JP3399424B2 - 湿潤おからの製造法 - Google Patents
湿潤おからの製造法Info
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Description
殺菌する方法に関する。
れているが、保存性の点から乾燥品が圧倒的に多かっ
た。しかし乾燥おからは乾燥前に比べて保水性や水戻り
性に劣るのみならず、エネルギーコストが高いという問
題があった。
湿潤おからがわずかに流通しているが、経時的に硬くな
って分散させにくかったり、色が黒くなったり風味が悪
くなったりする問題があった。他に連続式のものとして
は通電方式によるものがあるが、塩分がなければ温度が
上がらず、塩分濃度を上げると風味が悪くなる欠点を有
していた。
の連続殺菌を目的とした。まず、本発明者等は連続して
加熱殺菌できる装置として掻き取り式熱交換機を用いて
おからを殺菌することを試みた。しかし、従来のおから
では熱交換機壁面やポンプに詰まって、連続殺菌が困難
であった。
を解決すべく鋭意研究の結果、おからを特定の粒度に微
細化すれば、かかる問題を解決できる知見を得て本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明は、微細化した
湿潤おからを掻き取り式熱交換機に供給し120℃以上
に加熱して殺菌し冷却したものを無菌的に充填密封する
ことを特徴とする保存性の良い湿潤おからの製造法であ
る。微細化した湿潤おからの平均粒子径は10ミクロン
から100ミクロンが好ましい。(測定方法はコ−ルタ
−カウンタ−によった)、湿潤おからの水分は70%
(重量基準、以下同じ)以上が好ましい。掻き取り式熱
交換機は、a.おからの供給・圧送部、b.掻き取り羽
根と外管を具備した間接加熱部、c.保持部、及びd.
冷却部を有することが好ましい。
豆由来のものでも脱脂大豆由来のものでも良い。前者の
おからは主に豆腐製造工程で得ることができ、後者は大
豆油製造工程などで得られる脱脂大豆を用いて分離大豆
蛋白などを製造する工程で得ることができる。本発明に
用いるおからは、水分70%以上が適当である。通常7
0〜95%、好ましくは75〜90%、更に好ましくは
80〜90%が適当である。おからの水分が少ないと掻
き取り式熱交換機に供給する供給・圧送部においてポン
プ輸送が困難となる。また掻き取り式熱交換機を通過し
て得られるおからを食するとザラツキを感じて美味しく
なくなる。逆に水分が多すぎると、水に分散したおから
が沈澱状態となり,掻き取り式熱交換機はし易くなる
が、得られたおからの風味は水っぽくなる。
からの平均粒子径は湿潤状態で、10〜100ミクロ
ン、好ましくは10〜50ミクロン、更に好ましくは、
20〜40ミクロンが適当である。但し粒度の測定はコ
−ルタ−カウンタ−による。なお,通常のおからはコ−
ルタ−カウンタ−には通らないので湿式のふるい分け法
にって平均粒子径を求めた。おからの粒子が細かいと、
流動性が増し、掻き取り式熱交換機を通過し易くなり、
加熱殺菌が容易になるおからの粒度が市販おからのよう
に大きいと掻き取り式熱交換機を通過することが困難と
なり、連続殺菌が困難となる。なお、豆腐製造工程で得
られるおからの平均粒子径は、通常200ミクロン〜1
000ミクロン程度である。このような粒度の大きいお
からを掻き取り式熱交換機に供給しようとしても、圧送
部のポンプ壁面に付着したり、2〜5ミリ程度の大豆の
へそとよばれるものでポンプが目詰まりして安定して送
ることが困難となる。このような粒度の大きいおから
は、例え水分が80%以上でも、見かけはパサパサ状態
であり、本発明のような、同水分のおからのように流動
性が全く無く、掻き取り式熱交換機に圧送することが困
難となる。市販おからがレトルト殺菌される所以はここ
にある。
a.おからの供給・圧送部を有する。おからの供給・圧
送部としては、おからをフィ−ドするポンプを利用する
ことができる。このポンプとしては一般にはモノポンプ
を利用することができるが、粘度がかなり高くなれば押
し込みポンプ(スクリュ−ポンプ)などをモノポンプの
前に使用して流量の安定化に使用できる。
b.掻き取り羽根と外管を具備した間接加熱部を有す
る。この外管は、ジャケット付きの二重管が好ましい。
この外管をおからがフィ−ドされて圧送され通過する。
ジャケットは水蒸気(高圧水蒸気 2〜5kg/c
m2、飽和蒸気温度120〜170℃)か高温の加熱水
をが使用され、表面の焦げをを防ぐ目的でロ−タ−部に
付いた鋭利な羽根(通常2〜4枚)でジャケット壁面を
絶えず更新している。
交換機に供給したおからの熱伝導を良くするため掻き取
り羽根(ロ−タ−等)と外管の壁面を円滑に回転させる
ことが適当である。また掻き取り熱交換機に供給したお
からの圧損を軽減するため、外管の壁面と掻き取り羽根
(ロ−タ−)の隙間は5mm〜50mm、好ましくは1
0mm〜30mm、更に好ましくは15mm〜25mm
が適当である。
部を有する。保持時間は120℃殺菌では2.6分〜2
6分、125℃殺菌では49秒〜8.1分、130℃で
は16秒〜2.6分、135℃では5秒〜49秒、14
0℃では1.5秒〜15.5秒、145℃殺菌では0.
5秒〜5秒の保持時間をとることが好ましい。これより
長い保持時間を設定すると、色調、風味が悪くなり、ま
た5℃保存で1週間を過ぎるとおからが硬くほぐれにく
くなり、分散性が低下する。これより低い保持時間を設
定すると、殺菌不足となり日持ちがしない。
を有する。すなわち、おからは、冷却部出口で加圧され
た状態で100℃以下まで冷却されることが適当であ
る。もし、冷却部を設けず、加熱部からおからを常圧下
で急激に100℃以下まで冷却すると、突沸し空気抜け
(水蒸気の抜け)を起こすので好ましくない。通常加圧
は、冷却部出口のバルブで,掻き取り熱交換機を加圧す
るが、作業性、殺菌性を考え、まず保持管途中で加圧
し、次に冷却管出口で加圧する2段階加圧が好ましい。
殺菌時に、本発明のおからを通すと、おからが高粘度の
ために、温度の低下が見られ、(おからの場合140℃
殺菌でも120℃以下まで低下する)保持部通過以降の
殺菌性が破れ,菌汚染を起こすため、まず保持管で背圧
をかけ、おからの温度が目的の温度に到達するまで、お
からを元の原料部(例えばフィ−ドタンク)に戻し、殺
菌温度に到達したら冷却部に流すことが適当である。こ
のため保持部と冷却部の2か所に背圧弁を設けることが
適当である。またラインが長い場合は、ラインの輸送圧
で代用できる。
機能を有する装置であればいずれの装置でも用いること
ができるが,例えば市販品としてアルファラバル社製造
のコンサ−ムなどを利用することができる。
は、無菌的に密封充填する。かかる無菌的に密封充填す
る方法としては、通常、セミアセプテックもしくはアセ
プテック充填などの無菌充填装置を利用することができ
る。セミアセプテックの場合は、高温雰囲気下(70〜
90℃)でおからを包材の内袋に詰めることができる。
これは、内袋の殺菌を兼ねることができる。充填は、N
ASA10000クラス以下の雰囲気下で行うことが好
ましい。(但し、NASA10000とは0.5ミクロ
ン以上の微粒子が1立方フィ−ト中に0.5個以上存在
しない状態を云う。)このようにすることにより、外部
から菌の混入を防ぐとともに、ピロ−製袋まえの原袋に
静電気によるほこりが付着しないようにすることができ
る。
で10℃以下まで冷却したあと、無菌的にピロ−(オリ
ヒロ株式会社製)、もしくはショ−リ−(凸版印刷株式
会社製)に詰めることができる。以上のように、本発明
によりおからを連続的に殺菌できるようになった。
る。 製造例1(浸漬温度が高い湯の場合) 微細おからは以下のように製造した。脱皮・脱胚軸大豆
1重量部(以下、部)に水10部を加え85〜95℃で
60分以上浸漬して充分に吸水した脱皮・脱胚軸大豆
(水分含量40〜50%)1部に対し、熱水(90℃)
3部を加えたものを回転刃型剪断力により裁断するコミ
ットロ−ル(URSCHEL社製造)を用いて2回処理
して平均粒子径45ミクロンの微細スラリ−を得た。得
られたスラリ−を次に高圧ホモゲナイザ−(APV社製
造)を用いて200kg/cm2で2回処理して均質化
し、平均粒子径25ミクロンの微細大豆スラリ−を得
た。この均質化した微細スラリ−を遠心分離機(巴工業
社製造)によって3000Gで5分間処理しておからを
得た。この微細おからの固形分は14%であった。
に、丸豆のまま水浸漬され、石臼(マイコロイダ−)で
粗粉砕(摩砕)されるので、大豆の皮や胚軸が残ってい
た。また固形分が19%と製造例1に比べて高く、平均
粒子径400ミクロン以上と大きく、おからそのものは
黒みがかっていた。
水10部を加え50〜65℃で60分以上浸漬処理し
た。以下は製造例1と同様の方法によった。この微細お
からの固形分は14%であった。
からを、押し込みポンプとモノポンプの2台で安定的に
掻き取り式熱交換機(コンサ−ム)に900kg/hで
供給した。コンサ−ムの内部の壁面と回転するロ−タ−
の隙間は約20mm、ロ−タ−回転数を300rpmと
した。殺菌温度を上げるため掻き取り式熱交換機のジャ
ケット部に8kg/cm2(ゲ−ジ圧、飽和蒸気温度、
175℃)の飽和蒸気を供給した。またロ−タ−の回転
部のメカシ−ルは部分には、加熱側、冷却側とも無菌の
水道水を循環させ焦げつきを抑えた。ホ−ルディング管
は2インチ(内径50mm)、管長2メ−トルのものを
用いた。当該ホ−ルディング管の先端部分の丁度保持時
間が8秒の所に背圧弁があり、背圧を4kg/cm
2(ゲ−ジ圧)に調整したところ、おからの温度は14
0℃となった。保持されたおからは、冷却用の掻き取り
式熱交換機の出口に設置されている背圧調整弁で1.2
kg/cm2 (ゲ−ジ圧)の圧力を施しているため14
0℃から120℃に温度が低下して冷却用の掻き取り式
熱交換機に送られた。冷却の熱媒体として15℃のチル
ド水を使用し、冷却用の熱交換機の出口温度を80℃と
した。冷却用の掻き取り式熱交換機を出たおからは、配
管により、無菌のエア−で陽圧化した充填機である縦型
ピロ−包装機(オリヒロ株式会社製)に送られ、衛生的
に2kgずつ充填された。充填した製品は万遍なく2℃
の冷風がゆきわたった冷蔵庫内で12時間かかって10
℃以下まで冷却された。
げつき、変色は見られず,5℃で1週間後の状態はほぐ
れやすく分散性のよい適度な硬さで食品素材として良好
であった。風味については、豆腐様の良好なものであり
焦げ臭はなかった。また保水性は加熱前に比べて何等遜
色なかった。菌数は原料の細菌が10の5乗に対して、
本殺菌処理したものは5℃で1日置きペトリフィルムに
よる測定(住友スリ−エム社測定キット使用)をしたと
ころ0×10の0乗()であった。このピロ−充填した
おからを35℃に2日間保存したが、いずれも風味、食
感、色調等の物性に優れ、菌数も0×10の0乗であっ
た。(10倍希釈法でも0×10の1乗であった。) なお140℃8秒のかわりに、145℃8秒、または1
30℃200秒で加熱・保持する場合も実施したが、1
45℃8秒の場合は製品を5℃で1週間保存後の状態が
硬い板状になりほぐれにくく、分散性が低下しておから
としての適性は低下し、130℃200秒の場合は製品
を5℃で1週間保存後の状態が一部柔らかい部分は存在
するものの全体的には硬くてほぐれにくくなっていた。
からを押し込みポンプとモノポンプの2台で安定的にコ
ンサ−ムに900kg/hで供給し、後は実施例1と同
様の方法で行った。
ていたが、風味については焦げ臭は全くなかった。硬さ
についても5℃で1週間保存後も良好であった。菌数は
原料の細菌が10の5乗に対して、本殺菌処理したもの
は0×10の0乗、ピロ−充填したおからを35℃に2
日間保存したが、いずれも風味、食感、色調等の物性に
優れ、菌数も0×10の0乗、10倍希釈法で0×10
の1乗であった。
て、冷却保存したが、物性は色調が極めて白く、焦げつ
き、変色は見られなかった。風味についても、豆腐様の
良好なものであり焦げ臭はなかった。硬さについても、
5℃で1週間保存後も良好であった。菌数は原料の細菌
が10の5乗に対して、本殺菌処理したものは0×10
の0乗、このピロ−充填したおからを35℃に2日間保
存したが、いずれも風味、食感、色調等の物性に優れ、
菌数も0×10の0乗、10倍希釈法で0×10の1乗
であった。
℃の微細化おからを実施例1の方法で加熱殺菌したが、
殺菌温度を上げるため掻き取り式熱交換機のジャケット
部に8kg/cm2(ゲ−ジ圧、飽和蒸気温度175
℃)の飽和蒸気を供給した。保持管は、直径が3インチ
(75mm)、長さは2メ−トルのものを用い、当該保
持管の先端部分、丁度保持時間が130℃で22秒とな
るように背圧調整弁を3kg/cm2に調整した。以下
実施例1と同様の方法で2kgピロ−に充填した。物性
は色調が極めて白く、焦、げつき、変色は見られなかっ
た。風味についても、豆腐様の良好なものであり焦げ臭
はなかった。硬さは、5℃で1週間保存後でも良好であ
った。菌数は原料の細菌が10の5乗に対して、本殺菌
処理したものは0×10の0乗、このピロ−充填したお
からを35℃に2日間保存したが、いずれも風味、食
感、色調等の物性に優れ、菌数も0×10の0乗、10
倍希釈法で0×10の1乗であった。
%、温度80℃の微細化おからを実施例1の方法で加熱
殺菌した。保持管は直径が3インチ(75mm)、長さ
が10メ−トルのものを用い、当該保持管の先端部分、
丁度保持時間が130℃で150秒となるように背圧調
整弁を3kg/cm2に調整した。以下5kgピロ−に
充填した。物性は色調が極めて白く、焦げつき、変色は
見られなかった。風味についても、豆腐様の良好なもの
であり焦げ臭はなかった。硬さは5℃で1週間保存後で
も良好であった。菌数は原料の細菌が10の5乗に対し
て、本殺菌処理したものは0×10の0乗、このピロ−
充填したおからを35℃に2日間保存したが、いずれも
風味、食感、色調等の物性に優れ、菌数も0×10の0
乗、シャ−レ法でも10倍希釈法で0×10の1乗であ
った。
熱してから、押し込みポンプとモノポンプの2台でコン
サ−ムに900kg/hで実施例1と同様の方法でおこ
なった。しかし安定的におからを送ることができず、殺
菌温度に到達できず振れが大きく、条件を設定すること
ができなかった。
分が86%としたものを、実施例4と同様の方法で処理
した。保持管は実施例1と同じ3インチ(75mm)2
メ−トルのものを使用し、130℃で22秒間殺菌し
た。このときの物性は、色調が黒く変化し、焦げつきの
ようなものが見られた。しかも大豆由来の皮やへそとよ
ばれるものが全体に広がっていた。風味は焦げ臭が強く
食するには悪い風味であった。このピロ−充填したおか
らの菌数は原料の細菌が10の5乗に対して、本殺菌処
理したものは20×10の0乗、シャ−レによる10倍
希釈法では4×10の1乗であった。この充填おからを
35℃に2日間保存したが、いずれも腐敗しており、菌
数も10の6乗以上であった。腐敗に至った原因は、粒
子が大きく、おからの中心まで加熱が至らなかったこと
と、掻き取り式熱交換機の壁面におからが付着し、熱伝
導が悪くなったためである。
の隙間を2mmとして同様の方法で行ったが、コンサ−
ムの中で閉塞し実験を中止した。
℃の微細化おからを実施例1の方法で加熱殺菌したが、
殺菌温度を上げるため掻き取り式熱交換機のジャケット
部に8kg/cm2(ゲ−ジ圧、飽和蒸気温度175
℃)の飽和蒸気を供給した。保持管は、3インチ(75
mm)10メ−トルのものを用い、当該保持管の先端部
分、丁度保持時間が110℃で200秒となるように背
圧調整弁を2kg/cm 2に調整した。以下実施例1と
同様の方法で、2kgピロ−に充填した。物性は色調が
極めて白く、焦げつき、変色は見られなかった。風味に
ついても、豆腐様の良好なものであり焦げ臭はなかっ
た。硬さは5℃で1週間後保存後良好であった。菌数は
原料の細菌が10の5乗に対して、本殺菌処理したもの
は200×10の0乗、このピロ−充填したおからを3
5℃に2日間保存したが、10の6乗以上となり腐敗を
していた。
に詰まることなく連続しておからを殺菌することが可能
となった。
Claims (4)
- 【請求項1】微細化した平均粒子径が10ミクロン〜1
00ミクロン、水分が70%〜95%の湿潤おからを掻
き取り式熱交換機に連続的に供給し120℃〜170℃
に加熱して冷却したものを無菌的に充填密封することを
特徴とする湿潤おからの製造法。 - 【請求項2】湿潤おからの平均粒子が湿潤状態で、10
〜50ミクロンである請求項1の製造法。 - 【請求項3】掻き取り式熱交換機が、a.おからの供給
・圧送ポンプ、b.掻き取り羽根と外管を外管の壁面と
掻き取り羽根(ロ−タ−)の隙間は5mm〜50mmと
なるように具備した間接加熱部、c.保持部、及びd.
冷却部を有する請求項1または請求項2の何れかに記載
の製造法。 - 【請求項4】掻き取り式熱交換機のd.冷却部出口で加
圧された状態で100℃以下まで冷却される請求項1な
いし請求項3の何れかに記載の製造法。
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