JPH0751937Y2 - 自動車のバックドア構造 - Google Patents

自動車のバックドア構造

Info

Publication number
JPH0751937Y2
JPH0751937Y2 JP3011390U JP3011390U JPH0751937Y2 JP H0751937 Y2 JPH0751937 Y2 JP H0751937Y2 JP 3011390 U JP3011390 U JP 3011390U JP 3011390 U JP3011390 U JP 3011390U JP H0751937 Y2 JPH0751937 Y2 JP H0751937Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back door
mounting portion
balancer
wire harness
inner panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3011390U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03121020U (ja
Inventor
博之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP3011390U priority Critical patent/JPH0751937Y2/ja
Publication of JPH03121020U publication Critical patent/JPH03121020U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0751937Y2 publication Critical patent/JPH0751937Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車のバックドア構造に関する。
b.従来の技術 従来、自動車のバックドア構造としては、第7図〜第9
図に示した構造のものが一般的である。
すなわち、バックドア101は、インナパネル102及びアウ
タパネル103によって閉断面に形成されたバックドア本
体104と、該バックドア本体104の中央開口部に装着され
たウインドガラス105とから主に構成され、該バックド
ア101は、その上方においてヒンジ106を介して車体107
側に取付けられると共に、そのはね上げを容易にすべ
く、車体107とバックドア101の側部中央付近との間にバ
ランサー108が装着されている。
上記バックドア101のヒンジ取付部は、第8図に示す如
くインナパネル102の内壁面側に当接した補強板109と、
該インナパネル102とをヒンジ取付用ボルト・ナット110
によって共締めすることにより、その補強がなされてい
る。
また、上記バックドア101のバランサー取付部は、第9
図に示すように、同じくインナパネル102の内壁面側に
補強板111を当接し、該補強板111とインナパネル102と
をブラケット取付用ボルト・ナット112によって共締め
し、その補強がなされている。
なお、図中113は、バックドア101に設けられた電装品に
接続するインナパネル102及びアウタパネル103によって
形成される閉断面内に配線されるワイヤハーネスであ
る。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のバックドア構造にあって
は、ヒンジ取付部、あるいはバランサー取付部の補強板
109,112を、各々その周囲のみを補強する別体の部材に
より形成しているため、その部品管理が煩雑になるばか
りではなく、該補強材ではバックドア自体の剛性を高め
ることができず、例えば一本のバランサーを使用した場
合に、該バランサーの荷重によりドアが片寄ることがあ
った。
また、バックドアに設けられた電装品に接続するための
ワイヤハーネス113を、ガイドする部材が従来のバック
ドアには設けられておらず、例えば第7図に示した如
く、ワイヤハーネス113がバックドアの内壁面側途中で
折れ曲がる場合もあり、その配線作業性が悪いものであ
った。
本考案は、上述した従来のバックドア構造が有する課題
を解決することを目的とする。
d.課題を解決するための手段 本考案は、上述した課題を解決するため、バックドアの
ヒンジ取付部とバランサー取付部との補強材を一体のも
のとし、かつ該補強材をバックドア内に配設するワイヤ
ハーネスのガイド部材として形成した。
e.作用 本考案は、バックドアのヒンジ取付部とバランサー取付
部との補強材を一体のものとしたため、該補強材は、バ
ックドアの開閉時に集中的に応力が作用するヒンジ取付
部、及びバランサー取付部の応力を広い面積で分散して
受け止める作用を果し、バックドアの剛性を実質的に向
上させることができる。
また、上記作用を果す補強材を、バックドア内に配設す
るワイヤハーネスのガイド部材として形成したため、バ
ックドアを構成する部品点数を増すことなく、ワイヤハ
ーネスの配線作業性を向上させることができる。
e.実施例 以下、本考案を、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、第1図は自動車を後方から見た斜視図であり、
図中1は車体本体、2は該車体本体1に開閉自在に取付
けられたバックドアである。
該バックドア2は、その上方においてヒンジ3を介して
車体本体1に取付けられ、また取付けられたバックドア
2のはね上げを容易にすべく、車体本体1と該バックド
ア2の側部中央付近との間にバランサー4が装着されて
いる。
また、バックドア2は、インナパネル5及びアウタパネ
ル6によって閉断面に形成されたバックドア本体7と、
該バックドア本体7の中央開口部に装着されたウインド
ガラス8とから主に構成されている。
上記バックドア2のヒンジ取付部及びバランサー取付部
は、第2図に示した如く、バックドア本体7の側部付近
形状に沿って形成された、略コ字形状の補強材9をイン
ナパネル5の内壁面側に当接して設けることにより、補
強がなされている。
すなわち、ヒンジ取付部を示した第3図に示す如く、イ
ンナパネル5の内壁面側に当接することとなる上記補強
材9の上方端部9aと、該インナパネル5とをヒンジ取付
用ボルト・ナット10によって共締めすることにより、そ
の補強がなされ、また、バランサー取付部は、第5図に
示す如く、同じくインナパネル5の内壁面側に当接する
上記補強材9の下方端部9bと、インナパネル5とをバラ
ンサー取付用ボルト・ナット11によって共締し、その補
強が行なわれている。
また、上記補強材9は、第3図〜第6図に示されている
如く、単なる板状体ではなくプレス成型等によって折曲
した形状に成形され、その剛性の向上が図られていると
共に、インナパネル5及びアウタパネル6によって形成
される閉断面内に新たな閉断面を形成し、バックドア2
自体の剛性を向上させている。
さらに、バックドア2の側部上方から下方に延びること
となる上記略コ字形状の補強材9は、そのコーナー部9c
を、第2図あるいは第6図に示す如く円弧状に形成し、
かつ第5図に示すようにアウタパネル6側に折曲し、バ
ックドア2に設けられている電装品に接続するワイヤハ
ーネス12のガイド部材として形成されている。
本考案にかかるバックドア2は、上述した如く該バック
ドア2のヒンジ取付部、及びバランサー取付部を共に補
強する略コ字形状の補強材9を、バックドア2を構成す
るインナパネル5に当接して設けたため、該バックドア
2の開閉時にヒンジ取付部及びバランサー取付部に集中
的に作用する応力を、広い面積で分散して受け止めるこ
とができる。
また、実施例で示した如く、上記補強材9を折曲し、か
つバックドア2内に新らたな閉断面が形成されるように
構成すると、補強材9の剛性のみならず、バックドア2
自体の剛性をも向上させることができる。
さらに、本考案においては、上記作用を果す補強材9
を、ワイヤハーネス12のガイド部材として形成したた
め、バックドアの構成部品を増すことなく、ワイヤハー
ネスの配線作業性を向上させることができる。
以上、本考案の一実施例につき説明したが、本考案は既
述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想、すなわちバックドアのヒンジ取付部及びバランサ
ー取付部の補強材を一体のものとし、かつ該補強材をバ
ックドア内に配設するワイヤハーネスのガイド部材とし
て形成するものであれば、その変形及び変更は可能であ
る。
e.考案の効果 本考案によれば、バックドアを構成する部品点数を増す
ことなく、バックドアの剛性を向上させることができ、
かつ、バックドア内にワイヤハーネスを配線する作業性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、本考案の実施例を示したものであっ
て、第1図は自動車を後方から見た斜視図、第2図はバ
ックドアの一部切欠正面図である。第3図は第2図のA
−A線に沿う断面図、第4図は第2図のB−B線に沿う
断面図、第5図は第2図のC−C線に沿う断面図であ
る。第6図は第2図のD部を拡大して示した斜視図であ
る。 第7図〜第9図は、従来のバックドア構造を示した図で
あって、第7図はバックドアの一部切欠正面図、第8図
は第7図のX−X線に沿う断面図、第9図は第7図のY
−Y線に沿う断面図である。 1…車体本体、2…バックドア、3…ヒンジ、4…バラ
ンサー、9…補強材、12…ワイヤハーネス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックドアのヒンジ取付部とバランサー取
    付部との補強材を一体のものとし、かつ該補強材をバッ
    クドア内に配設するワイヤハーネスのガイド部材として
    形成したことを特徴とする自動車のバックドア構造。
JP3011390U 1990-03-23 1990-03-23 自動車のバックドア構造 Expired - Fee Related JPH0751937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3011390U JPH0751937Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 自動車のバックドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3011390U JPH0751937Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 自動車のバックドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03121020U JPH03121020U (ja) 1991-12-11
JPH0751937Y2 true JPH0751937Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=31532847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3011390U Expired - Fee Related JPH0751937Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 自動車のバックドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0751937Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6075107B2 (ja) * 2013-02-19 2017-02-08 スズキ株式会社 車両用バックドア補強構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03121020U (ja) 1991-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100306840B1 (ko) 자동차의상부차체구조
JPH0751937Y2 (ja) 自動車のバックドア構造
JP3223627B2 (ja) 自動車のバックドアの補強構造
JP3432383B2 (ja) バックドアの補強構造
JPH061267A (ja) 車両におけるシートベルトアンカ取付構造
JPH06312670A (ja) 自動車のフロントフードストライカの取付構造
JP2003226263A (ja) 車両のオープンステー取付構造
JPH07246837A (ja) 車両用バックドアの車体開口部への取付構造
JP2501584Y2 (ja) 車体クォ―タ部構造
JPH0232497Y2 (ja)
JPH0722375Y2 (ja) 自動車のドアストッパー取付部構造
JPH0732349Y2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP2795039B2 (ja) 自動車のボデーマウント構造
JP3104482B2 (ja) リアピラー部の補強構造
JP2535295Y2 (ja) 自動車におけるルーフレールの取付構造
JPS58183359A (ja) 自動車の車体構造
KR830001003Y1 (ko) 경첩 브래킷 취부 장치
JP3979177B2 (ja) トラックのキャビンと荷台の取付構造
JP2597243Y2 (ja) リヤパネルのベルトアンカー取付部構造
JP2541936Y2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP2023119165A (ja) バックドアロック構造
JPS6315185B2 (ja)
JP2514793Y2 (ja) バックドアの補強構造
JPH05112179A (ja) 自動車のサイドステツプ
JPH042472B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees