JP2700460B2 - 見当プリセット装置 - Google Patents
見当プリセット装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は多色印刷機の各色の刷り合わせ(以下見当合
わせ)を良好に保つための見当調整装置における見当プ
リセット装置に関するものである。 (従来の技術) 従来、多色印刷機において、印刷中の見当合わせを自
動的に良好な状態に保つために見当調整装置が用いられ
ている。 この見当調整装置を第5図乃至第7図で説明する。 見当調整装置は、走行紙Wの印刷絵柄の余白に各色毎
に一定の間隔で各版胴10によって印刷された見当調整マ
ーク16を、各版胴10の下流に設けられたスキャニングヘ
ッド6により検出し、印刷中この見当調整マーク16が常
に一定の間隔で印刷されるよう各版胴10間に設けられた
コンペンセータローラ12の位置を移動されるものであ
る。なお、走行紙Wの見当調整マーク16は各版胴10に形
成された見当調整マーク印刷部15によって印刷される。 次に2色印刷機の場合について詳述する。 第6図に示すように、2色目版胴10bの直後に走行紙
Wの1色目と2色目の見当調整マーク16a、16bを検出す
るスキャニングヘッド6aが設けられている。また、1色
目版胴10aと2色目版胴10bの間に、1色目版胴10aと2
色目版胴10bとの間の走行紙Wの印刷点間距離を変える
ことにより、見当合わせを行なえるようにコンペンセー
タローラ12aが設けられている。 スキャニングヘッド6aには走行紙W進行方向に、見当
調整マーク16a、16bと同じ間隔でマーク検出素子32、33
が配置されている。このうちマーク検出素子32は1色目
の見当調整マーク16aを、マーク検出素子33は2色目の
見当調整マーク16bをそれぞれ検出するものである。 ここで1、2色の見当が合っていれば、1、2色の見
当調整マーク16a、16bはスキャニングヘッドマーク検出
素子32、33と同じ間隔で印刷されるため、マーク検出素
子32、33は見当調整マーク16a、16bを同時に検出する。 しかしながら見当がずれると、マーク検出素子32、33
が見当調整マーク16a、16bを検出するのに時間差が生ず
る。この時間差をもとに、見当調整器本体34が、コンペ
ンセータローラ12aの移動量を算出する。そして、見当
調整マーク16a、16bが所定の間隔になるように、コンペ
ンセータローラ12aを移動させ、見当を合わせるように
制御する。 第7図に4色機の場合について詳述する。2色目版胴
10b直後のスキャニングヘッド6bは、1、2色目の見当
調整マークを検出し、第1コンペンセータローラ12aを
制御する。また、3色目版胴直後のスキャニングヘッド
6cは、2、3色目の見当調整マークを検出し、第2コン
ペンセータローラ12bを制御する。同様にして、4色目
版胴直後のスキャニングヘッド6dは、3、4色目の見当
調整マークを検出し、第3コンペンセータローラ12cを
制御する。 すなわち、スキャニングヘッド6b、6C、6dによって見
当調整マークを検出し、この検出信号にゲート37a、37
b、37cから所定のゲートをかけて見当調整ユニット35
a、35b、35cに送る。続いて見当調整ユニット35a、35
b、35cからの信号によって、コンペンセータローラ位置
制御器36a、36b、36cを介して各コンペンセータローラ1
2a、12b、12cを制御する。 上述した多色印刷機において、各色の見当調整マーク
は、一般に約20mm程度の間隔で並んでいる。また、各ス
キャニングヘッド6が他のマークと混同することなく、
所定の見当調整マークのみを検出できるように、各スキ
ャニングヘッド6からの検出信号にゲートをかけてい
る。 続いて、このような構成からなる見当調整装置の初期
調整について説明する。 第8図および第9図に示すように、各色の版胴10a、1
0b、10cを各印刷ユニット(図示せず)に取付ける場
合、あらかじめ各版胴10a、10b、10cの非絵柄部に絵柄
に対して同一の位置に入れられた見当ズレ目視用マーク
31a、31b、31c(以下「トンボ」という)を各印刷ユニ
ットに対して同一の基準位置に合わせる。このようにし
て各版胴10a、10b、10cの位相が合わせられる。 次に各版胴10a、10b、10cにより走行紙Wに印刷され
た絵柄の見当が合うように、コンペンセータローラ12
a、12bの位置を調整する。すなわち、前に版胴10a、10
b、10cの位相を合わせてあるため、例えば第1色版胴10
aと圧胴11aとの接点(印刷点)と第2色版胴10bと圧胴1
1bとの接点(印刷点)との走行紙Wの距離が、版胴10
a、10b、10cの円周の整数倍となるようにコンペンセー
タローラ12a、12bの位置を調整する。コンペンセータロ
ーラ12a、12bの調整方法としては、実際に印刷された絵
柄もしくは前述したトンボ31a、31b、31cを目視し、見
当が合うようにコンペンセータローラ12a、12bの位置を
調整する方法を用いる。 このようにして印刷された絵柄の見当が合ったなら
ば、見当調整器34にて各色の見当調整マーク毎に、スキ
ャニングヘッドの検出信号にゲートをかける。 次にスキャニングヘッド6からの検出信号にかける所
定のゲート位置について説明する。 第10図に示すように、ゲート位置を設定する装置とし
て、スキャニングヘッド6からの検出信号とゲートを重
ね合わせた信号をオシロスコープに表示し、この信号を
見ながらゲート位置をオペレータがスイッチ操作で前後
に移動し、見当調整マークの検出波形がゲート内に入る
ように調整するものがある。 また、見当調整器34に自動的にゲート位置を設定する
装置もある。この自動的にゲート位置を設定する装置と
して、第11図に示すように、走行紙Wの見当調整マーク
16の前方に見当調整マーク16と所定の間隔をおいてオー
トゲートマーク38と呼ばれるマークを入れておき、オー
トゲートマーク38をスキャニングヘッド6により検出
し、この後に続く見当調整マーク16に順次ゲートを自動
的に設定して行くものがある。また、第12図に示すよう
にスキャニングヘッド6で走査線40上のマークを含む絵
柄全てを検出し、この検出信号のうち見当調整マーク16
の信号と思われる信号、例えば同様の形状の信号が等間
隔で並んでいる信号にゲートを自動的に設定して行く装
置もある。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の自動ゲート設定装置において、
オートゲートマークを用いるものでは、版胴に予めオー
トゲートマークを入れておく必要があり、版胴を作り直
さなければないないという問題がある。また、走査線上
のマークの検出信号のうちから見当調整マークの信号と
思われる信号にゲートを設定する装置では、見当調整マ
ークに類似したマークがあるとこれを見当調整マークと
誤認識してこれにゲートをかけてしまうという恐れもあ
る。 一方、自動ゲート設定位置を用いない場合は、以上の
ような問題点はないが、初期調整時に例えば各色ごとに
オシロスコープで確認しながら調整しなければならな
い。この調整作業は熟練したオペレータでも時間のかか
る作業であり、段取り(初期調整)時間が長時間かかる
という問題があり、初期調整が煩雑となる。 そこで、このようなゲート調整に伴う問題点を解決す
るために、見当調整マークが所定の位置に印刷されるよ
うに、見当調整マーク印刷部を基準に各版胴を印刷ユニ
ットにセットし、ゲート位置のプリセットを行う装置が
本出願人により提案されている。 しかし、ゲートのプリセットを行うために見当調整マ
ーク印刷部を基準に版胴を印刷ユニットに取付けた場合
は、従来のように各版胴間の紙パス、すなわち走行紙W
上における各版胴の印刷点間の距離が版胴の円周の整数
倍となるように調整すると、走行紙W上に印刷される各
見当調整マークの間隔が絵柄の見当が合ったときの間隔
と一致せず、ゲートプリセット後の見当のプリセットが
煩雑になるという問題が生じてくる。 本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、見当
調整マーク印刷部を基準に版胴を印刷ユニットに取付け
てゲート位置のプリセットを行った場合において、正確
かつ迅速に見当のプリセットを行うことができる装置を
提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) この目的達成のため本発明は、走行紙に印刷された各
版胴の見当調整マークを予め設定されたゲート信号を用
いてスキャニングヘッドにより検出し、上記各版胴の見
当調整マークが一定の間隔で印刷されるように各版胴間
に配置されたコンペンセータローラの位置を移動させる
多色印刷機の見当調整装置において、版胴の円周を入力
する基準データ入力手段と、各版胴間の紙パス、各版胴
の見当調整マーク印刷部の初期位置および走行紙に印刷
されるべき各見当調整マークの間隔を記憶する固定デー
タ記憶手段と、前記基準データ入力手段からのデータお
よび前記固定データ記憶手段に記憶されたデータに基づ
いて走行紙に印刷された各版胴の見当調整マークが前記
スキャニングヘッドを通過する時の各版胴の位相を算出
し、この算出された各版胴の位相データに基づいて所望
の見当調整マークのみを前記スキャニングヘッドで検出
するためのゲート信号を前記見当調整装置で発生させる
タイミングを設定するゲート位置設定手段と、前記基準
データ入力手段から入力されるデータおよび前記固定デ
ータ記憶手段に記憶されたデータから走行紙に印刷され
る各版胴の見当調整マークの間隔が前記固定データ記憶
手段に記憶された見当調整マークの間隔と一致するよう
なコンペンセータローラの位置を算出するコンペンセー
タローラ位置算出手段と、このコンペンセータローラ位
置算出手段からのデータに基づいて、各版胴間に配置さ
れたコンペンセータローラの位置を移動させる装置にコ
ンペンセータローラの移動量を設定するコンペンセータ
ローラ位置プリセット手段とを具備する見当プリセット
装置を提供する。 (作用) 本発明においては、固定データ記憶手段に各版胴間の
紙パス、各版胴の見当調整マーク印刷部の初期位置およ
び走行紙に印刷されるべき各見当調整マークの間隔が記
憶され、基準データ入力手段から版胴の円周が入力され
ると、前記基準データ入力手段からのデータおよび前記
固定データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、ゲ
ート位置設定手段が走行紙に印刷された各版胴の見当調
整マークが前記スキャニングヘットを通過する時の各版
胴の位相を算出し、この算出された各版胴の位相データ
に基づいて所望の見当調整マークのみを前記スキャニン
グヘッドで検出するためのゲート信号を前記見当調整装
置で発生させるタイミングを設定し、さらに、コンペン
セータローラ位置算出手段が前記固定データ記憶手段に
記憶された見当調整マークの間隔と一致するようなコン
ペンセータローラの位置を算出し、このようなコンペン
セータローラ位置算出手段からのデータに基づいて、コ
ンペンセータローラ位置プリセット手段が各版胴間に配
置されたコンペンセータローラの位置を移動させる装置
にコンペンセータローラの移動量を設定し、この後、見
当調整装置が、前記ゲート位置設定手段により設定され
たゲート信号を用いて、走行紙に印刷された各版胴の見
当調整マークをスキャニングヘッドにより検出し、上記
各版胴の見当調整マークが一定の間隔で印刷されるよう
に各版胴間に配置されたコンペンセータローラの位置を
移動させる。 (実施例) 以下図面に基づいて本発明の実施例について説明す
る。 第1図は本発明の一実施例を示す装置のブロック図で
あり、第2図は第1図に示す装置と印刷機との関係を示
す構成図であり、第5図乃至第12図と同一の部分につい
ては同一の符号を付す。 図において1は原動軸位相検出器であり、第2図に示
すように各版胴10a、10b、10c、10dの回転軸52a、52b、
52c、52dとギャボックス51a、51b、51c、51dを介して連
結された原動軸50の位相を検出する。2は原動軸位相読
取装置であり、原動軸位相検出器1が検出した原動軸50
の位相を読み取り、後述するコンピュータ3および見当
調整装置5に原動軸50の位相データを与える。コンピュ
ータ3は、原動軸位相算出手段3aおよびコンペンセータ
ローラ位置算出手段3bを有し、装置全体を総括的に制御
する。21はコンピュータ3に接続されたコンソールであ
り、版胴の円周の入力およびコンピュータ3への動作指
令等を行う。本実施例においては、原動軸位相検出器
1、原動軸位相読取装置2およびコンソール21により原
動軸50の初期位相および版胴の円周を入力する基準デー
タ入力手段を構成する。 22は本発明の固定データ記憶手段となる記憶装置であ
り、第2図に示す各版胴10a、10b、10c、10dの見当調整
マーク印刷部の初期位置、各スキャニングヘッド6a、6
b、6c、6dより構成されるスキャニングヘッド6の取付
け位置、各版胴10a、10b、10c、10d間の紙パス等の印刷
機の種類により定まる各種固定データを記憶する。 原動軸位相算出手段3aは、コンソール21から入力され
る版胴の円周、記憶装置22に記憶された各版胴10a、10
b、10c、10dの見当調整マーク印刷部の初期位置および
スキャニングヘッド6の取付け位置データから走行紙W
に印刷された各版胴の見当調整マークがスキャニングヘ
ッド6を通過する時の各版胴の位相を算出し、この算出
された各版胴の位相と原動軸位相読取装置2から入力さ
れた原動軸50の初期位相から、走行紙Wに印刷された各
版胴の見当調整マークがスキャニングヘッド6を通過す
るときの原動軸50の位相を算出する。4はゲート位置設
定装置であり、原動軸位相算出手段3aからの原動軸50の
位相データに基づいて、所望の見当マークのみをスキャ
ニングヘッド6で検出するためのゲート信号を見当調整
装置5で発生させるタイミングを設定する。 見当調整装置5は、原動軸位相読取装置2、ゲート位
置設定装置4からのデータに基づいて、スキャニングヘ
ッド6から入力される各色の見当マークの信号の処理を
行い、スキャニングヘッド6が走行紙に印刷された各色
の見当マークを所定のタイミングで検出するように、コ
ンペンセータローラ駆動回路8(後述する)を制御す
る。 コンペンセータローラ位置算出手段3bは、記憶装置22
に記憶された各版胴10a、10b、10c、10dの見当調整マー
ク印刷部の初期位置のずれ量、走行紙W上に印刷される
べき各見当調整マーク16の間隔およびこれらの各版胴間
の紙パルスデータから、走行紙Wに印刷された各版胴の
絵柄の見当があうようなコンペンセータローラ12a、12
b、12cの位置を算出する。 7はコンペンセータローラ位置プリセット装置であ
り、コンペンセータローラ位置算出手段3bからのデータ
に基づいて、各コンペンセータローラ12a、12b、12cに
接続された各モータ14a、14b、14cを駆動させるコンペ
ンセータローラ駆動回路8に各コンペンセータローラの
移動量をセットする。コンペンセータローラ駆動回路8
は、見当調整装置5あるいはコンペンセータローラ位置
プリセット装置7からの信号に基づいて、各モータ14
a、14b、14cを回転させて各コンペンセータローラ12a、
12b、12cを移動させる。そして、各モータの回転量すな
わち各コンペンセータローラの移動量はエンコーダ13
a、13b、13cにより検出されてコンペンセータローラ駆
動回路に与えられ、各コンペンセータローラが所定量移
動した場合に各モータの回転は停止するようになってい
る。 第3図は第1図に示すコンピュータ3の制御動作を示
したフローチャート、第4図(a)は原動軸位相算出手
段3aによる原動位相算出を説明するための模式図、第4
図(b)は版胴径が変化したときに紙パスが変化した状
態を示した模式図であり、以下図に基づいて本発明の装
置の動作について説明する。 この場合、前準備として原動軸50を停止させた状態で
版胴10の見当調整マーク印刷部15を予め記憶装置22に記
憶された版胴10の基準位置(例えば版胴10の中心の真横
Q)に合わせて印刷ユニットに取付けておく。この版胴
10の基準位置は各版胴10a、10b、10c、10d共通であるこ
とが好ましいが、必ずしも各版胴共通でなくともよい。
また、版胴10の見当調整マーク印刷部15の位置合わせ
は、見当調整マーク印刷部15を印刷ユニットの指定され
た位置に直接合わせることにより行ってもよく、見当調
整マーク印刷部15と特定の位置関係にある他のマーク
(例えば前述のトンボマーク)を印刷ユニットの指定さ
れた位置に合わせることにより間接的に行ってもよい。 このように版胴10の見当調整マーク印刷部15の初期位
置の設定が終了したら、コンソール21よりコンピュータ
3の動作指令を与える。この状態で、原動軸位相検出器
3により検出された原動軸50の初期位相θ0が原動軸位
相読取装置2を介して入力されるのを待機し(S1)、初
期位相θ0入力されたら、コンソール21から版胴10の円
周が入力されるのを待機し(S2)、版胴10の円周が入力
されたら、記憶装置22から固定データを読み出す(S
3)。記憶装置22に記憶される固定データは、各版胴10
間の紙パス、各版胴10の見当調整マーク印刷部15の初期
位置、スキャニングヘッド6の取付け位置、走行紙W上
に印刷されるべき各見当調整マーク16の間隔、原動軸50
と版胴10の回転比等である。 次いで、走行紙Wの見当調整マーク16がスキャニング
ヘッド6の真上を通過するときの版胴10の位相θを原動
軸位相算出手段3aが算出する(S4)。 この版胴10の位相θの算出について第4図(a)に基
づいて説明する。この場合、印刷中に見当調整マーク印
刷部15が基準位置Qにきたときの走行紙W上の見当調整
マーク16の位置をQ′とする。 まず、ステップS2で入力された版胴10の円周およびス
テップS3で読み出されたスキャニングヘッド6の取り付
け位置から、版胴10と圧胴11の接点すなわち印刷点Pか
らスキャニングヘッド6の位置Sまでの距離PSを後述す
る方法により算出する。次いで、距離PQ′を位置Qと版
胴10の円周より算出し、走行紙W上の見当調整マーク16
がスキャニングヘッド6の位置を通過するときの基準点
Qに対する版胴10の位相θを算出する。 すなわち、円弧PQの角度をθ1、版胴10の円周をLと
すると、 PQ′=PQ=(Lθ1/2π) Q′S=PS−PQ′ となり、走行紙W上の見当調整マーク16がQ′からSに
移動するとき、版胴10は角度θだけ回転するから、版胴
10の半径をrとすると、 θ=Q′S/r =(PS−PQ′)/r =(PS/r)−θ1 r=L/2π となり、版胴10の円周L、距離PSおよび基準位置Qから
位相θが算出される。 ここで、距離PSの算出について説明する。第4図
(b)に示すように、円周の異なる版胴10と版胴10′で
は、各印刷点P、,P′の位置が変化し印刷点からスキャ
ニングヘッド6までの距離が変化するが、距離PSは版胴
10の円周により決定することができる。したがって、作
図等により求められた距離PSと版胴10の円周との関係式
(例えば最小2乗近似等による2次関数)を使用して、
入力される版胴10の円周に対する距離PSが算出される。
また、版胴10の円周と距離PSを対応づけたテーブルを予
め記憶装置22に記憶させておき、このテーブルを使用し
て入力される版胴10の円周に対する距離PSを求めてもよ
い。 次いで、このようにして算出された版胴10の位相θ、
ステップS1で入力された原動軸50の初期位相θ0、およ
びステップS3で読み出された原動軸50と版胴10の回転比
から、走行紙W上の見当調整マーク16がスキャニングヘ
ッド6の位置を通過するときの原動軸50の位相が算出さ
れる(S5)。 すなわち、原動軸50と版胴10の回転比をzとすると、
求める原動軸50の位相θgは θg=θ0+zθ となる。 次いで、コンペンセータローラ位置算出手段3bが、ス
テップS3で読み出された各版胴10の見当調整マーク印刷
部15の初期位置のずれ量、走行紙W上に印刷されるべき
各見当調整マーク16の間隔およびこれらの各版胴間の紙
パスデータから、各版胴の見当調整マーク16が走行紙W
に所定の間隔で印刷されるような各コンペンセータロー
ラ12の位置を算出する(S6)。 このように新たにコンペンセータローラ12の位置を算
出するのは、見当調整マーク印刷部15を基準に版胴10を
印刷ユニットに取付けた場合、従来のように各版胴間の
紙パス、すなわち走行紙W上における各版胴10の印刷点
P間の距離が版胴10の円周の整数倍となるように調整す
ると、走行紙W上に印刷される見当調整マーク16の間隔
は各版胴10の見当調整マーク印刷部15の初期位置のずれ
量となり、各版胴10により印刷される絵柄の見当が合っ
たときの各見当調整マーク16の間隔と一致しないためで
ある。 ここで、見当調整装置5において見当調整の基準とな
る2つの印刷ユニットに対して、見当を合った状態の印
刷点P間の距離をT、見当調整マーク16の間隔をdと
し、見当調整マーク印刷部の初期位置のずれ量をδとす
ると T=nL−δ+d ……(1) または T=nL−δ−d ……(2) となる。(n:整数、L:版胴10の円周) したがって、コンペンセータローラ位置算出手段3bは
上記(1)式あるいは(2)式のいずれかを満たすよう
なコンペンセータローラ12の位置を算出する。 なお、見当マーク印刷部の初期位置を各版胴同一に設
定した場合はδ=0となり上記(1)、(2)式は次の
ようになる。 T=nL+d または T=nL−d ここで、上記(1)、(2)式のいずれを用いるか
は、各色の見当調整マーク16の位置関係によって定まる
が、走行紙Wの進行方向に見当調整マーク16が印刷順に
並ぶときは(2)式を用い、この逆方向に並ぶときは
(1)式を用いる。 また、コンペンセータローラ12が原点(この場合最下
端を原点とする)にある場合の印刷点P間の距離をlと
すると、印刷点P間の距離が版胴10の円周Lの整数倍と
なるようなコンペンセータローラ12の位置(原点からの
距離)xは次式により算出することができる。 n=INT〔l/L〕+1 x=(nL−l)/2 ここでINT〔X〕はXをこえない最大の整数を表す。 したがって、上記(1)式あるいは(2)式を満たす
ためのコンペンセータローラ12の位置yは y=x−(δ−d)/2 y=x−(δ+d)/2 となる。 なお、コンペンセータローラ12が原点にある場合の印
刷点P間の距離lは、上記距離PSはと同様に近似式ある
いはテーブル等により版胴10の円周より算出される。 以上のようにして算出された原動軸50の位相θgおよ
びコンペンセータローラ12の位置yのデータは出力さ
れ、各々ゲート位置設定装置4およびコンペンセータロ
ーラ位置プリセット装置7に与えられる(S7)。 この後、ゲート位置設定装置4はコンピュータ3から
入力される原動軸50の位相データに基づいて、見当調整
装置においてスキャニングヘッド6からの検出信号にか
けるゲート信号を発生させるタイミングを設定する。ゲ
ートは一般にある所定幅をもってかけるため、走行紙W
上でのゲート幅をUとすると、ゲート信号は原動軸50の
位相が (θg−α/2)〜(θg+α/2) 但し α=U/r のときに発生されるようになる。 このようにしてスキャニングヘッド6からの検出信号
にかけるゲートがプリセットされる。 また、コンペンセータローラ位置プリセット装置7
は、コンピュータ3から入力されるコンペンセータロー
ラ12の位置データに基づいて、コンペンセータローラ駆
動回路にコンペンセータローラ12の移動量を設定する。
コンペンセータローラ駆動回路は、モータ14を回転させ
てコンペンセータローラ12を移動させ、コンペンセータ
ローラ12の移動量はエンコーダ13により検出されてコン
ペンセータローラ駆動回路にフィードバックされ、設定
された移動量に到達するとモータ14の回転が停止し、コ
ンペンセータローラ12のプリセットが終了する。 (発明の効果) 以上のように本発明においては、固定データ記憶手段
に各版胴間の紙パス、各版胴の見当調整マーク印刷部の
初期位置および走行紙に印刷されるべき各見当調整マー
クの間隔が記憶され、基準データ入力手段から版胴の円
周が入力されると、前記基準データ入力手段からのデー
タおよび前記固定データ記憶手段に記憶されたデータに
基づいて、ゲート位置設定手段が走行紙に印刷された各
版胴の見当調整マークが前記スキャニングヘットを通過
する時の各版胴の位相を算出し、この算出された各版胴
の位相データに基づいて所望の見当調整マークのみを前
記スキャニングヘッドで検出するためのゲート信号を前
記見当調整装置で発生させるタイミングを設定すること
によりゲート位置のプリセットが行われ、さらに、コン
ペンセータローラ位置算出手段が前記固定データ記憶手
段に記憶された見当調整マークの間隔と一致するような
コンペンセータローラの位置を算出し、このコンペンセ
ータローラ位置算出手段からのデータに基づいて、コン
ペンセータローラ位置プリセット手段が各版胴間に配置
されたコンペンセータローラの位置を移動させる装置に
コンペンセータローラの移動量を設定して見当のプリセ
ットが行われるため、従来のゲートを自動設定する装置
に比べて、版胴に予めオートゲートマークを入れておい
たり、見当調整マークに類似したマークを見当調整マー
クと誤認識してこれにゲートをかけてしまうという恐れ
がなく、また、手動設定の装置に比べても、各色毎にオ
シロスコープで確認しながら調整する必要はなく、見当
調整装置におい正確かつ迅速にゲート位置の設定を行う
ことができるとともに、ゲートプリセット後の見当プリ
セットを正確かつ迅速に行うことができるという効果を
奏する。
わせ)を良好に保つための見当調整装置における見当プ
リセット装置に関するものである。 (従来の技術) 従来、多色印刷機において、印刷中の見当合わせを自
動的に良好な状態に保つために見当調整装置が用いられ
ている。 この見当調整装置を第5図乃至第7図で説明する。 見当調整装置は、走行紙Wの印刷絵柄の余白に各色毎
に一定の間隔で各版胴10によって印刷された見当調整マ
ーク16を、各版胴10の下流に設けられたスキャニングヘ
ッド6により検出し、印刷中この見当調整マーク16が常
に一定の間隔で印刷されるよう各版胴10間に設けられた
コンペンセータローラ12の位置を移動されるものであ
る。なお、走行紙Wの見当調整マーク16は各版胴10に形
成された見当調整マーク印刷部15によって印刷される。 次に2色印刷機の場合について詳述する。 第6図に示すように、2色目版胴10bの直後に走行紙
Wの1色目と2色目の見当調整マーク16a、16bを検出す
るスキャニングヘッド6aが設けられている。また、1色
目版胴10aと2色目版胴10bの間に、1色目版胴10aと2
色目版胴10bとの間の走行紙Wの印刷点間距離を変える
ことにより、見当合わせを行なえるようにコンペンセー
タローラ12aが設けられている。 スキャニングヘッド6aには走行紙W進行方向に、見当
調整マーク16a、16bと同じ間隔でマーク検出素子32、33
が配置されている。このうちマーク検出素子32は1色目
の見当調整マーク16aを、マーク検出素子33は2色目の
見当調整マーク16bをそれぞれ検出するものである。 ここで1、2色の見当が合っていれば、1、2色の見
当調整マーク16a、16bはスキャニングヘッドマーク検出
素子32、33と同じ間隔で印刷されるため、マーク検出素
子32、33は見当調整マーク16a、16bを同時に検出する。 しかしながら見当がずれると、マーク検出素子32、33
が見当調整マーク16a、16bを検出するのに時間差が生ず
る。この時間差をもとに、見当調整器本体34が、コンペ
ンセータローラ12aの移動量を算出する。そして、見当
調整マーク16a、16bが所定の間隔になるように、コンペ
ンセータローラ12aを移動させ、見当を合わせるように
制御する。 第7図に4色機の場合について詳述する。2色目版胴
10b直後のスキャニングヘッド6bは、1、2色目の見当
調整マークを検出し、第1コンペンセータローラ12aを
制御する。また、3色目版胴直後のスキャニングヘッド
6cは、2、3色目の見当調整マークを検出し、第2コン
ペンセータローラ12bを制御する。同様にして、4色目
版胴直後のスキャニングヘッド6dは、3、4色目の見当
調整マークを検出し、第3コンペンセータローラ12cを
制御する。 すなわち、スキャニングヘッド6b、6C、6dによって見
当調整マークを検出し、この検出信号にゲート37a、37
b、37cから所定のゲートをかけて見当調整ユニット35
a、35b、35cに送る。続いて見当調整ユニット35a、35
b、35cからの信号によって、コンペンセータローラ位置
制御器36a、36b、36cを介して各コンペンセータローラ1
2a、12b、12cを制御する。 上述した多色印刷機において、各色の見当調整マーク
は、一般に約20mm程度の間隔で並んでいる。また、各ス
キャニングヘッド6が他のマークと混同することなく、
所定の見当調整マークのみを検出できるように、各スキ
ャニングヘッド6からの検出信号にゲートをかけてい
る。 続いて、このような構成からなる見当調整装置の初期
調整について説明する。 第8図および第9図に示すように、各色の版胴10a、1
0b、10cを各印刷ユニット(図示せず)に取付ける場
合、あらかじめ各版胴10a、10b、10cの非絵柄部に絵柄
に対して同一の位置に入れられた見当ズレ目視用マーク
31a、31b、31c(以下「トンボ」という)を各印刷ユニ
ットに対して同一の基準位置に合わせる。このようにし
て各版胴10a、10b、10cの位相が合わせられる。 次に各版胴10a、10b、10cにより走行紙Wに印刷され
た絵柄の見当が合うように、コンペンセータローラ12
a、12bの位置を調整する。すなわち、前に版胴10a、10
b、10cの位相を合わせてあるため、例えば第1色版胴10
aと圧胴11aとの接点(印刷点)と第2色版胴10bと圧胴1
1bとの接点(印刷点)との走行紙Wの距離が、版胴10
a、10b、10cの円周の整数倍となるようにコンペンセー
タローラ12a、12bの位置を調整する。コンペンセータロ
ーラ12a、12bの調整方法としては、実際に印刷された絵
柄もしくは前述したトンボ31a、31b、31cを目視し、見
当が合うようにコンペンセータローラ12a、12bの位置を
調整する方法を用いる。 このようにして印刷された絵柄の見当が合ったなら
ば、見当調整器34にて各色の見当調整マーク毎に、スキ
ャニングヘッドの検出信号にゲートをかける。 次にスキャニングヘッド6からの検出信号にかける所
定のゲート位置について説明する。 第10図に示すように、ゲート位置を設定する装置とし
て、スキャニングヘッド6からの検出信号とゲートを重
ね合わせた信号をオシロスコープに表示し、この信号を
見ながらゲート位置をオペレータがスイッチ操作で前後
に移動し、見当調整マークの検出波形がゲート内に入る
ように調整するものがある。 また、見当調整器34に自動的にゲート位置を設定する
装置もある。この自動的にゲート位置を設定する装置と
して、第11図に示すように、走行紙Wの見当調整マーク
16の前方に見当調整マーク16と所定の間隔をおいてオー
トゲートマーク38と呼ばれるマークを入れておき、オー
トゲートマーク38をスキャニングヘッド6により検出
し、この後に続く見当調整マーク16に順次ゲートを自動
的に設定して行くものがある。また、第12図に示すよう
にスキャニングヘッド6で走査線40上のマークを含む絵
柄全てを検出し、この検出信号のうち見当調整マーク16
の信号と思われる信号、例えば同様の形状の信号が等間
隔で並んでいる信号にゲートを自動的に設定して行く装
置もある。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の自動ゲート設定装置において、
オートゲートマークを用いるものでは、版胴に予めオー
トゲートマークを入れておく必要があり、版胴を作り直
さなければないないという問題がある。また、走査線上
のマークの検出信号のうちから見当調整マークの信号と
思われる信号にゲートを設定する装置では、見当調整マ
ークに類似したマークがあるとこれを見当調整マークと
誤認識してこれにゲートをかけてしまうという恐れもあ
る。 一方、自動ゲート設定位置を用いない場合は、以上の
ような問題点はないが、初期調整時に例えば各色ごとに
オシロスコープで確認しながら調整しなければならな
い。この調整作業は熟練したオペレータでも時間のかか
る作業であり、段取り(初期調整)時間が長時間かかる
という問題があり、初期調整が煩雑となる。 そこで、このようなゲート調整に伴う問題点を解決す
るために、見当調整マークが所定の位置に印刷されるよ
うに、見当調整マーク印刷部を基準に各版胴を印刷ユニ
ットにセットし、ゲート位置のプリセットを行う装置が
本出願人により提案されている。 しかし、ゲートのプリセットを行うために見当調整マ
ーク印刷部を基準に版胴を印刷ユニットに取付けた場合
は、従来のように各版胴間の紙パス、すなわち走行紙W
上における各版胴の印刷点間の距離が版胴の円周の整数
倍となるように調整すると、走行紙W上に印刷される各
見当調整マークの間隔が絵柄の見当が合ったときの間隔
と一致せず、ゲートプリセット後の見当のプリセットが
煩雑になるという問題が生じてくる。 本発明は上述の問題点に鑑みてなされたもので、見当
調整マーク印刷部を基準に版胴を印刷ユニットに取付け
てゲート位置のプリセットを行った場合において、正確
かつ迅速に見当のプリセットを行うことができる装置を
提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) この目的達成のため本発明は、走行紙に印刷された各
版胴の見当調整マークを予め設定されたゲート信号を用
いてスキャニングヘッドにより検出し、上記各版胴の見
当調整マークが一定の間隔で印刷されるように各版胴間
に配置されたコンペンセータローラの位置を移動させる
多色印刷機の見当調整装置において、版胴の円周を入力
する基準データ入力手段と、各版胴間の紙パス、各版胴
の見当調整マーク印刷部の初期位置および走行紙に印刷
されるべき各見当調整マークの間隔を記憶する固定デー
タ記憶手段と、前記基準データ入力手段からのデータお
よび前記固定データ記憶手段に記憶されたデータに基づ
いて走行紙に印刷された各版胴の見当調整マークが前記
スキャニングヘッドを通過する時の各版胴の位相を算出
し、この算出された各版胴の位相データに基づいて所望
の見当調整マークのみを前記スキャニングヘッドで検出
するためのゲート信号を前記見当調整装置で発生させる
タイミングを設定するゲート位置設定手段と、前記基準
データ入力手段から入力されるデータおよび前記固定デ
ータ記憶手段に記憶されたデータから走行紙に印刷され
る各版胴の見当調整マークの間隔が前記固定データ記憶
手段に記憶された見当調整マークの間隔と一致するよう
なコンペンセータローラの位置を算出するコンペンセー
タローラ位置算出手段と、このコンペンセータローラ位
置算出手段からのデータに基づいて、各版胴間に配置さ
れたコンペンセータローラの位置を移動させる装置にコ
ンペンセータローラの移動量を設定するコンペンセータ
ローラ位置プリセット手段とを具備する見当プリセット
装置を提供する。 (作用) 本発明においては、固定データ記憶手段に各版胴間の
紙パス、各版胴の見当調整マーク印刷部の初期位置およ
び走行紙に印刷されるべき各見当調整マークの間隔が記
憶され、基準データ入力手段から版胴の円周が入力され
ると、前記基準データ入力手段からのデータおよび前記
固定データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、ゲ
ート位置設定手段が走行紙に印刷された各版胴の見当調
整マークが前記スキャニングヘットを通過する時の各版
胴の位相を算出し、この算出された各版胴の位相データ
に基づいて所望の見当調整マークのみを前記スキャニン
グヘッドで検出するためのゲート信号を前記見当調整装
置で発生させるタイミングを設定し、さらに、コンペン
セータローラ位置算出手段が前記固定データ記憶手段に
記憶された見当調整マークの間隔と一致するようなコン
ペンセータローラの位置を算出し、このようなコンペン
セータローラ位置算出手段からのデータに基づいて、コ
ンペンセータローラ位置プリセット手段が各版胴間に配
置されたコンペンセータローラの位置を移動させる装置
にコンペンセータローラの移動量を設定し、この後、見
当調整装置が、前記ゲート位置設定手段により設定され
たゲート信号を用いて、走行紙に印刷された各版胴の見
当調整マークをスキャニングヘッドにより検出し、上記
各版胴の見当調整マークが一定の間隔で印刷されるよう
に各版胴間に配置されたコンペンセータローラの位置を
移動させる。 (実施例) 以下図面に基づいて本発明の実施例について説明す
る。 第1図は本発明の一実施例を示す装置のブロック図で
あり、第2図は第1図に示す装置と印刷機との関係を示
す構成図であり、第5図乃至第12図と同一の部分につい
ては同一の符号を付す。 図において1は原動軸位相検出器であり、第2図に示
すように各版胴10a、10b、10c、10dの回転軸52a、52b、
52c、52dとギャボックス51a、51b、51c、51dを介して連
結された原動軸50の位相を検出する。2は原動軸位相読
取装置であり、原動軸位相検出器1が検出した原動軸50
の位相を読み取り、後述するコンピュータ3および見当
調整装置5に原動軸50の位相データを与える。コンピュ
ータ3は、原動軸位相算出手段3aおよびコンペンセータ
ローラ位置算出手段3bを有し、装置全体を総括的に制御
する。21はコンピュータ3に接続されたコンソールであ
り、版胴の円周の入力およびコンピュータ3への動作指
令等を行う。本実施例においては、原動軸位相検出器
1、原動軸位相読取装置2およびコンソール21により原
動軸50の初期位相および版胴の円周を入力する基準デー
タ入力手段を構成する。 22は本発明の固定データ記憶手段となる記憶装置であ
り、第2図に示す各版胴10a、10b、10c、10dの見当調整
マーク印刷部の初期位置、各スキャニングヘッド6a、6
b、6c、6dより構成されるスキャニングヘッド6の取付
け位置、各版胴10a、10b、10c、10d間の紙パス等の印刷
機の種類により定まる各種固定データを記憶する。 原動軸位相算出手段3aは、コンソール21から入力され
る版胴の円周、記憶装置22に記憶された各版胴10a、10
b、10c、10dの見当調整マーク印刷部の初期位置および
スキャニングヘッド6の取付け位置データから走行紙W
に印刷された各版胴の見当調整マークがスキャニングヘ
ッド6を通過する時の各版胴の位相を算出し、この算出
された各版胴の位相と原動軸位相読取装置2から入力さ
れた原動軸50の初期位相から、走行紙Wに印刷された各
版胴の見当調整マークがスキャニングヘッド6を通過す
るときの原動軸50の位相を算出する。4はゲート位置設
定装置であり、原動軸位相算出手段3aからの原動軸50の
位相データに基づいて、所望の見当マークのみをスキャ
ニングヘッド6で検出するためのゲート信号を見当調整
装置5で発生させるタイミングを設定する。 見当調整装置5は、原動軸位相読取装置2、ゲート位
置設定装置4からのデータに基づいて、スキャニングヘ
ッド6から入力される各色の見当マークの信号の処理を
行い、スキャニングヘッド6が走行紙に印刷された各色
の見当マークを所定のタイミングで検出するように、コ
ンペンセータローラ駆動回路8(後述する)を制御す
る。 コンペンセータローラ位置算出手段3bは、記憶装置22
に記憶された各版胴10a、10b、10c、10dの見当調整マー
ク印刷部の初期位置のずれ量、走行紙W上に印刷される
べき各見当調整マーク16の間隔およびこれらの各版胴間
の紙パルスデータから、走行紙Wに印刷された各版胴の
絵柄の見当があうようなコンペンセータローラ12a、12
b、12cの位置を算出する。 7はコンペンセータローラ位置プリセット装置であ
り、コンペンセータローラ位置算出手段3bからのデータ
に基づいて、各コンペンセータローラ12a、12b、12cに
接続された各モータ14a、14b、14cを駆動させるコンペ
ンセータローラ駆動回路8に各コンペンセータローラの
移動量をセットする。コンペンセータローラ駆動回路8
は、見当調整装置5あるいはコンペンセータローラ位置
プリセット装置7からの信号に基づいて、各モータ14
a、14b、14cを回転させて各コンペンセータローラ12a、
12b、12cを移動させる。そして、各モータの回転量すな
わち各コンペンセータローラの移動量はエンコーダ13
a、13b、13cにより検出されてコンペンセータローラ駆
動回路に与えられ、各コンペンセータローラが所定量移
動した場合に各モータの回転は停止するようになってい
る。 第3図は第1図に示すコンピュータ3の制御動作を示
したフローチャート、第4図(a)は原動軸位相算出手
段3aによる原動位相算出を説明するための模式図、第4
図(b)は版胴径が変化したときに紙パスが変化した状
態を示した模式図であり、以下図に基づいて本発明の装
置の動作について説明する。 この場合、前準備として原動軸50を停止させた状態で
版胴10の見当調整マーク印刷部15を予め記憶装置22に記
憶された版胴10の基準位置(例えば版胴10の中心の真横
Q)に合わせて印刷ユニットに取付けておく。この版胴
10の基準位置は各版胴10a、10b、10c、10d共通であるこ
とが好ましいが、必ずしも各版胴共通でなくともよい。
また、版胴10の見当調整マーク印刷部15の位置合わせ
は、見当調整マーク印刷部15を印刷ユニットの指定され
た位置に直接合わせることにより行ってもよく、見当調
整マーク印刷部15と特定の位置関係にある他のマーク
(例えば前述のトンボマーク)を印刷ユニットの指定さ
れた位置に合わせることにより間接的に行ってもよい。 このように版胴10の見当調整マーク印刷部15の初期位
置の設定が終了したら、コンソール21よりコンピュータ
3の動作指令を与える。この状態で、原動軸位相検出器
3により検出された原動軸50の初期位相θ0が原動軸位
相読取装置2を介して入力されるのを待機し(S1)、初
期位相θ0入力されたら、コンソール21から版胴10の円
周が入力されるのを待機し(S2)、版胴10の円周が入力
されたら、記憶装置22から固定データを読み出す(S
3)。記憶装置22に記憶される固定データは、各版胴10
間の紙パス、各版胴10の見当調整マーク印刷部15の初期
位置、スキャニングヘッド6の取付け位置、走行紙W上
に印刷されるべき各見当調整マーク16の間隔、原動軸50
と版胴10の回転比等である。 次いで、走行紙Wの見当調整マーク16がスキャニング
ヘッド6の真上を通過するときの版胴10の位相θを原動
軸位相算出手段3aが算出する(S4)。 この版胴10の位相θの算出について第4図(a)に基
づいて説明する。この場合、印刷中に見当調整マーク印
刷部15が基準位置Qにきたときの走行紙W上の見当調整
マーク16の位置をQ′とする。 まず、ステップS2で入力された版胴10の円周およびス
テップS3で読み出されたスキャニングヘッド6の取り付
け位置から、版胴10と圧胴11の接点すなわち印刷点Pか
らスキャニングヘッド6の位置Sまでの距離PSを後述す
る方法により算出する。次いで、距離PQ′を位置Qと版
胴10の円周より算出し、走行紙W上の見当調整マーク16
がスキャニングヘッド6の位置を通過するときの基準点
Qに対する版胴10の位相θを算出する。 すなわち、円弧PQの角度をθ1、版胴10の円周をLと
すると、 PQ′=PQ=(Lθ1/2π) Q′S=PS−PQ′ となり、走行紙W上の見当調整マーク16がQ′からSに
移動するとき、版胴10は角度θだけ回転するから、版胴
10の半径をrとすると、 θ=Q′S/r =(PS−PQ′)/r =(PS/r)−θ1 r=L/2π となり、版胴10の円周L、距離PSおよび基準位置Qから
位相θが算出される。 ここで、距離PSの算出について説明する。第4図
(b)に示すように、円周の異なる版胴10と版胴10′で
は、各印刷点P、,P′の位置が変化し印刷点からスキャ
ニングヘッド6までの距離が変化するが、距離PSは版胴
10の円周により決定することができる。したがって、作
図等により求められた距離PSと版胴10の円周との関係式
(例えば最小2乗近似等による2次関数)を使用して、
入力される版胴10の円周に対する距離PSが算出される。
また、版胴10の円周と距離PSを対応づけたテーブルを予
め記憶装置22に記憶させておき、このテーブルを使用し
て入力される版胴10の円周に対する距離PSを求めてもよ
い。 次いで、このようにして算出された版胴10の位相θ、
ステップS1で入力された原動軸50の初期位相θ0、およ
びステップS3で読み出された原動軸50と版胴10の回転比
から、走行紙W上の見当調整マーク16がスキャニングヘ
ッド6の位置を通過するときの原動軸50の位相が算出さ
れる(S5)。 すなわち、原動軸50と版胴10の回転比をzとすると、
求める原動軸50の位相θgは θg=θ0+zθ となる。 次いで、コンペンセータローラ位置算出手段3bが、ス
テップS3で読み出された各版胴10の見当調整マーク印刷
部15の初期位置のずれ量、走行紙W上に印刷されるべき
各見当調整マーク16の間隔およびこれらの各版胴間の紙
パスデータから、各版胴の見当調整マーク16が走行紙W
に所定の間隔で印刷されるような各コンペンセータロー
ラ12の位置を算出する(S6)。 このように新たにコンペンセータローラ12の位置を算
出するのは、見当調整マーク印刷部15を基準に版胴10を
印刷ユニットに取付けた場合、従来のように各版胴間の
紙パス、すなわち走行紙W上における各版胴10の印刷点
P間の距離が版胴10の円周の整数倍となるように調整す
ると、走行紙W上に印刷される見当調整マーク16の間隔
は各版胴10の見当調整マーク印刷部15の初期位置のずれ
量となり、各版胴10により印刷される絵柄の見当が合っ
たときの各見当調整マーク16の間隔と一致しないためで
ある。 ここで、見当調整装置5において見当調整の基準とな
る2つの印刷ユニットに対して、見当を合った状態の印
刷点P間の距離をT、見当調整マーク16の間隔をdと
し、見当調整マーク印刷部の初期位置のずれ量をδとす
ると T=nL−δ+d ……(1) または T=nL−δ−d ……(2) となる。(n:整数、L:版胴10の円周) したがって、コンペンセータローラ位置算出手段3bは
上記(1)式あるいは(2)式のいずれかを満たすよう
なコンペンセータローラ12の位置を算出する。 なお、見当マーク印刷部の初期位置を各版胴同一に設
定した場合はδ=0となり上記(1)、(2)式は次の
ようになる。 T=nL+d または T=nL−d ここで、上記(1)、(2)式のいずれを用いるか
は、各色の見当調整マーク16の位置関係によって定まる
が、走行紙Wの進行方向に見当調整マーク16が印刷順に
並ぶときは(2)式を用い、この逆方向に並ぶときは
(1)式を用いる。 また、コンペンセータローラ12が原点(この場合最下
端を原点とする)にある場合の印刷点P間の距離をlと
すると、印刷点P間の距離が版胴10の円周Lの整数倍と
なるようなコンペンセータローラ12の位置(原点からの
距離)xは次式により算出することができる。 n=INT〔l/L〕+1 x=(nL−l)/2 ここでINT〔X〕はXをこえない最大の整数を表す。 したがって、上記(1)式あるいは(2)式を満たす
ためのコンペンセータローラ12の位置yは y=x−(δ−d)/2 y=x−(δ+d)/2 となる。 なお、コンペンセータローラ12が原点にある場合の印
刷点P間の距離lは、上記距離PSはと同様に近似式ある
いはテーブル等により版胴10の円周より算出される。 以上のようにして算出された原動軸50の位相θgおよ
びコンペンセータローラ12の位置yのデータは出力さ
れ、各々ゲート位置設定装置4およびコンペンセータロ
ーラ位置プリセット装置7に与えられる(S7)。 この後、ゲート位置設定装置4はコンピュータ3から
入力される原動軸50の位相データに基づいて、見当調整
装置においてスキャニングヘッド6からの検出信号にか
けるゲート信号を発生させるタイミングを設定する。ゲ
ートは一般にある所定幅をもってかけるため、走行紙W
上でのゲート幅をUとすると、ゲート信号は原動軸50の
位相が (θg−α/2)〜(θg+α/2) 但し α=U/r のときに発生されるようになる。 このようにしてスキャニングヘッド6からの検出信号
にかけるゲートがプリセットされる。 また、コンペンセータローラ位置プリセット装置7
は、コンピュータ3から入力されるコンペンセータロー
ラ12の位置データに基づいて、コンペンセータローラ駆
動回路にコンペンセータローラ12の移動量を設定する。
コンペンセータローラ駆動回路は、モータ14を回転させ
てコンペンセータローラ12を移動させ、コンペンセータ
ローラ12の移動量はエンコーダ13により検出されてコン
ペンセータローラ駆動回路にフィードバックされ、設定
された移動量に到達するとモータ14の回転が停止し、コ
ンペンセータローラ12のプリセットが終了する。 (発明の効果) 以上のように本発明においては、固定データ記憶手段
に各版胴間の紙パス、各版胴の見当調整マーク印刷部の
初期位置および走行紙に印刷されるべき各見当調整マー
クの間隔が記憶され、基準データ入力手段から版胴の円
周が入力されると、前記基準データ入力手段からのデー
タおよび前記固定データ記憶手段に記憶されたデータに
基づいて、ゲート位置設定手段が走行紙に印刷された各
版胴の見当調整マークが前記スキャニングヘットを通過
する時の各版胴の位相を算出し、この算出された各版胴
の位相データに基づいて所望の見当調整マークのみを前
記スキャニングヘッドで検出するためのゲート信号を前
記見当調整装置で発生させるタイミングを設定すること
によりゲート位置のプリセットが行われ、さらに、コン
ペンセータローラ位置算出手段が前記固定データ記憶手
段に記憶された見当調整マークの間隔と一致するような
コンペンセータローラの位置を算出し、このコンペンセ
ータローラ位置算出手段からのデータに基づいて、コン
ペンセータローラ位置プリセット手段が各版胴間に配置
されたコンペンセータローラの位置を移動させる装置に
コンペンセータローラの移動量を設定して見当のプリセ
ットが行われるため、従来のゲートを自動設定する装置
に比べて、版胴に予めオートゲートマークを入れておい
たり、見当調整マークに類似したマークを見当調整マー
クと誤認識してこれにゲートをかけてしまうという恐れ
がなく、また、手動設定の装置に比べても、各色毎にオ
シロスコープで確認しながら調整する必要はなく、見当
調整装置におい正確かつ迅速にゲート位置の設定を行う
ことができるとともに、ゲートプリセット後の見当プリ
セットを正確かつ迅速に行うことができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置のブロック図、第
2図は第1図に示す装置と印刷機との関係を示す構成
図、第3図は第1図に示すコンピュータ3の制御動作を
示したフローチャート、第4図(a)は原動軸位相算出
手段3aによる原動位相算出を説明するための模式図、第
4図(b)は版胴径が変化したときに紙パスが変化した
状態を示した模式図、第5図は従来の走行紙上の見当調
整マークと版胴の関係を示す模式図、第6図は従来の2
色印刷機の見当調整装置を示す概略構成図、第7図は従
来の4色印刷機の見当調整装置を示す概略構成図、第8
図は従来の走行紙上のトンボと版胴関係を示す模式図、
第9図は従来の各版胴をそのトンボを所定の位置に合わ
せて設置した場合を示す概略図、第10図は従来のゲート
を設定する場合におけるオシロスコープの状態を示した
模式図、第11図および第12図は従来の自動的にゲートを
設定する装置におけるゲート設定を示す模式図である。 1……原動軸位相検出器 2……原動軸位相読取装置 3……コンピュータ 3a……原動軸位相算出手段 3b……コンペンセータローラ位置算出手段 4……ゲート位置設定手段 5……見当調整装置 6……スキャニングヘッド 7……コンペンセータローラ位置プリセット装置 8……コンペンセータローラ駆動回路 13……エンコーダ、14……モータ 21……コンソール、22……記憶装置
2図は第1図に示す装置と印刷機との関係を示す構成
図、第3図は第1図に示すコンピュータ3の制御動作を
示したフローチャート、第4図(a)は原動軸位相算出
手段3aによる原動位相算出を説明するための模式図、第
4図(b)は版胴径が変化したときに紙パスが変化した
状態を示した模式図、第5図は従来の走行紙上の見当調
整マークと版胴の関係を示す模式図、第6図は従来の2
色印刷機の見当調整装置を示す概略構成図、第7図は従
来の4色印刷機の見当調整装置を示す概略構成図、第8
図は従来の走行紙上のトンボと版胴関係を示す模式図、
第9図は従来の各版胴をそのトンボを所定の位置に合わ
せて設置した場合を示す概略図、第10図は従来のゲート
を設定する場合におけるオシロスコープの状態を示した
模式図、第11図および第12図は従来の自動的にゲートを
設定する装置におけるゲート設定を示す模式図である。 1……原動軸位相検出器 2……原動軸位相読取装置 3……コンピュータ 3a……原動軸位相算出手段 3b……コンペンセータローラ位置算出手段 4……ゲート位置設定手段 5……見当調整装置 6……スキャニングヘッド 7……コンペンセータローラ位置プリセット装置 8……コンペンセータローラ駆動回路 13……エンコーダ、14……モータ 21……コンソール、22……記憶装置
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.走行紙に印刷された各版胴の見当調整マークを予め
設定されたゲート信号を用いてスキャニングヘッドによ
り検出し、上記各版胴の見当調整マークが一定の間隔で
印刷されるように各版胴間に配置されたコンペンセータ
ローラの位置を移動させる多色印刷機の見当調整装置に
おいて、 版胴の円周を入力する基準データ入力手段と、 各版胴間の紙パス、各版胴の見当調整マーク印刷部の初
期位置および走行紙に印刷されるべき各見当調整マーク
の間隔を記憶する固定データ記憶手段と、 前記基準データ入力手段からのデータおよび前記固定デ
ータ記憶手段に記憶されたデータに基づいて走行紙に印
刷された各版胴の見当調整マークが前記スキャニングヘ
ッドを通過する時の各版胴の位相を算出し、この算出さ
れた各版胴の位相データに基づいて所望の見当調整マー
クのみを前記スキャニングヘッドで検出するためのゲー
ト信号を前記見当調整装置で発生させるタイミングを設
定するゲート位置設定手段と、 前記基準データ入力手段から入力されるデータおよび前
記固定データ記憶手段に記憶されたデータから走行紙に
印刷される各版胴の見当調整マークの間隔が前記固定デ
ータ記憶手段に記憶された見当調整マークの間隔と一致
するようなコンペンセータローラの位置を算出するコン
ペンセータローラ位置算出手段と、 このコンペンセータローラ位置算出手段からのデータに
基づいて、各版胴間に配置されたコンペンセータローラ
の位置を移動させる装置にコンペンセータローラの移動
量を設定するコンペンセータローラ位置プリセット手段
と、 を具備することを特徴とする見当プリセット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62319897A JP2700460B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 見当プリセット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62319897A JP2700460B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 見当プリセット装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62256632A Division JP2695166B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 見当調整装置の初期調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0199846A JPH0199846A (ja) | 1989-04-18 |
JP2700460B2 true JP2700460B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=18115453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62319897A Expired - Fee Related JP2700460B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 見当プリセット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700460B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6938543B2 (en) | 2003-10-03 | 2005-09-06 | Tokyo Kikai Seisakusho, Ltd. | Web fed printing machine having pasting-related misregistration eliminating apparatus |
Families Citing this family (2)
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JP2737526B2 (ja) * | 1992-03-10 | 1998-04-08 | 株式会社ニレコ | 輪転追刷印刷装置 |
DE50113216D1 (de) * | 2000-05-17 | 2007-12-20 | Eastman Kodak Co | Verfahren zur Einstellung des Registers bei einer Mehrfarbendruckmaschine |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6218269A (ja) * | 1985-07-17 | 1987-01-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 多色グラビア輪転印刷機における見当自動調整用レジスタマ−クの抽出ゲ−ト設定方法 |
JP2632304B2 (ja) * | 1985-11-30 | 1997-07-23 | 大日本印刷株式会社 | 見当プリセツト装置 |
-
1987
- 1987-12-17 JP JP62319897A patent/JP2700460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6938543B2 (en) | 2003-10-03 | 2005-09-06 | Tokyo Kikai Seisakusho, Ltd. | Web fed printing machine having pasting-related misregistration eliminating apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0199846A (ja) | 1989-04-18 |
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