JP2018201504A - 酸性殺菌タンパク質含有飲食品、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の凝集抑制方法、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の流通方法及び酸性殺菌タンパク質含有飲食品の保存方法 - Google Patents

酸性殺菌タンパク質含有飲食品、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の凝集抑制方法、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の流通方法及び酸性殺菌タンパク質含有飲食品の保存方法 Download PDF

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祐理 島
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Abstract

【課題】加熱殺菌工程を経て殺菌されていてもタンパク質の粒子の凝集及び沈殿が生じていない酸性殺菌タンパク質含有飲食品、及び酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法提供。【解決手段】ウェランガム及びペクチンを含有する酸性殺菌タンパク質含有飲食品。更に大豆多糖類を含有し、ウェランガムの含有量が0.01〜3重量%であり、B型回転粘度計を用いて回転数60rpm、10℃で測定した粘度が10〜5000mPa・sであることが好ましい。又、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法は、酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて混合物を調製する工程と、F値が0.001以上の条件で混合物を加熱する加熱殺菌工程とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、酸性殺菌タンパク質含有飲食品及び酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法等に関する。
ドリンクヨーグルト等の酸性乳飲食品の分野においては、保存時に乳タンパク質の粒子の凝集、沈殿が生じ、沈殿と上澄み(乳清)の分離が生じてしまうということが一般的に知られている。
特許文献1には、大豆多糖類及びHMペクチンを飲料全量に対して所定の含有量で、かつ両者を特定の比率で配合使用することによって発酵乳含有飲料の保存時において長期間タンパク質の凝集及び沈殿を抑制することができることが開示されている。
国際公開第2014/199876号
ところで、酸性乳飲食品は、発酵後に加熱殺菌工程を経ることなく、チルド流通、チルド保存されることが通常行われているが、近年、酸性乳飲食品に対して加熱殺菌工程を施し、常温での流通及び保存を可能にすることが検討されている。
しかし、酸性乳飲食品に対して加熱殺菌工程を施すと乳タンパク質の粒子の凝集及び沈殿が生じてしまう。特に、常温での流通及び保存を可能にするために必要な所定温度以上、所定時間以上の充分な条件での加熱殺菌を行った場合に凝集及び沈殿が顕著に生じる。
特許文献1で着目していた保存時の乳タンパク質の粒子の凝集及び沈殿は、加熱殺菌工程を施した場合の乳タンパク質の粒子の凝集及び沈殿に比べると凝集及び沈殿の程度が弱いもののようであった。そのため、酸性乳飲食品に対して大豆多糖類及びHMペクチンを配合使用した場合であっても、加熱殺菌工程を施した場合の乳タンパク質の粒子の凝集及び沈殿については抑制することができなかった。
そこで、酸性乳飲食品に対して加熱殺菌工程を施した場合の乳タンパク質の粒子の凝集及び沈殿を抑制して、酸性乳飲食品の常温での流通及び保存を可能にするためには、特許文献1に開示された技術とは異なる技術が必要であると思われた。
本発明は、上記問題を解決するためにされたものであり、加熱殺菌工程を経て殺菌されていても乳タンパク質等のタンパク質の粒子の凝集及び沈殿が生じていない酸性殺菌タンパク質含有飲食品を提供すること、及び、上記酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、加熱殺菌工程によるタンパク質の粒子の凝集及び沈殿を抑制するための手法として、増粘多糖類等の増粘剤を添加して酸性タンパク質含有飲食品に粘度を付与する方法について検討した。
しかし、飲食品に対して従来汎用される増粘多糖類(例えばキサンタンガム)を付与したとしても、タンパク質の粒子の凝集・沈殿を充分に抑制することができず、抑制できたとしても、過度な粘度が付与されたり、飲用に好ましくない食感が生じてしまったりすることがあった。
本発明者らがさらに検討を進めた結果、増粘多糖類のうちウェランガムを付与すると加熱殺菌工程によるタンパク質の粒子の凝集及び沈殿を抑制することができた。この検討過程において、特にウェランガムに加えてペクチンを含有させるようにすると、タンパク質の粒子の凝集及び沈殿を抑制することができるだけではなく、粘度が高くなりすぎることもなく、食感のざらつきも抑制することができることを見出した。
そしてこれらの知見に基づき、本発明を完成した。
すなわち、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、ウェランガム及びペクチンを含有する。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、殺菌されたタンパク質含有飲食品であるので、常温での流通及び保存が可能になる。
なお、本明細書における「常温」とは、夏期において考えられる最高気温を考慮して、0〜45℃と定める。
そして、上述したように、ウェランガム及びペクチンを含有することにより、加熱殺菌工程を経てもタンパク質の粒子の凝集及び沈殿が抑制され、タンパク質の粒子が分散した状態を維持している。また、粘度が高くなりすぎることもなく、食感のざらつきも抑制されているので、酸性殺菌タンパク質含有飲食品として好ましいものとなる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、さらに大豆多糖類を含有することが好ましい。
大豆多糖類をさらに含有させることにより、ウェランガムの添加量を少なくすることができるので酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度をより低くすることができる。また、タンパク質の粒子の粒子径が小さくなるために食感のざらつきがより抑制される。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品では、ウェランガムの含有量が0.01〜3重量%であることが好ましい。
ウェランガムの含有量が上記範囲であると、タンパク質の粒子の凝集及び沈殿を抑制させるのに特に適している。また、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度を好ましい範囲とすることができる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品では、B型回転粘度計を用いて回転数60rpm、10℃で測定した粘度が10〜5000mPa・sであることが好ましい。
酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度が上記範囲であると、好ましい食感となる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法は、酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを添加して混合物を調製する工程と、上記混合物を加熱する加熱殺菌工程とを含む。
酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを添加した混合物を加熱して殺菌したとしても、ウェランガム及びペクチンの働きによりタンパク質の粒子の凝集及び沈殿が抑制されるので、タンパク質の粒子が分散した状態の酸性殺菌タンパク質含有飲食品を製造することができる。
また、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度が高くなりすぎることもなく、食感のざらつきも抑制される。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法において、加熱殺菌工程は、F値が0.001以上の条件の殺菌であることが好ましい。また、F値が0.02以上の条件の殺菌であることがより好ましい。
加熱殺菌工程における殺菌条件が上記のような条件であると、殺菌が充分に行われるので常温での流通及び保存に適した酸性殺菌タンパク質含有飲食品を製造することができる。
また、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法において、加熱殺菌工程は、F値が40以下の条件の殺菌であることが好ましく、F値が30以下の条件の殺菌であることがより好ましく、F値が20以下の条件の殺菌であることがさらに好ましい。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法では、酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させているためにタンパク質の粒子の凝集及び沈殿が抑制されるので、このような充分な加熱殺菌条件を採用することができる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の凝集抑制方法は、酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて混合物を調製する工程と、上記混合物を加熱する加熱殺菌工程とを含む。
酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて得られた混合物を加熱してもタンパク質の粒子の凝集・沈殿が生じないので、この方法を酸性殺菌タンパク質含有飲食品の凝集抑制方法として使用することができる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の流通方法は、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品又は本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法で得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品を、常温で流通させる工程を含む。
また、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の保存方法は、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品又は本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法で得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品を、常温で保存する工程を含む。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品及び本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法で得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、充分に殺菌されているために常温での流通及び保存が可能となる。
チルド流通及びチルド保存をする必要がないので、流通、保存に係る設備費用、電気代等の節減が可能であり、省エネルギーにも寄与することができる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品によると、加熱殺菌工程を経て殺菌されていても乳タンパク質の粒子の凝集及び沈殿が生じていない酸性殺菌タンパク質含有飲食品を提供することができる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品は殺菌されたタンパク質含有飲食品であるので、常温での流通及び保存が可能になる。
図1(a)、図1(b)、図1(c)及び図1(d)は、それぞれ実施例2、比較例1、2及び3における酸性殺菌タンパク質含有飲食品の外観評価の結果を示す写真である。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、ウェランガム及びペクチンを含有する。
本明細書における酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、加熱殺菌済みの酸性タンパク質含有飲食品を意味する。
本発明で用いるタンパク質の種類は特に制限されず、飲食品に使用可能なタンパク質を使用できる。例えば、乳タンパク質、大豆タンパク質、エンドウタンパク質、小麦タンパク質、米タンパク質、ゼラチン、コラーゲンペプチド、卵タンパク等を使用できる。好ましくは乳タンパク質である。乳タンパク質源としては、例えば、牛乳、濃縮乳、濃縮脱脂乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、乳清タンパク質、カゼイン、発酵乳等が挙げられる。また、酸性タンパク質含有飲食品におけるタンパク質の含有量の上限値は、飲食品に通常含まれる範囲であれば特に制限されないが、好ましくは25質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%である。また、酸性タンパク質含有飲食品におけるタンパク質の含有量の下限値は、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.003質量%以上、更に好ましくは0.005質量%以上である。
酸性タンパク質含有飲食品としては、ドリンクヨーグルト、乳製品乳酸菌飲料、乳酸菌飲料等の発酵乳飲料、プレーンヨーグルト、ハードヨーグルト、ソフトヨーグルト、ヨーグルトデザート、フローズンヨーグルト、チーズ等の発酵乳飲食品や、牛乳、全脂粉乳、脱脂粉乳等の乳原料に、乳酸、クエン酸等の有機酸を添加することで酸性化した飲料、チーズ等の酸性乳飲食品が好ましい。これらの中でより好ましくはドリンクヨーグルトである。
その他、酸性タンパク質含有飲食品としては、例えば豆乳等といった乳タンパク質以外のタンパク質源を使用したプリン、ヨーグルト等や、卵タンパク質を含有するマヨネーズ等が挙げられる。
また、そのpHは3〜6であることが好ましく、3.3〜5であることがより好ましく、3.5〜4.5であることがさらに好ましい。
ウェランガムは、スフィンゴモナス属細菌(Sphingomonas sp.)の培養液から得られた多糖類を主成分とするものである。簡便には、一般に流通している市販製品を利用することが可能であり、具体的には三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製のビストップ(登録商標)W等が例示できる。
酸性殺菌タンパク質含有飲食品中に含まれるウェランガムの含有量は、酸性タンパク質含有飲食品の種類や他の成分の含有量によって適宜調節すればよいが、0.01〜3重量%であることが好ましい。ウェランガムの含有量が上記範囲であると、タンパク質の粒子の凝集及び沈殿を抑制させるのに特に適している。また、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度を好ましい範囲とすることができる。
また、ウェランガムの含有量は0.01〜1重量%であることがより好ましく、0.05〜0.5重量%であることがさらに好ましく、0.05〜0.3重量%であることがよりさらに好ましく、0.1〜0.2重量%であることが特に好ましい。
ウェランガムの含有量が上記範囲であると、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度が高くなりすぎることが防止される。また、タンパク質の粒子の粒子径が小さくなるために食感のざらつきがより抑制される。
ペクチンは、野菜や果物に細胞壁成分として存在する、α−D−ガラクツロン酸を主鎖成分とする酸性多糖類である。ペクチンを構成するガラクツロン酸は部分的にメチルエステル化されており、エステル化度によってLM(ローメトキシル)ペクチンとHM(ハイメトキシル)ペクチンに分けられる。これらのうち、エステル化度が55以上、好ましくは60以上、更に好ましくは65以上のHMペクチンを使用することが好ましい。かかるペクチンは商業的に入手可能であり、例えば三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製のSM−478、SM−666等が挙げられる。
酸性殺菌タンパク質含有飲食品がウェランガムとともにペクチンを含有することにより、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度が高くなりすぎることが防止され、食感のざらつきも抑制されるため、酸性殺菌タンパク質含有飲食品として好ましいものとなる。
酸性殺菌タンパク質含有飲食品中に含まれるペクチンの含有量は0.01〜5重量%であることが好ましく、0.05〜3重量%であることがより好ましく、0.1〜1重量%であることがさらに好ましい。ペクチンの含有量が上記範囲であると、食感のざらつきをより抑制することが可能である。
また、酸性殺菌タンパク質含有飲食品中に含まれるウェランガムとペクチンの含有量の合計が0.01〜8重量%であることが好ましく、ウェランガムに対するペクチンの重量比率(ペクチン/ウェランガム)が0.01〜500であることが好ましい。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、さらに大豆多糖類を含有することが好ましい。
大豆多糖類としては、大豆から抽出される多糖類であれば特に限定されるものではないが、例えば、水溶性ヘミセルロースが好適である。なお、大豆多糖類は商業的に入手することができ、例えば、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製のSM−700、SM−900、SM−1200等が挙げられる。
大豆多糖類をさらに含有させることにより、ウェランガムの添加量を少なくすることができるので酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度をより低くすることができる。また、乳タンパク質の粒子の粒子径が小さくなるために食感のざらつきがより抑制される。
酸性殺菌タンパク質含有飲食品中に含まれる大豆多糖類の含有量は0.01〜5重量%であることが好ましく、0.05〜3重量%であることがより好ましく、0.1〜1重量%であることがさらに好ましい。大豆多糖類の含有量が上記範囲であると、食感のざらつきをより抑制することが可能である。
また、酸性殺菌タンパク質含有飲食品中に含まれるウェランガムと大豆多糖類の含有量の合計が0.01〜8重量%であることが好ましく、ウェランガムに対する大豆多糖類の重量比率(大豆多糖類/ウェランガム)が0.01〜500であることが好ましい。
また、酸性殺菌タンパク質含有飲食品中に含まれるウェランガムとペクチンと大豆多糖類の含有量の合計が0.01〜8重量%であることが好ましい。さらに、ウェランガムに対するペクチンと大豆多糖類の合計の重量比率[(ペクチン+大豆多糖類)/ウェランガム]が0.01〜500であることが好ましい。
また、酸性殺菌タンパク質含有飲食品中には、その他の任意成分として、乳化剤、砂糖、果糖、糖アルコール、スクラロース、アスパルテーム、ステビア等の各種甘味料、果汁、果肉、ココアパウダー等の風味付け素材、色素、香料等を添加することもできる。
酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、B型回転粘度計を用いて回転数60rpm、10℃で測定した粘度が10〜5000mPa・sであることが好ましく、10〜3000mPa・sであることがより好ましい。ローターは測定粘度に合わせて適切なものを選択する。
このような粘度を有することが好ましい酸性タンパク質含有飲食品の例としてはドリンクヨーグルト等の酸性乳飲食品が挙げられる。
タンパク質の粒子の平均粒子径が小さいほど、食感のざらつきの抑制につながるため好ましい。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、加熱殺菌済みであるにも関わらずタンパク質の粒子の凝集・沈殿が抑制されているものである。凝集・沈殿が抑制されているかは酸性殺菌タンパク質含有飲食品を透明容器内に静置して、目視にてタンパク質の凝集による分離や上部の上隙が見られないことを目視観察することにより判定することができる。
続いて、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法について説明する。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法は、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品を製造する方法として適した方法である。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法は、酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて混合物を調製する工程と、上記混合物を加熱する加熱殺菌工程とを含む。酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて混合物を調製する方法としては、例えば、酸性タンパク質含有飲食品の製造過程でウェランガム及びペクチンを添加する方法や、酸性タンパク質含有飲食品の製造後にウェランガム及びペクチンを添加する方法が挙げられる。
はじめに、酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて混合物を調製する。
混合物には、さらに大豆多糖類や他の任意成分を含有させてもよい。
また、混合物にはさらに水を含有させてもよい。
原料としての酸性タンパク質含有飲食品としては、上述した酸性タンパク質含有飲食品を使用することができる。原料としての酸性タンパク質含有飲食品は殺菌されていても、殺菌されていなくてもよいが、殺菌されていない酸性タンパク質含有飲食品を対象とすることが好ましい。
続いて、上記混合物に対し、加熱殺菌工程を行う。ここでいう加熱殺菌工程は、常温での流通及び保存を可能にするために必要な所定温度以上、所定時間以上の充分な条件での加熱殺菌を意味する。
例えば、「93℃達温での殺菌」程度の加熱殺菌は、ここでいう充分な条件での加熱殺菌には含まれない。
加熱殺菌工程の具体的な方法としては、ボイル殺菌、バッチ殺菌、UHT殺菌、レトルト殺菌、マイクロウェーブ殺菌等を使用することができる。加熱殺菌工程の温度及び保持時間の条件はその方法によって異なり、具体的にはF値が0.001以上の条件の殺菌であることが好ましい。また、F値が0.02以上の条件の殺菌であることがより好ましい。
また、F値が40以下の条件の殺菌であることが好ましく、F値が30以下の条件の殺菌であることがより好ましく、F値が20以下の条件の殺菌であることがさらに好ましい。
F値とは、レトルト食品分野で用いられる指標であり、食品をある温度である時間加熱したときの微生物の死滅効果を、121℃で加熱した場合の時間に換算した値(単位は分)である。
なお、F値については、「レトルト食品の基礎と応用(1995年6月10日)、pp.73−78、(株)幸書房発行」に詳細に記載されている。
また、加熱殺菌工程の温度と時間の好ましい具体例としては、以下の通りである。
温度70〜100℃で5分以上、60分以下
温度100〜130℃で1秒以上、40分以下
温度130〜145℃で1秒以上、5分以下
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法では、酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させているためにタンパク質の粒子の凝集及び沈殿が抑制されるので、このような充分な加熱殺菌条件を採用することができ、製造される酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、常温での流通及び保存が可能な程度に加熱殺菌されたものとなる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の凝集抑制方法は、酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて混合物を調製する工程と、上記混合物を加熱する加熱殺菌工程とを含む。
酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて得られた混合物を加熱してもタンパク質の粒子の凝集・沈殿が生じないので、この方法を酸性殺菌タンパク質含有飲食品の凝集抑制方法として使用することができる。
本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品及び本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法で得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品は、充分に加熱殺菌された飲食品である。
この酸性殺菌タンパク質含有飲食品を常温で流通させることが、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の流通方法であり、この酸性殺菌タンパク質含有飲食品を常温で保存することが、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の保存方法である。
常温での流通及び保存は、飲食品業界で通常行われている常温流通、常温保存の例に倣えばよく、チルド流通及びチルド保存のための特別な設備を使用しない流通及び保存であればよい。
なお、本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品及び本発明の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法で得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品をチルド流通及びチルド保存することが妨げられるものではなく、チルド流通及びチルド保存しても構わない。
以下に、実施例を用いて本発明を更に詳しく説明する。ただし、これらの例は本発明を限定するものではない。なお、実施例中の「%」は、「重量%」であることを意味する。
殺菌ヨーグルトの例
まず、表1に示す組成の酸性タンパク質含有飲食品を調製した。具体的な工程は以下の通りである。
水を攪拌しながら脱脂粉乳(タンパク質含量34重量%)を添加し、70℃で10分間攪拌し、15MPaで均質化処理した後、95℃で10分間殺菌した。これを40℃以下に冷却した。
スターターを添加し、40℃に調温し、45℃恒温機にてpH4.3になるまで発酵させた。生じたカードをTKロボミックス(プライミクス(株)製)を使用して6000rpm×10分間の条件で破砕し、20℃以下まで冷却して酸性タンパク質含有飲食品(ドリンクヨーグルト)を調製した。
続いて、表2に示す組成の候補材料を調製した。各候補材料は、酸性殺菌タンパク質含有飲食品の乳タンパク質の粒子の凝集及び沈殿を抑制することができるかを検討するための候補材料である。比較例1は、候補材料をなにも使用しない(添加しない)ことを意味している。
各材料の詳細は以下の通りである。
ウェランガム:ビストップ(※)W(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製)
ペクチン:SM−666(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製のHMペクチン)
大豆多糖類:SM−700(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製)
文中の(※)印を付した名称は、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社の登録商標であることを意味する。
水を撹拌しながら表2に示す組成の候補材料(表2に示す配合量(重量%))を添加し、80℃で10分間撹拌した後、これを20℃まで冷却した。その後、上記で調製した酸性タンパク質含有飲食品(ドリンクヨーグルト)200g(40重量%)を混合し、さらに水を混合して合計量を500gとした混合物を調製した。
表2に示す候補材料の配合量は、酸性タンパク質含有飲食品、候補材料及び水の合計量(500g)を100重量%とした場合の候補材料の割合を重量%として示した配合量である。すなわち、表2の0.1重量%は0.5gに相当する。
上記混合物をそれぞれ容器に充填し、85℃30分間のボイル殺菌(F値0.007に相当する殺菌)を実施して、酸性殺菌タンパク質含有飲食品を製造した。
<評価>
(外観評価)
85℃30分間のボイル殺菌を行って得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品を同じ容器内で冷蔵(5℃)で2ヶ月静置保存した。その後の凝集沈殿の有無を目視評価した。結果を表2に示した。
凝集沈殿の有無の例として、図1(a)に実施例2の結果、図1(b)、図1(c)、図1(d)にそれぞれ比較例1、2、3の結果を示す。
実施例2では凝集沈殿が生じていなかった。一方、比較例1、2、3はウェランガムが使用されていない例であり、ウェランガムが使用されていない場合は凝集沈殿が生じていることがわかった。比較例1及び2では、ボイル殺菌が終わった段階で凝集沈殿が生じていた。
(ざらつきの有無の評価)
85℃30分間のボイル殺菌を行って得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品につき、その食感(ざらつき感)を官能により評価した。
ざらつき感があったものを「あり」、ざらつき感が少しあったものを「少しあり」、ざらつき感が無かったものを「なし」として結果を表2に示した。
(平均粒子径の測定)
85℃30分間のボイル殺菌を行って得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品について、レーザ回折式粒子径分布測定装置((株)島津製作所製SALD−2200)を使用して乳タンパク質の粒子の平均粒子径(メディアン径)を測定した。結果を表2に示した。
各実施例に係る酸性殺菌タンパク質含有飲食品では乳タンパク質の粒子の平均粒子径が小さくなっており、このことがざらつき感の低減につながっているものと考えられる。
(粘度の測定)
85℃30分間のボイル殺菌前の混合物の粘度と、85℃30分間のバッチ殺菌を行って得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品の粘度をそれぞれ測定した。測定は、温度10℃でB型回転粘度計の回転数6rpmと60rpmの2条件で行い、その結果をまとめて表2に示した。
ウェランガムを含まない比較例1、2、3では粘度が低く、ウェランガムを含む他の実施例及び比較例では粘度が上昇していることが分かる。
ウェランガムの添加により粘度は上昇するが、各実施例に示される粘度の範囲であれば、食感としては好ましい範囲であるため、この粘度上昇は問題にはならない。
各種タンパク質含有酸性飲食品の例
(タンパク質溶液の調製)
表3に示す組成のタンパク質溶液を調製した。具体的な工程は以下の通りである。
水に、脱脂粉乳(タンパク質含量34重量%)、大豆タンパク質、又はエンドウタンパク質を添加し、80℃で10分間撹拌した。その後、ホモゲナイザーで均質化処理(第一段:10MPa、第二段5MPa)を行い、室温(25℃)まで放冷した。
(※1)ホモゲンNO.2429(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製)
(各種タンパク質含有酸性飲食品を調製)
表4に示す組成の各種タンパク質含有酸性飲食品を調製した。具体的な工程は以下の通りである。
水に、上記で調製したタンパク質溶液を添加した後、ウェランガム、ペクチン及び大豆多糖類を添加し、室温(25℃)で10分間撹拌した。その後、50%クエン酸溶液でpHを4.0に調整し、容器に充填し、85℃30分間のボイル殺菌(F値0.007に相当する殺菌)を実施して、各種タンパク質含有酸性殺菌飲食品を製造した。
<評価>
(外観評価)
85℃30分間のボイル殺菌を行って得られた各種タンパク質含有酸性殺菌飲食品の凝集沈殿の有無を目視評価した。結果を表4に示した。
ウェランガム及びペクチンを含有する実施例5、7、並びにウェランガム、ペクチン及び大豆多糖類を含有する実施例6、8では、凝集沈殿が生じていなかった。なお、大豆タンパク質の代わりにエンドウタンパク質を同量使用した場合であっても、凝集沈殿が生じていなかった。
一方、ウェランガムを含有しない比較例8、10、並びにウェランガムを含有する比較例9、11では、凝集沈殿が生じていることがわかった。具体的には、pH調整後に繊維状の凝集物が生じ、ボイル殺菌後に沈殿の発生により層分離が生じた。

Claims (9)

  1. ウェランガム及びペクチンを含有する酸性殺菌タンパク質含有飲食品。
  2. さらに大豆多糖類を含有する請求項1に記載の酸性殺菌タンパク質含有飲食品。
  3. ウェランガムの含有量が0.01〜3重量%である請求項1又は2に記載の酸性殺菌タンパク質含有飲食品。
  4. B型回転粘度計を用いて回転数60rpm、10℃で測定した粘度が10〜5000mPa・sである請求項1〜3のいずれかに記載の酸性殺菌タンパク質含有飲食品。
  5. 酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて混合物を調製する工程と、
    前記混合物を加熱する加熱殺菌工程とを含む酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法。
  6. 前記加熱殺菌工程は、F値が0.001以上の条件の殺菌である請求項5に記載の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法。
  7. 酸性タンパク質含有飲食品にウェランガム及びペクチンを含有させて混合物を調製する工程と、
    前記混合物を加熱する加熱殺菌工程とを含む酸性殺菌タンパク質含有飲食品の凝集抑制方法。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載の酸性殺菌タンパク質含有飲食品若しくは請求項5又は6に記載の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法で得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品を、常温で流通させる工程を含む酸性殺菌タンパク質含有飲食品の流通方法。
  9. 請求項1〜4のいずれかに記載の酸性殺菌タンパク質含有飲食品若しくは請求項5又は6に記載の酸性殺菌タンパク質含有飲食品の製造方法で得られた酸性殺菌タンパク質含有飲食品を、常温で保存する工程を含む酸性殺菌タンパク質含有飲食品の保存方法。
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