JP3404559B2 - 孔を有する固形ブロック成形用中子 - Google Patents

孔を有する固形ブロック成形用中子

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JP3404559B2
JP3404559B2 JP13432694A JP13432694A JP3404559B2 JP 3404559 B2 JP3404559 B2 JP 3404559B2 JP 13432694 A JP13432694 A JP 13432694A JP 13432694 A JP13432694 A JP 13432694A JP 3404559 B2 JP3404559 B2 JP 3404559B2
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邦彦 綾部
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邦彦 綾部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔を有するコンクリー
トブロックの当該孔の成形を効率的に行うための中子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、孔を有するコンクリートブロ
ックを良好な作業性、高い生産性の下に製造することを
目的とした金型の提案はある。第1例として、たとえば
側溝用蓋の製作に適した成形用金型が実公平1−406
48号公報により提案されている。この成型用金型は、
流し込んだコンクリートが硬化後、金型を抜き取るに際
して中子の軸方向が若干傾いても型抜きの抵抗が常に小
さく、円滑に抜取り作業が実施でき、中子によるコンク
リートブロックの開口周縁の欠損の発生のおそれをなく
すことを目的としている。しかしながら、この中子の縦
断面は台形であり、得られる貫通孔の断面形状も台形で
ある。したがって、流し込んだコンクリートが硬化後、
金型を抜き取る方向は中子と硬化したコンクリートの貫
通孔との隙間が拡大される方向である。製作するコンク
リートブロックが側溝用の蓋である場合は、貫通孔も排
水と共に流れ込んだ小石が流下し易いことから、下方が
拡大していることが望ましく問題にならないが、貫通孔
の断面形状が全体にわたって同じ大きさで同じ形状のと
きは、流し込んだコンクリートが硬化後、金型を抜き取
るに際して中子の軸方向が若干傾いても型抜きの抵抗が
大きくなり、円滑な抜取り作業が実施できず、中子によ
るコンクリートブロックの開口周縁の欠損は避けられな
い。また、この金型の場合、金型の製造に要する型自体
のコストが割高なため、量産する場合の経費の低減化が
難しい。
【0003】また、第二例として、特公平1−4412
8号公報により提案されているコンクリート製品の孔成
形用抜き型は、錐体状の形状であり、中子の縦断面の幅
を上下同じにできない欠点があることと、またウレタン
ゴム部材に形成した中子をアルコール類等の液に長時間
浸入させるため、時間的制約を伴うという欠点があるこ
とが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上述べた
現行の孔を有するコンクリートブロック成形用中子の欠
点を改善し、耐久力と抜け易さを両立させ、成形される
孔が軸方向に上下同じ大きさになることを目的とした小
型中子を提供し、高い生産性の下に効率よく、経済的
に、製造可能とすることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の孔を有する固形ブロック形成用中子は四角
柱形の弾性材よりなる本体の、4側面の内の対向する2
側面に、硬質材よりなる平板を強固に固着したことを特
徴とする。また、四角柱形の弾性材よりなる本体の中心
部軸方向に貫通して硬質芯材を設け、4側面の内の対向
する2側面に、硬質材よりなる平板を強固に固着したこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】孔の型となる硬質板状材と弾性体を併用するこ
とにより、型抜きの際に弾性体が変形し、容易に離型が
行われる。
【0007】
【実施例】以下、図を基に説明する。図1、図2は本発
明の中子を示す斜視図である。順に詳しく説明する。
【0008】図1は全体がほぼ弾性体Aで形成された中
子の両側に硬質の合成樹脂製の板からなる形状材Bを固
着した例である。図2はさらに弾性体Aの中心に硬質芯
材を設けた例を示している。
【0009】次に上記の構成よりなる中子を用いた場合
の作用について説明する。まず、図1に示す中子につい
て述べると、型の抜き取りに際し、抜き取る方向にその
応力に耐える部材が必要であり、中子の深さ方向に応力
を持つ部材として硬質板状材Bを用いることにより問題
に備えることができる。さらに、図2においては、中心
部に軸方向に貫通して硬質芯材Cを設けることにより更
にその効果を増すことができる。以上のようにして構成
された中子は適量の打設コンクリートの圧力に対して応
力を備え、歪み変形することなく抜き取り作業に備えた
充実安定した中子を形成することができる。なお、この
場合の弾性体は発泡倍率によって収縮、復元し当該圧力
に変形しない程度の、例えば発泡ゴムやポリエチレンフ
ォーム等の発泡部材を使用する。型抜き時ショックを中
子に与えた時、内側方向に硬質板状材がわずかに移動
し、硬化したコンクリートとの間に、より良好に隙間を
作り、離型が行われる。また、離型に際しては、中子頭
部を押す場合、2側面の硬質板状材に押す力が加わり、
硬質板状材が弾性体の方向により移動し易い押し出し具
を使用するとより効果的である、なお、弾性体の露出部
に樹脂等の薄い膜をコーティングしてコンクリートの付
着を防ぐ対策を用いると、弾性体の耐久性、離型性の効
果を増すことができる。
【0010】次に、多孔を有するコンクリート平板用型
について説明すると、前記説明で構成された中子を多数
設けた、例えば弾性ゴムシートの基盤は図3に示すよう
に筒状に二重のシートを構成し、内部に例えばコンパネ
材の平板を着脱可能に取り付け、このようにセットされ
たものを一区画の型とする。次に、量産するに当たり、
図4に示すように縦方向に型をたくさん重ねて多重と
し、外枠で固定し型を組み立てた後、上部から液状コン
クリートを打設する。離型に際しては、基盤二重シート
内の硬質板を外した後、例えば木片等の硬質部材で中子
を押して離型すればよい。
【0011】上記した様に、弾性材である四角柱形の発
泡弾性体が本体となり対向する2側面の硬質板状材や中
子中心部の硬質芯材は補助材として中子が構成される。
また、図1、図2の構成よりなる中子を使用することに
より、成形される孔が軸方向に上下同じ大きさになる小
型孔の成形が容易となり、よって製造に関するコストの
低減が実現するものである。
【0012】本発明において、弾性体とは、中子を使用
した時、打設した液状コンクリート圧力では変形せず、
該圧力を除くと原型に復元する弾性を有するものを指
し、具体的には天然ゴム、合成ゴムの発泡ゴム又はポリ
エチレンフォームやウレタンフォーム等の合成樹脂の発
泡材を言い、同様の性質を有する部材であれば同様に使
用出来るものであり、何ら以上あげた部材に制限される
ものではない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は上記した
手段を使用するので、打設液状コンクリートが硬化する
までの間に、貫通孔の部分及び貫通孔間を含む全体にわ
たって中子の変形がなく、孔を有する固形ブロックを精
度よく製造でき、打設液状コンクリートが硬化後、中子
の抜き取りに際し孔と抜き取る中子の軸心方向が一致し
なくても発泡弾性体の収縮性と中子対向側面2面に設け
た硬質板状材と中子中心部の硬質芯材の離型力分散防止
効果により、コンクリートブロックに設けた孔と中子の
間には過大な接触抵抗の発生、壁及び開口周縁の損傷を
伴うことなく、的確かつ円滑に型抜きが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中子の構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明の中子の構成例を示す斜視図である。
【図3】多重式の多孔を有するコンクリート平板用型の
例を示す斜視図である。
【図4】多重式の多孔を有する型枠の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
A.発泡弾性体 B.硬質板状材 C.硬質芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 7/00 - 7/44 B28B 21/00 - 21/98

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角柱形の弾性材よりなる本体の、4側面
    の内の対向する2側面に、硬質材よりなる平板を強固に
    固着したことを特徴とする、孔を有する固形ブロック成
    形用中子。
  2. 【請求項2】四角柱形の弾性材よりなる本体の中心部軸
    方向に貫通して硬質芯材を設け、4側面の内の対向する
    2側面に、硬質材よりなる平板を強固に固着したことを
    特徴とする孔を有する固形ブロック成形用中子。
JP13432694A 1993-06-17 1994-06-16 孔を有する固形ブロック成形用中子 Expired - Lifetime JP3404559B2 (ja)

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JP17213793 1993-06-17
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