信号S5が入力される。従って、引き
込み期間は「224H」から「262.5H」までの間
となる。そして、クリア信号VCLRは、引き込み期間の終
了である「262.5H」の信号に基づいて、JKFF
24、DFF25、アンド回路27によって生成され
る。
【0041】即ち、垂直同期回路9は、垂直同期信号VS
YNC が有る場合、引き込み期間を「224H」から「2
96H」までの間に設定し、その引き込み期間内に入力
される垂直同期信号VSYNC に基づいてカウンタ21をク
リアして制御信号STV を生成する。
【0042】一方、垂直同期信号VSYNC が無い場合、垂
直同期回路9は、引き込み期間を「224H」から「2
62.5H」までの間に設定する。即ち、垂直同期回路
9は、引き込み期間の終了を「296H」から「26
2.5H」に切り替える。この引き込み期間の終了は、
1フィールド分の画像が送られてくる期間に一致してい
る。そして、垂直同期回路9は、切り替えた引き込み期
間の終了である信号S5に基づいてクリア信号VCLRを生
成してカウンタ21をクリアする。そのデコーダ22か
らの信号S5は、1フィールド分の画像が送られてくる
期間に対応した「262.5H」のタイミングで出力さ
れる。
【0043】従って、垂直同期回路9は、1フィールド
分の画像が送られてくる期間、即ち、「262.5H」
の期間で制御信号STV を生成し出力する。液晶表示モジ
ュール3の垂直駆動回路12は、制御信号STV に基づい
て垂直走査を開始する。その結果、垂直同期信号VSYNC
が無い場合でもほぼ「262.5H」のタイミングで垂
直走査が開始されるので、液晶パネル10に表示される
画面は垂直方向に流れない。
【0044】次に、同期信号判定回路部31の構成に付
いて詳述する。図3に示すように、同期信号判定回路部
31は、カウンタ41〜43、JKFF44〜47、イ
ンバータ回路48〜54、アンド回路55〜57、及
び、オア回路58,59により構成されている。クリア
信号VCLRは、カウンタ41〜43の入力端子CNに入力
される。また、クリア信号VCLRは、インバータ回路48
を介してJKFF45,46のクロック入力端子に入力
される。
【0045】垂直同期信号VSYNC は、JKFF44のク
ロック入力端子に入力され、JKFF44の入力端子
J,Kはプルアップされている。JKFF44の出力端
子Qはカウンタ41の入力端子LDに接続されるととも
に、インバータ回路49を介してカウンタ42の入力端
子LDに接続されている。
【0046】カウンタ41の出力端子は、インバータ回
路50を介してJKFF45の入力端子Jに接続され、
JKFF45の入力端子KにはJKFF44から出力さ
れる信号S6がインバータ回路49を介して入力され
る。JKFF45の出力端子Qはアンド回路55の一方
の入力端子に接続され、アンド回路55の他方の入力端
子にはJKFF44から出力される信号S6が入力され
る。アンド回路55の出力端子はオア回路58の入力端
子に接続されている。
【0047】カウンタ42の出力端子は、インバータ回
路51を介してJKFF46の入力端子Jに接続され、
JKFF46の入力端子KにはJKFF44から出力さ
れる信号S6が入力される。JKFF46の出力端子Q
はアンド回路56の一方の入力端子に接続され、アンド
回路56の他方の入力端子にはJKFF44から出力さ
れる信号S6がインバータ回路49を介して入力され
る。アンド回路56の出力端子はオア回路58の入力端
子に接続されている。
【0048】オア回路58の出力端子は、オア回路59
の入力端子とJKFF47の入力端子Jに接続されてい
る。また、オア回路58の出力端子は、インバータ回路
52を介してカウンタ43の入力端子LDに接続されて
いる。そのカウンタ43の出力端子は、インバータ回路
54を介してアンド回路57の一方の入力端子に接続さ
れ、アンド回路57の他方の入力端子にはオア回路58
から出力される信号S7がインバータ回路53を介して
入力される。そして、アンド回路57の出力端子はJK
FF47の入力端子Jに接続されている。JKFF47
のクロック入力端子にはクロック信号CLK が入力され、
出力端子Qはオア回路59の入力端子に接続されてい
る。そして、オア回路59から判定信号NSが出力され
るようになっている。
【0049】尚、カウンタ41〜43、及び、JKFF
44〜47のリセット入力端子には、リセット信号TERS
T が入力される。リセット信号TERST は、例えば電源投
入時に一定期間だけLレベルに保持される信号であっ
て、外部回路により作成され入力される。そして、カウ
ンタ41〜43及びJKFF44〜47は、リセット信
号TERST によって電源投入時にリセットされるようにな
っている。
【0050】垂直同期信号VSYNC の入力が有る場合、同
期信号判定回路部31のJKFF44は、垂直同期信号
VSYNC が入力される毎に出力端子Qから出力する信号S
6を反転する。従って、垂直同期信号VSYNC が入力され
ない、即ち、垂直同期信号VSYNC が無い場合、JKFF
44は、信号S6のレベルを保持する。その信号S6
は、カウンタ41の入力端子LDに直接入力されるとと
もに、インバータ回路49を介してカウンタ42の入力
端子LDに入力される。
【0051】カウンタ41,42はそれぞれダウンカウ
ンタであって、入力端子LDにLレベルの信号が入力さ
れると予め記憶されている設定値をロードするロードモ
ードとなり、入力端子LDにHレベルの信号が入力され
るとロードした設定値から入力端子CNに入力される信
号に基づいてカウントダウンするカウントモードとな
る。そして、カウンタ41,42は、カウント値が
「0」になるとLレベルの信号を出力するようになって
いる。
【0052】従って、カウンタ41は入力端子LDに入
力される信号S6がLレベルの時に予め設定された値を
ロードし、信号S6がHレベルの時に入力端子CNに入
力されるクリア信号VCLRに基づいてカウントダウンす
る。また、カウンタ42は、入力端子LDに入力される
信号、即ち、信号S6がHレベルの時に予め設定された
値をロードし、信号S6がLレベルの時にクリア信号VC
LRに基づいてカウントダウンする。尚、両カウンタ4
1,42は、それぞれ設定値として「2」が予め記憶さ
れている。
【0053】信号S6は、垂直同期信号VSYNC の入力が
有る場合、その垂直同期信号VSYNCが入力される毎にレ
ベルが反転される。従って、両カウンタ41,42は、
信号S6に基づいてそれぞれロードとカウントダウンと
を交互に行う。また、カウンタ41には信号S6が直接
入力され、カウンタ42には信号S6がインバータ回路
49を介して入力される。従って、両カウンタ41,4
2は、一方がロードのとき、他方はカウントダウンを行
う。
【0054】カウンタ41は、垂直同期信号VSYNC が入
力される毎に、ロードモードとカウントモードとを交互
に行う。そして、カウンタ41がカウントダウンするク
リア信号VCLRは、垂直同期信号VSYNC に基づいて生成さ
れる。
【0055】カウンタ41は、垂直同期信号VSYNC の無
入力に基づいてカウントモードになると、クリア信号VC
LRに基づいてカウントダウンする。次に垂直同期信号VS
YNCが入力されると、カウンタ41はロードモードとな
る。即ち、垂直同期信号VSYNC が有る場合、カウンタ4
1には、カウントモードの時に連続してクリア信号VCLR
が入力されない。従って、カウンタ41のロードモード
の時に設定値「2」をロードすることによって、垂直同
期信号VSYNC の入力が有るときに、カウンタ41は、H
レベルの信号を出力し続ける。そして、カウンタ41
は、カウントモード時にクリア信号VCLRを2回以上連続
して入力すると、Lレベルの信号を出力する。
【0056】尚、カウンタ42は、その入力端子LDに
インバータ回路49によってJKFF44から出力され
る信号S6が反転されて入力される。従って、カウンタ
42は、カウンタ41がロードモードの時にカウントモ
ードとなり、カウンタ41がカウントモードの時にロー
ドモードとなる。即ち、両カウンタ41,42は、交互
にカウントモードとなり、その時々の動作は同じである
ので、その説明を省略する。
【0057】そして、両カウンタ41,42からHレベ
ルの信号が出力される場合、即ち、垂直同期信号VSYNC
の入力が有る場合には、JKFF45,46からLレベ
ルの信号が出力され、アンド回路55,56からLレベ
ルの信号が出力される。その結果、オア回路58から
は、Lレベルの信号S7が出力される。
【0058】オア回路58から出力されるLレベルの信
号S7は、インバータ回路52を介してカウンタ43の
入力端子LDに入力され、カウンタ43はロードモード
となり、Hレベルの信号を出力する。カウンタ43から
出力される信号は、インバータ回路54により反転され
てアンド回路57に入力されるので、そのアンド回路5
7からはLレベルの信号がJKFF47の入力端子Kに
出力される。
【0059】JKFF47の入力端子Jには、オア回路
58から出力される信号S7が入力され、その信号S7
は垂直同期信号VSYNC の入力が有る場合にはLレベルと
なっている。従って、JKFF47は、その出力端子Q
からLレベルの信号がオア回路59に出力される。その
オア回路59には、オア回路58から出力されるLレベ
ルの信号S7が入力される。その結果、オア回路58、
即ち、同期信号判定回路部31は、Lレベルの判定信号
NSを出力する。
【0060】図2に示すように、引込範囲切替部30
は、同期信号判定回路部31からLレベルの判定信号N
Sが出力されると、垂直同期信号VSYNC 又はデコーダ2
2からの信号S4をJKFF24に出力する。その結
果、引き込み期間は、「224H」から「296H」ま
でとなり、その引き込み期間内に入力される垂直同期信
号VSYNC に基づいてクリア信号VCLRが生成される。
【0061】一方、垂直同期信号VSYNC の入力が無い場
合、JKFF44から出力される信号S6は反転されな
い。従って、両カウンタ41,42の一方はカウントモ
ードに固定され、他方はロードモードに固定される。例
えば、信号S6がHレベルであってカウンタ41がカウ
ントダウンを継続する場合、そのカウンタ41のカウン
ト値は「0」となり、そのカウンタ41からLレベルの
信号が出力される。
【0062】カウンタ41からLレベルの信号が出力さ
れると、その信号はインバータ回路50により反転さ
れ、Hレベルの信号がJKFF45の入力端子Jに入力
される。この時、JKFF45の入力端子Kには、信号
S6がインバータ回路49により反転され入力されてい
る。従って、JKFF45は出力端子QからHレベルの
信号をアンド回路55に出力する。そして、アンド回路
55にはHレベルの信号S6が入力されている。従っ
て、アンド回路55はHレベルの信号を出力するので、
オア回路58からはHレベルの信号S7が出力される。
そのHレベルの信号S7は、オア回路59を介して判定
信号NSとして出力される。
【0063】図2に示すように、引込範囲切替部30
は、Hレベルの判定信号NSに基づいて、デコーダ22
から出力される信号S5をJKFF24に出力する。そ
の結果、引き込み期間は、「224H」から「262.
5H」に切り替えられる。この時には、垂直同期信号VS
YNC は入力されない。その結果、クリア信号VCLRは、デ
コーダ22から出力される信号S5に基づいて生成され
る。
【0064】デコーダ22から出力される信号S5は、
1フィールド分の画像が送られてくる期間に対応した
「262.5H」のタイミングで出力される。従って、
クリア信号VCLRは、1フィールド分の画像に対応した間
隔で生成されるので、制御信号STV も1フィールド分の
画像に対応した間隔で生成される。
【0065】従って、垂直同期回路9は、1フィールド
分の画像が送られてくる期間、即ち、「262.5H」
の期間で制御信号STV を生成し出力する。液晶表示モジ
ュール3の垂直駆動回路12は、制御信号STV に基づい
て垂直走査を開始する。その結果、垂直同期信号VSYNC
が無い場合でもほぼ「262.5H」のタイミングで垂
直走査が開始されるので、液晶パネル10に表示される
画面は垂直方向に流れない。
【0066】次に、垂直同期信号VSYNC が無い状態から
有る状態になると、同期信号判定回路部31のJKFF
44は、その垂直同期信号VSYNC が入力される毎に信号
S6を反転させる。信号S6が反転されると、カウンタ
41,42は、ロードモードとカウントモードとを交互
に繰り返すようになり、Hレベルの信号を出力する。そ
の結果、オア回路58からは、Lレベルの信号S7が出
力される。
【0067】オア回路58から出力される信号S7は、
インバータ回路52により反転され、カウンタ43の入
力端子LDにはHレベルの信号が入力される。すると、
カウンタ43は、ロードモードからカウントモードとな
り、入力端子CNに入力されるクリア信号VCLRに基づい
てカウントダウンする。そのカウンタ43には、ロード
モード時に設定値「4」がロードされている。従って、
カウンタ43は、クリア信号VCLRを連続して4回入力す
ると、そのカウント値が「0」となり、Lレベルの信号
を出力する。
【0068】カウンタ43から出力される信号は、イン
バータ回路54を介してアンド回路57の一方の入力端
子に入力され、アンド回路57の他方の入力端子には、
オア回路58から出力されるLレベルの信号S7がイン
バータ回路53を介して入力される。その結果、アンド
回路57は、Hレベルの信号をJKFF47に出力す
る。
【0069】JKFF47の入力端子Kには、アンド回
路57から出力されるHレベルの信号が入力され、入力
端子Jにはオア回路58から出力されるLレベルの信号
S7が入力される。従って、JKFF47は、出力端子
QからLレベルの信号が出力される。
【0070】JKFF47から出力されるLレベルの信
号は、オア回路58から出力されるLレベルの信号S7
からカウンタ43の設定値に基づいた分だけ遅れて入力
される。その結果、オア回路59から出力される判定信
号NSは、垂直同期信号VSYNC が有る状態になってか
ら、カウンタ43の設定値分だけクリア信号VCLRが入力
された後にLレベルとなる。
【0071】即ち、同期信号判定回路部31は、垂直同
期信号VSYNC が入力されると、その垂直同期信号VSYNC
がカウンタ43の設定値に応じてクリア信号VCLRが複数
回入力された後にその垂直同期信号VSYNC が有ると判定
したLレベルの判定信号NSを出力する。この構成によ
って、垂直同期信号VSYNC が無い状態から有る状態にな
った時に、引き込み範囲の切り替えにヒステリシスを持
たせることで、切り替え時のバタつきを抑えることがで
きる。
【0072】尚、同期信号判定回路部31は、クリア信
号VCLRが連続して入力されてカウンタ41,42のカウ
ント値が「0」になることによって垂直同期信号VSYNC
の有無を判定している。従って、垂直同期信号VSYNC が
無いと判定されるのは、JKFF24の入力端子Kに
は、「296H」の期間に対応する信号S4が入力さ
れ、その信号S4に基づいてクリア信号VCLRが生成され
た後となる。従って、その信号S4に基づいてクリア信
号VCLRが生成された時には、垂直走査の開始は、画像か
ら信号S4と垂直同期信号VSYNC の入力予定位置との差
分だけずれることになる。従って、液晶パネル10に表
示される画像は、図5に示すように、垂直同期がずれた
位置に表示され、安定する。その結果、従来のように同
期流れは起こさないので、画像の内容を把握できるよう
になり、見やすいものとなる。
【0073】以上記述したように、本形態によれば、以
下の効果を奏する。 (1)垂直同期回路9には引込範囲切替部30が設けら
れている。引込範囲切替部30は、クリア信号VCLRに基
づいて垂直同期信号VSYNC の有無を判定する同期信号判
定回路部31を備え、その同期信号判定回路部31から
出力される判定信号NSに基づいて、垂直同期信号VSYN
C が無い場合に、引き込み期間を「224H」から「2
62.5H」までの間に切り替えるようにした。その結
果、クリア信号VCLRは、1フィールド分の画像が送られ
てくる期間に一致して生成されるので、その1フィール
ド分の画像が送られてくる期間で制御信号STV が生成さ
れ出力される。液晶表示モジュール3の垂直駆動回路1
2は、制御信号STV に基づいて垂直走査を開始する。そ
の結果、垂直同期信号VSYNC が無い場合でもほぼ「26
2.5H」のタイミングで垂直走査が開始されるので、
出力画像の同期流れを防ぐことができる。
【0074】(2)同期信号判定回路部31は、垂直同
期信号VSYNC が入力されると、その垂直同期信号VSYNC
がカウンタ43の設定値に応じてクリア信号VCLRが複数
回入力された後にその垂直同期信号VSYNC が有ると判定
したLレベルの判定信号NSを出力する。この構成によ
って、垂直同期信号VSYNC が無い状態から有る状態にな
った時に、引き込み範囲の切り替えにヒステリシスを持
たせることができる。その結果、垂直同期回路9は、引
き込み範囲の切り替え時のバタつきを抑えることができ
る。
【0075】尚、本発明は上記形態に限定されるもので
はなく、以下のように実施してもよい。 (1)上記実施の形態では、NTSC方式のビデオ信号を扱
うタイミングコントローラ5の垂直同期回路9に具体化
したが、PAL 方式やSECAM 方式のビデオ信号を扱うよう
にして実施してもよい。例えば、PAL 方式の場合、垂直
同期回路9のデコーダ22は、垂直同期信号VSYNC がほ
ぼ312.5Hの間隔で入力されることから、引き込み範囲を
312.5Hに切替固定するようにすれば、上記実施の形態と
同様にPAL 方式の画像表示装置においても垂直同期流れ
を抑えた画像を表示することが可能となる。
【0076】(2)上記実施の形態では、カウンタ43
にロードする値を「4」に設定して垂直同期信号VSYNC
の入力が無い状態から有る状態になった時に複数フィー
ルド回分の余裕を設けて切り替えのバタつきを抑えるよ
うにしたが、カウント43にロードする値を「3」以下
又は「5」以上の任意の値に設定してもよい。また、カ
ウンタ43以降の回路を省略した構成として実施しても
よい。
【0077】(3)上記実施の形態では、同期信号判定
回路部31のカウンタ41,42の設定値を「2」に設
定したが、「3」以上の任意の値に設定してもよい。 (4)上記実施の形態では、液晶表示モジュール3を用
いた画像表示装置1に具体化したが、液晶表示モジュー
ル3に代えてCRTやPDP(プラズマディスプレイパ
ネル)等の他の表示器を用いた画像表示装置に具体化し
て実施してもよい。
【0078】(5)上記実施の形態では、同期信号判定
回路部31のカウンタ41〜43にそれぞれダウンカウ
ンタを用いたが、アップカウンタを用いて実施してもよ
い。この場合、カウンタ41〜43は、クリア信号VCLR
を入力する毎にカウントアップし、カウント値がロード
した値と一致する時にそれぞれ信号を出力するようにす
る。この構成によっても、上記実施の形態と同様の効果
を奏する。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、不
安定な同期入力状態での出力画像の安定化を図ることが
可能な垂直同期回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の画像表示装置のブロック図。
【図2】 一実施の形態の垂直同期回路のブロック回路
図。
【図3】 一実施の形態の同期信号判定回路部の回路
図。
【図4】 同期信号判定回路部の動作を示すタイミング
チャート。
【図5】 一実施の形態の垂直同期回路による画面を示
す説明図。
【図6】 従来の垂直同期回路のブロック回路図。
【図7】 従来の垂直同期信号の動作を示すタイミング
チャート。
【図8】 同期流れの場合を示すタイミングチャート。
【図9】 同期流れの場合の画面を示す説明図。
【符号の説明】
5 タイミングコントローラ 9 垂直同期回路 21 カウンタ 22 デコーダ 31 同期信号判定回路としての同期信号判定回路部 41 第1のカウンタ 42 第2のカウンタ 43 第3のカウンタ 44 フリップフロップとしてJKフリップフロップ CLK クロック信号 NS 判定信号 VSYNC 垂直同期信号 VCLR クリア信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期信号に基づいて生成されたクロ
    ック信号をカウントするカウンタを備え、そのカウンタ
    のカウント値に基づいて出力画像のタイミングを取るた
    めの制御信号を生成し出力するとともに、垂直同期信号
    の入力予定位置前後に引き込み期間を設け、その引き込
    み期間内に入力される垂直同期信号を有効とし、該垂直
    同期信号又は引き込み期間の終了に基づいてクリア信号
    を生成して前記カウンタのカウント値をクリアするよう
    にした垂直同期回路において、 前記垂直同期信号を入力し、該垂直同期信号の有無を判
    定し、その判定結果を判定信号として出力する同期信号
    判定回路と、 前記垂直同期信号の入力予定位置に対応した信号を出力
    するデコーダとを備え、 前記同期信号判定回路から出力される判定信号に基づい
    て、前記垂直同期信号の入力が無い場合には引き込み範
    囲を前記デコーダから出力される垂直同期信号の入力予
    定位置に対応した信号に基づいた範囲に切り替えるよう
    にした垂直同期回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の垂直同期回路におい
    て、 前記同期信号判定回路は、 前記垂直同期信号の入力が有るときにはその垂直同期信
    号を入力する毎にロードモードとカウントモードとを交
    互に繰り返し、前記垂直同期信号が無い場合にはカウン
    トモードとなって前記クリア信号を入力する毎にカウン
    トするカウンタを備え、そのカウンタのカウント値に基
    づいて判定信号を出力するようにした垂直同期回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の垂直同期回路におい
    て、 前記同期信号判定回路には、前記垂直同期信号の入力が
    有る場合には、その垂直同期信号を入力する毎に反転し
    た信号を出力するフリップフロップと、 前記フリップフロップから出力される信号に基づいて、
    前記垂直同期信号の入力が有る場合にロードモードとカ
    ウントモードとを交互に繰り返し、カウントモードの時
    に前記クリア信号に基づいてカウントする第1のカウン
    タと、 前記フリップフロップから出力される信号をインバータ
    回路を介して入力し、前記第1のカウンタがロードモー
    ドのときにはカウントモードとなり、前記第1のカウン
    タがカウントモードのときにはロードモードとなり、カ
    ウントモードの時に前記クリア信号を入力する毎にカウ
    ントする第2のカウンタとを備え、 前記第1又は第2のカウンタのカウント値に基づいて判
    定信号を出力するようにした垂直同期回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の垂直同期回路におい
    て、 前記同期信号判定回路は、垂直同期信号の入力が無い状
    態から有る状態になってから複数フィールド経過した後
    に該垂直同期信号が有ると判定した場合の判定信号を出
    力するようにした垂直同期回路。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載の垂直同期回路に
    おいて、 前記同期信号判定回路は、 前記カウンタから出力される信号に基づいて、垂直同期
    信号の入力が無い状態から有る状態になったときに前記
    クリア信号を入力する毎にカウントするカウンタを備
    え、当該カウンタのカウント値、又は、前記カウンタの
    カウント値に基づいて、垂直同期信号の入力が無い状態
    から有る状態になってから複数フィールド経過した後に
    該垂直同期信号が有ると判定した判定信号を出力するよ
    うにした垂直同期回路。
  6. 【請求項6】 水平同期信号に基づいて、出力画像のタ
    イミングを取るための制御信号と、クロック信号とを生
    成し出力する水平同期回路と、 請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の垂直同期回
    路とを備えたタイミングコントローラ。
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