JPS635365B2 - - Google Patents

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JPS635365B2
JPS635365B2 JP59098409A JP9840984A JPS635365B2 JP S635365 B2 JPS635365 B2 JP S635365B2 JP 59098409 A JP59098409 A JP 59098409A JP 9840984 A JP9840984 A JP 9840984A JP S635365 B2 JPS635365 B2 JP S635365B2
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JP
Japan
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metals
iron
manganese
zinc
copper
Prior art date
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Expired
Application number
JP59098409A
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JPS60239403A (ja
Inventor
Akira Yonezawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAYASHI MATSUKATA
Original Assignee
HAYASHI MATSUKATA
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Publication date
Application filed by HAYASHI MATSUKATA filed Critical HAYASHI MATSUKATA
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Publication of JPS635365B2 publication Critical patent/JPS635365B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • Y02P60/216

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、植物の生物代謝の必須成分である微
量金属を供給する植物活性付与剤に関するもので
ある。 〔従来技術及び問題点〕 鉄、マンガン、亜鉛、銅、コバルト、モリブデ
ン、ホウ素などの金属が生物の代謝上の必須成分
であることは周知である。 これら金属を生物が摂取する態様として、天然
の土壌、餌料、飼料などに含有されるこれら金属
の微量成分を摂取していた。 また、古来の農産物の栽培においては堆肥、人
又は家畜の糞尿などと共に木灰などを用いて、こ
れらの天然肥料中から農作物中に上記金属が摂取
されていた。また家畜類の飼育においては飼料に
鉱塩を添加して与えていたため、飼料原料である
上記の如くして栽培された農作物中に含まれてい
る上記金属類と鉱塩中に含まれている金属類を摂
取していた。 しかしながら、近時農耕作業の改革により、農
作物に対する施肥が化学肥料主体に変化したこと
によつて、土壌中の植物が吸収できる可給態の金
属としては極く少量しか残存しておらず、更にこ
の状態において栽培された緑餌を食している牛、
豚などの糞尿中にも上記金属は全く検出されない
状態である。 従つて、上記生物の必須金属の欠乏により、植
物においては耐病性がなくなり、サビ病、ウドン
粉病、立枯れ病、青枯れ病症状が発生している。
また、野菜、果実類の色、味が低下している。 これらの状況において、これを改善するため
に、上記の金属を無機塩の形で土壌中に加え、植
物に吸収させる試みがなされたが、無機塩では土
壌に施肥しても、土壌が酸性のときは、土壌中の
リン酸と化合し、水に難溶又は不溶のリン酸鉄、
リン酸銅、リン酸亜鉛、リン酸マンガンなどとな
り肥効は殆ど期待できず、また土壌がアルカリ性
のときは、水酸化鉄、水酸化銅、水酸化亜鉛、水
酸化マンガンなどとなり、水に難溶又は不溶とな
つて、これまた肥効は殆ど期待できなかつた。 そこで、これらの金属を水溶性の植物に吸収さ
れ易い形の物質として施肥してその肥効を現出す
るものとして、エチレンジアミン四酢酸(以下
EDTAと称す)の金属キレート化合物例えば
EDTA鉄、EDTA銅、EDTAマンガンなどとし
て供給することが試みられ、現在使用されてい
る。 しかしながら、これらの金属供給物中に金属と
給合していないEDTAが残存しており、これが
10-6モルの単位で存在していても動植物の吸収回
路(クレブス回路)中のピルビレ−トデヒドロゲ
ナーゼ(ピルビン酸脱水素酵素)を阻害するた
め、生物の生育阻害をもたらす欠点があつた。 〔発明の目的〕 本発明は前記の如くEDTAを使用することな
く、生物体に必須の金属を所要割合で生物体に吸
収し得る生物活性を付与する組成物について研究
した。 鉄、マンガン、亜鉛、銅、コバルトを各2価の
硫酸又は硝酸塩として各金属が生物に必要とする
割合に全体の金属として略1モルになる如く加
え、これにクエン酸を略1モル加えた液を加熱撹
拌したところ、安定な水溶液となることを見い出
した。一般にクエン酸の金属塩は難溶性なものが
多いところから、本製品は意外なことである。 この鉄、マンガン、亜鉛、銅、コバルト含有水
溶性液に更に生物体の必須金属のホウ素をホウ酸
として、モリブデンをモリブデン酸アンモニウム
又はモリブデン酸ナトリウムとしてそれらの金属
が生物に必要とする割合に加えることによつて、
動植物体に吸収され、しかも土壌、飼料中でも安
定でその上生物体に吸収されても生物体に何らの
害作用を与えることなく、完全にしかも生物必須
金属を綜合して所要量生物に付与することができ
る植物活性付与剤を提供することを目的とするも
のである。 〔発明の構成〕 本発明はクエン酸1モルに対し、鉄、マンガ
ン、亜鉛、銅及びコバルトの各2価の硫酸又は硝
酸塩を鉄として約0.8モル、マンガン、亜鉛、銅
及びコバルトとして約0.2モルになるように加え、
更にモリブデン酸アンモニウム又はモリブデン酸
ナトリウム及びホウ酸を、モリブデン及びホウ素
として約0.8モルになるように加えて熱水中で撹
拌して得た水溶性組成物を含有することを特徴と
する植物活性付与剤である。 本発明に使用する鉄、マンガン、亜鉛、銅、コ
バルトの2価の硫酸塩、硝酸塩としては、硫酸第
一鉄、硝酸第一鉄、硫酸第一マンガン、硝酸第一
マンガン、硫酸第一銅、硝酸第一銅、硫酸第一コ
バルト、硝酸第一コバルトなどの塩及びその各種
水加物が用いられる。 以上の金属の硫酸又は硝酸塩とクエン酸とを反
応させる場合、クエン酸1モルに対し、上記金属
の硫酸又は硝酸塩の全金属のモル数が略等モルで
あるようにし、しかも各金属のモル数が生物体が
必要とする各金属の割合に略適応するよう計算し
て使用する。例えば鉄約0.8モル、マンガン、亜
鉛、銅、コバルトが約0.2モルになるように加え
る。また、上記金属以外の生物が必須の金属であ
るモリブデン、ホウ素は可溶性モリブデン酸アン
モニウム又はモリブデン酸ナトリウム及びホウ酸
をモリブデン及びホウ素として約0.8モルになる
ように使用する。 例えばマンガンとして約0.15モル、、亜鉛、銅、
コバルトとして各約0.01モル、モリブデンとして
約0.05モル、ホウ素として約0.75モル程度加え
る。 以上の各原料を中水において85℃〜100℃に加
熱し撹拌すると約数分において淡黄色の透明液状
として本発明の主成分である植物活性付与物が得
られる。 以上の如くして得られた植物活性付与物は、生
物の必須金属である鉄、マンガン、亜鉛、銅、コ
バルト、ホウ素並びにモリブデンが夫々生物体に
おいて必須の割合に含有し、しかも水溶性である
ため、これを水で希釈して動、植物に与えること
ができる。 本発明の植物活性付与剤は上記の如くして得ら
れた植物活性付与物を100〜500倍位の水溶液とし
て植物活性付与剤とする。 本発明の植物活性付与剤を植物に使用する場合
は有効成分の100〜500倍稀釈液を単独又は農薬、
肥料などと混合して葉面散布、土壌かん注、水耕
栽培の場合は培養液に添加する。添加量は10アー
ル当り稀釈しない原液で大体25位以上使用し、
10アールに3000株(果菜、花卉類)で大体36位
が好適である。 家畜、魚類に使用する場合は、飼料、餌料に本
発明の生物活性付与物(原液)の約300倍の稀釈
液を混合して使用する。なお、使用によつては、
飲料水又は養魚池に直接原液を添加してもよい。 次に本発明の有効成分である植物活性付与物の
製造例の一例を示す。 〔実施例〕 硫酸鉄635g、硫酸第一マンガン、硫酸第一亜
鉛、硫酸第一銅、硫酸第一コバルト計112g、モ
リブデン酸アンモニウム、ホウ酸計137g及びク
エン酸440gを合成樹脂製の容器に入れ、85℃〜
100℃の熱湯9を加え、2〜3分間よく撹拌す
る。撹拌中淡黄色の透明液体となる。この液に水
を加えて全容18の本発明の植物活性物(原液)
を得る。 〔発明の効果〕 本発明の生物活性付与剤を植物に適用した場
合、一般に葉色が良くなり、葉の艶が増し、サビ
病、ウドン粉病などに対する耐抗性が増強され、
耐暑、耐寒性が増し、呼吸作用が活発となり新陳
代謝が促進される。また、収量及び良質品が増加
し、日持が良くなり、定植直後のかん水に加える
と活着が良好となる。 葉菜類においては上記特性の他苦みがなくなり
甘味が増し、茎の裂開、芯腐れ、根瘤などがなく
なり、成長点の芯止りがなくなる。 果菜類においては、前記特性の他茎の裂開、根
瘤、立枯病症状、青枯病症状、バイラス症状など
がなくなり、キユウリなどでは苦味がなくなる。
糖度が増加するとともに酸度も増加する。 果肩部の裂果がなくなり、果肉の醗酵がなくな
り、果皮色が鮮明になる、落果、落花が少くなる
などの効果がある。 花卉類においては、花芽の分化を促進させ、花
色は鮮明となり、呆けがなくなり、葉の黄変がな
くなり、茎の裂開、根瘤がなくなり、切花では特
に日持が良くなる、生育が促進され、切花類では
本数が増加するなど、植物必須金属の吸収による
効果が顕著に現われる。 特に果菜類のキユウリ、スイカ、メロン、トマ
ト、ナス、ピーマンなどの立枯病、青枯病症状に
は直ちに本発明の原液18を100〜200倍に稀釈し
10アール当りにかん注し、その後更に4〜5日毎
に原液18を適宜稀釈しかん注又は葉面散布すれ
ば効果が現われる。 次に本発明の植物活性付与剤が吸収が良好であ
る試験結果を示す。 試験例 カイワレ水耕栽培(300坪ガラス温室、培養液
量40トン)の培養液中に植物栄養分硫酸マグネシ
ウム、硝酸カリウム、硝酸石灰、リン酸一アンモ
ニウムなどを一般の水耕栽培に用いられる量が含
まれている。この培地を用いて通常の方法によつ
てカイワレを栽培する。昭和58年6月17日に本発
明の植物活性付与剤を鉄成分として3ppm含む割
合で添加し、栽培し毎夕取水し、その水中のPH,
NO3−N,P,K,Ca,Mg,Feを測定した結果
は下記表の通りであつた。
【表】 以上の試験結果により、本発明の植物活性付与
剤の金属は1日で植物体に吸収される。 なお、従来のキレート鉄を同様に使用した場合
は植物体に吸収されるのは約4日位かかる。 以上の如く、本発明の植物活性付与剤は植物、
魚類、家畜などの生物に微量金属が吸収よく生物
体内に吸収され、かつその適用方法が極めて簡易
である。 本剤はまた微量金属が必要量、必要割合で組成
されかつ、クエン酸との塩を形成しているため、
クエン酸は生物体中の代謝に有効であるので、本
剤が生物に対する毒性は全く見られない利点を有
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クエン酸1モルに対し、鉄、マンガン、亜
    鉛、銅及びコバルトの各2価の硫酸又は硝酸塩を
    鉄として約0.8モル、マンガン、亜鉛、銅及びコ
    バルトとして約0.2モルになるように加え、更に
    モリブデン酸アンモニウム又はモリブデン酸ナト
    リウム及びホウ酸を、モリブデン及びホウ素とし
    て約0.8モルになるように加えて熱水中で撹拌し
    て得た水溶性組成物を含有することを特徴とする
    植物活性付与剤。
JP59098409A 1984-05-15 1984-05-15 植物活性付与剤 Granted JPS60239403A (ja)

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