JPS60126104A - 開離嵌插具付スライドフアスナ−の補強テ−プ貼着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、開離嵌挿具付スライドファスナー用のスライ
ドファスナーチェンのスペース部分の、開離嵌挿具材を
固着すべき部位に、補強テープを貼着する方法の改良に
関するものであり、左右のファスナーテープ対向端縁に
位置する芯紐部分に補強テープにより直棒状の正確な芯
部形状を現出させることができ、また該芯部からの補強
テープの剥離、該補強テープとファスナーテープとの遊
離等を生ぜしめることが無く、また芯紐外側における表
裏の補強テープ素地の端縁同士に接着部分を、芯部の中
央を通りファスナーテープと平行する平面内に位置させ
うる方法を提供することを目的としている。

開離嵌挿具付スライドファスナー用のスライドファスナ
ーチェンのスペース部分に、補強テープを貼着する方法
として、特公昭４５−４７０９号公報に示される方法も
あるが、この方法では、ファスナーテープ端に、補強テ
ープを巻き掛けるため、巻き掛は力のためにファスナー
テープ端縁が湾曲してしまい、予め部品として形成した
開離嵌挿具たる蝶棒９箱棒の装着に困難が生じ、補強テ
ープ貼着後の加工の自動化を図り難い欠点がある。

また、接着剤と予め加熱されている抑圧型とカッターと
により、補強テープの接着、切断を行なう方法も提案さ
れているが、熱のために補強テープの切断端が剥離する
傾向があり、また補強テープの復元弾性のため、芯紐隅
部と補強テープとが剥離する現象も生じ、更には接着剤
のはみ出しも生ずる等の欠点がある。

本発明は、特許請求の範囲に記載されるように、スライ
ドファスナーチェンのスペース部分における補強テープ
取付部位の上下両側から、左右のファスナーテープ対向
端縁に跨らせて熱可塑性合成樹脂製の定寸法の補強テー
プ素地を当接させ、左右のファスナーテープの芯紐相当
部に直線状の凹溝を有し、芯紐外側に切断刃を有する超
音波ホーンと、同じく芯紐相当部の直線状の凹溝と芯紐
外側の切断刃とを有するアンビルとにより、前記補強テ
ープ素地を挟圧し、超音波加工を施し、左右のファスナ
ーテープに芯紐全外周とそれに近接するファスナーテー
プ表裏面とに補強テープを接着させ、芯紐間の補強テー
プ素地を切除したのち、補強テープの残部を左右のファ
スナーテープの表裏面に接着させるという構成とするこ
とにより、左右のファスナーテープ対向端縁に位置する
芯紐部分に補強テープにより直棒状の正確な芯部形状を
現出させることができ、芯部からの補強テープの剥離あ
るいは補強テープとファスナーテープとのＭ＃等を生ず
ることがなく、また表裏の補強テープ素地の端縁同士の
接着部分を芯部の中央を通りファスナーテープと平行す
る平面内に位置させうるようにしたものである。

以下図面についてその構成を説明する。

第１図は、本発明によって補強テープ１：２を貼着され
たスライドファスナーチェン３を示しており、補強テー
プ１．２は、第１図および第２図に示されるように、芯
紐４，５の周囲に貼着されて一体の直棒状の正確な形状
の芯部６゜７を形成し、補強テープ素地８，９，１０゜
１１の主体部分はファスナーテープ１２，１３の表裏両
面に密着し、芯紐４，５とファスナーテープ１２．１３
との為す隅部１４．１５゜１６．１７においても補強テ
ープ素地８，９゜１０　、＋　１１は、芯紐４，５とフ
ァスナーテープ１２．１３とに密着している。

また補強テープ素地８，９，１０．１１の端縁１８，１
９，２０．２１（７）接着部分２２゜２３は、芯部６，
７の中央を通り、ファスナーテープ１２，１３と平行す
る平面内に位置させられている。

なお、第３図は、補強テープ素地２４，２５゜２６．２
７（７）端縁２８，２９，３０．３１を２枚重ね状に重
ねて突出する接着フィン３２゜３３とし、端縁２８，２
９，３０．３１の接着強度を向上させた実施例であるが
、その貼着方法は、後述するように、第２図に示すもの
と異なるところは無い。

第４図は、本発明の実施に使用される補強テープの供給
、貼着装置の１実施例の要部のみを斜面図として示した
ものであり、熱可塑性合成樹脂製の布帛、シート等の補
強テープ素地３４゜３５は、装置の主フレーム３６の移
、送路３７゜３８に沿い、供給ロール３９．４０によっ
て一定寸法あて間欠送りされるように構成されてぃる。

前述の移送路３７．３８の矢印Ａで示す移送方向前方に
は、カッター４１．４２が配置され、補強テープ素地３
７．３８が一定寸法だけ送り出されると、流体圧シリン
ダー４３の作動によりプレッシャーバッド４４がカッタ
ー４１゜４２を押圧して補強テープ素地３７．３８を一
定寸法の補強テープ素地４５．４６に切断する６移送路
３７．３８におけるカッター４１゜４２の前方には、該
移送路３７．３８と直交してスライドフｉスナーチェン
３の移送路が設けられており、該チェノ３は、スペース
部分４７の補強テープ取付部位４８が、前記移送路３７
゜３８と直交する位置で停止するように構成されている
。

カッター４１．４２に対し、スライドファスナーチェン
３の移送路を挟んで対峙する位置には、前記切断された
補強テープ素地４５．４６のグリッパ−装置４９が配置
されている。

グリッパ−装置４９は、固定ジョー５０゜５１と可動ジ
ョー５２．５３と、可動ジョー５２．５３を軸５４．５
５のまわりに揺動運動させるカム部５６とで構成されて
おり、これ等の諸部材は、図示を省略した往復駆動装置
により、矢印Ｂ、Ｃ方向に前後進運動されるもので、矢
印Ｂ方向への前進時に、前記切断された補強テープ素地
４５．４６が固定ジョー５０．５１と可動ジョー５２．
５３との各先端の開口間隙内に挿入され１次いでカム部
５６が図示を省略した駆動シリンダーのピストンロッド
５７によって可動ジョー５２．５３の後端５８，５９間
に進入させられることにより、可動ジョー５２゜５３の
先端６０．６１が軸５４．５５を中心にして揺動され、
固定ジョー５０．５１との協働　。

で補強テープ素地４５．４８を咬持し、次にグリッパ−
装置４９が矢印Ｃ方向に後退させられることにより、補
強テープ素地４５．４６を停止しているスライドファス
ナーチェン３のスペース部分４７の補強テープ取付部位
４８の上下両側にもたらし、前記カム部５６の後退によ
り圧縮バネＳの作用で可動ジョー５３．５４が開き、補
強テープ素地４５．４６を前記スペース部分４７の補強
テープ取付部位４８に解放するよう構成されている。

前述の停止しているスライドファスナーチェン３のスペ
ース部分４７の補強テープ取付部位４８の上方位置には
、超音波ホーン６２が配置され、該補強テープ取付部位
４８の下方位置には、超音波ホーン６２と対をなすアン
ビル６３が配置されている。

この超音波ホーン６２とアンビル６３とは、後述するよ
うに、本発明の方法の主要部分を実施する部材であり、
第４図および第５図に示されるように、超音波ホーン６
２には、スペース部分４７におけるファスナーテープ６
４，６５の芯紐６６．６７に対応する位置に、直線状の
芯部形成用の凹溝６８．６９を有し、前記芯紐６６．６
７の外側に位置して切断刃７０．７１を有している。こ
の凹溝６８．６９の深さは、成形される芯部の直径の１
／２の寸法に設定されている。

またアンビル６３にも、前記芯紐６６．８７に対応する
位置に、直線状の芯部形成用の凹溝７２．７３を有し、
前記芯紐６６．６７の外側に位置して切断刃７４．７５
を有し、切断刃７４．７５の間には、切屑排除用の窓穴
７６が形成されている。上記の凹溝７２．７３もその深
さが成形される芯部の直径の１／２の寸法に設定されて
いる。

上述の超音波ホーン６２とアンビル６３とは、矢印り、
Ｅで示すように進出し、後述するように補強テープ素地
４．５　、４６をスライドファスナーチェン３のスペー
ス部分４７の補強テープ取付部位４８に貼着するもので
ある。

第２図中矢印Ｆで示すスライドファスナーチェン３の進
行方向前方位置には、前記超音波ホーン６２とアンビル
６３とによって後述するように芯部を形成され、ファス
ナーテープ６４゜６５に貼着された補強テープ素地の前
記芯部とその近傍以外の部分をファスナーテープ６４゜
６５に接着させるためのヒーターを内臓したグイプレー
ト７７と下部グイプレート７８とが配設されている。

第４図に基づいて以上説明した補強テープの供給、貼着
装置によって実施される本発明の補強テープ貼着方法は
、次の工程より成るものである。

即ち、第４図および第５図に示されるように。

第１工程として、スライドファスナーチェン３のスペー
ス部分４７における補強テープ取付部位４８の上下両側
から、左右のファスナーテープ６４，６５のファスナー
テープ対向端縁に跨らせて熱可塑性合成樹脂製の定寸法
の補強テープ素地４５．４６を当接させる。この工程は
、第４図に示される主フレーム３６の移送路３７゜３８
、供給ロール３９，４０、カッター４１゜４２、グリッ
パ−装置４９等で実施される。

続いて第２工程として、前述の超音波ホーン６２とアン
ビル６３とにより、前記補強テープ素地４５．４６とフ
ァスナーテープ６４，６５の端縁とを挟圧し、超音波加
工を施す。

この加工により、第６図に示されるように、ファスナー
テープ６４，６５の芯紐６６　、６７部分は、超音波ホ
ーン６２とアンビル６３との凹溝６８，６９，７２．７
３内に入り、補強テープ素地４５．４６と一体に溶着さ
れ、直線状の芯部７９．８０に成形され、芯紐６６．６
７の間、即ち前記凹溝６８，６９．７２．７３間に位置
していた補強テープ素地部分は、切断刃７０．７１，７
４．７５の作用で切断されて切断屑８１として、窓穴７
６から排除される。

上述の超音波ホーン６２とアンビル６３との凹溝６８，
６９．７２．７３は、その深さが芯部７９．８０の１／
２の寸法に設定されているので、上述の挟圧と超音波加
工とにより、切断刃７０，７１，７４．７５により切断
された補強テープ素地４５．４６の切断端たる端縁同士
は、第２図においては、符号１８，１９，２０゜２工で
示すように、芯部６，７即ち第６図においては芯部７９
．８０の中央を通り、ファスナーテープ１２，１３即ち
ファスナーテープ６４゜６５と平行する平面内で衝き合
わされ、第２図においては符号２２．２３で示され、第
６図においては符号８２．８３で示される接着部分とさ
れる。

また上述の超音波ホーン６２とアンビル６３とによる挟
圧、超音波加工は、芯紐６６．６７の全外周とそれに近
傍するファスナーテープ６４．６５の部分とに対して実
施されるものであり、補強テープ素地４５．４６の残部
８４゜８５．８６．８７は、第６図に示されるようにフ
ァスナーテープ６４．６５から遊離している。

本発明では、第３工程として、前述の補強テープ素地４
５．４６の残部８４，８５，８６゜８７を、第４図、第
７図および第８図に示される上部グイプレート７７と下
部グイプレート７８とで挟圧し、加熱し、ファスナーテ
ープ６４．６５の表裏面に接着させ、第１図および第２
図に示されるスライドファスナーチェン３たらしめるも
のである。

以上説明した実施例では、超音波ホーン６２とアンビル
６３との切断刃７０，７１，７４゜７５がそれぞれ凹溝
６８，６９，７２．７３の外縁辺を構成しているため、
第２図および第８図に示される形状の芯部６，７，７９
．８０が形成されるが、この切断刃を凹溝の外縁辺から
僅かに離して設けておけば、第３図に示されるように、
接着フィン３２．３３を形成することができ、補強テー
プとファスナーテープとの貼着強力を向上させうるちの
である。

本発明の方法は、以」二説明した構成のものであって、
スペース部分の左右のファスナーテープ対向端縁に蝶棒
９箱棒の取付は容易な直棒状の正確な形状を有する芯部
な、芯紐を利用して成形することができる効果がある。

また芯部における芯紐と補強テープとの剥離、補強テー
プとファスナーテープとの遊離等を生ずることのない強
固な補強テープ貼着部を形成しうる効果がある。

そして表裏の補強テープの端縁同士の接着部分を、芯部
の中央を通りファスナーテープと平行する平面内に位置
させ、外観の良好な補強テープ貼着部を形成しうる効果
も有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によって製作されたスライドファスナー
チェンの１例の平面図、第２図は第１図中ＩＴ　−ＩＩ
線断面における要部拡大断面図、第３図は第２図に示す
ものと同一位置の断面で示した別のスライドファスナー
チェンの要部拡大断面図、第４図は本発明を実施する装
置の１例の要部構造のみを示す略示斜面図、第５図は本
発明の第１工程を示す拡大断面図、第６図は本発明の第
２工程を示す拡大断面図、第７図は本発明の第３工程の
開始直前の状態を示す拡大断面図、第８図は本発明の第
３工程を示す拡大断面図である。 ｌ、２：補強テープ、３：スライドファスナーチェン、
４，５：芯紐、６，７：芯部、８゜９．１０，１１：補
強テープ素地、１２．１３：ファスナーテープ、１８．
１９，２０．２１：補強テープの端縁、２２　、２３　
：接着部分、６２：超音波ホーン、６３：アンビル、４
７：スペース部分、４８：補強テープ取付部位、７０．
７１，７４，７５：切断刃。 特許出願人 吉田工業株式会社 代　理　人 市　川　理　吉 遠　藤　達　也 第５図 第６図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スライドファスナーチェンのスペース部分における補強
   テープ取付部位の上下両側から、左右のファスナーテー
   プ対向端縁に跨らせて熱可塑性合成樹脂製の定寸法の補
   強テープ素地を当接させ、左右のファスナーテープの芯
   紐相当部に直線状の凹溝を有し、芯紐外側に切断刃を有
   する超音波ホーンと、同じく芯紐相当部の直線状の凹溝
   と芯紐外側の切断刃とを有するアンビルとにより、前記
   補強テープ素地を挟圧し、超音波加工を施し、左右のフ
   ァスナーテープの芯紐全外周とそれに近接するファスナ
   ーテープ表裏面とに補強テープを接着させ、芯紐間の補
   強テープ素地を切除したのち、補強テープの残部を左右
   のファスナーテープの表裏面に接着させることを特徴と
   する開離嵌挿具付スライドファスナーの補強テープ貼着
   方法。