JP3404183B2 - エレベータの乗り場ドア用緩衝装置 - Google Patents

エレベータの乗り場ドア用緩衝装置

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JP3404183B2
JP3404183B2 JP16990895A JP16990895A JP3404183B2 JP 3404183 B2 JP3404183 B2 JP 3404183B2 JP 16990895 A JP16990895 A JP 16990895A JP 16990895 A JP16990895 A JP 16990895A JP 3404183 B2 JP3404183 B2 JP 3404183B2
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邦夫 渡部
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Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの乗
り場ドアの開閉時の衝撃を吸収する、いわゆる戸当たり
ゴム等の緩衝体を備えた緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の緩衝装置の一例としての戸
当たりゴムの取付け状況を示すエレベータの乗り場ドア
の周辺の斜視図、図9はその平面断面図、図10は従来
の戸当たりゴム2の一例を示す斜視図である。
【0003】図8に示すように、従来より、エレベータ
の乗り場ドア4の開閉時の衝撃を吸収するため、エレベ
ータ乗り場の開口部に設けられた三方枠1等の枠体の側
面には、乗り場ドア4の閉成時に、その枠体への衝突を
緩衝する戸当たりゴム2等の緩衝装置が設けられてい
る。尚、図中、符号3は乗り場の位置(階数)を表示す
る乗り場位置表示器である。
【0004】図9及び図10に詳細に示す従来例では、
戸当たりゴム2は全体をゴムにより形成され、三方枠1
側面に穿設された取付穴1aに乗り場側から嵌合されて
弾力的に固定保持されている。すなわち、戸当たりゴム
2は三方枠1側面の取付穴1aに圧入され、自身の弾力
により三方枠1側面に固定される。
【0005】図11は緩衝装置の他の従来例を示す斜視
図である。この従来例の戸当たりゴム2Aは、乗り場ド
ア4と接触する頭部2aがゴムにより形成され、この頭
部2aに金属製のネジ部2bの一端が埋め込まれてい
る。この従来例では、ネジ部2bを、三方枠1側面に穿
設された取付穴1aに乗り場側から挿通し、取付穴1a
より大きなサイズのナット5を三方枠1の裏側からネジ
部2bに螺合することにより、戸当たりゴム2Aの頭部
2aとナットとで三方枠1側面を挟み付けることによ
り、戸当たりゴム2Aは三方枠1側面に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10の従来例では、
乗り場側からだけの作業で取り付けを行える利点がある
が、戸当たりゴム2は自身の弾性力だけで三方枠1の取
付穴1aに固定されているので、エレベータ利用者が荷
物運搬時等に台車等を戸当たりゴム2にぶっつけたりす
ると、戸当たりゴム2が外れたり、あるいは浮き上がっ
てエレーベータ乗り場のドア4が完全に閉まらなくなる
等の不具合が発生するという問題点があった。
【0007】また、図11の従来例では、戸当たりゴム
2Aの頭部2aとナット5とにより三方枠1を挟み付け
て固定しているため、上述した図10の従来例のような
不具合は発生しないものの、三方枠1の裏側に回って取
付作業を行わなければならず作業が面倒で能率が悪いば
かりでなく、三方枠1の裏面がモルタル等で埋められて
いる場合には使用できないという問題点があった。
【0008】そこで、この発明は上記従来の問題点を解
消しようとするもので、乗り場側からの作業だけで簡単
且つ確実に取付けることができ、通常の使用状態におい
て衝撃を受けても外れたり浮き上がったりすることのな
いエレベータの乗り場ドア用緩衝装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータの乗り場ドア用緩衝装置は、エレベータの
乗り場ドアの開閉時の衝撃を吸収する緩衝手段と、前記
緩衝手段に螺合され、乗り場の開口部に設けられた枠体
に穿設された取付穴からその裏側へ挿入させうる取付手
段と、該取付手段が前記取付穴よりその裏側に挿入され
た状態で前記緩衝手段が回転されたとき、該緩衝手段と
前記取付手段との相対回転を抑止する相対回転抑止手段
とから構成され、前記緩衝手段は、前記取付穴よりも大
きなサイズを有し、弾性材よりなる頭部と、一端を前記
頭部に結合され、外周に雄ネジを刻設したネジ部とを有
し、前記緩衝手段の頭部と前記取付手段との間において
前記ネジ部に取付けられ、前記取付手段が前記取付穴よ
り前記枠体の裏側に挿入された状態で前記緩衝手段を回
転させることにより前記取付手段を締め付ける際に、前
記ネジ部の前記取付穴内での移動を抑制するスペーサを
備える。
【0010】
【0011】この発明の請求項2に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、前記相対回転抑止手段は、前
記取付手段に設けられ、前記枠体の係合部に係合しうる
係合部材により構成され、前記枠体の係合部は該枠体の
前記取付穴の近傍に設けられた係合溝により構成され、
前記係合部材は、前記係合溝と係合しうる係合突起によ
り構成される。
【0012】
【0013】この発明の請求項3に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、前記取付手段は、前記枠体に
形成された前記取付穴よりも大きなサイズを有するが該
取付穴よりその裏側へ挿入し得る係合金具により構成さ
れる。
【0014】
【0015】この発明の請求項4に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、前記スペーサは前記枠体の前
記取付穴よりも僅かに小径に形成される。
【0016】この発明の請求項5に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、前記スペーサは前記ネジ部に
遊嵌され、且つ前記相対回転抑止手段と係合しうる係合
部を備える。
【0017】
【作用】この発明の請求項1によるエレベータの乗り場
ドア用緩衝装置では、緩衝手段に螺合された取付手段を
枠体の取付穴からその裏側に挿入し、相対回転抑止手段
により取付手段の緩衝手段に対する相対回転を抑止しつ
つ緩衝手段を回転させることにより、枠体を挟持した状
態で該緩衝手段を取付手段へ締め付けることができ、こ
れにより簡単且つ確実に緩衝手段を枠体に固定すること
ができる。また、緩衝手段の頭部を回転させることによ
り、該頭部に結合されたネジ部も一体的に回転駆動さ
れ、そこに螺合された取付手段に対して頭部をネジ作用
により強力に締め付けることができる。従って、頭部に
比較的大きな衝撃力が加わったとしても、これに十分に
耐えることができ、枠体から外れたり浮き上がったりす
ることはない。 さらに、緩衝手段を回転させて取付手段
に締め付ける際に、それらの間に取り付けられたスペー
サが枠体の取付穴の内周面に当接することにより、緩衝
手段の上下左右方向の大きな移動を抑制する。
【0018】この発明の請求項2によるエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、取付手段の係合部材が枠体の
係合部に係合することにより、取付手段の回動が抑止さ
れる。また、係合突起が枠体の取付穴近傍に設けられた
係合溝と係合することにより、取付手段の回動が抑止さ
れる。
【0019】
【0020】この発明の請求項3によるエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、取付金具を傾けて取付穴より
枠体の裏側へ挿入した後、緩衝手段を手前に引っ張るこ
とにより取付金具を枠体の裏面に当接させ、緩衝手段を
回転させることにより取付金具と緩衝手段との間に枠体
を挟持して、緩衝手段を枠体に固定することができる。
【0021】
【0022】この発明の請求項4によるエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、スペーサの大きさは取付穴よ
りも僅かに小径に形成されるので、緩衝手段の上下左右
方向の移動を一層効果的に抑制することができる。
【0023】この発明の請求項5によるエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、スペーサの係合部と相対回転
抑止手段との係合により、スペーサの取付穴内での回動
が抑制される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照してこの発明
の実施の形態について説明する。図1はこの発明による
緩衝装置の取付け状況を示すエレベータ乗り場の三方枠
の斜視図、図2はその横断面図、図3乃至図5は本発明
の緩衝装置を三方枠へ取付けるためのスペーサ、取付金
具及び三方枠側面の取付穴をそれぞれ示す正面図、図6
は本発明の緩衝装置の取付け作業中の状態を示す縦断面
図、図7はその緩衝装置の取付け状態を示す縦断面図で
ある。
【0025】図1及び図2に示すように、本発明の緩衝
手段としての戸当たりゴム12は、ゴム等の弾性材より
なる大径の頭部12aと一端をその頭部12aに結合さ
れ、外周面に雄ネジを刻設されたネジ部12bとを有す
る。
【0026】また、戸当たりゴム12のネジ部12bに
は、スペーサ16が遊嵌されるとともに、取付手段とし
ての取付金具17が螺合されうるようになっている。
【0027】エレベータの乗り場開口部に設けられる枠
体としての三方枠11には、戸当たりゴム12のネジ部
12bを挿通させるための略円形の取付穴11aが穿設
されており、この取付穴11aは、図5に示すように、
ネジ部12bに遊嵌されるスペーサ16を収容できるよ
うに、該スペーサ16の外径よりも大きく形成され、且
つ取付穴11aの周縁部には、そこから半径方向外側に
延びる、取付金具17の回り止め用の係合部としての切
り欠き11bが形成されている。
【0028】図3に詳細に示すように、スペーサ16
は、中心部に、戸当たりゴム12のネジ部12bを挿通
させるため該ネジ部12bの外径よりもやや大径に形成
された挿通孔16aを有し、全体として環状に形成さ
れ、且つその外周径は、図2及び図7から明らかなよう
に、取付穴11aの内周径よりも若干小さく形成されて
おり、戸当たりゴム12を三方枠11に取り付ける際
に、該戸当たりゴム12を回転させたときそれが上下左
右に大きく移動するのを抑制するように作用する。
【0029】さらに、環状のスペーサ16の一部は半径
方向に切り欠かれて回り止め用の係合溝16bが形成さ
れており、また、スペーサ16は三方枠11の戸当たり
ゴム12を取付ける側壁部の厚さと略同じ厚さを有して
いる。
【0030】取付金具17は、図4から明らかなよう
に、長手方向の長さが三方枠11の取付穴11aの直径
よりも大きく、横幅が取付穴11aの直径よりも小さな
矩形の板材から構成され、該取付金具17の取付穴11
aへの挿入を容易にするため、四隅を落として略八角形
に形成されている。
【0031】また、取付金具17の略長手方向の中心線
上で中心位置から偏倚した位置に、戸当たりゴム12の
ネジ部12と螺合しうるネジ孔17aが形成されてい
る。
【0032】さらに、取付金具17の長手方向中心線上
で中心位置に対してネジ孔17aと反対側には、長手方
向端部に近接して係合部材としての小ネジ18が螺着さ
れており、スペーサ16及び取付金具17を戸当たりゴ
ム12のネジ部12に装着した状態で戸当たりゴム1
2を三方枠11に取り付ける際に、取付金具17の小ネ
ジ18の先端がスペーサ16の半径方向の係合溝16b
及び三方枠11の取付穴11a外周の切り欠き11bに
それぞれ部分的に係合して、戸当たりゴム12が回転さ
れたときに、取付金具17及びスペーサ16が共回りす
るのを防止するように働く。
【0033】次に、この実施の形態の作用について主と
して図6及び図7を参照して説明する。先ず、戸当たり
ゴム12のネジ部12bにスペーサ16を嵌合してか
ら、予め小ネジ18を取付けた取付金具17を螺合す
る。この状態で、図6に示すように、戸当たりゴム12
のネジ部12bを少し傾けて、三方枠11の表側すなわ
ち乗り場側から、取付金具17の小ネジ18を取付けた
側の端部側を先ず取付穴11a内に挿入して、取付金具
17を三方枠11の裏側に配置させる。
【0034】それから取付金具17及びスペーサ16を
ネジ部12b上で適宜相対的に回動させて取付金具17
の小ネジ18を、取付穴11a外周部の切り欠き11b
に係合させる。
【0035】この状態で、戸当たりゴム12を下方に押
し付けつつ手前に引きながら少しずつ回転させると、取
付金具17の小ネジ18が切り欠き11bにしっかり係
合されてその回動が抑止されているので、頭部12aは
取付金具17に対して相対的に近接して行き、最後に三
方枠11の側壁部が頭部12aと取付金具17との間に
挟まれて締め付けられ、しっかり固定される。この際、
スペーサ16の係合溝16bも取付金具17の小ネジ1
8と係合して回動を阻止されると同時に、戸当たりゴム
12の回転、締め付け時に、スペーサ16の外周縁の一
部が三方枠11の取付穴11aの内周縁と当接して戸当
たりゴム12の上下左右方向への大きな移動を抑制す
る。図7はこのようにして戸当たりゴム12を三方枠1
1に緊密に固定した状態を示している。
【0036】尚、上記実施の形態では、取付金具17に
設けた係合部材を小ネジ18により構成したが、係合部
材は、三方枠11の切り欠き11bと係合しうるように
取付金具17に設けた突起により構成してもよい。ま
た、必要に応じて、係合用の切り欠きや溝を取付金具1
7に形成し、それに係合しうる突起を三方枠11側に設
けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、次のよ
うな独特の作用効果が得られるものである。
【0038】この発明の請求項1に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置によれば、エレベータの乗り場ドア
の開閉時の衝撃を吸収する緩衝手段と、前記緩衝手段に
螺合され、乗り場の開口部に設けられた枠体に穿設され
た取付穴からその裏側へ挿入させうる取付手段と、該取
付手段が前記取付穴よりその裏側に挿入された状態で前
記緩衝手段が回転されたとき、該緩衝手段と前記取付手
段との相対回転を抑止する相対回転抑止手段とを備える
ので、従来では、乗り場三方枠等の枠体の裏側がモルタ
ル等で埋められてるものに対しては、前述したようなゴ
ムのみにより一体成型された戸当たりゴムを用いるしか
なかったが、本発明による緩衝装置を用いることによ
り、緩衝手段と取付手段とのネジ係合によりそれらの間
に枠体を挟み付けて機械的な力により強固に固定するこ
とが可能になり、従って、通常の使用状況において緩衝
手段に衝撃が加えられたとしても、該緩衝手段が外れた
り、浮き上がったりするようなことはなく、このような
ことに起因してエレベータの乗り場のドアが完全に閉ま
らなくなる等の不具合を解消することができるものであ
る。また、緩衝手段の取付作業は乗り場側だけから行う
ことができるので、取付作業を効率的に簡単に行うこと
ができる。また、前記緩衝手段は、前記取付穴よりも大
きなサイズを有し、弾性材よりなる頭部と、一端を前記
頭部に結合され、外周に雄ネジを刻設したネジ部とを有
するので、緩衝手段の頭部を回転させることにより、該
頭部に結合されたネジ部も一体的に回転駆動され、そこ
に螺合された取付手段に対して頭部をネジ作用により強
力に締め付けることができ、従って、頭部に比較的大き
な衝撃力が加わったとしても、緩衝手段はこれに十分に
耐えることができ、枠体から外れたり浮き上がったりす
ることを防止できる。 さらに、前記緩衝手段の頭部と前
記取付手段との間において前記ネジ部に取付けられ、前
記取付手段が前記取付穴より前記枠体の裏側に挿入され
た状態で前記緩衝手段を回転させることにより前記取付
手段を締め付ける際に、前記ネジ部の前記取付穴内での
移動を抑制するスペーサをさらに備えるので、緩衝手段
を回転させて取付手段に締め付ける際に、それらの間に
取り付けられたスペーサが枠体の取付穴の内周面に当接
することにより、緩衝手段の上下左右方向の大きな移動
を抑制することができ、従って、緩衝手段の取付作業を
効率よく円滑に行うことができる。
【0039】
【0040】この発明の請求項2に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、前記相対回転抑止手段は、前
記取付手段に設けられ、前記枠体の係合部に係合しうる
係合部材により構成されるので、取付手段の係合部材と
枠体の係合部との係合により取付手段を枠体に係合させ
て取付手段の回転を確実に阻止することができる。
た、前記枠体の係合部は該枠体の前記取付穴の近傍に設
けられた係合溝により構成され、前記係合部材は、前記
係合溝と係合しうる係合突起により構成されるので、係
合突起を枠体の係合溝と係合させることにより、極めて
簡単な構成を採用して取付手段の回動を阻止することが
できる。
【0041】
【0042】この発明の請求項3に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、前記取付手段は、前記枠体に
形成された前記取付穴よりも大きなサイズを有するが該
取付穴よりその裏側へ挿入し得る取付金具により構成さ
れるので、取付金具を傾けて乗り場側から取付穴へ挿入
して枠体の裏側に配置させた後、緩衝手段を手前に引っ
張ることにより取付金具を枠体の裏面に当接させ、緩衝
手段を回転させることにより取付金具と緩衝手段との間
に枠体を挟持した状態で、緩衝手段を枠体に確実に固定
することができる。
【0043】
【0044】この発明の請求項4に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、スペーサの大きさは取付穴よ
りも僅かに小径に形成されるので、緩衝手段の上下左右
方向の移動を一層効果的に抑制することができ、従っ
て、緩衝手段の取付作業を一層効率よく円滑に行うこと
ができる。
【0045】この発明の請求項5に係るエレベータの乗
り場ドア用緩衝装置では、前記スペーサは前記ネジ部に
遊嵌され、且つ前記相対回転抑止手段と係合しうる係合
部を備えるので、スペーサの係合部と相対回転抑止手段
との係合により、スペーサの取付穴内での回動が抑制さ
れ、取付作業を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による緩衝装置の取
付状態を示す斜視図である。
【図2】 この発明の一実施の形態による緩衝装置の乗
り場三方枠への取付状態を示す横断面図である。
【図3】 この発明による緩衝装置のスペーサの正面図
である。
【図4】 この発明による緩衝装置の取付金具の正面図
である。
【図5】 この発明による緩衝装置の三方枠に形成した
取付穴の形状を示す部分正面図である。
【図6】 この発明による緩衝装置の三方枠への取付中
の状態を示す縦断面図である。
【図7】 この発明による緩衝装置の三方枠への取付後
の状態を示す縦断面図である。
【図8】 従来の緩衝装置の取り付け状態を示す斜視図
である。
【図9】 従来の緩衝装置の一例の取付状態を示す横断
面図である。
【図10】 図9の従来の緩衝装置を拡大して示した斜
視図である。
【図11】 従来の緩衝装置の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 枠体としての乗り場三方枠、11a 取付穴、1
1b 枠体の係合部としての切り欠き、12 緩衝手段
としての戸当たりゴム、12a 頭部、12bネジ部、
16 スペーサ、16b スペーサの係合部として係合
溝、17 取付手段としての取付金具、18 係合部材
としての小ネジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−127591(JP,A) 特開 平7−133818(JP,A) 特開 平6−221316(JP,A) 実開 平6−18588(JP,U) 特公 昭61−29408(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 13/00 - 13/30 E05F 5/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗り場ドアの開閉時の衝撃
    を吸収する緩衝手段と、 前記緩衝手段に螺合され、乗り場の開口部に設けられた
    枠体に穿設された取付穴からその裏側へ挿入させうる取
    付手段と、 該取付手段が前記取付穴よりその裏側に挿入された状態
    で前記緩衝手段が回転されたとき、該緩衝手段と前記取
    付手段との相対回転を抑止する相対回転抑止手段とを備
    前記緩衝手段は、前記取付穴よりも大きなサイズを有
    し、弾性材よりなる頭部と、一端を前記頭部に結合さ
    れ、外周に雄ネジを刻設したネジ部とを有し、 前記緩衝手段の頭部と前記取付手段との間において前記
    ネジ部に取付けられ、前記取付手段が前記取付穴より前
    記枠体の裏側に挿入された状態で前記緩衝手段を回転さ
    せることにより前記取付手段を締め付ける際に、前記ネ
    ジ部の前記取付穴内での移動を抑制するスペーサを備え
    ることを特徴とするエレベータの乗り場ドア用緩衝装
    置。
  2. 【請求項2】 前記相対回転抑止手段は、前記取付手段
    に設けられ、前記枠体の係合部に係合しうる係合部材に
    より構成され、 前記枠体の係合部は該枠体の前記取付穴の近傍に設けら
    れた係合溝により構成され、前記係合部材は、前記係合
    溝と係合しうる係合突起により構成される ことを特徴と
    する請求項1記載のエレベータの乗り場ドア用緩衝装
    置。
  3. 【請求項3】 前記取付手段は、前記枠体に形成された
    前記取付穴よりも大きなサイズを有するが該取付穴より
    その裏側へ挿入し得る取付金具により構成されることを
    特徴とする請求項1記載のエレベータの乗り場ドア用緩
    衝装置。
  4. 【請求項4】 前記スペーサは前記枠体の前記取付穴よ
    りも僅かに小径に形成されることを特徴とする請求項1
    記載のエレベータの乗り場ドア用緩衝装置。
  5. 【請求項5】 前記スペーサは前記ネジ部に遊嵌され、
    且つ前記相対回転抑止手段と係合しうる係合部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの乗り場ド
    ア用緩衝装置。
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