JPS62138408A - 植物の生長促進方法 - Google Patents

植物の生長促進方法

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JPS62138408A
JPS62138408A JP27859885A JP27859885A JPS62138408A JP S62138408 A JPS62138408 A JP S62138408A JP 27859885 A JP27859885 A JP 27859885A JP 27859885 A JP27859885 A JP 27859885A JP S62138408 A JPS62138408 A JP S62138408A
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iron salt
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Fukuju Tanaka
田中 福寿
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は植物、たとえば、農園芸用の植物の生長促進剤
に関する。
植物に対する生長促進剤としては、従来オーキシン、ジ
ベレリン、サイ1〜カイン、インドール酢酸、ビタミン
B1、ニコチン酸アミド等多くの物質がすでに知られて
いる。
しかしながら、これらの物質は、たとえば入手困難とか
、余り効果がないとか、効果が背丈の伸長などに局限さ
れるとか、あるいは効果が不定であるなどの欠点を有す
る。
発明が解決しようとする問題点 本発明者は入手容易でかつ植物の生長に真に盲動な物質
を得ようと多年に渉って研究を続けて来た結果本発明を
確立するに至った。
問題点を解決するための手段 本発明者は多年にわたり種々の植物生長促進作用物質に
ついて研究を行って来た結果次の事実を発見した。
すなわち、特に選んだ個体差の少い籾を用いて発芽生長
させた水稲幼苗を水栽培し、そのn、窒素、リン酸、カ
リ等の肥料を一切与えず、挿々の金属または非黴属化合
物、たとえば、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、亜
鉛、カルシウム、マグネシウム、ホウ素、モリブデン、
バナジウム等の化合物の微量の水溶液を与えて、水稲の
生長に対する影響を試験した。しかしながら、いずれも
何ら生長促進効果が認められないか、あるいは葉が黄変
し薬害を及ぼすものが多かった。しかるに無機または有
機酸の第一または第二鉄塩、あるいは鉄錯塩を与えた場
合は著るしく幼苗の生長を促進し、また葉の色が一層鮮
かな蒜色になることが判 −) tこ 。
また、小豆を発芽生長させた幼苗を揃え、種子と根を切
断し去り、葉をつけた一定の長さの茎を用い、無肥料培
地にて挿し芽代培し、その際曲記の種々の鉄塩の微量の
水溶液を与えると茎よりの発根とその生長が著るしく促
進されることが判つtこ。
本発明は上記の発見に基づくもので、無機または有機の
鉄塩を含0゛させてなる植物の生長促進剤である。
無機または有機の鉄塩としては、たとえば硫酸、硝酸、
塩酸のような無機酸の第一および第二鉄塩;たとえば、
ンユウ酸、乳酸、フマル酸、クエン酸のような有機酸の
第一および第二鉄塩;エチレンジアミンテトラ酢酸(E
 1) ′I″A)第二鉄のようなキレートを形成する
塩などが拳げられる。鉄塩は錯塩または複塩の形でもよ
い。
鉄塩は水溶性である方が植物に吸収されやすく、好まし
い。
本発明の生長促進剤は植物の芽生えや挿し芽にまtコは
移植時に、恨あるいは葉に撒布するのがよ()、。
撒布は水溶液の1pJ−Q行うのが一段に好ま1ツく、
鉄塩の濃度は、−役に、好ましくは5 100T)T)
I’ll、さらに好ましくは、1O−5(H月知]であ
る。しかしながら、鉄塩の適当な濃度はその種類や鉄の
含有率により変動しうろことは占うまでもない。
本発明の生長促進剤は鉄塩ニア)みて、あるいは所望に
より他の生長促進剤、ビタミン類、肥料などとの混合剤
として用いることもできる。それは、たとえば、水溶液
、けん濁製剤、水溶剤、水和剤、粉剤、粒剤などの剤形
に調製することができ、必要に応じて適当な担体、分散
剤、展着剤などが7Jl]えられる。高濃度に■、−ノ
ーンィンやI、−シスチンを含有する製剤を需要家に供
給し、用に臨んで希釈して使用するようにしてもよい。
作  用 本発明の生長促進剤は植物の根や葉面から植物体内に吸
収されることにより植物の生長活動を促進し、その結果
、たとえば発根が盛A7になり、苗の丈が延び、生存期
間を長くする作用を有する。
実施例 以下本発明を実施例の形で説明する。
本発明者は多年にわたり、種々の農園芸植物の生育促進
作用物質について研究を重ねて来たが、個体差の少い均
一な植物の苗を多数準備することは非常にψ(Fしい。
水稲の籾はこの点で便利に使用でき、また小豆も他の種
子に比べて比校的均等な幼苗を生じやすいので実施例に
おいては水稲の籾お3よび小豆を用いtこ。
実施例1 個体差がなるべく少くなるように外観、粒の大きさなど
を揃えて選んjご同−株の切分、1紙を敷いtコシャー
レに入れ、常水(水道水を煮沸して塩素を除去し、冷却
したもの。以下同じ)を撒布し、比較的暗い場所に約1
0日間放置して発芽生長させ、多数の幼苗を用意した。
一方、容f’120 mlの試験管(径2cm、長さ7
.5cm )多数を用意し、試剤一種類(試剤の一濃度
毎に一種類とする)につき試験管3本ないし5本を一組
とした。この試験管に常水のみ、あるいは鉄塩または銅
、ニッケル、コバルl−、マンガン、亜鉛、カルシウム
、マグネシウム、ホウ素、モリブデン、バナジウムの硫
酸塩の0゜1%常水溶液の通常0.05ないし1.0 
mlを常水に加えて挿々の濃度にしたものを入れ、試験
管内の水の量は常に12、tになるようにした。硫酸塩
を用いたのはリン酸塩、硝酸塩は肥料効果を現すために
これを避けるためである。
鉄塩としては、硫酸第一鉄、同第二鉄、シュウ酸第−鉄
、フマール酸第−鉄、クエン酸第二鉄、乳酸第一鉄、エ
チレンシアミンチ1〜う酢ta (E I)’1” A
)第二鉄を用いた。
幼苗の種子から葉の先端までの長さが5−3 Cmの時
、なるべく同じ程度の長さの幼苗を逗び、−葉および二
乗の長さを予め測定した。種子と根のついたま5の幼苗
多数を各試験管に1木づへ入れ、60ワツト螢光燈付恒
温器に入れ26−30°C間の一定温度に保った。幼苗
の位置における照度は約2.000ルクスであった。1
0日ないし14日♂夛、生長した苗を取り出し、−葉、
二乗、三乗の長さを測定して加算した。
鉄塩以外の金属塩の場合は、幼苗が黄変し枯死するもの
が多かった。また、非常に希釈した場合は対照の常水の
みと比べて何ら生長は変らず、結局生長促進効果は認め
られなかった。
常水のみの場合、しばしば葉が淡緑色または黄色に変り
、種子上の葉の長さは大体9−11cm程度(加算せず
)であった。
鉄塩の場合は、葉が常に美しい組色を呈し、種子上の葉
の長さは1515−18C加算せず)に達することが多
かった。
葉の長さについては、前記のように一葉、二乗および三
乗の長さを測定、加算して算出したが、葉の先端その他
黄変した部分は測定せず、緑色部のみを測った。また、
対照の常水のみの場合、淡緑色の葉はそのま5長さを測
り、黄変したものは長さに加算しなかった。また、時に
は葉の幅広いものもあったが、葉の面積や重量を測るこ
とが困難であったので同じ幅と仮定して長さのみを測定
した。
試験当初の幼苗の一葉、二乗の長さを加算して3本ない
し5本の平均値をとり、試験後の一葉、二乗、三乗の長
さを加算し、長さの比から生長倍数を出した。鉄塩を加
えた場合も常水のみの場合と同様にして生長倍数を出し
た。常水のみ(対照)の場合の生長倍数を100とし、
鉄塩の場合の各種類、各濃度の3本ないし5本のそれぞ
れの平均(直をとり、常水に対するそれらの生長率(%
)を算出した−0 第1表は各鉄塩の濃度および生長率(%)を示したもの
であるが、前記したように、常水のみ(対照)の葉の色
の差による変動、試験時期による恒温器の温度差、籾ま
たは幼苗の個体差等により生長率が認められる。生物実
験である故多数の実験を繰返すことにより正確を期せら
れるが、次表はその数例である。
実施例2 なるべく粒の大きさの揃った小豆を選び、例1と同様に
シャーレ上に播播し、発芽生長して茎の長さが15〜2
0cmになったとき、同程度の太さと長さの苗を選び、
先端の葉より以下12cmの長さの所で茎を切断して種
子および根を除去した。残った葉のついた茎を容量50
耐のビーカーに1本ずついれ、バーミキュライトを加え
てビーカーを満した。
lビーカー当り、対照区では常水30m1を、試験区で
は硫酸第二鉄の0.1%常水溶液0.3 mlを常水3
0耐に加えた溶液およびEDTA  第二鉄塩0.1%
常水溶液1.5 mlに常水28.5屑tを加えた水溶
液をそれぞれ加えた。
対照区および試験区においてそれぞれビーカー5ケずつ
を用いた。
これを例1に記載した60W螢光燈付恒温(25〜26
°C)に入れ、一定期間放置した。
最初に常水ならびに鉄塩溶液を加えてから3目移バーミ
キュライトが乾いて来たので、さらに各ビーカーに常水
または同濃度の各鉄塩溶液30xlずつを加えた。その
後はバーミキュライトが乾かないように各ビーカーに常
水ならびに各鉄塩溶液をそれぞれ10yptlずつ2回
注加した。その間に切断された茎の下端より発根し、同
時に載乗も大いに生長した。
試験開始から3週間後、根を損傷しないように水中でバ
ーミキュライトを除いた、対照区では常に容易にバーミ
キュライトが洗い去られたが、試験区では根がバーミキ
ュライトを抱き込んで張っているので水洗に時間がか一
つだ。結果は第1図の写真に示す通りである。第1図は
実物が115に縮小されている。対照区(第1図a)で
は1本が発根せず枯死したので、4本となっている。対
照区と比べ、試験区では根が著るしく生長していること
が判る。
発明の効果 本発明によれば、入手容易な各種鉄塩を用いて有効に植
物の生長を促進することができ、生育による効果が得ら
れるばかりでなく、植物の生存期間を長くし、勢いを良
くし、葉の色っやを良くするなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2に示される小豆の苗を用いた試験の結
果を示す写真で、同図aは対照区の、bは硫酸第二鉄の
0.1%常水溶液を常水で101倍に希釈して与えた試
験区の、同図CはEDTA Q二鉄塩0.196常水溶
液を常水で10倍に希釈して与えた試験区の生育状況を
示す。 特許出願人   1)中 福 寿 代理人 弁理士 竹 内   卓 手続補正占〈方式) 昭和61年 3月11日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 無機または有機の鉄塩を含有させてなる植物の生長促進
JP27859885A 1985-12-10 1985-12-10 植物の生長促進方法 Granted JPS62138408A (ja)

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JPS62138408A true JPS62138408A (ja) 1987-06-22
JPS647042B2 JPS647042B2 (ja) 1989-02-07

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104158A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Matsutani Chem Ind Ltd 植物成長剤
JP2016017000A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 愛知製鋼株式会社 植物成長促進剤及び肥料

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JPS60239403A (ja) * 1984-05-15 1985-11-28 Akira Yonezawa 植物活性付与剤

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