JP3377990B2 - 輪転機での印刷物の自動見当合せセッティング方法および該方法を実施する装置 - Google Patents
輪転機での印刷物の自動見当合せセッティング方法および該方法を実施する装置Info
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- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/08—Cylinders
- B41F13/10—Forme cylinders
- B41F13/12—Registering devices
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/02—Conveying or guiding webs through presses or machines
- B41F13/025—Registering devices
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2233/00—Arrangements for the operation of printing presses
- B41P2233/10—Starting-up the machine
- B41P2233/13—Pre-registering
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転機での印刷物
の自動見当合せセッティング（automaticregister sett
ing）方法および該方法を実施する装置に関する。本発
明の方法は、より詳しくは、紙、厚紙または例えばポリ
テン等の可撓性材料のウェブに印刷するヘリオグラフィ
ック印刷機、フレキソグラフィック印刷機または他の印
刷機等の輪転機の版胴により印刷される印刷物の自動見
当合せセッティングに関する。
の自動見当合せセッティング（automaticregister sett
ing）方法および該方法を実施する装置に関する。本発
明の方法は、より詳しくは、紙、厚紙または例えばポリ
テン等の可撓性材料のウェブに印刷するヘリオグラフィ
ック印刷機、フレキソグラフィック印刷機または他の印
刷機等の輪転機の版胴により印刷される印刷物の自動見
当合せセッティングに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の印刷機は、通常、連続的に配置
された幾つかの印刷ユニット（各ユニットは異なる色を
印刷する）を有している。１つの印刷ユニットは、版胴
および押圧胴（pressing cylinder）を有し、印刷すべ
き材料がこれらの両胴間を移動する。版胴は、彫刻胴
（engraved cylinder）または印刷模様を複製する版面
が設けられた胴である。完全な結果を得るには、印刷ユ
ニットにより印刷された種々の印刷物が正確に重ねられ
ることが必要である。各印刷ユニットはウェブ材料に見
当マーク（register mark：レジスターマーク、見当合
せのためのマーク、いわゆる「トンボ」）を印刷し、種
々の色の見当合せセッティングは、印刷ユニット間に配
置された１つ以上の補償ローラを用いて、例えば、この
ウェブを伸長させるか張力を付与し、種々の見当マーク
を重ね合せることにより達成される。
された幾つかの印刷ユニット（各ユニットは異なる色を
印刷する）を有している。１つの印刷ユニットは、版胴
および押圧胴（pressing cylinder）を有し、印刷すべ
き材料がこれらの両胴間を移動する。版胴は、彫刻胴
（engraved cylinder）または印刷模様を複製する版面
が設けられた胴である。完全な結果を得るには、印刷ユ
ニットにより印刷された種々の印刷物が正確に重ねられ
ることが必要である。各印刷ユニットはウェブ材料に見
当マーク（register mark：レジスターマーク、見当合
せのためのマーク、いわゆる「トンボ」）を印刷し、種
々の色の見当合せセッティングは、印刷ユニット間に配
置された１つ以上の補償ローラを用いて、例えば、この
ウェブを伸長させるか張力を付与し、種々の見当マーク
を重ね合せることにより達成される。
【０００３】このような見当合せセッティング方法は、
スイス国特許第CH 539 509号に開示されている。この方
法は、印刷ステーションでの見当合せ誤差を測定し、次
にこの測定結果から、ウェブの移動に従って、対象とす
る印刷ステーションと先行印刷ステーションとの間での
ウェブの基準張力または伸びを計算する。この張力また
は伸びは、見当合せ誤差の最適補正を可能にする。次の
作動は、対象とする印刷ステーションと先行印刷ステー
ションとの間のウェブの基準張力または伸びと実際の張
力または伸びとを比較し、この比較結果に従ってウェブ
に作用させて、ウェブの張力または伸びを基準張力また
は伸びの値にすることである。
スイス国特許第CH 539 509号に開示されている。この方
法は、印刷ステーションでの見当合せ誤差を測定し、次
にこの測定結果から、ウェブの移動に従って、対象とす
る印刷ステーションと先行印刷ステーションとの間での
ウェブの基準張力または伸びを計算する。この張力また
は伸びは、見当合せ誤差の最適補正を可能にする。次の
作動は、対象とする印刷ステーションと先行印刷ステー
ションとの間のウェブの基準張力または伸びと実際の張
力または伸びとを比較し、この比較結果に従ってウェブ
に作用させて、ウェブの張力または伸びを基準張力また
は伸びの値にすることである。
【０００４】もちろん、この方法は見当マークのスキャ
ニングを必要とし、これは、ウェブに前もって印刷され
ている見当マークのみを絶対的に確保し、他のあらゆる
印刷部分を排除するためにスキャニングゲートの創成を
必要とする。通常、見当マークは、他のいかなる印刷も
存在しないスペース、例えば２つの印刷模様または画像
の間または「バンクエッジ」と呼ばれるウェブの一縁部
に印刷される。スイス国特許第CH 548 933号には、スキ
ャニングゲートを得る一方法が詳細に開示されている。
ニングを必要とし、これは、ウェブに前もって印刷され
ている見当マークのみを絶対的に確保し、他のあらゆる
印刷部分を排除するためにスキャニングゲートの創成を
必要とする。通常、見当マークは、他のいかなる印刷も
存在しないスペース、例えば２つの印刷模様または画像
の間または「バンクエッジ」と呼ばれるウェブの一縁部
に印刷される。スイス国特許第CH 548 933号には、スキ
ャニングゲートを得る一方法が詳細に開示されている。
【０００５】この見当合せセッティング方法が印刷機の
一定作動速度においてのみ、すなわち生産フェーズにお
いてのみ正確に機能することは非常に明白であるが、印
刷機の始動時には、先ず、種々の版胴を互いに調節する
必要がある。この作動は印刷機作業者により手動で行わ
れるか、予位置決めシステムにより行われる。このた
め、作業者は版胴および／または補償ローラの手動プリ
セッティングを行って、各版胴により印刷された全ての
見当マークを、スキャニングゲートにより定められたス
ペースに運ぶ。次に作業者は、版胴の角度位置に関する
データ、補償ローラの位置に関するデータ並びに他の情
報等の種々のパラメータを、見当合せセッティング装置
の計算機のメモリに入力し、これにより、同じ仕事を反
復するときにこの作動を再び始動させる必要はなくな
る。このプリセッティングはまた、２つの印刷ユニット
間のウェブ長さおよび印刷サイズに一致する版胴の周長
に従って版胴の角度位置を計算することによっても実現
できる。この計算において、比は、必然的に整数でなく
てはならない。
一定作動速度においてのみ、すなわち生産フェーズにお
いてのみ正確に機能することは非常に明白であるが、印
刷機の始動時には、先ず、種々の版胴を互いに調節する
必要がある。この作動は印刷機作業者により手動で行わ
れるか、予位置決めシステムにより行われる。このた
め、作業者は版胴および／または補償ローラの手動プリ
セッティングを行って、各版胴により印刷された全ての
見当マークを、スキャニングゲートにより定められたス
ペースに運ぶ。次に作業者は、版胴の角度位置に関する
データ、補償ローラの位置に関するデータ並びに他の情
報等の種々のパラメータを、見当合せセッティング装置
の計算機のメモリに入力し、これにより、同じ仕事を反
復するときにこの作動を再び始動させる必要はなくな
る。このプリセッティングはまた、２つの印刷ユニット
間のウェブ長さおよび印刷サイズに一致する版胴の周長
に従って版胴の角度位置を計算することによっても実現
できる。この計算において、比は、必然的に整数でなく
てはならない。
【０００６】このプリセッティングの後、見当マークの
位置がスキャニングゲートの限度から幾分外れることも
起こり得る。必要ならば、いわゆる「フェージング（ph
asing）」と呼ばれる付加作動を行ってこれらの見当マ
ークをこのゲートに戻するために再位置決めを行うべき
である。プリセッティングがうまく行われていないと、
見当マークが印刷内に入ってしまうこと、およびフェー
ジングが行なえないことが生じるかもしれないが、この
場合には新しいセッティングが必要になるであろう。
位置がスキャニングゲートの限度から幾分外れることも
起こり得る。必要ならば、いわゆる「フェージング（ph
asing）」と呼ばれる付加作動を行ってこれらの見当マ
ークをこのゲートに戻するために再位置決めを行うべき
である。プリセッティングがうまく行われていないと、
見当マークが印刷内に入ってしまうこと、およびフェー
ジングが行なえないことが生じるかもしれないが、この
場合には新しいセッティングが必要になるであろう。
【０００７】一般に従来技術では、胴および／または補
償ローラを調節する種々の段階は、少なくとも次の作動
を必要とする。すなわち、作業者は、先ず、版胴の基準
位置に従って版胴をそれぞれの位置に配置する。この場
合には、次に作業者は、印刷ユニット間のウェブ長さを
修正することにより胴および／または補償ローラを予位
置決めする。次に作業者は、オッシロスコープを用いて
フェージング作動を続行する前に手動でゆっくりと粗セ
ッティングを行うか、コードを用いて自動的にセッティ
ングする。この最終段階から、新しい手動見当合せによ
り必要な補正がなされる。これは、再現効果による新し
いフェージング作動を意味し、この後、生産フェーズに
着手する前に正確な調節が行われる。上記作動を適用す
ると、殆どの場合、始動フェーズから生産フェーズでの
定作動速度になるまでに印刷機に供されるウェブの消費
量が増大される。
償ローラを調節する種々の段階は、少なくとも次の作動
を必要とする。すなわち、作業者は、先ず、版胴の基準
位置に従って版胴をそれぞれの位置に配置する。この場
合には、次に作業者は、印刷ユニット間のウェブ長さを
修正することにより胴および／または補償ローラを予位
置決めする。次に作業者は、オッシロスコープを用いて
フェージング作動を続行する前に手動でゆっくりと粗セ
ッティングを行うか、コードを用いて自動的にセッティ
ングする。この最終段階から、新しい手動見当合せによ
り必要な補正がなされる。これは、再現効果による新し
いフェージング作動を意味し、この後、生産フェーズに
着手する前に正確な調節が行われる。上記作動を適用す
ると、殆どの場合、始動フェーズから生産フェーズでの
定作動速度になるまでに印刷機に供されるウェブの消費
量が増大される。
【０００８】ウェブのこの高消費はいくつかのファクタ
からもたらされるが、主として、版胴および／または補
償ローラのプリセッティングが印刷機作業者により視覚
的に行われるという事実、および作業者が全ての版胴を
一度にセッティングするときに重大な無視できない誤差
を生じさせことがあるという事実からもたらされる。実
際にセッティングが悪いと、見当マークがスキャニング
ゲートに印刷されず、この場合にはフェージングは全く
行われない。その上、始動時には、プリセッティングが
正しくないと、セッティング誤差の可能性は最大で印刷
サイズの１／２ほどになり、見当マークが印刷画像に一
致する領域に印刷されてしまうため、見当マークの検出
従ってフェージングは全く不可能になる。多くの他の問
題が、特に、胴の挿入時の精度、使用される基板の種
類、印刷ユニット間のウェブまたは時として可変ウェブ
の異なる張力レベルに基いて行われる版胴のセッティン
グ作動に影響を与える。例示したのはこれらのみである
が、これらのパラメータは、しばしば、制御が困難であ
る。これらのパラメータは、連続的な影響をもたらしか
つ種々の印刷ユニット間の下流側ほど強くなる不正確さ
を引き起こし、最終的には、自動見当合せセッティング
に特定される許容値を超えてしまう。
からもたらされるが、主として、版胴および／または補
償ローラのプリセッティングが印刷機作業者により視覚
的に行われるという事実、および作業者が全ての版胴を
一度にセッティングするときに重大な無視できない誤差
を生じさせことがあるという事実からもたらされる。実
際にセッティングが悪いと、見当マークがスキャニング
ゲートに印刷されず、この場合にはフェージングは全く
行われない。その上、始動時には、プリセッティングが
正しくないと、セッティング誤差の可能性は最大で印刷
サイズの１／２ほどになり、見当マークが印刷画像に一
致する領域に印刷されてしまうため、見当マークの検出
従ってフェージングは全く不可能になる。多くの他の問
題が、特に、胴の挿入時の精度、使用される基板の種
類、印刷ユニット間のウェブまたは時として可変ウェブ
の異なる張力レベルに基いて行われる版胴のセッティン
グ作動に影響を与える。例示したのはこれらのみである
が、これらのパラメータは、しばしば、制御が困難であ
る。これらのパラメータは、連続的な影響をもたらしか
つ種々の印刷ユニット間の下流側ほど強くなる不正確さ
を引き起こし、最終的には、自動見当合せセッティング
に特定される許容値を超えてしまう。
【０００９】競争に対抗するためおよび工業的グラフィ
ックアートの分野で求められるサービスのフレキシビリ
ティを高めるため、生産の連続性（production serie
s）は益々小さくなりつつあり、従って仕事を頻繁に変
更しなければならない。これらの変更は、準備フェーズ
に多量の紙の廃棄および時間損失をもたらし、これが最
終的に完成製品のコスト価格に反映する。
ックアートの分野で求められるサービスのフレキシビリ
ティを高めるため、生産の連続性（production serie
s）は益々小さくなりつつあり、従って仕事を頻繁に変
更しなければならない。これらの変更は、準備フェーズ
に多量の紙の廃棄および時間損失をもたらし、これが最
終的に完成製品のコスト価格に反映する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点を解消すること、特に、輪転機のセッティング時の
時間およびウェブの消費を大幅に低減させることにあ
る。
欠点を解消すること、特に、輪転機のセッティング時の
時間およびウェブの消費を大幅に低減させることにあ
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的は、特許請求の
範囲の請求項１に記載の方法および請求項９に記載の装
置により達成される。すなわち、本発明は、印刷すべき
ウェブの移動方向に関して下流側にそれぞれ配置された
連続する印刷ユニットと、少なくとも１つのパルス発生
器と、印刷ユニットの下流側に配置された２つのプルロ
ーラと、押圧胴が版胴に対して下降されたときにウェブ
上に印刷された見当マークにより決定される見当合せ誤
差を補正するために版胴に使用される補償ローラと、ス
キャニングヘッドとを有し、各スキャニングヘッドがそ
れぞれの印刷ユニットの近くでかつ下流側に配置され、
各印刷ユニットが、より詳しくは、版胴の１つ並びに制
御装置の１つにより制御される押圧胴の１つを備えてい
る、複数の色のインキを使用する輪転機の版胴により印
刷される印刷物の自動見当合せセッティング方法におい
て、 ａ）最終押圧胴を下降させる段階と、 ｂ）印刷ユニットのスキャニングヘッドが、版胴により
印刷される見当マークの連続経路に対して垂直に配置さ
れるように、印刷ユニットのスキャニングヘッドを整合
させる段階と、 ｃ）印刷ユニットのフェージングと呼ばれる作動を行う
段階と、 ｄ）最も上流側に配置された第１印刷ユニットを除く全
ての印刷ユニットについて、連続する段階ａ）、段階
ｂ）、段階ｃ）を上流側に連続的に反復する段階と、 ｅ）以前に下降されている全ての押圧胴を上昇させ、か
つこれらの全ての押圧胴が上昇されるやいなや第１押圧
胴を下降させる段階と、 ｆ）「見当マーク対−胴」と呼ばれるモードで見当合せ
誤差を決定する段階と、 ｇ）補償ローラまたは版胴により、ウェブの一定張力で
見当合せ誤差を補正する段階と、 ｈ）「見当マーク対−見当マーク」と呼ばれるモードで
残留見当合せ誤差を決定する段階と、 ｉ）補償ローラまたは版胴により残留見当合せ誤差を補
正する段階と、 ｊ）第２印刷ユニットからスタートして、下流側に連続
的に全ての印刷ユニットについて連続する段階ｆ）、段
階ｇ）、段階ｈ）、段階ｉ）を反復する段階とを含むこ
とを特徴とする。
範囲の請求項１に記載の方法および請求項９に記載の装
置により達成される。すなわち、本発明は、印刷すべき
ウェブの移動方向に関して下流側にそれぞれ配置された
連続する印刷ユニットと、少なくとも１つのパルス発生
器と、印刷ユニットの下流側に配置された２つのプルロ
ーラと、押圧胴が版胴に対して下降されたときにウェブ
上に印刷された見当マークにより決定される見当合せ誤
差を補正するために版胴に使用される補償ローラと、ス
キャニングヘッドとを有し、各スキャニングヘッドがそ
れぞれの印刷ユニットの近くでかつ下流側に配置され、
各印刷ユニットが、より詳しくは、版胴の１つ並びに制
御装置の１つにより制御される押圧胴の１つを備えてい
る、複数の色のインキを使用する輪転機の版胴により印
刷される印刷物の自動見当合せセッティング方法におい
て、 ａ）最終押圧胴を下降させる段階と、 ｂ）印刷ユニットのスキャニングヘッドが、版胴により
印刷される見当マークの連続経路に対して垂直に配置さ
れるように、印刷ユニットのスキャニングヘッドを整合
させる段階と、 ｃ）印刷ユニットのフェージングと呼ばれる作動を行う
段階と、 ｄ）最も上流側に配置された第１印刷ユニットを除く全
ての印刷ユニットについて、連続する段階ａ）、段階
ｂ）、段階ｃ）を上流側に連続的に反復する段階と、 ｅ）以前に下降されている全ての押圧胴を上昇させ、か
つこれらの全ての押圧胴が上昇されるやいなや第１押圧
胴を下降させる段階と、 ｆ）「見当マーク対−胴」と呼ばれるモードで見当合せ
誤差を決定する段階と、 ｇ）補償ローラまたは版胴により、ウェブの一定張力で
見当合せ誤差を補正する段階と、 ｈ）「見当マーク対−見当マーク」と呼ばれるモードで
残留見当合せ誤差を決定する段階と、 ｉ）補償ローラまたは版胴により残留見当合せ誤差を補
正する段階と、 ｊ）第２印刷ユニットからスタートして、下流側に連続
的に全ての印刷ユニットについて連続する段階ｆ）、段
階ｇ）、段階ｈ）、段階ｉ）を反復する段階とを含むこ
とを特徴とする。
【００１２】本発明の方法においては、前記フェージン
グ作動は、パルス発生器により与えられる増分により、
スキャニングゲートを見当マークの周囲に電子的に配置
する段階と、および仮想見当マークを形成するため、見
当マークの位置に一致する増分値を決定および記憶する
段階とを含むのが好ましい。また、本発明の方法におい
ては、「見当マーク対−胴」と呼ばれるモードで版胴の
見当合せ誤差を決定する段階は、関連する印刷ユニット
のスキャニングヘッドにより、第１印刷ユニットにより
印刷された見当マークを検出する段階と、次に、基準と
して使用される前記見当マークと仮想見当マークとの間
に存在する差を決定する段階とを含むのが好ましい。ま
た、本発明の方法においては、「見当マーク対−見当マ
ーク」と呼ばれるモードで版胴の残留見当合せ誤差を決
定する段階は、対象とする印刷ユニットの押圧胴を下降
させる段階と、次に、第１印刷ユニットにより印刷され
た見当マークを対応スキャニングヘッドにより検出する
段階と、最後に、基準として使用される見当マークと対
象とする印刷ユニットにより印刷された見当マークとの
間の差を検出する段階とを含むのが好ましい。
グ作動は、パルス発生器により与えられる増分により、
スキャニングゲートを見当マークの周囲に電子的に配置
する段階と、および仮想見当マークを形成するため、見
当マークの位置に一致する増分値を決定および記憶する
段階とを含むのが好ましい。また、本発明の方法におい
ては、「見当マーク対−胴」と呼ばれるモードで版胴の
見当合せ誤差を決定する段階は、関連する印刷ユニット
のスキャニングヘッドにより、第１印刷ユニットにより
印刷された見当マークを検出する段階と、次に、基準と
して使用される前記見当マークと仮想見当マークとの間
に存在する差を決定する段階とを含むのが好ましい。ま
た、本発明の方法においては、「見当マーク対−見当マ
ーク」と呼ばれるモードで版胴の残留見当合せ誤差を決
定する段階は、対象とする印刷ユニットの押圧胴を下降
させる段階と、次に、第１印刷ユニットにより印刷され
た見当マークを対応スキャニングヘッドにより検出する
段階と、最後に、基準として使用される見当マークと対
象とする印刷ユニットにより印刷された見当マークとの
間の差を検出する段階とを含むのが好ましい。
【００１３】また、本発明の方法においては、前記「見
当マーク対−見当マーク」モードで残留見当合せ誤差を
決定する間に、対象とする印刷ユニットの見当マークお
よび第１印刷ユニットの見当マークのみが、対象とする
前記印刷ユニットのスキャニングヘッドにより検出され
るのが好ましい。また、本発明の方法においては、前記
段階ａ）、段階ｂ）、段階ｃ）は、対応する押圧胴が下
降される前にスキャニングヘッドが既に整合されている
全ての隣接した印刷ユニットについて同時に遂行される
のが好ましい。また、本発明の方法においては、前記印
刷すべきウェブ（１）上に目に見えないインキ（illisi
ble ink）の膜を堆積させる任意の版胴が、最初に、整
合した角度位置に配置されるのが好ましい。また、本発
明の方法においては、前記１つの版胴当たり１つ以上の
見当マークの使用は、見当マークを区別するため、見当
マークに関するコードの使用に導くことができるのが好
ましい。
当マーク対−見当マーク」モードで残留見当合せ誤差を
決定する間に、対象とする印刷ユニットの見当マークお
よび第１印刷ユニットの見当マークのみが、対象とする
前記印刷ユニットのスキャニングヘッドにより検出され
るのが好ましい。また、本発明の方法においては、前記
段階ａ）、段階ｂ）、段階ｃ）は、対応する押圧胴が下
降される前にスキャニングヘッドが既に整合されている
全ての隣接した印刷ユニットについて同時に遂行される
のが好ましい。また、本発明の方法においては、前記印
刷すべきウェブ（１）上に目に見えないインキ（illisi
ble ink）の膜を堆積させる任意の版胴が、最初に、整
合した角度位置に配置されるのが好ましい。また、本発
明の方法においては、前記１つの版胴当たり１つ以上の
見当マークの使用は、見当マークを区別するため、見当
マークに関するコードの使用に導くことができるのが好
ましい。
【００１４】また、本発明は、上記の方法を実施する装
置であって、押圧胴の制御装置が、見当合せ誤差計算回
路に接続された自動制御回路により制御されることを特
徴とする。この本発明の装置においては、前記全ての版
胴は、前記補償ローラのみが見当合せ誤差を補正するの
に使用されるときに、単一かつ同一のパルス発生器に接
続されるのが好ましい。また、本発明の装置において
は、前記各版胴にはパルス発生器が設けられ、各版胴
は、版胴のみが見当合せ誤差を補正するのに使用される
ときに、パルス発生器（２３）に接続されるのが好まし
い。
置であって、押圧胴の制御装置が、見当合せ誤差計算回
路に接続された自動制御回路により制御されることを特
徴とする。この本発明の装置においては、前記全ての版
胴は、前記補償ローラのみが見当合せ誤差を補正するの
に使用されるときに、単一かつ同一のパルス発生器に接
続されるのが好ましい。また、本発明の装置において
は、前記各版胴にはパルス発生器が設けられ、各版胴
は、版胴のみが見当合せ誤差を補正するのに使用される
ときに、パルス発生器（２３）に接続されるのが好まし
い。
【００１５】以下に説明するように、本発明は、最大の
初期の見当合せ誤差を正当化する簡単な自動見当合せセ
ッティングを可能にする。本発明の方法は、新しい仕事
の準備に対しても、または、古い仕事に対しても同様に
適用される。ウェブに関するデータおよびユニット間の
長さに関するデータは、もはや不要である。フェージン
グおよび見当合せセッティングは、幾つかの上重ね印刷
から生じる見当マークのあらゆる誤解または重なりを防
止する唯一の色によってなされる。見当合せ誤差の補正
は、ウェブ張力にいかなる変化をも引き起こすことな
く、一般に約１５ｍｍ／秒の高速で補償ローラを移動さ
せることにより、非常に迅速に処理される。例えばウェ
ブの乾燥のために、印刷ユニット間で使用される多数の
アイドルローラの回りを移動するウェブ経路に生じ得る
誤差は、重大な結果をもたらすことなくウェブ経路の長
さを修正する。
初期の見当合せ誤差を正当化する簡単な自動見当合せセ
ッティングを可能にする。本発明の方法は、新しい仕事
の準備に対しても、または、古い仕事に対しても同様に
適用される。ウェブに関するデータおよびユニット間の
長さに関するデータは、もはや不要である。フェージン
グおよび見当合せセッティングは、幾つかの上重ね印刷
から生じる見当マークのあらゆる誤解または重なりを防
止する唯一の色によってなされる。見当合せ誤差の補正
は、ウェブ張力にいかなる変化をも引き起こすことな
く、一般に約１５ｍｍ／秒の高速で補償ローラを移動さ
せることにより、非常に迅速に処理される。例えばウェ
ブの乾燥のために、印刷ユニット間で使用される多数の
アイドルローラの回りを移動するウェブ経路に生じ得る
誤差は、重大な結果をもたらすことなくウェブ経路の長
さを修正する。
【００１６】本発明によれば、見当合せセッティング方
法は、版胴または押圧胴の変更を必要としない作業によ
って行われる。最後に、本発明の方法によれば、印刷ユ
ニットを必ずしも互いに隣接させる必要はない。例えば
メインテナンスのために、任意の印刷ユニットを輪転機
の中間で機能停止させることができる。この機能停止に
よって、本発明の自動見当合せセッティング方法が妨げ
られることは全くない。
法は、版胴または押圧胴の変更を必要としない作業によ
って行われる。最後に、本発明の方法によれば、印刷ユ
ニットを必ずしも互いに隣接させる必要はない。例えば
メインテナンスのために、任意の印刷ユニットを輪転機
の中間で機能停止させることができる。この機能停止に
よって、本発明の自動見当合せセッティング方法が妨げ
られることは全くない。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明は、添付図面に例示する一
実施形態を参照して述べる以下の説明から容易に理解さ
れよう。図１は、補償ローラが設けられた輪転機（輪転
印刷機）の構成要素を示す概略図である。印刷すべきウ
ェブ１は、矢印２で示す方向に移動する。このウェブ１
は、印刷ユニット３、４、５、ｎを通って連続的に移動
する。輪転機は複数の連続印刷ユニットで構成できると
いう事実から、本願明細書では参照符号ｎを使用する。
各印刷ユニット３〜ｎは、版胴６、７、８、ｎ１並びに
押圧胴９、１０、１１、ｎ２を有している。
実施形態を参照して述べる以下の説明から容易に理解さ
れよう。図１は、補償ローラが設けられた輪転機（輪転
印刷機）の構成要素を示す概略図である。印刷すべきウ
ェブ１は、矢印２で示す方向に移動する。このウェブ１
は、印刷ユニット３、４、５、ｎを通って連続的に移動
する。輪転機は複数の連続印刷ユニットで構成できると
いう事実から、本願明細書では参照符号ｎを使用する。
各印刷ユニット３〜ｎは、版胴６、７、８、ｎ１並びに
押圧胴９、１０、１１、ｎ２を有している。
【００１８】図１に示した実施形態では、印刷ユニット
３と印刷ユニット４との間に補償ローラ１２が配置さ
れ、印刷ユニット４と印刷ユニット５との間に補償ロー
ラ１３が配置され、印刷ユニット５と印刷ユニットｎと
の間に補償ローラｎ３が配置される。最後の印刷ユニッ
トｎの後にはウェブ張力制御装置１７が続いており、該
ウェブ張力制御装置１７は、２つのプルローラ１４、１
５を制御し、かつダンサローラ、張力検出器または他の
均等な装置により構成される張力センサから情報を受け
る。各補償ローラ１２、１３、ｎ３は、それぞれのモー
タ１８、１９、ｎ４により制御される。押圧胴９、１
０、１１、ｎ２は、制御装置２０、２１、２２、ｎ５に
より垂直方向に移動される。版胴６、７、８、ｎ１は、
単一のパルス発生器２３に連結されている。印刷ユニッ
ト４、５、ｎの出力側には、各版胴６〜ｎ１によりウェ
ブ１に印刷された見当マークの位置を走査するためのス
キャニングヘッド２４、２５が設けられている。
３と印刷ユニット４との間に補償ローラ１２が配置さ
れ、印刷ユニット４と印刷ユニット５との間に補償ロー
ラ１３が配置され、印刷ユニット５と印刷ユニットｎと
の間に補償ローラｎ３が配置される。最後の印刷ユニッ
トｎの後にはウェブ張力制御装置１７が続いており、該
ウェブ張力制御装置１７は、２つのプルローラ１４、１
５を制御し、かつダンサローラ、張力検出器または他の
均等な装置により構成される張力センサから情報を受け
る。各補償ローラ１２、１３、ｎ３は、それぞれのモー
タ１８、１９、ｎ４により制御される。押圧胴９、１
０、１１、ｎ２は、制御装置２０、２１、２２、ｎ５に
より垂直方向に移動される。版胴６、７、８、ｎ１は、
単一のパルス発生器２３に連結されている。印刷ユニッ
ト４、５、ｎの出力側には、各版胴６〜ｎ１によりウェ
ブ１に印刷された見当マークの位置を走査するためのス
キャニングヘッド２４、２５が設けられている。
【００１９】押圧胴９、１０、１１、ｎ２の制御装置２
０、２１、２２、ｎ５は制御回路２６により制御され、
該制御回路２６は、一方では見当合せ誤差計算回路２７
に接続され、他方では版胴６、７、８、ｎ１の角度位置
計算回路２８に接続されている。角度位置計算回路２８
は更に、各版胴６、７、８、ｎ１に接続されたパルス発
生器２３からの情報を受ける。角度位置計算回路２８
は、スキャニングヘッド２４、２５、ｎ６からの情報を
受ける見当合せ誤差計算回路２７に接続されている。見
当合せ誤差計算回路２７は、補償ローラ１２、１３、ｎ
３を移動させるモータ１８、１９、ｎ４の制御回路３２
に情報を発生する見当合せレギュレータ３１に情報を発
生する。
０、２１、２２、ｎ５は制御回路２６により制御され、
該制御回路２６は、一方では見当合せ誤差計算回路２７
に接続され、他方では版胴６、７、８、ｎ１の角度位置
計算回路２８に接続されている。角度位置計算回路２８
は更に、各版胴６、７、８、ｎ１に接続されたパルス発
生器２３からの情報を受ける。角度位置計算回路２８
は、スキャニングヘッド２４、２５、ｎ６からの情報を
受ける見当合せ誤差計算回路２７に接続されている。見
当合せ誤差計算回路２７は、補償ローラ１２、１３、ｎ
３を移動させるモータ１８、１９、ｎ４の制御回路３２
に情報を発生する見当合せレギュレータ３１に情報を発
生する。
【００２０】図２は補償ローラを使用しない輪転機の構
成要素を示す概略図であり、自動フェージング方法を他
の種類の輪転機に適用するところを示すものである。こ
の図面に示す種々の構成要素は、版胴６、７、８、ｎ１
の回転制御に関連する構成要素を除き、図１に関連して
使用された参照番号と同じ参照番号で示されている。そ
の理由は、この場合には、見当合せセッティング作動
は、補償ローラを移動させることにより行うものではな
く、版胴６、７、８、ｎ１の回転の制御回路３３により
版胴の回転に直接作用させることにより行うものだから
である。このためには、パルス発生器２３を、各版胴
６、７、８、ｎ１と関連させることも適している。図面
を不必要に複雑化しないようにするため、図２には１つ
のパルス発生器２３のみが示されているが、版胴と同数
のパルス発生器が設けられることは極く明白である。こ
れらのパルス発生器は、通常、版胴の駆動軸の一端に配
置される。
成要素を示す概略図であり、自動フェージング方法を他
の種類の輪転機に適用するところを示すものである。こ
の図面に示す種々の構成要素は、版胴６、７、８、ｎ１
の回転制御に関連する構成要素を除き、図１に関連して
使用された参照番号と同じ参照番号で示されている。そ
の理由は、この場合には、見当合せセッティング作動
は、補償ローラを移動させることにより行うものではな
く、版胴６、７、８、ｎ１の回転の制御回路３３により
版胴の回転に直接作用させることにより行うものだから
である。このためには、パルス発生器２３を、各版胴
６、７、８、ｎ１と関連させることも適している。図面
を不必要に複雑化しないようにするため、図２には１つ
のパルス発生器２３のみが示されているが、版胴と同数
のパルス発生器が設けられることは極く明白である。こ
れらのパルス発生器は、通常、版胴の駆動軸の一端に配
置される。
【００２１】図３は、自動見当合せセッティング作動の
開始時の輪転機の構成要素を示す概略図である。この初
期状態では、全ての押圧胴９〜ｎ２が上昇位置にあり、
この上昇位置では、ウェブ１を、１対のプルローラ１
４、１５により下流側で挟むことができる。版胴６〜ｎ
１は、これらの角度位置の見当合せを全く行うことな
く、これらの位置に挿入されている。押圧胴が上昇され
ているので、ウェブは、版胴上を移動しても依然として
素材のままであり、いかなる印刷もなされていない。ユ
ニット間のウェブ経路に関する情報は全く不要である。
かくして補償ローラ１２〜ｎ３は任意の位置を占めるこ
とができるが、予め補償ローラの心合せをしておくのが
得策である。印刷すべき基板の経済的理由から、ウェブ
は、印刷物の見当合せセッティングに必要な全てのフェ
ーズの間、低速で移動するのが好ましい。見当マークの
走行ライン上でのウェブの移動方向に対して横方向に移
動できるスキャニングヘッドを位置決めする必要はな
い。
開始時の輪転機の構成要素を示す概略図である。この初
期状態では、全ての押圧胴９〜ｎ２が上昇位置にあり、
この上昇位置では、ウェブ１を、１対のプルローラ１
４、１５により下流側で挟むことができる。版胴６〜ｎ
１は、これらの角度位置の見当合せを全く行うことな
く、これらの位置に挿入されている。押圧胴が上昇され
ているので、ウェブは、版胴上を移動しても依然として
素材のままであり、いかなる印刷もなされていない。ユ
ニット間のウェブ経路に関する情報は全く不要である。
かくして補償ローラ１２〜ｎ３は任意の位置を占めるこ
とができるが、予め補償ローラの心合せをしておくのが
得策である。印刷すべき基板の経済的理由から、ウェブ
は、印刷物の見当合せセッティングに必要な全てのフェ
ーズの間、低速で移動するのが好ましい。見当マークの
走行ライン上でのウェブの移動方向に対して横方向に移
動できるスキャニングヘッドを位置決めする必要はな
い。
【００２２】図４は、自動見当合せセッティングの第１
フェーズにある輪転機の構成要素を示す概略図である。
この第１フェーズでは、印刷すべきウェブ１は低速で移
動するのが好ましく、最後の押圧胴ｎ２は、ウェブ１が
対応版胴ｎ１に対して押し付けられるまで下降される。
次に、スキャニングヘッドｎ６がウェイト上の印刷を走
査して、版面または彫刻胴の画像と同時に印刷される対
応印刷ユニットｎの見当マークを検出できる。ひとたび
検出されたならば、この見当マークの位置は、検出時点
に対応するパルス発生器の増分（increment）を記録す
ることにより容易に記憶される。
フェーズにある輪転機の構成要素を示す概略図である。
この第１フェーズでは、印刷すべきウェブ１は低速で移
動するのが好ましく、最後の押圧胴ｎ２は、ウェブ１が
対応版胴ｎ１に対して押し付けられるまで下降される。
次に、スキャニングヘッドｎ６がウェイト上の印刷を走
査して、版面または彫刻胴の画像と同時に印刷される対
応印刷ユニットｎの見当マークを検出できる。ひとたび
検出されたならば、この見当マークの位置は、検出時点
に対応するパルス発生器の増分（increment）を記録す
ることにより容易に記憶される。
【００２３】見当マークがスキャニングヘッドにより検
出されない場合には、スキャニングヘッドが見当マーク
の移動ラインと整合するまでスキャニングヘッドを横方
向に移動させる信号を発生させる。スキャニングヘッド
が正確な位置にあるときには、第２信号が受けられる。
この見当マークの位置は版面または彫刻胴に対して不動
であることおよび見当マークは周期的に表れることか
ら、残余の印刷のスキャニングから発せられるあらゆる
「バックグランドノイズ」を回避するために、スキャニ
ングゲートをこの見当マークの周囲に創成することがで
きる。スキャニングゲートを見当マークの周囲に配置す
るこの作動は、フェージング作動と呼ばれている。
出されない場合には、スキャニングヘッドが見当マーク
の移動ラインと整合するまでスキャニングヘッドを横方
向に移動させる信号を発生させる。スキャニングヘッド
が正確な位置にあるときには、第２信号が受けられる。
この見当マークの位置は版面または彫刻胴に対して不動
であることおよび見当マークは周期的に表れることか
ら、残余の印刷のスキャニングから発せられるあらゆる
「バックグランドノイズ」を回避するために、スキャニ
ングゲートをこの見当マークの周囲に創成することがで
きる。スキャニングゲートを見当マークの周囲に配置す
るこの作動は、フェージング作動と呼ばれている。
【００２４】図５は、別の方法で、通常、全ての印刷ユ
ニットの上流側方向に連続的に遂行されるこのフェージ
ング作動を示す線図である。具体的には、印刷ユニット
ｎのフェージングは次のようにして行われる。パルス発
生器２３により発生されるパルス数は、見当マーク３６
がスキャニングヘッドｎ６により検出されるまで、対応
版胴に属する相対原点から最初にカウントされる。パル
ス数は、見当マーク３６がスキャニングヘッドｎ６の前
面に現れるまでは版胴ｎ１の必要回転数に一致する。見
当マークを検出すると、この瞬間のパルス発生器の増分
（例えば、パルス発生器が胴１回転に対し３６００であ
る場合には、増分数は２００である）を瞬時に記憶す
る。
ニットの上流側方向に連続的に遂行されるこのフェージ
ング作動を示す線図である。具体的には、印刷ユニット
ｎのフェージングは次のようにして行われる。パルス発
生器２３により発生されるパルス数は、見当マーク３６
がスキャニングヘッドｎ６により検出されるまで、対応
版胴に属する相対原点から最初にカウントされる。パル
ス数は、見当マーク３６がスキャニングヘッドｎ６の前
面に現れるまでは版胴ｎ１の必要回転数に一致する。見
当マークを検出すると、この瞬間のパルス発生器の増分
（例えば、パルス発生器が胴１回転に対し３６００であ
る場合には、増分数は２００である）を瞬時に記憶す
る。
【００２５】電子回路により、スキャニングゲート３５
は印刷ユニットｎの見当マーク３６の周囲に創成され、
このスキャニングゲート３５の位置は増分数（例えば、
スキャニングゲート３５の開始３７および終了３８に対
応する増分数は、１５０および２５０である）を記録す
ることにより記憶される。かくして、見当マークが常に
対応スキャニングゲート内にあるように固定しておく間
に自動フェージングが達成される。
は印刷ユニットｎの見当マーク３６の周囲に創成され、
このスキャニングゲート３５の位置は増分数（例えば、
スキャニングゲート３５の開始３７および終了３８に対
応する増分数は、１５０および２５０である）を記録す
ることにより記憶される。かくして、見当マークが常に
対応スキャニングゲート内にあるように固定しておく間
に自動フェージングが達成される。
【００２６】図６および図７は、それぞれ、自動見当合
せセッティング作動の第２フェーズおよび第３フェーズ
にある輪転機の構成要素を示す概略図である。これらの
２つのフェーズは、自動見当合せセッティングの第１フ
ェーズについて説明した方法と完全に同じ方法で進行さ
れる。かくして、押圧胴の各々について、前のフェーズ
が完全に達成されたならば、押圧胴１１、１０が連続的
に下降される。これにより、スキャニングヘッド２４、
２５が設けられた後続の各印刷ユニット４、５について
フェージング作動が行われ、印刷すべきウェブ１は、対
象とするフェーズの印刷ユニットの１つの印刷のみを有
している。この長所は、押圧胴がウェブ１の移動方向に
関して連続的に下降される方向とは逆方向であることか
ら得られる。スキャニングヘッドは対象とする印刷ユニ
ットの見当マーク３６を容易に検出でき、フェージング
作動および見当マーク３６の周囲に開口したスキャニン
グゲート３５の位置の記憶は、このような見当マークが
印刷の不適切な重なりにより喪失されるという危険なく
して、これらの各印刷ユニットについて連続的に行われ
る。
せセッティング作動の第２フェーズおよび第３フェーズ
にある輪転機の構成要素を示す概略図である。これらの
２つのフェーズは、自動見当合せセッティングの第１フ
ェーズについて説明した方法と完全に同じ方法で進行さ
れる。かくして、押圧胴の各々について、前のフェーズ
が完全に達成されたならば、押圧胴１１、１０が連続的
に下降される。これにより、スキャニングヘッド２４、
２５が設けられた後続の各印刷ユニット４、５について
フェージング作動が行われ、印刷すべきウェブ１は、対
象とするフェーズの印刷ユニットの１つの印刷のみを有
している。この長所は、押圧胴がウェブ１の移動方向に
関して連続的に下降される方向とは逆方向であることか
ら得られる。スキャニングヘッドは対象とする印刷ユニ
ットの見当マーク３６を容易に検出でき、フェージング
作動および見当マーク３６の周囲に開口したスキャニン
グゲート３５の位置の記憶は、このような見当マークが
印刷の不適切な重なりにより喪失されるという危険なく
して、これらの各印刷ユニットについて連続的に行われ
る。
【００２７】全てのスキャニングヘッドが第１自動見当
合せセッティング作動の真のスタートから既に正確に位
置決めされている場合には、フェージング作動は、対象
とする全ての印刷ユニットの押圧胴１０〜ｎ２を同時に
下降させることにより１つのユニークなフェーズで遂行
されることに留意すべきである。実際に、スキャニング
ヘッドが既に正しく位置決めされている場合には、スキ
ャニングヘッドが、関連する印刷ユニットの見当マーク
の検出に失敗することはない。
合せセッティング作動の真のスタートから既に正確に位
置決めされている場合には、フェージング作動は、対象
とする全ての印刷ユニットの押圧胴１０〜ｎ２を同時に
下降させることにより１つのユニークなフェーズで遂行
されることに留意すべきである。実際に、スキャニング
ヘッドが既に正しく位置決めされている場合には、スキ
ャニングヘッドが、関連する印刷ユニットの見当マーク
の検出に失敗することはない。
【００２８】一つ以上の印刷ユニットが、印刷すべきウ
ェブ上にワニスのような無着色の膜を堆積するならば、
その結果として、見当マークは目に見えないようにな
り、かつスキャニングヘッドにより検出されなくなるで
あろう。上記フェージング作動に明らかな影響を与える
このような問題を解消する簡単な解決方法は、いずれに
せよ、版胴を最初に或る位置決めされた角度位置、例え
ば、時計の１２時の位置に置くことにより、これらのワ
ニスの版胴をフェージングすることである。かくして、
このような印刷ユニットのフェージング作動の達成には
欠点があり、次に、上流側に配置された次の隣接印刷ユ
ニットの押圧胴の下降と同時に、この印刷ユニットの押
圧胴の下降が行われる。
ェブ上にワニスのような無着色の膜を堆積するならば、
その結果として、見当マークは目に見えないようにな
り、かつスキャニングヘッドにより検出されなくなるで
あろう。上記フェージング作動に明らかな影響を与える
このような問題を解消する簡単な解決方法は、いずれに
せよ、版胴を最初に或る位置決めされた角度位置、例え
ば、時計の１２時の位置に置くことにより、これらのワ
ニスの版胴をフェージングすることである。かくして、
このような印刷ユニットのフェージング作動の達成には
欠点があり、次に、上流側に配置された次の隣接印刷ユ
ニットの押圧胴の下降と同時に、この印刷ユニットの押
圧胴の下降が行われる。
【００２９】図８は、第４始動フェーズ中の輪転機の構
成要素を示す概略図である。フェージングが達成された
ならば、押圧胴１０〜ｎ２が上昇され、これにより印刷
ユニット４〜ｎの印刷物が取り出され、もはやこれらの
版面または彫刻胴の模様をウェブ１上に印刷することは
できない。上流側に配置された第１押圧胴９のみが、同
時に（但し、他の押圧胴が上昇される前ではない）優先
的に下降される。従って、印刷ユニット３の見当マーク
のみがウェブ１上に印刷される。各印刷ユニット４〜ｎ
についてについて予め定められたスキャニングゲートで
は、スキャニングゲート３５の中間に、仮想見当マーク
３９が電子的に創成されかつ配置される。
成要素を示す概略図である。フェージングが達成された
ならば、押圧胴１０〜ｎ２が上昇され、これにより印刷
ユニット４〜ｎの印刷物が取り出され、もはやこれらの
版面または彫刻胴の模様をウェブ１上に印刷することは
できない。上流側に配置された第１押圧胴９のみが、同
時に（但し、他の押圧胴が上昇される前ではない）優先
的に下降される。従って、印刷ユニット３の見当マーク
のみがウェブ１上に印刷される。各印刷ユニット４〜ｎ
についてについて予め定められたスキャニングゲートで
は、スキャニングゲート３５の中間に、仮想見当マーク
３９が電子的に創成されかつ配置される。
【００３０】図９は、「見当マーク対−胴（mark-to-cy
linder）」と呼ばれるモードでの見当合せ誤差４１を計
算する線図における仮想見当マーク３９の効用を示すも
のである。仮想見当マーク３９の位置はフェージング作
動中に記憶されるか、スキャニングゲート３５の開始お
よび終了に対応する既知の増分３７、３８を用いて計算
される。次に、印刷ユニット４のスキャニングヘッド２
４により、最も上流側に配置された第１印刷ユニット３
により印刷された見当マーク４０が検出されるであろ
う。かくして、第１印刷ユニット３の仮想見当マーク３
９と見当マーク４０との間の見当合せ誤差４１は、記憶
された増分を減じることにより容易に決定される。
linder）」と呼ばれるモードでの見当合せ誤差４１を計
算する線図における仮想見当マーク３９の効用を示すも
のである。仮想見当マーク３９の位置はフェージング作
動中に記憶されるか、スキャニングゲート３５の開始お
よび終了に対応する既知の増分３７、３８を用いて計算
される。次に、印刷ユニット４のスキャニングヘッド２
４により、最も上流側に配置された第１印刷ユニット３
により印刷された見当マーク４０が検出されるであろ
う。かくして、第１印刷ユニット３の仮想見当マーク３
９と見当マーク４０との間の見当合せ誤差４１は、記憶
された増分を減じることにより容易に決定される。
【００３１】この補正の目的は、第１印刷ユニット３の
見当マーク４０と仮想見当マーク３９とを同等に扱うこ
とである。物理的には、この見当合せ誤差４１の補正
は、印刷ユニット４については、この印刷ユニット４
（図１０）の直ぐ上流側に配置された補償ローラ１２を
移動させることにより行われる。この補正は、ダンサロ
ーラを逆方向に移動させること、またはテンションユニ
ット１６に取り付けられた他の制御ユニットに対して行
う他の補償効果を含む。印刷すべきウェブ１は、上流側
では印刷ユニット３によってのみ挟まれ、下流側では１
対のプルローラ１４、１５によってのみ挟まれるので、
見当合せ誤差値４１の補正によって、印刷すべきウェブ
１の張力の増大および減少を引き起こすことなく、一定
張力が得られる効果を有する。この作動は、ウェブが、
対象とする補償ローラ１２とプルローラ１４、１５との
間の経路に沿って挟まれるため移動されないという事実
により可能である。かくして、印刷ユニット４について
は、このいわゆる「見当マーク対−胴」見当合せが実現
される。
見当マーク４０と仮想見当マーク３９とを同等に扱うこ
とである。物理的には、この見当合せ誤差４１の補正
は、印刷ユニット４については、この印刷ユニット４
（図１０）の直ぐ上流側に配置された補償ローラ１２を
移動させることにより行われる。この補正は、ダンサロ
ーラを逆方向に移動させること、またはテンションユニ
ット１６に取り付けられた他の制御ユニットに対して行
う他の補償効果を含む。印刷すべきウェブ１は、上流側
では印刷ユニット３によってのみ挟まれ、下流側では１
対のプルローラ１４、１５によってのみ挟まれるので、
見当合せ誤差値４１の補正によって、印刷すべきウェブ
１の張力の増大および減少を引き起こすことなく、一定
張力が得られる効果を有する。この作動は、ウェブが、
対象とする補償ローラ１２とプルローラ１４、１５との
間の経路に沿って挟まれるため移動されないという事実
により可能である。かくして、印刷ユニット４について
は、このいわゆる「見当マーク対−胴」見当合せが実現
される。
【００３２】図１０は、自動見当合せセッティング作動
の第５フェーズにある輪転機の構成要素を示すものであ
る。この段階では、第１印刷ユニット３により印刷され
た第１見当マーク４０は、今や、印刷ユニット４と印刷
ユニット５との間に配置された第２補償ローラ１３に到
達している。第２印刷ユニット４の押圧胴１０が下降さ
れ、版胴７の画像が印刷すべきウェブ１上に印刷され、
対応する見当マーク３６が印刷ユニット４により印刷さ
れる。
の第５フェーズにある輪転機の構成要素を示すものであ
る。この段階では、第１印刷ユニット３により印刷され
た第１見当マーク４０は、今や、印刷ユニット４と印刷
ユニット５との間に配置された第２補償ローラ１３に到
達している。第２印刷ユニット４の押圧胴１０が下降さ
れ、版胴７の画像が印刷すべきウェブ１上に印刷され、
対応する見当マーク３６が印刷ユニット４により印刷さ
れる。
【００３３】図１１は、「見当マーク対−見当マーク
（mark-to-mark）」と呼ばれる正確なモードで残留見当
合せ誤差４２の計算を行う線図である。「見当マーク対
−胴」モードの見当合せ誤差４１のフェージング作動お
よび計算作動は、全ての印刷ユニットについて達成され
ており、かくして、それぞれのユニット３、４の見当マ
ーク４０、３６は、スキャニングヘッド２４により検出
されたものと同じスキャニングゲート３５内に表れる。
しかしながら、種々の変数（湿度の程度、ウェブの均質
性および他の周囲の作動条件）が、印刷された基板に実
質的な影響を引き起こすため、このウェブには小さい伸
びが生じ易く、このため、基準として使用される第１印
刷ユニット３の見当マーク４０に対して見当マーク３６
のわずかな変位が引き起こされる。例えばその１つがス
イス国特許第CH 539 509号に開示されているような慣用
の見当合せ制御システムは、例えば補償ローラの移動を
制御するモータの制御回路３２に作用することにより、
または版胴の回転を制御する制御回路３３に作用するこ
とにより、この残留見当合せ誤差４２を補正できる。
（mark-to-mark）」と呼ばれる正確なモードで残留見当
合せ誤差４２の計算を行う線図である。「見当マーク対
−胴」モードの見当合せ誤差４１のフェージング作動お
よび計算作動は、全ての印刷ユニットについて達成され
ており、かくして、それぞれのユニット３、４の見当マ
ーク４０、３６は、スキャニングヘッド２４により検出
されたものと同じスキャニングゲート３５内に表れる。
しかしながら、種々の変数（湿度の程度、ウェブの均質
性および他の周囲の作動条件）が、印刷された基板に実
質的な影響を引き起こすため、このウェブには小さい伸
びが生じ易く、このため、基準として使用される第１印
刷ユニット３の見当マーク４０に対して見当マーク３６
のわずかな変位が引き起こされる。例えばその１つがス
イス国特許第CH 539 509号に開示されているような慣用
の見当合せ制御システムは、例えば補償ローラの移動を
制御するモータの制御回路３２に作用することにより、
または版胴の回転を制御する制御回路３３に作用するこ
とにより、この残留見当合せ誤差４２を補正できる。
【００３４】図１２は、自動見当合せセッティング作動
の第６フェーズにある輪転機の構成要素を示す概略図で
ある。この第６フェーズは、図１０および図１１に関連
して前述したのと同じ方法で行われる。第１印刷ユニッ
ト３により印刷された第１見当マーク４０は、ここでは
次の印刷ユニット５に到達している。「見当マーク対−
胴」誤差の計算および補正は、先行の印刷ユニットと同
様にして印刷ユニット５により行われる。この段階で
は、印刷ユニット４から出てくる先行印刷は、自然に第
２補償ローラ１３のレベル上に配置される。
の第６フェーズにある輪転機の構成要素を示す概略図で
ある。この第６フェーズは、図１０および図１１に関連
して前述したのと同じ方法で行われる。第１印刷ユニッ
ト３により印刷された第１見当マーク４０は、ここでは
次の印刷ユニット５に到達している。「見当マーク対−
胴」誤差の計算および補正は、先行の印刷ユニットと同
様にして印刷ユニット５により行われる。この段階で
は、印刷ユニット４から出てくる先行印刷は、自然に第
２補償ローラ１３のレベル上に配置される。
【００３５】かくして、同じ連続作動において、押圧胴
１１が下降されるとき、先行の版胴７により印刷された
印刷は、対象とする印刷ユニット５のレベルに未だ到達
していない。これにより、印刷すべきウェブ１上にその
見当マーク３６を備えた対応版胴８の画像が印刷され、
ここでは、第１版胴６により印刷された見当マーク４０
を含む第１印刷が印刷されるに過ぎない。「見当マーク
対−見当マーク」モードでの残留見当合せ誤差４２の計
算および補正は、基準見当マーク４０および対象とする
印刷ユニット５の見当マーク３６のスキャニングヘッド
２５による検出の後に行われる。
１１が下降されるとき、先行の版胴７により印刷された
印刷は、対象とする印刷ユニット５のレベルに未だ到達
していない。これにより、印刷すべきウェブ１上にその
見当マーク３６を備えた対応版胴８の画像が印刷され、
ここでは、第１版胴６により印刷された見当マーク４０
を含む第１印刷が印刷されるに過ぎない。「見当マーク
対−見当マーク」モードでの残留見当合せ誤差４２の計
算および補正は、基準見当マーク４０および対象とする
印刷ユニット５の見当マーク３６のスキャニングヘッド
２５による検出の後に行われる。
【００３６】図１３は、自動見当合せセッティングの最
終フェーズにある輪転機の構成要素を示す概略図であ
る。同様にして、第１版胴６の見当マーク４０と、フェ
ージング後に決定されかつ記憶された仮想見当マーク３
９との間の「見当マーク対−胴」計算へと進行する。次
に、補償ローラｎ３に補正値を適用した後に、第１版胴
６の見当マーク４０と、対象とする印刷ユニットの見当
マーク３６との間の「見当マーク対−見当マーク」モー
ドでの残留見当合せ誤差４２の計算および補正へと進行
する。ひとたびこれらの補正が行われると、全ての色が
互いに整合され、自動見当合せセッティングが達成され
たことになる。かくして、輪転機は、必要ならば、印刷
すべきウェブ１が高速で移動できる一定速度で作動でき
る。
終フェーズにある輪転機の構成要素を示す概略図であ
る。同様にして、第１版胴６の見当マーク４０と、フェ
ージング後に決定されかつ記憶された仮想見当マーク３
９との間の「見当マーク対−胴」計算へと進行する。次
に、補償ローラｎ３に補正値を適用した後に、第１版胴
６の見当マーク４０と、対象とする印刷ユニットの見当
マーク３６との間の「見当マーク対−見当マーク」モー
ドでの残留見当合せ誤差４２の計算および補正へと進行
する。ひとたびこれらの補正が行われると、全ての色が
互いに整合され、自動見当合せセッティングが達成され
たことになる。かくして、輪転機は、必要ならば、印刷
すべきウェブ１が高速で移動できる一定速度で作動でき
る。
【００３７】明らかに、本明細書で説明した所与のフェ
ーズすなわち段階の数は、所望の印刷仕事を遂行するの
に使用される印刷ユニットの数に基いて定まる。しかし
ながら、本発明の方法は、いかなる場合も不変状態を維
持する。同じ色の複数の印刷物がある場合には、この方
法の実施に際し見当マークの信頼できる検出を確保する
ため、見当マークのコードまたは模様の検出を用いるこ
とを提案できる。
ーズすなわち段階の数は、所望の印刷仕事を遂行するの
に使用される印刷ユニットの数に基いて定まる。しかし
ながら、本発明の方法は、いかなる場合も不変状態を維
持する。同じ色の複数の印刷物がある場合には、この方
法の実施に際し見当マークの信頼できる検出を確保する
ため、見当マークのコードまたは模様の検出を用いるこ
とを提案できる。
【図１】補償ローラが設けられた輪転機の構成要素を示
す概略図である。
す概略図である。
【図２】補償ローラが設けられていない輪転機の構成要
素を示す概略図である。
素を示す概略図である。
【図３】自動見当合せセッティング作動の開始時の輪転
機の構成要素を示す概略図である。
機の構成要素を示す概略図である。
【図４】自動見当合せセッティング作動の第１フェーズ
における輪転機の構成要素を示す概略図である。
における輪転機の構成要素を示す概略図である。
【図５】フェージング作動を示す線図である。
【図６】自動見当合せセッティング作動の第２フェーズ
における輪転機の構成要素を示す概略図である。
における輪転機の構成要素を示す概略図である。
【図７】自動見当合せセッティング作動の第３フェーズ
における輪転機の構成要素を示す概略図である。
における輪転機の構成要素を示す概略図である。
【図８】自動見当合せセッティング作動の第４フェーズ
における輪転機の構成要素を示す概略図である。
における輪転機の構成要素を示す概略図である。
【図９】「見当マーク対−胴」モードでの見当合せ誤差
の計算を示す線図である。
の計算を示す線図である。
【図１０】自動見当合せセッティング作動の第５フェー
ズにおける輪転機の構成要素を示す概略図である。
ズにおける輪転機の構成要素を示す概略図である。
【図１１】「見当マーク対−胴」モードでの見当合せ誤
差の計算を示す線図である。
差の計算を示す線図である。
【図１２】自動見当合せセッティング作動の第６フェー
ズにおける輪転機の構成要素を示す概略図である。
ズにおける輪転機の構成要素を示す概略図である。
【図１３】自動見当合せセッティング作動の最終フェー
ズにおける輪転機の構成要素を示す概略図である。
ズにおける輪転機の構成要素を示す概略図である。
１ 印刷すべきウェブ
３ 印刷ユニット
６ 版胴
９ 押圧胴
１２ 補償ローラ
１４ プルローラ
１７ ウェブ張力制御装置
２７ 見当合せ誤差計算回路
２８ 角度位置計算回路
３１ 見当合せレギュレータ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B41F 13/12
B41F 13/14
B41F 33/14
Claims (11)
- 【請求項１】 印刷すべきウェブ（１）の移動方向
（２）に関して下流側にそれぞれ配置された連続する印
刷ユニット（３、４、５、ｎ）と、少なくとも１つのパ
ルス発生器（２３）と、印刷ユニット（３、４、５、
ｎ）の下流側に配置された２つのプルローラ（１４、１
５）と、押圧胴（９、１０、１１、ｎ２）が版胴（６、
７、８、ｎ１）に対して下降されたときにウェブ（１）
上に印刷された見当マーク（３６、４０）により決定さ
れる見当合せ誤差（４１、４２）を補正するために版胴
（７、８、ｎ１）に使用される補償ローラ（１２、１
３、ｎ３）と、スキャニングヘッド（２４、２５、ｎ
６）とを有し、各スキャニングヘッドがそれぞれの印刷
ユニット（４、５、ｎ）の近くでかつ下流側に配置さ
れ、各印刷ユニット（３、４、５、ｎ）が、より詳しく
は、版胴（６、７、８、ｎ１）の１つ並びに制御装置
（２０、２１、２２、ｎ５）の１つにより制御される押
圧胴（９、１０、１１、ｎ２）の１つを備えている、複
数の色のインキを使用する輪転機の版胴（６、７、８、
ｎ１）により印刷される印刷物の自動見当合せセッティ
ング方法において、 ａ）最終押圧胴（ｎ２）を下降させる段階と、 ｂ）印刷ユニット（ｎ）のスキャニングヘッド（ｎ６）
が、版胴（ｎ１）により印刷される見当マーク（３６）
の連続経路に対して垂直に配置されるように、印刷ユニ
ット（ｎ）のスキャニングヘッド（ｎ６）を整合させる
段階と、 ｃ）印刷ユニット（ｎ）のフェージングと呼ばれる作動
を行う段階と、 ｄ）最も上流側に配置された第１印刷ユニット（３）を
除く全ての印刷ユニットについて、連続段階ａ）、
ｂ）、ｃ）を上流側に連続的に反復する段階と、 ｅ）以前に下降されている全ての押圧胴（１０、１１、
ｎ２）を上昇させ、かつこれらの全ての押圧胴（１０、
１１、ｎ２）が上昇されるやいなや第１押圧胴（９）を
下降させる段階と、 ｆ）「見当マーク対−胴」と呼ばれるモードで見当合せ
誤差（４１）を決定する段階と、 ｇ）補償ローラ（１２、１３、ｎ３）または版胴（７、
８、ｎ１）により、ウェブ（１）の一定張力で見当合せ
誤差（４１）を補正する段階と、 ｈ）「見当マーク対−見当マーク」と呼ばれるモードで
残留見当合せ誤差（４２）を決定する段階と、 ｉ）補償ローラ（１２、１３、ｎ３）または版胴（７、
８、ｎ１）により残留見当合せ誤差（４２）を補正する
段階と、 ｊ）第２印刷ユニット（４）からスタートして、下流側
に連続的に全ての印刷ユニットについて連続した段階
ｆ）、段階ｇ）、段階ｈ）、段階ｉ）を反復する段階
と、を含むことを特徴とする自動見当合せセッティング
方法。 - 【請求項２】 前記フェージング作動は、パルス発生器
（２３）により与えられる増分により、スキャニングゲ
ート（３５）を見当マーク（３６）の周囲に電子的に配
置する段階と、および仮想見当マーク（３９）を形成す
るため、見当マーク（３６）の位置に一致する増分値を
決定および記憶する段階とを含むことを特徴とする請求
項１記載の自動見当合せセッティング方法。 - 【請求項３】 「見当マーク対−胴」と呼ばれるモード
で版胴（１０、１１、ｎ２）の見当合せ誤差（４１）を
決定する段階は、関連する印刷ユニットのスキャニング
ヘッドにより、第１印刷ユニット（３）により印刷され
た見当マーク（４０）を検出する段階と、次に、基準と
して使用される前記見当マーク（４０）と仮想見当マー
ク（３９）との間に存在する差を決定する段階とを含む
ことを特徴とする請求項１記載の自動見当合せセッティ
ング方法。 - 【請求項４】 「見当マーク対−見当マーク」と呼ばれ
るモードで版胴（１０、１１、ｎ２）の残留見当合せ誤
差（４２）を決定する段階は、対象とする印刷ユニット
の押圧胴を下降させる段階と、次に、第１印刷ユニット
（３）により印刷された見当マーク（４０）を対応スキ
ャニングヘッドにより検出する段階と、最後に、基準と
して使用される見当マーク（４０）と対象とする印刷ユ
ニットにより印刷された見当マーク（３６）との間の差
を検出する段階とを含むことを特徴とする請求項１記載
の自動見当合せセッティング方法。 - 【請求項５】 前記「見当マーク対−見当マーク」モー
ドで残留見当合せ誤差（４２）を決定する間に、対象と
する印刷ユニットの見当マーク（３６）および第１印刷
ユニット（３）の見当マーク（４０）のみが、対象とす
る前記印刷ユニットのスキャニングヘッドにより検出さ
れることを特徴とする請求項４記載の自動見当合せセッ
ティング方法。 - 【請求項６】 前記段階ａ）、段階ｂ）、段階ｃ）は、
対応する押圧胴が下降される前にスキャニングヘッドが
既に整合されている全ての隣接した印刷ユニット（４、
５、ｎ）について同時に遂行されることを特徴とする請
求項１記載の自動見当合せセッティング方法。 - 【請求項７】 前記印刷すべきウェブ（１）上に目に見
えないインキ（illisible ink）の膜を堆積させる任意
の版胴が、最初に、整合した角度位置に配置されること
を特徴とする請求項１記載の自動見当合せセッティング
方法。 - 【請求項８】 前記１つの版胴当たり１つ以上の見当マ
ーク（３６、４０）の使用は、見当マーク（３６、４
０）を区別するため、見当マーク（３６、４０）に関す
るコードの使用に導くことができることを特徴とする請
求項１記載の自動見当合せセッティング方法。 - 【請求項９】 請求項１記載の方法を実施する装置であ
って、押圧胴（９、１０、１１、ｎ２）の制御装置（２
０、２１、２２、ｎ５）が、見当合せ誤差計算回路（２
７）に接続された自動制御回路により制御されることを
特徴とする装置。 - 【請求項１０】 前記全ての版胴（６、７、８、ｎ１）
は、前記補償ローラ（１２、１３、ｎ３）のみが見当合
せ誤差（４１、４２）を補正するのに使用されるとき
に、単一かつ同一のパルス発生器（２３）に接続される
ことを特徴とする請求項９記載の装置。 - 【請求項１１】 前記各版胴（６、７、８、ｎ１）には
パルス発生器（２３）が設けられており、各版胴は、版
胴（７、８、ｎ１）のみが見当合せ誤差（４１、４２）
を補正するのに使用されるときに、パルス発生器（２
３）に接続されることを特徴とする請求項９記載の装
置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH00269/00A CH694219A5 (fr) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | Procédé de mise en repérage automatique d'impressions dans une machine rotative et dispositif pour la mise en oeuvre du procédé. |
| CH20000269/00 | 2000-02-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001239642A JP2001239642A (ja) | 2001-09-04 |
| JP3377990B2 true JP3377990B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=4477176
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP3377990B2 (ja) |
| KR (1) | KR100430448B1 (ja) |
| CN (1) | CN1152780C (ja) |
| AT (1) | ATE318211T1 (ja) |
| AU (1) | AU776188B2 (ja) |
| BR (1) | BR0100480B1 (ja) |
| CA (1) | CA2334536C (ja) |
| CH (1) | CH694219A5 (ja) |
| DE (1) | DE60117308T2 (ja) |
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