JP3397895B2 - 固体撮像素子 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁ゲート型トランジス
タ及び固体撮像素子に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、エンハンスメント型(Enhancemen
t type)のMOSトランジスタはバイポーラトランジス
タに比べて小さく集積度があがるため、メモリ等の種々
のデジタル的な用途に使用されている。ところで、近
年、MOSトランジスタをアナログ的に使用する要望が
ある。しかしながら、MOSトランジスタは、シリコン
基板の表面近傍にチャネルを形成しているので、バイポ
ーラトランジスタに比べて雑音が大きくなり、信号に対
する雑音の比(S/N比)が悪くなるという問題とな
る。 【0003】そのため、デプレッション型(Depletion
type)のMOSトランジスタ(以下、DpMOSトラン
ジスタという)を使用することが提案されている。例え
ばNチャネルMOSトランジスタの場合、ソース・ドレ
イン間に形成されたチャネルにリン,砒素等のN型不純
物を打ち込む。すると、チャネルにはN型の反転層が形
成され、埋込チャネル型になって、デプレッション型の
NチャネルMOSトランジスタ(以下、DpNMOSト
ランジスタという)となる。すると、電子はチャネルの
表面というよりはむしろ深いところを流れるようになる
ので、雑音が減りS/Nが良くなる。その結果、MOS
トランジスタをアナログ的に使用することが可能とな
る。 【0004】尚、PチャネルMOSトランジスタ(以
下、PMOSトランジスタという)の場合、チャネルに
ほう素等のP型不純物を打ち込むことによりチャネルに
P型の反転層が形成されてデプレッション型のPMOS
トランジスタとなる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DpN
MOSトランジスタは負のゲート電圧で動作するので、
今までNMOSトランジスタのゲートに印加していた正
電圧を負電圧に変換するための回路と、その負電圧を生
成するための負電源が必要となる。そのため、回路規模
が大きくなるとともに回路構成が複雑になるので、容易
に使用することができないという問題がある。 【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、雑音が少なく、アナログ的な用途で
使用することができる絶縁ゲート型トランジスタを提供
することを目的とする。また、そのような絶縁ゲート型
トランジスタを出力回路に用いた固体撮像素子を提供す
ることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、半導体基板と、半導体基板の一主面に互いに所定の
距離を隔てて形成されるドレイン領域及びソース領域
と、これらのドレイン領域及びソース領域の間で前記半
導体基板の表面領域に形成される反転層と、この反転層
を被って上記半導体基板上に配置される浮遊ゲートと、
この浮遊ゲート上に配置される制御ゲートと、を備え、
上記浮遊ゲートに蓄積される電荷の量に応じて動作点が
変更されることを要旨とする。 【0008】請求項2に記載の発明は、前記ドレイン領
域及びソース領域がN型の導電特性を成すと共に、前記
反転層が前記ドレイン領域及びソース領域よりも低濃度
のN型の導電特性を成し、前記浮遊ゲートに一定量の電
荷が蓄積され、前記制御ゲートが前記ソース領域に対し
て所定の正電圧を越えたときに前記ドレイン領域と前記
ソース領域との間が導通することを要旨とする。 【0009】請求項3に記載の発明は、被写体映像を受
け、その被写体映像に応じて発生する情報電荷を行列配
置された複数の受光画素に蓄積し、この受光画素から転
送出力される情報電荷を出力部で電圧値に変換して映像
信号を出力する固体撮像素子であって、前記出力部で取
り出される電圧値を受ける出力回路を備え、この出力回
路が請求項1または請求項2に記載の絶縁ゲート型トラ
ンジスタからなるソースフォロワ回路にて構成されるこ
とを要旨とする。 【0010】 【作用】従って請求項1に記載の発明によれば、絶縁ゲ
ート型トランジスタは、ドレイン領域、ソース領域、反
転層、浮遊ゲート、制御ゲートを備えている。ドレイン
領域及びソース領域は、半導体基板の一主面に互いに所
定の距離を隔てて形成される。反転層は、これらのドレ
イン領域及びソース領域の間で半導体基板の表面領域に
形成される。浮遊ゲートはこの反転層を被って上記半導
体基板上に配置され、制御ゲートはこの浮遊ゲート上に
配置される。そして、浮遊ゲートに蓄積される電荷の量
に応じて動作点が変更される。 【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の絶縁ゲート型トランジスタにおいて、ドレイン
領域及びソース領域はN型の導電特性を成すと共に、反
転層がドレイン領域及びソース領域よりも低濃度のN型
の導電特性を成ている。そして、浮遊ゲートに一定量の
電荷が蓄積され、制御ゲートがソース領域に対して所定
の正電圧を越えたときにドレイン領域とソース領域との
間が導通する。 【0012】請求項3に記載の発明によれば、固体撮像
素子は、被写体映像を受け、その被写体映像に応じて発
生する情報電荷を行列配置された複数の受光画素に蓄積
し、この受光画素から転送出力される情報電荷を出力部
で電圧値に変換して映像信号を出力する。その固体撮像
素子は、請求項1または請求項2に記載の絶縁ゲート型
トランジスタからなるソースフォロワ回路にて構成さ
れ、出力部で取り出される電圧値を受ける出力回路を備
えている。 【0013】 【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。図3は、DpNMOSトランジスタの
断面図である。 【0014】N型のシリコン基板21上には、ボロンイ
オン等のP型不純物が注入されてP型のウェル22が形
成されている。ウェル22上には、リン等のN型不純物
が注入されてN型のドレイン領域23とソース領域24
が形成されている。そのドレイン領域23とソース領域
24との間にはチャネルが形成され、そのチャネルには
N型の不純物が打ち込まれて反転層25が形成されてい
る。 【0015】チャネル上には酸化膜26を介して浮遊ゲ
ート27が形成され、その両端はそれぞれドレイン領域
23,ソース領域24と浮遊ゲート27とが一部重なる
ように配置されている。浮遊ゲート27の上には、酸化
膜26を介して制御ゲート28が形成され、絶縁ゲート
型トランジスタを構成している。尚、本実施例におい
て、制御ゲート28は、浮遊ゲート27と同じ大きさに
形成されている。 【0016】DpNMOSトランジスタは、その浮遊ゲ
ート27のドレイン領域23側で発生したホットエレク
トロンを加速して浮遊ゲート27に注入することでその
浮遊ゲート27に電荷が蓄えられる。そして、浮遊ゲー
ト27は酸化膜26に覆われて絶縁されているので、そ
の浮遊ゲート27に蓄えられた電荷が他へ散逸すること
はまずない。 【0017】図4は、浮遊ゲート27に電荷が蓄えられ
た時のDpNMOSトランジスタの等価回路図である。
図4に示すように、DpNMOSトランジスタは、1層
ゲート構造のデンプレッション型のNチャネルMOSト
ランジスタ(以下、DpMOSという)31と、所定の
電圧の電圧源32とで等価的に表すことができる。Dp
MOS31のゲートには電圧源32のマイナス端子が接
続され、そのゲートに負電圧が印加されている。そし
て、この負電圧、即ち電圧源32のマイナス端子とプラ
ス端子の電位差は、浮遊ゲート27に蓄えられた電荷に
応じた値となり、DpMOS31のしきい値電圧VT1よ
りも低くなっている。従って、このDpNMOSトラン
ジスタは、浮遊ゲート27に電荷が注入されないときに
は図5に1点鎖線で示すようにしきい値電圧が0Vより
低いVT1となり、浮遊ゲート27に電荷を注入すること
により図5に実線で示すようにしきい値電圧が0Vより
高いVT2となる。 【0018】即ち、浮遊ゲート27に電荷が注入された
DpNMOSトランジスタは、そのゲートに印加する電
圧をエンハンスメント型NMOSトランジスタと同じ極
性、即ち正電圧で動作させることができることになる。
従って、DpNMOSトランジスタをNMOSトランジ
スタに置き換えて使用することができる。また、DpN
MOSトランジスタが動作するとき、チャネルの深い所
を電流が流れるので、NMOSトランジスタに比べて発
生する雑音が少なくなる。 【0019】次に、上記のように構成されたDpNMO
Sトランジスタを用いたCCD固体撮像素子の構成を説
明する。図1は、従来のフレームトランスファ型のCC
D固体撮像素子の模式図である。CCD固体撮像素子1
は、撮像部2と蓄積部3と水平転送部4と出力部5とか
ら構成されている。撮像部2には、2次元配列された受
光素子よりなる受光画素が形成され、照射された被写体
映像に応じた情報電荷を発生する。この情報電荷は、撮
像部2から蓄積部3へ1画面単位で転送され、蓄積部3
により一旦蓄積される。 【0020】更に、情報電荷は、蓄積部3から1行単位
で水平転送部4へ転送され、水平転送部4から出力部5
へ1受光画素単位で転送される。出力部5は、転送され
た情報電荷の電荷量を電圧値に変換し、その変換した電
圧値を映像信号Ytとして出力するようになっている。 【0021】図2は、出力部5の回路図である。出力部
5には、リセットトランジスタ6及び2段接続されたソ
ースフォロワ型出力回路7,8が設けられている。リセ
ットトランジスタ6はMOSトランジスタよりなり、そ
のソースは、水平転送部4に接続され、水平転送部4か
らの情報電荷を受け、一旦蓄えるようになっている。リ
セットトランジスタ6のソースは出力回路7に接続さ
れ、そのソースに蓄えられた情報電荷は出力回路7,8
によりインピーダンス変換され、その変換された電圧が
映像信号Ytとして出力されるようになっている。 【0022】また、リセットトランジスタ6のドレイン
は接地されてリセットドレインを形成している。リセッ
トトランジスタ6のゲートにはリセットパルスφRが印
加され、そのリセットパルスφRに基づいてソースに蓄
えられた情報電荷が所定の時間間隔でリセットドレイン
に排出されるようになっている。 【0023】1段目の出力回路7は、電源Vddと接地間
に直列接続された一対のDpNMOSトランジスタ7a
とNMOSトランジスタ7bとから構成されている。2
段目の出力回路8は、電源Vddと接地間に直列接続され
た一対のDpNMOSトランジスタ8aとNMOSトラ
ンジスタ8bとから構成されている。DpNMOSトラ
ンジスタ7a,8aは、図3に示すように、それぞれ浮
遊ゲートと制御ゲートとを有する2重ゲート構造のデプ
レッション型NチャネルMOSトランジスタである。 【0024】1段目の出力回路7のDpNMOSトラン
ジスタ7aのゲートにはリセットトランジスタ6のソー
スが接続されている。DpNMOSトランジスタ7aの
ソースは、2段目のソースフォロワ型出力回路8のDp
NMOSトランジスタ8aのゲートに接続されている。
そして、DpNMOSトランジスタ8aのソースには出
力端子10が接続され、その出力端子10から映像信号
Ytが出力されるようになっている。 【0025】尚、各出力回路7,8のNMOSトランジ
スタ7b,8bのゲートは共通に接続されるとともに、
予め設定された一定電圧の電圧Vggが印加されている。
NMOSトランジスタ7b,8bは、それぞれ電圧Vgg
に基づいた抵抗値となり、DpNMOSトランジスタ7
a,8aの負荷抵抗となっている。 【0026】次に、上記のように構成されたCCD固体
撮像素子の動作を説明する。被写体が写されると、撮像
部2はその被写体映像に応じた情報電荷を発生する。こ
の情報電荷は、撮像部2から蓄積部3へ1画面単位で転
送され、更に1行単位で水平転送部4へ転送される。そ
して、水平転送部4から1受光画素単位で出力部5へ転
送される。 【0027】出力部5へ転送された情報電荷は、リセッ
トトランジスタ6のソースに一旦蓄えられる。このリセ
ットトランジスタ6のソースは、その寄生容量Cのコン
デンサとして見なすことができ、そのソースに蓄えられ
た電荷量をqとする。リセットトランジスタ6のソース
はDpNMOSトランジスタ7aの制御ゲート28に接
続されているので、その制御ゲート28に印加される電
圧は、寄生容量Cと電荷量qに応じた電圧VG2(=q/
C)となり、正の電圧となる。その電圧VG2は、1受光
画素単位に転送される電荷量に応じて変化する。 【0028】すると、DpNMOSトランジスタ7aに
はその電圧VG2に応じた電流が流れる。このとき、NM
OSトランジスタ7bのゲートには一定電圧の電圧Vgg
が印加されて所定の抵抗値となっているので、DpNM
OSトランジスタ7aとNMOSトランジスタ7bとの
間のノードN1の電位は、DpNMOSトランジスタ7
aの制御ゲート28に印加された電圧VG2からそのしき
い値電圧VT2だけ下がった電位となる。そして、DpN
MOSトランジスタ7aはそのチャネルに流れる電流が
チャネルの深い所を流れるので、雑音が少なくなってい
る。 【0029】このノードN1の電位はDpNMOSトラ
ンジスタ8aの制御ゲート28に印加される。NMOS
トランジスタ8bもNMOSトランジスタ7bと同様に
そのゲートに一定電圧の電圧Vggが印加されて所定の抵
抗値となっている。従って、DpNMOSトランジスタ
8aとNMOSトランジスタ8bとの間のノードN2の
電位は、更にDpNMOSトランジスタ8aのしきい値
電圧VT2だけ下がった電位となる。そして、DpNMO
Sトランジスタ8aはそのチャネルに流れる電流がチャ
ネルの深い所を流れるので、雑音が少なくなっている。
このノードN2の電位は、出力端子10から映像信号Y
tとして出力される。 【0030】今、DpNMOSトランジスタの制御ゲー
ト28のの電圧VG2の変化を10V±1Vとする。そし
て、DpNMOSトランジスタ7a,8aのしきい値電
圧VT2をそれぞれ0.8Vとする。すると、ノードN1
の電圧は、電圧VG2からDpNMOSトランジスタ7a
のしきい値電圧VT2分減少するので、9.2V±1Vと
なり、DpNMOSトランジスタ8aのゲートに印加さ
れる。そして、ノードN2の電圧は、更に、DpNMO
Sトランジスタ8aのしきい値電圧VT2分減少した電位
となり、8.4V±1Vとなる。従って、映像信号Yt
は8.4V±1Vとなる。このとき、DpNMOSトラ
ンジスタ7a,8aの雑音は、従来のNMOSトランジ
スタに比べて少なくなっているので、映像信号Ytの雑
音も従来に比べて少なくなる。この結果、従来に比べて
S/N比が改善された映像信号Ytを得ることができ
る。 【0031】ところで、図4に示す電圧源32の電位差
は、浮遊ゲート27に蓄えられた電荷に応じた値とな
る。従って、蓄えられた電荷の量が多いと電圧源32の
電位差は大きくなり、DpNMOSトランジスタ7a,
8aの見かけ上のしきい値電圧VT2は高くなり、蓄えら
れた電荷の量が少ないと電圧源32の電位差は小さくな
り、DpNMOSトランジスタ7a,8aの見かけ上の
しきい値電圧VT2は低くなる。 【0032】例えば、浮遊ゲート27に蓄えられた電荷
が多く、上記したDpNMOSトランジスタ7a,8a
のしきい値電圧VT2をそれぞれ3Vになったとする。す
ると、出力回路7のDpNMOSトランジスタ7aのソ
ースから出力される電圧はゲートに印加される電圧から
しきい値電圧VT2分減少するので、7V±1Vとなり、
DpNMOSトランジスタ8aのゲートに印加される。
そして、DpNMOSトランジスタ8aのソースから出
力される電圧は、更に、しきい値電圧VT2分減少して4
V±1Vとなる。 【0033】しかしながら、実際には、出力端子10に
はコンデンサが接続されて直流成分が除かれ、交流成分
のみの映像信号Yt(±1V)が出力される。即ち、D
pNMOSトランジスタ7a,8aのしきい値電圧VT2
の変化により映像信号Ytに与える影響をなくすことが
できる。従って、このように出力端子10にコンデンサ
を接続して交流成分のみを必要とする構成にすることに
より、浮遊ゲートに蓄えられた電荷の量によるしきい値
電圧VT2の変化の影響をなくすことができる。 【0034】尚、DpNMOSトランジスタ7a,8a
の浮遊ゲート27は、前記したように酸化膜26に覆わ
れているので、その浮遊ゲート27に蓄えられた電荷が
他へ散逸することはない。しかし、仮に電荷が浮遊ゲー
ト27から散逸したとしても、動作中にDpNMOSト
ランジスタ7aのソース・ドレイン間に流れる電流によ
り発生するホットエレクトロンが浮遊ゲート26に注入
される。そして、浮遊ゲート26に所定の量の電荷が注
入されると、それ以上電荷が注入されなくなる。その結
果、DpNMOSトランジスタ7a,8aの浮遊ゲート
27に散逸した分の電荷が補充され、同じ特性を保持す
ることができる。 【0035】このように、本実施例によれば、出力回路
7,8はソースフォロワ型の出力回路であって、2層ゲ
ート構造の浮遊ゲート27と制御ゲート28を有するD
pNMOSトランジスタ7a,8aを備えている。Dp
NMOSトランジスタ7a,8aはデプレッション型の
MOSトランジスタであって、浮遊ゲート27に蓄えら
れた電荷によりNMOSトランジスタと同じ極性、即ち
正電圧のゲート電圧で動作する。また、DpNMOSト
ランジスタ7a,8aに流れる電流は、チャネルの深い
所を流れ、雑音が少なくなる。 【0036】その結果、従来に比べて雑音が少なく、S
/N比のよい映像信号Ytを得ることができる。また、
DpNMOSトランジスタ7a,8aは正電圧のゲート
電圧で動作するので、エンハンスメント型のNMOSト
ランジスタと同様に使用することができ、容易にNMO
Sトランジスタと置き換えて使用することができる。 【0037】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 1)上記実施例において、DpNMOSトランジスタを
他のアナログ的に使用する箇所、例えばカレントミラー
型の差動アンプ等に応用する。 【0038】2)上記実施例において、浮遊ゲートと制
御ゲートの大きさを代えて形成する。また、浮遊ゲート
と制御ゲートとを並列に配置したスプリットゲート構造
のDpNMOSトランジスタに具体化する。 【0039】3)上記実施例において、浮遊ゲートを有
し、チャネルにボロンイオン等のP型不純物が打ち込ま
れてP型の反転層が形成されたデプレッション型のPチ
ャネルMOSトランジスタに具体化する。このとき、浮
遊ゲートには電荷に代えて正孔を注入し蓄える。 【0040】4)上記実施例において、NMOSトラン
ジスタ7b,8bを所定の抵抗素子に代えて実施する。 以上、この発明の各実施例について説明したが、各実施
例から把握できる請求項以外の技術的思想について、以
下にそれらの効果と共に記載する。 【0041】イ)請求項1又は請求項2に記載の絶縁ゲ
ート型トランジスタと、その絶縁ゲート型トランジスタ
のソースに接続された抵抗体とからなり、前記絶縁ゲー
ト型トランジスタのソースから出力するようにしたソー
スフォロア型出力回路。この構成により、雑音の少ない
出力を得ることができる。 【0042】ロ)上記イ)に記載の出力回路において、
前記抵抗体はゲートに一定電圧Vggが印加されたNMO
Sトランジスタ7b,8bである。この構成により、電
圧Vggを変更するだけで容易に抵抗値を変更することが
できる。 【0043】ハ)請求項1又は請求項2に記載の絶縁ゲ
ート型トランジスタを備えた差動アンプ。この構成によ
り、雑音を減らすことができる。 【0044】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、雑
音が少なく、アナログ的な用途で使用することが可能な
絶縁ゲート型トランジスタを提供することができる。ま
た、その絶縁ゲート型トランジスタを用いた固体撮像素
子を提供することができる。
タ及び固体撮像素子に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、エンハンスメント型(Enhancemen
t type)のMOSトランジスタはバイポーラトランジス
タに比べて小さく集積度があがるため、メモリ等の種々
のデジタル的な用途に使用されている。ところで、近
年、MOSトランジスタをアナログ的に使用する要望が
ある。しかしながら、MOSトランジスタは、シリコン
基板の表面近傍にチャネルを形成しているので、バイポ
ーラトランジスタに比べて雑音が大きくなり、信号に対
する雑音の比(S/N比)が悪くなるという問題とな
る。 【0003】そのため、デプレッション型(Depletion
type)のMOSトランジスタ(以下、DpMOSトラン
ジスタという)を使用することが提案されている。例え
ばNチャネルMOSトランジスタの場合、ソース・ドレ
イン間に形成されたチャネルにリン,砒素等のN型不純
物を打ち込む。すると、チャネルにはN型の反転層が形
成され、埋込チャネル型になって、デプレッション型の
NチャネルMOSトランジスタ(以下、DpNMOSト
ランジスタという)となる。すると、電子はチャネルの
表面というよりはむしろ深いところを流れるようになる
ので、雑音が減りS/Nが良くなる。その結果、MOS
トランジスタをアナログ的に使用することが可能とな
る。 【0004】尚、PチャネルMOSトランジスタ(以
下、PMOSトランジスタという)の場合、チャネルに
ほう素等のP型不純物を打ち込むことによりチャネルに
P型の反転層が形成されてデプレッション型のPMOS
トランジスタとなる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DpN
MOSトランジスタは負のゲート電圧で動作するので、
今までNMOSトランジスタのゲートに印加していた正
電圧を負電圧に変換するための回路と、その負電圧を生
成するための負電源が必要となる。そのため、回路規模
が大きくなるとともに回路構成が複雑になるので、容易
に使用することができないという問題がある。 【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、雑音が少なく、アナログ的な用途で
使用することができる絶縁ゲート型トランジスタを提供
することを目的とする。また、そのような絶縁ゲート型
トランジスタを出力回路に用いた固体撮像素子を提供す
ることを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、半導体基板と、半導体基板の一主面に互いに所定の
距離を隔てて形成されるドレイン領域及びソース領域
と、これらのドレイン領域及びソース領域の間で前記半
導体基板の表面領域に形成される反転層と、この反転層
を被って上記半導体基板上に配置される浮遊ゲートと、
この浮遊ゲート上に配置される制御ゲートと、を備え、
上記浮遊ゲートに蓄積される電荷の量に応じて動作点が
変更されることを要旨とする。 【0008】請求項2に記載の発明は、前記ドレイン領
域及びソース領域がN型の導電特性を成すと共に、前記
反転層が前記ドレイン領域及びソース領域よりも低濃度
のN型の導電特性を成し、前記浮遊ゲートに一定量の電
荷が蓄積され、前記制御ゲートが前記ソース領域に対し
て所定の正電圧を越えたときに前記ドレイン領域と前記
ソース領域との間が導通することを要旨とする。 【0009】請求項3に記載の発明は、被写体映像を受
け、その被写体映像に応じて発生する情報電荷を行列配
置された複数の受光画素に蓄積し、この受光画素から転
送出力される情報電荷を出力部で電圧値に変換して映像
信号を出力する固体撮像素子であって、前記出力部で取
り出される電圧値を受ける出力回路を備え、この出力回
路が請求項1または請求項2に記載の絶縁ゲート型トラ
ンジスタからなるソースフォロワ回路にて構成されるこ
とを要旨とする。 【0010】 【作用】従って請求項1に記載の発明によれば、絶縁ゲ
ート型トランジスタは、ドレイン領域、ソース領域、反
転層、浮遊ゲート、制御ゲートを備えている。ドレイン
領域及びソース領域は、半導体基板の一主面に互いに所
定の距離を隔てて形成される。反転層は、これらのドレ
イン領域及びソース領域の間で半導体基板の表面領域に
形成される。浮遊ゲートはこの反転層を被って上記半導
体基板上に配置され、制御ゲートはこの浮遊ゲート上に
配置される。そして、浮遊ゲートに蓄積される電荷の量
に応じて動作点が変更される。 【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の絶縁ゲート型トランジスタにおいて、ドレイン
領域及びソース領域はN型の導電特性を成すと共に、反
転層がドレイン領域及びソース領域よりも低濃度のN型
の導電特性を成ている。そして、浮遊ゲートに一定量の
電荷が蓄積され、制御ゲートがソース領域に対して所定
の正電圧を越えたときにドレイン領域とソース領域との
間が導通する。 【0012】請求項3に記載の発明によれば、固体撮像
素子は、被写体映像を受け、その被写体映像に応じて発
生する情報電荷を行列配置された複数の受光画素に蓄積
し、この受光画素から転送出力される情報電荷を出力部
で電圧値に変換して映像信号を出力する。その固体撮像
素子は、請求項1または請求項2に記載の絶縁ゲート型
トランジスタからなるソースフォロワ回路にて構成さ
れ、出力部で取り出される電圧値を受ける出力回路を備
えている。 【0013】 【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。図3は、DpNMOSトランジスタの
断面図である。 【0014】N型のシリコン基板21上には、ボロンイ
オン等のP型不純物が注入されてP型のウェル22が形
成されている。ウェル22上には、リン等のN型不純物
が注入されてN型のドレイン領域23とソース領域24
が形成されている。そのドレイン領域23とソース領域
24との間にはチャネルが形成され、そのチャネルには
N型の不純物が打ち込まれて反転層25が形成されてい
る。 【0015】チャネル上には酸化膜26を介して浮遊ゲ
ート27が形成され、その両端はそれぞれドレイン領域
23,ソース領域24と浮遊ゲート27とが一部重なる
ように配置されている。浮遊ゲート27の上には、酸化
膜26を介して制御ゲート28が形成され、絶縁ゲート
型トランジスタを構成している。尚、本実施例におい
て、制御ゲート28は、浮遊ゲート27と同じ大きさに
形成されている。 【0016】DpNMOSトランジスタは、その浮遊ゲ
ート27のドレイン領域23側で発生したホットエレク
トロンを加速して浮遊ゲート27に注入することでその
浮遊ゲート27に電荷が蓄えられる。そして、浮遊ゲー
ト27は酸化膜26に覆われて絶縁されているので、そ
の浮遊ゲート27に蓄えられた電荷が他へ散逸すること
はまずない。 【0017】図4は、浮遊ゲート27に電荷が蓄えられ
た時のDpNMOSトランジスタの等価回路図である。
図4に示すように、DpNMOSトランジスタは、1層
ゲート構造のデンプレッション型のNチャネルMOSト
ランジスタ(以下、DpMOSという)31と、所定の
電圧の電圧源32とで等価的に表すことができる。Dp
MOS31のゲートには電圧源32のマイナス端子が接
続され、そのゲートに負電圧が印加されている。そし
て、この負電圧、即ち電圧源32のマイナス端子とプラ
ス端子の電位差は、浮遊ゲート27に蓄えられた電荷に
応じた値となり、DpMOS31のしきい値電圧VT1よ
りも低くなっている。従って、このDpNMOSトラン
ジスタは、浮遊ゲート27に電荷が注入されないときに
は図5に1点鎖線で示すようにしきい値電圧が0Vより
低いVT1となり、浮遊ゲート27に電荷を注入すること
により図5に実線で示すようにしきい値電圧が0Vより
高いVT2となる。 【0018】即ち、浮遊ゲート27に電荷が注入された
DpNMOSトランジスタは、そのゲートに印加する電
圧をエンハンスメント型NMOSトランジスタと同じ極
性、即ち正電圧で動作させることができることになる。
従って、DpNMOSトランジスタをNMOSトランジ
スタに置き換えて使用することができる。また、DpN
MOSトランジスタが動作するとき、チャネルの深い所
を電流が流れるので、NMOSトランジスタに比べて発
生する雑音が少なくなる。 【0019】次に、上記のように構成されたDpNMO
Sトランジスタを用いたCCD固体撮像素子の構成を説
明する。図1は、従来のフレームトランスファ型のCC
D固体撮像素子の模式図である。CCD固体撮像素子1
は、撮像部2と蓄積部3と水平転送部4と出力部5とか
ら構成されている。撮像部2には、2次元配列された受
光素子よりなる受光画素が形成され、照射された被写体
映像に応じた情報電荷を発生する。この情報電荷は、撮
像部2から蓄積部3へ1画面単位で転送され、蓄積部3
により一旦蓄積される。 【0020】更に、情報電荷は、蓄積部3から1行単位
で水平転送部4へ転送され、水平転送部4から出力部5
へ1受光画素単位で転送される。出力部5は、転送され
た情報電荷の電荷量を電圧値に変換し、その変換した電
圧値を映像信号Ytとして出力するようになっている。 【0021】図2は、出力部5の回路図である。出力部
5には、リセットトランジスタ6及び2段接続されたソ
ースフォロワ型出力回路7,8が設けられている。リセ
ットトランジスタ6はMOSトランジスタよりなり、そ
のソースは、水平転送部4に接続され、水平転送部4か
らの情報電荷を受け、一旦蓄えるようになっている。リ
セットトランジスタ6のソースは出力回路7に接続さ
れ、そのソースに蓄えられた情報電荷は出力回路7,8
によりインピーダンス変換され、その変換された電圧が
映像信号Ytとして出力されるようになっている。 【0022】また、リセットトランジスタ6のドレイン
は接地されてリセットドレインを形成している。リセッ
トトランジスタ6のゲートにはリセットパルスφRが印
加され、そのリセットパルスφRに基づいてソースに蓄
えられた情報電荷が所定の時間間隔でリセットドレイン
に排出されるようになっている。 【0023】1段目の出力回路7は、電源Vddと接地間
に直列接続された一対のDpNMOSトランジスタ7a
とNMOSトランジスタ7bとから構成されている。2
段目の出力回路8は、電源Vddと接地間に直列接続され
た一対のDpNMOSトランジスタ8aとNMOSトラ
ンジスタ8bとから構成されている。DpNMOSトラ
ンジスタ7a,8aは、図3に示すように、それぞれ浮
遊ゲートと制御ゲートとを有する2重ゲート構造のデプ
レッション型NチャネルMOSトランジスタである。 【0024】1段目の出力回路7のDpNMOSトラン
ジスタ7aのゲートにはリセットトランジスタ6のソー
スが接続されている。DpNMOSトランジスタ7aの
ソースは、2段目のソースフォロワ型出力回路8のDp
NMOSトランジスタ8aのゲートに接続されている。
そして、DpNMOSトランジスタ8aのソースには出
力端子10が接続され、その出力端子10から映像信号
Ytが出力されるようになっている。 【0025】尚、各出力回路7,8のNMOSトランジ
スタ7b,8bのゲートは共通に接続されるとともに、
予め設定された一定電圧の電圧Vggが印加されている。
NMOSトランジスタ7b,8bは、それぞれ電圧Vgg
に基づいた抵抗値となり、DpNMOSトランジスタ7
a,8aの負荷抵抗となっている。 【0026】次に、上記のように構成されたCCD固体
撮像素子の動作を説明する。被写体が写されると、撮像
部2はその被写体映像に応じた情報電荷を発生する。こ
の情報電荷は、撮像部2から蓄積部3へ1画面単位で転
送され、更に1行単位で水平転送部4へ転送される。そ
して、水平転送部4から1受光画素単位で出力部5へ転
送される。 【0027】出力部5へ転送された情報電荷は、リセッ
トトランジスタ6のソースに一旦蓄えられる。このリセ
ットトランジスタ6のソースは、その寄生容量Cのコン
デンサとして見なすことができ、そのソースに蓄えられ
た電荷量をqとする。リセットトランジスタ6のソース
はDpNMOSトランジスタ7aの制御ゲート28に接
続されているので、その制御ゲート28に印加される電
圧は、寄生容量Cと電荷量qに応じた電圧VG2(=q/
C)となり、正の電圧となる。その電圧VG2は、1受光
画素単位に転送される電荷量に応じて変化する。 【0028】すると、DpNMOSトランジスタ7aに
はその電圧VG2に応じた電流が流れる。このとき、NM
OSトランジスタ7bのゲートには一定電圧の電圧Vgg
が印加されて所定の抵抗値となっているので、DpNM
OSトランジスタ7aとNMOSトランジスタ7bとの
間のノードN1の電位は、DpNMOSトランジスタ7
aの制御ゲート28に印加された電圧VG2からそのしき
い値電圧VT2だけ下がった電位となる。そして、DpN
MOSトランジスタ7aはそのチャネルに流れる電流が
チャネルの深い所を流れるので、雑音が少なくなってい
る。 【0029】このノードN1の電位はDpNMOSトラ
ンジスタ8aの制御ゲート28に印加される。NMOS
トランジスタ8bもNMOSトランジスタ7bと同様に
そのゲートに一定電圧の電圧Vggが印加されて所定の抵
抗値となっている。従って、DpNMOSトランジスタ
8aとNMOSトランジスタ8bとの間のノードN2の
電位は、更にDpNMOSトランジスタ8aのしきい値
電圧VT2だけ下がった電位となる。そして、DpNMO
Sトランジスタ8aはそのチャネルに流れる電流がチャ
ネルの深い所を流れるので、雑音が少なくなっている。
このノードN2の電位は、出力端子10から映像信号Y
tとして出力される。 【0030】今、DpNMOSトランジスタの制御ゲー
ト28のの電圧VG2の変化を10V±1Vとする。そし
て、DpNMOSトランジスタ7a,8aのしきい値電
圧VT2をそれぞれ0.8Vとする。すると、ノードN1
の電圧は、電圧VG2からDpNMOSトランジスタ7a
のしきい値電圧VT2分減少するので、9.2V±1Vと
なり、DpNMOSトランジスタ8aのゲートに印加さ
れる。そして、ノードN2の電圧は、更に、DpNMO
Sトランジスタ8aのしきい値電圧VT2分減少した電位
となり、8.4V±1Vとなる。従って、映像信号Yt
は8.4V±1Vとなる。このとき、DpNMOSトラ
ンジスタ7a,8aの雑音は、従来のNMOSトランジ
スタに比べて少なくなっているので、映像信号Ytの雑
音も従来に比べて少なくなる。この結果、従来に比べて
S/N比が改善された映像信号Ytを得ることができ
る。 【0031】ところで、図4に示す電圧源32の電位差
は、浮遊ゲート27に蓄えられた電荷に応じた値とな
る。従って、蓄えられた電荷の量が多いと電圧源32の
電位差は大きくなり、DpNMOSトランジスタ7a,
8aの見かけ上のしきい値電圧VT2は高くなり、蓄えら
れた電荷の量が少ないと電圧源32の電位差は小さくな
り、DpNMOSトランジスタ7a,8aの見かけ上の
しきい値電圧VT2は低くなる。 【0032】例えば、浮遊ゲート27に蓄えられた電荷
が多く、上記したDpNMOSトランジスタ7a,8a
のしきい値電圧VT2をそれぞれ3Vになったとする。す
ると、出力回路7のDpNMOSトランジスタ7aのソ
ースから出力される電圧はゲートに印加される電圧から
しきい値電圧VT2分減少するので、7V±1Vとなり、
DpNMOSトランジスタ8aのゲートに印加される。
そして、DpNMOSトランジスタ8aのソースから出
力される電圧は、更に、しきい値電圧VT2分減少して4
V±1Vとなる。 【0033】しかしながら、実際には、出力端子10に
はコンデンサが接続されて直流成分が除かれ、交流成分
のみの映像信号Yt(±1V)が出力される。即ち、D
pNMOSトランジスタ7a,8aのしきい値電圧VT2
の変化により映像信号Ytに与える影響をなくすことが
できる。従って、このように出力端子10にコンデンサ
を接続して交流成分のみを必要とする構成にすることに
より、浮遊ゲートに蓄えられた電荷の量によるしきい値
電圧VT2の変化の影響をなくすことができる。 【0034】尚、DpNMOSトランジスタ7a,8a
の浮遊ゲート27は、前記したように酸化膜26に覆わ
れているので、その浮遊ゲート27に蓄えられた電荷が
他へ散逸することはない。しかし、仮に電荷が浮遊ゲー
ト27から散逸したとしても、動作中にDpNMOSト
ランジスタ7aのソース・ドレイン間に流れる電流によ
り発生するホットエレクトロンが浮遊ゲート26に注入
される。そして、浮遊ゲート26に所定の量の電荷が注
入されると、それ以上電荷が注入されなくなる。その結
果、DpNMOSトランジスタ7a,8aの浮遊ゲート
27に散逸した分の電荷が補充され、同じ特性を保持す
ることができる。 【0035】このように、本実施例によれば、出力回路
7,8はソースフォロワ型の出力回路であって、2層ゲ
ート構造の浮遊ゲート27と制御ゲート28を有するD
pNMOSトランジスタ7a,8aを備えている。Dp
NMOSトランジスタ7a,8aはデプレッション型の
MOSトランジスタであって、浮遊ゲート27に蓄えら
れた電荷によりNMOSトランジスタと同じ極性、即ち
正電圧のゲート電圧で動作する。また、DpNMOSト
ランジスタ7a,8aに流れる電流は、チャネルの深い
所を流れ、雑音が少なくなる。 【0036】その結果、従来に比べて雑音が少なく、S
/N比のよい映像信号Ytを得ることができる。また、
DpNMOSトランジスタ7a,8aは正電圧のゲート
電圧で動作するので、エンハンスメント型のNMOSト
ランジスタと同様に使用することができ、容易にNMO
Sトランジスタと置き換えて使用することができる。 【0037】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 1)上記実施例において、DpNMOSトランジスタを
他のアナログ的に使用する箇所、例えばカレントミラー
型の差動アンプ等に応用する。 【0038】2)上記実施例において、浮遊ゲートと制
御ゲートの大きさを代えて形成する。また、浮遊ゲート
と制御ゲートとを並列に配置したスプリットゲート構造
のDpNMOSトランジスタに具体化する。 【0039】3)上記実施例において、浮遊ゲートを有
し、チャネルにボロンイオン等のP型不純物が打ち込ま
れてP型の反転層が形成されたデプレッション型のPチ
ャネルMOSトランジスタに具体化する。このとき、浮
遊ゲートには電荷に代えて正孔を注入し蓄える。 【0040】4)上記実施例において、NMOSトラン
ジスタ7b,8bを所定の抵抗素子に代えて実施する。 以上、この発明の各実施例について説明したが、各実施
例から把握できる請求項以外の技術的思想について、以
下にそれらの効果と共に記載する。 【0041】イ)請求項1又は請求項2に記載の絶縁ゲ
ート型トランジスタと、その絶縁ゲート型トランジスタ
のソースに接続された抵抗体とからなり、前記絶縁ゲー
ト型トランジスタのソースから出力するようにしたソー
スフォロア型出力回路。この構成により、雑音の少ない
出力を得ることができる。 【0042】ロ)上記イ)に記載の出力回路において、
前記抵抗体はゲートに一定電圧Vggが印加されたNMO
Sトランジスタ7b,8bである。この構成により、電
圧Vggを変更するだけで容易に抵抗値を変更することが
できる。 【0043】ハ)請求項1又は請求項2に記載の絶縁ゲ
ート型トランジスタを備えた差動アンプ。この構成によ
り、雑音を減らすことができる。 【0044】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、雑
音が少なく、アナログ的な用途で使用することが可能な
絶縁ゲート型トランジスタを提供することができる。ま
た、その絶縁ゲート型トランジスタを用いた固体撮像素
子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のCCD固体撮像
素子の模式図である。 【図2】一実施例の出力部の回路図である。 【図3】本発明のDpNMOSトランジスタの断面図で
ある。 【図4】図3の等価回路図である。 【図5】図3のNチャネルMOSトランジスタを説明す
る特性図である。 【符号の説明】 5 出力部 7,8 出力回路 8a,8a 絶縁ゲート型トランジスタとしてのDpN
MOSトランジスタ 21 半導体基板 25 反転層 26 絶縁層 27 浮遊ゲート 28 制御ゲート Yt 映像信号
素子の模式図である。 【図2】一実施例の出力部の回路図である。 【図3】本発明のDpNMOSトランジスタの断面図で
ある。 【図4】図3の等価回路図である。 【図5】図3のNチャネルMOSトランジスタを説明す
る特性図である。 【符号の説明】 5 出力部 7,8 出力回路 8a,8a 絶縁ゲート型トランジスタとしてのDpN
MOSトランジスタ 21 半導体基板 25 反転層 26 絶縁層 27 浮遊ゲート 28 制御ゲート Yt 映像信号
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
H01L 29/788
29/792
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 21/8247
H01L 21/339
H01L 27/148
H01L 29/762
H01L 29/788
H01L 29/792
H01L 27/115
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被写体映像を受け、その被写体映像に応
じて発生する情報電荷を行列配置された複数の受光画素
に蓄積し、この受光画素から転送出力される情報電荷を
出力部(5)で電圧値に変換し、この電圧値を出力回路
(7,8)で受けて映像信号(Yt)を出力する固体撮
像素子であって、 前記出力回路(7,8)が絶縁ゲート型トランジスタ
(7a,8a)からなるソースフォロワ回路にて構成さ
れ、 前記絶縁ゲート型トランジスタ(7a、8a)は、 半導体基板(21)と、 前記半導体基板(21)の一主面に互いに所定の距離を
隔てて形成されるN型導電性のドレイン領域(23)及
びN型導電性のソース領域(24)と、前記ドレイン領域(23)及びソース領域(24)の間
で前記半導体基板(21)の表面領域に形成され、前記
ドレイン領域(23)及びソース領域(24)よりも低
濃度のN型導電性を成す反転層(25)と、 前記反転層(25)を被って上記半導体基板(21)上
に配置される浮遊ゲート(27)と、 前記浮遊ゲート(27)上に配置される制御ゲート(2
8)と、を有し、 前記浮遊ゲート(27)に一定量の電荷が蓄積されて、
しきい値電圧が0Vより高くされ、前記制御ゲートに正
電圧を受けて前記ドレイン領域(23)と前記ソース領
域(24)との間が導通することを特徴とする固体撮像
素子。
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