JP2638551B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2638551B2
JP2638551B2 JP7063632A JP6363295A JP2638551B2 JP 2638551 B2 JP2638551 B2 JP 2638551B2 JP 7063632 A JP7063632 A JP 7063632A JP 6363295 A JP6363295 A JP 6363295A JP 2638551 B2 JP2638551 B2 JP 2638551B2
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俊治 木須
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給紙装置に係り、とく
に印刷機,複写機等の画像形成装置における用紙を転写
領域に送り出す給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の給紙装置では、従来、積層され
た用紙の送り方向先端側に摩擦面を有する重送防止部材
が回動可能に設けられており、給紙ローラで送り出され
る用紙の先端をこの重送防止部材の摩擦面に当接させて
該重送防止部材を回動させ、重送防止部材の抵抗力と給
紙ローラの搬送力との差をもって最上の用紙のみを分離
して送り出すようになっている。
【0003】この従来技術の一例として、例えば、特開
平4−94339号公報掲載のものが挙げられる。これ
は、用紙の送り方向先端側に回動可能に支持された重送
防止部材を弾性材で復帰させる構成に加えて、用紙の重
送特性に応じて重送防止部材の回動角度を調整する角度
調整部材を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、重送防止の確実性並びに作業性の面から
問題がある。
【0005】すなわち、従来技術の場合、重送防止部材
に働く弾性力(復帰力)は、用紙だけで重送防止部材を
押せる程度のものでしかないため、また,重送防止部材
の機能を発現させるにはこの程度に設定せざるを得ない
ため、押し倒された重送防止部材は復帰力が小さいこと
から確実に初期位置へ戻らなくなる。このことは、弾性
材の弾性力を最も腰の弱い用紙に合わせた場合にはきわ
めて顕著となる。
【0006】この重送防止部材の初期位置への戻りが不
完全であると、次の給紙の際の用紙に対する重送防止部
材の抵抗が弱まって、良好な重送防止機能が得られない
という問題があった。
【0007】一方、作業性の観点からは、用紙補充に際
し、重送防止部材の回動角度を制限する角度調整部材の
位置を、補充する用紙のそりの状態や厚さ等に合わせて
その都度調整しなければならないという煩わしさがあっ
た。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来技術の有する不都
合を改善し、特に重送防止部材を所定の初期条件を常に
一定に維持できて給紙作業全体に亘って確実な重送防止
を行えると共に、用紙の特性に応じた調整を要すること
なく作業性の向上を図り得る給紙装置を提供すること
を、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、用紙リフト板上に積層さ
れた用紙の内の最上位の用紙に当接して当該用紙を外部
に送りだす給紙ローラと、用紙リフト板に併設され当該
用紙リフト板を給紙ローラ側に常時押圧する用紙押圧ば
ねとを有し、積層された用紙の送りだし方向先端側に用
紙に押圧されて回 動する重送防止部材を備え、この重送
防止部材に、当該重送防止部材を初期位置へ戻すように
常時付勢する弾性部材を装備してなる給紙装置におい
て、前述した重送防止部材に、当該重送防止部材を初期
位置に強制的に復帰させる強制戻し機構を併設する、と
いう構成を採っている。
【0010】削除
【0011】削除
【0012】削除
【0013】
【作用】給紙ローラ12で最上位に位置する用紙10a
が送り出されるときに、用紙どうしの摩擦等で下層の用
紙が一緒に進みだした場合、それぞれの用紙の先端が重
送防止部材18の摩擦面に当接し、この抵抗で重送防止
部材18は弾性部材としての引っ張りばね20の戻し力
に抗して用紙送り方向へ回動する。一方、用紙は、重送
防止部材18の摩擦面による摩擦抵抗と弾性部材として
の引っ張りばね20の戻し力による抵抗を受けるが、最
上の用紙は給紙ローラ12の搬送力で送られるため、抵
抗力に勝って重送防止部材18を通過し、重送用紙はこ
の重送防止部材18で止まる。
【0014】最上位の用紙が供給されると、前述した引
っ張りばね20の働きによって、重送防止部材18は初
期位置に復帰し、これに伴って重送ずれした用紙は重送
防止部材18にその先端を揃えられる。
【0015】一方、上記重送防止部材18の初期位置復
帰に際しては、強制戻し機構22が作動する。このた
め、用紙の高速給紙に際してもこれに有効に対応するこ
とが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。
【0017】図1において、給紙装置2には、用紙カセ
ット4が装備されており、この用紙カセット4には用紙
押圧ばね6で上方に付勢された用紙リフト板8が備えら
れていると共に用紙リフト板8には複数の用紙10が積
層載置されている。用紙10の上部には給紙ローラ12
が設けられている。また、この給紙ローラ12の用紙送
り出し側には、前述した用紙リフト板8との間で用紙1
0を押圧する押さえ板14が設けられている。
【0018】用紙カセット4の用紙送り方向先端側に
は、軸16をもって重送防止部材18が用紙送り方向
(矢印S方向)ヘ回動可能に設けられている。この重送
防止部材18は、例えば用紙カセット4との間に張架さ
れた弾性部材としての引っ張りばね20によって、常時
初期位置(直立位置)Nヘ戻る方向に付勢されている。
【0019】また、給紙装置2には、重送防止部材18
を強制的に初期位置Nへ戻す強制戻し機構22が設けら
れている。この強制戻し機構22は、図示しない機構本
体と、この機構本体で駆動される誘導板22Aとから構
成されており、これに対応して重送防止部材18には、
誘導板22Aが重送防止部材18を初期位置Nに戻す際
に押す場所となる誘導板付き当て部26が設けられてい
る。
【0020】また、重送防止部材18の用紙側の側面に
は、摩擦抵抗を生じさせるための摩擦面28が形成され
ており、この例では摩擦面28は別部材としての摩擦材
を接着して形成されている。ここで、重送防止部材18
自体が摩擦材としての機能を呈するときは、このような
処置は不要である。
【0021】次に、上記実施例の給紙動作を説明する。
【0022】図2に示すように、先ず、誘導板22Aが
重送防止部材18から離れ、これによって重送防止部材
18は回動可能な状態となる。次に、給紙ローラ12の
回転により最上の用紙10aに搬送力が与えられるが、
用紙どうしの摩擦や静電気その他の影響で下層の用紙1
0bも一緒に進み出し、重送防止部材18を押す。
【0023】重送防止部材18を初期位置Nに常時付勢
する弾性部材としての引っ張りばね20は、給紙装置2
で使用可能な用紙中、一番腰の弱い(柔らかい)もので
も重送防止部材18を押していける程度のばね定数をも
つものであるため、給紙ローラー12による搬送力で用
紙10a及び10bは容易に重送防止部材18を回転さ
せながら進むことができる。ここで、用紙10a及び1
0bは重送防止部材18の摩擦面28による摩擦抵抗
と、重送防止部材18を直立位置に支えている、つまり
用紙の進行方向と逆方向に戻すように取り付けられてい
る引っ張りばね20の抵抗を受ける。
【0024】そして、最上の用紙10aだけは給紙ロー
ラ12によって送られているためこれに打ち勝って通り
抜け、搬送力が用紙どうしの摩擦や静電気その他の影響
だけの弱いものである重送の用紙10bは重送防止部材
18上に残される。
【0025】用紙10aがすべて送り出された後、強制
戻し機構22の動作により誘導板22Aが上方へ回動
し、図1と同様に重送防止部材18を初期位置Nに強制
的に戻すことにより重送防止部材18上に残っていた用
紙10b等の下層用紙が用紙カセット4に戻されて先端
を揃えられる。
【0026】これにより、最上位の用紙10aが送り出
される毎に下層の重送用紙が元の位置に戻されるもとに
なり、従って、用紙10に対する重送防止部材18の抵
抗を常に初期値に保つことができ、よって常に安定した
重送防止効果が得ることができる。
【0027】次に、本発明の他の実施例を図3乃至図5
に基づいて説明する。
【0028】この図3乃至図5に示す例では、(給紙装
置30と前述した図1乃至図2の給紙装置2との相違点
は、)重送防止部材18の回動軸を径大の軸32として
この軸32部分に,弾性部材としての捩じりばね34を
装備した点、重送防止部材18に結合された伸縮ロッド
36aを有するソレノイド機構から成る強制戻し機構3
6を設けた点、および用紙リフト板8に結合された伸縮
ロッド40aを有し用紙リフト板8の昇降を制御するリ
フト制御機構40を設けた点が、前述した実施例と相違
する。その他の構成は、前述した図1乃至図2の実施例
と同一となっている。
【0029】ここで、上記他の実施例の動作を、図4及
び図5に基づいて説明する。
【0030】給紙ローラー12が回転を始めて用紙を送
り出すところから最上の用紙10aだけが送り出される
までの説明は、前出の実施例と同一である。
【0031】次に、最上の用紙10aがすべて送り出さ
れ、次の給紙が始まる前、すなわち,重送防止部材18
が初期位置Nに戻されるに先立って、リフト制御機構4
2が動作して用紙リフト板8が下げられる。これによっ
て、用紙10は用紙リフト板8と押さえ板14との間で
の押圧から開放される。
【0032】かかる開放状態で重送防止部材18を初期
位置Nに強制的に戻すことにより、重送防止部材18上
に残っていた用紙10b等の下層用紙が用紙カセット4
の定位置に戻される(図5)。この後、リフト制御機構
40の動作で用紙リフト板8が上昇して押圧ばね6の押
圧力が通常に作用する状態となる。
【0033】従って、押圧ばね6の押圧力の開放下で重
送防止部材18を初期位置Nに戻すので、用紙折れやジ
ャムを回避することができると共に、上記例と同様に用
紙10に対する重送防止部材18の抵抗を常に初期値に
保つことができ、常に安定した重送防止効果を得ること
ができる。
【0034】なお、上記各実施例からも明らかなよう
に、引っ張りばね20,34、強制戻し機構22,3
8、リフト制御機構42等は、それぞれの目的,すなわ
ち重送防止部材18に対する初期位置N方向への付勢力
付与、強制戻し、重送防止部材18の戻り動作に先立っ
ての用紙10の押圧力開放を満足する範囲で、状況に合
わせてその形状や大きさ等が適宜設定されるようになっ
ている。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、請求項
1記載の発明では、重送防止部材を初期位置へ常時付勢
する弾性部材を装備したので、用紙を送りだす毎に重送
防止部材が初期に復帰することとなり、このため、常に
用紙を同一の給紙条件で外部に送りだすことができ、こ
のため、用紙の重送を大幅に抑制することができる。
【0036】更に、本発明では、前述した弾性部材とは
別個に重送防止部材を強制的に初期位置に戻す強制戻し
機構を設ける構成としたので、用紙に対する重送防止部
材の初期抵抗値を迅速に同一条件に設定することがで
き、これによって、給紙作業全体に亘って画一的で且つ
確実でしかも高速給紙に有効に対応して重送防止機能を
十分発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】図1に開示した実施例の動作を示す説明図であ
る。
【図3】他の実施例を示す概略構成図である。
【図4】図3に開示した他の実施例の動作を示す図で、
弾性部材を初期位置に戻す直前の状態を示す説明図であ
る。
【図5】図3に開示した他の実施例の動作を示す図で、
弾性部材を初期位置に戻した後の状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
6 用紙押圧ばね 8 用紙リフト板 10 用紙 10a 最上の用紙 12 給紙ローラ 18 重送防止部材 20 引っ張りばね 34 捩じりばね 22 強制戻し機構 36 ソレノイド機構から成る強制戻し機構 28 摩擦面 42 リフト制御機構 N 初期位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙リフト板上に積層された用紙の内の
    最上位の用紙に当接して当該用紙を外部に送りだす給紙
    ローラと、前記用紙リフト板に併設され当該用紙リフト
    板を前記給紙ローラ側に常時押圧する用紙押圧ばねとを
    有し、前記積層された用紙の送りだし方向先端側に前記
    用紙に押圧されて回動する重送防止部材を備え、この重
    送防止部材に、当該重送防止部材を初期位置へ戻すよう
    に常時付勢する弾性部材を装備してなる給紙装置におい
    て、前記重送防止部材に、当該重送防止部材を初期位置に強
    制的に復帰させる強制戻し機構を 併設したことを特徴と
    する給紙装置。
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