JP3411765B2 - 電子現像型カメラ - Google Patents

電子現像型カメラ

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JP3411765B2
JP3411765B2 JP28928396A JP28928396A JP3411765B2 JP 3411765 B2 JP3411765 B2 JP 3411765B2 JP 28928396 A JP28928396 A JP 28928396A JP 28928396 A JP28928396 A JP 28928396A JP 3411765 B2 JP3411765 B2 JP 3411765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光により得られ
た画像を電子的に現像する記録媒体を使用するカメラに
関し、一層詳しくはかかる記録媒体に記録された画像を
画像信号として読み取り得るように構成されたカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影レンズにより得られた光学像
を電子的に現像することができる写真材料が知られてお
り、例えば特開平5-2280号公報には、そのような写真材
料として、静電情報記録媒体と電荷保持媒体とを組み合
わせた記録媒体が開示されている。かかる特許公開公報
では、そのような記録媒体は電子現像型記録媒体として
言及され、その電子現像型記録媒体を用いたカメラは電
子現像型カメラとして言及されている。
【0003】上記特許公開公報に記載された電子現像型
記録媒体において、静電情報記録媒体は光導電層および
無機酸化物層からなり、電荷保持媒体は液晶表示素子か
らなる。このような構成の電子現像型記録媒体において
は、静電情報記録媒体と電荷保持媒体との間に電圧が印
加された状態で静電情報記録媒体が露光されると、入射
光量に応じた電荷が静電情報記録媒体に生成される。静
電情報記録媒体に対向して配置された液晶表示素子に印
加された電界の強さは、その生成電荷に応じて変化する
ので、液晶表示素子には光量分布に応じた画像が顕像と
して現れる。要するに、静電情報記録媒体に潜像として
記録された画像が液晶表示素子に可視像として直ちに現
像される訳である。電子現像型記録媒体の液晶表示素子
として、特開平5-150251号公報に開示されているような
分散型液晶表示素子を用いることが好ましく、この場合
には分散型液晶表示素子に電界を印加して可視像を形成
した後にその電界を除去しても可視像が保持される。し
たがって、そのような電子現像型記録媒体は従来のスラ
イドフィルムと同様な態様で保存しておくことが可能で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開平5-2280号
公報に開示されているような電子現像型記録媒体はその
液晶の配向方向を初期化することで記録画像を消去する
ことができるので、同じ電子現像型記録媒体を繰り返し
て使用できる利点がある反面、誤って記録済み(露光済
み)電子現像型記録媒体を再度露光する虞れがある。こ
の場合には、新たな記録画像が得られないだけでなく、
前回の記録画像も失われることになる。
【0005】従って、本発明の目的は上述したようなタ
イプの電子現像型カメラであって、多重露光による記録
画像の損失を防止し得ると共に、その操作性を向上させ
た電子現像型カメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による電子現像型
カメラにあっては、静電情報記録媒体と電荷保持媒体と
からなる電子現像型記録媒体が用いられ、その電子現像
型記録媒体に記録された画像は画像信号として読み取ら
れ得る。判別手段は電子現像型カメラに装填された電子
現像型記録媒体が未記録であるか記録済みであるかを判
別し、またモード選択手段は電子現像型記録媒体への画
像記録を行わせる撮影モードと電子現像型記録媒体から
の記録画像の読取りを行わせる画像読取りモードとのい
ずれかを選択する。判別手段が電子現像型カメラに装填
された電子現像型記録媒体が未記録であると判別した際
にモード選択手段によって撮影モードが選択され、判別
手段が電子現像型カメラに装填された電子現像型記録媒
体が記録済みであると判別した際にモード選択手段によ
って画像読取り動作モードが選択される。
【0007】本発明による電子現像型カメラは好ましく
は液晶表示パネルのような表示手段を具備し、この表示
手段には電子現像型カメラに装填された電子現像型記録
媒体が未記録であると判別手段によって判別された際に
モード選択手段によって撮影モードが選択される旨が表
示され、また電子現像型カメラに装填された電子現像型
記録媒体が記録済みであると判別手段によって判別され
た際にモード選択手段によって画像読取りモードが選択
される旨が表示される。好ましくは、液晶表示パネルは
電子現像型カメラのカメラ本体に設けられる。
【0008】上述した判別手段は静電情報記録媒体の受
光面の一部に遮光部を設けてその遮光部に対応する電荷
保持媒体の透過率を検出するための検出手段と、この検
出手段によって検出された透過率値と所定の基準値とが
実質的に等しいか否かを比較する比較手段とから構成さ
れ得る。この場合、かかる比較手段により、透過率値と
基準値とが実質的に等しいと判断された際に電子現像型
記録媒体が未記録であると判別され、透過率値が基準値
よりも大幅に外れたと判断された際に電子現像型記録媒
体が記録済みであると判別される。好ましくは、判別手
段は更に検出手段によって検出された透過率値と基準値
との差を算出する演算手段を包含し、この演算手段によ
って算出された差の絶対値が比較手段によって所定の誤
差値と比較される。
【0009】また、上述した判別手段は静電情報記録媒
体の受光面の一部に遮光部を設けてその遮蔽部に対応す
る電荷保持媒体の透過率を検出するための第1の検出手
段と、電荷保持媒体の透明電極の一部に透明絶縁部を設
けてその透明絶縁部に対する透過率を検出する第2の検
出手段と、第1の検出手段によって検出された透過率値
と第2の検出手段によって検出された透過率値とがが実
質的に等しいか否かを比較する比較手段とから構成され
てもよく、この場合、かかる比較手段により、双方の透
過率値が実質的に等しいと判断された際に電子現像型記
録媒体が未記録であると判別され、双方の透過率値が大
幅に外れたと判断された際に電子現像型記録媒体が記録
済みであると判別される。好ましくは、判別手段は更に
第1の検出手段によって検出された透過率値と第2の検
出手段によって検出された透過率値との差を算出する演
算手段を包含し、この演算手段によって算出された差の
絶対値が比較手段によって所定の誤差値と比較される。
【0010】更に、上述した判別手段は静電情報記録媒
体の一部に検出部を設けてその検出部の透過率を検出す
るための検出手段と、この検出手段によって検出された
透過率値と所定の基準値と比較する比較手段とから構成
されてもよく、この場合、かかる比較手段により、透過
率値が基準値よりも小さいと判断された際に電子現像型
記録媒体が未記録であると判別され、透過率値が基準値
よりも大きいと判断された際に電子現像型記録媒体が記
録済みであると判別される。また、好ましくは、かかる
判別手段は更に検出部を照明する光源を包含し、検出手
段が該光源から射出されて該光源を透過した透過光を検
出する光センサとして構成され得る。この場合には、電
子現像型カメラの撮影作動時にかかる光源が点灯され
て、検出部が強制的に露光される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による電子現像型カ
メラの実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1を参照すると,本発明による電子現像型カメラをス
チルビデオカメラとして構成された例が示され、この電
子現像型カメラのカメラ本体10の側面に形成された挿
入スロット11を介して、電子現像型記録媒体RMがそ
の内部の装填位置に挿入されるようになっている。
【0012】カメラ本体10を前方から見ると、その前
面の略中央には撮影レンズ等を備えた撮像光学系12が
設けられ、撮像光学系12の右上方にはストロボ14が
配設される。また、ストロボ14の反対側にはレリーズ
スイッチ16および測光センサ18が設けられる。カメ
ラ本体10の上面中央部にはファインダ20が設けら
れ、このファインダ20の一方の片側には液晶表示パネ
ル22が設けられ、またその他方の片側には電源スイッ
チ24が設けられる。更に、カメラ本体10の側面下部
には出力端子コネクタ26が設けられる。なお、参照符
合27は挿入スロット11内に装填された電子現像型記
録媒体RMを取り出すために用いるエジェクタ釦を示
す。
【0013】図2には本発明による電子現像型カメラの
第1の実施形態がブロック図として示される。同図にお
いて、システムコントロール回路28はマイクロコンピ
ュータとして構成され、電子現像型カメラの全体の制御
を行う。
【0014】撮像光学系12には複数のレンズ群の他に
絞り30も含まれ、撮像光学系12の後方には、電子現
像型記録媒体RMが配置される。撮像光学系12と電子
現像型記録媒体RMとの間にはクイックリターンミラー
32が設けられ、クイックリターンミラー32と電子現
像型記録媒体RMとの間にはシャッタ34が設けられ
る。クイックリターンミラー32の上方にはファインダ
20内に設けられるファインダ光学系のピント板36が
配設される。
【0015】絞り30、クイックリターンミラー32お
よびシャッタ34はそれぞれアイリス駆動回路38、ミ
ラー駆動回路40およびシャッタ駆動回路42によって
駆動され、これら駆動回路38、40および42は露出
制御回路44によって制御される。露出制御回路44は
システムコントロール回路28から出力される指令信号
に従って作動させられる。詳述すると、露出制御時、測
光センサ18からの出力信号に基づく露出制御回路44
の制御に従って、絞り30の開度がアイリス駆動回路3
8により調整される。クイックリターンミラー32は、
通常、被写体像を観察するための位置であるダウン位置
(実線で示す傾斜状態)に定められ、これにより撮像光
学系12を通過した光はファインダ20のファインダ光
学系に導かれるが、撮影動作時、クイックリターンミラ
ー32は露出制御回路44の制御に従って、ミラー駆動
回路40により上方に回動させられてアップ位置(破線
で示す水平状態)に定められる。シャッタ34は電子現
像型記録媒体RMへの光路を開閉する。即ち、シャッタ
34は通常は閉鎖しているが、撮影動作時、露出制御回
路44の制御に従って、シャッタ駆動回路42により所
定時間開放され、かくして撮像光学系12を通過した光
が電子現像型記録媒体RMの受光面に届くことになる。
要するに、クイックリターンミラー32をアップ位置に
移動させかつシャッタ34を開放することにより、被写
体像が撮像光学系12によって電子現像型記録媒体RM
の受光面に結像されることになる。
【0016】電子現像型記録媒体RMには記録媒体駆動
回路46の制御に基づいて電圧が印加され、記録媒体駆
動回路46はシステムコントロール回路28から出力さ
れる指令信号に従って作動させられる。電子現像型記録
媒体RMに電圧が印加されている間にその受光面が露光
されると、そこには被写体像が顕像として現れる。な
お、これについては後で詳述する。
【0017】電子現像型記録媒体RMの記録位置の近傍
には画像読取り機構48が所定位置に配置され、この画
像読取り機構48により電子現像型記録媒体RMからそ
の記録画像が画像信号として読み取られる。詳述する
と、画像読取り機構48は光源50と、スキャナ光学系
52と、ラインセンサ54とを保持して、電子現像型記
録媒体RMに沿ってその副走査方向に移動する。即ち、
図2において、画像読取り機構48は実線で示す位置と
破線で示す位置との間で移動させられる。光源42は例
えば蛍光灯から構成されて、シャッタ34の前面側、即
ち電子現像型記録媒体RMの前面側に配置される。一
方、スキャナ光学系52およびラインセンサ48は電子
現像型記録媒体RMの背面側に配置され、ラインセンサ
48は例えば2,000 画素のCCD一次元センサとして構
成される。画像読取り機構48が電子現像型記録媒体R
Mに沿って副走査方向に移動させられるとき、シャッタ
34は開放状態とされ、かつ光源50は“オン”状態と
され、このため電子現像型記録媒体RMは光源50でも
ってその副走査方向に沿って順次照明される。電子現像
型記録媒体RMに照明された照明光はそこに記録された
画像濃度に応じて透過させられ、その透過光はスキャナ
光学系52によってラインセンサ48の受光素子に対し
て結像される。
【0018】光源50のオンオフ制御は照明光源駆動回
路56により行われ、また画像読取り機構48の移動制
御はスキャナ系駆動回路58により行われ、これら駆動
回路56および58はシステムコントロール回路28に
より制御される。
【0019】一方、画像読取り機構48の読取り動作
中、ラインセンサ48からは順次画像信号がシステムコ
ントロール回路28の制御に従ってラインセンサ駆動回
路60により読み出され、その画像信号はアンプ62に
より増幅された後にA/D変換器64によってデジタル
画像信号に変換される。次いで、デジタル画素信号はシ
ステムコントロール回路28の制御に従って画像処理回
路66でシェーディング補正およびガンマ補正等の画像
処理を受けた後にメモリ68に一時的に格納される。な
お、メモリ68はラインセンサ48から出力される1フ
レーム分の画像信号を格納し得るような記憶容量を持つ
フレームメモリであってよく、更にシェーディング補正
等の補正データを格納するE2 PROMを備えるような
ものであってもよい。
【0020】メモリ68に格納された画像信号は必要に
応じて適宜読み出される。例えば、画像処理回路66に
よってメモリ68から読み出された画像信号はインター
フェイス回路70に入力されてフォーマットの変換等の
処理を受けた後に出力端子コネクタ26を介して外部の
モニタ装置(図示せず)等に出力可能である。また、画
像処理回路66から出力された画像信号は記録装置制御
回路72で画像圧縮あるいはフォーマットの変換等の処
理を受けた後に画像記録装置74でICメモリカード、
フロッピーディスク等の記録媒体に記録可能である。な
お、インターフェイス回路70と記録装置制御回路72
はシステムコントロール回路28からの指令信号に従っ
て作動させられる。
【0021】図2に示すように、液晶表示パネル22は
液晶表示パネル駆動回路76を介してシステムコントロ
ール回路28に接続され、ユーザが必要とするような撮
影に伴う種々のデータや情報を表示するために使用され
得る。また、システムコントロール回路28にはレリー
ズスイッチ16および電源スイッチ24等が接続され
る。後述するように、レリーズスイッチ16は撮影動作
を実行させるためのスイッチとしてだけでなく、記録済
み電子現像型記録媒体RMからの画像信号読取り動作を
実行させるためのスイッチとしても機能し、また電源ス
イッチ24は電子現像型カメラの主電源のオン/オフ制
御を行う。
【0022】図3を参照すると、本発明の第1の実施形
態で用いられる電子現像型記録媒体RMの一例が示さ
れ、この電子現像型記録媒体RMは静電情報記録媒体7
8および電荷保持媒体80から構成される。静電情報記
録媒体78は基板78aと、電極層78bと、無機酸化
物層78c、光導電層78dとからなる積層体構造を有
し、光導電層78dは電荷発生層78d1 および電荷輸
送層78d2 を重合させて構成される。なお、静電情報
記録媒体78の全体は光透過性を有するものである。電
荷保持媒体80は既に述べたように液晶表示素子として
構成され、それは透明支持板80aと透明電極板80b
との間に液晶80cを封入して構成される。静電情報記
録媒体78の電荷輸送層78d2 と電荷保持媒体80の
液晶支持体80aとは微小なギャップをもって対向させ
られる。図3に示すように、静電情報記録媒体78と電
荷保持媒体80との間には電源82によって所定電圧が
印加されることになるが、電源82自体は電子現像型記
録媒体RMの一部を構成するものではなく、カメラ本体
10側の記録媒体駆動回路46の一部を成すものであ
る。
【0023】電子現像型記録媒体RMへの給電制御は記
録媒体駆動回路46によって制御され、給電状態のと
き、静電情報記録媒体78の電極層78bと電荷保持媒
体80の透明電極板80bとの間に所定電圧が印加され
る。このような電圧印加状態で静電情報記録媒体RMが
露光されると、静電情報記録媒体78には被写体像の明
度に応じた電荷分布が発生し、電荷保持媒体80の液晶
80cにはその電荷分布に応じた電界強度が作用する。
かくして、電荷保持媒体即ち液晶表示素子80には被写
体像が顕像として現れる。要するに、静電情報記録媒体
78で得られた電子的潜像が液晶表示素子80で直ちに
現像される訳である。なお、電荷保持媒体80が分散型
液晶表示素子として構成された場合には、そこに記録さ
れた可視像は電界を除去しても保持される。
【0024】図4のグラフには、白色領域と黒色領域と
からなるチャート像を静電情報記録媒体78に結像させ
た際にそこに現れる明部領域とその暗部領域との透過率
変化特性が示される。即ち、同図のグラフにおいて、特
性曲線Aは電圧印加時間に対する明部領域の透過率変化
特性を示し、特性曲線Bは電圧印加時間に対する暗部領
域の透過率変化を示す。詳述すると、静電情報記録媒体
78の電極層78bと電荷保持媒体80の透明電極板8
0bとの間に所定の電圧を印加した状態でかかるチャー
ト像を静電情報記録媒体78の受光面に結像させると、
暗部領域においても、静電情報記録媒体78の電気抵抗
値は無限大ではないので、そこに電流が流れ、その結
果、液晶表示素子に印加される電圧が時間経過と共に変
化して、そこの透過率が変化する。しかしながら、その
透過率変化自体は明部領域の透過率変化に比べれば非常
に緩慢となる。このため液晶表示素子80での明部領域
と暗部領域との透過率変化特性は図4のグラフに示すよ
うなものとなる。
【0025】明部領域と暗部領域とでの透過率の差は液
晶表示素子80に記録された画像のコントラストを示
し、最大コントラストの明瞭な画像を得るためには、電
源82による電圧印加を時間t2 で停止すればよい。こ
のような最適電圧印加時間t2より早めに電圧印加が停
止されると、例えば時間t1 で電圧印加が停止される
と、コントラストの小さな不鮮明な画像となる。一方、
最適電圧印加時間t2 が過ぎると、明部領域と暗部領域
とでの透過率の差が次第に小さくなり、例えば電圧印加
時間t3 で得られるコントラストは電圧印加時間t2
得られるコントラストのほぼ半分となる。
【0026】以上の記載から明らかなように、電子現像
型記録媒体RMに一旦画像が記録されると、たとえその
暗部領域でも液晶表示素子80の透過率が変化すること
が分かる。即ち、そのような液晶表示素子80の透過率
の変化を検出することにより、電子現像型カメラに装填
された電子現像型記録媒体RMが記録済みであるか否か
を判別することが可能である。
【0027】本発明の第1の実施形態によれば、図3に
示すように、電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒
体78の受光面の一部、即ち基板78aの表面の一部が
適当な金属材料箔片例えばアルミニウム箔片84で覆わ
れて遮光部とされる。勿論、そのような遮光部は液晶表
示素子の画像表示領域から外れたマージン領域とされ
る。なお、アルミニウム箔片84を用いる代わりに、適
当な塗料を塗布することにより遮光部を得てもよい。一
方、電子現像型記録媒体RMの静電情報記録媒体78の
反対側の面の一部、即ち光導電層78dの表面の一部に
はかかる遮光部と整列するような態様で反射要素86が
設けられる。反射要素86は適当な金属材料箔片例えば
アルミニウム箔片であってもよいし、あるいは適当な反
射性塗料の塗布によっても得ることができる。
【0028】図3に示すように、透過率センサ88が液
晶表示素子80を反射要素86と整列して配置され、そ
の透過率センサ88には発光素子と受光素子とが含まれ
る。透過率センサ88はその発光素子から射出した光を
液晶表示素子80を通して反射要素86に入射させた後
にその反射光を再び液晶表示素子80を通してその受光
素子によって受け、このとき該受光素子はそこで受けた
反射光の強度に応じた信号を出力する。
【0029】図2に示すように、透過率センサ88は透
過率センサ駆動回路90を介してシステムコントロール
回路28に接続され、透過率センサ88の発光素子から
の光の射出がシステムコントロール回路28からの指令
信号に従って透過率駆動回路90によって制御される。
システムコントロール回路28は透過率センサ88の受
光素子から出力された信号を透過率センサ駆動回路90
を介して透過率測定データとして取り込む。
【0030】また、カメラ本体10の挿入スロット11
内の適当な箇所にはそこに装填された電子現像型記録媒
体RMの存在を検出する媒体検出センサ92が設けられ
(図2)、この媒体検出センサ92は本実施形態ではコ
ンタクトスイッチとして構成され、このコンタクトスイ
ッチ92は電子現像型記録媒体RMの装填によりオンさ
れ、その非装填時にはオフとされる。図2に示すよう
に、コンタクトスイッチ92からのオン/オフ信号はシ
ステムコントロール回路28に出力される。なお、言う
までもなく、媒体検出センサ92はコンタクトスイッチ
以外のものであってもよく、例えば光学的センサとして
も構成され得る。
【0031】次に、図5および図6に示すフローチャー
トを参照して、図1ないし図3に示した電子現像型カメ
ラの作動について説明する。図5に示すフローチャート
は電子現像型カメラ内に電子現像型記録媒体RMが装填
されたか否かを検出する記録媒体検出ルーチンであり、
この記録媒体検出ルーチンは例えば10ms毎に実行される
割込みルーチンであり、その実行開始は電源スイッチ2
4のオンによって行われる。また、図6に示すフローチ
ャートは電子現像型カメラのメインルーチンであり、こ
のメインルーチンも電源スイッチ24のオンによって実
行される。
【0032】先ず、図5に示した記録媒体検出ルーチン
について説明すると、ステップ501では、コンタクト
スイッチ(CS)92がオンであるかオフであるかが判
断される。即ち、電子現像型カメラ内に電子現像型記録
媒体RMが装填されたか否かが判断される。コンタクト
スイッチ92がオンのとき、即ち電子現像型記録媒体R
Mが装填されたとき、ステップ502に進み、そこで記
録媒体検出フラグF1が“1”とされる。一方、コンタ
クトスイッチ92がオフのとき、即ち電子現像型カメラ
内に電子現像型記録媒体RMが装填さていないとき、ス
テップ503に進み、そこで記録媒体検出フラグF1は
“0”とされる。ステップ502あるいはステップ50
3を経た後、記録媒体検出ルーチンは一旦終了するが、
電源スイッチ24がオンされている限り、このルーチン
は10ms毎に繰り返し実行される。
【0033】次に、図6に示したメインルーチンについ
て説明すると、ステップ601では、記録媒体検出フラ
グF1が“1”であるか“0”であるかが判断される。
即ち、電子現像型カメラ内に電子現像型記録媒体RMが
装填されているか否かが判断され、もし電子現像型記録
媒体RMが装填されていない場合には待機状態となっ
て、ステップ601からは先に進むことはない。
【0034】ステップ601でF1=1となったとき、
即ち電子現像型記録媒体RMが装填されたとき、ステッ
プ602に進み、その電子現像型記録媒体RMが記録済
みであるか否かが判別される。もしステップ602にお
いて、電子現像型記録媒体RMが未記録であると判別さ
れたとき、記録媒体判別フラグF2は“1”とされ、ま
た電子現像型記録媒体RMが記録済みであると判別され
たとき、記録媒体判別フラグF2は“0”とされる。な
お、電子現像型記録媒体RMが記録済みであるか否かの
判別については図7を参照して後で詳しく説明する。
【0035】ステップ603では、記録媒体判別フラグ
F2が“1”であるか“0”であるかが判断される。F
2=1であるとき、即ち電子現像型記録媒体RMが未記
録であるとき、ステップ604に進み、そこで液晶表示
パネル22には例えば「撮影モード」というメッセージ
が表示される。即ち。液晶表示パネル22に「撮影モー
ド」というメッセージを表示することにより、ユーザは
電子現像型カメラが撮影モードにあることを知らされる
訳である。
【0036】次いで、ステップ605では、記録媒体検
出フラグF1が“1”であるか“0”であるかが判断さ
れる。もしF1=1であれば、即ち当初の電子現像型記
録媒体RM(未記録)が装填された侭であるならば、ス
テップ606に進み、そこでレリーズスイッチ(RS)
16がオンであるかオフであるかが判断される。もしレ
リーズスイッチ16がオフであるならば、ステップ60
5に戻される。要するに、ステップ605および606
では、ユーザが記録済みの電子現像型記録媒体RMの記
録画像を読み取るつもりで誤って未記録の電子現像型記
録媒体RMを電子現像型カメラに装填した場合が想定さ
れており、この時点でもしユーザが未記録の電子現像型
記録媒体RMを電子現像型カメラから抜き出した場合に
は、F1=0となって、ステップ605からステップ6
01に戻り、このルーチンは次の電子現像型記録媒体R
Mの装填に備える。
【0037】ステップ605および606からなるルー
チンが繰り返されている間に、ユーザが電子現像型カメ
ラを被写体に向けてレリーズスイッチ16をオンする
と、ステップ606からステップ607に進み、そこで
一連の撮影動作が実行され、未記録の電子現像型記録媒
体RMに被写体像の記録が行われる。なお、撮影動作に
ついては図8および図9を参照して後で詳しく説明す
る。
【0038】一方、ステップ603でF2=0であると
き、即ち電子現像型記録媒体RMが記録済みであると
き、ステップ608に進み、そこで液晶表示パネル22
には例えば「画像読取りモード」というメッセージが表
示される。即ち。液晶表示パネル22に「画像読取りモ
ード」というメッセージを表示することにより、ユーザ
は電子現像型カメラが画像読取りモードにあることを知
らされる訳である。
【0039】次いで、ステップ609では、記録媒体検
出フラグF1が“1”であるか“0”であるかが判断さ
れる。もしF1=1であれば、即ち当初の電子現像型記
録媒体RM(記録済み)が装填された侭であるならば、
ステップ610に進み、そこでレリーズスイッチ(R
S)16がオンであるかオフであるかが判断される。も
しレリーズスイッチ16がオフであるならば、ステップ
609に戻される。要するに、ステップ609および6
10では、ユーザが未記録の電子現像型記録媒体RMに
画像記録を行うつもりで誤って記録済みの電子現像型記
録媒体RMを電子現像型カメラに装填した場合が想定さ
れており、この時点でもしユーザが記録済みの電子現像
型記録媒体RMを電子現像型カメラから抜き出した場合
には、F1=0となって、ステップ609からステップ
601に戻り、このメインルーチンは次の電子現像型記
録媒体RMの装填に対して備える。
【0040】ステップ609および610からなるルー
チンが繰り返されている間に、ユーザがレリーズスイッ
チ16をオンすると、ステップ610からステップ61
1に進み、そこで一連の画像読取り動作が実行され、記
録済みの電子現像記録媒体RMからその記録画像が読み
取られる。なお、記録画像の読取り動作については図1
0および図11を参照して後で詳しく説明する。
【0041】ステップ607で一連の撮影動作が完了す
ると、ステップ612に進み、そこでF2は“1”から
“0”に書き換えられ、次いでステップ603に戻され
る。このときF2=0であるから、ステップ603から
608に進み、そこで液晶表示パネル22のメッセージ
が「撮影モード」から「画像読取りモード」に書き換え
られ、ユーザには電子現像型カメラが画像読取りモード
にあることが知らされる。次いで、ステップ608で
は、記録媒体検出フラグF1が“1”であるか“0”で
あるかが判断され、もしF1=1であれば、即ち当初の
電子現像型記録媒体RM(現段階では記録済み)が装填
された侭であるならば、ステップ610に進み、そこで
レリーズスイッチ(RS)16がオンであるかオフであ
るかが判断される。要するに、未記録の電子現像型記録
媒体RMへの画像記録に引き続いてその記録画像の読取
りを行う場合には、レリーズスイッチ16をオンすれ
ば、ステップ611で一連の画像読取り動作が実行され
て、電子現像型記録媒体RMの記録画像が読み取られる
が、しかしユーザがその記録画像の読取りを行うことな
く電子現像型記録媒体RMを電子現像型カメラから取り
出した場合には、ステップ609からステップ601に
戻され、このメインルーチンは次の電子現像型記録媒体
RMの装填に対して備える。
【0042】図7には図6のステップ602で実行され
る記録媒体記録済み判別ルーチンが示される。先ず、ス
テップ701では、透過率センサ88が透過率センサ駆
動回路90によって駆動され、これにより透過率センサ
88の発光素子から光が射出させられ、その光は液晶表
示素子80を通して反射要素86に入射させられ、その
反射光が再び液晶表示素子80を通して透過率センサ8
8の受光素子に入射させられ、このとき該受光素子はそ
こで受けた反射光の強度に応じた信号を出力する。透過
率センサ88の発光素子から射出された光の強度は液晶
表示素子80を通過することにより弱められるので、か
かる信号はその光の通過箇所の透過率情報を持つことに
なる。
【0043】ステップ702では、透過率センサ88の
受光素子から出力された信号がシステムコントロール回
路28によって取り込まれ、そこで処理された後に透過
率測定データMPとされる。次いで、ステップ703で
は、透過率センサ88の作動が停止される。
【0044】ステップ704では、透過率測定データMP
と基準透過率データRPとの差ΔP が演算される。基準透
過率データRPはシステムコントロール回路28の読出し
専用メモリ(ROM)に格納されるものであって、例え
ば図4において参照符合MLで示す最低透過率レベルとさ
れる。ここで、測定対象となっている電子現像型記録媒
体RMが未記録のものであるとすると、透過率測定デー
タMPは最低透過率レベルMLとほぼ同じレベルとなってい
る筈である。従って、透過率測定データMPと基準透過率
データRPとの差ΔP の絶対値は誤差範囲内 (δ以下) の
値になっていなくてはならない。一方、もし測定対象と
なっている電子現像型記録媒体RMが記録済みのもので
あるならば、透過率測定データMPと基準透過率データRP
との差ΔP はかかる誤差範囲を越えた大きな値、例えば
図4において参照符合ELで示す値となっていなければな
らない。
【0045】ステップ705で差ΔP が誤差範囲内であ
ると判別されたとき、即ち測定対象となっている電子現
像型記録媒体RMが未記録のものであるとき、ステップ
706に進み、そこで記録媒体判別フラグF2は“1”
とされ、次いで図6のステップ603に戻る。一方、ス
テップ705で差ΔP が誤差範囲内から大きく外れると
判別されたとき、即ち測定対象となっている電子現像型
記録媒体RMが記録済みのものである場合には、ステッ
プ707に進み、そこで記録媒体判別フラグF2は
“0”とされ、次いで図6のステップ603に戻る。
【0046】図8には図6のステップ607で実行され
る撮影動作ルーチンが示され、また図9にはその撮影動
作のタイムチャートが示される。図6において、ステッ
プ605および606からなるルーチンが繰り返されて
いる間に、ユーザがレリーズスイッチ16をオンする
と、レリーズスイッチ16からオン信号が出力される
(図9)。レリーズスイッチ16からオン信号が出力さ
れると、図6のステップ606からステップ801に進
み、そこで測光センサ18から測光データが検出されて
システムコントロール回路28内に取り込まれる。次い
で、ステップ802ではその測光データに基づいて露出
演算が実行される(図9)。
【0047】ステップ803では、露出演算が終了した
か否かが判断され、露出演算が終了すると、ステップ8
04に進み、そこで絞り30が全開状態から所定の設定
開度まで絞られ、その設定開度は上述の露出演算の結果
に基づいて行われる。続いて、ステップ805では、ク
イックリターンミラー32がダウン位置からアップ位置
に向かって移動させられる。ステップ806では、所定
時間が経過したか否かが判断され、その時間は絞り30
の全開状態から設定開度までの移行並びにクイックリタ
ーンミラー32のダウン位置からアップ位置への移動に
要する時間とされる。
【0048】ステップ806で所定時間が経過すると、
ステップ807に進み、そこで記録媒体活性化信号が記
録媒体駆動回路46から出力され(図9)、これにより
静電情報記録媒体78とその電荷保持媒体(液晶表示素
子)80との間に所定電圧が印加される。次いで、ステ
ップ808では、シャッタ34が開放され(図9)、か
くして未記録の電子現像型記録媒体RMは露光され、そ
こには撮像光学系12を通して被写体像が記録されてそ
の電荷保持媒体即ち液晶表示素子80に顕像として現れ
ることになる。ステップ809では、電子現像型記録媒
体RMへの適正な露出時間が経過したか否かが判断さ
れ、その露出時間も上述の露出演算結果に基づいて決め
られる。ステップ809で露出時間が経過すると、ステ
ップ810に進み、そこでシャッタ34が閉じられる。
続いて、ステップ811では、電子現像型記録媒体RM
への適正な電圧印加時間が経過したか否かが判断され、
適正な電圧印加時間が経過すると、ステップ812に進
み、そこで記録媒体駆動回路46から電子現像型記録媒
体RMに対して出力された記録媒体活性化信号がオフさ
れる。図4を参照して説明したように、適正な電圧印加
時間を設定することにより、電子現像型記録媒体RMで
は最大コントラストで被写体像を記録することが可能で
ある。
【0049】次に、ステップ813では絞り30が再び
全開状態に移行され、またステップ814でクイックリ
ターンミラー32がアップ位置からダウン位置に移動さ
せられ、その後図6のステップ612に戻される。
【0050】図10には図6のステップ610で実行さ
れる画像読取り動作ルーチンが示され、また図11には
その画像読取り動作のタイムチャートが示される。図6
において、ステップ609および610からなるルーチ
ンが繰り返されている間に、ユーザがレリーズスイッチ
16をオンすると、レリーズスイッチ16からオン信号
が出力される(図11)。レリーズスイッチ16からオ
ン信号が出力されると、図6のステップ610からステ
ップ1001に進み、そこでシャッタ34が開放状態と
され、次いでステップ1002では電源50がオンさ
れ、続いてステップ1003では画像読取り機構48が
順方向に駆動される。なお、画像読取り機構48が図2
の実線位置から破線位置に向かって移動する場合の移動
方向を順方向として、またその反対を逆方向として定義
する。
【0051】ステップ1005では、画像読取り機構4
8が電子現像型記録媒体RMに対して読取り開始位置に
到達したか否かが判断される。即ち、画像読取り機構4
8のラインセンサ54が電子現像型記録媒体RMの画像
記録領域に対して水平走査開始位置に位置決めされたか
否かが判断される。ラインセンサ54が水平走査開始位
置に位置決めされると、ステップ1006に進み、そこ
で画像読取り機構48の駆動が停止される。なお、画像
読取り機構48の駆動源としてはステップモータあるい
はサーボモータ等が用いられ、その駆動制御については
スキャナ系駆動回路からの駆動パルスをカウントするこ
とにより行うことができる。
【0052】ステップ1007では、ラインセンサ54
に対する露光時間、即ちその撮像素子に対する適正な電
荷蓄積時間(図11)が経過したか否かが判断される。
かかる露光時間が経過すると、ステップ1008に進
み、そこでラインセンサ54から画像信号が読み出さ
れ、これら画像信号は先に述べたようにアンプ62およ
びA/D変換64を経て適宜処理された後にメモリ68
に一時的に格納される。
【0053】ステップ1009では画像読取り機構48
が順方向に駆動され、次いでステップ1010ではその
画像読取り機構48が次の読取り位置に到達したか否が
判断される。即ち、画像読取り機構48のラインセンサ
48が次の読取り走査ラインまで到達したか否が判断さ
れる。ラインセンサ48が次の読取り走査ラインに到達
すると、ステップ1011に進み、そこで画像読取り機
構48の駆動が停止される。次に、ステップ1012で
は、電子現像型記録媒体RMの記録画像が全て読み取ら
れたが否かが判断され、この段階では、記録画像の読取
りは未だ完了していないので、ステップ1012からス
テップ1007に戻って、同様なルーチンが実行され
る。
【0054】本実施形態では、例えば電子現像型記録媒
体RMの記録画像に対する全水平方向走査線の数は2,00
0 本とされ、このためステップ1007からステップ1
012までルーチンは2,000 回繰り返されることにな
る。図11から明らかなように、画像読取り機構48は
その画像読取り期間中に2,000 回にわたって順方向に間
欠的に移動させられ、その間欠的移動時にラインセンサ
54からの画像信号の読出が行われる。
【0055】電子現像型記録媒体RMの記録画像に対す
る読取りが完了すると、ステップ1012からステップ
1013に進み、そこでラインセンサ54の電源がオフ
され、次いでステップ1014では光源50もオフされ
る。続いて、ステップ1015では、シャッタ34が閉
鎖される。次に、ステップ1016では、画像読取り機
構48が逆方向(即ち、図2において、破線位置から実
線位置に向かって)に駆動させられ、ステップ1017
で画像読取り機構48が初期位置に到達したかが判断さ
れる。画像読取り機構48が初期位置に到達すると、ス
テップ1018に進み、そこで画像読取り機構48の駆
動が停止され、その後図6のステップ601の戻る。
【0056】図12には本発明による電子現像型カメラ
の第2の実施形態が示され、図13には第2の実施形態
で用いる電子現像型記録媒体RMが示される。図12お
よび図13では、先に述べた第1の実施形態と同様な構
成要素については同じ参照符合が用いられる。なお、第
2の実施形態は電子現像型記録媒体RMが記録済みであ
るか否かの判別の方法が異なる点を除けば上述した第1
の実施形態と同じである。
【0057】図12に示すように、第2の実施形態で
は、電子現像型記録媒体RMに対して透過率センサ88
に加えてもう1つの透過率センサ88’が設けられる。
図13に示すように、透過率センサ88および透過率セ
ンサ88’は液晶表示素子80の異なった箇所の透過率
を測定するようになっている。透過率センサ88’は透
過率センサ88と同じ構成を有し、また透過率センサ8
8の場合と同様に、電子現像型記録媒体RMの光導電層
78dの表面の一部には透過率センサ88’と向かい合
うように反射要素86’が設けられる。しかし、第2の
実施形態では、液晶表示素子80の透明電極板80bの
一部領域、即ち反射要素86’と透過率センサ88’と
の間に介在する一部領域が透明絶縁材料92で置き換え
られ、このためその一部領域に対応した液晶部分(80
c)には電界が及ばないようにされる。即ち、かかる液
晶部分ではその液晶自体は何ら変化を受けることはな
く、従ってそこの透過率は常に一定である。
【0058】図14を参照すると、以上で述べた電子現
像型記録媒体RMを用いてそれが使用済みであるか否か
を判別する記録媒体記録済み判別ルーチンが示され、こ
の判別ルーチンも図6のステップ602で実行され得る
ものである。ステップ1401では、透過率センサ88
が透過率センサ駆動回路90によって駆動され、これに
より透過率センサ88の発光素子から光が射出させら
れ、その光は液晶表示素子80を通して反射要素86に
入射させられ、その反射光が再び液晶表示素子80を通
して透過率センサ88の受光素子に入射させられ、この
とき該受光素子はそこで受けた反射光の強度に応じた信
号を出力する。透過率センサ88の発光素子から射出さ
れた光の強度は液晶表示素子80を通過することにより
弱められるので、かかる信号はその光の通過箇所の透過
率情報を持つことになる。
【0059】ステップ1402では、透過率センサ88
の受光素子から出力された信号がシステムコントロール
回路28によって取り込まれ、そこで処理された後に透
過率測定データMPとされる。次いで、ステップ1403
では、透過率センサ88の作動が停止される。
【0060】ステップ1404では、透過率センサ8
8’が透過率センサ駆動回路90によって駆動され、こ
れにより透過率センサ88’の発光素子から光が射出さ
せられ、その光は液晶表示素子80を通して反射要素8
6’に入射させられ、その反射光が再び液晶表示素子8
0を通して透過率センサ88’の受光素子に入射させら
れ、このとき該受光素子はそこで受けた反射光の強度に
応じた信号を出力する。透過率センサ88’の発光素子
から射出された光の強度は液晶表示素子80を通過する
ことにより弱められるので、かかる信号はその光の通過
箇所の透過率情報を持つことになる。
【0061】ステップ1405では、透過率センサ8
8’の受光素子から出力された信号がシステムコントロ
ール回路28によって取り込まれ、そこで処理された後
に基準透過率測定データRPとされる。次いで、ステップ
1406では、透過率センサ88’の作動が停止され
る。
【0062】ステップ1407では、透過率測定データ
MPと基準透過率測定データRPとの差ΔP が演算される。
基準透過率測定データRPは例えば図4において参照符合
MLで示す最低透過率レベルに対応するものである。ここ
で、測定対象となっている電子現像型記録媒体が未記録
のものであるとすると、透過率測定データMPは最低透過
率レベルMLとほぼ同じレベルとなっている筈である。従
って、透過率測定データMPと基準透過率データRPとの差
ΔP の絶対値は誤差範囲内(δ以下) の値になっていな
くてはならない。一方、もし測定対象となっている電子
現像型記録媒体が記録済みのものであるならば、透過率
測定データMPと基準透過率データRPとの差ΔP はかかる
誤差範囲を越えた大きな値、例えば図4において参照符
合ELで示す値となっていなければならない。なお、電子
現像型記録媒体の液晶表示素子の透過率は絶対的な値で
はなく、環境温度等の変動によって変わったり、また経
年的にも変化するが、しかし第2の実施形態では、最低
透過率レベルはその都度測定されるので、確度の高い差
ΔP が得られることになる。
【0063】ステップ1408で差ΔP が誤差範囲内で
あると判別されたとき、即ち測定対象となっている電子
現像型記録媒体が未記録のものである場合には、ステッ
プ1409に進み、そこで記録媒体判別フラグF2は
“1”とされ、次いで図6のステップ603に戻る。一
方、ステップ1408で差ΔP が誤差範囲内から大きく
外れると判別されたとき、即ち測定対象となっている電
子現像型記録媒体RMが記録済みのものである場合に
は、ステップ1410に進み、そこで記録媒体判別フラ
グF2は“0”とされ、次いで図6のステップ603に
戻る。
【0064】図15および図16を参照すると、本発明
による電子現像型カメラの第3の実施形態で用いられる
電子現像型記録媒体RMが図示される。なお、本発明に
よる電子現像型カメラの第3の実施形態のブロック図は
示されないが、そのようなブロック図自体は透過率セン
サ88の代わりに光源100及び光センサ102を備え
ている点を除けば図2に示したブロック図と実質的に同
様なものと言える。
【0065】図15に示すように、電子現像型記録媒体
RMにはそこに光学的被写体像を結像させるための画像
記録領域94と、この画像記録領域94から外れたマー
ジン領域96に形成された検出部98とが設けられる。
図15に示す電子現像型記録媒体RMがカメラ本体内に
装填されたとき、検出部98は図16に示すように光源
100と光センサ102との間に介在させられて互いに
一直線上に沿って整列させられる。光源100および光
センサ102は共にシステムコントロール回路28に接
続されてその制御下で作動させられる。
【0066】撮影作動時、電子現像型記録媒体RMの画
像記録領域94に光学的被写体像を結像させるとき、検
出部98は光源100を点灯させることにより露光され
る。即ち、図8に示した撮影作動ルーチンのステップ8
08において、シャッタ34が開かれるとき、光源10
0が点灯させられ、またステップ810でシャッタ34
が閉じられるとき、光源100は消灯させられる。要す
るに、撮影作動時の露光中、検出部98は光源100か
らの光によって露光され、このため検出部98の透過率
変化は図4の特性曲線Aと似た特性を持つことになる。
要するに、未記録の電子現像型記録媒体RMの検出部9
8の透過率は最低レベル(図4のML)となるが、しかし
記録済みの電子現像型記録媒体RMの検出部98の透過
率は相当に大きなもの、例えば図4に示すようなレベル
EL' となる。
【0067】図17を参照すると、以上で述べた電子現
像型記録媒体RMを用いてそれが使用済みであるか否か
を判別する記録媒体記録済み判別ルーチンが示され、こ
の判別ルーチンも図6のステップ602で実行され得る
ものである。ステップ1701では、光源100がオン
され、次いでステップ1702では光センサ102が作
動されてその出力信号がシステムコントロール回路28
内に取り込まれる。光センサ102によって受けられた
光は光源100から射出されて電子現像型記録媒体RM
の検出部98を透過して来たものであるから、光センサ
102からの出力信号は検出部98の透過率情報を持つ
ことになる。
【0068】ステップ1703では、光センサ102か
らの出力信号に基づいて、透過率測定データMPが算出さ
れ、次いでステップ1704で光源100がオフされ
る。続いて、ステップ1705では、透過率測定データ
MPがしきい値データ即ち基準透過率測定データRPと比較
される。基準透過率測定データRPは例えば図4において
参照符合RLで示す透過率レベルに対応するものである。
ここで、測定対象となっている電子現像型記録媒体RM
が未記録のものであるとすると、透過率測定データMPは
最低透過率レベルML(図4)とほぼ同じレベルであるた
めに、透過率測定データMPは基準透過率データRPよりも
小さい筈である。一方、もし測定対象となっている電子
現像型記録媒体RMが記録済みのものであるならば、透
過率測定データMPは透過率レベルRL(即ち、しきい値デ
ータRP)よりも大幅に大きいレベル例えばレベルEL' に
なっている筈である。
【0069】ステップ1705で透過率測定データMPは
基準透過率データRPよりも小さいと判断されたとき、即
ち電子現像型記録媒体RMが未記録であるとき、ステッ
プ1706に進み、そこで記録媒体判別フラグF2は
“1”とされ、次いで図6のステップ603に戻る。一
方、ステップ1405で透過率測定データMPは透過率レ
ベルRLよりも大幅に大きいと判断されたとき、即ち測定
対象となっている電子現像型記録媒体RMが記録済みの
ものである場合には、ステップ1707に進み、そこで
記録媒体判別フラグF2は“0”とされ、次いで図6の
ステップ603に戻る。
【0070】上述した第3の実施形態の変形例として、
電子現像型記録媒体RMの検出部98の透過率測定に画
像読取り機構48を利用することができる。詳述する
と、光源50から検出部98に向けて光を射出させ、次
いでその透過光をスキャナ光学系52を通してラインセ
ンサ54に受光させ、そこに蓄積された電荷の総量に基
づいて透過率測定データMPを得ることが可能である。こ
の変形例にあっては、勿論、付加的な光源100および
光センサ102は不要となる。
【0071】また、本発明では、電子現像型記録媒体R
Mが記録済みであるか否かを判別する方法として、更に
別方法を作用することも可能である。例えば、電子現像
型記録媒体RMに画像を記録した後にユーザに適当なマ
ークを施すようにすることも可能であり、この場合には
そのマークの存在を検出することにより、電子現像型記
録媒体RMが記録済みであるか否かが判別される。その
他の方法として、通常のカセットテープで再記録を防止
するための機械的に除去可能な爪片が用いられるが、そ
のような除去可能な爪片を電子現像型記録媒体RMに組
み込むことも可能である。
【0072】
【発明の効果】以上の記載から明らかように、本発明に
よれば、電子現像型カメラに装填された電子現像型記録
媒体が記録済みであるか否かが判別され、その判別に従
ってレリーズスイッチが画像読取り動作用スイッチとし
ても機能し得るので、画像読取り用の始動スイッチは特
に必要とされない。また、記録済みの電子現像型記録媒
体を誤って電子現像型カメラに装填しても、その場合に
は撮影動作が行われることがないので、記録済みの電子
現像型記録媒体への多重露出も防止され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子現像型カメラの外観を示す斜
視図である。
【図2】本発明による電子現像型カメラの第1の実施形
態を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態で用いる電子現像型記録媒体の
構成を概略的に示す断面図である。
【図4】電子現像型記録媒体の電荷保持媒体即ち液晶表
示素子を透過率特性を示すグラフである。
【図5】本発明による電子現像型カメラに電子現像型記
録媒体が搭載されているか否かを検出するための記録媒
体検出ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】本発明による電子現像型カメラの作動を説明す
るためのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図6のメインルーチンの一部を構成する記録媒
体記録済み判別ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図6のメインルーチンの一部を構成する撮影動
作ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図8の撮影作動ルーチンに関連したタイムチャ
ートである。
【図10】図6のメインルーチンの一部を構成する画像
読取り動作ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】図10の画像読取り動作ルーチンに関連した
タイムチャートである。
【図12】本発明による電子現像型カメラの第2の実施
形態を示すブロック図である。
【図13】第2の実施形態で用いる電子現像型記録媒体
の構成を概略的に示す断面図である。
【図14】図7に示した記録媒体記録済み判別ルーチン
の別の例を示すフローチャートである。
【図15】本発明による電子現像型カメラの第3の実施
形態に用いる電子現像型記録媒体の正面図である。
【図16】図15に示した電子現像型記録媒体をその装
填位置で示す側面図である。
【図17】図7に示した記録媒体記録済み判別ルーチン
の更に別の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カメラ本体 12 撮像光学系 16 レリーズスイッチ 18 測光センサ 20 ファインダ 22 液晶表示パネル 24 メインスイッチ 26 出力端子コネクタ 27 記録媒体排出釦 30 絞り 32 クイックリターンミラー 34 シャッタ 48 画像読取り機構 50 光源 52 スキャナ光学系 54 ラインセンサ 76 液晶表示パネル駆動回路 78 静電情報記録媒体 80 電荷保持媒体 82 電源 88・88’ 透過率センサ 90 透過率センサ駆動回路 98 検出部 100 光源 102 光センサ RM 電子現像型記録媒体

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電情報記録媒体と電荷保持媒体とから
    なる電子現像型記録媒体を用いる電子現像型カメラであ
    って、その電子現像型記録媒体に記録された画像を画像
    信号として読み取り得る電子現像型カメラであって、 前記電子現像型カメラに装填された電子現像型記録媒体
    が未記録であるか記録済みであるかを判別する判別手段
    と、 前記電子現像型記録媒体への画像記録を行う撮影モード
    と前記電子現像型記録媒体からの記録画像の読取りを行
    う画像読取りモードとのいずれかを選択させるモード選
    択手段と、 前記電子現像型カメラに装填された電子現像型記録媒体
    が前記判別手段によって未記録であると判別した際に前
    記モード選択手段によって撮影モードが選択され、前記
    電子現像型カメラに装填された電子現像型記録媒体が前
    記判別手段によって記録済みであると判別した際に前記
    モード選択手段によって画像読取りモードが選択される
    ことを特徴とする電子現像型カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子現像型カメラにお
    いて、そこに装填された電子現像型記録媒体が未記録で
    あると前記判別手段によって判別された際に前記モード
    選択手段によって撮影モードが選択される旨を表示し、
    かつ前記電子現像型カメラに装填された電子現像型記録
    媒体が記録済みであると前記判別手段によって判別され
    た際に前記モード選択手段によって画像読取りモードが
    選択される旨を表示する表示手段が設けられることを特
    徴とする電子現像型カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電子現像型カ
    メラにおいて、前記表示手段がそのカメラ本体に設けら
    れた液晶表示パネルとして構成されることを特徴とする
    電子現像型カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の電子現像型カメラにおいて、前記判別手段が前記静
    電情報記録媒体の受光面の一部に遮光部を設けてその遮
    光部に対応する電荷保持媒体の透過率を検出するための
    検出手段と、この検出手段によって検出された透過率値
    と所定の基準値とが実質的に等しいか否かを比較する比
    較手段とを包含し、この比較手段により、前記透過率値
    と前記基準値とが実質的に等しいと判断された際に電子
    現像型記録媒体が未記録であると判別され、前記透過率
    値が前記基準値よりも大幅に外れたと判断された際に電
    子現像型記録媒体が記録済みであると判別されることを
    特徴とする電子現像型カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電子現像型カメラにお
    いて、前記判別手段が更に前記検出手段によって検出さ
    れた透過率値と前記基準値との差を算出する演算手段を
    包含し、この演算手段によって算出された差の絶対値が
    前記比較手段によって所定の誤差値と比較されることを
    特徴とする電子現像型カメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の電子現像型カメラにおいて、前記判別手段が前記静
    電情報記録媒体の受光面の一部に遮光部を設けてその遮
    蔽部に対応する電荷保持媒体の透過率を検出するための
    第1の検出手段と、前記電荷保持媒体の透明電極の一部
    に透明絶縁部を設けてその透明絶縁部に対する透過率を
    検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段によっ
    て検出された透過率値と前記第2の検出手段によって検
    出された透過率値とがが実質的に等しいか否かを比較す
    る比較手段とを包含し、この比較手段により、前記双方
    の透過率値が実質的に等しいと判断された際に電子現像
    型記録媒体が未記録であると判別され、前記双方の透過
    率値が大幅に外れたと判断された際に電子現像型記録媒
    体が記録済みであると判別されることを特徴とする電子
    現像型カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子現像型カメラにお
    いて、前記判別手段が更に前記第1の検出手段によって
    検出された透過率値と前記第2の検出手段によって検出
    された透過率値との差を算出する演算手段を包含し、こ
    の演算手段によって算出された差の絶対値が前記比較手
    段によって所定の誤差値と比較されることを特徴とする
    電子現像型カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の電子現像型カメラにおいて、前記判別手段が前記静
    電情報記録媒体の一部に検出部を設けてその検出部の透
    過率を検出するための検出手段と、この検出手段によっ
    て検出された透過率値と所定の基準値と比較する比較手
    段とを包含し、この比較手段により、前記透過率値が前
    記基準値よりも小さいと判断された際に電子現像型記録
    媒体が未記録であると判別され、前記透過率値が前記基
    準値よりも大きいと判断された際に電子現像型記録媒体
    が記録済みであると判別されることを特徴とする電子現
    像型カメラ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電子現像型カメラにお
    いて、更に、前記判別手段が更に前記検出部を照明する
    光源を包含し、前記検出手段が前記光源から射出されて
    該光源を透過した透過光を検出する光センサであること
    を特徴とする電子現像型カメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電子現像型カメラに
    おいて、その撮影作動時に前記光源が点灯されて、前記
    検出部が強制的に露光されることを特徴とする電子現像
    型カメラ。
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