JPH11246064A - 記録媒体給送装置 - Google Patents

記録媒体給送装置

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JPH11246064A
JPH11246064A JP7139998A JP7139998A JPH11246064A JP H11246064 A JPH11246064 A JP H11246064A JP 7139998 A JP7139998 A JP 7139998A JP 7139998 A JP7139998 A JP 7139998A JP H11246064 A JPH11246064 A JP H11246064A
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JP
Japan
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friction
recording medium
paper feed
feed roll
paper
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Application number
JP7139998A
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English (en)
Inventor
Naoto Sugimura
直人 杉村
Seiji Kasagi
誠司 笠木
Akio Sakurai
櫻井  紀生
Masami Sakuma
政美 佐久間
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
富士ゼロックス株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙の厚さにかかわらず安定してミスフィ
ードや重送を防止できるようにする。 【解決手段】 給紙ロール3に対向して配置される摩擦
部材20を、中央部分20bと両側部分20a,20c
とに分割する。それぞれの部分は圧縮ばね26,27,
28で独立に付勢され、摩擦面が給紙ロール3に押圧さ
れるように構成する。圧縮ばね26,28はそれぞれ圧
縮ばね27よりも反発力を大きく設定してある。サイズ
の小さい封筒等の厚紙は中央部分20bと給紙ロール3
とにニップされて適当なニップ圧で給送される。一方、
サイズの大きい薄紙は給紙ロール3に大きい押圧力で当
接している部分20a,20cによる大きい阻止力を受
けるので重送を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体給送装置
に関し、特に、複写機やプリンタ等の画像形成装置にお
いてシート状の記録媒体の給送ミスや重送を防止するの
に好適な記録媒体給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、記録紙、封筒等
のシート状記録媒体(以下、「記録紙」で代表する)を
積層して収容した記録紙トレイまたは記録紙カセットか
ら記録紙を1枚ずつ引き出して画像形成部につながる搬
送路に給送する給紙装置が知られている。図6は、前記
給紙装置の要部断面図である。同図において、用紙積載
板1上には記録紙Sが積み重ねられて収容されている。
用紙積載板1はばね2によって上方に付勢されていて、
積み重ねられた記録紙Sの最上面は給紙ロール3に当接
している。一方、前記用紙積載板1に積み重ねられた記
録紙Sの上層部分の先端は捌き部材4に当接している。
捌き部材4はばね5で付勢されて給紙ロール3に当接し
ている。
【0003】このような構成において、給紙ロール3で
繰り出された記録紙Sが捌き部材4で確実に1枚ずつ捌
かれて搬送路(図示せず)に送り出されていくために
は、次の条件が満足されている必要がある。
【0004】記録紙Sが給紙ロール3で繰り出されると
きに記録紙Sおよび給紙ロール3間に作用する摩擦力F
1 は前記ばね2によって記録紙Sが給紙ロール3に押圧
される力Nと記録紙Sおよび給紙ロール3間の摩擦係数
μ1 との積(F1 =N×μ1)である。また、互いに重
なり合う記録紙S間に働く摩擦力F2 は前記力Nと記録
紙S間の摩擦係数μ2 との積(F2 =N×μ2 )であ
る。
【0005】一方、給紙ロール3が回転して記録紙Sが
繰り出されようとするときに、記録紙Sの先端と捌き部
材4との間には、記録紙Sが該捌き部材4の面上を滑る
のを阻止する力Rが作用している。この阻止力は記録紙
Sが捌き部材4に突き当たる角度(突入角度)αにより
左右される。
【0006】そして、前記摩擦力F1 による搬送力が阻
止力Rよりも大きい場合には、記録紙Sの最上面のもの
は確実に繰り出されて、いわゆるミスフィードは発生し
ない。また、前記摩擦力F2 による搬送力よりも阻止力
Rが大きい場合には、複数枚の記録紙は1枚ずつ繰り出
されて、いわゆる重送を起こすおそれがない。
【0007】前記阻止力Rに影響を及ぼす要因として、
前記突入角度αのほか、記録紙の種類がある。はがき、
封筒等の厚紙はたわみにくく、いわゆる「コシ」が強
い。これに対してトレーシングペーパ等の薄紙は「コ
シ」が弱い。「コシ」の弱い記録紙はその先端部分が曲
がりやすいため捌き部材4の表面に沿って容易に滑り、
給紙ロール3と捌き部材4との間に給送される。一方、
「コシ」の強い記録紙は捌き部材4に当接してもその先
端は曲がりにくいので、捌き部材4の表面に沿いにく
く、したがって捌き部材4の表面に対して滑りにくい。
【0008】厚紙と薄紙とで、前記突入角度αを変化さ
せることが考えられるが、次の理由により容易ではな
い。図7は、用紙積裁板1上の記録紙Sの量による突入
角度αの変動を示す図である。用紙積載板1は構成の簡
素化のため一般に支点Pを中心に揺動自在に設けられて
いる。したがって、積載されている記録紙Sが多いとき
(図7(a))の突入角度α1 と、積載されている記録
紙Sが少ないとき(図7(b))の突入角度α2 とでは
違いがあり、突入角度α2 の方が突入角度α1 より小さ
い。すなわち、記録紙Sが少なくなるにつれて記録紙S
は捌き部材4上を滑りやすくなり、重送を起こしやす
い。換言すれば、記録紙の種類だけでなく、記録紙の残
量によっても突入角度αを調節する必要があるので複雑
化が避けられない。
【0009】このような不具合に鑑み、突入角度αを厚
紙に適合させて小さく設定する一方で、重送した薄紙
は、さらに給紙ロールと捌き部材との当接部分で捌くよ
うにした給紙装置が提案されている(特開平1−214
542号公報)。
【0010】図8は、給紙ロールと捌き部材との当接部
分で記録紙を捌くようにした従来の給紙装置を示す斜視
図である。同図において、捌き部材4aは給紙ロール3
の長手方向中央位置に対向する部分(中央部分)Lc
と、給紙ロール3の長手方向両端近傍位置に対向する部
分(両端部分)Lsとの間に段差が設けてあり、捌き部
材4aが給紙ロール3に当接した場合に、中央部分Lc
では給紙ロール3との間に隙間が生じる。この中央部分
Lcの幅は、一般に幅が狭い記録紙、例えば封筒の幅よ
りわずかに大きく設定してある。一方、薄紙は一般に封
筒等よりは幅が広いので前記両端部分Lsで給紙ロール
3と捌き部材4aに挟まれる。
【0011】したがって、図示のように重送のおそれが
ない封筒等の厚紙S1 はこの中央部分Lcの隙間を通過
して給送されるのに対して、重送されてくるおそれがあ
る薄紙S2 は両端部分Lsで大きい力で当接している給
紙ロール3と捌き部材4aとで捌かれるので、重送があ
ったとしてもここで解消される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記段差付きの捌き部
材を有する従来の給紙装置には次のような問題点があ
る。すなわち、前記給紙装置では、封筒等の厚紙には隙
間を大きくして対応しているので給紙ロール3および捌
き部材4aの当接力が極端に小さくなるため、搬送力が
足りなくなるというおそれがある一方、薄紙の給送時に
は捌き部材4aの段差部分で記録紙にしわが発生すると
いう問題点がある。
【0013】本発明は、上記問題点を解消し、記録紙の
種類にかかわらずミスフィードや重送が発生するのを防
止することができる記録媒体給送装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、積み重ねられた複数枚の
シート状記録媒体から1枚を引き出して給送する記録媒
体給送装置において、積み重ねられたシート状記録媒体
の少なくとも上層部先端が突き当たるように摩擦面を配
置した摩擦部材と、積み重ねられたシート状記録媒体の
うち最上部のものおよび前記摩擦面の双方に当接するよ
うに配置された給紙ロールとを具備し、前記給紙ロール
を回転させて前記シート状記録媒体を前記摩擦面に沿っ
て移動させ、該給紙ロールおよび摩擦部材間に案内する
ように構成するとともに、前記摩擦面における前記シー
ト状記録媒体の移動に対して抵抗となる阻止力を前記給
紙ロールの軸方向で異ならせた点に第1の特徴がある。
【0015】この第1の特徴によれば、記録媒体を給紙
ロールと摩擦部材との間に移動させる場合の抵抗となる
阻止力を給紙ロールの軸方向つまり給送される記録媒体
の幅方向で異ならせた。したがって、厚い記録媒体は、
小さい押圧力で給紙ロールに押圧されている摩擦部材の
部分による阻止力を受ける一方、薄い記録媒体は、大き
い押圧力で給紙ロールに押圧されている摩擦部材の部分
による阻止力を主として受ける。したがって、厚い記録
媒体は薄い記録媒体の捌き作用に影響のない適当な挟み
力(ニップ力)で給送される。
【0016】また、本発明は、積み重ねられた複数枚の
シート状記録媒体から1枚を引き出して給送する記録媒
体給送装置において、前記積み重ねられたシート状記録
媒体の少なくとも上層部先端が突き当たるように摩擦面
を配置した摩擦部材と、前記積み重ねられたシート状記
録媒体のうち最上部のものおよび前記摩擦面の双方に当
接するように配置された給紙ロールと、前記摩擦部材を
前記給紙ロールの軸と平行な支持軸を中心として揺動さ
せて該記給紙ロールに押圧させる付勢手段とを具備し、
前記付勢手段による付勢力が、前記摩擦部材が前記給紙
ロールから離れる方向に揺動するほど増大し、かつ揺動
量が予定量に達した後は前記増大の程度が大きくなるよ
うな非線形に設定されているとともに、前記給紙ロール
を回転させて前記シート状記録媒体を前記摩擦面に沿っ
て移動させ、該給紙ロールおよび摩擦部材間に案内する
ように構成された点に第2の特徴がある。
【0017】この第2の特徴によれば、摩擦部材に「コ
シ」の強い記録媒体が当接すると、該摩擦部材は前記支
持軸を中心として揺動し、摩擦部材に対する記録媒体の
突入角度が小さくなり、記録媒体は給紙ロールと摩擦部
材との間に容易に案内される。この揺動量がある程度大
きくなると摩擦部材を給紙ロール側に押圧している付勢
手段の付勢力は急激に増大し、摩擦部材は記録媒体の
「コシ」の強さではその位置から大きくは揺動しない。
したがって、記録媒体は揺動を停止した摩擦部材によっ
て給紙ロールに適度なニップ力で挟まれて給送される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態に係る給紙
装置を含むレーザビームプリンタを示す断面図である。
同図において、手差トレイを有する第1給紙装置40、
ならびに該第1給紙装置40より下段に設けられた第2
および第3の給紙装置41、42には記録紙Sが収容さ
れている。該記録紙Sは、それぞれ給紙ロール3、4
3、44によってレジロール対45に引出され、タイミ
ングを調整した後、転写ロール46と感光体47の対向
位置まで給送される。感光体47には、レーザビーム走
査装置48よって画像が形成され、該画像は現像された
後、記録紙Sに転写される。転写された画像は定着ロー
ル対48で定着されて排出ロール対49によって排出ト
レイに排出される。
【0019】次に、前記第1給紙装置(以下、単に「給
紙装置」という)40について詳述する。図3は給紙装
置の要部斜視図である。同図において、図示しないベー
スの軸受に回転自在に支持された軸6上には、半月形の
給紙ロール3と追送防止のためのコアロール21とが交
互に配置されて装着されている。給紙ロール3は軸6に
固定されているが、コアロール21は給紙ロール3より
も半径がわずかに小さく、かつ軸6に対して回転自在で
ある。
【0020】軸6には欠歯部を有する被動歯車22が固
定され、該被動歯車22には駆動歯車23が噛み合う。
前記被動歯車22の側面に立設したピン24には引張ば
ね7が掛けられていて、被動歯車22は矢印8の方向に
付勢されている。
【0021】前記駆動歯車23は常に矢印Bの方向に回
転しているが、被動歯車22は欠歯部で駆動歯車23と
の噛み合いが外れて自由に回転できる状態となる。した
がって、この状態では、被動歯車22は引張ばね7によ
って用紙の搬送方向つまり矢印Aの方向に付勢されてい
るので、被動歯車22は方向Aに回転しようとする。
【0022】被動歯車22のボス9には係止部10が形
成されている。この係止部10が、該ボス9に隣接して
配置されたソレノイド11上部の可動板12の先端と係
合することによって被動歯車22の自由な回転が禁止さ
れる。すなわち、ソレノイド11に給電されていないと
きには、引張ばね13の作用で可動板12の先端は上方
に付勢され、該可動板12の先端が前記ボス9の係止部
10と係合する。一方、ソレノイド11に給電される
と、可動板12は磁心に吸引されて該可動板12の先端
と前記係止部10との係合が外れる。その結果、被動歯
車22は引張ばね7で付勢されて矢印Aの方向に回転
し、再び駆動歯車23と噛み合うようになる。こうし
て、ソレノイド11に対する給電を制御することによ
り、必要なときに被動歯車22を間欠駆動して略1回転
させ、給紙ロール3で記録紙(図示せず)を給送する。
【0023】用紙積載板(カセット板)1は用紙を載置
するためのものであり、図示しない圧縮ばねによって下
方から付勢されている。該圧縮ばねは座15,15で端
部が受けられている。カセット板1の先端両側の縁1
6、17は前記軸6の両端に固定されたカム18、19
と係合し、該カム18、19に従動して上下動する。図
3は、カム18、19によってカセット板1が押し下げ
られている状態を示している。
【0024】記録紙の給送時には、ソレノイド11が付
勢され、可動板12の先端とボス9の係止部10との係
合が解除されて軸6が回転する。その結果、カム18、
19が回転して、該カム18、19による下方向への付
勢が解除されてカセット板1は上昇する。カセット板1
が上昇すると、その時点では給紙ロール3の円周部は図
示の状態から下方に回動してきているので、カセット板
1上の記録紙(図示せず)が給紙ロール3に押圧されて
繰り出される。
【0025】給紙ロール3に対向して捌き部材としての
摩擦部材20が配置されていて、カセット板1から引き
出された記録紙は摩擦部材20と給紙ロール3との間に
送り込まれる。このとき、用紙が重なっていたときは摩
擦部材20でほぐされて、1枚だけが先に送り出され
る。
【0026】次に、前記摩擦部材20を詳細に説明す
る。図1は摩擦部材20と給紙ロール3等との対応を示
す要部斜視図であり、理解の容易のため、給紙ロール3
等と摩擦部材20との間隔は拡大して図示している。同
図において、摩擦部材20は給紙ロール3等の軸6の長
手方向に3つに分割されていて、それぞれの部分は軸2
5に対して揺動自在であり、各部分20a,20b,2
0cは圧縮ばね26,27,28でそれぞれ個別に矢印
W方向に付勢されている。すなわち、摩擦部材20の各
部分20a,20b,20cはそれぞれに対応する圧縮
ばね26,27,28の反発力で給紙ロール3およびコ
アロール21に押圧されている。なお、前記各部分20
a,20b,20cの、給紙ロール3側の面を摩擦面と
呼ぶ。
【0027】図示の状態つまり非給紙状態では、摩擦部
材20の各部分20a,20b,20cはそれぞれ対応
する位置のコアロール21に当接する。そして、給紙時
に給紙ロール3が回転すると、記録紙は給紙ロール3と
摩擦部材20に挟まれて給送される。このとき、コアロ
ール21は給紙ロール3よりも半径が小さいので、該コ
アロール21と記録紙とは当接していない。給紙ロール
3によって記録紙が排出されると、給紙ロール3の欠損
部分が摩擦部材20に対向するので、そのときはコアロ
ール21が摩擦部材20に当接し、後続の記録紙が、先
行する記録紙に追従して排出されるのを防止する。
【0028】摩擦部材20を分割したので個別に、互い
に異なる押圧力を加えることが容易である。前記圧縮ば
ね26,27,28の強さは、両端の部分20a,20
cが中央部分20bよりも給紙ロール3に対する押圧力
が大きくなるように設定してある。つまり圧縮ばね2
6,27,28の反発力をそれぞれF26,F27,F28と
すると、(F26=F28)>F27に設定する。
【0029】摩擦部材20の中央部分20bの幅は、封
筒等、一般に幅が狭い厚紙に合わせて設定しておく。な
お、厚紙が中央部分20bの幅よりも多少大きい場合で
も、両端の2つの給紙ロール3に挟まれることがなけれ
ば支障はない。また、摩擦部材20への記録紙の突入角
度α(前述)は厚紙に適合するように設定しておくのが
よい。摩擦部材20の表面つまり給紙ロール3等と接触
する部分が発泡ウレタンの場合、適当な突入角度αは、
例えば、官製はがきで20〜30°、封筒で15〜25
°、トレーシングペーパや60gsm 紙の場合で20〜2
5°であるため、厚紙を主にした場合、突入角度αは2
0°とするのがよい。
【0030】この実施形態によれば、カセット板1の幅
方向中央部を通過する小サイズの厚紙は、小さい押圧力
で給紙ロール3に押圧されている摩擦部材20の部分2
0bによる阻止力を受ける一方、大きいサイズの薄紙
は、大きい押圧力で給紙ロール3に押圧されている摩擦
部材20の部分20a,20cによる阻止力を主として
受ける。したがって、厚紙は薄紙の捌き作用に影響のな
い適当な挟み力(ニップ力)で給送される。これに対し
て、薄紙は、突入角度αが厚紙に適するように設定され
ているので給紙ロール3と摩擦部材20との当接部まで
は重送されてくるおそれもあるが、前記摩擦部材20の
部分20a,20cによる大きい阻止力を受けて、その
位置で捌かれて1枚の記録紙のみが先へ給送される。
【0031】上述の実施形態の変形例として、圧縮ばね
で記録紙に対する摩擦部材20による阻止力R(前述)
を制御するのではなく、摩擦部材20の摩擦面の摩擦係
数μを、各部分20a,20b,20cで異ならせるよ
うにしてもよい。
【0032】摩擦係数μを異ならせるための1つの手段
として、摩擦部材20の素材を異ならせることが考えら
れる。例えば、中央部分20bにはコルクを使用し、両
端部分20a,20cにはコルクより摩擦係数μの大き
い発泡ウレタンを使用する。
【0033】また、摩擦係数μを異ならせるための他の
手段として、摩擦部材20の素材は同じでも、その表面
状態の滑らかさによって摩擦係数μを異ならせることが
考えられる。例えば、発泡ウレタン素材を切断加工して
摩擦部材20の部分とする場合、切断速度つまり加工速
度によって表面の滑らかさは変化する。したがって、中
央部分20bの摩擦面には滑らかな表面に加工した材料
を使用し、両端部分20a,20cの摩擦面には粗い表
面に加工した材料を使用する。摩擦部材の摩擦係数を各
部分20a,20b,20c毎に設定することによっ
て、ばね26,27,28を省略できるので構造が簡素
化する利点がある。また、摩擦係数を材質の違いにより
設定することによって、確実に摩擦係数に差をつけるこ
とができる。
【0034】なお、この実施形態では、給紙ロール3の
軸方向において、中央部分では阻止力Rを大きくし、両
端では阻止力Rが小さくなるようにしたが、本発明はこ
れに限らず、例えば図1において摩擦部材20aの阻止
力Rを摩擦部材20b,20cそれぞれの阻止力Rより
も大きくし、この摩擦部材20aの幅を厚紙例えば封筒
の幅に対応させるようにしてもよい。記録紙の幅方向中
心がカセット板1の中心に合わせて該カセット板1上に
載置する、いわゆるセンタレジにの場合ではなく、記録
紙の端面をカセット板1の端部に合わせて載置する、い
わゆるサイドレジの場合に適応できるようにするためで
ある。
【0035】次に、本発明の、他の実施形態を説明す
る。上述のように、記録紙の種類によって適当な突入角
度αが異なるが、記録紙の種類に応じて突入角度αを設
定したとしても、記録紙のカセット板1上の積載量によ
って突入角度αが変化するため問題解決は容易ではな
い。そこで、この実施形態では、厚紙や、記録紙の残量
が多い場合に、阻止力Rを小さくして円滑に記録紙が繰
り出されるようにした。
【0036】図4は、突入角度αが変化するようにした
給紙装置の要部を示す図である。同図において摩擦部材
200は軸25により揺動自在に支持されていて、該摩
擦部材200の裏面には圧縮ばね29,30が配設され
ている。圧縮ばね30は圧縮ばね29よりも長さが短く
設定されていて、摩擦部材200が圧縮ばね29で付勢
されて給紙ロール3に当接している状態で、圧縮ばね2
9の先端と摩擦部材200の裏面との間には間隔gが残
されている。この間隔gは例えば1mmに設定されてい
る。また、圧縮ばね29による摩擦部材200と給紙ロ
ール3との当接力は、薄紙を給送するのに適当な強さ、
例えば100〜200gfに設定してある。
【0037】このような構成において、封筒のような厚
紙を給送する場合、厚紙Sの剛性が大きいため、摩擦部
材200は押されて、矢印W´の方向に回動する。その
結果、厚紙Sの突入角度αは小さくなり、該厚紙Sの送
りを阻止する力R(図6参照)は低減する。また、摩擦
部材200と給紙ロール3との間に隙間が生じるため、
厚紙Sは円滑に摩擦部材200と給紙ロール3との間に
送り込まれる。
【0038】厚紙Sによって押された摩擦部材200は
予定量回動すると、その裏面が圧縮ばね30に当接しす
るため、それ以上摩擦部材200が回動しようとする
と、該摩擦部材200には圧縮ばね29とともに圧縮ば
ね30による付勢力が作用する。図5に摩擦部材の回動
量と付勢力との関係を示す。この図のように、摩擦部材
200に作用する付勢力は、圧縮ばね30が作用するま
でと、それ以後とでは付勢力の変化割合が異なってい
る。結局、厚紙Sを給送する場合、該厚紙Sには、給紙
ロール3と摩擦部材200とに挟まれているときには圧
縮ばね29と圧縮ばね30による挟み力(ニップ力)が
付与されている。
【0039】一方、記録紙Sが薄紙の場合、その「コ
シ」の弱さのため、突入時には摩擦部材200は矢印W
´方向には回動しないので突入角度αは小さくならず、
重送は発生しない。摩擦部材200は薄紙Sが給紙ロー
ル3に挟み込まれたときに矢印W´方向にわずかに回動
するだけであり、圧縮ばね30に当接するまでには至ら
ない。結局、薄紙の場合は、圧縮ばね29のみによるニ
ップ力で搬送される。
【0040】なお、カセット板1上の残量が多い場合、
残量が少ない場合よりも突入角度αはやや大きくなる
が、圧縮ばね29のみによって付勢力が与えられている
ので、突入角度αが大きい場合は、薄紙によっても摩擦
部材200は矢印W´方向に回動し、突入角度αが適度
に補正される。
【0041】このように、本実施形態によれば、摩擦部
材200は給紙ロール3の軸方向に分割する必要はなく
なるので、厚紙から薄紙までその幅に関係なく安定して
捌き・給送の動作を行わせることができる。また、ニッ
プ力を低くできるので、異音の発生も抑制できる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、給紙ロールの中心軸方向で阻止力を異ならせ
た摩擦部材の部分に対応させて薄い記録媒体および厚い
記録媒体をそれぞれセットすることにより、それぞれの
記録媒体にミスフィードや重送を防止するために適当な
阻止力が与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る給送装置の給紙ロー
ルと摩擦部材とを示す斜視図である。
【図2】 本発明の給送装置が組み込まれた画像記録装
置の断面図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る給送装置の要部斜視
図である。
【図4】 付勢力を非線形にした実施形態に係る摩擦部
材の付勢装置を示す模式図である。
【図5】 摩擦部材の付勢力の変化を示す図である。
【図6】 記録媒体、給紙ロールおよび摩擦部材間の力
関係を示す図である。
【図7】 摩擦部材に対する記録媒体の突入角度の説明
図である。
【図8】 従来の給紙装置の要部斜視図である。
【符号の説明】
1…カセット板、 3…給紙ロール、 6…軸、 20
…摩擦部材、 20a,10b,20c…摩擦部材の各
部分、 21…コアロール、 25…軸、 26,2
7,28…圧縮ばね
フロントページの続き (72)発明者 佐久間 政美 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ねられた複数枚のシート状記録媒
    体から1枚を引き出して給送する記録媒体給送装置にお
    いて、 前記積み重ねられたシート状記録媒体の少なくとも上層
    部先端が突き当たるように摩擦面を配置した摩擦部材
    と、 前記積み重ねられたシート状記録媒体のうち最上部のも
    のおよび前記摩擦面の双方に当接するように配置された
    給紙ロールとを具備し、 前記給紙ロールを回転させて前記シート状記録媒体を前
    記摩擦面に沿って移動させ、該給紙ロールおよび摩擦部
    材間に案内するように構成するとともに、 前記摩擦面における前記シート状記録媒体の移動に対し
    て抵抗となる阻止力を前記給紙ロールの軸方向で異なら
    せたことを特徴とする記録媒体給送装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦部材を前記給紙ロールの軸方向
    で複数の部分に分割するとともに、 前記摩擦部材を前記給紙ロールに押圧させる付勢手段
    と、 前記付勢手段による押圧力を、分割された前記摩擦部材
    の各部分毎に個別に設定する手段とを具備したことを特
    徴とする請求項1記載の記録媒体給送装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段による押圧力を、分割され
    た前記摩擦部材の各部分毎に、前記給紙ロールの軸方向
    端部では大きく、中央部では小さく設定したことを特徴
    とする請求項2記載の記録媒体給送装置。
  4. 【請求項4】 前記前記摩擦部材を前記給紙ロールの軸
    方向で複数の部分に分割するとともに、 分割された前記摩擦部材の各部分毎に少なくとも摩擦面
    の摩擦係数を個別に設定したことを特徴とする請求項1
    記載の記録媒体給送装置。
  5. 【請求項5】 分割された前記摩擦部材の各部分毎に、
    その摩擦面の摩擦抵抗を前記給紙ロールの軸方向端部で
    は大きく、中央部では小さく設定したことを特徴とする
    請求項4記載の記録媒体給送装置。
  6. 【請求項6】 前記摩擦抵抗は、摩擦部材の材質のうち
    少なくとも摩擦面の材質の違いにより設定したことを特
    徴とする請求項4または5記載の記録媒体給送装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体が摩擦部材に突き当たる角
    度(突入角度)は、この突き当たり部分での阻止力が厚
    い記録媒体に合わせて大きく設定されていることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載の記録媒体給送装
    置。
  8. 【請求項8】 積み重ねられた複数枚のシート状記録媒
    体から1枚を引き出して給送する記録媒体給送装置にお
    いて、 前記積み重ねられたシート状記録媒体の少なくとも上層
    部先端が突き当たるように摩擦面を配置した摩擦部材
    と、 前記積み重ねられたシート状記録媒体のうち最上部のも
    のおよび前記摩擦面の双方に当接するように配置された
    給紙ロールと、 前記摩擦部材を前記給紙ロールの軸と平行な支持軸を中
    心として揺動させて該記給紙ロールに押圧させる付勢手
    段とを具備し、 前記付勢手段による付勢力が、前記摩擦部材が前記給紙
    ロールから離れる方向に揺動するほど増大し、かつ揺動
    量が予定量に達した後は前記増大の程度が大きくなるよ
    うな非線形に設定されているとともに、 前記給紙ロールを回転させて前記シート状記録媒体を前
    記摩擦面に沿って移動させ、該給紙ロールおよび摩擦部
    材間に案内するように構成されたことを特徴とする記録
    媒体給送装置。
JP7139998A 1998-03-05 1998-03-05 記録媒体給送装置 Granted JPH11246064A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213997A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Canon Inc シート給送装置、画像形成装置、および画像読取装置
US20110198799A1 (en) * 2007-01-31 2011-08-18 Neopost Technologies Separator for separating envelopes from a stack
US20140176655A1 (en) * 2011-08-31 2014-06-26 Fujifilm Corporation Conveyance apparatus and image forming apparatus

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