JPH1162069A - コンクリート化粧壁面の構築方法 - Google Patents

コンクリート化粧壁面の構築方法

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JPH1162069A
JPH1162069A JP9213197A JP21319797A JPH1162069A JP H1162069 A JPH1162069 A JP H1162069A JP 9213197 A JP9213197 A JP 9213197A JP 21319797 A JP21319797 A JP 21319797A JP H1162069 A JPH1162069 A JP H1162069A
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JP
Japan
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decorative
concrete
decorative piece
decoration
form plate
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Application number
JP9213197A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Marui
浩 丸井
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Chichibu Onoda Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱型後の化粧片の脱落がほとんどなく、しか
も化粧片を仮保持した型枠板の扱いが容易であり、従来
の化粧片使用のものに比べ多様なデザインに容易に対応
することができ、経済性に富むコンクリート化粧壁面の
構築方法の提供。 【解決手段】 合成樹脂発泡体からなり、成形型面に多
数の化粧片嵌合用凹部2を有する化粧面成形用型枠板1
を使用し、その各化粧片嵌合用凹部2にそれぞれ不燃性
の無機質材料からなる化粧片3をその裏面側を成形型面
側に露出させて嵌合させた状態で型枠組する。化粧片3
は、裏面にアンカー部4を一体に突出させたものを使用
し、コンクリート13の打設によってアンカー部4をコ
ンクリート内に埋め込ませる。そしてコンクリート13
の固化後、その表面に化粧片3を残して化粧面成形用型
枠板1を取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製の薄板等の
化粧片を表面に固着させたコンクリート化粧壁面の構築
方法に関する
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート建造物の外壁面の化
粧にタイル等の化粧片が使用されている。この種の化粧
片の張り付けは、古くからコンクリート壁の構築後に、
タイル職人による手作業によって行われていたが、近年
において省力化の要請から、予めコンクリート壁成形用
の型枠板の表面に化粧片を仮保持させておき、コンクリ
ートの打設によって化粧片を壁面に固着させ、該化粧片
をコンクリート壁の表面に残して型枠板を取り外しすこ
とにより、脱型と同時に化粧片の張り付けが完了するよ
うにし、然る後、必要に応じて目地仕上げ等の作業を行
う工法が開発されている(例えば特公昭62−2458
9号公報)。
【0003】また、この種の工法において使用する型枠
板は、発泡スチロール等の合成樹脂発泡材を使用し、該
型枠板の成形型面に化粧片を嵌合保持する凹部を形成し
ておき、その凹部内に化粧片を圧入することにより仮保
持させ、かつ化粧片の裏面すなわちコンクリートとの固
着側の面を、型枠板の成形型面より突出させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の化粧
片を型枠板に仮保持させておく工法においては、脱型の
際の化粧片の剥離が問題であって、これをなくすために
薄い化粧片を用いることができず、かつ脱型を容易にす
るためには、型枠板に対する化粧片の仮保持力をあまり
強くすることができなかった。その結果、型枠板に化粧
片を保持させた状態での輸送や、現場での型枠組み立
て、更にはコンクリートの打設及び締め固め等の作業時
にも、化粧片が型枠板から脱落する率が大きかった。
【0005】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
脱型後の化粧片の脱落がほとんどなく、しかも化粧片を
仮保持した型枠板の扱いが容易であり、従来の化粧片使
用のものに比べ多様なデザインに容易に対応することが
でき、更に経済性に富むコンクリート化粧壁面の構築方
法の提供を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
合成樹脂発泡体からなり、成形型面に多数の化粧片嵌合
用凹部を有する化粧面成形用型枠板を使用し、該型枠板
の各化粧片嵌合用凹部にそれぞれ不燃性の無機質材料か
らなる化粧片をその裏面側を成形型面側に露出させて嵌
合させた状態で型枠組みし、コンクリートの打設固化
後、該コンクリートの表面に前記化粧片を残して化粧面
成形用型枠板を取り外すようにしてなるコンクリート化
粧壁面の構築方法において、裏面にアンカー部を一体に
突出させた化粧片を前記化粧片嵌合用凹部に嵌合させ、
前記コンクリートの打設によって該アンカー部をコンク
リート内に埋め込ませることにある。
【0007】なお、化粧片の裏面のアンカー部が化粧片
嵌合用凹部から突出しないように、化粧片嵌合用凹部の
深さ、化粧片の厚さ及びアンカー部の突出高さをそれぞ
れ選定してすること及び化粧片が金属板であることが好
ましい。
【0008】
【作用】本発明の工法は、化粧片の裏面のアンカー部が
コンクリート内に埋め込まれるため、脱型に際し、コン
クリート面から剥離せず、このため型枠に対する化粧片
の仮保持力を強くでき、型枠の輸送やハンドリング時、
更にはコンクリート打設、締め固め時における化粧片の
脱落がなくなり、脱型後のコンクリート面における脱落
を完全になくすることが容易になし得る。
【0009】また、化粧片裏面にアンカー部を突設して
いることによって、コンクリートに対する固着が完全に
なり、アンカーを型枠の成形型面より突設させない状態
でも充分に脱落を防止でき、このため、型枠の積み上げ
等の作業に特別な注意が不要になり、ハンドリングが容
易となる。更に、アンカー部により化粧片を保持させる
ので、化粧片の厚さを薄くしたり、化粧片の大きさを大
きくすることが可能となる。
【0010】また、化粧片を金属製とすることにより、
多様な形状、色彩の化粧片が容易に得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。
【0012】図において1は本発明に使用する発泡スチ
ロール製の化粧面成形用型枠板である。この型枠板1に
はその成形型面に一定間隔を隔てて多数の化粧片嵌合用
凹部2、2…が形成されている。この凹部2は、開口部
が奥部に比べて狭くなるように周囲の立上り面2a、2
a…を内側に傾斜させている。
【0013】各凹面部2内には化粧片3がそれぞれ挿入
されている。化粧片3は、アルミニウム、銅、鉄等の金
属材料によって成形された厚さが1〜数ミリメートル程
度の板材からなり、その表面(化粧面)側を凹部2の奥
側に向けて挿入し、立上り面2aの傾斜によって抜け止
めされた状態で凹部2内に仮止めされるようになってい
る。
【0014】また、化粧片3には裏面にアンカー部4が
一体に突設されており、このアンカー部4の先端が凹部
2より型枠板1の型面側に突設しない高さとなってい
る。
【0015】アンカー部4は、図5に示すように傘付き
の棒状材4aを溶接したものや、図6に示すように化粧
片3の裏面中央に複数金属線材4b、4bを溶接したも
の、更には、図7に示すように押し出し成形によって幅
方向に連続した突起部4cを化粧片3と一体成形したも
の等が使用できる。アンカーの数は限定されないが、複
数個あることが望ましい。
【0016】コンクリート化粧壁面の構築に際しては、
予め型枠板1の凹部2内に所望のデザインの化粧片3を
圧入して嵌め込んでおき、これを図1に示すように内型
枠板10に対向させ、必要なセパレータ11やバタ材及
びパイプ材等の補強材12を使用して組み立て、両型枠
板1、10間に壁体用コンクリート13を打設する。こ
れによって、壁体コンクリート13内に各化粧片3のア
ンカー部4が埋め込まれた状態となって固化される。
【0017】このように各化粧片3は、裏面に対するコ
ンクリートとの付着のみならずアンカー部4によって壁
体コンクリート13と強固に結合された状態となるた
め、壁体コンクリート13の固化後、型枠板1の脱型に
際し、化粧片3がコンクリート壁表面に残され、型枠板
1のみが除去される。
【0018】尚、上述した化粧面成形用型枠板は、発泡
スチロールの他、発泡ポリプロピレン等ポリオレフィレ
系樹脂発泡体が使用できる。
【0019】
【発明の効果】上述したように、本発明のコンクリート
化粧壁面の構築方法においては、合成樹脂発泡体からな
る化粧面成形用型枠板の凹部に予め仮保持させる化粧片
として、裏面にアンカー部を一体に突設させたものを用
いることにより、化粧片は裏面の壁体コンクリートに対
する付着のみならず、アンカー部が壁体コンクリート内
に埋められて結合されるため、化粧片を薄くしても脱型
時における化粧片の脱落を完全に防止することができ
る。
【0020】また、化粧片とコンクリートとの結合が脱
型時の強い剥離力に耐えることができるため、型枠板に
対する化粧片の仮止め力を大きなものとすることがで
き、従って、型枠板の運搬やコンクリート打設及びその
締め固め作業等によっても型枠板に対する化粧片の脱落
を完全になくすことができる。
【0021】更に、化粧片裏面のアンカー部を型枠板の
凹部から突設しない高さとすることにより、化粧片を仮
止めした後の型枠板の扱いが容易になり、運搬や保管時
の積み上げ作業が容易となる。
【0022】更にまた、化粧片にアンカー部を設けるこ
とにより、化粧片の素材に金属材料が使用できることと
なり、従来のタイルに比べ製造が容易で安価となり、し
かも着色や形状の選択が広くなり、デザイン性に富んだ
化粧壁面を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の型枠板組立状態を示す断面図であ
る。
【図2】同上の脱型後の化粧壁面を示す拡大断面図であ
る。
【図3】本発明方法に使用する化粧壁面構築用型枠板の
一例の部分拡大断面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】本発明方法に使用する化粧片の一例の斜視図で
ある。
【図6】本発明方法に使用する化粧片の他の例の斜視図
である。
【図7】本発明方法に使用する化粧片の更に他の例の斜
視図である。
【符号の説明】
1 化粧面成形用型枠板 2 化粧片嵌合用凹部 2a 立上り面 3 化粧片 4 アンカー部 4a 棒状材 4b 複数金属線材 4c 突起部 10 内型枠板 11 セパレータ 12 補強材 13 壁体用コンクリート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂発泡体からなり、成形型面に多
    数の化粧片嵌合用凹部を有する化粧面成形用型枠板を使
    用し、該型枠板の各化粧片嵌合用凹部にそれぞれ不燃性
    の無機質材料からなる化粧片をその裏面側を成形型面側
    に露出させて嵌合させた状態で型枠組みし、コンクリー
    トの打設固化後、該コンクリートの表面に前記化粧片を
    残して化粧面成形用型枠板を取り外すようにしてなるコ
    ンクリート化粧壁面の構築方法において、 裏面にアンカー部を一体に突出させた化粧片を前記化粧
    片嵌合用凹部に嵌合させ、前記コンクリートの打設によ
    って該アンカー部をコンクリート内に埋め込ませること
    を特徴としてなるコンクリート化粧壁面の構築方法。
  2. 【請求項2】 化粧片の裏面のアンカー部が化粧片嵌合
    用凹部から突出しないように、化粧片嵌合用凹部の深
    さ、化粧片の厚さ及びアンカー部の突出高さをそれぞれ
    選定してなる請求項1に記載のコンクリート化粧壁面の
    構築方法。
  3. 【請求項3】 化粧片が金属板である請求項1もしくは
    2に記載のコンクリート化粧壁面の構築方法。
JP9213197A 1997-08-07 1997-08-07 コンクリート化粧壁面の構築方法 Pending JPH1162069A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040024716A (ko) * 2002-09-16 2004-03-22 배석동 콘크리트 구조물의 장식패널
KR100730089B1 (ko) 2005-03-05 2007-06-20 이상원 콘크리트 외벽체 무늬형 복합소재 외장패널 판재
KR101161142B1 (ko) 2010-08-11 2012-06-29 주식회사 월드와이즈월 결속공을 갖는 마감패널이 일체화 시공되게 한 콘크리트 외벽 시공방법

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KR20040024716A (ko) * 2002-09-16 2004-03-22 배석동 콘크리트 구조물의 장식패널
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KR101161142B1 (ko) 2010-08-11 2012-06-29 주식회사 월드와이즈월 결속공을 갖는 마감패널이 일체화 시공되게 한 콘크리트 외벽 시공방법

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