JP2002087606A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2002087606A
JP2002087606A JP2000276426A JP2000276426A JP2002087606A JP 2002087606 A JP2002087606 A JP 2002087606A JP 2000276426 A JP2000276426 A JP 2000276426A JP 2000276426 A JP2000276426 A JP 2000276426A JP 2002087606 A JP2002087606 A JP 2002087606A
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sheet
paper
rotation
feed
auxiliary roller
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JP2000276426A
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English (en)
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Hajime Nishida
一 西田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙される用紙間の摩擦係数のばらつきによ
る重送の発生などを防ぎ、確実かつ安定した分離給紙を
可能にする。 【解決手段】 給紙ローラ4が回転する前、補助ローラ
5を正回転方向に回転して最上の用紙P1を搬送させ、
その先端を用紙先端側フェンス1aに当接させて最上の
用紙P1を撓ませる。このことによって、最上の用紙P1
は、その直下の用紙P2に対して離れ、捌かれることに
よって接触抵抗が低下することになる。その後、補助ロ
ーラ5を逆回転方向に回転させ、最上の用紙P1を、元
の位置すなわち分離給紙動作が開始される位置(給紙待
機位置)まで戻し、給紙ローラ4の回転による分離給紙
部への搬送開始まで待機させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,ファクシ
ミリ装置,プリンタなどにおける記録紙,原稿などの用
紙を給紙する給紙装置に係り、特に用紙収納部に積載さ
れた用紙束のうち最上の用紙から順次送り出す構造のも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給紙装置においてカセット,トレ
イなどからなる用紙収納部に積載された用紙の重送を防
止するため、種々の機構のものが提案され、実施されて
いる。例えばフリクションパッド式分離機構あるいはコ
ーナ爪分離機構などがある。これらは、基本的に、最上
の用紙に接触して回転する給紙ローラの搬送力と、重送
された用紙を一旦係止する係止力と、用紙間の摩擦係数
との設定関係により、給紙ローラ側の最上の用紙のみを
他の用紙から分離して給紙することができる構成になっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の用
紙分離機構では、用紙間の摩擦が分離状態の良否に影響
する。特に、近年注目されている環境保全の傾向から、
複写機などにおいては用紙の裏紙あるいは再生紙を使用
する場合が多くなり、さらには、それらの各種の材質の
用紙が混在して使用されることもある。このような場合
に、給紙される用紙1枚ごとに用紙間の摩擦係数が大き
く異なり、給紙不良の原因となる。特に給紙側の用紙か
ら1枚目と2枚目間の摩擦係数よりも、2枚目以降の用
紙間の摩擦係数の方が小さい場合に重送が発生しやす
い。
【0004】特開平7−315608号公報には、用紙
トレイに積載された用紙間の摩擦係数が異なる場合で
も、給紙不良が生じないようにするため、用紙が複数枚
の束のようになって送り出された場合、この用紙束を、
用紙トレイ先端フェンスの傾斜部に対してフィラーによ
って押さえ、用紙搬送方向下流側へ少数枚に規制して送
るようにした給紙装置の構成が記載されている。
【0005】しかし、特開平7−315608号公報に
記載された給紙装置の構成では、重送された用紙を単に
傾斜部にフィラーにより押圧することにより規制して用
紙を送る構成であるため、充分に用紙束を捌ききれず、
良好な用紙分離が行われない場合がある。
【0006】本発明の目的は、前記従来の課題を解決
し、給紙される用紙間の摩擦係数のばらつきによる重送
の発生などを防ぎ、確実かつ安定した分離給紙が行われ
るようにした給紙装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、給紙ローラの回転動作によ
って、用紙収納部に積載された用紙束のうち最上の用紙
から順次送り出す給紙装置において、用紙を捌くための
回転力を与える正逆回転可能な補助ローラを設置したこ
とを特徴とし、この構成によって、積載された用紙間の
摩擦係数が大きく異なっていても、最上の用紙が補助ロ
ーラの正逆回転により、その下の用紙に対して往復移動
されて捌かれ、給紙ローラの回転による分離動作の前に
最上の用紙が捌かれることになるため摩擦抵抗の少ない
状態で給紙され、重送のない給紙が可能になる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の給
紙装置において、補助ローラの正回転と逆回転とを時間
によって制御することを特徴とし、この構成によって、
補助ローラの正逆回転が確実に行われるため、安定した
分離給紙動作が行われる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の給
紙装置において、補助ローラの正回転と逆回転とを用紙
の撓み量によって制御することを特徴とし、この構成に
よって、補助ローラの正回転による用紙の撓み過ぎによ
って生じる給紙不良を防ぐことができ、補助ローラの正
逆回転が適正に行われるため、安定した分離給紙動作が
行われる。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1に項記載の給紙装置において、補助ローラの正
回転により、最上の用紙を給紙待機位置から用紙先端が
用紙先端側フェンスに当接して用紙が撓むまで搬送し、
また補助ローラの逆回転により、最上の用紙が給紙待機
位置まで戻るまで逆方向へ搬送することを特徴とし、こ
の構成によって、補助ローラの正回転によって最上の用
紙を撓ませた後に、その用紙を補助ローラの逆回転によ
って収納定常状態に戻すことによって、分離給紙動作が
確実かつ安定して行われることになる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の給紙装置において、用紙を捌くため
用紙間へ空気を送風するための送風ファンを備えたこと
を特徴とし、この構成によって、風力を利用した用紙の
捌きが行われるため、用紙間の摩擦係数をさらに小さく
することができ、より確実で安定した分離給紙が行われ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施形態を説明するた
めの給紙装置における要部の構成を示す断面図であり、
1は箱状をなす給紙カセット、2は給紙カセット1内に
上下動可能に設置されて上部に用紙Pが積載される底
板、3は給紙時に底板2を上昇させるために上方に付勢
している押圧スプリング、4は給紙カセット1の用紙先
端側フェンス1aの上方において最上の用紙P1に対向
するように設置された略半円形状の給紙ローラ、5は、
給紙ローラ4よりも給紙方向(矢印a方向)の上流側に
設置され、最上の用紙P1の表面に接触して正逆回転両
方向へ回転駆動される補助ローラである。
【0014】本実施形態では、給紙ローラ4による用紙
Pの給紙方向aの下流側に、用紙Pが重送された場合に
1枚ずつ分離給紙するための用紙分離給紙機構(図示せ
ず)、例えば公知のフリクションパッド分離機構あるい
はコーナ爪分離機構が設置されている。
【0015】前記構成の第1実施形態において、給紙時
において給紙ローラ4が回転する前に、押圧スプリング
3の付勢力を受けて底板2が上昇し、最上の用紙P1
補助ローラ5に接触すると、補助ローラ5が正回転方向
(時計回り方向)に回転する。すると、図2(a)に示
すように、最上の用紙P1が搬送されて、先端が用紙先
端側フェンス1aに当接して最上の用紙P1が撓む、こ
のことによって、最上の用紙P1は、その直下の用紙P2
に対して離れ、捌かれることによって接触抵抗が低下す
ることになる。
【0016】その後、補助ローラ5は逆回転方向(反時
計方向)に回転する。この回転により、図2(b)に示
すように、最上の用紙P1は元の位置、すなわち収納定
常状態の位置(分離給紙動作が開始される位置:給紙待
機位置)まで戻され、給紙ローラ4が回転するまで待機
する。そして給紙ローラ4が回転すると、最上の用紙P
1は、給紙方向aへ送り出され、給紙ローラ4の搬送力
を受けて分離給紙動作が行われる図示しない用紙分離給
紙機構を経て、さらに給紙方向aへ送られる。
【0017】したがって、第1実施形態では、積載され
た用紙P間の摩擦係数が大きく異なり、例えば最上の用
紙P1と、その下(上から2枚目)の用紙P2との間の摩
擦係数よりも、2枚目以降の用紙間の摩擦係数が小さい
場合であっても、最上の用紙P1が補助ローラ5の正逆
回転によって2枚目の用紙P2に対して往復移動され、
最上の用紙P1が2枚目の用紙P2に対して捌かれて摩擦
抵抗の少ない状態になるため、給紙ローラ4の回転を受
けて行われる用紙分離給紙機構における分離動作の前
に、あらかじめ重送の発生が防止されることになり、ま
た、補助ローラ5の回転動作に拘らず重送が発生したと
しても、それは用紙分離給紙機構による分離動作によっ
て分離給紙が可能な数枚程度の重送状態にしかならない
ため、分離給紙が確実に行われることになる。
【0018】図3(a),(b)は本発明の第2実施形
態を説明するための断面図であり、この第2実施形態で
は、給紙カセット1の上方に用紙Pの撓み量(高さ)を
検知するための高さセンサ10を設置し、第1実施形態
において説明したように、補助ローラ5が正回転方向に
回転して最上の用紙P1が撓んだとき、その撓み量を検
知し(図3(a))、あらかじめ定められた撓み量に達
したときに、すなわち高さセンサ10がオンになったと
き、補助ローラ5の正回転方向の回転を停止させ、補助
ローラ5を逆回転方向に回転させるようにし(図3
(b))、そして、最上の用紙P1が収納定常状態の位
置に戻ったとき、すなわち高さセンサ10がオフになっ
たときに、補助ローラ5の回転を停止させるようにして
いる。
【0019】したがって、第2実施形態では第1実施形
態と同様の作用効果を奏すると共に、補助ローラ5の正
回転時における用紙Pの撓み過ぎによる不具合の発生を
防止することができる。
【0020】図4(a),(b)は本発明の第3実施形
態を説明するための断面図であり、この第3実施形態で
は、基本的に第1実施形態の構成と同様であって、異な
る点は給紙カセット1の横側に用紙P間に空気を送るた
めの送風ファン11を設置した構成であり、既述したよ
うに、補助ローラ5を正回転方向に回転させて最上の用
紙P1を撓ませた際に、用紙P1と用紙P2間の空間Sへ
風を送ることにより、風力を利用した用紙Pの捌きも行
わせ、用紙間の摩擦係数をさらに小さくするようにして
いる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
積載された用紙間の摩擦係数が大きく異なっていても、
最上の用紙が補助ローラの正逆回転により、その下の用
紙に対して往復移動されて捌かれ、給紙ローラの回転に
よる分離動作の前に、最上の用紙が捌かれて摩擦抵抗が
少なくなった状態で給紙が行われることになるため、重
送のない確実で安定した給紙が可能になり、信頼性の高
い給紙装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するための給紙装
置における要部の構成を示す断面図
【図2】本発明の第1実施形態における動作を説明する
ための断面図
【図3】本発明の第2実施形態を説明するための断面図
【図4】本発明の第3実施形態を説明するための断面図
【符号の説明】
1 給紙カセット 1a 用紙先端側フェンス 4 給紙ローラ 5 補助ローラ 10 高さセンサ 11 送風ファン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙ローラの回転動作によって、用紙収
    納部に積載された用紙束のうち最上の用紙から順次送り
    出す給紙装置において、 用紙を捌くための回転力を与える正逆回転可能な補助ロ
    ーラを設置したことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記補助ローラの正回転と逆回転とを時
    間によって制御することを特徴とする請求項1記載の給
    紙装置。
  3. 【請求項3】 前記補助ローラの正回転と逆回転とを用
    紙の撓み量によって制御することを特徴とする請求項1
    記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記補助ローラの正回転により、最上の
    用紙を給紙待機位置から用紙先端が用紙先端側フェンス
    に当接して用紙が撓むまで搬送し、また前記補助ローラ
    の逆回転により、前記最上の用紙が前記給紙待機位置ま
    で戻るまで逆方向へ搬送することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 用紙を捌くため用紙間へ空気を送風する
    ための送風ファンを備えたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の給紙装置。
JP2000276426A 2000-09-12 2000-09-12 給紙装置 Pending JP2002087606A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269857A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Canon Inc シート給送装置及び該装置を備えた画像形成装置
US20110024971A1 (en) * 2009-07-28 2011-02-03 Ricoh Company Ltd. Sheet feeding device, electrophotographic image forming apparatus incorporating same, and sheet separation method for the apparatus

Cited By (3)

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US20110024971A1 (en) * 2009-07-28 2011-02-03 Ricoh Company Ltd. Sheet feeding device, electrophotographic image forming apparatus incorporating same, and sheet separation method for the apparatus
US8833755B2 (en) * 2009-07-28 2014-09-16 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding device, electrophotographic image forming apparatus incorporating same, and sheet separation method for the apparatus

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