JPH10120221A - 給紙装置およびそれを備えた印字装置 - Google Patents

給紙装置およびそれを備えた印字装置

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JPH10120221A
JPH10120221A JP27209396A JP27209396A JPH10120221A JP H10120221 A JPH10120221 A JP H10120221A JP 27209396 A JP27209396 A JP 27209396A JP 27209396 A JP27209396 A JP 27209396A JP H10120221 A JPH10120221 A JP H10120221A
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feed roller
paper feed
roller
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弘 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる幅の用紙を傾いて送り出すことのない
構造を簡単な構造で実現する。 【解決手段】 通常の事務用箋、封筒はそれぞれ基準ガ
イド30aを基準にセットし、事務用箋は2個の給紙ロ
ーラ41により送り出す。横向きの封筒は2個の給紙ロ
ーラ41と補助給紙ローラ43により送り出す。2個の
給紙ローラ41と対向する用紙台31上の位置にのみ摩
擦部材36を突出して設け、事務用箋を送り出すときに
は、補助給紙ローラ43を空回りさせる。送り出した封
筒は、分離用の傾斜面51にそって湾曲するとき、補助
給紙ローラ側の封筒の端部が摩擦係数の小さい薄板52
b上をすべることで、傾くことなく傾斜面51を乗り越
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層した用紙から
用紙一枚ずつ送り出す給紙装置およびそれを備えた印字
装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
から給紙装置として、種々の幅の用紙を択一的に装填で
きるものがある。このように種々の用紙を使用する場
合、2個の給紙ローラを持つものでは用紙の中心に対し
て左右対称になるように、用紙の側縁に当接するガイド
の移動に連動して給紙ローラを左右方向に移動するもの
がある。また給紙ローラを同軸上に4〜5個以上多数設
けて用紙幅に合わせて使用するローラの数を変えるもの
もある。これらの構成では、構造が複雑で高価になる。
【0003】一方、給紙ローラが一定位置にあってどん
な幅の用紙も一側を基準にしてセットし、給紙ローラを
使用頻度の高い例えばA4サイズの用紙に対応した位置
に配置するものがある。この構成では、給紙ローラが2
個程度で、左右に移動しないから安価に製作できる。と
ころが、そのA4サイズの用紙を入れる封筒はA4サイ
ズよりも大きいから、これを横向きにセットすると、基
準位置と反対側へ給紙ローラに対してA4サイズよりも
はみ出す。給紙装置から封筒を送り出すとき、このはみ
出し部分が抵抗となって、傾いて送り出されることにな
る。
【0004】本発明は、簡単な構造で異なる幅の用紙を
傾いて送り出すことのないようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、積層し
た用紙に接して一枚ずつ送り出す給紙ローラと、前記積
層した用紙を搭載してその用紙を前記給紙ローラに向け
押圧する用紙台と、前記用紙台上に積層した用紙を一側
において当接位置決めする基準ガイドと、前記給紙ロー
ラに対し前記基準ガイドとは反対側に離れて位置する補
助給紙ローラとを備え、前記用紙台は、前記給紙ローラ
とほぼ対向する位置に摩擦部材を設け、前記補助給紙ロ
ーラと対向する位置を前記摩擦部材よりも低く形成した
ことを特徴とする給紙装置にある。
【0006】この構造により、各種幅の用紙を基準ガイ
ドに沿って用紙台上にセットすることで、所定幅以下の
用紙は主として給紙ローラにより送り出される。用紙台
上の用紙枚数が少ないとき、摩擦部材により最も下の用
紙を用紙台上に拘束し、残りの用紙が重なって送り出さ
れるのを防止する。補助給紙ローラと対向する位置を低
く形成しているが、用紙枚数が多いときには、用紙力の
荷重を給紙ローラと補助給紙ローラによって受けるが、
用紙枚数が少ないときには、上記高さの差によって給紙
ローラのみで用紙台からの荷重を受けることになる。こ
のため補助給紙ローラは用紙台と離れて空転し、給紙ロ
ーラの回転を妨げることがない。したがって、給紙ロー
ラによる用紙の送り出しは、枚数が少なくなっても補助
給紙ローラによって妨げられることなく円滑に遂行され
る。
【0007】所定幅以上の用紙は給紙ローラと補助給紙
ローラとによりその用紙幅のほぼ全体にわたって送り出
し力を受け、傾くことなく送り出される。給紙ローラ側
の部分と補助給紙ローラ側の部分とで用紙台に高さの差
があるため、枚数が少なくなって、補助給紙ローラでの
送り出し力がわずか低下しても、用紙は給紙ローラから
はみ出した部分に補助給紙ローラが接触して送り出され
傾くのが抑えられる。そしてこの構造は、各種幅の用紙
を基準ガイドに沿って用紙台上にセットするだけでよい
から、用紙幅に合わせてガイド、ローラ等を操作する必
要がなく、また部品点数が少なく簡単な構造とすること
ができる。
【0008】上記構造において好ましくは、請求項2に
記載のように前記用紙は、事務用箋およびそれを収容す
る封筒であり、前記給紙ローラはその事務用箋と対向す
る位置にあり、前記補助給紙ローラは封筒の長手方向の
一方の端と対向する位置にある構造とする。これによ
り、通常の事務用箋のみならず封筒のように横に長いも
のでも傾くことなく送り出すことができる。
【0009】また請求項3に記載のように、請求項2に
おいて、前記補助給紙ローラを、前記事務用箋の前記基
準ガイドとは反対側の側縁ともほぼ対向する位置におく
ことで、事務用箋の送り出しに補助給紙ローラも作用
し、さらにその事務用箋を入れる封筒に対し給紙ローラ
および補助給紙ローラが良好な位置で送り出し力を付与
することができる。
【0010】また、請求項4に記載のように請求項1〜
3のいずれかにおいて、前記給紙ローラは、前記用紙の
幅方向に少なくとも2個あることで、通常使用する所定
幅以下の用紙および幅の広い用紙に対して左右バランス
よく送り出し力を付与し、傾くことなく送り出すことが
できる。
【0011】さらに、請求項5に記載のように請求項1
または2において、前記給紙ローラおよび補助給紙ロー
ラの下流側に、送り出し方向へ向かって上昇する分離用
の傾斜面を備え、その傾斜面の前記補助給紙ローラと送
り出し方向にて対向する部分を他の部分よりも用紙に対
する抵抗を小さく形成することで、剛性の大きい用紙
(例えばはがきや封筒などの厚紙)を傾斜面によって一
枚ずつに分離することができ、しかもその傾斜面に沿っ
て昇るとき補助給紙ローラと対向する位置で抵抗が小さ
いため、幅の広い用紙を傾くことなく送り出すことがで
きる。
【0012】上記の給紙装置は、前記給紙ローラおよび
補助給紙ローラの下流側に、それらによって送り出され
た用紙に印字をする印字機構を有する印字装置に実施す
ることで、用紙上に傾くことなく正確な印字を行うこと
ができる。
【0013】特に、用紙に向けてインク滴を吐出して印
字をするインクジェット式印字ヘッドを用いるものにお
いて好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をインクジェット式
の印字装置に具体化した図面を参照して説明する。
【0015】印字装置は、給紙装置2により用紙Sを一
枚ずつを印字機構1の前面に搬送し、用紙Sに所定の印
字を行う。用紙Sは、一定寸法の矩形状に裁断されたい
わゆる単票用紙である。
【0016】印字機構1は、ガイドレール10に沿って
往復移動するキャリッジ11と、キャリッジ11に支持
されたインクカートリッジ12及び印字ヘッド13とか
ら構成される。ガイドレール10は、給紙装置2から供
給される用紙Sの幅方向、すなわち用紙Sの表面と平行
でかつ用紙Sの送り方向と直交する方向に配置される。
印字時には、キャリッジ11が不図示の駆動源にて往復
駆動されつつ印字ヘッド13からその下方を通過する用
紙Sに向かってインク滴が吐出され、それにより用紙S
に文字や図形からなる画像がドットマトリクス形式で印
字される。
【0017】給紙装置2は、用紙Sを積層状態で収容す
る給紙ホッパ30と、給紙ホッパ3から用紙Sを送り出
すための送出機構4と、給紙ホッパ3から送り出される
用紙Sが突き当たるように設けられた壁部5と、その壁
部5に設けられたストッパ機構6と、壁部5の下流側で
かつ印字機構1の上流側に位置する送り機構7とからな
る。
【0018】給紙ホッパ30は、印字装置のフレーム8
に形成されたホッパ受け凹部80により、その先端側
(用紙Sの送出端側)を下にして斜めに傾いた状態で支
持される。給紙ホッパ30の内部には、用紙Sを積層支
持する用紙台31が設けられる。用紙台31は給紙ホッ
パ30の後端側に設けられた回動軸34を中心として回
動可能であり、バネ35により用紙Sの先端側が押し上
げられ、送出機構4側に付勢される。図2に示すよう
に、用紙台31の上面には摩擦部材36が取付けられ、
その摩擦部材36により最も下の用紙を用紙台31上に
拘束し、用紙Sの枚数が少ないとき(例えば2、3枚の
とき)には全ての用紙Sが重なって用紙台31の上面か
ら送り出されることを防止している。摩擦部材36とし
ては例えばコルクが使用される。摩擦部材36は後述す
る複数の給紙ローラ41とそれぞれ対向する位置に配置
され、かつ用紙台31の上面よりも突出している。な
お、摩擦部材36は必ずしも給紙ローラ41と対向する
位置になくてもよい。例えば、複数の給紙ローラの間あ
るいは近傍等、給紙ローラの41に向けて用紙を押し上
げる位置にあればよい。
【0019】給紙ホッパ30は、その一側壁30a(図
2において右側)を、用紙Sの一側を当接位置決めする
基準ガイドとして形成され、用紙台31上には、用紙S
の他側を位置決めする可動ガイド37が用紙Sの幅方向
にスライド移動可能に設けられている。
【0020】送出機構4は、用紙Sの幅方向と平行な支
持軸40と、支持軸40上に間隔をおいて取付けられた
複数の給紙ローラ41と、複数のカラー42と、1個の
補助給紙ローラ43とを有する。支持軸40は、フレー
ム8の上面に立つ一対の側壁81間に橋渡して支持さ
れ、不図示の駆動源により図1の時計方向に回転可能で
ある。給紙ローラ41は、支持軸40と同軸の円弧を描
くように湾曲する外周部410と、その外周部410よ
りも半径方向中心側に後退した切欠部411とを有す
る。給紙ローラ41は支持軸40と一体に回転可能とさ
れている。外周部410はその周方向において一枚の用
紙Sを後述する送り機構7の送りローラ70と案内片7
3との間まで送り出すのに必要な長さ以上を有する。補
助給紙ローラ43は、給紙ローラ41に対し支持軸40
と平行な方向の幅が小さいほかはその給紙ローラ41と
同じ形状をしている。
【0021】カラー42は、曲率一定の外周面を有する
円板状に形成され、支持軸40に対して相対的に回転自
在である。カラー42の外周面は給紙ローラ41の外周
部410の外径よりも僅かに小径に設定され、給紙ロー
ラ41の切欠部411よりも半径方向外側に位置する。
支持軸40が図1の時計方向に回転して給紙ローラ41
の外周部410が用紙台31にて押し上げられた用紙S
に接触すると、給紙ホッパ30の最上位の用紙Sが送り
出される。給紙ローラ41の回転が進行して切欠部41
1が給紙ホッパ30側に対向すると、給紙ホッパ30内
に残された用紙Sがカラー42の外周面に突き当てられ
る。これにより、用紙Sの送出完了後、給紙ローラ41
が用紙Sから離れた状態に保持されながら、送り機構7
により搬送される用紙Sに追従してカラー42が回転さ
れる。そして次の用紙Sの送り出しが開始される迄の
間、用紙Sの浮き上がりが阻止される。
【0022】図2に示すように2個の給紙ローラ41
は、通常の事務用箋に対して幅方向において左右バラン
スよく送り出し力を付与するように位置する。例えばA
4サイズあるいは英文レターサイズS1の用紙に対して
両側縁からそれぞれ内側へ所定距離入ったところに位置
し、またB5サイズの用紙および横向きのはがきに対し
ても2個とも接触するように相互に間隔をおいている。
補助給紙ローラ43は2個の給紙ローラ41に対し基準
ガイド31aとは反対側へ間隔をあけて位置する。つま
り、上記サイズS1の用紙を収容するサイズS2の封筒
を横向きにおいたとき基準ガイド31aから遠い側の端
部から内側へ所定距離入ったところに位置する。この補
助給紙ローラ43の位置はまた、上記サイズS1のほぼ
側縁に対向する位置でもある。カラー42は用紙台31
の幅方向全体にわたって所定間隔で配置されている。
【0023】なお、補助給紙ローラ43は、封筒のサイ
ズや剛性に応じて、図2に二点鎖線で示すようにさらに
1個追加したり、給紙ローラ41と同幅にしたり、それ
よりも幅を大きくすることができる。また補助給紙ロー
ラ43を給紙ローラ41よりもわずか小径にしてもよ
い。
【0024】この補助給紙ローラ43が対向する用紙台
31の位置には摩擦部材36を設けない。つまり図7に
示すように、補助給紙ローラ43と用紙台31間の距離
は、給紙ローラ41と用紙台31間の距離よりも、摩擦
部材36の突出量t分だけ大きい。
【0025】図1に示すように、壁部5はホッパ受け凹
部80の一側においてフレーム8に一体に形成される。
壁部5の詳細を図4に示す。壁部5には、給紙ホッパ3
0の先端から下降する用紙Sを受け止める用紙受け面5
0と、この用紙受け面50の上方に連続し、給紙ホッパ
30から送り出し方向前方へ向かうにしたがって上昇す
る傾斜面51とが形成される。ホッパ受け凹部80一側
の用紙受け面50から連続して印字ヘッド13と対向す
る位置へ延びるフレーム8の通路壁82a、82bに沿
って、給紙ホッパ30から送り出された用紙Sのための
用紙通路が形成される。
【0026】用紙受け面50と傾斜面51の左右両端に
は、図2、図3に示すように、表面が平滑な樹脂製薄板
52a、52bが、その両面50、51にわたって貼付
されている。薄板52a、52bの用紙に対する摩擦係
数は、傾斜面51の他の部分よりも十分に小さい。一方
の薄板52aは、基準ガイド31a側の用紙の端部と対
向する位置に設けられ、他方の薄板52bは、補助給紙
ローラ43と対向する位置に設けられている。すなわち
他方の薄板52bは、給紙ローラに対し基準ガイド31
aとは反対側の用紙受け面50、傾斜面51上に位置す
る。後者の薄板52bは前者の薄板52aよりも用紙幅
方向の幅が広く形成され、給紙ローラ41から大きくは
み出て補助給紙ローラ43によって送り出される封筒の
部分が、傾斜面51を昇るときの抵抗を小さくしてい
る。また、封筒のように厚紙が二重になっているもの
で、図6に示すようにその端部が下向きに折れ曲がった
り、反っていると、部分的に剛性が大きくなり、傾斜面
51に強く当接し抵抗が一層大きくなるが、両薄板52
a、52bによりその抵抗を小さくしている。
【0027】傾斜面51には用紙通路側に開口した凹所
510が設けられ、その凹所510内に上述したストッ
パ機構6が配置される。なお、傾斜面51は湾曲させて
もよい。ストッパ機構6は複数の給紙ローラ41の中間
位置に対して左右対称な位置、例えば図示のように1個
ならば中間位置、2個以上ならば左右対称な位置に設け
られ、給紙ローラ41による送り出し力に対し対称に負
荷をかける。
【0028】ストッパ機構6は、軸60を中心に揺動し
て傾斜面51から出没可能なストッパ61と、このスト
ッパ61を傾斜面51から給紙ホッパ30側へ突出する
ように付勢するコイルバネ62とを有する。軸60は傾
斜面51に対して送り出し方向上流側に位置して用紙の
幅方向と平行に設けられ、ストッパ61はその軸と反対
側の端部、すなわち傾斜面51に対して下流側の端部を
傾斜面51から突出させている。その突出状態において
給紙ホッパ側に向いたストッパ61の面610は、傾斜
面51に対して給紙ホッパ側から見て鈍角に傾斜し、用
紙Sと接触可能な面となっている。用紙Sの送り出し方
向に関して傾斜面51よりも接触面610の方が勾配が
大きい。また、ストッパ61は、その一端(軸側の端
部)から突出したアーム63を凹所510の一側上面に
当接させることで、傾斜面51からの最大突出位置を規
制している。
【0029】ストッパ61はフレーム8と同様の樹脂に
て形成され、その剛性は接触面610に突き当たる用紙
Sが押す力に抗して一定形態を保つように高く設定され
ている。コイルバネ62がストッパ61を押す力は、用
紙Sの剛性に応じてストッパ61が傾斜面51から出没
するように設定され、それにより用紙Sの剛性に応じた
適切な分離効果が保障される。
【0030】すなわち、剛性の大きい用紙S(例えばは
がきや封筒のような厚紙)が接触面610を押すときに
は、図4に実線で示すようにストッパ61が傾斜面51
とほぼ同一面まで押し込まれ、つまり用紙通路から退避
し、用紙Sの先端が傾斜面51を滑りつつ給紙ホッパ3
0から送り出される。このとき、給紙ホッパ30から複
数の用紙Sが同時に送り出されても、それらの用紙Sが
傾斜面51に沿って湾曲することで、相互に分離され
る。その結果、最上位の用紙Sのみが給紙ローラ41に
押されて傾斜面51を乗り越える。
【0031】横向きにセットされた封筒が用紙台31上
に多量にある場合、摩擦部材36の高さの差に拘わらず
用紙の柔軟性によって、バネ35の付勢にもとづく用紙
台31からの荷重が、2個の給紙ローラ41と補助給紙
ローラ43とで受けられる。すなわち、2個の給紙ロー
ラ41、補助給紙ローラ43による摩擦力が横向きの封
筒の幅全体にわたって与えられ、封筒は傾くことなく送
り出される。図6に示すように封筒の端部が折れ曲がっ
たり反って部分的に剛性の高い状態になっても、その端
部が当接する薄板52a、52bの摩擦係数が小さいか
ら、大きな抵抗にならず傾斜面51を乗り越える。用紙
台31上の封筒枚数が少なくなると、用紙台31により
用紙Sが補助給紙ローラ43と給紙ローラ41に当接す
る圧力が、図7に示すように摩擦部材36の突出量tの
差分だけ違ってくる。それによって補助給紙ローラ43
による送り出し力が、給紙ローラ41よりも小さくな
る。したがって封筒は主として給紙ローラ41によって
送り出される。給紙ローラ41からはみ出した部分に作
用する補助給紙ローラ43の送り出し力が小さくても、
同部分と接触する傾斜面51が低摩擦の薄板52bにな
っているから、封筒は傾くことなく傾斜面51を乗り越
えることができる。
【0032】一方、通常の事務用箋などの薄紙つまり剛
性の小さい用紙Sがストッパ61を押すときには、図5
(a)に示すようにその用紙Sの剛性ではバネ62がほ
とんど圧縮されることなくストッパ61が傾斜面51か
ら突出し、図5(b)、(c)に示すように、用紙Sは
湾曲してストッパ61を乗り越え、送り出される。この
場合、ストッパ61が傾斜面51下に退避した場合と比
較して用紙Sの先端部が大きく湾曲するので、剛性の小
さい用紙Sでも十分に分離され、最上位の用紙Sよりも
下の用紙Sはストッパ61にて確実に拘束される。
【0033】このように剛性の小さい用紙Sは専らスト
ッパ61にて分離されるので、傾斜面51の勾配は剛性
の大きい用紙Sに対して適切な分離作用が働くように設
定すればよく、それにより種々の用紙Sをそれらの剛性
の大小に拘りなく確実に分離できる。
【0034】A4サイズあるいはレターサイズS1の事
務用箋に対しては、前述の封筒と同様に2個の給紙ロー
ラ41のほか補助給紙ローラ43も送り出しに作用す
る。それ以下のB5サイズなどの用箋に対しては、2個
の給紙ローラ41だけで送り出される。この場合用紙枚
数が少なくなってくると、補助給紙ローラ43の下に摩
擦部材36がない分だけ補助給紙ローラ43が給紙ロー
ラ41よりも用紙台31から離れているため、給紙ロー
ラ41が用紙を送り出す間、補助給紙ローラ43は空転
する。仮に、補助給紙ローラ43の下にも摩擦部材36
があると、用紙枚数が少ないとき補助給紙ローラ43が
摩擦部材36と干渉し、給紙ローラの回転を妨げてしま
うが、上記のように支障なく送り出すことができる。
【0035】送り機構7は、送りローラ70および従動
ローラ71と、従動ローラ71を支持するレバー部材7
2とから構成される。送りローラ70は外周上部を通路
壁82a、82bの開口83から用紙通路に露出し、図
2に示すようにその露出部分に長手方向にわたって複数
個の従動ローラ71が接触している。各従動ローラ71
はそれぞれ別々のレバー部材72に支持され、バネ73
により送りローラ70に接触する方向に付勢されてい
る。送りローラ70と従動ローラ71の回転中心軸線
は、それぞれ用紙Sの幅方向と平行である。
【0036】従動ローラ71は、送りローラ70との接
線が印字機構1と平行よりも印字機構1と対向する通路
壁82bに対し交差する方向に傾斜するよう送りローラ
70と接触し、上記通路壁82bに対し用紙を当接する
ように送り出す。
【0037】レバー部材72の回転中心となる軸72a
は、従動ローラ71よりも上流側にあり、レバー部材7
2は、その上流側の側面と上流側の通路壁82aとの間
に、用紙通路を形成している。レバー部材72の上流側
の側面には、弾性のある薄板金属または樹脂フィルム材
の第1の案内片73の一端が固定されている。その第1
の案内片73は用紙幅方向に間隔をおいて複数個設けら
れ、その各自由端は送りローラ70に接触して、従動ロ
ーラ71の小径部をとおって印字機構1側へ突出してい
る。また上流側の通路壁82は、傾斜壁51の上端から
レバー部材72に向かって延びており、その先端には弾
性のある薄板金属または樹脂フィルム材の第2の案内片
84の一端が固定されている。第2の案内片84は用紙
幅方向に間隔をおいて複数個設けられ、その各自由端は
レバー部材72に向かって突出している。
【0038】給紙ローラ41によって、給紙ホッパ30
から送り出された用紙は、その先端を傾斜面51に沿っ
てあるいは通路壁82aに沿ってレバー部材72の上流
側の側面に当接する。このとき、図8に示すように用紙
の先端が幅方向にわたって上下に波打っていることが避
けられないから、後述のレジストをする前に、波形の底
部が送りローラ70の傾斜の急な面に衝突し、用紙を損
傷するおそれがある。特に後述するように逆回転してい
る送りローラ70に衝突すると、その損傷が大きい。し
かし、第2の案内片84により波打った用紙Sは、ほぼ
平坦に矯正されながら、レバー部材72および第1の案
内片73に沿ってさらに下流側へ移動し、その案内片7
3と送りローラ70の接点部に当接する。このとき、送
りローラ70は図1の時計方向に回転しているか、停止
しており、用紙Sは印字ヘッド13側へは搬送されな
い。この状態で給紙ローラ41はさらに所定角度回転を
続け、用紙Sが通路壁82上で湾曲し、その先端を上記
接点部に位置決めしかつ傾きを修正する。いわゆるレジ
ストをする。
【0039】その後、送りローラ70が図1において反
時計方向に回転して送りローラ70と従動ローラ71と
で用紙Sを挟んで用紙の先頭印字位置を印字ヘッド13
と対向する位置へ送る一方、給紙ローラ41は当初から
一回転し、切欠部411が用紙Sと対向したところ、つ
まり図1の初期状態に戻ったところで停止する。
【0040】印字機構1が用紙S上に1行印字するごと
に、送りローラ70はその用紙を所定量ずつ送り、用紙
Sの後方部分を給紙ホッパ30から引き出す。このとき
カラー42が給紙ホッパ30内に残された用紙Sと接触
しているから給紙ローラ41が用紙Sから離れた状態に
保持されながら、用紙Sの引き出しに追従してカラー4
2が回転する。用紙Sはバネ35の付勢によりカラー4
2に押し付けられ、カラー42は軸40に対して摩擦を
もって回転するから、送りローラ70による用紙の引き
出しには所定の抵抗が作用し、カラー42と送りローラ
70間で用紙Sは、ぴんと張った状態になる。
【0041】この状態で、第2の案内片84はその自由
端を下へ湾曲する。前述のように用紙Sの波打ちを矯正
するには、第1の案内片73と送りローラの接点部にで
きる限り近い位置まで、通路壁82aの先端を延長すれ
ばよいが、そのようにすると、通路壁82aが案内片7
3に対して交差する角度にあるため、上記のように用紙
Sがぴんと張った状態のとき、通路壁82aの先端で急
激に折れ曲がり、送りに対して大きな抵抗となる。特
に、封筒やはがきなど剛性の大きい用紙の場合、曲がり
にくいため、抵抗が大きくなる。そこで、第1の案内片
73と送りローラの接点部に対し通路壁82aの先端を
できる限り離しておき、上記のように第2の案内片84
が自由端を下へ湾曲することで、用紙の急激な折れ曲が
りを抑え、抵抗を軽減することができる。
【0042】上記の実施の形態では、用紙台31から摩
擦部材36のみを突出しているが、用紙台31の上面
を、給紙ローラ41側と補助給紙ローラ43側とで高さ
に差をもって形成し、その高い側の上面に摩擦部材36
をほぼ埋没するように配置してもよい。また傾斜面51
に摩擦係数が小さい薄板52a、52bを貼付すること
に代えて、図9に符号53で示すように同箇所を傾斜面
51よりも凹ませ、用紙の端部が傾斜面に接触しないよ
うにしたり、樹脂成形する際に同箇所のみ表面あらさを
著しく小さくすることで、抵抗を小さくすることができ
る。
【0043】本発明の給紙装置は、インクジェット式の
印字装置に限らず、レーザー式等の他の印字装置、コピ
ー機、ファクシミリ等の各種の印刷装置に適用できる。
用紙を水平に保持する給紙装置であっても本発明は適用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェット式の印
字装置の給紙ホッパから印字機構に至る部分の縦断面
図。
【図2】図1の矢印B方向からの平面図。
【図3】図1の壁部5から送り機構7に至る部分の拡大
縦断面図。
【図4】剛性の大きい用紙が分離される状態を示す図。
【図5】剛性の小さい用紙が分離される状態を示す図。
【図6】用紙Sと傾斜面51の関係を示す正面図。
【図7】送出機構4と用紙台3の関係を示す正面図。
【図8】用紙Sと第2の案内片の関係を示す斜視図。
【図9】壁部5の他の実施の形態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…印字機構 2…給紙装置 30…給紙ホッパ 4…送出機構 41…給紙ローラ 43…補助給紙ローラ 51…傾斜面 52a、52b…摩擦係数が小さい薄板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層した用紙に接して一枚ずつ送り出す
    給紙ローラと、 前記積層した用紙を搭載してその用紙を前記給紙ローラ
    に向け押圧する用紙台と、 前記用紙台上に積層した用紙を一側において当接位置決
    めする基準ガイドと、 前記給紙ローラに対し前記基準ガイドとは反対側に離れ
    て位置する補助給紙ローラとを備え、前記用紙台は、前
    記給紙ローラとほぼ対向する位置に摩擦部材を突出して
    設け、前記補助給紙ローラと対向する位置を前記摩擦部
    材よりも低く形成したことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記用紙は、事務用
    箋およびそれを収容する封筒であり、前記給紙ローラは
    その事務用箋と対向する位置にあり、前記補助給紙ロー
    ラは封筒の長手方向の一方の端と対向する位置にあるこ
    とを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記補助給紙ローラ
    は、前記事務用箋の前記基準ガイドとは反対側の側縁と
    もほぼ対向する位置にあることを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    給紙ローラは、前記用紙の幅方向に少なくとも2個ある
    ことを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、さらに前記
    給紙ローラおよび補助給紙ローラの下流側に、送り出し
    方向へ向かって上昇する分離用の傾斜面を備え、その傾
    斜面の前記補助給紙ローラと送り出し方向にて対向する
    部分を他の部分よりも用紙に対する抵抗を小さく形成し
    たことを特徴とする給紙装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの給紙装置を備
    え、前記給紙ローラおよび補助給紙ローラの下流側に、
    それらによって送り出された用紙に印字をする印字機構
    を有することを特徴とする印字装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記印字機構は、用
    紙に向けてインク滴を吐出して印字をするインクジェッ
    ト式印字ヘッドを有することを特徴とする印字装置。
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