JP3394107B2 - ズームレンズ及び投写型表示装置 - Google Patents

ズームレンズ及び投写型表示装置

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JP3394107B2
JP3394107B2 JP00642795A JP642795A JP3394107B2 JP 3394107 B2 JP3394107 B2 JP 3394107B2 JP 00642795 A JP00642795 A JP 00642795A JP 642795 A JP642795 A JP 642795A JP 3394107 B2 JP3394107 B2 JP 3394107B2
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/16Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group
    • G02B15/177Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a negative front lens or group of lenses

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズームレンズ、例えば液
晶パネルに表示された像をスクリーン面上に拡大投写す
る液晶プロジェクタ用の投写レンズとして好適なズーム
レンズ及び上記ズームレンズを搭載した投写型表示装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は本発明に係るズームレンズが搭
載される従来の液晶プロジェクタの光学系の構成図であ
る。図において、11は光源、12は楕円鏡、13はミ
ラー、14はコリメータレンズ、2GR,2G,70
G,70GBはダイクロイックミラー、3,4はミラ
ー、6R,6G,6Bは液晶パネル、21R,21G,
21Bはコンデンサレンズ、8は投写レンズ、10はス
クリーンである。
【0003】次に動作について説明する。メタルハライ
ドランプ,キセノンランプ等の白色光源11から出射し
た光束は楕円鏡12で反射後集光され、ミラー13で反
射されてコリメータレンズ14に入射し、平行照明光束
15に変換される。照明光束15は緑・赤色光を反射し
青色光を透過するダイクロイックミラー2GR、および
緑色光を反射し赤色光を透過するダイクロイックミラー
2Gによって赤・緑・青の3原色に分解され、コンデン
サレンズ21R,21G,21Bを透過して液晶パネル
6R,6G,6Bに入射する。液晶パネル6R,6G,
6Bは特に図示しない駆動回路によってそれぞれ赤,
緑,青の3原色に対応するモノクロ画像を表示する。
【0004】各液晶パネルに形成された画像で変調され
た光束は、ダイクロイックミラー70G,70GB,ミ
ラー4によって再び1本の光束に合成され、投写レンズ
8により投写光9に変換され、スクリーン10上にカラ
ー画像が拡大投写され鑑賞に供される。21R,21
G,21Bは平行照明光束を収束光に変換し、投写レン
ズ8に効率よく光束を入射させるために設けられてい
る。投写レンズ8はその構成レンズ群の1部を光軸方向
に駆動することで焦点距離が変化し、スクリーン10上
の投写画像の大きさが変化するズームレンズである。ま
た、スクリーン10上の投写画像の焦点合わせは、投写
レンズ8を構成するレンズ系の一部もしくは投写レンズ
8全体を光軸方向に駆動して行なう。
【0005】以上のような3枚の液晶パネルの原色画像
を2枚のダイクロイックミラーで合成して投写する方式
の液晶プロジェクタで用いられるズームレンズは、以下
の要件が要求される。 (a)色合成用のダイクロイックミラー、及び折り曲げ
ミラーを挿入するために長いバックフォーカル長が確保
できること。 (b)短投写距離にて大画面を得る為に短焦点端の焦点
距離が十分短かく、大きな投写画角が得られること。ま
た、十分なズーム比が得られること。 (c)画素密度の高い液晶パネルを投写するために解像
力が高く、かつ歪曲収差,色収差が良く制御されている
こと。 (d)構成枚数が少なく、しかも全長が短くレンズ径が
小さいこと。また鏡筒構造が簡単であること。 (e)近年開発が進んでいる透過散乱型液晶(PDLC
等)を投写するために、レンズ系中に散乱光除去用の開
口絞りを有していること。また、開口絞りの開口径を変
化させることで散乱光除去特性を変化できること。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来より構成の簡単な
ズームレンズとして2つのレンズ群間の距離を変化させ
て焦点距離を変える2群ズームレンズが知られている。
一眼レフ用の写真レンズでは、焦点距離に比較してバッ
クフォーカル長が大きい2群ズームレンズとして、例え
ば特開昭52−134452号公報に開示されているよ
うな負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有
する第2レンズ群の2群よりなるレトロフォーカス型の
ズームレンズが公知である。しかし、写真用のレンズタ
イプを液晶プロジェクタに流用しようとすると、画角,
Fナンバ,バックフォーカル長,レンズ系構成枚数等の
点で必ずしも最適な構成になっているとはいえない。ま
た、一眼レフ用に4群〜5群構成のズームレンズが多く
開発されており、比較的広画角で比較的長いバックフォ
ーカル長を維持しながら良好な光学性能が得られること
が知られている。しかしながら、このようなズームレン
ズはレンズ構成枚数が増えレンズ全長が長くなり、かつ
レンズ系全体が大型化してくるという問題点がある。
【0007】さらに、3枚の液晶パネルを2枚のダイク
ロイックミラーで合成するタイプの液晶プロジェクタ用
のズームレンズの従来例として、特開平4−83215
号公報,特開平5−119257号公報等に開示された
ものがある。前者は4群11枚構成であり、鏡筒構造が
複雑になる。また構成枚数が多いので、製造コストが高
い。後者は2群構成ながら短焦点端の焦点距離の2倍近
いバックフォーカル長が確保できているが、構成枚数が
12〜13枚と多くズーム比も1.2と小さい。
【0008】本発明は上記のような問題点を解消するた
めに成されたもので、いくつかの特徴的な数値関係を有
し上記(a)〜(e)の要求を満足する、Fナンバ4.
5以上,短焦点端での半画角24〜25度程度,バック
フォーカル長が短焦点端での焦点距離の1.5倍以上,
ズーム比1.5〜1.6の8〜9枚構成の2群ズームレ
ンズと、これを用いた液晶投写型表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ズームレンズは、大きな共役側から順に、負の屈折力の
第1レンズ群G1、正の屈折力の第2レンズ群G2の2
群から構成され、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔
が減少することによって焦点距離が短焦点から長焦点へ
と変化し、0.99≦ |f1|/fw<1.2 …(1) 0.8<f2/fw<1.2 …(2) 0.3<D12w/fw<0.5 …(3) BFw/fw>1.5 …(4) 但し、 f1: 第1レンズ群G1の焦点距離 f2: 第2レンズ群G2の焦点距離 fw: 短焦点端の場合の全系の焦点距離 D12w: 全系が短焦点端での第1レンズ群G1と第
2レンズ群G2の空気間隔 BFw: 全系が短焦点端の場合のバックフォーカル長 なる条件を満足するものである。
【0010】また、本発明の請求項2に係るズームレン
ズは、第2レンズ群G2が、前記大きな共役側より順に
正の屈折力を有するG21群,負の屈折力を有するG2
2群,正の屈折力を有するG23群より構成され、 1.3<f21/f23<1.7, f21>0, f
23>0 但し、 f21:G21群の焦点距離 f23:G23群の焦点距離 を満足するものである。
【0011】また、本発明の請求項3に係るズームレン
ズは、前記第2レンズ群G2が、前記大きな共役側より
順に正の屈折力を有するG21群,負の屈折力を有する
G22群,正の屈折力を有するG23群より構成され、
該G22群は両凹の負レンズよりなり、 0.4<|f22|/f2<0.7 0.2<(rn2+rn1)/(rn2−rn1)<
0.75 但し、 f22: G22群の両凹負レンズの焦点距離 rn1: G22群の両凹負レンズの前面(大きな共役
側)の曲率半径 rn2: G22群の両凹負レンズの後面(小さな共役
側)の曲率半径 を満足するものである。
【0012】また、本発明の請求項4に係るズームレン
ズは、前記第2レンズ群G2が前記大きな共役側より順
に正の屈折力を有するG21群,負の屈折力を有するG
22群,正の屈折力を有するG23群より構成し、前記
G21群とG22群の間に絞り手段を備えたものであ
る。
【0013】また、本発明の請求項5に係るズームレン
ズは、第2レンズ群G2中に絞り手段を備え、該絞り手
段の開口径が可変に構成したものである。
【0014】また、本発明の請求項6に係るズームレン
ズは、第1レンズ群G1が大きな共役側より順に、大き
な共役側に凸の負メニスカスレンズL1,両凹の負レン
ズL2,正レンズL3により構成したものである。
【0015】また、本発明の請求項7に係るズームレン
ズは、第1レンズ群G1は大きな共役側より順に、大き
な共役側に凸の負メニスカスレンズL1,両凹の負レン
ズL2,正レンズL3により構成され、前記第2レンズ
群G2は前記大きな共役側より順に正の屈折力を有する
G21群,負の屈折力を有するG22群,正の屈折力を
有するG23群より構成され、該G21群は大きな共役
側から順に正レンズL4,大きな共役側に凸の正メニス
カスレンズL5により構成したものである。
【0016】また、本発明の請求項8に係るズームレン
ズは、第1レンズ群G1が大きな共役側より順に、大き
な共役側に凸の負メニスカスレンズL11,大きな共役
側に凸の負メニスカスレンズL12,両凹の負レンズL
2,正レンズL3により構成したものである。
【0017】また、本発明の請求項9に係るズームレン
ズは、前記第1レンズ群G1は大きな共役側より順に、
大きな共役側に凸の負メニスカスレンズL11,大きな
共役側に凸の負メニスカスレンズL12,両凹の負レン
ズL2,正レンズL3により構成され、前記第2レンズ
群G2は前記大きな共役側より順に正の屈折力を有する
G21群,負の屈折力を有するG22群,正の屈折力を
有するG23群より構成され、該G21群は大きな共役
側から順に正レンズL4,大きな共役側に凸の正メニス
カスレンズL5により構成したものである。
【0018】また、本発明の請求項10に係るズームレ
ンズは、第1レンズ群G1は複数枚の負レンズと、1枚
の正レンズにより構成しており、 νp1<32 νn1>40 但し、 νp1: G1群の正レンズを構成する硝材のアッベ数 νn1: G1群内の負レンズを構成する硝材のアッベ
数の平均値 なる条件を満足するものである。
【0019】また、本発明の請求項11に係る投写型表
示装置は、光源と、光源の出射光を赤・緑・青の3原色
光に色分解する色分解手段と、前記3原色光で照明され
る3個の画像表示デバイスと、該画像表示デバイスに表
示される3原色画像を合成する色合成手段と、色合成さ
れた光束を拡大投写する投写レンズとを備え、上記投写
レンズとして請求項1記載のズームレンズを用いたもの
である。
【0020】また、本発明の請求項12に係る投写型表
示装置は、前記投写型表示装置に用いるズームレンズの
第2レンズ群G2中に開口径が可変に構成された絞り手
段を備えたものである。
【0021】また、本発明の請求項13に係る投写型表
示装置は、前記投写型表示装置に用いるズームレンズの
第2レンズ群G2中に開口径が可変に構成された絞り手
段を備え、前記画像表示デバイスとして入射光の散乱状
態を電気的に変化させる散乱モード液晶パネルを備えた
ものである。
【0022】
【作用】本発明の請求項1に係るズームレンズにおいて
は、上記(a)〜(d)の要求を満足することができ
る。
【0023】また、本発明の請求項2に係るズームレン
ズにおいては、第2レンズ群中の2つの正のレンズ群G
21,G23の屈折力の比を適切な範囲に限定すること
で、所定のバックフォーカル長を確保しつつ諸収差をバ
ランスよく補正できる。
【0024】また、本発明の請求項3に係るズームレン
ズにおいては、第2レンズ群中の両凹負レンズの屈折力
と面形状を適切な範囲に限定することで、主として球面
収差を良好に補正できる。
【0025】また、本発明の請求項4に係るズームレン
ズにおいては、絞り位置を適切な位置に配置することで
請求項1のズームレンズの諸収差を良好に補正できる。
【0026】また、本発明の請求項5に係るズームレン
ズにおいては、投写画像の輝度がズームレンズの絞りの
開口径で制御可能となる。
【0027】また、本発明の請求項6に係るズームレン
ズにおいては、3枚のレンズより構成される第1レンズ
群G1を有する請求項1のズームレンズにおいて全系の
レトロフォーカス性を高め、かつG1群,G2群間での
軸外光の光軸に対する傾きを小さくできる。
【0028】また、本発明の請求項7に係るズームレン
ズにおいては、G1群,G21群のレンズ構造を特定す
ることで、G1群の大きな共役側に配置した2枚の負レ
ンズで発生する負の歪曲収差を、主にG22群の2枚の
正レンズで発生する正の歪曲収差でバランスさせ、全系
の歪曲収差を小さく制御できる。
【0029】また、本発明の請求項8に係るズームレン
ズにおいては、4枚のレンズより構成される第1レンズ
群G1を有する請求項1のズームレンズにおいて全系の
レトロフォーカス性を高め、かつG1群,G2群間での
軸外光の光軸に対する傾きを小さくできる。
【0030】また、本発明の請求項9に係るズームレン
ズにおいては、G1群,G21群のレンズ構造を特定す
ることで、G1群の大きな共役側に配置した3枚の負レ
ンズで発生する負の歪曲収差を、主にG22群の2枚の
正レンズで発生する正の歪曲収差でバランスさせ、全系
の歪曲収差を小さく制御できる。
【0031】また、本発明の請求項10に係るズームレ
ンズにおいては、第1レンズ群G1で発生する軸上色収
差を適切に制御できる。
【0032】また、本発明の請求項11に係る投写型表
示装置においては、請求項1のズームレンズを用いた短
投写距離で大画面表示が可能な装置が実現できる
【0033】また、本発明の請求項12に係る投写型表
示装置においては、投写型表示装置の表示画像の輝度が
絞り径に応じて制御可能となる。
【0034】また、本発明の請求項13に係る投写型表
示装置においては、投写型表示装置の表示画像の輝度と
コントラストが絞り径に応じて制御可能となる。
【0035】
【実施例】図1,図2は各々本発明の後述する数値実施
例1,4のレンズ断面図である。図1(a)図2(a)
は短焦点端、図1(b),図2(b)は中間、図1
(c),図2(c)は長焦点端のズーム位置に対応して
いる。なお、図1は8枚構成の数値実施例1〜3を代表
する構成図であり、図2は9枚構成の数値実施例4〜7
を代表する構成図である。
【0036】図1のレンズ断面図においてG1は負の屈
折力の第1群、G2は正の屈折力の第2群、ASTは絞
り、Sはスクリーン面、Iは液晶パネルの画像表示面で
ある。スクリーン面Sと画像表示面Iとは共役関係にあ
り、一般にスクリーン面Sは大きな共役側に位置し、画
像表示面Iは小さな共役側に位置する。G1は大きな共
役側(スクリーン側)より順に大きな共役側に凸の負メ
ニスカスレンズL1,両凹の負レンズL2,正レンズL
3により構成されている。このように、3枚構成のG1
群を2枚の負レンズ先行とすることで、G1群に大きな
共役側から入射する斜光線が光軸となす角を弱めること
ができるので、絞り位置を固定して考えると画角が大き
くなってもG1群に入射する斜光線は光軸との離れがあ
まり大きくならない。この結果、前玉径(大きな共役側
のレンズ径)を小さくできる。また、G1群において負
レンズ2枚を先行させるのは全レンズ系のレトロフォー
カス性を強め、バックフーカル長を確保しやすくすると
いう点でも効果が大きい。
【0037】また、G2群は大きな共役側から順に正の
屈折力を有するG21群と,負の屈折力を有するG22
群,正の屈折力を有するG23群により構成され、G2
1群とG22群の間に絞りASTが配置されている。G
21群は大きな共役側から順に正レンズL4,大きな共
役側に凸の正メニスカスレンズL5により構成されてい
る。G22群は両凹の負レンズL6で構成されている。
また、G23群は大きな共役側から順に、小さな共役側
に凸の正メニスカスレンズL7,正レンズL8により構
成されている。
【0038】上記のようにG1群を2枚の負レンズ先行
とすると、短焦点端での負の歪曲収差の残留が大きくな
る問題があるが、本発明のレンズ系ではG21群に2枚
の強い屈折力を有する正レンズL4,L5を配置するこ
とで強い正の歪曲収差を発生させて前記G1群の負レン
ズで発生する負の歪曲収差を打ち消すことで全系の歪曲
収差を小さく抑制するのに成功している。
【0039】9枚構成の実施例断面図である図2では、
図1の第1レンズL1が2枚の大きな共役側に凸の負メ
ニスカスレンズL11,L12に分割されている他は上
記図1と同様の構成である。この場合、第1レンズ群G
1は4枚構成となり、大きな共役側から負・負・負・正
の配置となる。図1に関連して述べたように、この3枚
の負レンズを先行させる配置は第1レンズ群の径を小さ
くまとめ、しかも大きなバックフォーカル長を確保する
上で効果が大きい。さらに、G21群に2枚の強い屈折
力を有する正レンズL4,L5を配置することで強い正
の歪曲収差を発生させて前記G1群の3枚の負レンズL
11,L12,L2で発生する負の歪曲収差を打ち消す
ことで全系の歪曲収差を小さく抑制するのに成功してい
る。
【0040】短焦点端から長焦点端への焦点距離変化は
図1,図2に矢印で示すように第1群G1と第2群G2
の相対距離を縮小することで行う。例えば、第2群G2
をスクリーン面S方向へ大きく直線的に移動させて変倍
すると共に、第1群G1をスクリーン面S側へ非直線的
に又は凹状に移動させて変倍に伴う像面移動を補償す
る。また投写距離(スクリーン〜第1面間距離)が変わ
った場合の合焦調節は、G1,G2群を一体的に光軸方
向に移動することで行う。このように、本発明の投写レ
ンズは2群構成と単純であり、従来の4群構成以上のズ
ームレンズに比べてカム等の特別な機構が簡素化できる
ので、レンズ鏡筒回りの構造を非常に簡単にできる。
【0041】本発明のレトロフォーカス型レンズは、以
下の条件式を満足するように構成されている。 0.99≦|f1|/fw<1.2 (1) 0.8<f2/fw<1.2 (2) 0.3<D12w/fw<0.5 (3) BFw/fw>1.5 (4) 但し、f1:第1レンズ群G1の焦点距離 f2:第2レンズ群G2の焦点距離 fw:短焦点端の場合の全系の焦点距離 D12w:全系が短焦点端での第1レンズ群G1と第2
レンズ群G2の空気間隔 BFw:全系が短焦点端の場合のバックフォーカル長
【0042】次に、上記した各条件式の意味について説
明する。(1)式は、短焦点端での第1レンズ群の全系
に対する焦点距離の比を定めている。(1)式の上限値
を越えると、第1レンズ群の負の屈折力分担が弱すぎ、
レトロフォーカス型の構成が弱くなるのでバックフォー
カル長を長く保つのが困難となる。逆に、(1)式の下
限値を越えるとバックフォーカル長は確保しやすいが、
第1レンズ群の負の屈折力が強くなりすぎ、軸外で大き
な非点収差が発生しその補正が困難となる。また、像面
の倒れによる結像特性の劣化が問題となる。
【0043】(2)式は、短焦点端での第2レンズ群の
全系に対する焦点距離の比を定めている。(2)式の上
限値を越えるとバックフォーカル長は確保しやすいが、
必要な画角が確保しにくくなる。逆に、下限値を越える
と、レトロフォーカス型の構成が弱くなるのでバックフ
ォーカル長を長く保つのが困難になる。また軸外で大き
な収差が発生しその補正が困難になる。
【0044】(3)式は、短焦点端でのレンズ群G1〜
第2レンズ群G2間距離と全系の焦点距離の比を定めて
おり、(1)〜(2)式と相まって諸収差を良好に保
ち、かつレンズ全長の増大、及び前玉径の増大を抑える
ための条件である。(3)式の上限値を越えると、バッ
クフォーカル長の確保が困難になるとともに、第1レン
ズ群G1 の外径が大きくなり、かつレンズ全長が不必要
に大きくなり、コンパクトで低コストな投写レンズの実
現が難しくなる。逆に(3)式の下限値を越えると、バ
ックフォーカル長の確保は容易になるが、必要なズーム
比の確保が難しくなる。また、短焦点端で必要画角を満
たすのが難しくなる。
【0045】(4)式は、全系が短焦点端でのバックフ
ォーカル長と全系の焦点距離との比を定めている。バッ
クフォーカル長は短焦点端で最も短くなるが、図24で
述べた色合成系のダイクロイックミラー,折り曲げミラ
ー等の光学部品を配置出来るだけの長さを確保する必要
がある。(4)式を外れて短焦点端でのバックフォーカ
ル長BFwが短くなりすぎると、これら光学部品の配置
が困難になる。
【0046】本発明の目的とするズームレンズは、以上
の諸条件を満足することで達成されるが、さらに次の
(5)式を満足させることでより好ましい結像特性が実
現できる。
【0047】 1.3<f21/f23<1.7, f21>0, f23>0 (5) 但し、 f21:G21群の焦点距離 f23:G23群の焦点距離である。 (5)式は、負のレンズ群G22を挟む正のレンズ群G
21,G23の屈折力比を適切に設定し、条件式
(1),(2),(3)と共に所定のバックフォーカル
長を確保すると共に、諸収差をバランスよく補正する為
のものである。
【0048】(5)式の上限値を越えて、G21群の屈
折力が弱くなると全系のレトロフォーカス性が強くなっ
てバックフォーカル長を大きくするのに有利となる。し
かし、G23群の屈折力分担が増加することで、特に短
焦点端において負の歪曲収差が大きくなり好ましくな
い。
【0049】また、下限値を越えてG21群の屈折力が
G23群の屈折力に比べて強くなって来ると、全系のレ
トロフォーカス性が弱くなるので、光学性能を良好に保
ちつつ所定のバックフォーカル長を得るのが難しくなっ
て来る。
【0050】さらに、本発明によるズームレンズは、G
22群の両凹負レンズL6が(6),(7)式を満たす
ことで、球面収差等を適切に制御している。 0.4<|f22|/f2<0.7 (6) 0.2<(rn2+rn1)/(rn2−rn1)<0.75 (7) 但し、 f22:G22群の両凹負レンズの焦点距離 rn1:G22群の両凹負レンズの前面(大きな共役
側)の曲率半径 rn2:G22群の両凹負レンズの後面(小さな共役
側)の曲率半径
【0051】(6)式の上限を越えると球面収差が補正
不足となる。下限を越えると歪曲収差の補正には有利で
あるが、球面収差が特に長焦点端で補正過剰となる。ま
た、(7)式はG22群の両凹負レンズのレンズ形状(S
hape Factor)を適切に設定し、(6)式と相まって球面
収差を良好に補正するための条件である。(7)式の下
限または上限のいずれか一方を外れても球面収差を良好
に補正するのが難しくなってくる。
【0052】また、本発明によるズームレンズは、
(8),(9)式を満たすことで軸上色収差を小さく保
つことが可能である。 νp1<32 (8) νn1>40 (9) 但し、 νp1:G1群の正レンズを構成する硝材のアッベ数 νn1:G1群内の負レンズを構成する硝材のアッベ数
の平均値
【0053】G1群は全体として負の屈折力を有してお
り、群内の色収差補正の為には、正レンズのアッベ数を
負レンズのアッベ数よりも小さくする必要がある。
(8)式の上限を越えてG1群の正レンズ(図1,図6
〜8のL3)の硝材の分散が小さくなると、該レンズで
発生する負の軸上色収差が小さくなりすぎる。また、負
レンズ(図1のL1,L2,図2のL11,L12,L
2)の硝材のアッベ数平均値(9)式の下限を越えて分
散が大きくなると、これら負レンズで発生する正の軸上
色収差が大きくなりすぎる。よって、(8),(9)式
を満たさない場合、全系の軸上色収差が劣化し画面全体
にわたる結像性能が低下する。
【0054】次に、本発明の数値実施例を示す。数値実
施例1ないし数値実施例7に記載した記号の意味は以下
の通りである。なお、焦点距離,倍率,バックフォーカ
ル長はe線(546.1nm)における値である。 f:投写レンズ全系の焦点距離 ω:投写画角(半角) F:基準投写倍率における、実効F値(小さな共役側) M:基準投写倍率 f1:第1レンズ群G1の焦点距離 f2:第2レンズ群G2の焦点距離 f21:G21群の焦点距離 f22:G22群の焦点距離 f23:G23群の焦点距離 D12w:G1群とG2群との短焦点端における間隔 BFw:短焦点端におけるバックフォーカル長 rn1:G22群の両凹負レンズの前面(大きな共役
側)の曲率半径 rn2:G22群の両凹負レンズの後面(小さな共役
側)の曲率半径 νp1:G1群の正レンズ構成する硝材のアッベ数 νn1:G1群内の負レンズを構成する硝材のアッベ数
の平均値 fw:短焦点端での全系の焦点距離 fn:中間での全系の焦点距離 (fn=(fw+f
t)/2) ft:長焦点端での全系の焦点距離 m:スクリーン側から順次数えた面番号 ri :スクリーン側から数えて第i番目のレンズ面の曲
率半径 di :スクリーン側から数えて第i番目のレンズ成分の
厚み及び空気間隔 ni :スクリーン側から数えて第i番目のレンズ成分の
波長587.6nm(d線)に於ける屈折率 νi:スクリーン側から数えて第i番目のレンズ成分の
アッベ数 AST:絞り面 a:可変間隔
【0055】<数値実施例1>本実施例の断面図を図1
に示す。 f =117.00〜175.50 ω =24.74°〜16.85° F =4.50 M =31.75〜20.80 f1 =-127.09 f2 =116.82 f21 =107.18 f22 =-62.95 f23 =70.05 D12w =44.09 BFw =190.00 rn1 =-56.80 rn2 =238.43 νp1 =28.32 νn1=45.65 |f1|/fw =1.09 f2/fw =1.00 D12w/fw =0.38 BFw/fw =1.62 f21/f23 =1.53 |f22|/f2 =0.54 (rn2+rn1)/(rn2-rn1) =0.62 m ri di ni νi 1 104.48264 2.00 1.834000 37.35 2 49.92630 15.38 3 -429.10976 2.00 1.712999 53.94 4 112.16860 4.60 5 81.09217 8.00 1.728251 28.32 6 807.26338 a 7 INFINITY 6.00 1.712999 53.94 8 -155.59250 0.30 9 81.20685 5.00 1.516798 64.20 10 302.33825 25.88 11 INFINITY 5.35 AST 12 -56.80327 5.50 1.717359 29.50 13 238.43487 7.60 14 -167.34231 5.00 1.712999 53.94 15 -66.76728 0.30 16 -1070.56266 8.00 1.563839 60.83 17 -67.37806 <可変間隔> fw fn ft a 44.09 18.72 1.80
【0056】<数値実施例2> f =117.00〜175.50 ω =24.45°〜16.64° F =4.50 M =31.75〜20.80 f1 =-125.64 f2 =115.20 f21 =105.40 f22 =-62.47 f23 =69.75 D12w =43.04 BFw =190.00 rn1 =-55.15 rn2 =259.98 νp1 =28.32 νn1= 45.65 |f1|/fw =1.07 f2/fw =0.98 D12w/fw =0.37 BFw/fw =1.62 f21/f23 =1.51 |f22|/f2 =0.54 (rn2+rn1)/(rn2-rn1) =0.65 m ri di ni νi 1 102.44523 3.80 1.834000 37.35 2 48.76589 15.49 3 -386.84997 3.80 1.712999 53.94 4 111.07785 3.59 5 79.17980 8.00 1.728251 28.32 6 914.40918 a 7 INFINITY 6.00 1.712999 53.94 8 -150.26591 0.30 9 82.50050 5.00 1.516798 64.20 10 320.65297 24.27 11 INFINITY 5.49 AST 12 -55.15337 5.50 1.717359 29.50 13 259.98150 7.41 14 -146.49466 5.00 1.712999 53.94 15 -63.88569 0.30 16 -977.80369 8.00 1.563839 60.83 17 -65.86040 <可変間隔> fw fn ft a 43.04 18.29 1.80
【0057】<数値実施例3> f =117.00〜187.20 ω =24.58°〜15.70° F =4.50 M =31.75〜19.43 f1 =-123.37 f2 =113.83 f21 =100.36 f22 =-61.59 f23 =70.85 D12w =47.01 BFw =190.80 rn1 =-67.62 rn2 =133.51 νp1 =28.32 νn1 =45.65 |f1|/fw =1.05 f2/fw =0.97 D12w/fw =0.40 BFw/fw =1.63 f21/f23 =1.42 |f22|/f2 =0.54 (rn2+rn1)/(rn2-rn1) =0.33 m ri di ni νi 1 97.11306 3.80 1.834000 37.35 2 47.39013 19.01 3 -169.12732 3.80 1.712999 53.94 4 144.41371 0.30 5 84.27286 8.00 1.728251 28.32 6 -872.36087 a 7 182.61120 6.00 1.712999 53.94 8 -390.99953 0.30 9 82.28925 5.00 1.516798 64.20 10 248.85672 20.64 11 INFINITY 5.01 AST 12 -67.62239 3.80 1.717359 29.50 13 133.51426 6.93 14 -138.40205 7.10 1.712999 53.94 15 -76.74436 0.30 16 388.35880 8.00 1.563839 60.83 17 -67.77176 <可変間隔> fw fn ft a 47.01 19.31 2.00
【0058】<数値実施例4>本実施例の断面図を図2
に示す。 f =117.00〜187.20 ω =24.57°〜15.70° F =4.50 M =31.75〜19.44 f1 =-119.51 f2 =110.66 f21 =100.15 f22 =-56.22 f23 =64.10 D12w =44.39 BFw =190.80 rn1 =-65.18 rn2 =128.38 νp1 =30.05 νn1 =45.91 |f1|/fw =1.02 f2/fw =0.95 D12w/fw =0.38 BFw/fw =1.63 f21/f23 =1.56 |f22|/f2 =0.51 (rn2+rn1)/(rn2-rn1) =0.33 m ri di ni νi 1 82.40889 3.80 1.743999 44.87 2 47.38280 5.77 3 69.10868 3.80 1.743999 44.87 4 55.77233 13.35 5 -215.22899 3.80 1.717000 47.98 6 157.62753 0.30 7 75.68153 8.00 1.698944 30.05 8 689.68823 a 9 167.22555 6.00 1.650201 55.74 10 -380.66395 0.30 11 80.08665 5.00 1.589002 48.54 12 193.65097 20.03 13 INFINITY 5.06 AST 14 -65.18179 3.80 1.756897 31.80 15 128.38192 5.63 16 -156.34279 7.68 1.612717 58.58 17 -73.20968 0.30 18 288.32988 8.00 1.589128 61.25 19 -65.44143 <可変間隔> fw fn ft a 44.39 18.30 2.00
【0059】<数値実施例5> f =117.00〜187.20 ω=24.57°〜15.70° F =4.50 M =31.75〜19.44 f1 =-117.19 f2 =110.80 f21 =97.82 f22 =-54.93 f23 =63.71 D12w =43.62 BFw =190.80 rn1 =-67.97 rn2 =128.02 νp1 =29.44 νn1 =45.10 |f1|/fw =1.00 f2/fw =0.95 D12w/fw =0.37 BFw/fw =1.63 f21/f23 =1.54 |f22|/f2 =0.50 (rn2+rn1)/(rn2-rn1) =0.31 m ri di ni νi 1 83.97432 3.80 1.806000 40.70 2 46.70251 6.68 3 75.47414 3.80 1.806000 40.70 4 64.16650 12.31 5 -167.19973 3.80 1.713000 53.90 6 165.96583 0.30 7 81.10987 8.00 1.701215 29.44 8 -2448.18779 a 9 171.65234 6.00 1.713000 53.90 10 -474.39115 0.30 11 79.41413 5.00 1.542414 64.82 12 235.59711 21.32 13 INFINITY 4.92 AST 14 -67.96841 3.80 1.795407 31.61 15 128.02032 5.96 16 -140.50475 7.10 1.713000 53.90 17 -76.51524 0.30 18 268.32473 8.00 1.595464 61.63 19 -65.75338 <可変間隔> fw fn ft a 43.62 18.01 2.00
【0060】<数値実施例6> f =117.00〜187.20 ω =24.57°〜15.70° F =4.50 M =31.75〜19.44 f1 =-117.30 f2 =110.92 f21 =97.28 f22 =-53.89 f23 =62.94 D12w =43.70 BFw =190.80 rn1 =-68.37 rn2 = 131.35 νp1= 28.52 νn1= 42.83 |f1|/fw =1.00 f2/fw =0.95 D12w/fw =0.37 BFw/fw =1.63 f21/f23 =1.55 |f22|/f2 =0.49 (rn2+rn1)/(rn2-rn1) =0.32 m ri di ni νi 1 84.11185 3.80 1.834000 37.30 2 46.75790 6.72 3 76.26586 3.80 1.834000 37.30 4 66.02314 12.15 5 -161.72941 3.80 1.713000 53.90 6 164.16688 0.30 7 82.55982 8.00 1.726179 28.52 8 -1955.58972 a 9 177.77296 6.00 1.713000 53.90 10 -440.77802 0.30 11 79.09526 5.00 1.554694 58.03 12 230.48676 21.56 13 INFINITY 4.87 AST 14 -68.37233 3.80 1.820979 30.99 15 131.34733 5.85 16 -139.94204 7.06 1.713000 53.90 17 -76.61984 0.30 18 282.31775 8.00 1.612013 60.72 19 -65.60355 <可変間隔> fw fn ft a 43.70 18.04 2.00
【0061】<数値実施例7> f =117.00〜187.20 ω =24.57°〜15.70° F =4.50 M =31.75〜19.44 f1 =-115.96 f2 =109.71 f21 =94.45 f22 =-55.54 f23 =65.58 D12w =42.77 BFw =191.00 rn1 =-67.61 rn2 =132.57 νp1 =28.49 νn1 =45.10 |f1|/fw =0.99 f2/fw =0.94 D12w/fw =0.37 BFw/fw =1.63 f21/f23 =1.44 |f22|/f2 =0.51 (rn2+rn1)/(rn2-rn1) =0.32 m ri di ni νi 1 84.95091 3.80 1.806000 40.70 2 46.71000 6.54 3 76.17801 3.80 1.806000 40.70 4 63.14130 12.07 5 -170.31380 3.80 1.713000 53.90 6 165.03217 0.30 7 81.14941 8.00 1.719396 28.49 8 -2447.83496 a 9 170.76007 6.00 1.650846 57.81 10 -341.42588 0.30 11 78.30954 5.00 1.550768 60.14 12 251.11868 19.53 13 INFINITY 5.02 AST 14 -67.60575 3.80 1.793252 30.22 15 132.56695 5.90 16 -139.05902 7.07 1.620000 60.30 17 -76.64631 0.30 18 549.48221 8.00 1.675587 56.10 19 -66.20626 <可変間隔> fw fn ft a 42.77 17.68 2.00
【0062】図3ないし図23は各々数値実施例1ない
し数値実施例7の短焦点端,中間,長焦点端の小さな共
役側でみた収差図である。球面収差図は(WL1=610nm, WL
2=546.1nm, WL3=470nm)の3波長について示し、非点収
差,歪曲収差は546.1nm(e線)について示している。
図3〜図23における各収差は十分実用に供しうるもの
である。
【0063】絞りASTは、上記各数値実施例のように
ズーム状態によらず実効F値一定とするには、その開口
径を長焦点端にて最大,短焦点端にて最小となるように
連続的に変化させる必要がある。しかし、レンズの鏡筒
機構を簡易化するには絞りの開口径を一定としてもよ
い。例えば数値実施例1において短焦点端での実効F値
を4.50とすると、絞り径固定の場合、長焦点端での
実効F値は5.69となる。また、従来カメラレンズに
等において公知のように、開口径を使用者が任意に変え
られる構成としてもよい。この場合、絞りの開口径を変
化させることにより液晶プロジェクタの投写画像の輝度
を調節可能となる。また液晶として公知の高分子分散型
液晶(PDLC),動的散度モード液晶(DSMーL
C)等、印加電圧又は印加電流に応じて入射光の散乱状
態を変調できる、いわゆる散乱モード液晶を用いれば投
写画像の輝度,コントラストが絞り径に応じて調節可能
となる。
【0064】本発明による液晶プロジェクタの構成例は
従来例で説明した図24と同等であり、投写レンズ8と
して上記ズームレンズが搭載されている。3枚のモノク
ロ液晶パネル6R,6G,6Bに形成された3原色画像
はダイクロイックミラー70G,70GBとミラー4で
合成されて、投写レンズ8によりカラー画像の投写光9
がスクリーン10上に投写される。前述の本発明による
ズームレンズを投写レンズ8として使用すれば、短焦点
端で十分な投写画角が得られるので、短投写距離で大画
面が実現でき、かつ高解像力で歪曲収差,色収差の小さ
い良好な表示特性が得られる。しかも、簡便に投写レン
ズのズーム機能により画面サイズが調節できる。本発明
により提供されるレンズは2群ズームレンズなので鏡筒
構造を簡素化でき、装置の製造コストを低減することが
可能である。
【0065】さらに、投写レンズ8の絞りの開口径を可
変できるよう構成することで、投写画像の輝度を制御で
きる。特に液晶として公知の高分子分散型液晶(PDL
C),動的散度モード液晶(DSMーLC)等の入力電
気信号に応じて入射光の散乱状態を変調できる散乱モー
ド液晶を用いたパネルを使用し、鑑賞者が任意に絞りの
開口径をコントロールできるようにしておくことで、投
写画像の輝度,コントラストの双方が調節可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
ズームレンズによれば、大きな共役側から順に、負の屈
折力の第1レンズ群G1、正の屈折力の第2レンズ群G
2の2群から構成され、第1レンズ群G1と第2レンズ
群G2との間隔を減少することで全系の焦点距離が短焦
点から長焦点へと変化するズームレンズの屈折力配置を
特定することにより、大きなバックフォーカル長を有
し、短焦点端の焦点距離が短く、高解像,低歪曲で色収
差の小さな良好な性能を有し、かつ鏡筒構造の簡単な小
形ズームレンズが得られる。具体的には、Fナンバ4.
5以上,短焦点端の半画角24〜25度程度,バックフ
ォーカル長が短焦点端での焦点距離の1.5倍以上,ズ
ーム比1.5〜1.6程度の8〜9枚構成2群ズームレ
ンズが得られる。
【0067】また、本発明の請求項2記載のズームレン
ズによれば、第2レンズ群中の2つの正のレンズ群の屈
折力の比を適切な範囲に限定することで、所定のバック
フォーカル長を確保し諸収差の小さな良好な結像特性の
ズームレンズが得られる。
【0068】また、本発明の請求項3記載のズームレン
ズによれば、第2レンズ群中の両凹負レンズの屈折力と
面形状を適切な範囲に限定することで、球面収差の小さ
な良好な結像特性のズームレンズが得られる。
【0069】また、本発明の請求項4記載のズームレン
ズによれば、絞り位置をレンズ群G2内の適切な位置に
配置することで良好な結像特性のズームレンズが得られ
る。
【0070】また、本発明の請求項5記載のズームレン
ズによれば、ズームレンズの絞りの開口径を可変とする
ことで投写画像の輝度が制御可能となる。
【0071】また、本発明の請求項6記載のズームレン
ズによれば、3枚のレンズより構成される第1レンズ群
G1を有する2群ズームレンズにおいて、大きなバック
フォーカル長を確保しつつ大きな共役側のレンズ径を小
さく構成できる。
【0072】また、本発明の請求項7記載のズームレン
ズによれば、G1群,G21群のレンズ構成を特定する
ことで全系の歪曲収差を小さく制御でき、投写画像の歪
みが小さい投写レンズが実現できる。
【0073】また、本発明の請求項8記載のズームレン
ズによれば、4枚のレンズより構成される第1レンズ群
G1を有する2群ズームレンズにおいて、大きなバック
フォーカル長を確保しつつ大きな共役側のレンズ径を小
さく構成できる。
【0074】また、本発明の請求項9記載のズームレン
ズによれば、G1群,G21群のレンズ構成を特定する
ことで全系の歪曲収差を小さく制御でき、投写画像の歪
みが小さい投写レンズが実現できる。
【0075】また、本発明の請求項10記載のズームレ
ンズによれば、軸上色収差の小さなズームレンズが得ら
れる。
【0076】また、本発明の請求項11記載の投写型表
示装置によれば、請求項1のズームレンズを搭載した3
板液晶合成投写式の表示装置が得られるので、短投写距
離で大画面が得られ、かつ高解像で歪曲収差,色収差の
小さい良好な表示特性を備えた、小型で低コストな投写
型表示装置が実現できる。
【0077】また、本発明の請求項12記載の投写型表
示装置によれば、表示画像の輝度調節機能を備えた投写
型表示装置が実現可能となる。
【0078】また、本発明の請求項13記載の投写型表
示装置によれば、表示画像の輝度とコントラストの調節
機能を備えた投写型表示装置が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるズームレンズの断
面図である。
【図2】 本発明の実施例4におけるズームレンズの断
面図である。
【図3】 本発明の実施例1におけるズームレンズの諸
収差図である。
【図4】 本発明の実施例1におけるズームレンズの諸
収差図である。
【図5】 本発明の実施例1におけるズームレンズの諸
収差図である。
【図6】 本発明の実施例2におけるズームレンズの諸
収差図である。
【図7】 本発明の実施例2におけるズームレンズの諸
収差図である。
【図8】 本発明の実施例2におけるズームレンズの諸
収差図である。
【図9】 本発明の実施例3におけるズームレンズの諸
収差図である。
【図10】 本発明の実施例3におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図11】 本発明の実施例3におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図12】 本発明の実施例4におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図13】 本発明の実施例4におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図14】 本発明の実施例4におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図15】 本発明の実施例5におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図16】 本発明の実施例5におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図17】 本発明の実施例5におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図18】 本発明の実施例6におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図19】 本発明の実施例6におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図20】 本発明の実施例6におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図21】 本発明の実施例7におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図22】 本発明の実施例7におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図23】 本発明の実施例7におけるズームレンズの
諸収差図である。
【図24】 従来の液晶プロジェクタ、および本発明に
よる液晶プロジェクタの構成を示す構成図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群、G2 第2レンズ群、AST 絞
り、11 光源、2G,2GR 色分解手段(ダイクロ
イックミラー)、70G,70GB 色合成手段(ダイ
クロイックミラー)、8 投写レンズ、6R,6G,6
B 画像表示デバイス(液晶パネル)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−119256(JP,A) 特開 平6−130294(JP,A) 特開 平5−34596(JP,A) 特開 平6−273670(JP,A) 特開 平4−46308(JP,A) 特開 平4−46309(JP,A) 特開 平4−46310(JP,A) 特開 平4−56814(JP,A) 特開 平5−19164(JP,A) 特開 昭55−117118(JP,A) 特開 昭56−14212(JP,A) 特開 昭62−50718(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 15/16

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きな共役側から順に、負の屈折力の第
    1レンズ群G1、正の屈折力の第2レンズ群G2の2群
    から構成され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と
    の間隔が減少することによって全系の焦点距離が短焦点
    から長焦点へと変化するレンズであって、0.99≦ |f1|/fw<1.2 …(1) 0.8<f2/fw<1.2 …(2) 0.3<D12w/fw<0.5 …(3) BFw/fw>1.5 …(4) 但し、 f1:第1レンズ群G1の焦点距離 f2:第2レンズ群G2の焦点距離 fw:短焦点端の場合の全系の焦点距離 D12w:全系が短焦点端での第1レンズ群G1と第2
    レンズ群G2の空気間隔 BFw: 全系が短焦点端の場合のバックフォーカル長 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第2レンズ群G2が、前記大きな共
    役側より順に正の屈折力を有するG21群,負の屈折力
    を有するG22群,正の屈折力を有するG23群より構
    成され、 1.3<f21/f23<1.7, f21>0, f
    23>0 但し、 f21:G21群の焦点距離 f23:G23群の焦点距離 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載のズ
    ームレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第2レンズ群G2が、前記大きな共
    役側より順に正の屈折力を有するG21群,負の屈折力
    を有するG22群,正の屈折力を有するG23群より構
    成され、該G22群は両凹の負レンズよりなり、 0.4<|f22|/f2<0.7 0.2<(rn2+rn1)/(rn2−rn1)<
    0.75 但し、 f22:G22群の両凹負レンズの焦点距離 rn1:G22群の両凹負レンズの前面(大きな共役
    側)の曲率半径 rn2:G22群の両凹負レンズの後面(小さな共役
    側)の曲率半径 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載のズ
    ームレンズ。
  4. 【請求項4】 前記第2レンズ群G2が前記大きな共役
    側より順に正の屈折力を有するG21群,負の屈折力を
    有するG22群,正の屈折力を有するG23群より構成
    され、前記G21群とG22群の間に絞り手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  5. 【請求項5】 前記第2レンズ群G2中に絞り手段を備
    え、該絞り手段の開口径が可変に構成されたことを特徴
    とする請求項1記載のズームレンズ。
  6. 【請求項6】 前記第1レンズ群G1が大きな共役側よ
    り順に、大きな共役側に凸の負メニスカスレンズL1,
    両凹の負レンズL2,正レンズL3により構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  7. 【請求項7】 前記第1レンズ群G1は大きな共役側よ
    り順に、大きな共役側に凸の負メニスカスレンズL1,
    両凹の負レンズL2,正レンズL3により構成され、前
    記第2レンズ群G2は前記大きな共役側より順に正の屈
    折力を有するG21群,負の屈折力を有するG22群,
    正の屈折力を有するG23群より構成され、該G21群
    は大きな共役側から順に正レンズL4,大きな共役側に
    凸の正メニスカスレンズL5により構成されたことを特
    徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  8. 【請求項8】 前記第1レンズ群G1が大きな共役側よ
    り順に、大きな共役側に凸の負メニスカスレンズL1
    1,大きな共役側に凸の負メニスカスレンズL12,両
    凹の負レンズL2,正レンズL3により構成されること
    を特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  9. 【請求項9】 前記第1レンズ群G1は大きな共役側よ
    り順に、大きな共役側に凸の負メニスカスレンズL1
    1,大きな共役側に凸の負メニスカスレンズL12,両
    凹の負レンズL2,正レンズL3により構成され、前記
    第2レンズ群G2は前記大きな共役側より順に正の屈折
    力を有するG21群,負の屈折力を有するG22群,正
    の屈折力を有するG23群より構成され、該G21群は
    大きな共役側から順に正レンズL4,大きな共役側に凸
    の正メニスカスレンズL5により構成されたことを特徴
    とする請求項1記載のズームレンズ。
  10. 【請求項10】 前記第1レンズ群G1が複数枚の負レ
    ンズと、1枚の正レンズにより構成されており、 νp1<32 νn1>40 但し、 νp1:G1群の正レンズを構成する硝材のアッベ数 νn1:G1群内の負レンズを構成する硝材のアッベ数
    の平均値 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載のズ
    ームレンズ
  11. 【請求項11】 光源と、光源の出射光を赤・緑・青の
    3原色光に色分解する色分解手段と、前記3原色光で照
    明される3個の画像表示デバイスと、該画像表示デバイ
    スに表示される3原色画像を合成する色合成手段と、色
    合成された光束を拡大投写する投写レンズとを備え、投
    写レンズとして請求項1記載のズームレンズを用いたこ
    とを特徴とする投写型表示装置。
  12. 【請求項12】 前記ズームレンズの第2レンズ群G2
    中に開口径が可変に構成された絞り手段を備えたことを
    特徴とする請求項11記載の投写型表示装置。
  13. 【請求項13】 前記ズームレンズの第2レンズ群G2
    中に開口径が可変に構成された絞り手段を備え、前記画
    像表示デバイスとして入射光の散乱状態を電気的に変化
    させる散乱モード液晶パネルを備えたことを特徴とする
    請求項11記載の投写型表示装置。
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