JP3340646B2 - 電子現像型記録媒体の電圧印加停止タイミング制御装置 - Google Patents

電子現像型記録媒体の電圧印加停止タイミング制御装置

Info

Publication number
JP3340646B2
JP3340646B2 JP08184097A JP8184097A JP3340646B2 JP 3340646 B2 JP3340646 B2 JP 3340646B2 JP 08184097 A JP08184097 A JP 08184097A JP 8184097 A JP8184097 A JP 8184097A JP 3340646 B2 JP3340646 B2 JP 3340646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
electro
output signal
voltage
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08184097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10148803A (ja
Inventor
公一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP08184097A priority Critical patent/JP3340646B2/ja
Priority to US08/933,363 priority patent/US6070021A/en
Publication of JPH10148803A publication Critical patent/JPH10148803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3340646B2 publication Critical patent/JP3340646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子現像型記録媒体
の記録画像に対して良好なコントラストを得るべく該電
子現像型記録媒体への電圧印加の停止タイミングを制御
する電圧印加停止タイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したような電子現像型記録媒体は撮
影レンズにより得られた光学像を電子的に現像して記録
保持し得る写真材料として近年開発されたものであっ
て、例えば特開平5-2280号公報及び特開平7-13132 号等
に開示されているものである。かかる電子現像型記録媒
体を写真材料として利用するカメラについては電子現像
型カメラと呼ばれ、この電子現像型カメラは光学像を高
精細に現像記録し得るものとして注目されている。
【0003】電子現像型記録媒体は静電情報記録媒体と
電荷保持媒体とを組み合わせたものから構成され、静電
情報記録媒体は光センサと呼ばれる光導電層および無機
酸化物層からなり、電荷保持媒体は液晶表示素子からな
る。このような電子現像型記録媒体を使用する電子現像
型カメラでは、記録撮影時、静電情報記録媒体と電荷保
持媒体との間に所定レベルの電圧が印加された状態で静
電情報記録媒体の受光面に光学像が結像され、このとき
光学像の光量分布に応じた電荷分布が静電情報記録媒体
に生成される。一方、静電情報記録媒体に対向して配置
された液晶表示素子にはかかる電荷分布に応じた電界が
印加され、このため液晶表示素子の光透過率が光学像の
光量分布に応じて変化する。かくして、電子現像型記録
媒体の液晶表示素子にはその光透過率の変化として光学
像が顕像として現れる。要するに、電子現像型記録媒体
にあっては、静電情報記録媒体に潜像として記録された
画像が液晶表示素子に可視像として直ちに現像されるこ
とになる。
【0004】特開平5-165005号公報には、電荷保持媒体
として、高分子材料中にスメクチック液晶を分散させて
封入したタイプの高分子分散型液晶からなる液晶表示素
子を用いた電子現像型記録媒体が開示されている。周知
のように、スメクチック液晶を封入した高分子分散型液
晶表示素子はメモリ性を有し、そこに画像が記録された
後にその印加電界を除去してもかかる記録画像は消去さ
れることなく保持されたままとなる。また、そのような
メモリ性を有する高分子分散型液晶表示素子を用いた電
子現像型記録媒体は特開平6-130347号公報及び特開平7-
13132 号公報にも開示され、この電子現像型記録媒体に
あっては、静電情報記録媒体と高分子分散型液晶表示素
子とは絶縁層を介して一体化される。
【0005】ところで、電子現像型記録媒体の記録画像
に対して良好なコントラストを得るためには、該電子現
像型記録媒体への電圧印加の停止タイミングを適正に制
御することが必要である。即ち、電子現像型記録媒体の
液晶表示素子には光学像が該液晶表示素子の光透過率の
変化として記録されることになるが、しかし電子現像型
記録媒体に電圧が印加されている限り、その静電情報記
録媒体に結像された光学像の暗部領域に対応する液晶表
示素子の暗部領域の光透過率も該光学像の明部領域に対
応する液晶表示素子の明部領域の場合ほど大きくは変化
しないがしかし次第に大きくなるので、電子現像型記録
媒体への電圧印加停止タイミングを適正に制御して良好
なコントラストを得なければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平7-72505 号公報
には、電子現像型記録媒体の受光面のマージン領域の一
部を未露光領域として遮光してその未露光領域に対応す
る光透過率を透過率センサで検出し、その透過率センサ
の検出値が所定の閾値レベルを越えたときに電子現像型
記録媒体への電圧印加を停止し、これにより電子現像型
記録媒体の記録画像に対して良好なコントラストを得る
ことが開示されている。しかしながら、後で詳しく説明
するように、個々の電子現像型記録媒体の全体的な光透
過率特性が一定ではない場合には、光透過率の検出値の
変動幅が大きくなるために、電子現像型記録媒体のすべ
てに対して共通の閾値レベルを設定することはできな
い。即ち、個々の電子現像型記録媒体に対する透過率セ
ンサの検出値の変動幅が大きいためにその検出値を所定
の閾値レベルで比較して電圧印加停止タイミングを制御
したとしても、個々の電子現像型記録媒体の記録画像に
対して良好なコントラストが常に保証されるわけではな
い。
【0007】従って、本発明の目的は、個々の電子現像
型記録媒体の全体的な光透過率特性は一定ではなくと
も、個々の電子現像型記録媒体の記録画像に対して良好
なコントラストが得られるように該電子現像型記録媒体
への電圧印加の停止タイミングを適正に制御し得るよう
に構成された電圧印加停止タイミング制御装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の局面によ
る電圧印加停止タイミング制御装置は電子現像型記録媒
体の記録画像に対して良好なコントラストを得るべく該
電子現像型記録媒体への電圧印加の停止タイミングを制
御するためのものであって、電子現像型記録媒体に電圧
を印加するための記録媒体電源手段と、電子現像型記録
媒体の光透過率を検出する透過率検出手段と、この透過
率検出手段からの出力信号を微分処理する微分処理手段
と、この微分処理手段からの出力信号レベルを所定の閾
値レベルと比較する比較手段と、微分処理手段からの出
力信号レベルが閾値レベルを越えたと比較手段によって
判断された際に記録媒体電源手段から電子現像型記録媒
体への電圧印加を停止させる電源制御手段とを具備して
成るものである。
【0009】本発明の第2の局面による電圧印加停止タ
イミング制御装置は電子現像型記録媒体の記録画像に対
して良好なコントラストを得るべく該電子現像型記録媒
体への電圧印加の停止タイミングを制御するためのもの
であって、電子現像型記録媒体に電圧を印加するための
記録媒体電源手段と、電子現像型記録媒体の光透過率を
検出する透過率検出手段と、この透過率検出手段からの
出力信号を微分処理する一次微分処理手段と、この一次
微分処理手段からの出力信号を更に微分処理する二次微
分処理手段と、この二次微分処理手段からの出力信号の
最初のピークを検出するピーク検出手段と、このピーク
検出手段が二次微分処理手段からの出力信号の最初のピ
ークを検出した際に記録媒体電源手段から電子現像型記
録媒体への電圧印加を停止させる電源制御手段とを具備
して成るものである。
【0010】本発明の第2の局面にあっては、ピーク検
出手段は二次微分処理手段からの出力信号を更に微分処
理する三次微分処理手段と、この三次微分処理手段から
の出力信号レベルを所定の閾値レベルと比較する比較手
段とを包含するものであってよく、このとき三次微分処
理手段からの出力信号レベルが閾値レベルを越えたと比
較手段によって判断された際に電源制御手段は記録媒体
電源手段から電子現像型記録媒体への電圧印加を停止さ
せるようになっている。
【0011】また、本発明の第2の局面にあっては、ピ
ーク検出手段が二次微分処理手段からの出力信号データ
を所定の時間間隔でサンプリングするサンプリング手段
と、このサンプリング手段でサンプリングされた出力信
号データと前回の出力信号データとの差データを演算す
る演算手段と、差データの符号反転時を検出する符号反
転検出手段とを包含するものであってよく、このとき符
号反転検出手段が差データの符号反転時を検出した際に
電源制御手段が記録媒体電源手段から電子現像型記録媒
体への電圧印加を停止させるようになっている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による電圧印加停止タイミング制御装置の実施形態に
ついて説明する。
【0013】図1を参照すると,本発明による電圧印加
停止タイミング制御装置を適用した電子現像型カメラが
斜視図として図示され、この電子現像型カメラのカメラ
本体10の側壁面にはスロット11が形成され、このス
ロット11を介して、電子現像型記録媒体RMがカメラ
本体10内の装填されるようになっている。
【0014】カメラ本体10を前方から見ると、その前
面の略中央には撮影レンズ等を備えた撮像光学系12が
設けられ、撮像光学系12の右上方にはストロボ14が
設けられる。また、ストロボ14の反対側にはレリーズ
スイッチ16および測光センサ18が設けられる。カメ
ラ本体10の上面中央部にはファインダ20が設けら
れ、このファインダ20の一方の片側には液晶表示パネ
ル22が設けられ、またその他方の片側には電源スイッ
チ24が設けられる。更に、カメラ本体10の側面下部
には出力端子コネクタ26が設けられる。なお、スロッ
ト11の近傍にはイジェクト釦27が設けられ、このイ
ジェクト釦27はスロット内に装填された電子現像型記
録媒体RMを取り出す際に押圧操作されるものである。
【0015】図2を参照すると、図1の電子現像型カメ
ラのブロック図が示され、同図において、システムコン
トロール回路28は例えば中央演算装置(CPU)等の
マイクロプロセッサ及びメモリ(ROM、RAM)等か
らなるマイクロコンピュータとして構成される。
【0016】撮像光学系12には複数のレンズ群の他に
絞り30も含まれ、撮像光学系12の後方には、電子現
像型記録媒体RMが配置される。撮像光学系12と電子
現像型記録媒体RMとの間にはクイックリターンミラー
32が設けられ、クイックリターンミラー32と電子現
像型記録媒体RMとの間にはシャッタ34が設けられ
る。クイックリターンミラー32の上方にはファインダ
20内に設けられるファインダ光学系のピント板36が
配設される。
【0017】絞り30、クイックリターンミラー32及
びシャッタ34はそれぞれアイリス駆動回路38、ミラ
ー駆動回路40及びシャッタ駆動回路42により駆動さ
れ、これら駆動回路38、40及び42は露出制御回路
44によって制御される。露出制御回路44はシステム
コントロール回路28から出力される指令信号に従って
作動させられる。
【0018】詳述すると、露出制御時、測光センサ18
からの出力信号に基づく露出制御回路44の制御に従っ
て、絞り30の開度がアイリス駆動回路38により調整
される。クイックリターンミラー32は、通常、被写体
像を観察するための位置であるダウン位置(実線で示す
傾斜状態)に定められ、これにより撮像光学系12を通
過した光はファインダ20のファインダ光学系に導かれ
るが、撮影動作時、クイックリターンミラー32は露出
制御回路44の制御に従って、ミラー駆動回路40によ
り上方に回動させられてアップ位置(破線で示す水平状
態)に定められる。
【0019】シャッタ34は電子現像型記録媒体RMへ
の光路を開閉する。即ち、シャッタ34は通常は閉鎖し
ているが、撮影動作時、露出制御回路44の制御に従っ
て、シャッタ駆動回路42により所定時間開放され、か
くして撮像光学系12を通過した光が電子現像型記録媒
体RMの受光面に届くことになる。要するに、クイック
リターンミラー32をアップ位置に移動させかつシャッ
タ34を開放することにより、被写体像が撮像光学系1
2によって電子現像型記録媒体RMの受光面に結像され
ることになる。
【0020】電子現像型記録媒体RMには記録媒体電源
回路46から所定レベルの電圧が印加され、記録媒体電
源回路46による電子現像型記録媒体RMの電圧印加は
電源制御回路47によって制御される。また、電子現像
型記録媒体RMの受光面のマージン領域(即ち、被写体
像が記録されない領域)には透過率センサ88が接近し
て配置され、この透過率センサ88はシステムコントロ
ール回路28の制御下で透過率センサ駆動回路90によ
って作動される。透過率センサ88は後述するような態
様で電子現像型記録媒体RMの光透過率を検出し、その
出力検出値即ち透過率データは出力検出回路92によっ
て処理される。記録媒体電源回路46の電源制御回路4
7は出力検出回路92からの出力信号とシステムコント
ロール回路28との指令信号とによって制御される。
【0021】撮影作動時、レリーズスイッチ16が押下
されると、絞り30がアイリス駆動回路38によって所
定の開度に設定されると共にクイックリターンミラー3
2はダウン位置からアップ位置に回動させられる。レリ
ーズスイッチ16の押下後、所定時間が経過すると、電
子現像型記録媒体RMには記録媒体電源回路46から所
定レベルの電圧が印加され、次いでシャッタ34がシャ
ッタ駆動回路42によって所定のタイミングで開放さ
れ、このとき電子現像型記録媒体RMの受光面には撮影
レンズ12によって光学像が結像されて、その光学像が
電子現像型記録媒体RMに顕像として記録される。電子
現像型記録媒体RMに対する電圧印加の停止タイミング
はその記録画像に対して良好なコントラストが得られる
ように本発明に従って制御されるが、これについては後
で詳しく説明する。
【0022】電子現像型記録媒体RMの装填位置の近傍
には画像読取り装置48が配置され、この画像読取り装
置48により電子現像型記録媒体RMからその記録画像
が画像信号として読み取られる。詳述すると、画像読取
り装置48は光源50と、スキャナ光学系52と、ライ
ンセンサ54とを保持する枠体からなり、この枠体は電
子現像型記録媒体RMに沿って移動し得るようになって
いる。即ち、図2において、画像読取り装置48は実線
で示す退避位置と破線で示す上限位置との間で移動させ
られる。
【0023】光源50は、例えば、ラインセンサ54の
長手方向に沿って配置された発光ダイオードアレイと、
この発光ダイオードアレイからの光束を平行光束にする
コリメータレンズアレイとから構成され、シャッタ34
の前面側、即ち電子現像型記録媒体RMの受光面へ向け
て平行光束を射出するようになっている。一方、スキャ
ナ光学系52およびラインセンサ54は電子現像型記録
媒体RMの背面側に配置され、ラインセンサ54は例え
ば2,000 画素のCCD一次元センサとして構成される。
【0024】電子現像型記録媒体RMの記録画像の読取
り作動時、画像読取り機構48は退避位置(実線)から
上限位置(破線)に向かって電子現像型記録媒体RMに
沿って移動させられ、このときシャッタ34は開放状態
とされかつ光源50は“オン”状態とされる。かくし
て、電子現像型記録媒体RMは光源50でもって順次照
明されると共にその照明光は該電子現像型記録媒体RM
を透過させられ、その透過光はスキャナ光学系52によ
ってラインセンサ54の受光素子に対して結像させられ
る。
【0025】光源50のオンオフ制御は照明光源駆動回
路56により行われ、また画像読取り装置48の移動制
御はスキャナ系駆動回路58により行われ、これら駆動
回路56及び58はシステムコントロール回路28によ
り制御される。なお、スキャナ系駆動回路58は画像読
取り装置48の駆動機構に設けられる駆動モータ例えば
ステッピングモータやサーボモータ等に駆動パルスを出
力するようになっている。
【0026】一方、画像読取り装置48の読取り動作
中、ラインセンサ48からは順次画像信号がシステムコ
ントロール回路28の制御に従ってラインセンサ駆動回
路60によって読み出され、その画像信号はアンプ62
により増幅された後にA/D変換器64によってデジタ
ル画像信号に変換される。次いで、デジタル画素信号は
システムコントロール回路28の制御に従って画像処理
回路66でシェーディング補正及びガンマ補正等の画像
処理を受けた後にメモリ68に一時的に格納される。
【0027】メモリ68に格納された画像信号は必要に
応じて適宜読み出される。例えば、画像処理回路66に
よってメモリ68から読み出された画像信号はインター
フェイス回路70に入力されてフォーマットの変換等の
処理を受けた後に出力端子コネクタ26を介して外部の
TVモニタ装置(図示せず)等に出力可能である。ま
た、画像処理回路66から出力された画像信号は記録装
置制御回路72で画像圧縮あるいはフォーマットの変換
等の処理を受けた後に画像記録装置74でICメモリカ
ード、フロッピーディスクあるいはハードディスク等の
記憶媒体に記録可能である。なお、インターフェイス回
路70と記録装置制御回路72はシステムコントロール
回路28からの指令信号に従って作動させられる。
【0028】図2に示すように、液晶表示パネル22は
液晶表示パネル駆動回路76を介してシステムコントロ
ール回路28に接続され、ユーザが撮影時に必要とする
データや情報あるいはカメラの操作メッセージ等を表示
するために使用され得る。また、システムコントロール
回路28にはレリーズスイッチ16及び電源スイッチ2
4等が接続される。レリーズスイッチ16は撮影動作を
実行させるためのスイッチとして機能し、また電源スイ
ッチ24は電子現像型カメラの主電源のオン/オフ制御
を行う。
【0029】図3を参照すると、上述の電子現像型カメ
ラで使用される電子現像型記録媒体RMの概略構造が図
示され、この電子現像型記録媒体RMは静電情報記録媒
体78と電荷保持媒体80からなり、この両媒体間には
電源82によって所定電圧が印加される。なお、電源8
2自体は電子現像型記録媒体RMの一部を構成するもの
ではなく、図2に示した記録媒体電源回路46に相当す
るものである。静電情報記録媒体78は基板78a、電
極層78b及び光導電層78cからなる積層構造体とし
て構成され、光導電層78cは電荷発生層78c1 及び
電荷輸送層78c2 をおのおのコーティングにより積層
して形成したものである。電荷保持媒体80は液晶表示
素子として構成され、それは透明支持板80aと透明電
極板80bとの間に液晶80cを封入して構成される。
図3に示す電子現像型記録媒体の例にあっては、静電情
報記録媒体78と電荷保持媒体即ち液晶表示素子80と
は透明絶縁層83によって互いに固着されて一体化され
る。
【0030】本実施形態にあっては、液晶80cとし
て、メモリ性を有する液晶、例えばスメクチック液晶が
使用される。好ましくは、液晶80cは高分子材料中に
液晶を分散させて封入したタイプの高分子分散型液晶と
して構成される。先に述べたように、メモリ性を有する
液晶例えばスメクチック液晶はそのメモリ性のためにそ
こに画像が一旦記録された後に印加電圧を除去してもそ
の記録画像は保持された侭となる。
【0031】上述したように、電子現像型記録媒体RM
への電圧印加、即ち静電情報記録媒体78の電極層78
bと電荷保持媒体80の透明電極板80bとの間への電
圧印加は記録媒体電源回路46によって行われる。この
ような電圧印加状態で静電情報記録媒体RMが露光され
ると、即ち静電情報記録媒体78の受光面に光学像が露
光されると、電子現像型記録媒体RMの光センサ即ち光
導電層78cには光学像の光量分布に応じた電荷分布が
生成され、このとき電荷保持媒体80の液晶80cには
かかる電荷分布に応じた電界分布が作用する。かくし
て、液晶表示素子80には光学像が顕像として記録され
る。要するに、静電情報記録媒体78で得られた電子的
潜像が液晶表示素子80で直ちに現像されることにな
る。
【0032】図4のグラフには、白色領域と黒色領域と
からなるチャート像を静電情報記録媒体78に結像させ
た際にそこに現れる明部領域像とその暗部領域像との透
過率変化特性が示される。即ち、同図のグラフにおい
て、特性曲線Aは電圧印加時間に対する明部領域像の透
過率変化特性を示し、特性曲線Bは電圧印加時間に対す
る暗部領域像の光率変化を示す。詳述すると、静電情報
記録媒体78の電極層78bと電荷保持媒体80の透明
電極板80bとの間に所定の電圧を印加した状態でかか
るチャート像を静電情報記録媒体78の受光面に結像さ
せると、暗部領域像においても、静電情報記録媒体78
の電気抵抗値は無限大ではないので、そこに電流が流
れ、その結果、液晶表示素子に印加される電圧が時間経
過と共に変化して、そこの透過率が変化する。しかしな
がら、その透過率変化自体は明部領域像の透過率変化に
比べれば非常に緩慢となる。このため液晶表示素子80
の明部領域像と暗部領域像との透過率変化特性について
は図4のグラフに示すようなものとなる。
【0033】液晶表示素子80の明部領域像と暗部領域
像とでの光透過率の差は液晶表示素子80に記録される
画像のコントラストを示し、最大コントラストの明瞭な
画像を得るためには、図4のグラフから明らかなよう
に、暗部領域像の光透過率が幾分上昇したとき、即ち時
間t2 で電圧印加を停止すればよい。このような最適電
圧印加時間t2 より早めに電圧印加が停止されると、例
えば時間t1 で電圧印加が停止されると、コントラスト
の小さな不鮮明な画像となる。一方、最適電圧印加時間
2 が過ぎると、明部領域と暗部領域とでの透過率の差
が次第に小さくなり、例えば電圧印加時間t3 で得られ
るコントラストは電圧印加時間t2 で得られるコントラ
ストのほぼ半分となる。
【0034】従って、電子現像型記録媒体RMの画像記
録時、暗部領域像の光透過率が幾分上昇する時点(即
ち、時間t2 )での透過率値を閾値として設定し、暗部
領域像の透過率変化を検出し、その検出値がかかる閾値
を越えたタイミングを捉えて電子現像型記録媒体RMへ
の電圧印加を停止すれば、良好なコントラストの記録画
像が得られることになる。
【0035】上述したような暗部領域像に対応する遮光
部が電子現像型記録媒体RMの受光面のマージン領域、
即ち被写体像の記録領域から外れた領域の一部に設けら
れ、図3に示すように、本実施形態では、該遮光部はか
かるマージン領域の一部に反射要素84を適用すること
により得られる。反射要素84は例えばアルミニウム箔
片のような適当な金属性反射要素あるいは反射性塗料の
塗膜であってもよい。また、図3から明らかなように、
透過率センサ88は上述の遮光部と向かい合うように液
晶表示素子80の透明電極板80bに接近して配置され
る。透過率センサ88は発光素子と受光素子とを含み、
その発光素子から射出した光は電子現像型記録媒体RM
を通過した後に反射要素84によって反射させられ、そ
の反射光は再び電子現像型記録媒体RMを通して受光素
子に入射させられる。透過率センサ88の受光素子に反
射光が入射すると、該受光素子はかかる反射光の強度に
応じた信号を出力するようになっている。
【0036】ところで、電子現像型記録媒体が同一規格
でしかも同一製造プロセスで製造されて製品化された場
合でも、個々の電子現像型記録媒体にあっては、その光
透過率特性は変動して一定とはならない。即ち、電子現
像型記録媒体の液晶表示素子(80)の透明電極板(8
0b)の表面反射特性は個々の製品毎に異なり、また電
子現像型記録媒体の中間介在層、特に光導電層(78
c)の光透過率特性も製品毎に異なる。従って、電子現
像型記録媒体への電圧印加時、その遮光部の光透過率特
性も図5のグラフに示すように個々の製品毎に変動す
る。即ち、図5のグラフの特性曲線B1、B2及びB3
はぞれぞれ図4のグラフの特性曲線Bに対応するもので
あって、同一規格でしかも同一製造プロセスで製造され
た3つの電子現像型記録媒体の遮光部の光透過率特性を
示すものである。
【0037】図5のグラフから明らかなように、3つの
特性曲線B1、B2及びB3の出力レベルは互いに異な
るが、しかしそれらの変化率特性は互いに相似関係にあ
る。従って、3つの特性曲線B1、B2及びB3に対し
て良好なコントラストを得るための電圧印加停止タイミ
ングについては共通の時間Tとなる。この場合、3つの
特性曲線B1、B2及びB3に対する電圧印加停止タイ
ミングを検出するための共通の閾値レベルを設定するこ
とはできない。即ち、図5に示すように閾値レベルSL
を設定したとき、特性曲線B2に対する電圧印加停止タ
イミングは時間Tとして適正に検出され得るが、しかし
その他の特性曲線B1及びB3に対する適正な電圧印加
停止タイミングは検出され得ない。例えば、閾値レベル
SLが設定された場合、特性曲線B1に対する電圧印加
停止タイミングの検出については不能となり、また特性
曲線B3に対する電圧印加停止タイミングは時間Tより
も遅れた時間T′となってしまう。従って、上述したよ
うに、個々の電子現像型記録媒体の光透過率特性が一定
でない場合にあっては、特開平7-72505 号公報に開示さ
れてるような電圧印加停止タイミング制御は採用され得
ない。
【0038】3つの特性曲線B1、B2及びB3の変化
率特性が互いに相似関係にあるということから、各特性
曲線B1、B2、B3の変化率(微分)特性がほぼ一定
となる点に着目し、その変化率(微分)特性に対して所
定の閾値レベルを設定することにより、3つの特性曲線
B1、B2及びB3に対する電圧印加停止タイミングを
決めることが可能である。即ち、図6のグラフに示すよ
うに、3つの特性曲線B1、B2及びB3が微分された
場合、その変化率特性曲線DBはそれらの特性曲線に対
してほぼ共通なものとなり、かくして変化率特性曲線D
Bに対して閾値レベルSL′を設定することにより、3
つの特性曲線B1、B2、B3に対する電圧印加停止タ
イミングとして共通の時間Tを得ることができる。
【0039】本発明の第1の実施形態にあっては、図2
に示した出力検出回路92は図7に示すように構成され
る。即ち、出力検出回路92には微分回路92a、比較
回路92b及び閾値設定回路92cが設けられる。な
お、図8には微分回路92a、比較回路92b及び閾値
設定回路92cのそれぞれの具体的な回路構成が図示さ
れている。透過率センサ88の出力信号(B1、B2、
B3)は微分回路92aに入力され、この微分回路92
aの出力信号(DB)は比較回路92bに入力される。
比較回路92bでは、微分回路92aの出力信号(D
B)が所定の閾値レベル(SL′)と比較され、微分回
路92aの出力信号(DB)のレベルが閾値レベル(S
L′)以下となっているとき、比較回路92bの出力レ
ベルはローレベルとなっているが、微分回路92aの出
力信号(DB)のレベルが閾値レベル(SL′)を越え
たとき、比較回路92bの出力レベルはローレベル
“L”からハイレベル“H”に切り換えられる。なお、
閾値レベル(SL′)は閾値設定回路92cによって設
定され、その設定値は所定範囲内で可変となっている。
【0040】また、図7に示すように、本実施形態で
は、電源制御回路47はRSフリップフロップ回路で構
成され、このRSフリップフロップ回路47のセット端
子Sはシステムコントロール回路28に接続され、その
リセット端子Rは比較回路92bの出力端子に接続され
る。記録媒体電源回路46には電圧発生回路46a及び
スイッチ回路46bが設けられ、スイッチ回路46bが
開いているとき、電子現像型記録媒体RMに対して電圧
発生回路46aから電圧が印加されることはないが、ス
イッチ回路46bが閉じると、電圧発生回路46aから
電子現像型記録媒体RMへの電圧印加が開始される。記
録媒体電源回路46のスイッチ回路46bは電源制御回
路即ちRSフリップフロップ回路47の出力端子Qに接
続され、該出力端子Qの出力レベルがハイレベル“H”
のとき、スイッチ回路46bは閉じられ、該出力端子Q
の出力レベルがローレベル“L”になると、スイッチ回
路46bは開かれる。
【0041】次に、図9のタイムチャートを参照して、
電子現像型記録媒体RMに対する電圧印加停止タイミン
グ制御について以下に説明する。
【0042】先に述べたように、撮影作動時、レリーズ
スイッチ16が押下されると、絞り30がアイリス駆動
回路38によって所定の開度に設定されると共にクイッ
クリターンミラー32はダウン位置からアップ位置に回
動させられる。レリーズスイッチ16の押下後、所定時
間が経過すると、システムコントロール回路28からR
Sフリップフロップ回路(電源制御回路)47のセット
端子Sへの出力信号のレベルがローレベル“L”からハ
イレベル“H”に切り換えられ(図9)、このためRS
フリップフロップ回路47の出力端子Qからスイッチ回
路46bへの出力信号のレベルもローレベル“L”から
ハイレベル“H”に切り換わり(図9)、かくしてスイ
ッチ回路46bが閉じられて、電子現像型記録媒体RM
には記録媒体電源回路46から所定レベルの電圧が印加
される。
【0043】一方、透過率センサ88は透過率センサ駆
動回路90によって前以って作動させられ、透過率セン
サ88の出力信号(B1、B2、B3)は微分回路92
aに入力されてそこで微分処理を受ける。微分回路92
aの出力信号(DB)は比較回路92bに入力されて閾
値レベル(SL′)と比較される。微分回路92aの出
力信号(DB)のレベルが閾値レベル(SL′)を越え
たとき、比較回路92bの出力信号のレベル、即ちRS
フリップフロップ回路47のリセット端子Rへの入力信
号レベルがローレベル“L”からハイレベル“H”に切
り換わり(図9)、このためRSフリップフロップ回路
47の出力端子Qからスイッチ回路46bへの出力信号
のレベルもハイレベル“H”からローレベル“L”に戻
り(図9)、かくしてスイッチ回路46bが開かれて、
記録媒体電源回路46から電子現像型記録媒体RMへの
電圧印加が停止される。
【0044】以上の記載から明らかなように、透過率セ
ンサ88の出力信号特性が図5に示すように変動して
も、電子現像型記録媒体RMの透過率の時間微分値に基
づいて、電子現像型記録媒体RMに対する電圧印加停止
タイミングは適正に制御され得るので、該電子現像型記
録媒体RMの記録画像に対して良好なコントラストを保
証することができる。
【0045】図10を参照すると、そこには本発明によ
る電圧印加停止タイミング制御装置の第2の実施形態が
示される。なお、同図では、図7に示す構成要素と同様
な構成要素については同じ参照符号が用いられる。図1
0から明らかなように、第2の実施形態では、電源制御
回路47が省かれ、記録媒体電源回路46の制御につい
ては、システムコントロール回路28で実行される電圧
印加停止タイミング制御ルーチンによって行われる。
【0046】図11にはかかる電圧印加停止タイミング
制御ルーチンのフローチャートが示され、これについて
以下に説明する。なお、電圧印加停止タイミング制御ル
ーチンは例えば1ms毎に実行される割込みルーチンであ
り、その実行開始は例えば透過率センサ駆動回路90に
よる透過率センサ88の作動時とされ、このときシステ
ムコントロール回路28からスイッチ回路46bへの出
力信号のレベルはハイレベル“H”とされていて、電子
現像型記録媒体RMへの電圧印加は既に行われているも
のとする。
【0047】ステップ1101では、比較回路92bの
出力信号が取り込まれ、次いでステップ1102では、
かかる出力信号のレベルがハイレベル“H”となってい
るか否かが判断される。もしローレベル“L”であれ
ば、このルーチンは一旦終了する。その後、このルーチ
ンは1ms毎に繰り返されるが、比較回路92bの出力信
号のレベルがハイレベル“H”になるのを待つ。
【0048】比較回路92bの出力信号のレベルがロー
レベル“L”からハイレベル“H”に切り換わったと
き、即ち微分回路92aの出力レベルが閾値レベル(S
L′)を越えたとき、ステップ1102から1103に
進み、そこでシステムコントロール回路28からスイッ
チ回路46bへの出力信号のレベルがハイレベル“H”
からローレベル“L”に切り換えられ、これにより電子
現像型記録媒体RMへの電圧印加が停止される。
【0049】図12を参照すると、そこには本発明によ
る電圧印加停止タイミング制御装置の第3の実施形態が
示される。なお、同図においても、図7に示す構成要素
と同様な構成要素については同じ参照符号が用いられ
る。図12から明らかなように、第3の実施形態では、
電源制御回路47が省かれ、また出力検出回路92は微
分回路92a及びアナログ/デジタル(A/D)変換器
92dによって構成される。微分回路92aの出力信号
はA/D変換器92dによってデジタルデータに変換さ
れてシステムコントロール回路28に取り込まれる。図
10に示した第2の実施形態の場合と同様に、記録媒体
電源回路46の制御については、システムコントロール
回路28で実行される電圧印加停止タイミング制御ルー
チンによって行われる。
【0050】図13にはかかる電圧印加停止タイミング
制御ルーチンのフローチャートが示され、これについて
以下に説明する。なお、この電圧印加停止タイミング制
御ルーチンも例えば1ms毎に実行される割込みルーチン
であり、その実行開始は例えば透過率センサ駆動回路9
0による透過率センサ88の作動時とされ、このときシ
ステムコントロール回路28からスイッチ回路46bへ
の出力信号のレベルはハイレベル“H”とされて、電子
現像型記録媒体RMへの電圧印加は既に行われている。
【0051】ステップ1301では、A/D変換器92
dから微分データ即ち透過率データPDが取り込まれ、
次いでステップ1302では、かかる透過率データPD
が閾値レベルSL′と比較される。もし透過率データP
Dが閾値レベルSL′に到達していなければ、このルー
チンは一旦終了する。その後、1ms毎にルーチンは繰り
返されるが、PD≧SL′となるのを持つ。
【0052】透過率データPDが閾値レベルSL′に到
達したとき、ステップ1302から1303に進み、そ
こでシステムコントロール回路28からスイッチ回路4
6bへの出力信号のレベルがハイレベル“H”からロー
レベル“L”に切り換えられ、これにより電子現像型記
録媒体RMへの電圧印加が停止される。
【0053】本発明による電圧印加停止タイミング制御
装置の第4の実施形態にあっては、透過率センサ88の
出力を検出するための出力検出回路92として、図14
に示すような構成のものが使用される。同図から明らか
なように、この検出回路92には一次微分回路92A、
二次微分回路92B、三次微分回路92C及び比較回路
92Dが設けられる。透過率センサ88の出力信号が一
次微分回路92Aで微分されると、その変化率特性は図
15のグラフにおいて参照符号DBで示されるものとな
り、これは図6のグラフに示した変化率特性曲線DBと
同様なものである。
【0054】本発明者の実験によれば、変化率特性曲線
DBが二次微分回路92Bによって微分されると、その
変化率特性曲線は図15のグラフにおいて参照符号D
B′で示されたものとなるが、このとき変化率特性曲線
DB′の最初のピークが電圧印加停止タイミングとなる
時間Tにほぼ等しくなることが明らかとなった。従っ
て、変化率特性曲線DB′の最初のピークを検出するこ
とにより、電子現像型記録媒体RMに対する電圧印加停
止タイミングを知ることが可能である。ところが、変化
率特性曲線DB′の最初のピークを直接検出することは
得策ではない。なぜならば、個々の電子現像型記録媒体
RN毎にその変化率特性曲線DB′の最初のピーク値が
多少異なるからである。
【0055】そこで、第4の実施形態においては、図1
4から明らかなように、二次微分回路92Bの出力信号
(DB′)が三次微分回路92Cによって更にまた微分
される。図15では、三次微分回路92Cの出力信号は
参照符号DB″に示されるような変化率特性曲線を示
し、同図から明らかなように、変化率特性曲線DB′の
最初のピークは変化率特性曲線DB″と図15のグラフ
の時間軸との交点即ち零レベルに一致する。従って、比
較回路92Dに閾値レベル(零レベル)を設定して、三
次微分回路92Cの出力信号(DB″)の零レベルを検
出することにより、電子現像型記録媒体RMに対する電
圧印加停止タイミングを知ることが可能である。
【0056】要するに、比較回路92Dの出力端子は電
源制御回路(即ち、RSフリップフロップ回路)47の
リセット端子Rに接続させられ、三次微分回路92Cの
出力信号(DB″)のレベルが比較回路92Dの閾値レ
ベルを越えるまでは、該比較回路92Dの出力信号のレ
ベルはローレベル“L”となっているが、三次微分回路
92Dの出力信号(DB″)のレベルが閾値レベルを越
えたとき、比較回路92Dの出力信号のレベルはローレ
ベル“L”からハイレベル“H”に切り換えられる。か
くして、図7に示した実施形態の場合と同様に、電子現
像型記録媒体RMに対する電圧印加停止タイミングを適
正に制御することが可能である。
【0057】図16には本発明による電圧印加停止タイ
ミング制御装置の第5の実施形態が示される。なお、同
図では、図14に示した構成要素と同様な構成要素につ
いては同じ参照符号が用いられる。図16から明らかな
ように、第5の実施形態にあっては、比較回路92Dの
閾値レベルを所定の範囲内で任意に設定するための閾値
設定回路92Eが設けられる。閾値設定回路92Eでも
って比較回路92Dの閾値を調節することが可能とな
り、これにより比較回路92Dの出力信号のレベルの切
換タイミング、即ち電子現像型記録媒体RMに対する電
圧印加停止タイミングを調整することができる。即ち、
上述したように、変化率特性曲線DB′の最初のピーク
は電圧印加停止タイミングとなる時間Tにほぼ等しくな
るが、しかしその間の時間ずれが大きくなってくると、
電子現像型記録媒体RMの記録画像のコントラストに影
響が現れるので、電圧印加停止タイミングの調整が必要
となる。要するに、閾値設定回路92Eでもって比較回
路92Dの閾値を調節することにより、上述の時間ずれ
が解消され得る。
【0058】図14及び図16にそれぞれ示された第4
及び第5の実施形態にあっては、比較回路92Dの出力
端子は電源制御回路(即ち、RSフリップフロップ回
路)47のリセット端子Rに接続させられるが、しかし
図10に示した第2の実施形態の場合と同様に、かかる
電源制御回路47を省いて、比較回路92Dの出力端子
をシステムコントロール回路28に接続させることも可
能である。この場合には、電子現像型記録媒体RMに対
する電圧印加停止タイミング制御については図11に示
した電圧印加停止タイミング制御ルーチンと同様な態様
で行うことができる。
【0059】更に、図14及び図16にそれぞれ示され
た第4及び第5の実施形態においても、図12に示した
第3の実施形態の場合と同様に、三次微分回路92Dの
出力端子にアナログ/デジタル(A/D)変換器を接続
し、そのA/D変換器の出力端子をシステムコントロー
ル回路28に接続させることができる。この場合には、
電子現像型記録媒体RMに対する電圧印加停止タイミン
グ制御については図13に示した電圧印加停止タイミン
グ制御ルーチンと同様な態様で行うことができる。
【0060】図17を参照すると、そこには本発明によ
る電圧印加停止タイミング制御装置の第6の実施形態が
示される。同図においても、図14に示した構成要素と
同様な構成要素については同じ参照符号が用いられる。
図17から明らかなように、第6の実施形態では、電源
制御回路47が省かれ、また出力検出回路92は一次微
分回路92A、二次微分回路92B及びアナログ/デジ
タル(A/D)変換器92Fによって構成される。二次
微分回路92Bの出力信号はA/D変換器92Fによっ
てデジタルデータに変換されてシステムコントロール回
路28に取り込まれる。記録媒体電源回路46の制御に
ついては、システムコントロール回路28で実行される
電圧印加停止タイミング制御ルーチンによって行われ
る。
【0061】図18にはかかる電圧印加停止タイミング
制御ルーチンのフローチャートが示され、これについて
以下に説明する。なお、この電圧印加停止タイミング制
御ルーチンは例えば1ms毎に実行される割込みルーチン
であり、その実行開始は例えば透過率センサ駆動回路9
0による透過率センサ88の作動後とされ、このときシ
ステムコントロール回路28からスイッチ回路46bへ
の出力信号のレベルはハイレベル“H”とされていて、
電子現像型記録媒体RMへの電圧印加は既に行われてい
るものとする。
【0062】ステップ1801では、A/D変換器92
Fから二次微分データ即ち透過率データPPがシステム
コントロール回路28内に取り込まれ、次いでステップ
1802では、フラグF1が“0”であるか“1”であ
るかが判断される。初期状態では、F1=0であるの
で、ステップ1803に進み、そこで透過率データPP
はPLとしてシステムコントロール回路28のRAMに
格納される。
【0063】ステップ1804では、フラグF1が
“0”から“1”に書き換えられ、次いでステップ18
05に進み、そこでフラグF2が“0”であるか“1”
であるかが判断される。初期状態では、F2=0である
ので、ステップ1805からステップ1806に進み、
そこでフラグF2が“0”から“1”に書き換えられ、
ルーチンは一旦終了する。
【0064】1ms経過後、ルーチンは再び実行される。
即ち、ステップ1801では、A/D変換器92Fから
透過率データPPが再びシステムコントロール回路28
内に取り込まれ、次いでステップ1802では、フラグ
F1が“0”であるか“1”であるかが判断される。現
段階では、F1=1であるので、ステップ1802から
ステップ1805に進み、そこでフラグF2が“0”で
あるか“1”であるかが判断される。現段階では、F2
=1であるので、ステップ1805からステップ180
7に進み、そこで以下の演算が実行される。 ΔPL ← PL−PP
【0065】ステップ1808では、演算結果ΔPLが
零以下であるかが判断され、もしΔPL>0であれば、
ステップ1808からステップ1811に進み、PLが
新しい透過率データPPに書き直されて、このルーチン
は一旦終了する。その後、このルーチンは1ms経過毎に
実行されるが、演算結果ΔPLが零以下となるまで、上
述の演算が単に繰り返される。
【0066】ステップ1808において、ΔPL≦0と
なったとき、即ち二次微分回路92Bの出力信号(D
B′)の最初のピークが検出されたとき、ステップ18
08からステップ1809に進み、そこでシステムコン
トロール回路28からスイッチ回路46bへの出力信号
のレベルがハイレベル“H”からローレベル“L”に切
り換えられ、これにより電子現像型記録媒体RMへの電
圧印加が停止される。次いで、ステップ1810に進
み、そこでフラグF1及びF2がそれぞれ“0”に書き
直され、ルーチンは終了する。
【0067】
【発明の効果】以上の記載から明らかように、本発明に
よれば、個々の電子現像型記録媒体の透過率特性が異な
っていても、電子現像型記録媒体に対する電圧印加停止
タイミング制御が適正に行えるので、その記録画像を良
好なコントラストで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電圧印加停止タイミング制御装置
の第1の実施形態を組み込んだ電子現像型カメラの外観
を示す斜視図である。
【図2】図1に示した電子現像型カメラのブロック図で
ある。
【図3】図1及び図2に示した電子現像型カメラに用い
られる電子現像型記録媒体の構成を概略的に示す断面図
である。
【図4】図3の電子現像型記録媒体に所定レベルの電圧
を印加した際の電荷保持媒体即ち液晶表示素子の光透過
率特性を示すグラフである。
【図5】同一規格である3つの電子現像型型記録媒体の
全体の光透過率を透過率センサで検出した際のそれぞれ
の透過率特性曲線を示すグラフである。
【図6】図5のグラフの3つの透過率特性曲線と共にそ
の微分特性曲線を示すグラフである。
【図7】図2のブロック図の一部であって、本発明によ
る電圧印加停止タイミング制御装置の第1の実施形態を
詳細に示すブロック図である。
【図8】図7に示した微分回路、比較回路及び閾値設定
回路の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図9】図7のブロック図の作動を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図10】本発明による電圧印加停止タイミング制御装
置の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図11】図10のシステムコントロール回路で実行さ
れる電圧印加停止タイミング制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図12】本発明による電圧印加停止タイミング制御装
置の第3の実施形態を詳細に示すブロック図である。
【図13】図12のシステムコントロール回路で実行さ
れる電圧印加停止タイミング制御ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図14】本発明による電圧印加停止タイミング制御装
置の第4の実施形態を示すブロック図である。
【図15】図5のグラフの3つの透過率特性曲線と共に
その一次微分特性曲線、二次微分特性曲線及び三次微分
特性曲線を示すグラフである。
【図16】本発明による電圧印加停止タイミング制御装
置の第5の実施形態を詳細に示すブロック図である。
【図17】本発明による電圧印加停止タイミング制御装
置の第6の実施形態を詳細に示すブロック図である。
【図18】図17に示した出力検出回路を用いた際にシ
ステムコントロール回路で実行される電圧印加停止タイ
ミング制御ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カメラ本体 12 撮像光学系 16 レリーズスイッチ 30 絞り 32 クイックリターンミラー 34 シャッタ 46 記録媒体電源回路 47 電源制御回路 48 画像読取り装置 78 静電情報記録媒体 80 電荷保持媒体 82 電源 84 反射要素 88 透過率センサ 90 透過率センサ駆動回路 92 出力検出回路 RM 電子現像型記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−36221(JP,A) 特開 平6−281950(JP,A) 特開 平7−72505(JP,A) 特開 平8−116484(JP,A) 特開 平9−200780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 G02F 1/133 G02F 1/135

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子現像型記録媒体の記録画像に対して
    良好なコントラストを得るべく該電子現像型記録媒体へ
    の電圧印加の停止タイミングを制御する電圧印加停止タ
    イミング制御装置であって、 前記電子現像型記録媒体に電圧を印加するための記録媒
    体電源手段と、 前記電子現像型記録媒体の光透過率を検出する透過率検
    出手段と、 前記透過率検出手段からの出力信号を微分処理する微分
    処理手段と、 前記微分処理手段からの出力信号レベルを所定の閾値レ
    ベルと比較する比較手段と、 前記微分処理手段からの出力信号レベルが前記閾値レベ
    ルを越えたと前記比較手段によって判断された際に前記
    記録媒体電源手段から前記電子現像型記録媒体への電圧
    印加を停止させる電源制御手段とを具備して成る電圧印
    加停止タイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 電子現像型記録媒体の記録画像に対して
    良好なコントラストを得るべく該電子現像型記録媒体へ
    の電圧印加の停止タイミングを制御する電圧印加停止タ
    イミング制御装置であって、 前記電子現像型記録媒体に電圧を印加するための記録媒
    体電源手段と、 前記電子現像型記録媒体の光透過率を検出する透過率検
    出手段と、 前記透過率検出手段からの出力信号を微分処理する一次
    微分処理手段と、 この一次微分処理手段からの出力信号を更に微分処理す
    る二次微分処理手段と、 前記二次微分処理手段からの出力信号の最初のピークを
    検出するピーク検出手段と、 前記ピーク検出手段が前記二次微分処理手段からの出力
    信号の最初のピークを検出した際に前記記録媒体電源手
    段から前記電子現像型記録媒体への電圧印加を停止させ
    る電源制御手段とを具備して成る電圧印加停止タイミン
    グ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電圧印加停止タイミン
    グ制御装置において、前記ピーク検出手段が前記二次微
    分処理手段からの出力信号を更に微分処理する三次微分
    処理手段と、この三次微分処理手段からの出力信号レベ
    ルを所定の閾値レベルと比較する比較手段とを包含し、
    前記三次微分処理手段からの出力信号レベルが前記閾値
    レベルを越えたと前記比較手段によって判断された際に
    前記電源制御手段が前記記録媒体電源手段から前記電子
    現像型記録媒体への電圧印加を停止させることを特徴と
    する電圧印加停止タイミング制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の電圧印加停止タイミン
    グ制御装置において、前記ピーク検出手段が前記二次微
    分処理手段からの出力信号データを所定の時間間隔でサ
    ンプリングするサンプリング手段と、このサンプリング
    手段でサンプリングされた出力信号データと前回の出力
    信号データとの差データを演算する演算手段と、前記差
    データの符号反転時を検出する符号反転検出手段とを包
    含し、この符号反転検出手段が前記差データの符号反転
    時を検出した際に前記電源制御手段が前記記録媒体電源
    手段から前記電子現像型記録媒体への電圧印加を停止さ
    せることを特徴とする電圧印加停止タイミング制御装
    置。
JP08184097A 1996-09-19 1997-03-14 電子現像型記録媒体の電圧印加停止タイミング制御装置 Expired - Fee Related JP3340646B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08184097A JP3340646B2 (ja) 1996-09-19 1997-03-14 電子現像型記録媒体の電圧印加停止タイミング制御装置
US08/933,363 US6070021A (en) 1996-09-19 1997-09-18 Controller for controlling stoppage-timing of application of voltage to electro-developing recording medium

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-269437 1996-09-19
JP26943796 1996-09-19
JP08184097A JP3340646B2 (ja) 1996-09-19 1997-03-14 電子現像型記録媒体の電圧印加停止タイミング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10148803A JPH10148803A (ja) 1998-06-02
JP3340646B2 true JP3340646B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=26422837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08184097A Expired - Fee Related JP3340646B2 (ja) 1996-09-19 1997-03-14 電子現像型記録媒体の電圧印加停止タイミング制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6070021A (ja)
JP (1) JP3340646B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4355250B2 (ja) * 2004-03-31 2009-10-28 Hoya株式会社 デジタルカメラ
JP5163307B2 (ja) * 2008-06-20 2013-03-13 富士通セミコンダクター株式会社 電源投入検出回路及びマイクロコントローラ

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5115261A (en) * 1989-07-25 1992-05-19 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Photographing light quantity controller for endoscope
US5315410A (en) * 1990-02-12 1994-05-24 Victor Company Of Japan, Ltd. Method and apparatus for recording optical information by using a photoelectric transducer
US5424156A (en) * 1990-07-06 1995-06-13 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Electrostatic information recording medium and method of recording and reproducing electrostatic information
JP3046649B2 (ja) * 1990-07-06 2000-05-29 大日本印刷株式会社 静電情報記録媒体及び静電情報記録再生方法
US5514504A (en) * 1991-01-31 1996-05-07 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Information recording medium, and information recording a reproducing method
JP2908098B2 (ja) * 1991-01-31 1999-06-21 大日本印刷株式会社 情報記録媒体及び情報記録再生方法
JP2855020B2 (ja) * 1991-01-31 1999-02-10 大日本印刷株式会社 情報記録媒体及び情報記録再生方法
JP3113406B2 (ja) * 1992-08-13 2000-11-27 旭光学工業株式会社 スチルビデオカメラの撮像素子制御装置
JP3280467B2 (ja) * 1992-12-22 2002-05-13 大日本印刷株式会社 情報記録媒体
US5555205A (en) * 1993-04-27 1996-09-10 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Method device for recording information, and method for measuring the transmittance of liquid crystals, which is applied to recording information
DE69432881T2 (de) * 1993-04-27 2004-01-08 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Verfahren und Vorrichtung zur Aufzeichnung von Information
JPH06313894A (ja) * 1993-04-30 1994-11-08 Dainippon Printing Co Ltd 液晶記録媒体透過率測定方法及び測定用感光体
JP3348461B2 (ja) * 1993-05-06 2002-11-20 株式会社ニコン 手ぶれ補正カメラ
JP3289864B2 (ja) * 1993-06-30 2002-06-10 大日本印刷株式会社 情報記録方法及び装置
US5646927A (en) * 1994-10-14 1997-07-08 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Packaged photographic film with a plurality of liquid crystal recording regions

Also Published As

Publication number Publication date
US6070021A (en) 2000-05-30
JPH10148803A (ja) 1998-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3340646B2 (ja) 電子現像型記録媒体の電圧印加停止タイミング制御装置
JP3595406B2 (ja) 電子現像型カメラ
US5978610A (en) Exposure control apparatus for electronic development type camera
US5937221A (en) Electro-developing type camera
JP3375484B2 (ja) 電子現像型カメラ
US5983038A (en) White balance adjusting device
US6347190B1 (en) Display device of an optical apparatus
JP3288908B2 (ja) 画像読出装置の読出動作制御装置
JP3238612B2 (ja) 電子現像型カメラの撮像動作制御装置
JP3288923B2 (ja) 電子現像型カメラの露出制御装置
JP3283168B2 (ja) 電子現像型カメラの記録動作制御装置
JP3411765B2 (ja) 電子現像型カメラ
JP3335279B2 (ja) 電子現像型カメラの暗電流測定装置および記録動作制御装置
JP3222760B2 (ja) 電子現像型カメラの露出制御装置
JP2785454B2 (ja) カメラ
JP3626560B2 (ja) 電子現像型記録媒体の良否判定装置
JP3486247B2 (ja) 露光済検査装置
JP3548267B2 (ja) 電子現像型カメラの現像動作制御装置
JP3124227B2 (ja) 電子現像型カメラの露出制御装置
JP3345261B2 (ja) 電子現像型カメラの現像動作制御装置
JP3421531B2 (ja) 電子現像型カメラ
JP3272597B2 (ja) 電子現像型記録媒体の色温度情報記録装置および画像読出装置
JP3375483B2 (ja) 電子現像型カメラの現像動作制御装置
JP3559353B2 (ja) 電子現像型撮像装置
JP3315852B2 (ja) 画像入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees