JP3416757B2 - 防音壁 - Google Patents

防音壁

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JP3416757B2
JP3416757B2 JP12952994A JP12952994A JP3416757B2 JP 3416757 B2 JP3416757 B2 JP 3416757B2 JP 12952994 A JP12952994 A JP 12952994A JP 12952994 A JP12952994 A JP 12952994A JP 3416757 B2 JP3416757 B2 JP 3416757B2
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誠一 福田
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Tokyu Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道や高速道路などに
沿って設置する防音壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の防音壁aの平面図を示す。
防音壁aは、所定間隔で立設したH鋼からなる支柱b
と、板状のパネルcと、ボルトおよびナットからなるパ
ネル取付部材dとにより構成し、支柱b、b間にパネル
cを嵌め込み、支柱bの一方のフランジ部eにパネル取
付部材dを貫通させパネルc端部を他方のフランジ部e
へ押し付けて、パネルcを固定を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の防音
壁aにあっては、次のような問題点がある。
【0004】<イ> 振動の激しい場所に設置すると、
パネル取付部材eが緩み易い。その対策としてパネル取
付部材dを強く締め付けると、パネルcが破損する恐れ
がある。
【0005】<ロ> パネル取付部材eが支柱bの外側
に突出する。この為、防音壁a沿いを通行する作業員な
どがそのパネル取付部材dに引っ掛かる恐れがあり、安
全性が損なわれる。
【0006】<ハ> 防音壁aを構成する支柱b、パネ
ル取付部材dはそれぞれ別体からなるパーツである。こ
の為、それらパーツの点数が多いと、搬入作業や組付け
作業に手間がかかり、作業効率の低下の一因となる。特
に防音壁aの構築を夜間に行う場合など、作業効率の低
下が顕著となる。
【0007】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、耐振性、安
全性に優れ、構築作業を効率良く行える防音壁を提供す
ることにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】即ち本発明は、所定間
隔で支柱を立設しその支柱間にパネルを装着して形成さ
れる防音壁において、前記支柱にはほぼ平行な二つフラ
ンジをウェブで連結したH鋼を用い、ほぼ直交する摺動
面および押圧面を有する断面L形の押圧板と押圧面の裏
側に固定した伸長部材とからなるパネル取付具を備え、
該摺動面をウェブに当接すると共に、ウェブに沿って移
動自在に係止し、前記押圧面と一方のフランジとの間に
パネルを配置して前記伸長部材を伸長することにより、
パネル端部をパネル取付具とフランジとの間に圧接して
固定することを特徴とする防音壁である。
【0009】また本発明は、前記した防音壁において、
パネルを圧接する面に予め緩衝材を付設したことを特徴
とする防音壁である。
【0010】更に本発明は、前記した防音壁において、
前記支柱に外装版取付具を備え、外装版取付具に外装版
を取り付けたことを特徴とする防音壁である。
【0011】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例1
について説明する。
【0012】<イ>全体の構成 図1に防音壁10を示す。防音壁10は、支柱20とパ
ネル30と外装版40とにより構成される。以下、各部
について詳述する。
【0013】<ロ>支柱 支柱20は、図1の様に、ほぼ平行なフランジ21、2
2をウェブ23で連結した断面H形の柱部材であって、
その上方が湾曲している。この支柱20は防音壁10構
築予定の方向に向けて所定間隔で立設されており、支柱
20、20間にはパネル30が装着されている。図1の
様に、フランジ21外面には支柱20の長手方向に沿っ
て複数の外装版取付具26が溶接等により固定されてい
る。外装版取付具26は、支柱20に外装版40を固定
する為の部材であって、例えば断面コ字形の板片からな
り、一方の端片がフランジ21外面へ溶接等により固定
され、他方の端片に貫通孔261が開設されその内面側
にナット262が溶接等により固定されている。またフ
ランジ21内面には緩衝材211が付設され、パネル3
0を弾着できるようになっている。この緩衝材211
は、弾力性を有する板状の部材であって、例えばゴム板
などが採用できる。尚、図2中の27はベースプレート
であり、28はフランジ22と該ベースプレート27間
を支持するリブである。
【0014】<ハ>パネル取付具 図1および図2に示す様に、フランジ21、22間の両
側にはそれぞれパネル取付具25が取り付けられてい
る。パネル取付具25は、互いに直交する摺動面251
と押圧面252を有する押圧板253と、伸長部材25
4とにより構成される。押圧板253は、例えば断面L
形を呈する板片であって、互いに直交する外側面に摺動
面251と押圧面252を形成し、摺動面251がウェ
ブ23に係止部材258でフランジ21、22の方向へ
の摺動を許容した状態で係止されている。 また押圧面
252には緩衝材257が付設され、その裏面に伸長部
材254の一部となるナット255が溶接等により固定
されている。この緩衝材257は、前記緩衝材211と
同部材で形成すればよい。前記係止部材258は、ボル
トおよびナット、ピン材などが採用できる。尚、前記押
圧板253は、互いに直交する摺動面251と押圧面2
52を有する形状であれば、断面L形の板片に限定され
るものではない。
【0015】伸長部材254は、伸長自在であって、そ
の伸長により前記押圧板253をフランジ21側へ移動
させる部材であり、例えば前記ナット255とそのナッ
ト255内に螺着されるボルト256とにより構成され
る。この伸長部材254は、前記ナット255およびボ
ルト256以外の伸長自在な部材で構成してもよい。
【0016】このパネル取付具25は、押圧面252と
フランジ21との間にパネル30を配置し、ボルト25
6を螺回しナット255から延出させることにより、押
圧板253をフランジ21側へ移動させ、押圧板253
とフランジ21とでパネル30を挟圧して固定する構造
となっている。
【0017】<ハ>パネル 図1に示す様に、支柱20、20間にはパネル30が装
着されている。パネル30は、防音壁10の表裏を遮蔽
する板部材であって、防音効果を高める為に比較的重量
のある素材で形成され、例えばコンクリート板などが採
用できる。図3の様に、パネル30頂面には長手方向に
沿って凸部31が形成され、その上端には緩衝材32が
付設されると共に、パネル30の底面には長手方向に沿
って凹部33が形成されている。このパネル30は水平
方向に複数分割されて装着されており、その最下部のパ
ネル30の凹部33には底面から延出する大きさの緩衝
材34が挿入されている。 尚、パネル30の凸部31
および凹部33はその他互いに嵌合する形状としてもよ
いし、形成しない場合もある。
【0018】<ニ>外装版 外装版40は、防音壁10の美観性が高めるために取り
付けられる部材である。 図1に示す様に、外装版40
の所定位置に開口部を設け、支柱20の外装版取付具2
6へボルトにより取り付けられている。
【0019】
【作用】次に防音壁10の構築方法について説明する。
【0020】<イ>支柱の立設 支柱20を立設するために、防音壁10構築予定位置に
沿って基礎60を構築しておく。図1および図3におい
て、基礎60は壁体を呈するものであるが、その他公知
の構造物でも当然よい。そして、パネル30の幅寸法を
考慮して所定間隔で基礎60上に支柱20を立設してい
く。支柱20はロックボルトなどによりボルト止めする
だけで容易に立設作業が行える。
【0021】<ロ>パネルの装着 図1の如く立設した支柱20、20間に下方から順次パ
ネル30を配置し、図2に示す様にパネル取付具25の
ボルト256を螺回し押圧板253をフランジ21の方
向へ移動させ、押圧板253とフランジ21間にパネル
30を挟圧し装着していく。その際、パネル30は緩衝
材257および211により弾着されるから、パネル3
0装着後、周囲の振動によりボルト256が緩むことは
ない。またこのパネル30装着作業は、パネル30を配
置しボルト256を回すだけの作業であるから短時間で
行うことが可能である。更に、パネル30装着のための
パネル取付具25は支柱20に取り付けてあるので、別
途に部材を必要とせず、部材の欠品などの心配がなく構
築資材の管理が容易である。
【0022】<ハ>外装版の取付 パネル30を装着し終えたら、図1の様に外装版40を
支柱20に覆って、外装版40を貫通させてボルトを外
装版取付具26へ取り付ける。その際、図2に示す様
に、外装版取付具26の内面にはナット262が溶接等
により予め固定されているので、外装版取付具26の取
付作業はボルト止めするだけで容易に行える。外装版4
0を取り付けて防音壁10の構築を完了する。
【0023】
【実施例2】前記外装版40を取り付けない場合もあ
る。その際、支柱20に外装版取付具26を付設する必
要がない。
【0024】
【実施例3】前記実施例1または2の支柱20は上方の
湾曲していない直線状を呈するものであっても当然よ
い。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0026】<イ> 支柱に予めパネル取付具および緩
衝材が取り付けられているから、防音壁の構築のため部
品点数が少なくて済む。この為、部品の搬入が容易であ
ると共に、部材の欠品などの心配がなく構築資材の管理
が容易である。
【0027】<ロ> 防音壁の構築作業は、支柱に予め
パネル取付具および緩衝材が取り付けたことにより、支
柱にパネル取付具および緩衝材を組み付ける作業が省
け、立設した支柱間にパネルを嵌め込みボルト締めする
だけで行える。この為、防音壁の構築作業が効率良く迅
速に行える。従って、線路または高速道路沿いなど構築
作業時間が夜間などに制限される場合、非常に有効であ
る。
【0028】<ハ> 緩衝材を各部材間に取り付けたこ
とにより、車両の通行など周囲の振動で各部材間を締結
するボルトが緩むことがない。
【0029】<ニ> パネル取付具が支柱のフランジ内
に完全に収容されるので、支柱の側面に突起物が存在し
ない。従って、通行人が支柱の突起物に引っ掛かること
がなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 防音壁の斜視図
【図2】 図1のII−IIにおける断面図
【図3】 図1の III−III における断面図
【図4】 従来技術の説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−118404(JP,A) 特開 平6−17407(JP,A) 実開 昭52−71209(JP,U) 実開 平2−112712(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 8/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で支柱を立設し、その支柱間に
    パネルを装着して形成される防音壁において、前記支柱にはほぼ平行な二つフランジをウェブで連結し
    たH鋼を用い、 該ウェブに沿って移動自在に係止され、ウェブと平行な
    向きに押圧可能な パネル取付具を備え、 該パネル取付具と一方のフランジ間にパネルを配置し、
    パネル取付具を該フランジ側へ押圧することにより、パ
    ネル端部をパネル取付具とフランジとの間に圧接して固
    定することを特徴とする、 防音壁。
  2. 【請求項2】 所定間隔で支柱を立設し、その支柱間に
    パネルを装着して形成される防音壁において、 前記支柱にはほぼ平行な二つフランジをウェブで連結し
    たH鋼を用い、互いに直交する摺動面および押圧面を有する押圧板と、
    押圧面の裏側に固定した伸長部材とからなる パネル取付
    具を備え、該摺動面をウェブに当接すると共に、ウェブに沿って移
    動自在に係止し、前記押圧面 と一方のフランジとの間に
    パネルを配置して前記伸長部材を伸長することにより、
    パネル端部をパネル取付具とフランジとの間に圧接して
    固定することを特徴とする、 防音壁。
  3. 【請求項3】 請求項に記載した防音壁において、前
    記押圧板を断面L形の板片で形成したことを特徴とす
    る、防音壁。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載した
    音壁において、パネルを圧接する部材の圧接面に予め緩
    衝材を付設したことを特徴とする、防音壁。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載した防
    音壁において、前記支柱に外装版取付具を備え、該外装
    版取付具に外装版を取り付けたことを特徴とする、防音
    壁。
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