JPH0671946B2 - 給紙装置における紙捌き機構 - Google Patents

給紙装置における紙捌き機構

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JPH0671946B2
JPH0671946B2 JP62016254A JP1625487A JPH0671946B2 JP H0671946 B2 JPH0671946 B2 JP H0671946B2 JP 62016254 A JP62016254 A JP 62016254A JP 1625487 A JP1625487 A JP 1625487A JP H0671946 B2 JPH0671946 B2 JP H0671946B2
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paper
separating
paper feeding
distance
roller
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JP62016254A
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和彦 内田
克典 藤井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は給紙装置における紙捌き機構に関し、より具体
的には滑り面と摩擦面とからなる紙捌き面を有する紙捌
き板の機能調整構造を改良することにより、多種類の紙
捌きに適合可能としたこの種機構に関する。
[従来の技術] 従来の給紙装置において、紙を一枚宛捌く機能の優れた
構造は、給紙ローラに対向する紙捌き面を有する紙捌き
板を用いたものである。これ等の構造において、紙捌き
面は、給紙ローラに対して、隙間を開けて配設される
か、強制的に押し付けられるか、或いはばね力により弾
性的に付勢されている。紙捌き板の一例は、例えば特開
昭57-175636号公報に開示されており、この板はばね力
により給紙ローラに対して付勢され、またその紙捌き面
は紙の送り方向上流側の滑り面と下流側の摩擦面とから
なる。
紙捌き板を用いた上記従来の構造に共通して、紙の種類
による紙捌き機能の調整は給紙ローラと紙捌き面との間
の距離を調整することによって行っている。なお本明細
書においてこの「距離」という用語は次のような意味に
解釈されたい。即ち、給紙ローラと紙捌き面との間に隙
間が開いている場合は、その大きさがそのまま正の「距
離」を意味するものとし、他方給紙ローラに対して紙捌
き板が強制的に押し付けられているか、ばね力により付
勢されている場合は、ミクロ的に見て給紙ローラと紙捌
き面との接触部分は潰れた状態となっているのであるか
ら、強制力若しくは付勢力が大きい程「距離」は負とな
って小さくなることを意味するものとする。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来の紙捌き機構にあっては、給紙ローラと紙捌き
面との間の距離を調整することのみを以て捌く紙の種類
に対応していたため、実際上は装置によって捌き得る紙
の種類の幅は或る程度限定されていた。
本発明は斯かる従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、より大幅な紙の種類の変更に対応可能な給紙装
置における紙捌き機構を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の紙捌き機構が設けら
れる給紙装置は、紙を送る給紙ローラと、紙の送り方向
上流側の滑り面と下流側の摩擦面とからなる紙捌き面を
給紙ローラに対向して有する紙捌き板と、を含むことが
前提となる。
第1の発明にあっては、上記給紙装置において、給紙ロ
ーラと紙捌き面との間の距離を小さくすると、滑り面と
摩擦面との境界が紙の送り方向上流側に移動し、他方上
記距離を大きくすると、上記境界が上記方向の下流側に
移動するように、給紙ローラに対する紙捌き板の調整用
軌道を形成した。
第2の発明にあっては、上記給紙装置において、給紙ロ
ーラと紙捌き面との間の距離を小さくすると、滑り面と
摩擦面との境界が紙の送り方向上流側に移動すると共
に、紙の送り方向に対する紙捌き面の傾斜角度が大きく
なり、他方上記距離を大きくすると、上記境界が上記方
向の下流側に移動すると共に、上記傾斜角度が小さくな
るように、給紙ローラに対する紙捌き板の調整用軌道を
形成した。
[作用] 上記構成により本発明に係る紙捌き機構にあっては、給
紙ローラと紙捌き面との距離の調整時に、滑り面と摩擦
面との境界の位置、紙の送り方向に対する紙捌き面の傾
斜角度等の紙捌き機能を変更する他の要素が同時に調整
される。
[実施例] 第1図は本発明に至る過程で検討された、給紙ローラに
対する紙捌き板の紙捌き面の状態と、捌くべき紙の種類
との関係を、概略図と共に示す表である。同表中、「距
離」は給紙ローラと紙捌き面との距離、「境界位置」は
給紙方向上流側の滑り面と下流側の摩擦面との境界の位
置、「角度」は紙の送り方向に対する紙捌き面の傾斜角
度の各状態要素を夫々表わす。各状態要素は夫々4段階
に分けてあり、各紙の種類毎に都合の良い段階に丸を付
してある。
ここで見出されたことは、各紙の種類と各状態要素の都
合の良い段階とは、表から判る通り一定の関係にあるこ
とである。即ち、一般的にいって「距離」は小さい程、
「境界位置」は上流側に位置する程、また「角度」は大
きい程、紙を捌く機能が高くなる。このため、薄紙のよ
うなものを捌く場合は、夫々の状態要素が紙を捌く機能
が高くなるように調整されることが望ましく、他方、2
つ若しくは4つ折り紙、厚紙、折り束紙等を捌く場合
は、夫々の状態要素がこれ等の紙の順で漸次紙を捌く機
能が低くなるように調整されることが望ましい。
上述の観点から各状態要素は捌くべき紙の種類に応じて
連携して調整可能とすることが有効であるとの結論に至
った。また特にここで重要なのは「距離」と「境界位
置」とが連携して調整されることあり、「角度」は幾分
補助的なものであることが見出された。
第2a図及び第2b図は本発明紙捌き機構の第1実施例を示
す図である。この給紙ローラ10と紙捌き板12との対向位
置関係は、図中右方の給紙台上に別の補助給紙ローラが
設けられ、給紙台上の紙が先ずその補助給紙ローラの作
用により給紙ローラ10と紙捌き板12との間に送られてく
ることを前提としたものである。
紙捌き板12の紙捌き面14は矢標Aで示される紙の送り方
向上流側の滑り面16と下流側の摩擦面18とからなる。紙
捌き板12は、紙の送り方向に対する紙捌き面の傾斜角度
は一定であるが、矢標Bで示される方向の軌道に沿って
移動調整可能となっている。従って、給紙ローラ10と紙
捌き面14との間の距離が小さくなるように紙捌き板12を
上昇させると、滑り面16と摩擦面18との境界20は紙の送
り方向上流側に移動する(第2b図)。他方上記距離が大
きくなるように紙捌き板12を下降させると、上記境界20
は上記方向の下流側に移動する(第2a図)。紙捌き板12
の上記軌道に沿った移動調整構造は、例えば給紙装置筐
体の両側壁に、軌道方向に延在する案内長孔を夫々穿設
し、両長孔間に該板12を固定支持するシャフトを該長孔
の延在方向に沿って漸次移動及び係止可能に架橋するこ
とにより形成できる。
第3a図、第3b図及び第3c図は本発明紙捌き機構の第2実
施例を示す図である。この給紙ローラ30と紙捌き板32と
の対向位置関係も、図中右方の給紙台上に別の補助給紙
ローラが設けられ、給紙台上の紙が先ずその補助給紙ロ
ーラの作用により給紙ローラ30と紙捌き板32との間に送
られてくることを前提としたものである。
紙捌き板32の紙捌き面34は矢標Aで示される紙の送り方
向上流側の滑り面36と下流側の摩擦面38とからなる。紙
捌き板32は、紙捌き面34を挾んで給紙ローラ30の軸とは
反対側に位置する軸42を中心とした回転軌道に沿って移
動調整可能になっている。従って給紙ローラ30と紙捌き
面34との間の距離が小さくなるように紙捌き板32を時計
方向に回転させると、滑り面36と摩擦面38との境界40は
紙の送り方向上流側に移動し、また紙の送り方向に対す
る紙捌き面の傾斜角度αは大きくなる(第3c図)。他方
上記距離が大きくなるように紙捌き板32を反時計方向に
回転させると、上記境界40は上記方向の下流側に移動
し、また上記傾斜角度αは小さくなる(第3a図)。本実
施例における初期段階での傾斜角度の実際の使用範囲は
第3a図から第3b図であり、第3b図から第3c図は給紙ロー
ラ30若しくは紙捌き面34が摩耗した際の補正のための範
囲となる。紙捌き板32の上記軌道に沿った移動調整構造
は、例えば該板32を固定支持するシャフトを軸42に整一
させると共に、その一端部が給紙装置筐体の側壁を貫通
するようにし、この一端部に歯車機構を連携させて該シ
ャフトを回転駆動可能とすることにより形成できる。
なお、上記両実施例にあっては、給紙ローラと紙捌き面
との間に隙間が開いているか、給紙ローラに対して紙捌
き板が強制的に押し付けられている構造について述べた
が、給紙ローラに対して紙捌き板がばね力により付勢さ
れている構造についても、本発明は容易に利用すること
ができる。その場合は前述の如く、付勢ばね圧が大きく
なる程、前記「距離」は負となって小さくなる。また上
記両実施例における供給ローラと紙捌き板との対向位置
関係は、給紙装置に補助給紙ローラが別途設けられてい
ることを前提に示したが、本発明は補助給紙ローラのな
い給紙装置にも当然利用することができる。その場合紙
捌き板は、図示両実施例のものよりも小型で、給紙ロー
ラに対してより給紙方向下流側に位置することとなる。
[発明の効果] 本発明に係る紙捌き機構にあっては、給紙ローラと紙捌
き面との距離の調整時に、滑り面と摩擦面との境界の位
置、紙の送り方向に対する紙捌き面の傾斜角度等の紙捌
き機能を変更する他の要素が同時に調整されるようにな
っているため、所定範囲内の紙捌き板の調整により大幅
な紙の種類の変更に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は給紙ローラに対する紙捌き板の紙捌き面の状態
と、捌くべき紙の種類との関係を、概略図と共に示す表
である。第2a図及び第2b図は本発明紙捌き機構の第1実
施例を示す図である。第3a図、第3b図及び第3c図は本発
明紙捌き機構の第2実施例を示す図である。 10,30……給紙ローラ、12,32……紙捌き板、14,34……
紙捌き面、16,36……滑り面、18,38……摩擦面、20,40
……境界、42……軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を送る給紙ローラと、紙の送り方向上流
    側の滑り面と下流側の摩擦面とからなる紙捌き面を給紙
    ローラに対向して有する紙捌き板と、を含む給紙装置に
    おいて、 給紙ローラと紙捌き面との間の距離を小さくすると、滑
    り面と摩擦面との境界が紙の送り方向上流側に移動し、
    他方上記距離を大きくすると、上記境界が上記方向の下
    流側に移動するように、給紙ローラに対する紙捌き板の
    調整用軌道を形成したことを特徴とする紙捌き機構。
  2. 【請求項2】紙を送る給紙ローラと、紙の送り方向上流
    側の滑り面と下流側の摩擦面とからなる紙捌き面を給紙
    ローラに対向して有する紙捌き板と、を含む給紙装置に
    おいて、 給紙ローラと紙捌き面との間の距離を小さくすると、滑
    り面と摩擦面との境界が紙の送り方向上流側に移動する
    と共に、紙の送り方向に対する紙捌き面の傾斜角度が大
    きくなり、他方上記距離を大きくすると、上記境界が上
    記方向の下流側に移動すると共に、上記傾斜角度が小さ
    くなるように、給紙ローラに対する紙捌き板の調整用軌
    道を形成したことを特徴とする紙捌き機構。
JP62016254A 1987-01-28 1987-01-28 給紙装置における紙捌き機構 Expired - Lifetime JPH0671946B2 (ja)

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JPH07110723B2 (ja) * 1990-05-10 1995-11-29 株式会社ピーエフユー 情報処理装置の自動給紙装置
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JPS59114238A (ja) * 1982-12-20 1984-07-02 Deyupuro Seizo Kk 給紙装置における紙捌き機構

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