JP5789176B2 - 建築土木用発泡樹脂ブロック - Google Patents

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本発明は、玄関内たたき又は玄関外ポーチの埋土、軟弱地盤の盛土、その他の建築土木工事に用いられる建築土木用発泡樹脂ブロックに関する。
従来、特許文献1に記載の如く、軟弱地盤の盛土工法に用いる発泡樹脂ブロックとして、直方体状の発泡樹脂のブロックからなり、ブロックの天面から底面に貫通する多数の貫通孔がブロックの全域に渡って配列形成されてなるものがある。
この発泡樹脂ブロックを用いる工法は、軟弱地盤の上に敷砂を敷き、その上に発泡樹脂ブロックを置き、更にその上にコンクリート板、路盤、舗装道路等の表層を設けるとともに、側面を被覆土で覆うものである。
特開平8-144285
特許文献1に記載の発泡樹脂ブロックは、ブロックに設ける貫通孔を四角形孔、六角形孔、円形孔とし、四角形孔を縦横の並列状に配列形成したり、六角形孔をハニカム状に配設形成したり、円形孔を千鳥状に配列形成している。
ところで、特許文献1に記載の如くの発泡樹脂ブロックは、軽量化とコスト低減のために使用材料を削減するとともに、使用上必要な受圧強度を確保する必要があり、このことは同一の外形寸法下で、ブロックの底面における貫通孔を除いた部分の表面積(受圧面積)を一定値に設定する必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載の発泡樹脂ブロックにおける貫通孔の上述の配列では、発泡樹脂ブロックの底面の表面積が、該発泡樹脂ブロックの使用材料を一定程度削減することになる一定の大きめの値に設定されるとき、相隣る貫通孔と貫通孔の間の肉厚が例えば30mmより小さくなる。これは、金型への材料の充填性を損ない、均質な発泡樹脂ブロックの成形品を得ることを困難にする。
本発明の課題は、発泡樹脂ブロックにおいて、軽量化とコスト低減のために使用材料を削減するとともに、使用上必要な受圧強度を確保しながら、金型への材料の充填性を向上し、均質な成形品を得ることにある。
請求項1に係る発明は、直方体状の発泡樹脂のブロックからなり、ブロックの少なくとも一面に開口する多数の空洞がブロックの全域に渡って配列形成されてなる建築土木用発泡樹脂ブロックであって、相隣る各列の双方に、2つの円をつなぎ合せた長孔の中央にくびれ部を設けた瓢箪形空洞を有し、相隣る一方の列の瓢箪形空洞と他方の列の瓢箪形空洞とが、それらの長手方向を互いに平行配置、かつ互いに千鳥配置されてなり、相隣る一方の列の瓢箪形空洞の1つの膨らみ部と、他方の列の瓢箪形空洞のくびれ部とが近接配置されてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、相隣る一方の列に複数の瓢箪形空洞が連続配置され、他方の列に瓢箪形空洞と円形空洞とが交互に配置されてなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項に係る発明において更に、相隣る一方の列に複数の瓢箪形空洞が連続配置され、他方の列にも複数の瓢箪形空洞が連続配置されてなるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに係る発明において更に、前記各空洞がブロックの底面にだけ開口するようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項に係る発明において更に、前記各空洞がブロックの底面にだけ開口する一端開口他端閉塞状をなすようにしたものである。
(請求項1)
(a)発泡樹脂ブロックに配列形成される各空洞の形状と配列の設定により、発泡樹脂ブロックは軽量化とコスト低減のために使用材料を削減するとともに、使用上必要な受圧強度を確保するに足る、一定の表面積(ブロックの一面における空洞を除いた部分の受圧面積)を設定される。
ここで、発泡樹脂ブロックは、相隣る各列の双方に、楕円状長孔の中央にくびれ部を設けた瓢箪形空洞を有し、相隣る一方の列の瓢箪形空洞と他方の列の瓢箪形空洞とが互いに千鳥配置(ジグザグ配置)される。即ち、瓢箪形空洞と瓢箪形空洞とが互いに千鳥配置されることにより、相隣る空洞と空洞の間に一定長さ(例えば30mm)以上の肉厚を容易に確保できる。これにより、金型への材料の充填性を確保し、均質な発泡樹脂ブロックの成形品を得ることができる。
(b)上述(a)の瓢箪形空洞と瓢箪形空洞との千鳥配置により、相隣る一方の列の瓢箪形空洞の1つの膨らみ部と、他方の列の瓢箪形空洞のくびれ部とが近接配置される。これにより、相隣る空洞と空洞の間に一定長さ(例えば30mm)以上の肉厚を容易に確保できる。
(請求項
(c)上述(a)、(b)の瓢箪形空洞と瓢箪形空洞との千鳥配置において、相隣る一方の列に複数の瓢箪形空洞が連続配置され、他方の列に瓢箪形空洞と円形空洞とが交互に配置される。これにより、相隣る空洞と空洞の間に一定長さ(例えば30mm)以上の肉厚を容易に確保できる。
(請求項
(d)上述(a)、(b)の瓢箪形空洞と瓢箪形空洞の千鳥配置において、相隣る一方の列に複数の瓢箪形空洞が連続配置され、他方の列にも複数の瓢箪形空洞が連続配置される。これにより、相隣る空洞と空洞の間に一定長さ(例えば30mm)以上の肉厚を容易に確保できる。
(請求項
(e)発泡樹脂ブロックにおいて、前記各空洞がブロックの底面にだけ開口する。但し、空洞はブロックの天面や側面に開口することもできる。
(請求項
(f)発泡樹脂ブロックにおいて、前記各空洞がブロックの底面にだけ開口する一端開口他端閉塞状をなす。これにより、発泡樹脂ブロックの天部が孔のない板状になり、発泡樹脂ブロックの天面を板材で覆わなくても該天面に空洞が開口せず、発泡樹脂ブロックの天面の上に設けられるコンクリート等の被覆材が空洞に侵入することを回避できる。また、発泡樹脂ブロックの剛性強度を向上できる。
図1は実施例1の発泡樹脂ブロックの底面を上から視た斜視図である。 図2は発泡樹脂ブロックを示す底面図である。 図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。 図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図5は図2のV−V線に沿う断面図である。 図6は実施例2の発泡樹脂ブロックを示す底面図である。 図7は比較例1の発泡樹脂ブロックを示す底面図である。 図8は発泡樹脂ブロックの使用状態を示す断面図である。
(実施例1)(図1〜図5、図8)
図1〜図5に示した建築土木用発泡樹脂ブロック10は、素材の合成樹脂として例えばポリスチレン樹脂を用い、ポリスチレンフォームビーズを予め加熱して予備(1次)発泡させ、これを熟成させた後に金型の中に充填し、蒸気により2次発泡と同時に粒子同士を融着させ、直方体状の成形品としたものである。
発泡樹脂ブロック10は、その底面に開口する多数の空洞11、12が該ブロック10の全域に渡って配列形成される。各空洞11、12は、発泡樹脂ブロック10の底面にだけ開口し、天面には開口しない、一端開口他端閉塞状をなす。但し、本発明にあっては、各空洞を発泡樹脂ブロック10の底面と天面の双方に開口する貫通状とするものでも良い。
発泡樹脂ブロック10に形成される各空洞11、12の縦断面形状は、図3〜図5に示す如く、該ブロック10の底面に開口する開口端が径大になるテーパ状とされ、発泡成形時の型抜きを容易にする。但し、各空洞11、12の縦断面形状は上下同径のストレート状でも良い。
このとき、発泡樹脂ブロック10は、第1の方向(図2における左右方向)に沿ってそれぞれ延在される各列を、第1の方向に直交する第2の方向(図2における上下方向)に一定間隔を介して多列配置し、相隣る各列のそれぞれに、楕円状長孔の両端側に膨らみ部11A、11Aを設け、中央にくびれ部11Bを設けた瓢箪形空洞11を有する。そして、相隣る一方の列の瓢箪形空洞11と、他方の列の瓢箪形空洞11とが互いに千鳥配置(各瓢箪形空洞11の長孔の長手方向を第1の方向に設定して互いに平行にし、かつ各瓢箪形空洞11の長孔の長手方向の中心位置11Cを互いに第1の方向に沿ってずらした配置)される。
具体的には、発泡樹脂ブロック10は、相隣る一方の列に複数(本実施例では3個)の瓢箪形空洞11が連続配置され、他方の列に瓢箪形空洞11と円形空洞12(本実施例では2個の瓢箪形空洞11と1個の円形空洞12)が交互に配置される。そして、発泡樹脂ブロック10は、この2つの列を第2の方向において交互に繰り返して多列配置している。
発泡樹脂ブロック10では、相隣る一方の列の瓢箪形空洞11の1つの膨らみ部11Aと、他方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bとが近接配置される。即ち、一方の列の瓢箪形空洞11の1つの膨らみ部11Aの第1の方向に沿う位置と、他方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bの第1の方向に沿う位置とが、第1の方向における同一位置に配置される(第2の方向の同一直線上に配置される)。
また、発泡樹脂ブロック10では、相隣る一方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bと、他方の列の円形空洞12とが近接配置される。即ち、一方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bの第1の方向に沿う位置と、他方の列の円形空洞12の中心位置12Cとが、第1の方向における同一位置に配置される。
しかるに、発泡樹脂ブロック10にあっては、軽量化とコスト低減のために使用材料を削減するとともに、使用上必要な受圧強度を確保するため、該ブロック10の底面における各空洞11、12の開口部を除いた部分の表面積(受圧面積)を一定値Aに設定している。実施例1の発泡樹脂ブロック10では、図2に示した第1の方向に沿う長さ450mm、第2の方向に沿う長さ900mmの外形寸法下で、各空洞11、12を図示の如くに配列形成し、該ブロック10の底面に上述の表面積A=2660cm2を確保している。
そしてこのとき、発泡樹脂ブロック10は、一方の列の瓢箪形空洞11の1つの膨らみ部11Aと他方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bとの間の肉厚は30mmとされ、一方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bと他方の列の円形空洞12との間の肉厚は30mmとされる。即ち、発泡樹脂ブロック10は配列形成した各空洞11、12まわりの肉厚を30mm以上に設定される。
発泡樹脂ブロック10を用いて玄関内たたきの埋土構造物を構築するときには、図8に示す如く、地盤1上に敷砂2を敷き、その上にコンクリート基礎3を打設する。そして、基礎3の内部に発泡樹脂ブロック10を設置するととともに、該ブロック10の上にコンクリート土間4を打設し、基礎3及び土間4の上面をモルタル5等で覆う。これにより、発泡樹脂ブロック10の部分が土砂又はコンクリート等で埋土されるものに比して、地盤1に作用する荷重を軽量化し、地盤1の沈下を防止する。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)発泡樹脂ブロック10に配列形成される各空洞11、12の形状と配列の設定により、発泡樹脂ブロック10は軽量化とコスト低減のために使用材料を削減するとともに、使用上必要な受圧強度を確保するに足る、一定の表面積(ブロック10の底面における空洞11、12を除いた部分の受圧面積)を設定される。
ここで、発泡樹脂ブロック10は、相隣る各列の双方に、楕円状長孔の中央にくびれ部11Bを設けた瓢箪形空洞11を有し、相隣る一方の列の瓢箪形空洞11と他方の列の瓢箪形空洞11とが互いに千鳥配置される。即ち、瓢箪形空洞11と瓢箪形空洞11とが互いに千鳥配置されることにより、相隣る空洞11と空洞11の間に一定長さ(例えば30mm)以上の肉厚を容易に確保できる。これにより、金型への材料の充填性を確保し、均質な発泡樹脂ブロック10の成形品を得ることができる。
(b)上述(a)の瓢箪形空洞11と瓢箪形空洞11との千鳥配置により、相隣る一方の列の瓢箪形空洞11の1つの膨らみ部11Aと、他方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bとが近接配置される。これにより、相隣る空洞11と空洞11の間に一定長さ(例えば30mm)以上の肉厚を容易に確保できる。
(c)上述(a)、(b)の瓢箪形空洞11と瓢箪形空洞11との千鳥配置において、相隣る一方の列に複数の瓢箪形空洞11が連続配置され、他方の列に瓢箪形空洞11と円形空洞12とが交互に配置される。これにより、相隣る空洞11と空洞11又は12の間に一定長さ(例えば30mm)以上の肉厚を容易に確保できる。
(d)発泡樹脂ブロック10に配列形成した各空洞11、12まわりの肉厚を30mm以上に設定することにより、安定確実に、金型への材料の充填性を確保し、均質な発泡樹脂ブロック10の成形品を得ることができる。
(e)発泡樹脂ブロック10において、前記各空洞11、12がブロック10の底面にだけ開口する一端開口他端閉塞状をなす。これにより、発泡樹脂ブロック10の天部が孔のない板状になり、発泡樹脂ブロック10の天面を板材で覆わなくても該天面に空洞11、12が開口せず、発泡樹脂ブロック10の天面の上に設けられるコンクリート等の被覆材が空洞11、12に侵入することを回避できる。また、発泡樹脂ブロック10の剛性強度を向上できる。
尚、発泡樹脂ブロック10にあっては、丸味をもつ各空洞11、12を有し、各空洞11、12が角部をもたないから、各空洞11、12を成形する金型の欠け、成形品の離型時の金型の損耗を軽減でき、金型の耐久性を向上できる。
(実施例2)(図6)
図6に示した実施例2の発泡樹脂ブロック10は、実施例1におけると同様に、相隣る各列の双方に瓢箪形空洞11を有し、相隣る一方の列の瓢箪形空洞11の1つの膨らみ部11Aと他方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bとが近接配置される。
実施例2の発泡樹脂ブロック10が、実施例1におけると異なる点は、相隣る一方の列に複数(本実施例では2個)の瓢箪形空洞11が連続配置され、他方の列にも複数(本実施例では2個)の瓢箪形空洞11が連続配置される。本実施例では、一方の列に2個の連続配置される瓢箪形空洞11とともに1個の円形空洞12が配置され、他方の列にも2個の連続配置される瓢箪形空洞11とともに1個の円形空洞12が配置される。
実施例2の発泡樹脂ブロック10では、相隣る一方の列の瓢箪形空洞11の1つの膨らみ部11Aと、他方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bとが近接配置される。即ち、一方の列の瓢箪形空洞11の1つの膨らみ部11Aの第1の方向に沿う位置と、他方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bの第1の方向に沿う位置とが、第1の方向における同一位置に配置される。
しかるに、実施例2の発泡樹脂ブロック10にあっても、軽量化とコスト低減のために使用材料を削減するとともに、使用上必要な受圧強度を確保するため、該ブロック10の底面における各空洞11、12の開口部を除いた部分の表面積(受圧面積)を一定値Aに設定している。実施例2の発泡樹脂ブロック10では、図6に示した第1の方向に沿う長さ450mm、第2の方向に沿う長さ900mmの外形寸法下で、各空洞11、12を図示の如くに配列形成し、該ブロック10の底面に上述の表面積A=2660cm2を確保している。
そしてこのとき、発泡樹脂ブロック10は、一方の列の瓢箪形空洞11の1つの膨らみ部11Aと他方の列の瓢箪形空洞11のくびれ部11Bとの間の肉厚は30mmとされる。即ち、発泡樹脂ブロック10は配列形成した各空洞11、12まわりの肉厚を30mm以上に設定される。
本実施例によれば、実施例1の前述(a)、(b)の瓢箪形空洞11と瓢箪形空洞11の千鳥配置において、相隣る一方の列に複数の瓢箪形空洞11が連続配置され、他方の列にも複数の瓢箪形空洞11が連続配置される。これにより、相隣る空洞11と空洞11の間に一定長さ(例えば30mm)以上の肉厚を容易に確保できる。
(比較例1)(図7)
図7に示した比較例1が実施例1、2と異なる点は、相隣る各列の一方にだけ瓢箪形空洞11を有するものにしたことにある。即ち、相隣る一方の列に複数(本比較例では3個)の瓢箪形空洞11が連続配置され、他方の列に複数(本比較例では5個)の円形空洞12が連続配置される。
比較例1に係る発泡樹脂ブロック10の底面の表面積Aを、実施例1、2におけると同様の2660cm2を確保したとき、各空洞11、12まわりに30mm以上の肉厚を確保できないことを認めた。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明は、直方体状の発泡樹脂のブロックからなり、ブロックの少なくとも一面に開口する多数の空洞がブロックの全域に渡って配列形成されてなる建築土木用発泡樹脂ブロックであって、相隣る各列の双方に、2つの円をつなぎ合せた長孔の中央にくびれ部を設けた瓢箪形空洞を有し、相隣る一方の列の瓢箪形空洞と他方の列の瓢箪形空洞とが、それらの長手方向を互いに平行配置、かつ互いに千鳥配置されてなり、相隣る一方の列の瓢箪形空洞の1つの膨らみ部と、他方の列の瓢箪形空洞のくびれ部とが近接配置されてなるものにした。これにより、発泡樹脂ブロックにおいて、軽量化とコスト低減のために使用材料を削減するとともに、使用上必要な受圧強度を確保しながら、金型への材料の充填性を向上し、均質な成形品を得ることができる。
10 発泡樹脂ブロック
11 瓢箪形空洞
11A 膨らみ部
11B くびれ部
12 円形空洞

Claims (5)

  1. 直方体状の発泡樹脂のブロックからなり、ブロックの少なくとも一面に開口する多数の空洞がブロックの全域に渡って配列形成されてなる建築土木用発泡樹脂ブロックであって、
    相隣る各列の双方に、2つの円をつなぎ合せた長孔の中央にくびれ部を設けた瓢箪形空洞を有し、
    相隣る一方の列の瓢箪形空洞と他方の列の瓢箪形空洞とが、それらの長手方向を互いに平行配置、かつ互いに千鳥配置されてなり、
    相隣る一方の列の瓢箪形空洞の1つの膨らみ部と、他方の列の瓢箪形空洞のくびれ部とが近接配置されてなる建築土木用発泡樹脂ブロック。
  2. 相隣る一方の列に複数の瓢箪形空洞が連続配置され、他方の列に瓢箪形空洞と円形空洞とが交互に配置されてなる請求項に記載の建築土木用発泡樹脂ブロック。
  3. 相隣る一方の列に複数の瓢箪形空洞が連続配置され、他方の列にも複数の瓢箪形空洞が連続配置されてなる請求項に記載の建築土木用発泡樹脂ブロック。
  4. 前記各空洞がブロックの底面にだけ開口する請求項1〜のいずれかに記載の建築土木用発泡樹脂ブロック。
  5. 前記各空洞がブロックの底面にだけ開口する一端開口他端閉塞状をなす請求項に記載の建築土木用発泡樹脂ブロック。
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