JP2557107B2 - シート材自動給送装置 - Google Patents
シート材自動給送装置Info
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- JP2557107B2 JP2557107B2 JP1239321A JP23932189A JP2557107B2 JP 2557107 B2 JP2557107 B2 JP 2557107B2 JP 1239321 A JP1239321 A JP 1239321A JP 23932189 A JP23932189 A JP 23932189A JP 2557107 B2 JP2557107 B2 JP 2557107B2
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- Japan
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- sheet material
- separation pad
- feeding device
- separation
- sheet
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、積載したシート材を一枚づつ分離給送する
シート材自動給送装置に係り、詳しくは分離パッドを有
するシート材自動給送装置に関する。
シート材自動給送装置に係り、詳しくは分離パッドを有
するシート材自動給送装置に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に複写機等の事務機器の給紙装置においては、転
写紙、感光紙等のシート材は、カセットもしくはデッキ
のシート材受け基板上に多数枚積載されており、給紙ロ
ーラ等によりこのシート材束から1枚のシート材を次の
工程にむけて給送するようにしている。この際、シート
材の重送を防止するためにシート材給送方向の先端近傍
に摩擦部材、例えばゴム材にコルクを含有させた分離パ
ッドを設け、給紙ローラなどによて給送されたシート材
がこの分離パッドに接触して摩擦分離を行なう。
写紙、感光紙等のシート材は、カセットもしくはデッキ
のシート材受け基板上に多数枚積載されており、給紙ロ
ーラ等によりこのシート材束から1枚のシート材を次の
工程にむけて給送するようにしている。この際、シート
材の重送を防止するためにシート材給送方向の先端近傍
に摩擦部材、例えばゴム材にコルクを含有させた分離パ
ッドを設け、給紙ローラなどによて給送されたシート材
がこの分離パッドに接触して摩擦分離を行なう。
それは、給送されたシート材同士の間の摩擦係数μ1
と、給紙ローラとシートとの間の摩擦係数μ3と、分離
パッドとシート材との間の摩擦係数μ2の関係はμ1<
μ2<μ3となるように構成されている。μ1<μ2に
より複数枚重なったシート材の分離パッドに近接したも
のから搬送が停止し、最終的にはμ2<μ3により1枚
のシート材だけが給送ローラと分離パッドの間を通過し
て搬送されることはよく知られている。
と、給紙ローラとシートとの間の摩擦係数μ3と、分離
パッドとシート材との間の摩擦係数μ2の関係はμ1<
μ2<μ3となるように構成されている。μ1<μ2に
より複数枚重なったシート材の分離パッドに近接したも
のから搬送が停止し、最終的にはμ2<μ3により1枚
のシート材だけが給送ローラと分離パッドの間を通過し
て搬送されることはよく知られている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来例では、シート材自動給送装
置の分離性能を左右する分離パッドの位置は、同一の位
置に固定されていたので、厚手、または薄手のシート材
を使用する各種の場合を考えると、これ等すべての場合
にシート材を充分に分離することは無理であった。
置の分離性能を左右する分離パッドの位置は、同一の位
置に固定されていたので、厚手、または薄手のシート材
を使用する各種の場合を考えると、これ等すべての場合
にシート材を充分に分離することは無理であった。
例えば、シートの折れ、しわ、そり等があると、また
は厚紙、封筒等の特殊なシート材を使用するとなると、
給紙不良、重送等の現象が発生し安いので、給送可能な
シート材の種類を制限したり、装置の使用環境を制限し
なければならないという欠点があった。
は厚紙、封筒等の特殊なシート材を使用するとなると、
給紙不良、重送等の現象が発生し安いので、給送可能な
シート材の種類を制限したり、装置の使用環境を制限し
なければならないという欠点があった。
そこで、本発明は、分離パッドの取付け位置、特に取
付け高さを調節可能として、特殊シート材や変形したシ
ート材に対しても、使用環境の変化に対しても、シート
材の給送が可能なシート材自動給送装置を提供すること
を目的とするものでる。
付け高さを調節可能として、特殊シート材や変形したシ
ート材に対しても、使用環境の変化に対しても、シート
材の給送が可能なシート材自動給送装置を提供すること
を目的とするものでる。
(ニ) 課題を解決するための手段 請求項1に係る本発明は、シート材を積載するシート
材積載手段と、該シート材積載手段上のシート材の上面
と先端とにそれぞれ当接する上爪と前爪とを有する分離
手段と、これら上爪と前爪との間隙からシート材を送り
出すことにより該シート材を他のシート材から分離する
給送手段と、該給送手段によって前記間隙から送り出さ
れたシート材を搬送する搬送手段と、を備えたシート材
自動給送装置において、前記分離手段の間隙と前記搬送
手段との間に設けた傾斜したシート材搬送路と、該傾斜
したシート材搬送路中における少なくとも高さ位置が異
なる複数の位置に設定可能であるとともに、前記分離手
段の間隙から送り出されたシート材の先端が突き当てら
れてシート材を分離する分離パッドと、を備える、こと
を特徴とする。
材積載手段と、該シート材積載手段上のシート材の上面
と先端とにそれぞれ当接する上爪と前爪とを有する分離
手段と、これら上爪と前爪との間隙からシート材を送り
出すことにより該シート材を他のシート材から分離する
給送手段と、該給送手段によって前記間隙から送り出さ
れたシート材を搬送する搬送手段と、を備えたシート材
自動給送装置において、前記分離手段の間隙と前記搬送
手段との間に設けた傾斜したシート材搬送路と、該傾斜
したシート材搬送路中における少なくとも高さ位置が異
なる複数の位置に設定可能であるとともに、前記分離手
段の間隙から送り出されたシート材の先端が突き当てら
れてシート材を分離する分離パッドと、を備える、こと
を特徴とする。
請求項2に係る本発明は、前記分離パッドを前記シー
ト材搬送路に沿った異なる複数の位置に設定可能であ
る、ことを特徴とする。
ト材搬送路に沿った異なる複数の位置に設定可能であ
る、ことを特徴とする。
請求項3に係る本発明は、前記分離パッドが、前記シ
ート材の先端が突き当てられる分離面を異なる複数の傾
斜角に設定可能である、ことを特徴とする。
ート材の先端が突き当てられる分離面を異なる複数の傾
斜角に設定可能である、ことを特徴とする。
請求項4に係る本発明は、前記分離パッドが、前記傾
斜したシート材搬送路に、着脱自在に配設されている、
ことを特徴とする。
斜したシート材搬送路に、着脱自在に配設されている、
ことを特徴とする。
請求項5に係る本発明は、前記分離手段を、前記シー
ト材積載手段上のシート材の先端における両端部に配設
する、ことを特徴とする。
ト材積載手段上のシート材の先端における両端部に配設
する、ことを特徴とする。
(ホ) 作用 以上の構成に基づく主な作用(請求項1に対応する作
用)は次のとおりである。
用)は次のとおりである。
給送手段によって分離手段の上爪と前爪との間隙から
送り出されたシート材は、その先端が、分離パッドに突
き当てられる。先端を分離パッドに突き当てられたシー
ト材は、給送手段による給送が続行されることにより、
その先端が分離パッドを乗り越えるようにして給送さ
れ、分離パッドの下流側の搬送手段に到達する。そし
て、搬送手段によって搬送される。
送り出されたシート材は、その先端が、分離パッドに突
き当てられる。先端を分離パッドに突き当てられたシー
ト材は、給送手段による給送が続行されることにより、
その先端が分離パッドを乗り越えるようにして給送さ
れ、分離パッドの下流側の搬送手段に到達する。そし
て、搬送手段によって搬送される。
ところで、分離手段の間隙と搬送手段との間のシート
材搬送路は傾斜した状態で設けてある。したがって、分
離手段の間隙から送り出されて分離パッドに衝突したシ
ート材が、分離パッドを乗り越えることによってその進
路を変更された場合であっても、シート材の先端が搬送
手段からずれることなく好適に搬送手段に到達される。
材搬送路は傾斜した状態で設けてある。したがって、分
離手段の間隙から送り出されて分離パッドに衝突したシ
ート材が、分離パッドを乗り越えることによってその進
路を変更された場合であっても、シート材の先端が搬送
手段からずれることなく好適に搬送手段に到達される。
ここで、給紙手段によって複数枚のシート材が重送さ
れてしまった場合、これらのシート材の先端が一体とな
って分離パッドに突き当たり、その移動が一時的に停止
される。このとき、給紙手段によって直接送り出される
最上位のシート材は、給紙手段によって給送されるた
め、上述と同様に分離パッドを乗り越えるようにして搬
送手段に到達する。一方、分離パッドに突き当たった他
のシートは、給紙手段から最上位のシートを介して分離
パッドを乗り越えるのに十分な力が付与されないため、
全体が停止される。これにより、最上位のシートのみが
他のシートから分離されて搬送手段に至る。
れてしまった場合、これらのシート材の先端が一体とな
って分離パッドに突き当たり、その移動が一時的に停止
される。このとき、給紙手段によって直接送り出される
最上位のシート材は、給紙手段によって給送されるた
め、上述と同様に分離パッドを乗り越えるようにして搬
送手段に到達する。一方、分離パッドに突き当たった他
のシートは、給紙手段から最上位のシートを介して分離
パッドを乗り越えるのに十分な力が付与されないため、
全体が停止される。これにより、最上位のシートのみが
他のシートから分離されて搬送手段に至る。
シート材が分離パッドを乗り越える際の、乗り越えや
すさは、シート材の厚さや剛性によって異なる。そこ
で、分離パッドを、シート材搬送路中における少なくと
も高さ位置が異なる複数の位置に設定可能とすること
で、その高さ位置をシートの厚さや剛性に基づいて適宜
に設定することにより、シート材の分離をより確実に行
うことができる。
すさは、シート材の厚さや剛性によって異なる。そこ
で、分離パッドを、シート材搬送路中における少なくと
も高さ位置が異なる複数の位置に設定可能とすること
で、その高さ位置をシートの厚さや剛性に基づいて適宜
に設定することにより、シート材の分離をより確実に行
うことができる。
なお、高さ位置を変更するに際して、合わせて水平方
向の位置を変更してよいのはもちろんである。
向の位置を変更してよいのはもちろんである。
(ヘ) 実施例 以下、第1図乃至第3図を参照して本発明の実施例を
説明する。
説明する。
第1図において、据置台C上に自動給送装置Bが載置
され、この自動給送装置BにプリンタAが嵌め合わされ
て、係止されている。
され、この自動給送装置BにプリンタAが嵌め合わされ
て、係止されている。
また、自動給送装置Bの上部中間に給送ローラ(給送
手段)1が設けられ、その右側に一対の搬送ローラ(搬
送手段)2a,2bが設けられて、フイーダDを形成し、下
部に固設されたピン3aにL字状の加圧レバー3が枢支さ
れ、この加圧レバー3が引張ばね4により時計回り方向
に付勢されている。
手段)1が設けられ、その右側に一対の搬送ローラ(搬
送手段)2a,2bが設けられて、フイーダDを形成し、下
部に固設されたピン3aにL字状の加圧レバー3が枢支さ
れ、この加圧レバー3が引張ばね4により時計回り方向
に付勢されている。
また、斜線を付したカセット5が前記自動給送装置B
に着脱自在に取付けられ、このカセット5に中板6が左
辺部6aを支点として取付けられ、前記加圧レバー3によ
り支点6aを中心として反時計回り方向に付勢され、この
中板6上にシート材Sが載置されている。
に着脱自在に取付けられ、このカセット5に中板6が左
辺部6aを支点として取付けられ、前記加圧レバー3によ
り支点6aを中心として反時計回り方向に付勢され、この
中板6上にシート材Sが載置されている。
また、シート材Sの右端上面が押当てられている爪
(上爪)7aと、シート材Sの束の右端面(先端)が押当
てられた爪(前爪)7bとがカセット5に設けられ、シー
ト材Sはこれ等7a,7bとの間(間隙)から右方に搬送さ
れるようになっている。そして爪7bと搬送ローラ2a,2b
との間において分離パッド8がカセット5に取付けられ
ている。
(上爪)7aと、シート材Sの束の右端面(先端)が押当
てられた爪(前爪)7bとがカセット5に設けられ、シー
ト材Sはこれ等7a,7bとの間(間隙)から右方に搬送さ
れるようになっている。そして爪7bと搬送ローラ2a,2b
との間において分離パッド8がカセット5に取付けられ
ている。
また、爪7a,7b、給送ローラ1、分離パッド8、搬送
ローラ2a,2b等の関係位置は第2図(a)、(b)、
(c)に示されている。そして、カセット5の傾斜した
前壁5aに3個の溝9a,9b,9cが下からこの順に段設されて
いて、この溝9a,9b,9cの両側に、第3図に示すように、
ガイド10が設けられ、分離パッド8がこれ等ガイド10に
案内されるようになっており、分離パッド8の裏面に突
設された弾性突起8aが前記溝9a,9b,9cに係止されるよう
になっている。
ローラ2a,2b等の関係位置は第2図(a)、(b)、
(c)に示されている。そして、カセット5の傾斜した
前壁5aに3個の溝9a,9b,9cが下からこの順に段設されて
いて、この溝9a,9b,9cの両側に、第3図に示すように、
ガイド10が設けられ、分離パッド8がこれ等ガイド10に
案内されるようになっており、分離パッド8の裏面に突
設された弾性突起8aが前記溝9a,9b,9cに係止されるよう
になっている。
なお、分離パッド8は着脱自在に位置がえできるよう
にしても良い。
にしても良い。
本実施例は上述のように構成されているので、給送ロ
ーラ1が回転すると、シート材Sが矢印Eの方向に給送
される。そして、最上位のシート材S1に伴って第2位の
シート材S2が連れ出された場合、シート材S1は分離パッ
ド8よりも大きい摩擦係数を有する給送ローラ1により
駆動されているので、分離パッド8を乗り越えて、第2
図(c)に示すように、搬送ローラ2a,2bへ搬送される
が、シート材S2は分離パッド8よりも小さいシート材
S1,S2間の摩擦係数により駆動されているので、分離パ
ッド8との摩擦により止められる。即ち、最上位のシー
ト材S1のみが分離されて搬送されて搬送ローラ2a,2bへ
搬送され、更に搬送ローラ2a,2bによりプリンタAに搬
入される。
ーラ1が回転すると、シート材Sが矢印Eの方向に給送
される。そして、最上位のシート材S1に伴って第2位の
シート材S2が連れ出された場合、シート材S1は分離パッ
ド8よりも大きい摩擦係数を有する給送ローラ1により
駆動されているので、分離パッド8を乗り越えて、第2
図(c)に示すように、搬送ローラ2a,2bへ搬送される
が、シート材S2は分離パッド8よりも小さいシート材
S1,S2間の摩擦係数により駆動されているので、分離パ
ッド8との摩擦により止められる。即ち、最上位のシー
ト材S1のみが分離されて搬送されて搬送ローラ2a,2bへ
搬送され、更に搬送ローラ2a,2bによりプリンタAに搬
入される。
この際、重送を発生し易い薄いシート材Sを使用する
場合には、乗り超える量の大きい、すなわち高さ位置が
高い(ウ)の位置に分離パッド8をセットしてやり、分
離パッド8を乗り超えにくいために給送不良を起こすシ
ート材Sを使用する場合には、乗り超える量の少ない、
すなち高さ位置が低い(ア)の位置に分離パッド8をセ
ットしてやる。
場合には、乗り超える量の大きい、すなわち高さ位置が
高い(ウ)の位置に分離パッド8をセットしてやり、分
離パッド8を乗り超えにくいために給送不良を起こすシ
ート材Sを使用する場合には、乗り超える量の少ない、
すなち高さ位置が低い(ア)の位置に分離パッド8をセ
ットしてやる。
また、シート材Sがカセット5に少くなると中板6に
より上方へ移動させ爪7aによりシート材Sの上面をほぼ
一定のレベルに維持させ、シート材Sの分離給送を常に
安定させる。
より上方へ移動させ爪7aによりシート材Sの上面をほぼ
一定のレベルに維持させ、シート材Sの分離給送を常に
安定させる。
次に他の実施例を第4図(a),(b)を参照して説
明する。
明する。
カセット5の前壁5aに軸11により分離パッド8が枢支
され、軸12を中心に回動するカム13により駆動されて、
分離パッド8が引張ばね15の付勢に抗して、傾動するよ
うになっている。また、カム13の軸12にダイヤル14が取
付けられ、このダイヤル14の溝14aが自動給送装置本体1
6に設けられた弾性突起17により係止されるようになっ
ていて、分離パッド8の角度を多段階に設定できるよう
になっている。
され、軸12を中心に回動するカム13により駆動されて、
分離パッド8が引張ばね15の付勢に抗して、傾動するよ
うになっている。また、カム13の軸12にダイヤル14が取
付けられ、このダイヤル14の溝14aが自動給送装置本体1
6に設けられた弾性突起17により係止されるようになっ
ていて、分離パッド8の角度を多段階に設定できるよう
になっている。
かくして、分離パッド8の角度を変化させて、シート
材Sがこの分離パッド8を乗り越える抵抗を変化させ
る。
材Sがこの分離パッド8を乗り越える抵抗を変化させ
る。
そして、薄いシート材Sで重送を発生し易いものを使
用するときには、傾斜角度を大きくして、抵抗を大きく
し、重送を防止する。
用するときには、傾斜角度を大きくして、抵抗を大きく
し、重送を防止する。
また、分離パッド8を乗り越えにくくて、給紙不良を
起こし易いシート材Sを使用するときには、傾斜角度を
小さくして抵抗を少なくする。
起こし易いシート材Sを使用するときには、傾斜角度を
小さくして抵抗を少なくする。
次に、更に他の実施例を第5図に参照して説明する。
(ア),(イ),(ウ)の位置により分離パッド8が
セットされる面の傾斜が(ア)よりも(イ)、(イ)よ
りも(ウ)と大きくなっている。即ち、分離パッド8を
乗り越えにくいため給紙不良を起し易いシート材Sを使
用するときには、(ア)の位置にシフトし、薄くて重送
を起こし易い、シート材Sを使用するときには、(ウ)
の位置にシフトして使用する。
セットされる面の傾斜が(ア)よりも(イ)、(イ)よ
りも(ウ)と大きくなっている。即ち、分離パッド8を
乗り越えにくいため給紙不良を起し易いシート材Sを使
用するときには、(ア)の位置にシフトし、薄くて重送
を起こし易い、シート材Sを使用するときには、(ウ)
の位置にシフトして使用する。
かくすることにより、シート材Sの分離条件の幅を広
くできる。
くできる。
なお、第4図に示した分離パッド8を移動させること
により、乗り越え角度が、乗り越え量と独立して変化さ
せることができる。
により、乗り越え角度が、乗り越え量と独立して変化さ
せることができる。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、分離パッドを
傾斜したシート材搬送路に対して高さ位置が異なる複数
の位置に配置がえできるので、シート材が分離パッドを
乗り越える際の乗り越え易さを調整することができるた
め、例えば図書カード、葉書、等の乗り越えにくくて給
送不良を起こし易い厚手のシート材に対しては乗り越え
量を少なくし、また分離不良を起こし易い薄手のシート
材に対しては乗り越え量を大きくすることにより、各種
のシート材を円滑に分離給送できる。また、封筒のよう
に折り重なっていて、使用環境により膨らみも異なるも
のに対しても上述と同様その環境に応じて分離パッドの
乗り越え量を調整できるため、同様に円滑に分離給送で
きる。また、分離パッドを配置換えする構造は簡易であ
るので、製造コストを低減できる。
傾斜したシート材搬送路に対して高さ位置が異なる複数
の位置に配置がえできるので、シート材が分離パッドを
乗り越える際の乗り越え易さを調整することができるた
め、例えば図書カード、葉書、等の乗り越えにくくて給
送不良を起こし易い厚手のシート材に対しては乗り越え
量を少なくし、また分離不良を起こし易い薄手のシート
材に対しては乗り越え量を大きくすることにより、各種
のシート材を円滑に分離給送できる。また、封筒のよう
に折り重なっていて、使用環境により膨らみも異なるも
のに対しても上述と同様その環境に応じて分離パッドの
乗り越え量を調整できるため、同様に円滑に分離給送で
きる。また、分離パッドを配置換えする構造は簡易であ
るので、製造コストを低減できる。
また、分離パッドの傾斜角を2個以上に設定がえする
ことによっては、シート材搬送路におけるシート材の搬
送抵抗をシート材の突入角や、シート材または分離パッ
ドの表面状態や、シート材の厚さにより変化させシート
材の搬送速度を安定させ、分離パッドを乗り越える量の
調整と相俟って、円滑にシート材を分離給送できる。
ことによっては、シート材搬送路におけるシート材の搬
送抵抗をシート材の突入角や、シート材または分離パッ
ドの表面状態や、シート材の厚さにより変化させシート
材の搬送速度を安定させ、分離パッドを乗り越える量の
調整と相俟って、円滑にシート材を分離給送できる。
また、分離パッドを取付け取外しできることによって
は、摩耗により摩擦抵抗が低下し、分離能力が低下した
分離パッドをその状態を補う位置に取付けることによっ
て再度使用することにより、分離パッドの寿命を延ばす
ことができる。
は、摩耗により摩擦抵抗が低下し、分離能力が低下した
分離パッドをその状態を補う位置に取付けることによっ
て再度使用することにより、分離パッドの寿命を延ばす
ことができる。
また、上爪と前爪との間隙から前記分離パッドに向け
てシート材を給送することによっては、シート材が給送
・分離される性能を大幅に安定化できる。
てシート材を給送することによっては、シート材が給送
・分離される性能を大幅に安定化できる。
第1図は本発明の実施例を示す縦断側面図、第2図は給
送分離状態を示す説明図、第3図は分離パッドの斜視
図、第4図(a)は他の実施例を示す縦断側面図、第4
図(b)はその斜視図、第5図は更に他の実施例の分離
状態を示す説明図である。 1……給送手段(給送ローラ)、2a,2b……搬送手段
(搬送ローラ)、5……シート材積載部(カセット)、
5a……搬送路(前壁)、7a……上爪(爪)、7b……前爪
(爪)、8……分離パッド、B……シート材自動給送装
置、D……フイーダ、S……シート材。
送分離状態を示す説明図、第3図は分離パッドの斜視
図、第4図(a)は他の実施例を示す縦断側面図、第4
図(b)はその斜視図、第5図は更に他の実施例の分離
状態を示す説明図である。 1……給送手段(給送ローラ)、2a,2b……搬送手段
(搬送ローラ)、5……シート材積載部(カセット)、
5a……搬送路(前壁)、7a……上爪(爪)、7b……前爪
(爪)、8……分離パッド、B……シート材自動給送装
置、D……フイーダ、S……シート材。
Claims (5)
- 【請求項1】シート材を積載するシート材積載手段と、
該シート材積載手段上のシート材の上面と先端とにそれ
ぞれ当接する上爪と前爪とを有する分離手段と、これら
上爪と前爪との間隙からシート材を送り出すことにより
該シート材を他のシート材から分離する給送手段と、該
給送手段によって前記間隙から送り出されたシート材を
搬送する搬送手段と、を備えたシート材自動給送装置に
おいて、 前記分離手段の間隙と前記搬送手段との間に設けた傾斜
したシート材搬送路と、 該傾斜したシート材搬送路中における少なくとも高さ位
置が異なる複数の位置に設定可能であるとともに、前記
分離手段の間隙から送り出されたシート材の先端が突き
当てられてシート材を分離する分離パッドと、を備え
る、 ことを特徴とするシート材自動給送装置。 - 【請求項2】前記分離パッドを前記シート材搬送路に沿
った異なる複数の位置に設定可能である、 ことを特徴とする請求項1記載のシート材自動給送装
置。 - 【請求項3】前記分離パッドが、前記シート材の先端が
突き当てられる分離面を異なる複数の傾斜角に設定可能
である、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシート材
自動給送装置。 - 【請求項4】前記分離パッドが、前記傾斜したシート材
搬送路に、着脱自在に配設されている、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
項記載のシート材自動給送装置。 - 【請求項5】前記分離手段を、前記シート材積載手段上
のシート材の先端における両端部に配設する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
項記載のシート材自動給送装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1239321A JP2557107B2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | シート材自動給送装置 |
EP90104359A EP0386737B1 (en) | 1989-03-08 | 1990-03-07 | Sheet feeding apparatus |
DE69010527T DE69010527T2 (de) | 1989-03-08 | 1990-03-07 | Bogenzuführvorrichtung. |
CN 90102122 CN1023781C (zh) | 1989-03-08 | 1990-03-08 | 片材进给装置 |
KR1019900003050A KR940009452B1 (ko) | 1989-03-08 | 1990-03-08 | 쉬트이송장치 |
US08/281,155 US5443251A (en) | 1989-03-08 | 1994-07-27 | Sheet feeding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1239321A JP2557107B2 (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | シート材自動給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102039A JPH03102039A (ja) | 1991-04-26 |
JP2557107B2 true JP2557107B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
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