JP2501584Y2 - 車体クォ―タ部構造 - Google Patents

車体クォ―タ部構造

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JP2501584Y2 JP1990031426U JP3142690U JP2501584Y2 JP 2501584 Y2 JP2501584 Y2 JP 2501584Y2 JP 1990031426 U JP1990031426 U JP 1990031426U JP 3142690 U JP3142690 U JP 3142690U JP 2501584 Y2 JP2501584 Y2 JP 2501584Y2
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昌雄 小堀
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、車体クォータ部構造に関する。
b.従来の技術とその課題 第8図および第9図は、従来の車体クォータ部20の構
造を示すものである。
この構造は、クォータインナロアパネル21をクォータ
インナアッパパネル22の外側に位置させ、これらを互い
に溶着し、この溶着部23に、リヤシート固定用ストライ
カ24aを備えたストライカプレート24を固定した構成と
なっている。
ところで、上記構造では、図示しないリヤシートを起
こして固定する際にストライカプレート24のストライカ
24aに大きな力が加わるので、このストライカプレート2
4が取付けられているクォータ部20を補強する必要があ
った。
この補強を図る方法としては、クォータインナロアパ
ネル21またはクォータインナアッパパネル22の板厚を増
すことも考えられるが、車体重量を増すとともに、製造
コストを上昇させる欠点があるため、好しくない。
このため、通常は、別部品の補強部材25を用い、これ
をクォータインナロアパネル21に溶着追加することが行
なわれていた。
しかしながら、この方法では、部品点数が増えたた
め、部品管理を煩雑にするとともに、組付工数を増し、
車両の製造コストの上昇を招き、不利であった。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、低コス
トでクォータ部の補強を図ることができる車体クォータ
部構造を提供することを目的とする。
c.課題を解決するための手段 本考案では、上記目的を達成するために、クォータイ
ンナロアパネルをクォータインナアッパパネルの外側に
位置させ、これらを互いに溶着し、この溶着部に、リヤ
シート固定用ストライカを備えたストライカプレートを
固定して成る車体クォータ部構造において、上記クォー
タインナロアパネルの略中央部に、車体外側に突出する
凹部を上下に延びるように設け、上記ストライカプレー
トを、上記凹部に横架して上記クォータインナロアパネ
ルに固着された構成としている。
d.実施例 以下、本考案に係る車体後部構造の一実施例について
添附図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図〜第7図は、本考案の一実施例を示すものであ
る。
本実施例による乗用車1の車体クォータ部2の構造で
は、車体外側に突出する凹部3をクォータインナロアパ
ネル4の略中央部に上下に伸びるように設け、該クォー
タインナロアパネル4をクォータインナアッパパネル5
の外側に位置させ、これらを互いに溶着している。この
溶着部6に、リヤシート固定用ストライカ7aを備えたス
トライカプレート7をネジ8を用いて固定している。す
なわち、ストライカプレート7は、凹部3に横架されて
クォータインナロアパネル4に固着されている。これに
よって、クォータインナロアパネル4の凹部3とストラ
イカプレート7によって形成される空間9の水平断面を
閉断面としている。
なお、第2図および第3図において、10はクォータイ
ンナロアパネル4の下端部に溶着されたホイールハウス
アウタであり、第5図および第6図において、11はネジ
8が締結される固定ナットである。
本実施例では、クォータインナロアパネル4に設けた
凹部3が上下方向に伸びる補強メンバの役目をし、これ
により、クォータ部1の強度の向上が図られている。特
に、本実施例では、ストライカプレート7を用いて、こ
れを凹部3によって形成される空間9を閉断面としたこ
とにより、クォータ部1の強度の向上は著しく大きくな
っている。
e.考案の効果 以上説明したように、本考案の車体クォータ部構造に
よれば、クォータインナロアパネルをクォータインナア
ッパパネルの外側に位置させ、これらを互いに溶着し、
この溶着部に、リヤシート固定用ストライカを備えたス
トライカプレートを固定して成る車体クォータ部構造に
おいて、上記クォータインナロアパネルの略中央部に、
車体外側に突出する凹部を上下に延びるように設け、上
記ストライカプレートを、上記凹部に横架して上記クォ
ータインナロアパネルに固着された構成としているの
で、次のような効果を得ることができる。
すなわち、本考案では、上記クォータインナロアパネ
ルに上記凹部を設けたことにより、上記凹部が補強メン
バの役目をするので、上記クォータ部を補強することが
できる。
また、上記ストライカプレートを上記凹部に横架し
て、上記クォータインナロアパネルと上記ストライカプ
レートとによって閉断面構造を形成したので、上記クォ
ータ部の強度を向上させることができる。
上記クォータ部の強度が向上することにより、上記ス
トライカプレートで受け止めることができる力に余裕が
できる。
このように、本考案では、別部品の補強部材を用いず
に上記クォータ部の強度の向上を図ることができるの
で、部品点数を上昇させることがなく、上記クォータ部
の強度を増すことできるので、部品管理が容易になると
ともに、組立工数が減少され、また、クォータインナロ
アパネルの肉厚を増す必要もなくなり、車体重量を増大
させる不具合も解消される。このため、クォータ部の補
強を図る上で車両の製造コストの低減を図ることができ
る。
さらに、本考案によれば、上記したような構成によ
り、車体自体が振動したり、騒音を発したりすることを
効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案に係る車体クォータ部構造の一
実施例を示し、第1図はその自動車を示す斜視図、第2
図はそのクォータ部を示す図、第3図はその要部を拡大
して概念的に示す斜視図、第4図は第3図におけるA−
A線断面図、第5図〜第7図はそのクォータインナロア
パネルを示し、第5図はその正面図、第6図は第5図に
おけるB−B線断面図、第7図は第5図におけるC−C
線断面図、第8図および第9図は従来の車体クォータ部
構造を示し、第8図はその要部を概念的に示す斜視図、
第9図は第8図におけるD−D線断面図である。 2……クォータ部、3……凹部、4……クォータインナ
ロアパネル、5……クォータインナアッパパネル、6…
…溶着部、7……ストライカプレート、7a……ストライ
カ、8……ネジ、9……空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クォータインナロアパネルをクォータイン
    ナアッパパネルの外側に位置させ、これらを互いに溶着
    し、この溶着部に、リヤシート固定用ストライカを備え
    たストライカプレートを固定して成る車体クォータ部構
    造において、 上記クォータインナロアパネルの略中央部に、車体外側
    に突出する凹部を上下に延びるように設け、 上記ストライカプレートを、上記凹部に横架して上記ク
    ォータインナロアパネルに固着されたことを特徴とする
    車体クォータ部構造。
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