JPH0649004B2 - バツクルの製造方法 - Google Patents

バツクルの製造方法

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JPH0649004B2
JPH0649004B2 JP1118190A JP1118190A JPH0649004B2 JP H0649004 B2 JPH0649004 B2 JP H0649004B2 JP 1118190 A JP1118190 A JP 1118190A JP 1118190 A JP1118190 A JP 1118190A JP H0649004 B2 JPH0649004 B2 JP H0649004B2
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Inventor
耕三 平光
Original Assignee
滝清株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクルミ(包)バツクルの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、第7図に示すように、コーナー部分(11)で縫い継
いだ帯状のクルミ材(12)を二つ折りとしてバツクル芯体
(13)の各辺部に被せると共に糸条(14)で外周で縫着した
クルミバツクルは知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の技術において述べたバツクルの製造の時に
は、コーナー部分(11)の縫い継ぎ工程が面倒で作業性が
悪く、またコーナーに当該縫い継ぎの跡の残つた製品が
できる等の好ましくないことがあつた。
本発明は製造の作業性がよく、コーナーに縫い継ぎの跡
が残らない製品の製造が可能な新規のバツクルの製造方
法を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本発明バツクルの製造方法
は、 皮革、布、合成樹脂地等柔軟シートを枠状に裁断してオ
モテ材(1)を、同様にしてウラ材(2)を夫々構成し、これ
等オモテ材(1)、ウラ材(2)を裏側面が外側となる状態に
重合し、この重合状態においてこれ等オモテ材(1)、ウ
ラ材(2)の内周縁を糸条(3)で縫合するクルミ材(4)の製
造工程と、 金属、硬質プラスチツク等硬質材料を以て内周縁に逃げ
溝(5)を周設した枠状のバツクル芯体(6)の製造工程と、 前記クルミ材(4)の内径孔(4)′を介してオモテ材(1)ま
たはウラ材(2)を反転させて当該クルミ材(4)をオモテ材
(1)の表側面およびウラ材(2)の表側面が外側となる状態
とすると共にこれ等オモテ材(1)、ウラ材(2)の間に前記
バツクル芯本(6)を挾入して前記糸条(3)による縫合縁部
(7)を逃げ溝(5)内に臨入した状態およびオモテ材(1)の
外周縁部(8)とウラ材(2)の外周縁部(9)をバツクル芯体
(6)の外周縁の外側で重合した状態とし、この重合状態
においてオモテ材(1)の外周縁部(8)とウラ材(2)の外周
縁部(9)を糸条(10)で縫合するクルミ材(4)の被着工程
と、をなすようにしたものである。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に依拠して説明するに、 先ず、皮革を枠状に裁断してオモテ材(1)を、同様にし
てウラ材(2)を夫々構成し、これ等オモテ材(1)、ウラ材
(2)を裏側面が外側となる状態に重合し、この重合状態
においてこれ等オモテ材(1)、ウラ材(2)の内周縁を糸条
(3)により縫合してクルミ材(4)を製造する。
また、これとは別個に金属材料を以て内周縁に逃げ溝
(5)を周設した枠状のバツクル芯体(6)を製造する。
次いで、前記クルミ材(4)の内径孔(4)′を介してオモテ
材(1)を反転させて当該クルミ材(4)をオモテ材(1)の表
側面およびウラ材(2)の表側面が外側となる状態とする
と共にこれ等オモテ材(1)、ウラ材(2)の間に前記バツク
ル芯体(6)を挾入して前記糸条(3)による縫合縁部(7)を
逃げ溝(5)内に臨入した状態およびオモテ材(1)の外周縁
部(8)とウラ材(2)の外周縁部(9)をバツクル芯体(6)の外
周縁の外側で重合した状態とし、この重合状態において
オモテ材(1)の外周縁部(8)とウラ材(2)の外周縁部(9)を
糸条(10)で縫合してクルミ材(4)をバツクル芯体(6)に被
着し、仍つて完成品を得るようにしたものである。
尚、第6図に示す実施例はバツクル芯体(6)を貼り合せ
の手段で構成したものである。
また、図において符号(15)(15)′で示す仮止め用感圧接
着材は、これでオモテ材(1)の外周縁部(8)とウラ材(2)
の外周縁部(9)を予め抑えておいてから糸条(10)による
縫合を行うためのものである。
本発明は糸条(10)に縫合されたオモテ材(1)の外周縁部
(8)およびウラ材(2)の外周縁部(9)において糸条(10)よ
り外側の個所が割れた状態とならないように接着剤で貼
合する手段、また当該両外周縁部(8)(9)の縁面(コバ
面)を切り揃える手段、止杆を取付ける手段を適宜に施
すことがある。
〔作用〕および〔発明の効果〕 本発明は前記のような構成であるので、前記従来の技術
において述べたコーナー部分(11)の縫い継ぎ工程を失く
することができ、所期の、製造の作業性がよく、コーナ
ーに縫い継ぎの跡が残らない製品の製造が可能な新規の
バツクルの製造方法を提供するという目的を完全に達成
する優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はクルミ材にバツクル芯体を重ね置く状態を示す
斜視図、第2図および第3図はオモテ材を反転する状態
を示す断面図、第4図は完成品を示す斜視図、第5図は
第4図A−A線に沿う断面図、第6図は別の完成品を示
す断面図、第7図は従来法で得た完成品を示す一部切截
斜視図である。 (1)……オモテ材、(2)……ウラ材、(3)……糸条、(4)…
…クルミ材、(4)′……内径孔、(5)……逃げ溝、(6)…
…バツクル芯体、(7)……縫合縁部、(8)(9)……外周縁
部、(10)……糸条、(11)……コーナー部分、(12)……ク
ルミ材、(13)……バツクル芯体、(14)……糸条、(15)(1
5)′……感圧接着材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮革、布、合成樹脂地等柔軟シートを枠状
    に裁断してオモテ材(1)を、同様にしてウラ材(2)を夫々
    構成し、これ等オモテ材(1)、ウラ材(2)を裏側面が外側
    となる状態に重合し、この重合状態においてこれ等オモ
    テ材(1)、ウラ材(2)の内周縁を糸条(3)で縫合するクル
    ミ材(4)の製造工程と、 金属、硬質プラスチツク等硬質材料を以て内周縁に逃げ
    溝(5)を周設した枠状のバツクル芯体(6)の製造工程と、 前記クルミ材(4)の内径孔(4)′を介してオモテ材(1)ま
    たはウラ材(2)を反転させて当該クルミ材(4)をオモテ材
    (1)の表側面およびウラ材(2)の表側面が外側となる状態
    とすると共にこれ等オモテ材(1)、ウラ材(2)の間に前記
    バツクル芯本(6)を挾入して前記糸条(3)による縫合縁部
    (7)を逃げ溝(5)内に臨入した状態およびオモテ材(1)の
    外周縁部(8)とウラ材(2)の外周縁部(9)をバツクル芯体
    (6)の外周縁の外側で重合した状態とし、この重合状態
    においてオモテ材(1)の外周縁部(8)とウラ材(2)の外周
    縁部(9)を糸条(10)で縫合するクルミ材(4)の被着工程
    と、をなすことを特徴とするバツクルの製造方法。
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JPH0713209U (ja) * 1993-08-06 1995-03-07 イーグル美装株式会社 バックル

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