JP3363685B2 - シート材給送装置及び記録装置 - Google Patents

シート材給送装置及び記録装置

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JP3363685B2
JP3363685B2 JP01093996A JP1093996A JP3363685B2 JP 3363685 B2 JP3363685 B2 JP 3363685B2 JP 01093996 A JP01093996 A JP 01093996A JP 1093996 A JP1093996 A JP 1093996A JP 3363685 B2 JP3363685 B2 JP 3363685B2
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roller
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隆司 野島
仁志 中村
朗 木田
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武史 岩崎
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/56Elements, e.g. scrapers, fingers, needles, brushes, acting on separated article or on edge of the pile
    • B65H3/565Elements, e.g. scrapers, fingers, needles, brushes, acting on separated article or on edge of the pile for reintroducing partially separated articles in the stack

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ワードプ
ロセッサ、パーソナルコンピュータ等における情報出力
装置としての記録装置(プリンタ)や、複写機、ファク
シミリ装置などの画像形成装置、その他各種のシート材
使用機器において、シート材積載部に積載されたシート
材(印字用紙、転写紙、感光紙、静電記録紙、印刷紙、
OHPシート、封筒、葉書、シート原稿等)を記録部、
読み取り部、加工部等のシート材処理部へ給送するため
のシート材給送装置及びこのシート材給送装置を備えた
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート材処理部へシート材を供給するた
めのシート材給送装置は、積載されているシート材から
確実に一枚ずつ分離して送り出す機能が要求されてい
る。そのため、従来のシート材給送装置は、使用できる
シート材としてその種類、厚み、剛性、シート材の反り
(撓み)具合等のシート材の性状に関して一定の制限を
設けており、その制限内のシート材を用いて確実に分離
給送を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
多種多様な異なる性状のシート材に記録等のシート材の
処理を行うことが要求されてきており、従来のシート材
給送装置では、少しでも前記制限を越えた性状のシート
材を使用してしまうと、分離不良や給送不良を多発して
しまうという問題があった。
【0004】さらに、使用できるシート材の種類が限定
されてしまうことで記録装置等のシート材処理装置の機
能の低下も招いてしまうという問題も生じた。
【0005】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
もので、種類、厚み、剛性、シート材の反り(撓み)具
合等の性状がどのようなシート材であっても確実に一枚
ずつ分離して給送可能なシート材給送装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のシート
材を積載するシート材積載台と、前記シート材積載台に
積載されているシート材に当接してシート材を給送する
給送ローラと、前記シート材積載台を前記給送ローラ方
向へ付勢するバネと、前記給送ローラの回転軸に配され
前記バネの付勢力に抗して前記シート積載台を前記給送
ローラから離間するカム部材と、前記給送ローラにより
給送されたシート材が突き当たることにより取り付け部
に対する角度が変化してシート材を分離する分離部材
と、前記分離部材の下流側でシート材を案内するガイド
面を有するガイド部材と、を備え、前記分離部材は前記
シート材積載台に積載されているシート材の給送方向に
対する垂線に対して該給送方向の上流側に傾いた状態で
前記ガイド部材に固定されているシート材給送装置であ
って、前記シート材積載台の下流側端部に、前記シート
材積載台が前記給送ローラから離間したときには前記分
離部材よりも下流側に突出し、前記給送ローラによりシ
ート材を給送するときには該シート材の先端が当接する
突出部を設けたことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】本発明は、前記ガイド面は、シート材が前
進するにつれて前記分離手段を乗り越える方向にシート
材を案内する方向の傾斜を有する傾斜面であることを特
徴とする。
【0010】本発明は、前記ガイド面は前記傾斜面が連
続しており、該傾斜面に部分的に縦溝部が形成されてい
て、該縦溝部に前記突出部が突出していることを特徴と
する。
【0011】本発明は、前記ガイド面はシート材の幅方
向に並列して配された複数のリブ部材からなり、該リブ
部材の間に前記シート材積載台の前記突出部が突出して
いることを特徴とする。
【0012】本発明は、前記給送ローラにより給送され
たシート材が上方に凸形状に撓んだときに、その撓みを
制限するための撓み制限部材を設けたことを特徴とす
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明を記録手段
としてインクジェット方式を用いたインクジェットプリ
ンタに応用した実施例を示し、図1は本装置の機構を示
す模式図で、図2は本装置の断面図である。
【0017】図1、図2において、装置本体の外側はカ
バー1と軸2aを中心に回動可能な蓋2からなってい
る。前記蓋2はシート材トレイも兼ねている。シート材
は前記カバー1に設けられた挿入口1aから挿入され排
出口1bから排出される。前記カバー1内に設けられた
複数の側板3の内側には、軸4aを中心に一端がピン6
により固定されたばね5により給送ローラ9方向(上
方)へ付勢されていて複数の突出部4cを有するシート
材積載台(シート材積載手段)4と、シート材と接触し
うる長半径部とシート材と接触しない短半径部とを有し
軸8に固着されている給送ローラ(シート材給送手段)
9と、軸8に固着され軸8の回動により前記シート材積
載台4の左右端に設けられたフォロア部4bと係合して
前記シート材積載台4を下方に押し下げる駆動カム7
と、給送ローラ9により給送されたシート材がつき当た
ることにより角度変化が起きてシート材を分離する分離
部材であるつき当て部材(分離手段)10と、つき当て
部材10により分離されたシート材の先端が上昇する方
向に誘導される面11aと前記突出部4cが挿入される
縦溝部11cを有し、面11aによる誘導によりシート
材と前記つき当て部材10の先端を離間させるためのガ
イド部材11ガイド手段とを備えている。このガイ
ド部材11については後で詳述する。
【0018】また、ガイド部材11の下流側には、発光
部と受光部を備え反射光の有り無しでシート材の前端及
び後端を検出するフォトセンサー(シート材検知手段)
PHと、軸12に固着され前記給送ローラ9により上ガ
イド28aとガイド部材11によってガイドされて給送
されたシート材を一定速度で搬送する搬送ローラ(搬送
手段)13と、軸14に回転自在に設けられ軸14を介
してばね15の力によりシート材を前記搬送ローラ13
に押圧する第1ピンチローラ16と、インク吸収材17
を内蔵したプラテン18と、軸19に固着され印字され
たシート材を排出する排紙ローラ20と、軸21に回転
自在に設けられ、軸21を介してばね22の力により用
紙を前記排出ローラ20に押圧する第2ピンチローラ2
3と、ガイド軸24、25にガイドされて用紙の幅方向
に移動自在のキャリッジ26と、このキャリッジ26に
搭載されていて、画像情報に対応して吐出部27aから
インクを吐出して印字を行う記録ヘッド27とを備えて
いる。
【0019】前記キャリッジ26は上ガイド28aを有
する中央側板28に設けられたモータ29と、その出力
軸に設けられたプーリ30と、一端がキャリッジ26に
固定され前記プーリ30に取り付けられているベルト3
1によって駆動される。
【0020】更にケース1の内側にはケース1の穴から
突出して設けられた複数のスイッチボタン32を備えた
操作用電気基板33と、シート材積載台4の下側に設け
られた、マイクロコンピュータやメモリーを搭載して本
装置の動作をコントロールするコントロール用電気基板
(制御手段)34が適宜配置されている。
【0021】図1に基づいて本装置の機構を更に説明す
る。まず、シート材積載台4上のシート材と給送ローラ
9とを当接・離間させる切換手段について説明する。
【0022】給送ローラ9の軸8に固着された駆動カム
(カム部材)7とシート材積載台4に設けられたフォロ
ア部4bとはばね5の力により所定の位置で当接してお
り、給送ローラ9の給送回動に同期して前記駆動カム7
も回動し、この駆動カム7の回動により、前記シート材
積載台4は上昇及び下降動作を行いシート材Sと給送ロ
ーラ9とを当接・離間させる。
【0023】搬送ローラ軸12の一端に設けられたプー
リ37と排紙ローラ軸19の一端に設けられたプーリ3
8はベルト39で連結されているので、前記軸12を介
して駆動源であるモータMの回転が排紙ローラ20に伝
えられる。
【0024】次に、モータMの回転を給送ローラ9、搬
送ローラ13へ伝達する駆動伝達手段の構成を説明す
る。
【0025】モータMはコントローラ34の信号により
モータ軸に設けられた出力歯車47と、2段歯車48
と、軸12に固着されている搬送ローラ歯車49を介し
て搬送ローラ対13、16を回動させシート材を搬送す
る。
【0026】一方、モータMは出力歯車47と、2段歯
車48と、軸50に固着されている歯車51を回動させ
る。同じく軸50に固着された第1太陽歯車52と噛み
合う第1遊星歯車53は大遊星歯車53a、小遊星歯車
53bで構成されており、第1遊星歯車53の軸54は
軸50を軸として回動する第1キャリア55に軸支され
ている。
【0027】軸54上に設けられたばね56によって前
記第1遊星歯車53を第1キャリアの一方の腕部材55
aに所定の圧力で押し付けられているので、第1遊星歯
車53の自転には一定の負荷が与えられている。
【0028】モータMの軸に設けられた出力歯車47の
矢印47a方向の回転により第1太陽歯車52は矢印5
0a方向に回転する。第1太陽歯車52と噛み合う大遊
星歯車53aの自転には一定の負荷が与えられているの
で、第1遊星歯車53は自転はしないで第1太陽歯車5
2のまわりを矢印50a方向に公転する。この公転によ
り第1キャリア55も同じく矢印50a方向に回転する
ので、小遊星歯車53bと給送ローラ軸8に固着された
歯車57は噛み合い状態により、モータMの矢印47a
方向の回転が軸8に伝達されてその結果給紙ローラ9は
給送方向に回転する。
【0029】歯車57には欠歯部57aが設けられてお
り、歯車57の回転が進んで欠歯部57aが小遊星歯車
53bとの噛み合い位置に来ると小遊星歯車53bは空
転して歯車57への伝達は行わず、従って歯車57と給
紙ローラ9の給送方向への回転は停止する。
【0030】モータMの矢印47b方向の回転により太
陽歯車52は矢印50b方向に回転する。この回転に従
動して第1キャリア55、55aは第1遊星歯車53と
共に矢印50b方向に回転する。第1キャリア55の矢
印50b方向の回転により小遊星歯車53bは歯車57
との噛み合い位置から離脱し、第1キャリア55の一方
の腕部材55aがピン58に当接することにより第1キ
ャリア55の回転は止まる。第1キャリア55の回転が
停止した位置で、第1太陽歯車52の矢印50b方向の
回転中は小遊星歯車53bは空転を続ける。
【0031】第1太陽歯車52と噛み合う歯車60及び
第2太陽歯車61は軸59に固着されている。第2太陽
歯車61と噛み合う第2遊星歯車62は軸59のまわり
を自由に回転する第2キャリア63に軸支されている。
第2遊星歯車62はばね64によって第2キャリアの一
方の腕部材63aに所定の圧力で押し付けられているの
で、第2遊星歯車62の自転には一定の負荷が与えられ
ている。
【0032】モータMの矢印47a方向の回転により歯
車60、軸59、第2太陽歯車61は矢印59aの方向
に回転し、この回転に応動して第2キャリア63は第2
遊星歯車62と共に同じく矢印59a方向に回転し、最
後にキャリア腕部材63aとピン65が当接したところ
で第2キャリア63の回転は停止する。第2キャリア6
3の静止した状態で太陽歯車61の続いての回転により
第2遊星歯車62は空転を続ける。
【0033】モータMの矢印47b方向の回転により、
太陽歯車61は矢印59b方向に回転し、この回転に応
動して第2キャリア63は第2遊星歯車62と共に同じ
く矢印59b方向に回転し、最後に第2遊星歯車62は
欠歯歯車57と噛み合う状態になり、そのため第2太陽
歯車61の矢印59b方向の回転は軸8を通して給紙ロ
ーラ9へ給送方向の回転として伝達される。
【0034】歯車57の第2遊星歯車62の駆動による
回転が進み歯車57の欠歯部57aが第2遊星歯車62
との噛み合い位置に来ると第2遊星歯車62は空転をし
て歯車57への伝達を断つので給紙ローラ9の回転は停
止する。
【0035】次に、図1,図2に示す実施例において、
厚いシート材や先端が上方に撓わんだシート材を使用し
た場合の給送動作及び印字記録動作について説明する。
図3〜図7は図1におけるシート材を給送する主要構成
部材を示す断面図であり、ここでは厚いシート材を給送
する場合について説明する。
【0036】まず、イニシャライズ動作として、装置の
電源がONになると図2に示すコントローラ34のイニ
シャライズ動作命令により図1に示すモータMが矢印4
7a方向、すなわち搬送ローラ13がシート材Sを図2
における排出口1bに向けて副走査搬送する方向に所定
量回転するとモータMの回転が給送ローラ9に伝わらな
い状態になり、一方シート材給送部は図3で示す状態に
なる。
【0037】図3において、駆動カム7の停止位置リフ
ト面7bとシート材積載台4に設けられたフォロア部4
bがばね5の力により係合した状態で前記シート材積載
台4は下方に移動した位置で静止している。この状態に
おいてシート材積載台4の上に複数のシート材Sをその
先端部をつき当て部材10の下方につき当てて載置す
る。
【0038】図4において、コントローラ34の給送命
令によりモータMが矢印47bの方向に所定の量回転す
ると、第2遊星歯車62は第2キャリア63とピン65
が当接していた位置から歯車57との噛み合い位置迄公
転する。この噛み合い位置に来た第2遊星歯車62はモ
ータMの矢印47b方向の回転を歯車57に伝達するの
で軸8を通して給送ローラ9は矢印8a方向、すなわち
給送方向に回転を始める。
【0039】一方、第1遊星歯車53はモータMの矢印
47b方向の回転により第1太陽歯車52の周りを矢印
50b方向に回動して歯車57との噛み合い位置から離
れる。
【0040】歯車57の回転により軸8に固着された駆
動カム7が矢印8a方向に回動するので駆動カム7の停
止位置リフト面7bとシート材積載台4に設けられたフ
ォロア部4bとの係合がはずれ、続いてシート材載置台
4がばね5の引張力により上昇する。
【0041】シート材載置台4の上昇により複数のシー
ト材Sの最上位のシート材S1は回転中の給送ローラ9
に当接するので最上位のシート材S1はつき当て部材1
0方向に給送される。移動中のシート材Sにつき当てら
れたつき当て部材10は前記シート材Sの移動する力に
よりシート材の進行方向に角度変化が生じる。
【0042】図5は図4において給送ローラ9が更に回
転を行い、最上位のシート材S1が更に移動し、前記つ
き当て部材10の先端部とシート材S1の先端部が一致
して釣り合いの状態にあることを示している。左右2個
の給送ローラ9は摩擦係数の高いクロロプレンゴム又は
ニトリルゴム又はシリコンゴム等からなりシート材積載
台4に複数枚積載されたシート材Sはばね5の力により
押圧力F0で2個の給送ローラ9に押しつけられてい
る。
【0043】前記給送ローラ9とシート材S1との間で
μ1の摩擦係数をもち、次に前記シート材S1と2枚目の
シート材S2の間でμ2の摩擦係数をもち、更にシート材
2と3枚目のシート材S3の間でμ3の摩擦係数をも
ち、4枚目以降のシート材においても同様に所定の摩擦
係数を有している。
【0044】摩擦係数μ1とμ2はμ1≫μ2なる関係を有
する。従って、シート材積載台4に複数枚で積載されて
いるシート材Sはばね5の力により給送ローラ9の面に
0の押圧力で押しつけられると、最上位のシート材S1
は F1=F0(μ1−μ2) なる移動力F1でもってつき当て部材10につき当た
る。一方2枚目以降のシート材の移動力F2はF2=F
(μ2−μ3)においてμ2≒μ3なのでF1に比べて小さ
な値になる。
【0045】図5において、最上位のシート材S1はF3
=F1cosA1なる力でもって前記つき当て部材10に
10aの位置からA2+A3なる角度の変化を与え、その
時点でシート材S1とつき当て部材10の先端は点69
においてお互いの弾性力で釣り合った状態になってシー
ト材S1の移動は停止していると考える。
【0046】シート材S1がつき当て部材10を押す力
をF3、シート材S1の先端とつき当て部材10の摩擦係
数をμ4、シート材S1の点69における接線70と前記
つき当て部材10の点69における接線71がなす角を
θ°とすると F4=F3cosθ° F5=F3sinθ°…(1) F6=μ43sinθ°従って、 F4−F6>0 F3(1−μ4tanθ°)>0 θ°<tan-1 1/μ4…(2) なるθ°でシート材S1はつき当て部材10の面を滑り
出す。
【0047】点69を通り給送方向72からの垂線73
と接線70の点69からの垂線74とがなす角をA1
adとするとシート材S1は A1≒F8L 1…(3) K1=1/2×E1×I1…(3)′ ただし K1=シート材S1の弾性度 A1=シート材S1のたわみ角(rad) L=シート材S1のたわみ長 E1=シート材S1のヤング率 I1=シート材S1の断面二次モーメント なる角度でたわんでいることになり、前記釣り合いによ
り F5′=F5=F8cosA1°(但しA1°=A1×180°/π)…(4) となる。
【0048】又垂線73と接線71とがなす角をA2
adとするとつき当て部材10は A2≒F7 2…(5) K2=1/2×E2×I2×n…(5a) ただし K2=つき当て部材10の弾性度 A2=つき当て部材10のたわみ角(rad) L=つき当て部材10のたわみ長 E2=つき当て部材10のヤング率 I2=つき当て部材10の断面二次モーメント n=つき当て部材10の個数(本実施例においてはn=
2) なる角度でたわんでいることにより、前記釣り合いによ
り F5=F7cosA2°(但しA2°=A2×180°/π)…(6) となる。
【0049】一方、垂線73と点69において直交する
線分75と接線70とがなす角はA1°となり、又線分
75と接線71と直交する線分76とがなす角はA2°
となり以上の関係から θ°+A1°+A2°≒90°(=π/2rad)…(7) がなりたつ。
【0050】式(1)、(4)、(6)から釣り合いの
状態のときのF3はF3sinθ°=F8cosA1°=F
7cosA2°なる関係から F3=F8cosA1°/sinθ°=F7cosA2°/sinθ°…(8) 従って、前記(6)式より求まるF3より大きい移動力
が給送ローラ9によりシート材S1に与えられるとシー
ト材S1の先端はつき当て部材10の先端から抜け出て
前記2枚目以降のシート材S2、S3、…から完全に分離
される。
【0051】式(2)からθ°は摩擦係数μ4のみから
定まる値とすると式(5)から A1°+A2°≒90°−θ°=一定…(9) となる。
【0052】式(3)を構成するシート材S1の弾性度
1の値はシート材Sの種類によって大きく変わる。例
えば厚み0.065mmの薄紙の弾性度をK1−aと
し、はがきや封筒の弾性度をK1−bとすると K1−b/K1−a≒13…(10) となる。
【0053】(9)式のθ°は薄い紙の場合A1°≫A2
°となる。すなわち薄い紙の分離はシート材自体のたわ
み角が分離に大きく寄与する。
【0054】一方、はがき等の厚い紙はA1°≧A2°と
なる。すなわち、つき当て部材10のたわみ角が分離に
大きく寄与する。分離作用を行う際、2枚目以降の重送
を防止するためには(9)式におけるA2°の値を出来
るだけ小さくする必要がある。(3)式におけるA1°
は前記(10)式にあたるようにK1の値により大きく
変わるものだが一方シート材Sのたわみ長Lの値は
2乗で変わるのでその適性設定によりたわみ角A1に対
する(10)式の影響を少なくすることが出来る。
【0055】Lを大きくしていくと厚い紙はたわみ
角A1が大きくなって有利だが薄い紙は2枚目以降の紙
もたわみ易くなり重送が起きる。Lを小さくしてい
くと薄い紙はたわみ角A1が小さくなって有利だが厚い
紙はたわみにくくなるためつき当て部材10のたわみ角
2が大きくなり2枚目以降の紙に重送が起きる。以上
の結果からシート材Sの弾性度K1が(10)式に示す
範囲に於いて、L=15〜25mmの間に設定するこ
とで良好な分離が可能であった。
【0056】図6において、前記つき当て部材10の先
端を抜け出たシート材S1の先端はガイド部材11の傾
斜面11aにより上方に導かれることによりシート材S
1の先端は上昇し、この上昇によりシート材S1の先端は
頂点11bを越え続いて搬送ローラ13と第1ピンチロ
ーラ16の接触位置の方向に移動する。
【0057】図6において、歯車47の回転により搬送
ローラ13は矢印49a方向に回転する。一方、同時に
第1キャリア55は軸50を中心として矢印50a方向
に回動するので第1遊星歯車53の小遊星歯車53bと
歯車57は瞬時に噛み合う。この噛み合いにより給送ロ
ーラ9は給送方向に回転してシート材S1の先端を搬送
ローラ13と第1ピンチローラ16の接触位置77に押
し込む。押し込められたシート材S1の先端は搬送ロー
ラ13の回転により接触位置77を通過する。
【0058】シート材S1が接触位置77を通過する迄
の間給送ローラ9はシート材Sの上面を押さえながら回
転しているため、図5で説明した通り、2枚目以下のシ
ート材S2、S3、…にもF1より充分小さな移動力F2
働き、移動力F2により行われるつき当て部材10の角
度変化はシート材S2がつき当て部材10に当接する点
において(2)式を構成するθ°が θ°≦tan-1 1/μ4…(11) となるので2枚目以下のシート材S2、S3、…の先端は
つき当て部材10の面を滑らず、従ってシート材先端は
つき当て部材の先端を越えない。
【0059】軸8上では歯車57、駆動カム7、給送ロ
ーラ9は夫々の向きに関して相対的位相関係が一定に維
持された状態で一体化が計られている。また、駆動カム
7は駆動リフト面7a、最大リフト面7b、と最大リフ
ト面7bよりリフト量の小さい停止位置リフト面7dと
前記最大リフト面7bと前記停止位置リフト面7dを連
絡した傾斜面7cを有している。
【0060】第1遊星歯車53の小遊星歯車53bの回
動により歯車57、軸8を通して駆動カム7は矢印8a
方向に回動する。この回動の途中において駆動リフト面
7aとシート材積載台4の左右両端に設けられたフォロ
ア部4bが当接し、駆動カム7の回転によりシート材積
載台4は軸4aを中心としてばね5の力に抗して下方に
回転する。
【0061】シート材積載台4の下方向の回転によりシ
ート材Sの上部はばね5の力により給送ローラ9に押圧
されていた状態から押圧から開放され一切の押圧力が無
の状態になるので、2枚目以降のシート材S2、S3、…
の給送方向とは逆方向の移動が容易となり、つき当て部
材10の復元力により2枚目以降のシート材S2、S3
は逆給送方向に移動しながらシート材積載台4の下方向
の回転に従動して下方に移動する。
【0062】2枚目以降のシート材S2、S3…の前記移
動によりつき当て部材10のシート材がつき当たる面よ
りシート材が無くなるのでつき当て部材10の角度変化
は最初の角度変化の無い状態に戻る。このようにしてつ
き当て部材10にかかわっている負荷が解除される。
【0063】シート材Sの上面を押圧する力が開放され
た図7に示す状態において、ガイド部材11の頂点11
bによりシート材S1が所定の位置から下方にたるむこ
とを規制している。すなわち、規制されたシート材S1
の下面とつき当て部材10の先端の間に所定の隙間78
が出来るように頂点11bとつき当て部材10の先端の
位置は適宜設定されている。
【0064】この隙間78を設けることにより、つき当
て部材10が最初の角度変化の無い状態にもどる過程で
つき当て部材10の先端はシート材S1からの干渉を受
けず、従って戻り動作が確実に行える。又隙間78を設
けることにより、最上位のシート材S1の移動中につき
当て部材10と干渉して異音を発生することが防止され
る。
【0065】なお、シート材給送手段として、長半径部
と短半径部とからなる給送ローラ9では、長半径部の表
面のゴム等の高摩擦面によりシート材に当接して回転す
ることによりシート材を送り出し、シート材を送り出し
た後は短半径部をシート材上面に対面させる。短半径部
は低摩擦材料からなるフランジ部9aが突出していて高
摩擦面が埋没しているため、シート材を送り出して搬送
ローラ13が搬送を開始して短半径部がシート材上面に
対面すると、長、短半径部の長さの差の分だけシート材
の撓み量が小さくなり、同時にフランジ部9aの一部が
搬送されているシート材の上面に接触してシート材の浮
き上がりを防止しながら搬送をガイドする。このとき、
フランジ部9aは低摩擦材料から形成されているため、
シート材の搬送時の抵抗は減少し、搬送ローラ13の駆
動源であるモータMに加わる負荷の変動も減少するの
で、搬送ローラ13によるシート材の搬送精度は向上す
る。
【0066】図7において、駆動カム7の最大リフト面
7bがフォロア部4bの当接部46aを通過すると同時
に歯車57の欠歯部57aが第1遊星歯車53の小遊星
歯車53bとの噛み合い位置に来るので、小遊星歯車5
3bによる歯車57への回転伝達は断たれて歯車57及
び給送ローラ9の回転は停止する。
【0067】図7において、モータMが距離L6に相当
するパルス数P4の回転をするとシート材S1の先端は接
触位置77からL6だけ進んだ位置まで搬送ローラ13
によって搬送される。記録ヘッド27のインク吐出部2
7aの先頭ノズルの印字する位置がシート材S1の先端
から所定長さL7になるよう長さL6はコントローラ34
により設定される。
【0068】使用者は例えば1.5mm、3mmとかの
7の値を本記録装置と接続されているコンピュータを
通してプリンターのコントローラ34に指示することが
出来る。
【0069】ここで給送ローラ9及び搬送ローラ13が
シート材S1の先端をL6の位置迄搬送する間に前記フォ
ロア部46の当接部46aは必ず前記駆動カム7の停止
位置リフト面7a位置において当接していなければなら
ない。図12においてもし長さL7を小さくすることで
リフト面7aと前記当接部46aの当接に不確実性が出
る場合には、まず最初はL7を充分大きな値に設定した
長さL6の搬送を行い次に搬送ローラ13の逆転により
所定の長さL13(L6>L13)の逆送を行い、次に搬送
ローラ13の矢印49a方向の正転により印字位置長さ
14の正送を行う。
【0070】図1及び図7において、記録ヘッド27の
印字位置迄給送されたシート材S1の上をキャリッジ2
7が主走査方向に往復移動しながらコントローラ34の
指示により記録ヘッド27の吐出部27aからインクを
吐出して所定の画像をシート材S1の上に記録する。1
行の記録が終了するとコントローラ34はモータMを制
御してシート材Sを副走査方向に1行送り出す。
【0071】以上の動作をくり返すことにより記録ヘッ
ド27はシート材S1の全面にわたって文字や画像の記
録を行う。
【0072】図1、図2、図7において、シート材S1
の後端がフォトセンサPHによって検出されるとコント
ローラ34はフォトセンサPHの検出位置からインク吐
出部27aの後端ノズル位置迄の長さL8を予測して、
長さL8以内に記録ヘッド27によって記録を行わせた
後搬送ローラ13及び排出ローラ20に所定量の連続回
転を行わせて図2における排出口1bからシート材S1
を排出する。
【0073】排出ローラ20の所定量の連続回転後コン
トローラ34は記録装置と接続しているコンピュータか
らの指示があれば次のシート材Sの給送動作を行う。
【0074】なお、上記実施例では厚いシート材の分離
給送の作用について詳細に説明したが、先端が上方に撓
わんだシート材を分離給送する場合にも同様の作用によ
って行なわれる。
【0075】次に図8〜図12を用いて、ごく薄いシー
ト材や先端が下方に撓わんだシート材を使用した場合の
給送動作について説明する。図8〜図12は図1におけ
るシート材を給送する主要構成部材を示す側面図であ
る。
【0076】図8において、前記イニシャライズ動作に
よりシート材積載台4は下方に移動した位置で静止して
いる。この状態においてシート材積載台4の上にごく薄
いシート、例えば、厚み0.04mmの薄紙、又は先端
が下方に撓わんだシート材Sを分離部材10の下方につ
き当てて載置する。
【0077】下方に撓わんだシート材Sの積載枚数が多
いと載置された状態で中央が盛り上がり、シート材Sの
上面が給送ローラ9に接触して給送不良が発生する。従
って、下方に撓わんだシート材Sを使用する際は、給送
ローラ9に触れない程度に積載するシート材Sの枚数を
少なくする。
【0078】図9において、コントローラ34の給送命
令によりモータMが矢印47bの方向に所定の量回転す
ると、第2遊星歯車62は第2キャリア63とピン65
が当接していた位置から歯車57との噛み合い位置迄公
転する。この噛み合い位置に来た第2遊星歯車62はモ
ータMの矢印47b方向の回転を歯車57に伝達するの
で軸8を通して給送ローラ9は矢印8a方向、すなわち
給送方向に回転を始める。
【0079】一方、第1遊星歯車53はモータMの矢印
47b方向の回転により第1太陽歯車52の周りを矢印
50b方向に回動して歯車57との噛み合い位置から離
れる。
【0080】歯車57の回転により軸8に固着された駆
動カム7が矢印8a方向に回動するので駆動カム7の停
止位置リフト面7bとシート材積載台4に設けられたフ
ォロア部4bとの係合がはずれ、続いてシート材載置台
4がばね5の引張力により上昇する。
【0081】シート材載置台4の上昇により複数のシー
ト材Sの最上位のシート材S1は回転中の給送ローラ9
に当接するので最上位のシート材S1はつき当て部材1
0方向に給送される。移動力が与えられたシート材S1
の左右先端はつき当て部材10とシート材積載台4の突
出部4cとにつき当って移動が規制され、そのためにシ
ート材S1の先端部は上方に凸状になる。シート材S1
腰の弱い薄紙の場合にも、給送ローラ9の回転によって
与えられる移動力と突出部4cとつき当て部材10との
規制により、前記同様その先端部は上方に凸状になる。
【0082】図10を用いて図9におけるシート材S1
の中央先端部の挙動について説明する。図10は図9に
おける状態でシート材S1の中心を断面にした図であ
る。
【0083】図10において、シート材S1の中央先端
部S1aはつき当て部材10による抵抗を受けないた
め、中央先端部S1aは左右先端部S1bより下流側に突
出して、ガイド部材11の傾斜面11aに当接しながら
上方に移動する。
【0084】図11に示すように、給送ローラ9の更な
る回転によりシート材S1の中央先端部S1aは傾斜面1
1aにガイドされて更に上方に移動する。中央先端部S
1aの上方への移動によりシート材S1の左右先端部S1
bはつき当て部材10を押し倒しながらつき当て部材1
0の先端迄移動する。このとき、シート材S1の左右先
端部S1bは給送ローラ9と先端部との間の撓みにより
9の弾性力でつき当て部材10を押している。
【0085】シート材S1の左右先端部S1bがつき当て
部材10の先端部を乗り越える前の状態で、シート材S
1の凸状撓みの頂点の所定位置に撓み制限部材80を設
けることにより、シート材S1の先端から撓み支点81
迄の距離L9が最初の撓み支点である給送ローラ9とシ
ート材S1との接触位置82に比して短かくなり先端の
弾性力F9は強くなる。
【0086】すなわち、シート材S1が撓み制限部材8
0に当接するまでは撓みは給送ローラ9とシート材S1
の当接位置82から先端にかけて生じていたのに対し、
撓み制限部材80に当接すると当接部(撓み支点81)
から先端までとなって、その分弾性力F9が強くなる。
【0087】図12において、シート材S1の中央先端
部S1aがガイド部材11の頂点11bを越える間に、
シート材S1の左右先端部S1aはつき当て部材10の先
端を抜け出し、続いてシート材の全ての前端は頂点11
bを越えて搬送ローラ13と第1ピンチローラ16の接
触位置方向に移動する。移動したシート材S1の先端は
矢印49b方向に逆転中の搬送ローラ13と第1ピンチ
ローラ16の接触位置77につき当てられ、そのシート
材S1の先端の移動は阻止されると同時にシート材S1
先端はその幅全域にわたって前記接触位置77に平行に
整列するため、斜行が補正される。
【0088】以上述べた給送動作の後は、図6及び図7
で説明したとまったく同様の給送及び記録動作が行なわ
れるものである。
【0089】ここで、ガイド部材11の傾斜面の構造に
ついて説明する。
【0090】図13はガイド部11近傍の要部を示す斜
視図であり、図13において、ガイド部材11はガイド
するシート材Sの幅方向に連続した傾斜面11aと、傾
斜面11aに設けられた複数の縦溝部11cを有してお
り、シート材積載台4の前端に設けられた複数の突出部
4cは複数の縦溝部11c内につき出した状態で配置さ
れている。従って、前記状態により、図8〜図10で示
すシート材S1の先端はつき当て部材10の角度がいか
なる変化をしても突出部4cに確実に当接することが可
能となる。
【0091】又、前記ガイド部材11の傾斜面1aが幅
方向に連続しているため、傾斜面の下方内部に連続した
空間が生じ、この空間を例えば排出インクの収納部等に
利用することにより、印字装置の一層の小型化が図れる
ものである。
【0092】図14は、他の実施例のガイド部11近傍
の要部を示す斜視図であり、図14において、ガイド部
材11はガイドするシート材Sの幅方向に並列して配さ
れた所定厚みの傾斜面11aを有する板状の複数のリブ
部材11dからなり、シート材積載台4の前端突出部4
cは複数のリブ部材11dの間に突出した状態で配置さ
れている。
【0093】従って、図8〜図10で示すシート材S1
の先端は、つき当て部材10の角度がいかなる変化をし
ても突出部4cに確実に当接することが可能となるもの
である。
【0094】又、前記複数のリブ部材11dの傾斜面1
1aは数mm程度の厚みしか有していないため、ガイド
部材11とシート材S1との接触抵抗は連続した面に比
して減少するものであり、接触抵抗の減少によりシート
材S1は複数リブ部材11dにより搬送ローラ13の方
向へ、引掛かることなくスムーズにガイドされる。又、
複数のリブ部材11dの間には必要に応じて多数の突出
部4cを突出させることが可能で、それにより給送及び
分離動作の安定化と給送能力の向上が図れる。
【0095】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明の給送
装置では、シート材の種類が多く、又使えるシート材の
厚みの範囲が広く、さらに先端が上下いづれの方向に撓
わんだシート材であっても確実に分離して給送すること
が出来る。
【0096】又、きわめて小型の記録手段を有する記録
装置と本発明の給送装置とを合体することにより、多種
類のシート材に印字可能なきわめて小型の記録装置を提
供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート材給送装置を備えた記録装置の
構成を示す斜視図。
【図2】図1に示す記録装置の縦断面図。
【図3】本発明のシート材給送装置の分離前の状態を示
す側面図。
【図4】本発明のシート材給送装置の分離途中の状態を
示す側面図。
【図5】本発明のシート材給送装置の分離途中の力関係
を示す側面図。
【図6】本発明のシート材給送装置の駆動伝達機構にお
いて、逆転状態から正転状態に切り換えたときの状態を
示す側面図。
【図7】本発明のシート材給送装置において給送ローラ
とシート材とが離間した後、シート材を記録位置に位置
決めを行ったときの状態を示す側面図。
【図8】本発明のシート材給送装置に先端が下方に撓わ
んだシート材を積載した状態を示す側面図。
【図9】本発明のシート材給送装置において、先端が下
方に撓わんだシート材の分離途中の状態を示す側面図。
【図10】本発明のシート材給送装置において、先端が
下方に撓わんだシート材の分離途中の状態を示す側面
図。
【図11】本発明のシート材給送装置において、先端が
下方に撓わんだシート材の分離途中の状態を示す側面
図。
【図12】本発明のシート材給送装置において、先端が
下方に撓わんだシート材の分離後の状態を示す側面図。
【図13】本発明のシート給送装置の構成におけるガイ
ド部材の形状を示す斜視図。
【図14】本発明のシート給送装置の構成におけるガイ
ド部材の他の実施例の形状を示す斜視図。
【符号の説明】
4 シート材積載台(シート材積載手段) 4c 突出部 9 給送ローラ(シート材給送手段) 10 つき当て部材(分離手段) 11 ガイド部材(ガイド手段) 11a 傾斜面 11b 頂点 11c リブ部材 13 搬送ローラ(搬送手段) 80 撓み制限部材 S シート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野島 隆司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 仁志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木田 朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川上 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 武史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川▲崎▼ 典子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−247033(JP,A) 特開 昭56−117937(JP,A) 特開 平5−43075(JP,A) 実開 昭63−73247(JP,U) 実開 昭56−13439(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシート材を積載するシート材積載
    台と、前記シート材積載台に積載されているシート材に
    当接してシート材を給送する給送ローラと、前記シート
    材積載台を前記給送ローラ方向へ付勢するバネと、前記
    給送ローラの回転軸に配され前記バネの付勢力に抗して
    前記シート材積載台を前記給送ローラから離間するカム
    部材と、前記給送ローラにより給送されたシート材が突
    き当たることにより取り付け部に対する角度が変化して
    シート材を分離する分離部材と、前記分離部材の下流側
    でシート材を案内するガイド面を有するガイド部材と、
    を備え、前記分離部材は前記シート材積載台に積載され
    ているシート材の給送方向に対する垂線に対して該給送
    方向の上流側に傾いた状態で前記ガイド部材に固定され
    ているシート材給送装置であって、 前記シート材積載台の下流側端部に、前記シート材積載
    台が前記給送ローラから離間したときには前記分離部材
    よりも下流側に突出し、前記給送ローラによりシート材
    を給送するときには該シート材の先端が当接する突出部
    を設けたことを特徴とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド面は、シート材が下流に移動
    するにつれて前記分離手段を乗り越える方向にシート材
    を案内する方向の傾斜を有する傾斜面であることを特徴
    とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド面は前記傾斜面が連続してお
    り、該傾斜面に部分的に縦溝部が形成されていて、該縦
    溝部に前記突出部が突出していることを特徴とする請求
    項2に記載のシート材給送装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド面はシート材の幅方向に並列
    して配された複数のリブ部材からなり、該リブ部材の間
    に前記シート材積載台の前記突出部が突出していること
    を特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  5. 【請求項5】 前記給送ローラにより給送されたシート
    材が上方に凸形状に撓んだときに、その撓みを制限する
    ための撓み制限部材を設けたことを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のシート材給送装置を備え、前記シート材給送装置より
    給送されたシート材に記録手段により記録を行うことを
    特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は、インクを吐出可能なイ
    ンクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項
    6に記載の記録装置。
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