JP3375484B2 - 電子現像型カメラ - Google Patents

電子現像型カメラ

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JP3375484B2
JP3375484B2 JP13424496A JP13424496A JP3375484B2 JP 3375484 B2 JP3375484 B2 JP 3375484B2 JP 13424496 A JP13424496 A JP 13424496A JP 13424496 A JP13424496 A JP 13424496A JP 3375484 B2 JP3375484 B2 JP 3375484B2
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治 清水
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Cameras In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光により得られ
た画像を電子的に現像する記録媒体を使用するカメラに
関し、一層詳しくはそのようなカメラに装填された記録
媒体が既に記録済みのものであるか、あるいは未記録の
ものであるかを判別する機能を持つカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影レンズにより得られた光学像
を電子的に現像することができる写真材料が知られてお
り、例えば特開平5−2280号公報には、静電情報記
録媒体と電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒体が開示
されている。この明細書では、このような記録媒体を電
子現像型記録媒体と呼び、また、この電子現像型記録媒
体を用いたカメラを電子現像型カメラと呼ぶ。
【0003】上記公報に記載された電子現像型記録媒体
において、静電情報記録媒体は光導電層と無機酸化物層
とからなり、電荷保持媒体は液晶表示素子とからなり、
電荷保持媒体即ち液晶表示素子は静電情報記録媒体に対
して微細なギャップを持って隔設される。このような構
成の電子現像型記録媒体では、静電情報記録媒体と電荷
保持媒体に電圧が印加された状態で静電情報記録媒体が
露光されると、入射光量に応じた電荷が静電情報記録媒
体に生成される。静電情報記録媒体に対向して配置され
た液晶表示素子にかかる電界の強さは、その生成電荷に
応じて変化するので、液晶表示素子には光量分布に応じ
た画像が顕像として現れる。要するに、静電情報記録媒
体に潜像として記録された画像が液晶表示素子に直ちに
現像される訳である。
【0004】一方、特開平5−165005号公報に
は、電荷保持媒体として、高分子材料中にスメクチック
液晶を分散させて封入したタイプの高分子分散型液晶か
らなる液晶表示素子を用いた電子現像型記録媒体が開示
されている。周知のように、スメクチック液晶を封入し
た高分子分散型液晶表示素子はメモリ性を有し、そこに
画像が記録された後にその印加電界を除去してもかかる
記録画像は消去されることなく保持された儘となる。ま
た、そのようなメモリ性を有する高分子分散型液晶表示
素子を用いた電子現像型記録媒体については特開平6−
130347号公報及び特開平7−13132号公報に
も開示され、この電子現像型記録媒体にあっては、静電
情報記録媒体と高分子分散型液晶表示素子とは絶縁層を
介して一体化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】何れにしても、電子現
像型カメラで得られた記録済みの電子現像型記録媒体は
従来のスライドフィルムと同様に保存しておくことが可
能である。このような記録済みの電子現像型記録媒体を
誤って未記録の電子現像型記録媒体として電子現像型カ
メラに装填して撮影を行うと、その記録済み電子現像型
記録媒体を二重露光してしまい記録画像を喪失するとい
う問題が生じる。また、撮影終了後、その記録済み電子
現像型記録媒体を電子現像型カメラに装填した儘で再び
撮影を行っても同様な問題が起きる。
【0006】従って、本発明の目的は上述したようなタ
イプの電子現像型カメラであって、そこに装填された電
子現像型記録媒体が未記録状態であるか記録済みである
かを判別し、もし電子現像型記録媒体が既に記録済みで
ある場合にそれをユーザに報知するように構成された電
子現像型カメラを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の局面によ
る電子現像型カメラにあっては、静電情報記録媒体と電
荷保持媒体とからなる電子現像型記録媒体が用いられ
る。本発明の第1の局面によれば、電子現像型カメラは
静電情報記録媒体の受光面の一部に設けられた遮光部に
よって常時遮光される部位の電荷保持媒体の透過率を検
出するための検出手段と、この検出手段によって検出さ
れた透過率値と所定の基準値とが実質的に等しいか否か
を判別する判別手段と、この判別手段によって透過率値
と基準値とが実質的に等しくないと判別された際に電子
現像型記録媒体を記録済みであるとして報知する報知手
段とを具備する。本発明の第1の局面においては、判別
手段は検出手段によって検出された透過率値と基準値と
の差を算出する演算手段と、この演算手段によって算出
された差の絶対値を所定の誤差値と比較する比較手段と
から構成され得る。また、報知手段は光学的報知手段で
あってもよいし、音響的報知手段であってもよい。
【0008】本発明の第2の局面による電子現像型カメ
ラにあっても、静電情報記録媒体と電荷保持媒体とから
なる電子現像型記録媒体が用いられる。本発明の第2の
局面によれば、電子現像型カメラは静電情報記録媒体の
受光面の一部に設けられた遮光部に対応する電荷保持媒
体の透過率を検出するための第1の検出手段と、電荷保
持媒体の透明電極の一部に透明絶縁部を設けてその透明
絶縁部に対する透過率を検出する第2の検出手段と、第
1の検出手段によって検出された透過率値と第2の検出
手段によって検出された透過率値とが実質的に等しいか
否かを判別する判別手段と、この判別手段によって双方
の透過率値が実質的に等しくないと判別された際に電子
現像型記録媒体を記録済みであるとして報知する報知手
段とを具備する。本発明の第2の局面においては、判別
手段は第1の検出手段によって検出された透過率値と前
記第2の検出手段によって検出された透過率値との差を
算出する演算手段と、この演算手段によって算出された
差の絶対値を所定の誤差値と比較する比較手段とから構
成され得る。また、本発明の第2の局面でも、報知手段
は光学的報知手段であってもよいし、音響的報知手段で
あってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明による電子現像型カ
メラの実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1を参照すると,本発明による電子現像型カメラをス
チルビデオカメラとして構成された例が示され、この電
子現像型カメラのカメラ本体10の側面に形成された挿
入スロット11を介して、電子現像型記録媒体RMがそ
の内部の装填位置に挿入されるようになっている。
【0010】カメラ本体10を前方から見ると、その前
面の略中央には撮影レンズ等を備えた撮像光学系12が
設けられ、撮像光学系12の右上方にはストロボ14が
配設される。また、ストロボ14の反対側にはレリーズ
スイッチ16および測光センサ17が設けられる。カメ
ラ本体10の上面中央部にはファインダ18が設けら
れ、このファインダ18の一方の片側にはスキャンスタ
ートスイッチ20および液晶表示パネル22が設けら
れ、またその他方の片側にはメインスイッチ24が設け
られる。更に、カメラ本体10の側面下部には出力端子
コネクタ26が設けられる。なお、参照符合27は挿入
スロット11内に装填された電子現像型記録媒体RMを
取り出すために用いるエジェクタ釦を示す。
【0011】図2には本発明による電子現像型カメラの
第1の実施形態がブロック図として示される。同図にお
いて、システムコントロール回路28はマイクロコンピ
ュータとして構成され、電子現像型カメラの全体の制御
を行う。
【0012】撮像光学系12には複数のレンズ群の他に
絞り30も含まれ、撮像光学系12の後方には、電子現
像型記録媒体RMが配置される。撮像光学系12と電子
現像型記録媒体RMとの間にはクイックリターンミラー
32が設けられ、クイックリターンミラー32と電子現
像型記録媒体RMとの間にはシャッタ34が設けられ
る。クイックリターンミラー32の上方にはファインダ
18内に設けられるファインダ光学系のピント板36が
配設される。
【0013】絞り30、クイックリターンミラー32お
よびシャッタ34はそれぞれアイリス駆動回路38、ミ
ラー駆動回路40およびシャッタ駆動回路42によって
駆動され、これら駆動回路38、40および42は露出
制御回路44によって制御される。露出制御回路44は
システムコントロール回路28から出力される指令信号
に従って動作させられる。詳述すると、露出制御時、測
光センサ17からの出力信号に基づく露出制御回路44
の制御に従って、絞り30の開度がアイリス駆動回路3
8により調整される。クイックリターンミラー32は、
通常、被写体像を観察するための位置であるダウン位置
(実線で示す傾斜状態)に定められ、これにより撮像光
学系12を通過した光はファインダ18のファインダ光
学系に導かれるが、撮影動作時、クイックリターンミラ
ー32は露出制御回路44の制御に従って、ミラー駆動
回路40により上方に回動させられて退避位置としての
アップ位置(破線で示す水平状態)に定められる。シャ
ッタ34は電子現像型記録媒体RMへの光路を開閉す
る。即ち、シャッタ34は通常は閉塞しているが、撮影
動作時、露出制御回路44の制御に従って、シャッタ駆
動回路42により所定時間開放され、かくして撮像光学
系12を通過した光が電子現像型記録媒体RMの受光面
に届くことになる。要するに、クイックリターンミラー
32をアップ位置に移動させかつシャッタ34を開放す
ることにより、被写体像が撮像光学系12によって電子
現像型記録媒体RMの受光面に結像されることになる。
【0014】電子現像型記録媒体RMには記録媒体駆動
回路46の制御に基づいて電圧が印加され、記録媒体駆
動回路46はシステムコントロール回路28から出力さ
れる指令信号に従って作動させられる。電子現像型記録
媒体RMに電圧が印加されている間にその受光面が露光
されると、そこには被写体像が顕像として現れる。な
お、これについては後で詳述する。
【0015】本実施形態では、電子現像型記録媒体RM
に記録された画像を画像信号として読み取るために電子
現像型記録媒体RMの装填位置の近傍には読取り機構4
8が設けられる。詳述すると、読取り機構48は光源5
0と、スキャナ光学系52と、ラインセンサ54とを保
持して、電子現像型記録媒体RMに沿って、ラインセン
サ54の長手方向に直交する副走査方向に移動する。即
ち、図2において、読取り機構48は実線で示す位置と
破線で示す位置との間で移動させられる。光源42は、
例えば、ラインセンサの長手方向に沿って配置された発
光ダイオードアレイと、発光ダイオードからの光束を平
行光束にするコリメータレンズアレイとから構成されて
おり、シャッタ34の前面側、即ち電子現像型記録媒体
RMの受光面へ向けて射出されるようになっている。一
方、スキャナ光学系52およびラインセンサ54は電子
現像型記録媒体RMの背面側に配置され、ラインセンサ
54は例えば2,000 画素のCCD一次元センサとして構
成される。読取り機構48が電子現像型記録媒体RMに
沿って副走査方向に移動させられるとき、シャッタ34
は開放状態とされ、かつ光源50は“オン”状態とさ
れ、このため電子現像型記録媒体RMは光源50でもっ
てその副走査方向に沿って順次照明される。電子現像型
記録媒体RMに照明された照明光はそこに記録された画
像濃度に応じて透過させられ、その透過光はスキャナ光
学系52によってラインセンサ54の受光素子に対して
結像される。
【0016】光源50のオンオフ制御は照明光源駆動回
路56により行われ、また読取り機構48の移動制御は
スキャナ系駆動回路58により行われ、これら駆動回路
56および58はシステムコントロール回路28により
制御される。
【0017】一方、読取り機構48の読取り作動中、ラ
インセンサ54からは順次画像信号がシステムコントロ
ール回路28の制御に従ってラインセンサ駆動回路60
により読み出され、その画像信号はアンプ62により増
幅された後にA/D変換器64によってデジタル画像信
号に変換される。次いで、デジタル画像信号はシステム
コントロール回路28の制御に従って画像処理回路66
でシェーディング補正、ガンマ補正等の処理を受けた後
にメモリ68に一時的に格納される。
【0018】メモリ68に格納された画像信号は必要に
応じて適宜読み出される。例えば、画像処理回路66に
よってメモリ68から読み出された画像信号はインター
フェイス回路70に入力されてフォーマットの変換等の
処理を受けた後に出力端子コネクタ26を介して外部の
ディスプレイ装置(図示せず)等に出力可能である。ま
た、画像処理回路66から出力された画像信号は記録装
置制御回路72で画像圧縮あるいはフォーマットの変換
等の処理を受けた後に画像記録装置74でICメモリカ
ード、フロッピーディスク等の記録媒体に記録可能であ
る。なお、インターフェイス回路70と記録装置制御回
路72はシステムコントロール回路28からの指令信号
に従って動作させられる。
【0019】図2に示すように、液晶表示パネル22は
液晶表示パネル駆動回路76を介してシステムコントロ
ール回路28に接続され、ユーザが必要とするような撮
影に伴う種々のデータや情報を表示するために使用され
得る。また、システムコントロール回路28にはレリー
ズスイッチ16、スキャンスタートスイッチ20および
メインスイッチ24等が接続される。レリーズスイッチ
16の操作によって上述したような撮像動作が行われ、
これにより電子現像型記録媒体RMには被写体像が顕像
として記録される。また、スキャンスタートスイッチ2
0の操作によって副操作読取り機構48が作動され、電
子現像型記録媒体RMから画像信号が上述したように読
み取られる。一方、メインスイッチ24により、電子現
像型カメラの主電源のオン/オフ制御が行われる。
【0020】図3を参照すると、本発明による電子現像
型カメラの第1の実施形態で用いられる電子現像型記録
媒体RMの一例が示され、この電子現像型記録媒体RM
は特開平5−2280号公報に開示されたタイプのもの
である。電子現像型記録媒体RMは静電情報記録媒体7
8および電荷保持媒体80から構成される。静電情報記
録媒体78は基板78aと、電極層78bと、無機酸化
物層78cと、光導電層78dとからなる積層体構造を
有し、光導電層78dは電荷発生層78d1 および電荷
輸送層78d2 を重合させて構成される。電荷保持媒体
80は既に述べたように液晶表示素子として構成され、
それは透明支持板80aと透明電極板80bとの間に液
晶80cを封入して構成される。静電情報記録媒体78
の電荷輸送層78d2 と電荷保持媒体80の液晶支持体
80aとは微小なギャップをもって対向させられる。図
3に示すように、静電情報記録媒体78と電荷保持媒体
80との間には電源82によって所定電圧が印加される
ことになるが、電源82自体は電子現像型記録媒体RM
の一部を構成するものではなく、カメラ本体10側の記
録媒体駆動回路46の一部を成すものである。なお、電
子現像型記録媒体RMの全体は光透過性を有するもので
ある。
【0021】電子現像型記録媒体RMへの給電制御は記
録媒体駆動回路46によって制御され、給電状態のと
き、静電情報記録媒体78の電極層78bと電荷保持媒
体80の透明電極板80bとの間に所定電圧が印加され
る。このような電圧印加状態で静電情報記録媒体RMが
露光されると、静電情報記録媒体78には被写体像の明
度に応じた電荷分布が発生し、電荷保持媒体80の液晶
80cにはその電荷分布に応じた電界強度が作用する。
かくして、電荷保持媒体即ち液晶表示素子80には被写
体像が顕像として現れる。要するに、静電情報記録媒体
78で得られた電子的潜像が液晶表示素子80で直ちに
現像される訳である。なお、電荷保持媒体80が分散型
液晶表示素子として構成された場合には、そこに記録さ
れた可視像は電界を除去しても保持される。
【0022】図4のグラフには、白色領域と黒色領域と
からなるチャート像を静電情報記録媒体78に結像させ
た際にそこに現れる明部領域とその暗部領域との透過率
変化特性が示される。即ち、同図のグラフにおいて、特
性曲線Aは電圧印加時間に対する明部領域の透過率変化
特性を示し、特性曲線Bは電圧印加時間に対する暗部領
域の透過率変化を示す。詳述すると、静電情報記録媒体
78の電極層78bと電荷保持媒体80の透明電極板8
0bとの間に所定の電圧を印加した状態でかかるチャー
ト像を静電情報記録媒体78の受光面に結像させると、
暗部領域においても、静電情報記録媒体78の電気抵抗
値は無限大ではないので、そこに電流が流れ、その結
果、液晶表示素子に印加される電圧が時間経過と共に変
化して、そこの透過率が変化する。しかしながら、その
透過率変化自体は明部領域の透過率変化に比べれば非常
に緩慢となる。このため液晶表示素子80での明部領域
と暗部領域との透過率変化特性は図4のグラフに示すよ
うなものとなる。
【0023】明部領域と暗部領域とでの透過率の差は液
晶表示素子80に記録された画像のコントラストとな
り、最大コントラストの明瞭な画像を得るためには、電
源82による電圧印加を時間t2 で停止すればよい。こ
のような最適電圧印加時間t2より早めに電圧印加が停
止されると、例えば時間t1 で電圧印加が停止される
と、コントラストの小さな不鮮明な画像となる。一方、
最適電圧印加時間t2 が過ぎると、明部領域と暗部領域
とでの透過率の差が次第に小さくなり、例えば電圧印加
時間t3 で得られるコントラストは電圧印加時間t2
得られるコントラストのほぼ半分となる。
【0024】要するに、図4の特性曲線Bから理解でき
るように、電子現像型記録媒体RMに電圧が印加されれ
ば、たとえ露光されない遮光領域であっても、その透過
率は変化し、その後、電圧印加を解除しても変化後の透
過率は保持される。このように電圧印加の有無により透
過率が変化するという性質を利用することで、電子現像
型記録媒体が記録済みか未記録かを判別することが可能
である。
【0025】本発明の第1の実施形態によれば、図3に
示すように、電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒
体78の受光面の一部、即ち基板78aの表面の一部が
適当な金属材料箔片例えばアルミニウム箔片84で覆わ
れて遮光部とされる。勿論、そのような遮光部は液晶表
示素子の画像表示領域から外れたマージン領域とされ
る。なお、アルミニウム箔片84を用いる代わりに、適
当な塗料を塗布することにより遮光部を得てもよい。一
方、電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒体78の
反対側の面の一部、即ち光導電層78dの表面の一部に
はかかる遮光部と整列するような態様で反射要素86が
設けられる。反射要素86は適当な金属材料箔片例えば
アルミニウム箔片であってもよいし、あるいは適当な反
射性塗料の塗布によっても得ることができる。
【0026】図3に示すように、透過率センサ88が液
晶表示素子80を反射要素86と整列して配置され、そ
の透過率センサ88には発光素子と受光素子とが含まれ
る。透過率センサ88はその発光素子から射出した光を
液晶表示素子80を通して反射要素86に入射させた後
にその反射光を再び液晶表示素子80を通してその受光
素子によって受け、このとき該受光素子はそこで受けた
反射光の強度に応じた信号を出力する。
【0027】図2に示すように、透過率センサ88は透
過率センサ駆動回路90を介してシステムコントロール
回路28に接続され、透過率センサ88の発光素子から
の光の射出がシステムコントロール回路28からの指令
信号に従って透過率駆動回路90によって制御される。
また、システムコントロール回路28は透過率センサ8
8の受光素子から出力された信号を透過率センサ駆動回
路90を介して透過率測定データとして取り込む。
【0028】図5は電子現像型カメラに電子現像型記録
媒体が装填された際にその電子現像型記録媒体が記録済
みか否かを判別するルーチンを示し、この判別ルーチン
は電子現像型カメラのメインスイッチ24によってその
メイン電源がオンされた際に実行される。
【0029】ステップ501では、透過率センサ88が
透過率センサ駆動回路90によって駆動され、これによ
り透過率センサ88の発光素子から光が射出させられ、
その光は液晶表示素子80を通して反射要素86に入射
させられ、その反射光が再び液晶表示素子80を通して
透過率センサ88の受光素子に入射させられ、このとき
該受光素子はそこで受けた反射光の強度に応じた信号を
出力する。透過率センサ88の発光素子から射出された
光の強度は液晶表示素子80を通過することにより弱め
られるので、かかる信号はその光の通過箇所の透過率情
報を持つことになる。
【0030】ステップ502では、透過率センサ88の
受光素子から出力された信号がシステムコントロール回
路28によって取り込まれ、そこで処理された後に透過
率測定データMPとされる。次いで、ステップ503で
は、透過率センサ88の作動が停止される。
【0031】ステップ504では、透過率測定データMP
と基準透過率データRPとの差ΔP が演算される。基準透
過率データRPはシステムコントロール回路28の読出し
専用メモリ(ROM)に格納されるものであって、例え
ば図4において参照符号MLで示す最低透過率レベルとさ
れる。ここで、測定対象となっている電子現像型記録媒
体が未記録のものであるとすると、透過率測定データMP
は最低透過率レベルMLとほぼ同じレベルとなっている筈
である。従って、透過率測定データMPと基準透過率デー
タRPとの差ΔP の絶対値は誤差範囲内 (δ以下) の値に
なっていなくてはならない。一方、もし測定対象となっ
ている電子現像型記録媒体が記録済みのものであるなら
ば、透過率測定データMPと基準透過率データRPとの差Δ
P はかかる誤差範囲を越えた大きな値、例えば図4にお
いて参照符号ELで示す値となっていなければならない。
【0032】ステップ505で差ΔP が誤差範囲内であ
ると判別されたとき、即ち測定対象となっている電子現
像型記録媒体が未記録のものである場合には、ルーチン
は終了する。即ち、電子現像型カメラでは、何時でも適
正な撮影を行い得る状態となる。一方、ステップ505
で差ΔP が誤差範囲内から大きく外れると判別されたと
き、即ち測定対象となっている電子現像型記録媒体が記
録済みのものである場合には、ステップ506に進み、
そこで液晶表示パネル22には電子現像型カメラに装填
された電子現像型記録媒体が既に記録されているもので
あることをユーザに報知するためのエラー表示がなされ
る。
【0033】図6を参照すると、別のタイプの電子現像
型記録媒体RMが示され、このタイプは特開平5−16
5005号公報に開示されているものである。同図から
明らかなように、このタイプの電子現像型記録媒体RM
の静電情報記録媒体78は基板78a、電極層78b及
び光導電層78dから構成され、そからは図3に示すよ
うな無機酸化物層78cは省かれている。なお、光導電
層78dが電荷発生層78d1 および電荷輸送層78d
2 を重合させて構成される点は図3に示したものと同様
である。電荷保持媒体80は透明基板80dを包含し、
この透明基板80dは透明電極80bを支持し、この透
明電極80bと透明支持板80aとの間には高分子材料
中にスメクチック液晶を分散させて封入したタイプの高
分子分散型液晶が配置される。先に述べたように、スメ
クチック液晶はメモリ性を有するので、かかる高分子分
散型液晶表示素子80に画像が記録された後にその印加
電圧を除去したとしてもその記録画像は保持された儘と
なる。
【0034】図6に示したタイプの電子現像型記録媒体
RMが本発明による電子現像型カメラの第1の実施形態
で用いられるためには、図3に示す場合と同様に、静電
情報記録媒体78の受光面の一部、即ち基板78aの表
面の一部が適当な金属材料箔片例えばアルミニウム箔片
84で覆われて遮光部とされ、また静電情報記録媒体7
8の反対側の面の一部、即ち光導電層78dの表面の一
部にはかかる遮光部と整列するような態様で反射要素8
6が設けられ、かくして透過率センサ88はその発光素
子から射出した光を液晶表示素子を通して反射要素86
に入射させた後にその反射光を再び液晶表示素子80を
通してその受光素子によって受けるようになっている。
【0035】図7を参照すると、更に別のタイプの電子
現像型記録媒体RMが示され、このタイプは特開平6−
130347号公報及び特開平7−13132号公報に
開示されているものである。同図から明らかなように、
このタイプの電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒
体78は図6に示したものと同様に構成される。一方、
電荷保持媒体80は図3に示したものと同様な構造を持
つが、しかしそこでは液晶80cとして、図6の場合と
同じタイプの高分子分散型液晶、即ちメモリ性を有する
スメクチック液晶を高分子材料中に分散させて封入した
タイプの高分子分散型液晶が用いられる。また、図7に
示すタイプの電子現像型記録媒体RMにおいては、静電
情報記録媒体78と電荷保持媒体即ち高分子分散型液晶
表示素子80とが透明絶縁層89によって互いに固着さ
れて一体化されている点も特徴となる。
【0036】図6の場合と同様に、図7に示したタイプ
の電子現像型記録媒体RMが本発明による電子現像型カ
メラの第1の実施形態で用いられるためには、静電情報
記録媒体78の受光面の一部、即ち基板78aの表面の
一部が適当な金属材料箔片例えばアルミニウム箔片84
で覆われて遮光部とされ、また静電情報記録媒体78の
反対側の面の一部、即ち光導電層78dの表面の一部に
はかかる遮光部と整列するような態様で反射要素86が
設けられ、かくして透過率センサ88はその発光素子か
ら射出した光を液晶表示素子を通して反射要素86に入
射させた後にその反射光を再び液晶表示素子80を通し
てその受光素子によって受けるようになっている。
【0037】図8には本発明による電子現像型カメラの
第2の実施形態が示され、図9には第2の実施形態で用
いる電子現像型記録媒体が示される。なお、図8および
図9では、先に述べた第1の実施形態と同様な構成要素
については同じ参照符号が用いられる。
【0038】図8及び図9に示すように、第2の実施形
態では、電子現像型記録媒体RMに対して透過率センサ
88に加えてもう1つの透過率センサ88’が設けられ
る。図9に示すように、透過率センサ88および透過率
センサ88’は液晶表示素子80の異なった箇所の透過
率を測定するようになっている。透過率センサ88’は
透過率センサ88と同じ構成を有し、また透過率センサ
88の場合と同様に、電子現像型記録媒体RMの光導電
層78dの表面の一部には透過率センサ88’と向かい
合うように反射要素86’が設けられる。しかし、第2
の実施形態では、液晶表示素子80の透明電極板80b
の一部領域、即ち反射要素86’と透過率センサ88’
との間に介在する一部領域が透明絶縁材料92で置き換
えられ、このためその一部領域に対応した液晶部分(8
0c)には電界が及ばないようにされる。即ち、撮影に
伴って電子現像型記録媒体RMに活性化信号電圧が印加
されたとしても、かかる液晶部分(80c)は電圧印加
の影響を受けず、その液晶部分の配向は電圧を印加して
いない状態から変化しないので、その透過率は活性化信
号の印加に拘らずに常に一定なものとされる。
【0039】一方、アルミニウム箔84で覆われた遮光
部に対応した液晶部分は、上述したように、撮影に伴っ
て、電圧が印加されてその透過率が変化するので、透明
絶縁材料92にて電圧印加の影響を受けない液晶部分に
対する透過率の差異を検出することで、電子現像型記録
媒体RMが記録済み(即ち、露光済み)か否かを判別で
きる。
【0040】本発明の第2の実施形態では、電圧印加の
影響を受けない液晶部分と受ける部分との差異を検出す
ることで、電圧印加以外の液晶の透過率変化成分を除去
できるので、より正確な判別が可能となる。
【0041】図10を参照すると、第2の実施形態にお
いて、電子現像型カメラに電子現像型記録媒体が装填さ
れた際にその電子現像型記録媒体が記録済みか否かを判
別するルーチンが示され、この判別ルーチンも電子現像
型カメラのメインスイッチ24によってそのメイン電源
がオンされた際に実行される。
【0042】ステップ1001では、透過率センサ88
が透過率センサ駆動回路90によって駆動され、これに
より透過率センサ88の発光素子から光が射出させら
れ、その光は液晶表示素子80を通して反射要素86に
入射させられ、その反射光が再び液晶表示素子80を通
して透過率センサ88の受光素子に入射させられ、この
とき該受光素子はそこで受けた反射光の強度に応じた信
号を出力する。透過率センサ88の発光素子から射出さ
れた光の強度は液晶表示素子80を通過することにより
弱められるので、かかる信号はその光の通過箇所の透過
率情報を持つことになる。
【0043】ステップ1002では、透過率センサ88
の受光素子から出力された信号がシステムコントロール
回路28によって取り込まれ、そこで処理された後に透
過率測定データMPとされる。次いで、ステップ1003
では、透過率センサ88の作動が停止される。
【0044】ステップ1004では、透過率センサ8
8’が透過率センサ駆動回路90によって駆動され、こ
れにより透過率センサ88’の発光素子から光が射出さ
せられ、その光は液晶表示素子80を通して反射要素8
6’に入射させられ、その反射光が再び液晶表示素子8
0を通して透過率センサ88’の受光素子に入射させら
れ、このとき該受光素子はそこで受けた反射光の強度に
応じた信号を出力する。透過率センサ88’の発光素子
から射出された光の強度は液晶表示素子80を通過する
ことにより弱められるので、かかる信号はその光の通過
箇所の透過率情報を持つことになる。
【0045】ステップ1005では、透過率センサ8
8’の受光素子から出力された信号がシステムコントロ
ール回路28によって取り込まれ、そこで処理された後
に基準透過率測定データRPとされる。次いで、ステップ
1006では、透過率センサ88’の作動が停止され
る。
【0046】ステップ1007では、透過率測定データ
MPと基準透過率測定データRPとの差ΔP が演算される。
基準透過率測定データRPは例えば図4において参照符号
MLで示す最低透過率レベルに対応するものである。ここ
で、測定対象となっている電子現像型記録媒体が未記録
のものであるとすると、透過率測定データMPは最低透過
率レベルMLとほぼ同じレベルとなっている筈である。従
って、透過率測定データMPと基準透過率データRPとの差
ΔP の絶対値は誤差範囲内(δ以下) の値になっていな
くてはならない。一方、もし測定対象となっている電子
現像型記録媒体が記録済みのものであるならば、透過率
測定データMPと基準透過率データRPとの差ΔP はかかる
誤差範囲を越えた大きな値、例えば図4において参照符
号ELで示す値となっていなければならない。なお、電子
現像型記録媒体の液晶表示素子の透過率は絶対的な値で
はなく、環境温度等の変動によって変わったり、また経
年的にも変化するが、しかし第2の実施形態では、最低
透過率レベルはその都度測定されるので、確度の高い差
ΔP が得られることになる。
【0047】ステップ1008で差ΔP が誤差範囲内で
あると判別されたとき、即ち測定対象となっている電子
現像型記録媒体が未記録のものである場合には、ルーチ
ンは終了する。即ち、電子現像型カメラでは、何時でも
適正な撮影を行い得る状態となる。一方、ステップ10
08で差ΔP が誤差範囲内から大きく外れると判別され
たとき、即ち測定対象となっている電子現像型記録媒体
が記録済みのものである場合には、ステップ1009に
進み、そこで液晶表示パネル22には電子現像型カメラ
に装填された電子現像型記録媒体が既に記録されている
ものであることをユーザに報知するためのエラー表示が
なされる。
【0048】図11及び図12は図6及び図7にそれぞ
れ対応するものである。即ち、図11には、特開平5−
165005号公報に開示されたタイプの電子現像型記
録媒体であって、本発明による電子現像型カメラの第2
の実施形態で用いられるように構成したものが図示さ
れ、また図12には、特開平6−130347号公報及
び特開平7−13132号公報に開示されたタイプの電
子現像型記録媒体であって、本発明による電子現像型カ
メラの第2の実施形態で用いられるように構成したもの
が図示されている。要するに、図11及び図12のそれ
ぞれに示す電子現像型記録媒体RMの光導電層78dの
表面の一部にはには透過率センサ88’と向かい合うよ
うなった反射要素86’が設けられ、しかも液晶表示素
子80の透明電極板80bの一部領域、即ち反射要素8
6’と透過率センサ88’との間に介在する一部領域が
透明絶縁材料92で置き換えられる。
【0049】上述した第1および第2の実施形態の説明
では、電子現像型記録媒体が既に記録されているもので
あることをユーザに報知するために液晶パネル22が用
いれたが、しかしその他の光学的報知手段、例えば発光
ダイオードのような報知灯をカメラ本体10に設けて所
定時間点滅するようにしてもよい。更に、光学的報知手
段の代わりに、音響的報知手段として圧電ブザーを設
け、電子現像型記録媒体が既に記録さているものである
ことをユーザに報知するために所定時間にわたって適当
な報知音を発生するように構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上の記載から明らかように、本発明に
よれば、電子現像型カメラに装填された電子現像型記録
媒体が記録済みであるか否かが判別されるので、電子現
像型記録媒体に対する二重露光が防止され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子現像型カメラの外観を示す斜
視図である。
【図2】本発明による電子現像型カメラの第1の実施形
態を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態で用いられ得る電子現像型記録
媒体の構成を概略的に示す断面図である。
【図4】電子現像型記録媒体の電荷保持媒体即ち液晶表
示素子を透過率特性を示すグラフである。
【図5】第1の実施形態で電子現像型記録媒体が記録済
みであるか否かを判別する判別作動を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】第1の実施形態で用いられ得る別のタイプの電
子現像型記録媒体の構成を概略的に示す断面図である。
【図7】第1の実施形態で用いられ得る更に別のタイプ
の電子現像型記録媒体の構成を概略的に示す断面図であ
る。
【図8】本発明による電子現像型カメラの第2の実施形
態を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態で用いられ得る電子現像型記録
媒体の構成を概略的に示す断面図である。
【図10】第2の実施形態で電子現像型記録媒体が記録
済みであるか否かを判別する判別作動を説明するための
フローチャートである。
【図11】第2の実施形態で用いられ得る別のタイプの
電子現像型記録媒体の構成を概略的に示す断面図であ
る。
【図12】第2の実施形態で用いられ得る更に別のタイ
プの電子現像型記録媒体の構成を概略的に示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 カメラ本体 12 撮像光学系 16 レリーズスイッチ 17 測光センサ 20 スキャンスタートスイッチ 22 液晶表示パネル 24 メインスイッチ 26 出力端子コネクタ 76 液晶表示パネル駆動回路 78 静電情報記録媒体 80 電荷保持媒体 82 電源 88・88’ 透過率センサ 90 透過率センサ駆動回路 RM 電子現像型記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 弘徳 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 清水 治 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 山下 雄大 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−152589(JP,A) 特開 平6−313894(JP,A) 特開 平7−152281(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電情報記録媒体と電荷保持媒体とから
    なる電子現像型記録媒体を用いる電子現像型カメラであ
    って、前記静電情報記録媒体の受光面の一部に設けられ
    た遮光部によって常時遮光される部位の電荷保持媒体の
    透過率を検出するための検出手段と、この検出手段によ
    って検出された透過率値と所定の基準値とが実質的に等
    しいか否かを判別する判別手段と、この判別手段によっ
    て前記透過率値と前記基準値とが実質的に等しくないと
    判別された際に電子現像型記録媒体を記録済みであると
    して報知する報知手段とを具備してなる電子現像型カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記判別手段が前記検出手段によって検
    出された透過率値と前記基準値との差を算出する演算手
    段と、この演算手段によって算出された差の絶対値を所
    定の誤差値と比較する比較手段とからなることを特徴と
    する請求項1に記載の電子現像型カメラ。
  3. 【請求項3】 前記報知手段が光学的報知手段とされる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子現像型
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記報知手段が音響的報知手段とされる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子現像型
    カメラ。
  5. 【請求項5】 静電情報記録媒体と電荷保持媒体とから
    なる電子現像型記録媒体を用いる電子現像型カメラであ
    って、前記静電情報記録媒体の受光面の一部に設けられ
    た遮光部に対応する電荷保持媒体の透過率を検出するた
    めの第1の検出手段と、前記電荷保持媒体の透明電極の
    一部に透明絶縁部を設けてその透明絶縁部に対する透過
    率を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段に
    よって検出された透過率値と前記第2の検出手段によっ
    て検出された透過率値とが実質的に等しいか否かを判別
    する判別手段と、この判別手段によって前記双方の透過
    率値が実質的に等しくないと判別された際に電子現像型
    記録媒体を記録済みであるとして報知する報知手段とを
    具備してなる電子現像型カメラ。
  6. 【請求項6】 前記判別手段が前記第1の検出手段によ
    って検出された透過率値と前記第2の検出手段によって
    検出された透過率値との差を算出する演算手段と、この
    演算手段によって算出された差の絶対値を所定の誤差値
    と比較する比較手段とからなることを特徴とする請求項
    5に記載の電子現像型カメラ。
  7. 【請求項7】 前記報知手段が光学的報知手段とされる
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の電子現像型
    カメラ。
  8. 【請求項8】 前記報知手段が音響的報知手段とされる
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の電子現像型
    カメラ。
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