JP3456901B2 - 車両用ドア - Google Patents
車両用ドアInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ドア、特に、
合成樹脂製ドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネル
の内面側に配設されて、そのドアアウタパネルを保持す
るドアフレームとを備え、前記ドアフレームは、その車
体上下方向中間部に、車体前後方向に一直線に延びて前
記ドアアウタパネルをバックアップするフレーム構成材
を有する車両用ドアに関する。 【0002】 【従来の技術】前記ドアアウタパネルは、その面剛性を
確保すべく所定の肉厚を持つように構成されているが、
そのパネルの車体上下方向中間部においては肉厚だけで
は対処しきれないため、そこをバックアップすべく、そ
の内面側に前記のようなフレーム構成材が配設される。 【0003】この場合、ドアアウタパネルの車体上下方
向中間部、つまりフレーム構成材との対向部を、デザイ
ン上の要請から車体側方へやや膨出するような弧状部に
形成すると、ドアアウタパネルとフレーム構成材との間
に間隙が生じ、しかも、その間隙は、車体前後方向にお
いて不定となる。 【0004】そこで、従来は、ドアアウタパネルの前記
部分をフレーム構成材により車体前後方向に関して略均
等にバックアップすべく、厚さを異にするラバー部材を
数種類製造して、それらを前記間隙に装着するか、また
は同一厚さの複数のラバー部材を、それらの弾性を利用
して前記間隙に装着する、といった手段を採用してい
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来手段
によると、各種ラバー部材の製造およびそれらの装着の
ために多くの時間を要するため車両用ドアの生産コスト
が増加する、という問題があった。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ドアアウタパ
ネルが合成樹脂製であることからその成形過程を利用し
て前記ラバー部材と同様に機能するものをドアアウタパ
ネルに具備させ、これによりドアアウタパネルをドアフ
レームに位置決め保持させるだけで前記バックアップ態
勢を整え得るようにした前記車両用ドアを提供すること
を目的とする。 【0007】前記目的を達成するため本発明によれば、
合成樹脂製ドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネル
の内面側に配設されて、そのドアアウタパネルを保持す
るドアフレームとを備え、前記ドアフレームは、その車
体上下方向中間部に、車体前後方向に一直線に延びて前
記ドアアウタパネルをバックアップするフレーム構成材
を有する車両用ドアにおいて、前記ドアアウタパネル
は、その内面に格子状補強部を一体に有し、その格子状
補強部は、前記フレーム構成材との干渉を避けるべく、
車体前後方向に並ぶ複数の切欠きを持ち、前記フレーム
構成材の、車体側方に臨む側面およびそれに対向する各
切欠きの内面間の間隙を、全切欠きについて一定にした
車両用ドアが提供される。 【0008】前記格子状補強部はドアアウタパネルの成
形過程でそれと一体に成形される。また前記間隙を全切
欠きについて一定にすることは成形技術により容易に達
成される。したがって、ドアアウタパネルをドアフレー
ムに位置決め保持させるだけで、ドアアウタパネルの車
体上下方向中間部に対するフレーム構成材による、車体
前後方向に関して均等なバックアップ態勢が整えられ
る。 【0009】一方、格子状補強部とフレーム構成材と
は、通常離間しているので、それらの摺擦による騒音、
摩耗等の発生は回避される。 【0010】 【発明の実施の形態】図1に示す車両用ドアDにおい
て、そのドアアウタパネルPはガスアシスト射出成形法
により形成されたもので、非晶性合成樹脂(ABS樹
脂、ポリアミド6等)よりなる。ドアアウタパネルPの
内面側に、そのドアアウタパネルPを保持するドアフレ
ームFが配設される。そのドアフレームFはAl合金よ
り構成され、その車体上下方向中間部に、車体前後方向
に一直線に延びてドアアウタパネルPをバックアップす
る角パイプ状フレーム構成材Faを有する。 【0011】ドアアウタパネルPは略四角形をなすパネ
ル本体1を有し、そのパネル本体1内面の周囲を除く主
たる部分に、複数の縦リブ2と複数の横リブ3とよりな
る格子状補強部4がパネル本体1と一体に成形されてい
る。 【0012】図2,3に示すように、格子状補強部4は
フレーム構成材Faとの干渉を避けるべく、車体前後方
向に並ぶ複数の切欠きnを持つ。これらの切欠きnは縦
リブ2に形成されており、その切欠きnに含まれる横リ
ブ3は、他の横リブ3に比べて高さを減じられている。 【0013】またフレーム構成材Faの、車体側方に臨
む側面aおよびそれと対向する各切欠きnの内面b間の
間隙gは、全切欠きnについて一定となるように設定さ
れている。ドアアウタパネルPにおいて、図1,3に示
す車体前部側は、図1,2に示す車体後部側に比べて車
体側方へ若干膨出している。そこで、前記のように前記
間隙gを一定にすべく、車体前部側においては縦リブ2
の高さh1 が車体後部側のそれh2 よりも大に設定され
ている(即ち、h1 >h2 )。 【0014】前記のような格子状補強部4は、前述のご
とく、ドアアウタパネルPの成形過程でそれと一体に成
形される。また前記間隙gを全切欠きnについて一定に
することは成形技術により容易に達成される。 【0015】したがって、ドアアウタパネルPをドアフ
レームFに位置決め保持させるだけで、ドアアウタパネ
ルPの車体上下方向中間部に対するフレーム構成材Fa
による、車体前後方向に関して均等なバックアップ態勢
が整えられる。 【0016】一方、格子状補強部4とフレーム構成材F
aとは、通常離間しているので、それらの摺擦による騒
音、摩耗等の発生は回避される。 【0017】図1,4に示すように、パネル本体1内面
の上部湾曲部分に、下向きに突出する第1補強リブ51
が、その内面の上縁部に沿うようにパネル本体1と一体
に成形されている。第1補強リブ51 は、ドアフレーム
Fの、上向きに開口して車体前後方向に延びる保持溝6
に嵌込まれ、これによりドアアウタパネルPがドアフレ
ームFに吊下げられる。第1補強リブ51 基端の小凹条
7は、成形時の引けを防止するために設けられたもので
ある。 【0018】図1,5,6に示すように、パネル本体1
の内面下部に補強用中空突条8が設けられている。その
中空突条8はパネル本体1の成形過程でガスアシスト手
段により成形されたもので、Al合金製車体フレームの
サイドシル9に対向して車体前後方向に延びている。図
5,6において、10はサイドシルガーニッシュで、ポ
リプロピレンよりなる。 【0019】中空突条8は、車体前後方向に並ぶ3箇所
にそれぞれ第1〜第3取付部111〜113 を持つ。 【0020】車体後部側および中間部に在る第1,第2
取付部111 ,112 は、同一の構造を有し、それらは
次のように構成される。即ち、図7に示すように、第
1,第2取付部111 ,112 は、合成樹脂製係止体1
2と、それを保持する円形の合成樹脂製ケース13とよ
りなる。その係止体12の円板部14はケース13の外
周面に存する開口15からケース13内に遊嵌され、そ
れと同時に円板部14の中心に突設された係止軸16の
軸部17がケース13の一方の端板18に存する先細り
挿入口19を変形させながら欠円孔20に嵌着される。
係止軸16において、軸部17の一部分およびそれと一
体の円錐形係止部21はケース13の一方の端板18か
ら突出する。 【0021】図5に示すように、ケース13の他方の端
板22は中空突条8の鉛直な側壁23外面に接着され、
円錐形係止部21が、その押込みによりドアフレームF
の係合孔241 を強制的に貫通して、その基端が係合孔
241 口縁に係合する。この場合、第1,第2取付部1
11 ,112 の円錐形係止部21はドアフレームFの角
パイプ状フレーム構成材Fb内にその貫通孔26を経て
進入している。そのフレーム構成材Fbは第1取付部1
11 よりも車体後部位置から、第2取付部11 2 と第3
取付部113 との間まで延びると共にサイドシル9に近
接する。 【0022】また中空突条8における鉛直な側壁23の
上、下縁から内方へ突出する一対の支持部27は、ドア
フレームFに当接して係止軸16に、それの軸方向への
動きを阻止するような力を付与する。 【0023】車体前部側の第3取付部113 は、図6に
明示するように、中空突条8の鉛直な側壁23における
厚肉部28に、それの成形過程で、段付頭部29を埋込
まれたボルト30であり、そのねじ軸部31はドアフレ
ームFの取付孔242 を貫通して、ナット32を螺着さ
れる。この場合、厚肉部28外面はドアフレームFに密
接してドアアウタパネルPの車体左右方向への位置決め
をなす。 【0024】前記のように構成すると、ドアアウタパネ
ルPの下縁部の剛性が補強用中空突条8により高めら
れ、しかもその中空突条8はサイドシル9と対向してい
るので、ドアアウタパネルPの下縁部に車体側方から衝
突荷重が作用した場合、その衝突荷重を、ドアアウタパ
ネルPから車体フレームのサイドシル9を経てその車体
フレーム全体に伝達して効率良く吸収することができ
る。 【0025】この場合、中空突条8に第1,第2取付部
111 ,112 を設けて、その中空突条8を、ドアフレ
ームFの、サイドシル9に近接するフレーム構成材Fb
を持つ部分に取付けると、前記衝突荷重吸収メカニズム
を容易、且つ確実に成立させることができる。 【0026】また、図1,8に示すように、軽量化、経
済性等の観点から、パネル本体1の車体後部側の下部に
存する隅角部CにはドアフレームFの一部が配設されて
いない。これに対応すべく、パネル本体1の内面におい
て、ドアフレームFの曲り部33から張出す隅角領域r
1 および前記曲り部33に対向するその曲り部33への
取付領域r2 に、それら両領域r1 ,r2 に沿って広が
る一連の補強用中空隆起部34が設けられている。この
中空隆起部34は、パネル本体1の成形過程でガスアシ
スト手段により成形されたものである。中空隆起部34
の、曲り部33との対向部分には、小径筒状部35が設
けられ、その小径筒状部35にそれの成形過程で埋込ま
れた筒状ナット36が配設されている。その筒状ナット
36に曲り部33の取付孔242 を貫通するボルト37
が螺着されている。この場合、小径筒状部35およびそ
れを囲繞する大径筒状部38の両端面は曲り部33に当
接してドアアウタパネルPの車体左右方向への位置決め
をなす。これにより前記隅角領域r1 および取付領域r
2 を補強して、隅角部Cのばたつきを防止することがで
きる。 【0027】またドアアウタパネルPの面ねじれ剛性を
高めるべく、次のような工夫がなされている。即ち、前
記中空隆起部34は、前記のようにパネル本体1内面
の、車体後部側の下部に在って中空突条8に連通してい
る。その中空突条8の車体前部側に連なる第2補強リブ
52 が、パネル本体1内面の、車体前部側の側縁部に沿
って配設され、また中空隆起部34に連なる第3補強リ
ブ53 が、パネル本体1内面の、車体後部側の側縁部に
沿って配設されている。これら第2,第3補強リブ
52 ,53 はパネル本体1と一体に成形されたものであ
る。前記のようにパネル本体1内面の上縁部に沿って配
設された第1補強リブ53 の両端は第2,第3補強リブ
52 ,53 の上端にそれぞれ近接している。このように
パネル本体1の四辺略全体を補強することによって、所
期の目的が達成される。 【0028】第2補強リブ52 に1箇所、また第3補強
リブ53 に2箇所設けられたドアフレームFへの取付部
40,41は同一の構造を有する。そこで第2補強リブ
52の取付部40について説明すると、図9に示すよう
に第2補強リブ52 はL字形部42を有し、そのL字形
部42の、自由端側の折曲げ部分43に、それの成形過
程でナット44が埋込まれており、そのナット44にド
アフレームFの取付孔242 を貫通したボルト45が螺
着される。この場合、折曲げ部分43の両縁部に在る凸
条46がドアフレームFに当接してボルト45に、それ
の緩みを止めるような力が付与される。第2,第3補強
リブ52 ,53 にも前記同様の引け防止用小凹条7が設
けられている。 【0029】図1,4に明示するようにパネル本体1の
車体前部側の上縁に突出片47が設けられ、その突出片
47に、それの成形過程でナット48が埋込まれてお
り、そのナット48にドアフレームFの取付孔242 を
貫通したボルト49が螺着される。この場合、突出片4
7の両縁部に在る凸条50がドアフレームFに当接して
ボルト49に、それの緩みを止めるような力が付与され
る。 【0030】 【発明の効果】本発明によれば、前記のように構成する
ことによって、ドアアウタパネルをドアフレームに位置
決め保持させるだけで、そのドアアウタパネルの車体上
下方向中間部に対するフレーム構成材による、車体前後
方向に関して均等なバックアップ態勢を整えることが可
能であり、これにより生産コストを低減させた車両用ド
アを提供することができる。
合成樹脂製ドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネル
の内面側に配設されて、そのドアアウタパネルを保持す
るドアフレームとを備え、前記ドアフレームは、その車
体上下方向中間部に、車体前後方向に一直線に延びて前
記ドアアウタパネルをバックアップするフレーム構成材
を有する車両用ドアに関する。 【0002】 【従来の技術】前記ドアアウタパネルは、その面剛性を
確保すべく所定の肉厚を持つように構成されているが、
そのパネルの車体上下方向中間部においては肉厚だけで
は対処しきれないため、そこをバックアップすべく、そ
の内面側に前記のようなフレーム構成材が配設される。 【0003】この場合、ドアアウタパネルの車体上下方
向中間部、つまりフレーム構成材との対向部を、デザイ
ン上の要請から車体側方へやや膨出するような弧状部に
形成すると、ドアアウタパネルとフレーム構成材との間
に間隙が生じ、しかも、その間隙は、車体前後方向にお
いて不定となる。 【0004】そこで、従来は、ドアアウタパネルの前記
部分をフレーム構成材により車体前後方向に関して略均
等にバックアップすべく、厚さを異にするラバー部材を
数種類製造して、それらを前記間隙に装着するか、また
は同一厚さの複数のラバー部材を、それらの弾性を利用
して前記間隙に装着する、といった手段を採用してい
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来手段
によると、各種ラバー部材の製造およびそれらの装着の
ために多くの時間を要するため車両用ドアの生産コスト
が増加する、という問題があった。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、ドアアウタパ
ネルが合成樹脂製であることからその成形過程を利用し
て前記ラバー部材と同様に機能するものをドアアウタパ
ネルに具備させ、これによりドアアウタパネルをドアフ
レームに位置決め保持させるだけで前記バックアップ態
勢を整え得るようにした前記車両用ドアを提供すること
を目的とする。 【0007】前記目的を達成するため本発明によれば、
合成樹脂製ドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネル
の内面側に配設されて、そのドアアウタパネルを保持す
るドアフレームとを備え、前記ドアフレームは、その車
体上下方向中間部に、車体前後方向に一直線に延びて前
記ドアアウタパネルをバックアップするフレーム構成材
を有する車両用ドアにおいて、前記ドアアウタパネル
は、その内面に格子状補強部を一体に有し、その格子状
補強部は、前記フレーム構成材との干渉を避けるべく、
車体前後方向に並ぶ複数の切欠きを持ち、前記フレーム
構成材の、車体側方に臨む側面およびそれに対向する各
切欠きの内面間の間隙を、全切欠きについて一定にした
車両用ドアが提供される。 【0008】前記格子状補強部はドアアウタパネルの成
形過程でそれと一体に成形される。また前記間隙を全切
欠きについて一定にすることは成形技術により容易に達
成される。したがって、ドアアウタパネルをドアフレー
ムに位置決め保持させるだけで、ドアアウタパネルの車
体上下方向中間部に対するフレーム構成材による、車体
前後方向に関して均等なバックアップ態勢が整えられ
る。 【0009】一方、格子状補強部とフレーム構成材と
は、通常離間しているので、それらの摺擦による騒音、
摩耗等の発生は回避される。 【0010】 【発明の実施の形態】図1に示す車両用ドアDにおい
て、そのドアアウタパネルPはガスアシスト射出成形法
により形成されたもので、非晶性合成樹脂(ABS樹
脂、ポリアミド6等)よりなる。ドアアウタパネルPの
内面側に、そのドアアウタパネルPを保持するドアフレ
ームFが配設される。そのドアフレームFはAl合金よ
り構成され、その車体上下方向中間部に、車体前後方向
に一直線に延びてドアアウタパネルPをバックアップす
る角パイプ状フレーム構成材Faを有する。 【0011】ドアアウタパネルPは略四角形をなすパネ
ル本体1を有し、そのパネル本体1内面の周囲を除く主
たる部分に、複数の縦リブ2と複数の横リブ3とよりな
る格子状補強部4がパネル本体1と一体に成形されてい
る。 【0012】図2,3に示すように、格子状補強部4は
フレーム構成材Faとの干渉を避けるべく、車体前後方
向に並ぶ複数の切欠きnを持つ。これらの切欠きnは縦
リブ2に形成されており、その切欠きnに含まれる横リ
ブ3は、他の横リブ3に比べて高さを減じられている。 【0013】またフレーム構成材Faの、車体側方に臨
む側面aおよびそれと対向する各切欠きnの内面b間の
間隙gは、全切欠きnについて一定となるように設定さ
れている。ドアアウタパネルPにおいて、図1,3に示
す車体前部側は、図1,2に示す車体後部側に比べて車
体側方へ若干膨出している。そこで、前記のように前記
間隙gを一定にすべく、車体前部側においては縦リブ2
の高さh1 が車体後部側のそれh2 よりも大に設定され
ている(即ち、h1 >h2 )。 【0014】前記のような格子状補強部4は、前述のご
とく、ドアアウタパネルPの成形過程でそれと一体に成
形される。また前記間隙gを全切欠きnについて一定に
することは成形技術により容易に達成される。 【0015】したがって、ドアアウタパネルPをドアフ
レームFに位置決め保持させるだけで、ドアアウタパネ
ルPの車体上下方向中間部に対するフレーム構成材Fa
による、車体前後方向に関して均等なバックアップ態勢
が整えられる。 【0016】一方、格子状補強部4とフレーム構成材F
aとは、通常離間しているので、それらの摺擦による騒
音、摩耗等の発生は回避される。 【0017】図1,4に示すように、パネル本体1内面
の上部湾曲部分に、下向きに突出する第1補強リブ51
が、その内面の上縁部に沿うようにパネル本体1と一体
に成形されている。第1補強リブ51 は、ドアフレーム
Fの、上向きに開口して車体前後方向に延びる保持溝6
に嵌込まれ、これによりドアアウタパネルPがドアフレ
ームFに吊下げられる。第1補強リブ51 基端の小凹条
7は、成形時の引けを防止するために設けられたもので
ある。 【0018】図1,5,6に示すように、パネル本体1
の内面下部に補強用中空突条8が設けられている。その
中空突条8はパネル本体1の成形過程でガスアシスト手
段により成形されたもので、Al合金製車体フレームの
サイドシル9に対向して車体前後方向に延びている。図
5,6において、10はサイドシルガーニッシュで、ポ
リプロピレンよりなる。 【0019】中空突条8は、車体前後方向に並ぶ3箇所
にそれぞれ第1〜第3取付部111〜113 を持つ。 【0020】車体後部側および中間部に在る第1,第2
取付部111 ,112 は、同一の構造を有し、それらは
次のように構成される。即ち、図7に示すように、第
1,第2取付部111 ,112 は、合成樹脂製係止体1
2と、それを保持する円形の合成樹脂製ケース13とよ
りなる。その係止体12の円板部14はケース13の外
周面に存する開口15からケース13内に遊嵌され、そ
れと同時に円板部14の中心に突設された係止軸16の
軸部17がケース13の一方の端板18に存する先細り
挿入口19を変形させながら欠円孔20に嵌着される。
係止軸16において、軸部17の一部分およびそれと一
体の円錐形係止部21はケース13の一方の端板18か
ら突出する。 【0021】図5に示すように、ケース13の他方の端
板22は中空突条8の鉛直な側壁23外面に接着され、
円錐形係止部21が、その押込みによりドアフレームF
の係合孔241 を強制的に貫通して、その基端が係合孔
241 口縁に係合する。この場合、第1,第2取付部1
11 ,112 の円錐形係止部21はドアフレームFの角
パイプ状フレーム構成材Fb内にその貫通孔26を経て
進入している。そのフレーム構成材Fbは第1取付部1
11 よりも車体後部位置から、第2取付部11 2 と第3
取付部113 との間まで延びると共にサイドシル9に近
接する。 【0022】また中空突条8における鉛直な側壁23の
上、下縁から内方へ突出する一対の支持部27は、ドア
フレームFに当接して係止軸16に、それの軸方向への
動きを阻止するような力を付与する。 【0023】車体前部側の第3取付部113 は、図6に
明示するように、中空突条8の鉛直な側壁23における
厚肉部28に、それの成形過程で、段付頭部29を埋込
まれたボルト30であり、そのねじ軸部31はドアフレ
ームFの取付孔242 を貫通して、ナット32を螺着さ
れる。この場合、厚肉部28外面はドアフレームFに密
接してドアアウタパネルPの車体左右方向への位置決め
をなす。 【0024】前記のように構成すると、ドアアウタパネ
ルPの下縁部の剛性が補強用中空突条8により高めら
れ、しかもその中空突条8はサイドシル9と対向してい
るので、ドアアウタパネルPの下縁部に車体側方から衝
突荷重が作用した場合、その衝突荷重を、ドアアウタパ
ネルPから車体フレームのサイドシル9を経てその車体
フレーム全体に伝達して効率良く吸収することができ
る。 【0025】この場合、中空突条8に第1,第2取付部
111 ,112 を設けて、その中空突条8を、ドアフレ
ームFの、サイドシル9に近接するフレーム構成材Fb
を持つ部分に取付けると、前記衝突荷重吸収メカニズム
を容易、且つ確実に成立させることができる。 【0026】また、図1,8に示すように、軽量化、経
済性等の観点から、パネル本体1の車体後部側の下部に
存する隅角部CにはドアフレームFの一部が配設されて
いない。これに対応すべく、パネル本体1の内面におい
て、ドアフレームFの曲り部33から張出す隅角領域r
1 および前記曲り部33に対向するその曲り部33への
取付領域r2 に、それら両領域r1 ,r2 に沿って広が
る一連の補強用中空隆起部34が設けられている。この
中空隆起部34は、パネル本体1の成形過程でガスアシ
スト手段により成形されたものである。中空隆起部34
の、曲り部33との対向部分には、小径筒状部35が設
けられ、その小径筒状部35にそれの成形過程で埋込ま
れた筒状ナット36が配設されている。その筒状ナット
36に曲り部33の取付孔242 を貫通するボルト37
が螺着されている。この場合、小径筒状部35およびそ
れを囲繞する大径筒状部38の両端面は曲り部33に当
接してドアアウタパネルPの車体左右方向への位置決め
をなす。これにより前記隅角領域r1 および取付領域r
2 を補強して、隅角部Cのばたつきを防止することがで
きる。 【0027】またドアアウタパネルPの面ねじれ剛性を
高めるべく、次のような工夫がなされている。即ち、前
記中空隆起部34は、前記のようにパネル本体1内面
の、車体後部側の下部に在って中空突条8に連通してい
る。その中空突条8の車体前部側に連なる第2補強リブ
52 が、パネル本体1内面の、車体前部側の側縁部に沿
って配設され、また中空隆起部34に連なる第3補強リ
ブ53 が、パネル本体1内面の、車体後部側の側縁部に
沿って配設されている。これら第2,第3補強リブ
52 ,53 はパネル本体1と一体に成形されたものであ
る。前記のようにパネル本体1内面の上縁部に沿って配
設された第1補強リブ53 の両端は第2,第3補強リブ
52 ,53 の上端にそれぞれ近接している。このように
パネル本体1の四辺略全体を補強することによって、所
期の目的が達成される。 【0028】第2補強リブ52 に1箇所、また第3補強
リブ53 に2箇所設けられたドアフレームFへの取付部
40,41は同一の構造を有する。そこで第2補強リブ
52の取付部40について説明すると、図9に示すよう
に第2補強リブ52 はL字形部42を有し、そのL字形
部42の、自由端側の折曲げ部分43に、それの成形過
程でナット44が埋込まれており、そのナット44にド
アフレームFの取付孔242 を貫通したボルト45が螺
着される。この場合、折曲げ部分43の両縁部に在る凸
条46がドアフレームFに当接してボルト45に、それ
の緩みを止めるような力が付与される。第2,第3補強
リブ52 ,53 にも前記同様の引け防止用小凹条7が設
けられている。 【0029】図1,4に明示するようにパネル本体1の
車体前部側の上縁に突出片47が設けられ、その突出片
47に、それの成形過程でナット48が埋込まれてお
り、そのナット48にドアフレームFの取付孔242 を
貫通したボルト49が螺着される。この場合、突出片4
7の両縁部に在る凸条50がドアフレームFに当接して
ボルト49に、それの緩みを止めるような力が付与され
る。 【0030】 【発明の効果】本発明によれば、前記のように構成する
ことによって、ドアアウタパネルをドアフレームに位置
決め保持させるだけで、そのドアアウタパネルの車体上
下方向中間部に対するフレーム構成材による、車体前後
方向に関して均等なバックアップ態勢を整えることが可
能であり、これにより生産コストを低減させた車両用ド
アを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ドアの概略側面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】図1の5−5線断面図である。
【図6】図1の6−6線断面図である。
【図7】第1,第2取付部を構成する係止体とケースの
分解斜視図である。 【図8】図1の8−8線断面図である。 【図9】図1の9−9線断面図である。 【符号の説明】 4………格子状補強部 D………ドア F………ドアフレーム Fa……フレーム構成材 P………ドアアウタパネル a………側面 b………内面 n………切欠き
分解斜視図である。 【図8】図1の8−8線断面図である。 【図9】図1の9−9線断面図である。 【符号の説明】 4………格子状補強部 D………ドア F………ドアフレーム Fa……フレーム構成材 P………ドアアウタパネル a………側面 b………内面 n………切欠き
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60J 5/04
B60J 5/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 合成樹脂製ドアアウタパネル(P)と、
前記ドアアウタパネル(P)の内面側に配設されて、そ
のドアアウタパネル(P)を保持するドアフレーム
(F)とを備え、前記ドアフレーム(F)は、その車体
上下方向中間部に、車体前後方向に一直線に延びて前記
ドアアウタパネル(P)をバックアップするフレーム構
成材(Fa)を有する車両用ドアにおいて、前記ドアア
ウタパネル(P)は、その内面に格子状補強部(4)を
一体に有し、その格子状補強部(4)は、前記フレーム
構成材(Fa)との干渉を避けるべく、車体前後方向に
並ぶ複数の切欠き(n)を持ち、前記フレーム構成材
(Fa)の、車体側方に臨む側面(a)およびそれと対
向する各切欠き(n)の内面(b)間の間隙(g)を、
全切欠き(n)について一定にしたことを特徴とする車
両用ドア。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24531598A JP3456901B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 車両用ドア |
| US09/385,044 US6390533B1 (en) | 1998-08-31 | 1999-08-30 | Synthetic resin vehicle door outer panel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24531598A JP3456901B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 車両用ドア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000071773A JP2000071773A (ja) | 2000-03-07 |
| JP3456901B2 true JP3456901B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=17131849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24531598A Expired - Fee Related JP3456901B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 車両用ドア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3456901B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5539171B2 (ja) * | 2010-11-25 | 2014-07-02 | 本田技研工業株式会社 | ドア構造 |
| WO2016189700A1 (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-01 | 日産自動車株式会社 | 車両用ドア構造 |
| FR3083484B1 (fr) * | 2018-07-05 | 2021-04-09 | Renault Sas | Dispositif de structure de porte de coffre de vehicule |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP24531598A patent/JP3456901B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000071773A (ja) | 2000-03-07 |
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