JP3426532B2 - 肩紐用肩当ての製造方法 - Google Patents

肩紐用肩当ての製造方法

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JP3426532B2
JP3426532B2 JP9570799A JP9570799A JP3426532B2 JP 3426532 B2 JP3426532 B2 JP 3426532B2 JP 9570799 A JP9570799 A JP 9570799A JP 9570799 A JP9570799 A JP 9570799A JP 3426532 B2 JP3426532 B2 JP 3426532B2
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尚二 香取
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有限会社 ひよどり
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、カメラケースなど
各種のケースやバッグなどの肩紐に具える肩当ての製造
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の肩当ては、一般的に、肩紐を間
に挟むように表側帯状片と裏側帯状片とを重ね合せて接
合している。この表側帯状片と裏側帯状片を皮革等の材
料を切断して形成した場合、切断面がそのまま端面(コ
バ)として現れると体裁が良くないので、コバの見栄え
を良くするためにコバ仕上げという作業をする必要があ
った。また、コバにバリが発生することもあり、そのバ
リ取り作業もしなければならなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、肩
紐の肩当てを製造するときに、面倒なコバ仕上げやコバ
のバリ取り作業を省略して作業能率を高め、かつ、コバ
の見栄えを良くすることを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における肩紐用肩当ての製造方法は、凹状の
型1の凹部2の中に表側帯状片3の表地材4をセットし
てから同じく表側帯状片3の芯材5を嵌め込むことによ
り当該芯材5の外面6と端面7,8とに表地材4を密着
させて接合し、同様に、同じ型1の凹部2の中に裏側帯
状片9の表地材10をセットしてから同じく裏側帯状片
9の芯材11を嵌め込むことにより当該芯材11の外面
と端面とに表地材10を密着させて接合し、それら表側
帯状片3と裏側帯状片9における芯材5,11が露出し
た内面を平滑に剥いてから、その内面同士を間に肩紐1
5を長手方向に移動自在に挿通させた扁平な筒状の肩紐
ガイド16を挟んで接合することを特徴とするものであ
る。 【0005】 【実施例】以下、図示した一実施例をもって本発明を詳
細に説明する。まず、図3に示すように、表側帯状片3
を構成する表地材4と芯材5、及び裏側帯状片9を構成
する表地材10と芯材11を用意する。両方の芯材5,
11は同形で、表地材4,10は芯材5,11より僅か
に幅及び長さが大きくなっている。両方の芯材5,11
は共に柔軟性を有する弾性かつ熱可塑性の樹脂製で、表
側帯状片3の表地材4は皮革製、裏側帯状片9の表地材
10は布製である。しかしながら、芯材5,11及び表
地材4,10の材料はこれに限定するものではない。な
お、裏側帯状片9の表地材10は表面が凹凸状で滑り止
め効果を有することが好ましい。 【0006】次に、図4に示すように、凹状の型1を用
意する。この型1の凹部2の長さと幅は、芯材5,11
の長さと幅より表地材4,10の2倍の厚み分だけ大き
くなっている。なお、両方の表地材4,10は厚みを略
同一にすることが好ましい。 【0007】そして、まず、図5に示すように、型1の
凹部2の中に表側帯状片3の表地材4をセットしてか
ら、図6に示すように、同じく表側帯状片3の芯材5を
嵌め込んで、芯材5の外面6と端面7,8とに表地材4
を密着させ、この状態でウエルダー又は熱プレス等によ
り芯材5と表地材4とを溶着して接合する。なお、芯材
5と表地材4に溶着が困難な材料を用いた場合は接着剤
などで接合する。 【0008】同様に、同じ型1を用いて、裏側帯状片9
の芯材11の外面と端面とに表地材10を密着させて接
合する。 【0009】次に、図7に示すように、表側帯状片3に
おいて外面と端面を表地材4で被覆した芯材5の内面、
すなわち、芯材5の露出した面を剥いて平滑にする。同
様に裏側帯状片9における芯材11の露出した内面も平
滑に剥く。 【0010】次に、図8に示すように、芯材11よりも
幅の狭い肩紐15を長手方向に移動自在に挿通させた扁
平な筒状の肩紐ガイド16を裏側帯状片9の芯材11の
内面中央部に接着剤により固定する。 【0011】そして、裏側帯状片9の芯材11の内面
と、表側帯状片3の芯材5の内面とを上記の肩紐ガイド
16を挟んだ状態で密着させ、両者をホットメルト等の
接着剤により接合する。このとき、上記のように、表側
帯状片3と裏側帯状片9の内面を平滑に剥いてあるの
で、側面において表側帯状片3の表地材4と裏側帯状片
9の表地材10の縁どうしがぴったり密着して、その合
わせ目に凹部が生じたりせず、側面が綺麗に仕上がる。 【0012】最後に、重ね合せた表側帯状片3と裏側帯
状片9の幅方向の両端箇所を長手方向に縫着すれば、図
1及び図2に示すように肩当て18が完成する。なお、
符号17は縫着による糸目である。 【0013】 【発明の効果】本発明の肩紐用の肩当ては、上記のよう
に、表側帯状片3の芯材5のコバと、裏側帯状片9の芯
材11のコバとを、それぞれ表地材4,10で被覆する
ので、従来実施していたコバ仕上げやバリ取り等の工程
を省いて作業能率を向上させることができ、かつ、コバ
の見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】完成状態の斜視図である。 【図2】図1のA−A線における断面図である。 【図3】芯材と表地材の斜視図である。 【図4】型の斜視図である。 【図5】型の凹部に表地材をセットした状態を示す断面
図である。 【図6】型の凹部に芯材を嵌め込んだ状態を示す断面図
である。 【図7】表側帯状片の内面を剥いた状態を示す断面図で
ある。 【図8】裏側帯状片の内面上に肩紐を固定した状態を示
す斜視図である。 【符号の説明】 1 型 2 凹部 3 表側帯状片 4 表地材 5 芯材 6 外面 7 端面 8 端面 9 裏側帯状片 10 表地材 11 芯材 15 肩紐 16 肩紐ガイド 17 糸目 18 肩当て

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 凹状の型1の凹部2の中に表側帯状片3
    の表地材4をセットしてから同じく表側帯状片3の芯材
    5を嵌め込むことにより当該芯材5の外面6と端面7,
    8とに表地材4を密着させて接合し、同様に、同じ型1
    の凹部2の中に裏側帯状片9の表地材10をセットして
    から同じく裏側帯状片9の芯材11を嵌め込むことによ
    り当該芯材11の外面と端面とに表地材10を密着させ
    て接合し、それら表側帯状片3と裏側帯状片9における
    芯材5,11が露出した内面を平滑に剥いてから、その
    内面同士を間に肩紐15を長手方向に移動自在に挿通さ
    せた扁平な筒状の肩紐ガイド16を挟んで接合すること
    を特徴とする肩紐用肩当ての製造方法。
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