JP3401501B2 - 農園芸用資材 - Google Patents

農園芸用資材

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JP3401501B2
JP3401501B2 JP2001191955A JP2001191955A JP3401501B2 JP 3401501 B2 JP3401501 B2 JP 3401501B2 JP 2001191955 A JP2001191955 A JP 2001191955A JP 2001191955 A JP2001191955 A JP 2001191955A JP 3401501 B2 JP3401501 B2 JP 3401501B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G7/00Botany in general
    • A01G7/06Treatment of growing trees or plants, e.g. for preventing decay of wood, for tingeing flowers or wood, for prolonging the life of plants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01MCATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
    • A01M7/00Special adaptations or arrangements of liquid-spraying apparatus for purposes covered by this subclass
    • A01M7/0089Regulating or controlling systems
    • A01M7/0092Adding active material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05DINORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
    • C05D9/00Other inorganic fertilisers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05FORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C, e.g. FERTILISERS FROM WASTE OR REFUSE
    • C05F7/00Fertilisers from waste water, sewage sludge, sea slime, ooze or similar masses
    • C05F7/005Waste water from industrial processing material neither of agricultural nor of animal origin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/20Liquid fertilisers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農園芸用資材に関
するものであり、更に詳細には、セレン及び必要に応じ
てバナジウムを含有した、従来の農薬や肥料とはタイプ
を全く異にし、しかも更に農産物の品質改善も行うこと
のできる新規な農園芸用資材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現代の農園芸においては、省力化、増収
等の目的で、殺虫剤、殺菌剤、除草剤その他各種農薬を
多用せざるを得ないのが現状であるが、作物や人畜に対
する汚染、環境汚染、残留毒性、取扱時における危険性
といった面から、農薬に関しては、安全な農薬、公害の
少ない農薬の開発が強く要望されている。しかしなが
ら、農薬は、本来有害生物を防除するものである故、毒
性の強いものを使用せざるを得ないのが現状である。
【0003】肥料についても同様であって、土壌改良や
増収等の目的で、各種化学肥料が多用されているが、地
力の低下は避けられず、隔年結果や連作障害が多発して
いるのが現状である。
【0004】一方、食料に関する社会情勢の変化に伴
い、農産物、食料の増産、増収のみでなく、安全性、農
産物の品質向上等も要求されるようになり、しかも更に
農産物の品質向上においても、例えば果実等の糖度増加
のほか旨味やコクも要求されるようになり、つまり単に
甘いだけではなく更に旨味やコクのある果実や各種野菜
も要求されるようになり、更に高度の品質向上が要求さ
れるようになった。
【0005】化学肥料や化学農薬の多用に対する反省か
ら、近年になって、堆肥等を使用する有機農法、有機栽
培が行われるようになったが、これらは主として低農薬
ないし無農薬栽培といった安全性の面から行われてお
り、これらの方法のみでは、その目的が相違することも
あって、充分な農産物の品質向上を得ることは困難であ
り、ましてや、旨味やコクの増強は更に困難であって、
これらの方法に替り得るすぐれたシステムの開発が求め
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑みてなされたものであって、作物の健康維持、生育促
進や増収、更には農産物の品質の改善を達成することの
できる、従来の農薬や肥料とは全く異なるタイプの新規
農園芸用資材を開発する目的でなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために各方面から検討の結果、先ず、地力が高
く高収穫を持続している田畑や植物が健全に生育してい
る土地では病虫害の発生が少ない点に着目し、これらの
土地の土壌に着目して広範な土壌分析を行い、鋭意研究
の結果、多量必須要素(窒素、リン酸、カリ)のほかに
特定の微量要素(無機成分あるいはミネラルということ
もある)及び超微量要素が必要であって、その種類をつ
きとめただけでなく、その必要量もつきとめ、しかも更
に画期的なことに、微量要素には一定のバランス(ミネ
ラルバランスということもある)が必要であるとの新知
見を得た(図1)。
【0008】また、上記とは逆に、作物の栄養が悪く、
その健康が害されると、病虫害が発生しやすくなり、こ
のような場合には土壌中のミネラルバランスがくずれて
いることも発見した。そして一般的にわが国において
は、多量必須要素は過多であるのに対し、微量要素は過
少であってバランスが維持されていないという分析結果
を得た。
【0009】これらの知見から、本発明者は、作物を健
全に育成すれば病虫害の発生が抑制され、農薬の使用が
抑制されること、そのためにはミネラルバランスが必要
であるとの新規着想を得、その実行を図るため、微量要
素の多量施用を試みたが、微量要素の中には多量に施用
すると作物に薬害を与えるものがあり、完全な成功を得
るには至らなかった。
【0010】そこで全く発想の転換を行って、従来肥料
成分や微量成分とは考えられていないどころか植物に対
する薬害の危険性が強く予想されるセレン(Seという
こともある)にあえて着目し、セレンを含有する塩水を
イチゴの根に灌注したところ、全く予期せざることに、
ミネラル等の栄養吸収が促進されて発根作用が増大し、
特に養分の選択吸収能を持つ、顕微鏡によって200倍
以上でないと見えにくい根毛が異常に発生することを発
見した。また、イチゴの葉にはサビダニが発生していた
にもかかわらず、サビダニが防除されて健全な新葉が発
生しイチゴが立直り、果実の収穫も可能となるという全
く新規にしてきわめて有用な知見を得た。また、バナジ
ウム(Vということもある)にも同様な作用があり、S
eとVを併用すれば更にすぐれた作用効果が奏されると
いう有用な知見も新たに得た。
【0011】この発明は、上記した有用新知見に基づき
更に研究の結果遂に完成されたものであって、セレン及
び必要あればバナジウムを有効成分として含有する農園
芸用資材をその基本的技術思想とするものであり、その
非限定的実施態様は次のとおりである。 (1) セレンを1.0〜5.0ppm、好適には1.
5〜4.0ppm含む苦汁を有効成分とすること、を特
徴とする農園芸用資材。 (2) セレン及びバナジウムを、それぞれ、1.0〜
5.0ppm、好適には1.5〜4.0ppm含む苦汁
を有効成分とすること、を特徴とする農園芸用資材。
【0012】本発明の有効成分として使用するセレン含
有苦汁としては、所期の目的を達成するため、セレン含
有量が1.0〜5.0ppm、好適には1.5〜4.0
ppmである高セレン含有苦汁を使用する。苦汁(ニガ
リ)は、製塩の副産物であって、海水から食塩を製造す
るにあたり、食塩を晶出させた後の液体であるため、産
地によってその組成にバラつきがあることは避けられな
いが、セレン含量の高い苦汁を選択すればよい。
【0013】本発明者は、ミネラル含有物である海水に
着目して調査研究の結果、花こう岩や玄武岩地帯を流れ
てきた河川の河口付近の海水にはセレンが多く含有され
ていることを発見し、例えばこのような海水を加熱濃縮
したり限外濾過したりすれば使用可能であることをつき
とめ、また、更に、このような海水から食塩を製造した
残りの苦汁(ニガリ)はそのままでも高セレン含有苦汁
として使用可能であることをつきとめた。もちろん、こ
のような苦汁を更に濃縮処理してセレン濃度を高めるこ
とも可能である。バナジウムについても同様である。
【0014】高セレン含有苦汁としては、例えば中国福
建省塩業局で生産された苦汁はセレン含有量が高く、ま
たバナジウム含有量も高く、更に、他のミネラルバラン
スも良好であるので、本発明のセレン及びバナジウム高
含有苦汁の1好適例として例示されるが、上記した地形
の海水からセレン(及びバナジウム)含量の高い海水を
採取し、これから生産した苦汁を使用することも適宜可
能である。
【0015】このように、本発明においては、セレン含
量が高く更にバナジウムも含有する苦汁を使用するが、
双方の含量の高い苦汁であれば更に好適であり、所望す
るのであれば、セレン及びバナジウムいずれかの含量の
高い苦汁をブレンドしたりして目的とする苦汁とするこ
ともできる。また、苦汁を常法にしたがって適宜処理す
ることにより目的とする成分を分離取得して、目的とす
る苦汁としたり、分離取得した成分を他の苦汁に添加ブ
レンドして、目的とする苦汁にしたりすることも可能で
ある。
【0016】また、本発明においては、苦汁に限定する
ことなく、Se(及び必要に応じてV)をそれぞれ1.
0〜5.0ppm、好ましくは1.5〜4.0ppm含
有するミネラル組成物であればすべてのものが使用可能
であって、例えば、セレン含有組成物としては、セレン
単独、セレン化合物(ニ酸化セレン、セレン酸、亜セレ
ン酸その他の無機又は有機セレン化合物)、セレン含有
鉱物、その他セレンを含有する組成物であれば、固体、
半固体、液体、懸濁液、乳化液等いずれの状態のものも
使用可能である。また、バナジウム含有組成物として
は、バナジウム単独、バナジウム化合物(各種酸化バナ
ジウム(II、III、IV、V)、各種バナジウム酸塩(オル
ト、メタ、ピロ、ポリ酸塩)その他の無機又は有機バナ
ジウム化合物)、バナジウム含有鉱物、その他バナジウ
ムを含有する組成物であれば、上記と同じく、固体半固
体、液体、懸濁液、乳化液等いずれの状態のものも使用
可能である。
【0017】また、所望するのであれば、上記したセレ
ン含有組成物(及び必要あれば更にバナジウム含有組成
物)を各種苦汁に添加して、セレン(及びバナジウム)
の含有量を所期の範囲に調整し、目的とする有効成分で
ある高セレン(及びバナジウム)含有苦汁とすることも
可能である。
【0018】本発明に係る農園芸用資材は、上記したよ
うに高セレン含有苦汁及び必要あれば更にバナジウムも
含有する苦汁(あるいは、セレン(及びバナジウム)を
含有する各種組成物)を有効成分とすることを特徴とす
るものであって、有効成分のみから構成されていてもよ
いし、有効成分に他の成分を配合してもよい。
【0019】該他の成分としては、例えば、水、海水、
塩水、苦汁、温泉水、鉱泉水、ミネラルウォーター、農
薬の製剤に使用される各種補助剤、肥料用微量成分、必
要あれば各種肥料、各種農薬自体を使用することもでき
る。
【0020】本発明に係る農園芸用資材は、例えば有効
成分を農薬製剤化の常法にしたがって調製すればよく、
例えば、担体、界面活性剤、分散剤または補助剤等を配
合して常法により、例えば、粉剤、水和剤、乳剤、フロ
アブル剤、粒剤などの形態に製剤化して使用すると更に
好ましい。好適な担体としては、例えばクレー、タル
ク、ベントナイト、珪藻土、ホワイトカーボン、カオリ
ン、バーミキュライト、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の
固体担体が挙げられ、界面活性剤及び分散剤としては、
例えばアルキルベンゼンスルホン酸金属塩、ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル、アルキル硫酸ナト
リウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジ
ナフチルメタンジスルホン酸ナトリウム、リグニンスル
ホン酸ナトリウム等が挙げられる。補助剤としては、例
えばカルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコ
ール、アラビアゴム、澱粉、乳糖等が挙げらる。
【0021】本発明に係る農園芸用資材は、土壌散布や
土壌施用のほか、茎葉散布できるという特徴を有する。
例えば、茎、葉、芽、花、果実の少なくともひとつに直
接施用するほか、根や土壌中に灌注したりすることがで
きる。施用の際、本資材は100〜3000倍に希釈し
て使用するのがよい、その程度にもよるが、一般的には
植物病害防除の場合は400〜1500倍に希釈し、害
虫防除の場合は100〜500倍程度に希釈する。な
お、予防目的の場合には更に希釈してもよい。
【0022】本発明に係る農園芸用資材は、病害虫防除
作用、植物生育促進作用、土壌中や作物中のミネラルバ
ランス(恒常性)維持改善作用、果実その他農産物の糖
度増加作用及び/又は旨味やコクの増強作用といった各
種農産物の品質改善作用を有する点で特徴的であり、し
かも更に、農薬のように害虫や病原菌に直接作用してそ
れを死滅させるのではなく、作物中のミネラルバランス
を改善してこれを健康体にすることによりいわば間接的
に上記の各作用を奏するものである点で全く画期的であ
る。すなわち本発明に係る農園芸用資材は、農薬、肥
料、植物生育調整剤等とは全くタイプを異にする点でき
わめて特徴的である。
【0023】本発明に係る農園芸用資材は、これを施用
すると、ミネラル(例えば、亜鉛、マンガン、鉄、銅
等)の吸収が促進されてミネラルバランスが改善され、
発根促進、光合成促進等の相互作用により植物体が健全
なものとなり(いわば動物において免疫力が高まること
に相当)、その結果、病虫害の予防のみならず治療効
果、細胞の再生も発揮され、葉緑素の形成が促進されて
葉面に光沢が発現され、成長促進、ミネラルバランスの
維持改善、糖度の増加等の作用が奏される。
【0024】有効成分による作用効果の詳細なメカニズ
ムは今後の研究にまたねばならないが、作物の根からの
各種ミネラル等栄養の吸収が促進され、その結果、細根
の発生と特に根毛の発生が顕著に出現する、そのため選
択吸収が旺盛になり、作物自体が健全化されることによ
り、農薬や肥料によることなく、各種の有用な効果が奏
されるものと一応考えられる。
【0025】そして後記するところからも明らかなよう
に、本発明によればSeやVの使用によってミネラル
(特に亜鉛、銅、マンガン、鉄等)の吸収が大幅に促進
され(必須重金属の恒常性を維持させるため誘導吸収さ
れ)ることが窒素の蛋白化に関与する酵素の活性基とし
てアミノ酸の生成にも大きく影響していると思われる
が、Se自体の吸収は僅少である点で本発明は特徴的で
ある。したがってSeは土壌中に存在している各種微量
成分の吸収を助ける作用をしているものと考えられ、S
eの使用によって、作物に利用されず土壌中に存在して
いる微量成分が有効に利用されることになる。微量成分
が不足している場合や存在しない場合には、それを添加
ないし存在せしめればよく、Se含有組成物において例
えばSe含有ミネラル組成物を使用すれば、Seのほか
各種ミネラルも同時に利用できるので好適である。また
本発明によれば、有用ミネラルの吸収が促進される一
方、水銀やカドミウム等有害ミネラルの吸収は抑制され
るため、これらで汚染された土壌での作物の商業栽培も
期待できるものである。Vの作用操作の詳細は今後の研
究にまたねばならないが、そのひとつは、上記したSe
の作用の補助ないし増幅と推定される。
【0026】本発明に係る農園芸用資材は、上記したよ
うなそしてまた後記するような数多くのしかもすぐれた
有用性を有するものであるが、農産物の品質改善作用は
きわめて特徴的である。
【0027】すなわち、本発明に係る農園芸用資材は、
果実及び/又は野菜その他各種農産物について、甘味、
旨味、コク味の少なくともひとつの品質を改善する特異
的な作用を有する。つまり、甘い農産物、旨味やコクの
ある農産物がそれぞれ得られるほか、単に甘いだけでな
く、旨味やコクのある非常に深味のある風味を得ること
ができるという著効が奏される。しかも、このような著
効が、所望する時期に奏される点でも特徴的である。す
なわち、収穫直後に食用に供する農産物は、収穫直後
に、そして一定の熟成期間後に食用に供する農産物は、
一定の熟成期間後に、それぞれコクのある甘味を得るこ
とができる。
【0028】本発明においては、品質改良作用について
更に研究を行った結果、後記するように、甘味増強につ
いては糖度の増加であることを確認したほか、旨味やコ
クについては、アミノ酸が関連することに着目し、アミ
ノ酸の測定を行ったところ、アミノ酸組成において、農
産物によって減少するアミノ酸も存在するものの、アミ
ノ酸は総合的には増加する傾向にあることを確認した。
【0029】このように、苦汁(ニガリ)を作物に直接
及び/又は土壌中に施用することにより、農産物中のア
ミノ酸組成を高め(少なくともアミノ酸組成を変化せし
め)て旨味やコクを増強させることを本発明者は確認し
たが、このような知見は従来全く知られておらず新規な
知見である。苦汁の使用により農産物中のアミノ酸(及
び糖度)を増加せしめて、旨味やコク(及び甘味)を付
与ないし増強する等の品質改善を達成するのに成功した
のは、本発明が最先である。
【0030】本発明に係る農園芸用資材は、根に施用し
たり土壌に灌注するほか、茎葉散布も可能であって、
茎、葉、芽、花、果実等に適用することも可能である。
なお、品質改善作用を目的とする場合には、土壌施用と
茎葉散布の双方を実施するのが好ましい。
【0031】以下、本発明の実施例について詳述する。
【0032】
【実施例1】セレン含有ミネラル組成物として、中国産
の高セレン含有天然苦汁を使用し、これをそのまま農園
芸用資材とした。該苦汁の成分分析値を下記表1に示す
が、この苦汁はSe含量が非常に高く、Vのほか他のミ
ネラル成分もすぐれていることがわかる。
【0033】 (表1) <ミネラル成分分析値> ──────────────────────────── 項 目 分 析 値 ──────────────────────────── pH 7.70 NH4 −N 0.104 ppm NO3 −N 0.412 ppm P 10.397 ppm K 355449.970 ppm Ca 345.324 ppm Mg 36072.628 ppm Mn 1.417 ppm Fe 0.633 ppm Cu 検出されず Zn 0.062 ppm B 128.871 ppm Na 5.940 ppm Al 3.088 ppm S 15942.972 ppm Ni 検出されず Cl 151768.8 ppm SO4 47767.406 ppm Cr 0.047 ppm Co 0.043 ppm Se 3.500 ppm Mo 0.100 ppm Sr 24.692 ppm Li 検出されず V 3.100 ppm As 0.459 ppm Cd 0.017 ppm I 149.194 ppm Hg 0.820 ppm Pb 0.346 ppm Si 1.272 ppm Te 0.496 ppm Au 0.193 ppm ────────────────────────────
【0034】
【実施例2】イチゴについて、実施例1の農園芸用資材
による処理を行い、下記のすぐれた試験結果を得た。
【0035】(1)イチゴ(品種:さがほのか)をビニ
ールハウス内で栽培した(佐賀県白石地区)。3畝の
内、1畝を対照区、1畝を試験区1、1畝を試験区2と
し、試験区には、本資材を2000年1月3日、1月7
日、1月14日に施用し、それぞれ、イチゴ果実の糖度
分析を1月8日、1月16日、1月20日に行った。な
お、試験区1は本資材2000倍希釈液を根部に灌注
し、試験区2は更に本資材1000倍希釈液を葉面散布
した。得られた結果を図2に示す。
【0036】(2)試験区2で得られたイチゴ果実につ
いて、成分分析を行った。得られた結果を、下記表2及
び図3に示す。
【0037】 (表2) ────────────────────────────────── 成 分 名 対 照 区 試 験 区 ────────────────────────────────── N (%) 1.50 1.27 P (%) 0.27 0.26 K (%) 1.53 1.49 Ca (%) 0.10 0.11 Mg (%) 0.11 0.11 Mn (ppm) 15.82 16.32 Fe (ppm) 28.51 25.95 Cu (ppm) 3.14 3.76 Zn (ppm) 11.77 15.78 B (ppm) 12.77 12.66 ビタミンC(mg/100g) (87.3) (82.4) 糖 度 Brix (11.1) (13.6) 硬 度 K (0.40) (0.43) 水 分 (%) (88.7) (88.9) ────────────────────────────────── ※ 数値は乾物中あたりで示し、( )内は生量当りで示した。 ※ 糖度:果実10個をミキサーにかけて混合し、デジタルBrix糖度計に て3回測定し平均したものである。 ※ 硬度:果実10個の横径最大部分を果実硬度計(KM−1型)にて10回 測定し平均したものである。
【0038】(3)上記結果から明らかなように、ミネ
ラル成分では特にMn、Fe、Znの吸収が促進されて
いる。Mnは気孔からCO2を吸収して炭酸同化作用促
進するのに有効であり、FeはMn、Znと共に酸化酵
素の活性基として光合成の促進に有効であり、ZnはD
NA、RNAの合成に必須の成分であって細胞分裂増殖
に必須であり、果実の肥大や収量増加に寄与し、根の発
育も促進するため、栄養吸収の促進にも寄与するもので
ある。
【0039】また、根のみでなく特に葉面散布によりZ
nが非常に良く吸収されるだけでなく、Feも良く吸収
されており、葉に光沢があり葉肉が厚くなっていること
が確認された。これはクロロフィル含有量が増加してい
ることを示すものである。更に、また果実については、
単に糖度が上昇しているだけでなく、ZnとCu、Mn
の含有量も増加しており、このようなイチゴを摂取する
ことにより、SOD(スーパオキサイドディスムター
ゼ)にも関与しているこれら微量要素を無理なく摂取す
ることができ、人の健康にも益するところ大なるものが
ある。
【0040】(4)また、隣接するハウスにおいて、イ
チゴの葉にサビダニが大量発生し、葉の成長がとまり、
奇形果が発生した(2000年2月2日)。農薬の多量
散布を行ったが回復しなかったため、生産を放棄せざる
を得なかったイチゴ畑において、本資材1500倍希釈
液を根に灌注するとともに600倍希釈液を葉面散布し
たところ、1週間後には回復し、果実の収穫が可能とな
った。
【0041】(5)イチゴの品種を変えて(品種:とよ
のか)、試験を行った。試験区1は本資材2000倍希
釈液を根部に灌注し、試験区2は本資材1000倍希釈
液も葉面散布した。4日おきに4回施用した後、イチゴ
の葉について成分分析を行い、下記表3及び図4の結果
を得た。
【0042】 (表3) ──────────────────────────────────── 成分名 対照区 試験区(根に施用) 試験区(葉に施用) ──────────────────────────────────── N (%) 3.56 3.27 3.87 P (%) 0.50 0.30 0.32 K (%) 1.54 1.42 1.56 Ca(%) 1.60 1.66 1.58 Mg(%) 0.56 0.53 0.46 Mn(ppm) 69.74 40.49 141.81 Fe(ppm) 171.54 227.87 257.13 Cu(ppm) 6.18 5.06 4.58 Zn(ppm) 24.28 70.53 34.23 B (ppm) 84.48 33.67 37.19 Se(ppm) 0.21 0.23 0.22 Cr(ppm) 1.65 0.51 0.43 ──────────────────────────────────── ※ 数値は乾物中あたりで示した。 ※ セレンは、水素化物発生装置にて測定した。
【0043】上記結果から明らかなように、ミネラル、
特にZn、Mn、Feの吸収が大幅に増加するのが確認
されたが、一方、Se自体の格別の吸収増加は認められ
ず、この点からしても、Seによる他のミネラルの吸収
促進という相互作用が生じ、本発明の特徴が明確となっ
た。なお、図中、各ブロックにおいて左から順に、対照
区、試験区(根に施用)、試験区(葉に施用)を示す。
したがって、試験区(葉に施用)は黒塗りの棒グラフで
示されている。
【0044】
【実施例3】(1)野外栽培中のネギにおいてベト病が
発生し(2000年2月2日)、先端が枯れて葉も折れ
てしまい、商品価値もなく、収穫の可能性が消失した。
そこで、実施例1の農園芸用資材の700倍液を葉面散
布(2000年2月2日、3月20日、4月8日)した
ところ、ベト病は完全に回復するのが確認された。
【0045】(2)ハウス栽培中のトマト(品種:ハナ
クイーン)にウィルス病が発生し、県農業試験場から他
の地域への伝染を防止するため抜根するように指導され
たトマト畑において、抜根を中止し、土壌に不足してい
たZn、Cu、Fe、Mn、Mo、B等を根圏に注入し
た後、本資材の2000倍希釈液を根部に注入し、10
00倍希釈液を葉面散布した。3日に1回の施用を5回
続けたところ、ウィルス病から回復し、トマトの収穫も
可能となった。
【0046】
【実施例4】デコポンについて、実施例1の農園芸用資
材による処理を行い、下記のすぐれた結果を得た。
【0047】(1)デコポンをビニールハウス内で栽培
した(熊本県宇土郡不知火町)。果樹を4本ずつに分
け、A区を試験区、D区を対照区(無処理区)とし、A
区には本資材を2001年1月12日、1月17日、1
月22日、1月28日にそれぞれ施用し、デコポン果実
(樹上保存)の糖度分析を1月12日(処理前果実)、
2月1日(最終処理4日後)、3月2日(最終処理1月
後)に行った。A区(試験区)は、本資材2000倍希
釈液を樹木根部土壌中に灌注するとともに1000倍希
釈液を樹木(地上部)全体に散布した。得られた結果を
図5に示す。
【0048】(2)また、1月19日にデコポンの糖
度、酸度、ビタミンC含有量を、試験区(A区)及び対
照区(無処理区:D区)について、それぞれ測定し、下
記表4の結果を得た。また、処理後1ヶ月目にデコポン
のアミノ酸測定を行い、図6の結果を得た。
【0049】 (表4) ─────────────────────────────── 対照区 試験区 ─────────────────────────────── 糖度(Brix) 13.7 14.1 酸度(%) 1.84 1.76 ビタミンC(mg/100g) 45.9 52.2 ───────────────────────────────
【0050】(3)これらの結果から明らかなように、
本発明によれば、デコポンの糖度及びビタミンC含量は
上昇する一方、酸度は低下しているため、甘味が糖度以
上に感じられるようになった。しかも更に特徴的なこと
に、測定した各アミノ酸については、すべてのアミノ酸
が対照区(無処理区)よりも高い測定値を示しただけで
なく、パネルテストの結果からも、単に甘いだけでな
く、旨く、コクがあり、甘味に深味が付与されることが
確認された。
【0051】(4)しかも、これらの結果は、処理後1
ヵ月目のデータである点に注目する必要がある。つま
り、一定期間経過後においても糖度及びアミノ酸含量を
高めることができ、したがって、本発明によればデコポ
ンのように一定期間熟成させた後(あるいは、寝かせた
後)に出荷するタイプの農産物にあっても、充分にその
品質を高めることが可能であることが確認された。
【0052】
【実施例5】(1)ネーブルをビニールハウス内で栽培
した(熊本県宇土郡不知火町)。果樹を4本ずつに分
け、試験区と対照区(無処理区)とし、試験区には本資
材を実施例4の場合と同様に施用し、2001年2月3
日に収穫し、直ちにアミノ酸含量を測定した。得られた
結果を図7に示した。
【0053】上記結果から明らかなように、本資材の施
用によりアミノ酸組成に大きな変化が認められ、アラニ
ン、特に強い甘味をつくるプロリンが2倍量に増加し、
このネーブルを食用に供したところ、単に甘いだけでな
く、コクのある深い甘味ないし旨みが感じられた。
【0054】(2)トマト(品種:ハナクイーン)をビ
ニールハウス内で栽培した(熊本県玉名市)。2畝の
内、1畝を試験区、他の1畝を対照区(無処理区)とし
た。本資材を2001年4月1日、4月5日、4月10
日、4月15日に施用し、4月16日にトマトを摘果
し、直ちにアミノ酸含量を測定した。得られた結果を図
8に示した。なお、このトマトは生育状態が良好であっ
たので、本資材3000倍希釈液を根部土壌に灌注し、
2000倍希釈液を地上部に散布した。
【0055】上記結果から明らかなように、本資材の施
用によってほとんどすべてのアミノ酸含量が増加し、強
い旨味をつくるフェニルアラニンが増加し、強い旨味を
つくるロイシンについては、2倍程度も増加した。得ら
れたトマトを食用に供したところ、風味豊かなコクのあ
るトマトであることが確認された。
【0056】
【発明の効果】本発明によって作物その他植物のミネラ
ルその他の栄養バランスが維持、改善され、健康体とな
り高い抵抗力が得られる。その結果、農薬、肥料による
ことなく(つまり、環境汚染等の公害をひき起すことな
く)病虫害の予防及び/又は治療、生長促進、品質向
上、糖度の上昇、旨味やコク味の付与といった有用な作
用効果が奏される。また、隔年結果や連作障害等も発生
しない。したがって、本資材は従来のものとは全くタイ
プの異なる新しいタイプの資材であり、医薬にたとえれ
ば、直接の予防治療剤ではなく、免疫増強剤ないし免疫
賦活剤ということができよう。
【0057】また、本発明は、ニガリを使用することに
よって、果実、野菜その他農産物の品質改善をはじめて
可能にした点でも画期的であって、ニガリによって、例
えば甘味増強のほか、旨味やコク味を農産物に付与する
ことをはじめて可能にしたものであり、しかも農産物に
おける後者とアミノ酸との関係、つまり、ニガリ使用に
よるアミノ酸の組成、含量の調整、それによる旨味やコ
ク味の付与、改善について、その関連をはじめて確認し
たものであって、その点においても本発明はきわめて特
徴的である。したがって、本発明によれば、葉菜、根葉
その他果実系でない野菜(甘味のないあるいは低い野
菜)についても、旨味やコク味を付与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】耕地土壌の可給態養分適正域を示す。
【図2】イチゴ果実の糖度測定結果を示す。
【図3】内容成分指数比較図1である。
【図4】同2である。
【図5】デコポン果実の糖度変化を示す。
【図6】デコポン果実のアミノ酸含量を示す。
【図7】ネーブルオレンジ果実のアミノ酸含量を示す。
【図8】トマト果実のアミノ酸含量を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A01N 59/08 A01N 59/08 Z 59/16 59/16 Z (56)参考文献 特開2000−26186(JP,A) 特開 平9−183681(JP,A) 特開2001−89278(JP,A) 特開 平11−32726(JP,A) 特開2000−313687(JP,A) 久保輝一郎・荒井康夫著、化学肥料, 大日本図書株式会社,1968年 3月25 日,P125,126 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 59/00 A01N 59/02 A01N 59/06 A01N 59/08 A01N 59/16 A01G 7/00 A01G 7/06 A01G 1/00 C05C 9/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セレンを1.0〜5.0ppm含む苦汁
    を有効成分とすること、を特徴とする農園芸用資材。
  2. 【請求項2】 セレンを1.0〜5.0ppm及びバナ
    ジウムを1.0〜5.0ppm含む苦汁を有効成分とす
    ること、を特徴とする農園芸用資材。
  3. 【請求項3】 農園芸用資材が、病害虫防除作用、植物
    生育促進作用、土壌及び/又は作物中のミネラルバラン
    ス維持改善作用、農産物の品質改善作用の少なくともひ
    とつの作用を有するものであること、を特徴とする請求
    項1又は2に記載の農園芸用資材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の農
    園芸用資材を100倍〜3000倍に希釈して施用する
    こと、を特徴とする農園芸用資材の施用方法。
  5. 【請求項5】 農園芸用資材を茎、葉、芽、花、果実の
    少なくともひとつに直接適用するか、及び/又は、土壌
    中に灌注すること、を特徴とする請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の方法によるこ
    と、を特徴とする農産物の品質改善方法。
  7. 【請求項7】 農産物の品質改善が農産物の糖度増加で
    あること、を特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 農産物の品質改善が農産物の旨味増強で
    あること、を特徴とする請求項6に記載の方法。
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