JP3409521B2 - エレベーターの戸の緩衝装置 - Google Patents

エレベーターの戸の緩衝装置

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JP3409521B2
JP3409521B2 JP19691195A JP19691195A JP3409521B2 JP 3409521 B2 JP3409521 B2 JP 3409521B2 JP 19691195 A JP19691195 A JP 19691195A JP 19691195 A JP19691195 A JP 19691195A JP 3409521 B2 JP3409521 B2 JP 3409521B2
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健二 野村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
戸が閉じる際の音の発生を防止する緩衝装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】エレベーターのドア枠には、戸が閉じる
際に衝突音が発生しないように、戸当りゴムが緩衝用と
して取り付けられている。図17及び図18は、例えば
特開昭61−127591号公報に示された従来のエレ
ベーターの戸の緩衝装置を示す図で、図17は片引き戸
の正面図、図18は図17の要部横断面図である。
【0003】図において、1はドア枠、2はドア枠1に
固定された戸当りゴム、3は戸当りゴム2の主体部を構
成し、貫通穴3aを有するゴム体、4はテーパナット、
5はねじ、6はエレベーターの出入口を開閉する片引き
戸である。従来のエレベーターの戸の緩衝装置は上記の
ように構成され、ゴム体3の貫通穴3aにねじ5を挿入
し、その貫通端にテーパナット4をねじ込んでおく。
【0004】このように組み立てた戸当りゴム2をドア
枠1に嵌入し、ねじ5を締めて行く。これにより、ゴム
体3の後端(ドア枠1に嵌入された部分)が、テーパナ
ット4に押されて膨張して変形し、脱出不能に固定され
る。そして、ドア枠1は建築固定部材として、裏側から
コンクリートで固められている。これで、片引き戸6が
閉じる際、片引き戸6の戸当り面はゴム体3の先端と衝
突し、緩衝されて音の発生を防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエレベーターの戸の緩衝装置では、戸当りゴム
2はドア枠1に固定されているため、片引き戸6の開閉
時に自転車、運搬車等の接触により戸当りゴム2が破損
した場合、据付現場で戸当りゴム2を交換することは困
難であり、特に乗場戸の場合には、階床が多いと手間が
増え、作業時間が長くなる。また、片引き戸6の戸当り
面に自転車、運搬車等が接触した場合、傷がつきやすい
ため、片引き戸6の戸当り面を保護する必要があるなど
の問題点がある。
【0006】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、戸当りゴムを容易に組立・交換できると
ともに、片引き戸の戸当り面の損傷を防止できるように
したエレベーターの戸の緩衝装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
るエレベーターの戸の緩衝装置は、片引き戸の戸当り面
に戸当りゴムを配置し、この戸当りゴムの側面に上下方
向に沿って側溝を設け、この側溝内に当て板を固定し、
戸当りゴムの片引き戸対向面に裏溝を設け、戸当りゴム
と片引き戸の戸当り面との間にL字状の屈曲部を有する
挟み板を介在させ、戸当りゴムの裏溝と挟み板の屈曲部
とを係合させ当て板を介して戸当りゴムを片引き戸に締
結したものである。
【0008】た、第発明に係るエレベーターの戸の
緩衝装置は、片引き戸の戸当り面に戸当りゴムを配置
し、この戸当りゴムの側面に上下方向に沿って側溝を設
け、こ の側溝内に当て板を固定し、この当て板を介して
戸当りゴムを引き戸に締結するとともに、側溝の開口部
に、この開口部を塞ぐ方向に突出したリブを設けたもの
である
【0009】た、第発明に係るエレベーターの戸の
緩衝装置は、第1又は第2発明のものにおいて、当て板
の片引き戸との固定にねじを用い、片引き戸の戸当り面
に上記ねじに対応するだるま形状の締結穴を設けたもの
である
【0010】た、第発明に係るエレベーターの戸の
緩衝装置は、引き戸の戸当り面に戸当りゴムを配置し、
平板とこの平板の面に植立されたねじからなる当て板を
設け、この当て板を戸当りゴムに埋設し上記ねじを戸当
りゴムの片引き戸側に突出させて片引き戸に締結したも
のである。
【0011】また、第発明に係るエレベーターの戸の
緩衝装置は、L字状に形成されこのL字の一辺が片引き
戸の裏面に締結され他辺が片引き戸の戸当り面側に延在
し、かつこの他辺に穴を有する押え具を設け、戸当りゴ
ムの側面に押え具の他辺が挿入される側溝を形成し、こ
の側溝内に押え具の他辺の内面と対面して埋設された平
板とこの平板の面に突設され押え具の他辺の穴に嵌入さ
れる突起からなる当て板を設けたものである。
【0012】また、第発明に係るエレベーターの戸の
緩衝装置は、戸当りゴムの側面に上下方向に沿って側溝
を設け、一辺が片引き戸の裏面に固定され他辺が屈曲さ
れて片引き戸の戸当り面側に延在して戸当りゴムの側溝
に挿入されるとともに、下端部にひれ部が屈曲形成され
た押え具を設けたものである。
【0013】また、第発明に係るエレベーターの戸の
緩衝装置は、戸当りゴムに埋設固定されその一辺が戸当
りゴムから露出して片引き戸の裏面に延在する押え具を
設け、押え具の一辺を片引き戸の裏面に締結したもので
ある。
【0014】
【作用】この発明の第1発明においては、戸当りゴムと
片引き戸の戸当り面との間にL字状の挟み板を介在させ
るようにしたため、戸当りゴムの変形は上記L字状の屈
曲部で阻止される。
【0015】た、第発明においては、戸当りゴムの
側面に設けられた側溝内に固定された当て板を介して戸
当りゴムを締結するとともに、側溝の開口部にリブを設
けたため、側溝内の当て板はリブにより隠される。ま
た、戸当りゴムの変形も阻止される。
【0016】た、第発明においては、戸当りゴムを
片引き戸の戸当り面に設けられただるま形状の締結穴を
介して締結するようにしたため、戸当りゴムの着脱は容
易となる
【0017】た、第発明においては、ねじが植立さ
れた当て板を戸当りゴムに埋設固定し、上記ねじにより
戸当りゴムを締結するようにしたため、戸当りゴムと当
て板は一体となり、一部品となる。
【0018】また、第発明においては、L字状の押え
具の一辺を片引き戸の裏面に固定し、他辺を戸当りゴム
の側溝内に挿入し、この側溝内に埋設された当て板の突
起と押え具の他辺の穴とを係合させるようにしたため、
戸当りゴムは片引き戸の裏面に固定される。また、押え
具の締結を緩めて横方向へスライドさせれば、押え具は
当て板の突起から外れ、戸当りゴムの着脱が可能とな
る。
【0019】また、第発明においては、押え具の一辺
を片引き戸の裏面に固定し、他辺を片引き戸の戸当り面
側に延在させ、この延在部を戸当りゴムの側溝に挿入し
て戸当りゴムを支持するようにしたため、戸当りゴムを
上方向へスライドさせれば、押え具から外れる。
【0020】また、第発明においては、押え具を戸当
りゴムに埋設固定し、押え具の一辺を戸当りゴムから露
出させて片引き戸の裏面に締結するようにしたため、戸
当りゴムと押え具は一体となり、一部品となる。
【0021】
【発明の実施の形態】実施例1. 図1及び図2はこの発明の一実施例を示す図で、図1は
片引き戸の端部横断面図、図2は片引き戸の正面図であ
り、同一符号は同一又は相当部分を示す(以下の実施例
も同じ)。また、従来装置と同様の部分は同一符号で示
す(以下の実施例も同じ)。
【0022】図において、9は片引き戸6の戸当り面6
aに沿って配置された戸当りゴム、10は戸当りゴム9
の主体部を構成するゴム体で、上下方向に沿って側溝1
1が設けられている。12は側溝11内に接着剤13等
で固定された平板からなる当て板で、ねじ14及びナッ
ト15により戸当り面6aに締結されている。上記のよ
うに構成されたエレベーターの戸の緩衝装置において
は、片引き戸6が閉じる際、戸当りゴム9がドア枠1と
衝突し、緩衝されて音の発生を防止する。
【0023】戸当りゴム9は片引き戸6の戸当り面6a
に固定されているため、戸当りゴム9が破損した場合、
戸当りゴム9の着脱は片引き戸6の戸当り面6a側での
作業となり、交換作業は容易となる。また、戸当りゴム
9は片引き戸6の高さと同じ長さで固定されており、戸
当り面6aを覆っているため、戸当り面6aは保護され
ている。したがって、表面に傷がつくのを防止してい
る。
【0024】実施例2. 図3はこの発明の第発明の一実施例を示す片引き戸の
端部横断面図である。なお、図2は、実施例2にも共用
する。この実施例は、戸当りゴム9の裏面(片引き戸6
の戸当り面6aとの対向面)に裏溝17を設け、戸当り
ゴム9と戸当り面6aとの間にL字状の屈曲部を有する
挟み板18を介在させ、この挟み板18の屈曲部を戸当
りゴム9の裏溝17に係合させたものである。
【0025】戸当りゴム9に自転車、運搬車等が接触し
た場合、戸当りゴム9はねじ14のピッチ間で変形しよ
うとするが、この変形は挟み板18のL字状の屈曲部で
阻止されるため、戸当りゴム9が蛇行することはなく、
戸開閉不能となる故障は防止される。また、挟み板18
は戸当りゴム9と戸当り面6aの間に介在しているた
め、外観を損なうことはない。
【0026】実施例3. 図4はこの発明の第2発明の一実施例を示す片引き戸の
端部横断面図である。なお、図2は実施例3にも共用す
る。この実施例は、図1に示す戸当りゴム9の側溝11
の開口部に、この開口部を塞ぐ方向に突出したリブ20
を設けたものである。このようにして、側溝11内の当
て板12はリブ20により隠されるため、外観が向上す
る。また、当て板12を包み込むようにリブ20があ
り、戸当りゴムが当て板から抜けないため、戸当りゴム
9に自転車、運搬車等が接触した場合、戸当りゴム9は
ねじ26のピッチ間で変形を阻止し、戸当りゴム9が蛇
行することはなく、戸開閉不能となる故障は防止され
る。(実施例2に対して、挾み板18がいらない)
【0027】実施例4. 図5はこの発明の他の実施例を示す片引き戸の端部横断
面図である。なお、図2は実施例4にも共用する。この
実施例は、図4に示す戸当りゴム9のリブ20の先端に
突起21を設け、これに対向する戸当りゴム9の部分
に、凹所22を設けて、両者21,22を係合させたも
のである。このようにして、側溝11の開口部は係合に
より閉塞しているため、戸当りゴム9に自転車、運搬車
等が接触しても、開口部が拡張することがなく、さらに
外観が向上する。
【0028】実施例5. 図6〜図8はこの発明の第発明の一実施例を示す図
で、図6は片引き戸の端部横断面図、図7は当て板の斜
視図、図8は片引き戸の上部側面図である。なお、図2
は実施例5にも共用する。図において、24は平板25
に所定ピッチでねじ26が植立された当て板、27は片
引き戸6の戸当り面6aにねじ26に対応して設けられ
ただるま穴である。
【0029】すなわち、図1などと同様に当て板24は
戸当りゴム9の側溝11内に接着剤13等で固定され、
ねじ26は戸当りゴム9の裏面から突出している。この
ねじ26を戸当り面6aのだるま穴27を通してナット
15で締結される。当て板24のねじ26のピッチに不
同があったとしても、だるま穴27で吸収されるため、
締結作業時間は短縮する。また、ナット15を緩めるだ
けで戸当りゴム9を取り外すことができるため、戸当り
ゴム9が破損したときの現場での交換作業も容易とな
る。
【0030】実施例6. 図9はこの発明の他の実施例を示す片引き戸の端部横断
面図である。なお、図2及び図7は実施例6にも共用す
る。図において、29は戸当りゴム9にその長手方向に
沿って形成された横断面T字状のT字溝で、このT字の
下端は戸当り面6a側に開口している。30はゴム等の
弾性材で円筒状に形成されねじ26を挿通して平板25
と戸当り面6a間に圧縮されて介在するスペーサであ
る。
【0031】戸当り面6aに戸当りゴム9が固定された
状態ではスペーサ30は圧縮されているが、ナット15
を緩めれば、スペーサ30は弾性により復旧するため、
平板25は浮き上がる。このため、戸当りゴム9が破損
した場合、戸当りゴム9を当て板24から取り外して新
品と交換すればよい。また、戸当りゴム9は平板25を
全面的に覆っているため、自転車、運搬車等の接触によ
る衝撃にも強く、かつ外観も向上する。
【0032】実施例7. 図10はこの発明の第発明の一実施例を示す片引き戸
の端部横断面図である。なお、図2及び図7は実施例7
にも共用する。この実施例は、図7に示す当て板24の
平板25の部分をゴム体10に埋設して戸当りゴム9と
し、ねじ26及びナット15で戸当り面6aに締結した
ものである。このようにゴム体10と当て板24は戸当
りゴム9として一体となり、一部品として取り扱えるた
め、組立的の部品点数は減少する。
【0033】実施例8. 図11〜図13はこの発明の第発明の一実施例を示す
図で、図11は片引き戸6の端部横断面図、図12は当
て板の斜視図、図13は押え具の斜視図である。なお、
図2は実施例8にも共用する。
【0034】図において、6bは戸当り面6aが更に内
側に屈曲された屈曲縁、31は平板32に所定ピッチで
突起33が形成された当て板で、戸当りゴム9の側溝1
1と裏面の間に埋設され突起33が側溝11内に突出し
ている。34は一辺35と他辺36でL字状に形成され
た押え具で、一辺35には横方向への長穴35aが、他
辺36には穴36aが設けられている。押え具34の一
辺35は長穴35aを介してねじ37で屈曲縁6bに締
結され、他辺36は戸当りゴム9の側溝11に挿入さ
れ、穴36aに当て板31の突起33が嵌入されてい
る。
【0035】このようにして、戸当りゴム9は押え具3
4により片引き戸6の屈曲縁6bに固定されるため、戸
当りゴム9を戸当り面6aに固定することが困難な場合
でも容易に固定が可能となる。また、戸当りゴム9を交
換する場合、戸当りゴム9を上下方向へスライドさせる
スペースがない場合でも、ねじ37を緩めて押え具34
を長穴35aの範囲で横方向へスライドさせれば、当て
板31の突起33から押え具34が外れ戸当りゴム9を
外すことが可能となり、着脱作業は容易となる。
【0036】実施例9. 図14及び図15はこの発明の第発明の一実施例を示
す図で、図14は片引き戸の端部横断面図、図15は押
え具の斜視図である。なお、図2は実施例9にも共用す
る。
【0037】図において、38は一辺39と中辺40と
他辺41でほぼZ字状に形成され、下端部にひれ部42
が屈曲形成された押え具で、その一辺39は片引き戸6
の屈曲縁6bに固定されている。43は戸当りゴム9の
上下方向に沿って形成され戸当りゴム9の側面に開口す
る側溝で、横断面L字状に形成され、押え具38の中辺
40と他辺41が挿入されている。
【0038】このようにして、押え具38の中辺40及
び他辺41は戸当り面6a側に延在し、側溝43内に挿
入されて戸当りゴム9を支持している。なお、ひれ部4
2は戸当りゴム9の下端部を支持している。戸当りゴム
9を上方向へスライドさせれば、押え具38から外れる
ため、工具を用いることなく戸当りゴム9を着脱するこ
とができ、戸当りゴム9だけの交換が可能となる。
【0039】実施例10. 図16はこの発明の第発明の一実施例を示す片引き戸
の端部横断面図である。なお、図2は実施例10にも共
用する。図において、45は一辺46と中辺47と他辺
48でほぼZ字状に形成された押え具で、中辺47及び
他辺48はゴム体10に埋設され、一辺46はゴム体1
0から露出し、ねじ37で片引き戸6の屈曲縁6bに締
結されている。
【0040】ゴム体10と押え具45は戸当りゴム9と
して一体となり、一部品として取り扱えるため、組立時
の部品点数は減少する。また、片引き戸6への取付けを
自動化することも可能になる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、戸当りゴムと片引き戸の戸当り面との間にL字状
の挟み板を介在させるようにしたので、戸当りゴムの変
形は上記L字状の屈曲部で阻止され、自転車、運搬車等
の衝突により戸当りゴムが蛇行することがなく、戸開閉
不能となる故障を防止することができる効果がある。
【0042】た、第発明では、戸当りゴムの側溝の
開口部にリブを設けたので、側溝内の当て板はリブによ
り隠され、外観を向上させることができる効果がある。
また、当て板から戸当りゴムが抜けださないため、自転
車、運搬車等の衝突により戸当りゴムが蛇行することが
なく、戸開閉不能となる故障を防止することができる。
【0043】た、第発明では、戸当りゴムを片引き
戸の戸当り面に設けられただるま形状の締結穴を介して
締結するようにしたので、戸当りゴムの着脱は容易とな
り、戸当りゴムが破損したときの現場での交換作業を容
易にすることができる効果がある
【0044】た、第発明では、ねじが植立された当
て板を戸当りゴムに埋設し、上記ねじにより戸当りゴム
を締結するようにしたので、戸当りゴムと当て板は一体
となり、一部品として取り扱われ、組立時の部品点数を
減少させることができる効果がある。
【0045】また、第発明では、L字状の押え具の一
辺を片引き戸の裏面に固定し、他辺を戸当りゴムの側溝
内に挿入し、この側溝内に埋設された当て板の突起と押
え具の他辺の穴とを係合させるようにしたので、戸当り
ゴムは片引き戸の裏面に固定され、戸当りゴムを戸当り
面に固定することが困難な場合でも、容易に固定するこ
とができる効果がある。また、押え具の締結を緩めて横
方向へスライドさせれば、押え具は当て板の突起から外
れ、戸当りゴムの着脱が可能となり、着脱作業を容易に
することができる効果がある。
【0046】また、第発明では、押え具の一辺を片引
き戸の裏面に固定し、他辺を片引き戸の戸当り面側に延
在させ、この延在部を戸当りゴムの側溝に挿入して戸当
りゴムを支持するようにしたので、戸当りゴムを上方向
へスライドさせれば、押え具から外れ、工具を用いるこ
となく戸当りゴムを着脱することができ、戸当りゴムだ
けを交換することができる効果がある。
【0047】また、第発明では、押え具を戸当りゴム
に埋設固定し、押え具の一辺を戸当りゴムから露出させ
て片引き戸の裏面に締結するようにしたので、戸当りゴ
ムと押え板は一体となり、一部品として取り扱われ、組
立時の部品点数を減少させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す片引き戸の端部横
断面図。
【図2】 図1の片引き戸の正面図。
【図3】 この発明の実施例2を示す片引き戸の端部横
断面図。
【図4】 この発明の実施例3を示す片引き戸の端部横
断面図。
【図5】 この発明の実施例4を示す片引き戸の端部横
断面図。
【図6】 この発明の実施例5を示す片引き戸の端部横
断面図。
【図7】 図6の当て板の斜視図。
【図8】 図6の片引き戸の上部側面図。
【図9】 この発明の実施例6を示す片引き戸の端部横
断面図。
【図10】 この発明の実施例7を示す片引き戸の端部
横断面図。
【図11】 この発明の実施例8を示す片引き戸の端部
横断面図。
【図12】 図11の当て板の斜視図。
【図13】 図11の押え具の斜視図。
【図14】 この発明の実施例9を示す片引き戸の端部
横断面図。
【図15】 図14の押え具の斜視図。
【図16】 この発明の実施例10を示す片引き戸の端
部横断面図。
【図17】 従来のエレベーターの戸の緩衝装置を示す
片引き戸の正面図。
【図18】 図17の要部横断面図。
【符号の説明】
6 片引き戸、6a 戸当り面、6b 屈曲縁、9 戸
当りゴム、11 側溝、12 当て板、13 接着剤、
14 ねじ、15 ナット、17 裏溝、18挟み板、
20 リブ、21 係合部(突起)、22 係合部(凹
所)、24当て板、25 平板、26 ねじ、27 締
結穴(だるま穴)、29 T字溝、31 当て板、32
平板、33 突起、34 押え具、35 一辺、35
a長穴、36 他辺、36a 穴、37 ねじ、38
押え具、39 一辺、40中辺、41 他辺、42 ひ
れ部。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−105778(JP,U) 実開 昭63−78682(JP,U) 実開 昭58−150076(JP,U) 実開 平4−20996(JP,U) 実開 昭61−135868(JP,U) 実開 平3−33175(JP,U) 実開 昭54−63939(JP,U) 実開 平5−44975(JP,U) 実公 昭63−21670(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 13/00 - 13/30 E05F 5/00 - 5/12 E06B 7/00 - 7/36

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターの出入口を開閉する片引き
    戸の戸当り面に戸当りゴムを配置し、この戸当りゴムの
    側面に上下方向に沿って側溝を設け、この側溝内に当て
    板を固定し、上記戸当りゴムの片引き戸対向面に裏溝を
    設け、上記戸当りゴムと片引き戸の戸当り面との間にL
    字状の屈曲部を有する挟み板を介在させ、上記戸当りゴ
    ムの裏溝と上記挟み板の屈曲部とを係合させ、上記当て
    板を介して上記戸当りゴムを上記片引き戸に締結したこ
    とを特徴とするエレベーターの戸の緩衝装置。
  2. 【請求項2】 エレベーターの出入口を開閉する片引き
    戸の戸当り面に戸当りゴムを配置し、この戸当りゴムの
    側面に上下方向に沿って側溝を設け、この側溝内に当て
    板を固定し、この当て板を介して上記戸当りゴムを上記
    引き戸に締結するとともに、上記側溝の開口部に、この
    開口部を塞ぐ方向に突出したリブを設けたことを特徴と
    するエレベーターの戸の緩衝装置
  3. 【請求項3】 て板と片引き戸との固定にねじを用
    い、片引き戸の戸当り面に上記ねじに対応するだるま形
    状の締結穴を設けたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のエレベーターの戸の緩衝装置
  4. 【請求項4】 エレベーターの出入口を開閉する片引き
    戸の戸当り面に戸当りゴムを配置し、平板とこの平板の
    面に植立されたねじからなる当て板を設け、この当て板
    上記戸当りゴムに埋設固定し、上記ねじを上記戸当り
    ゴムの片引き戸側に突出させて上記片引き戸に締結して
    なるエレベーターの戸の緩衝装置。
  5. 【請求項5】 エレベーターの出入口を開閉する片引き
    戸の戸当り面に戸当りゴムを配置し、L字状に形成され
    このL字の一辺が上記片引き戸の裏面に締結され他辺が
    上記片引き戸の戸当り面側に延在し、かつこの他辺に穴
    を有する押え具を設け、上記戸当りゴムの側面に上記押
    え具の他辺が挿入される側溝を形成し、この側溝内に上
    記押え具の他辺の内面と対向して埋設された平板と、こ
    の平板の面に突設され上記押え具の他辺の穴に嵌入され
    る突起からなる当て板を設けてなるエレベーターの戸の
    緩衝装置。
  6. 【請求項6】 エレベーターの出入口を開閉する片引き
    戸の戸当り面に戸当りゴムを配置し、この戸当りゴムの
    側面に上下方向に沿って側溝を設け、一辺が上記片引き
    戸の裏面に固定され他辺が屈曲されて上記片引き戸の戸
    当り面側に延在して上記戸当りゴムの側溝に挿入される
    とともに、下端部にひれ部が屈曲形成された押え具を設
    けてなるエレベーターの戸の緩衝装置。
  7. 【請求項7】 エレベーターの出入口を開閉する片引き
    戸の戸当り面に戸当りゴムを配置し、この戸当りゴムに
    埋設固定されその一辺が屈曲されて上記戸当りゴムから
    露出して上記片引き戸の裏面に延在する押え具を設け、
    上記押え具の一辺を上記片引き戸の裏面に締結してなる
    エレベーターの戸の緩衝装置。
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