JP3360842B2 - 組立式防音建屋の防音パネル - Google Patents

組立式防音建屋の防音パネル

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JP3360842B2
JP3360842B2 JP20596892A JP20596892A JP3360842B2 JP 3360842 B2 JP3360842 B2 JP 3360842B2 JP 20596892 A JP20596892 A JP 20596892A JP 20596892 A JP20596892 A JP 20596892A JP 3360842 B2 JP3360842 B2 JP 3360842B2
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崇 舟木
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ヤクモ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、騒音を発する各種の建
設工事、土木工事等の現場、或いは、騒音発生源となる
機器類が収置される各種工場内等々において防音建屋と
して用いられ、使用現場で簡易に組み立てて使用する組
立式防音建屋の防音パネルに関するものである。
【従来の技術】従来、各種の防音パネルを使用してなる
この種の組立式防音建屋の組立方式は、現場に垂直の長
いH鋼を防音パネル巾の間隔でH鋼の各凹部を対向させ
ながら何本も立設し、両サイドのそれぞれのH鋼の凹部
内に防音パネルの両端を挿入しつつ、建屋の規模によっ
ては極めて高い位置となるH鋼の上方から各防音パネル
を順次落とし込んで周囲の壁面等を徐々に組み立てるよ
うにしているのが一般である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の組立式防音建屋においては、H鋼の一方の側面部の
厚さ部分が、必ず組立完成後の建屋の外部表面の壁面に
表出してしまうことから、建屋の外面が平滑ではないも
のであった。このために、例えば当該外面に絵や文字等
を表示しようとする場合、前記H鋼の一方の側面の厚さ
部分が凸状となってしまうので、どうしても絵や文字等
を平滑状態にできないという問題がった。また、前記従
来の組立式防音建屋では、防音パネル自体に組立完成に
おける建屋内部への水漏れ対策がなされていないので、
建屋内部への水漏れがある他、前記のように建屋の規模
によっては極めて高い位置となるH鋼の上方から各防音
パネルを順次落とし込んで周囲の壁面等を徐々に組み立
てるので、組立工程での作業性が悪く、危険である等の
問題があった。更に、前記従来の組立式防音建屋では、
H鋼の凹部内に防音パネルの両端を挿入しつつH鋼の上
方から各防音パネルを順次落とし込んで周囲の壁面等を
徐々に組み立てるものであることから、各H鋼の凹部内
に梯子状物を構成することができず、建屋内における最
も強固な支柱部分であるH鋼自体を作業者の昇降用構造
体として用いることができないという問題があった。本
発明は、上記従来の実情に鑑み開発されたものであり、
その目的とするところは、前記従来の問題点を解決した
とともに、防音処理及び建屋内部への水漏れ対策が施さ
れ、しかも、組立式防音建屋の周囲面を平滑にすること
ができることから該平滑面に例えば当該工事の具体的な
概要説明や絵等を美しく表示でき、屋外における各種の
工事現場等に置いてはその付近住居の環境美化を維持
し、屋内においてはこれを防音ハウスとして使用するこ
とにより各種工場内の環境美化を維持することができる
組立式防音建屋の防音パネルを提供することにある。
【課題を解決する為の手段】請求項1記載の組立式防音
建屋の防音パネルは、騒音を発する各種の建設工事、土
木工事等の現場、或いは、騒音発生源となる機器類が収
置される各種工場内等々において防音建屋として用いら
れ、使用現場で簡易に組み立てて使用する組立式防音建
屋の防音パネルであり、表面が平滑面で裏面に多数の各
小開孔を設け内部空間の一部又は全部に吸音材を内蔵し
た鋼製等の薄箱状からなる本体を具備し、前記本体の両
側端には該防音パネルの組み立て時における支柱となる
H鋼等への装着用として角状で且つ本体の側面から本体
の裏面に沿って形成された左右対称の各溝部を設け、本
体の上端には本体の裏面の上端を延長する状態に突出し
た突片を有し、本体の下端には本体の裏面から僅かに凹
状とされて前記突片と嵌合するサイズとした凹部を設け
てなるものである。請求項2記載の組立式防音建屋の防
音パネルは、騒音を発する各種の建設工事、土木工事等
の現場、或いは、騒音発生源となる機器類が収置される
各種工場内等々において防音建屋として用いられ、使用
現場で簡易に組み立てて使用する組立式防音建屋の防音
パネルであり、建屋の組立後に採光状態が良好で且つ外
から内部を視認可としたアクリル材等よりなる窓部を有
し鋼製等の薄箱状からなる本体を具備し、前記本体の両
側端には該防音パネルの組み立て時における支柱となる
H鋼等への装着用として角状で且つ本体の側面から本体
の裏面に沿って形成された左右対称の各溝部を設け、本
体の上端には本体の裏面の上端を延長する状態に突出し
た突片を有し、本体の下端には本体の裏面から僅かに凹
状とされて前記突片と嵌合するサイズとした凹部を設け
てなるものである。請求項3記載の組立式防音建屋の防
音パネルは、前記請求項2記載の本体に窓部とともに内
部空間の一部又は全部に吸音材を内蔵してなるものであ
る。請求項4記載の組立式防音建屋の防音パネルは、騒
音を発する各種の建設工事、土木工事等の現場、或い
は、騒音発生源となる機器類が収置される各種工場内等
々において防音建屋として用いられ、使用現場で簡易に
組み立てて使用する組立式防音建屋の防音パネルであ
り、表面が平滑面で裏面に多数の各小開孔を設け内部空
間に吸音材を内蔵し且つ1又は2個以上のダクトを設け
た鋼製等の薄箱状からなる本体を具備し、前記本体の両
側端には該防音パネルの組み立て時における支柱となる
H鋼等への装着用として角状で且つ本体の側面から本体
の裏面に沿って形成された左右対称の各溝部を設け、本
体の上端には本体の裏面の上端を延長する状態に突出し
た突を有し、本体の下端には本体の裏面から僅かに凹状
とされて前記突片と嵌合するサイズとした凹部を設けて
なるものである。請求項5記載の組立式防音建屋の防音
パネルは、前記請求項1又は2若しくは4記載の本体の
両側端に設けた各溝部における裏面側の複数位置、例え
ば、上下端部の位置に各開口を設けたとともに、該開口
の近傍で且つ本体の裏面に防音パネルの組み立て時の支
柱となるH鋼等への装着に際して使用されるボルト挿入
用の小穴を設け、該小穴の内面部にボルト締着用のナッ
トを固着してなるものである。請求項6記載の組立式防
音建屋の防音パネルは、前記請求項1又は2若しくは4
記載の本体の左右両側面をフラットで平坦な状態とした
ものである。請求項7記載の支柱材は、騒音を発する各
種の建設工事、土木工事等の現場或いは騒音発生源とな
る機器類が収置される各種工場内等々において防音建屋
として用いられ、使用現場で簡易に組み立てて使用する
ようにした組立式防音建屋における前記請求項1、2、
4、6記載の防音パネルの組み立て用支柱材で、H鋼等
の一方又は両方の凹部内に梯子作用を発揮可能とした複
数の各横杆を固設してなるものである。
【作用】請求項1記載の防音パネルによれば、防音処理
及び建屋内部への水漏れ対策が施され、しかも、組立式
防音建屋の周囲面を平滑にすることができることから該
平滑面に例えば当該工事の具体的な概要説明や絵等を美
しく表示でき、屋外における各種の工事現場等に置いて
はその付近住居の環境美化を維持し、屋内においてはこ
れを防音ハウスとして使用することにより各種工場内の
環境美化を維持することができる組立式防音建屋の防音
パネルを得ることができる。請求項2記載の防音パネル
によれば、建屋内部への水漏れ対策が施され、しかも、
建屋の組立後において採光状態が良好で且つ外から内部
を視認可とした組立式防音建屋の防音パネルを得ること
ができる。請求項3記載の防音パネルによれば、防音処
理及び建屋内部への水漏れ対策が施され、しかも、建屋
の組立後において採光状態が良好で且つ外から内部を視
認可とした組立式防音建屋の防音パネルを得ることがで
きる。請求項4記載の防音パネルによれば、防音処理及
び建屋内部への水漏れ対策が施され、しかも、建屋の組
立後において建屋内の換気作用を発揮できる組立式防音
建屋の防音パネルを得ることができる。請求項5記載の
防音パネルによれば、前記請求項1又は2若しくは4の
各作用に加えて、防音パネル自体をその組み立て時にお
ける支柱となるべきH鋼等への装着が容易となる組立式
防音建屋の防音パネルを得ることができる。請求項6記
載の防音パネルによれば、前記請求項1又は2若しくは
4の各作用に加えて、防音パネルの側面構造を簡易とし
たので、コスト低減可な組立式防音建屋の防音パネルを
得ることができる。請求項7記載の支柱材によれば、騒
音を発する各種の建設工事、土木工事等の現場、或い
は、騒音発生源となる機器類が収置される各種工場内等
々において防音建屋として用いられ、使用現場で簡易に
組み立てて使用するようにした組立式防音建屋における
防音パネルの組み立て用の支柱材として、建屋の組み立
て完成後における最も強固な部分での梯子作用を発揮で
きる支柱材を得ることができる。
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に係る組立
式防音建屋の防音パネルの実施例を説明する。図1は本
発明に係る防音パネル1Aの正面図、図2は同裏面図、
図3は同側面図、図4は同平面図、図5は同拡大縦断側
面図である。図6は複数の防音パネル1AをH鋼2に具
体的に装着する状態を上方向から見た状態の拡大切欠説
明図を示すものである。図6において防音パネル1Aは
横断された状態として示している。図7は複数の防音パ
ネル1AをH鋼2に具体的に装着する状態を側面方向か
ら見た状態の拡大切欠説明図を示すものである。本発明
の防音パネル1Aは、図1乃至図5に示すように、表面
10が平滑面で鋼製等の薄箱状からなる本体3の内部に
空間を形成し、この中に適宜の吸音材4を内蔵してい
る。吸音材4は、本体3の内部空間の全部に内蔵される
場合と、本体3の内部空間の一部に内蔵される場合とが
ある。吸音材4を本体3の内部空間の一部に内蔵する場
合、本体3の内部には、内蔵した吸音材部分とともに空
気層部分が形成される。前記本体3の両側端には、この
防音パネル1Aの組み立て時における支柱となるH鋼2
等への装着用として角状で且つ本体3の側面から本体3
の裏面6に沿って形成された左右対称の各溝部5、5が
設けられている。本体3の上端には、本体3の裏面6の
上端を延長する状態とし適当な高さに突出した突片7を
有し、本体3の下端には、本体3の裏面6から僅かに凹
状とされて前記突片7と嵌合するサイズとした凹部8を
設けている。前記本体3の溝部5の面には、図6に示す
ように、ゴム材等からなるパッキン14を装着するよう
にしても良い。当該パッキン14は、後記の各実施例に
係る防音パネル1B、1C、1Dのそれぞれの該当構成
部分に設けるようにしても良い。前記本体3の両側端に
設けた各溝部5、5における裏面6側の複数位置、例え
ば、上下端部の位置には、開口9、9を設け、該開口
9、9の近傍で且つ本体3の裏面6には、防音パネル1
Aの組み立て時の支柱となるH鋼2等への装着に際して
使用されるボルト挿入用の小穴11を有し、該小穴11
の内面部にはボルト締着用のナット12を固着してい
る。なお、防音パネル1Aの本体3の裏面6には、本体
3に内蔵されている吸音材4に吸音作用を発揮させるべ
き多数の各小開孔13を設けている。図8は本発明の他
の実施例を示す防音パネル1Bの側面図であり、前記実
施例における防音パネル1Aと相違する点は、本体3の
両側端に設けたH鋼2等への装着用としての各溝部5、
5を削除した状態、即ち、本体3の左右両側面をフラッ
トで平坦な状態とした点である。この実施例の防音パネ
ル1Bは、上記以外の点は、前記実施例の防音パネル1
Aの構成と同じである。図9は、図8に示す実施例の複
数の防音パネル1BをH鋼2に具体的に装着する状態を
上方向から見た状態の切欠説明図を示すものである。前
記本体3の溝部5の面には、図6に示すように、ゴム材
等からなるパッキン14を装着するようにしても良い。
図10は本発明の他の実施例を示す防音パネル1Cの正
面図であり、前記実施例における防音パネル1Aと相違
する点は、本体3に内蔵した適宜の吸音材4に代替し
て、建屋の組立後において採光状態が良好で且つ外から
内部を視認可としたアクリル材等よりなる窓部20を設
けた点である。この実施例の防音パネル1Cは、上記以
外の点は、前記実施例の防音パネル1Aの構成と同じで
ある。この実施例における防音パネル1Cは、前記窓部
20の設置個数を限定するものではなく、一枚の防音パ
ネル1Cに、窓部20と、吸音材4とを併設して設けて
構成しても良い。図11は本発明の他の実施例を示す防
音パネル1Dの正面図であり、図12は同裏面図であ
る。この防音パネル1Dが前記実施例における防音パネ
ル1Aと相違する点は、本体3に内蔵した適宜の吸音材
4に併設してダクト30を設けた点である。この実施例
の防音パネル1Dは、上記以外の点は、前記実施例の防
音パネル1Aの構成と同じである。この実施例における
防音パネル1Dは、前記ダクト30の設置個数を限定す
るものではない。なお、図10、図11及び図12に示
す前記各実施例の防音パネル1C、1Dは、図8に示す
実施例の前記防音パネル1Bのように、本体3の両端に
設けたH鋼2等への装着用としての各溝部5、5を削除
した状態、即ち、本体3の左右両側面をフラットで平坦
な状態として構成しても良い。図13は本発明における
各実施例の防音パネル1A、1B、1C、1Dを組み立
てる際に使用されて支柱となるH鋼2の斜視図である。
本発明では、このH鋼2に改良を施し、防音パネルの組
み立て用の支柱材42としている。即ち、H鋼2の凹部
40内に複数の各横杆41を固設し、これをもって梯子
作用を発揮可能としている。上記横杆41は、図示する
ように、H鋼2の一方の凹部40内にのみ設けるだけで
なく、両方の各凹部40内にこれを設けても良い。この
ような横杆41をもって、当該部分を作業者が昇降でき
ることは勿論、当該H鋼2の部分は、組立式防音建屋に
おける柱部というべき最も強固な部分であることから、
従来における昇降が危弱とされていたことに比較して、
昇降がはるかに安全となる。図14は前記実施例の防音
パネル1Aを用いて組み立てられた組立式防音建屋Xの
全体を示す説明図である。図15は前記それぞれの実施
例の防音パネル1A、1C、1Dを併用して組み立てら
れた組立式防音建屋Yの全体を示す説明図である。以
下、本発明にかかる実施例の防音パネル1Aの組立状態
及び作用を説明する。前記したように、図6は複数の防
音パネル1AをH鋼2に具体的に装着する状態を上方向
から見た状態を示すものであり、図6において防音パネ
ル1Aは横断された状態として示している。また、図7
は複数の防音パネル1AをH鋼2に具体的に装着する状
態を側面方向から見た状態を示すものである。本発明の
防音パネル1Aの組み立てに際しては、先ず、防音パネ
ル1Aの横幅間隔にした各H鋼2、2を基礎面上の左右
に立設する。次に、図6に示すように、このH鋼2の一
方の側面部に、防音パネル1Aの表面10を外部に向け
且つ裏面6の上端を延長する状態に突出した突片7を上
に向けながら、本体3の各溝部5、5を接合し、当該各
溝部5、5の近傍に設けたボルト挿入用の小穴11に適
当な固着材50を介在させてボルト51をもって締着す
る。次に、上記固着材50の他端に設けた開口52内に
ボルト53を挿通して該ボルト53の先端をH鋼2の凹
部40内の側面54に強く接合する。このようにしてH
鋼2を中心にして左右に2枚の各防音パネル1Aの両側
端をH鋼2に次々に締着しながら、決定された組立式防
音建屋のサイズに応じた側面幅に順次防音パネル1Aを
組み立てる。次、図7に示すように、前記のようにして
組み立てられた防音パネル1Aの上に、同一の防音パネ
ル1Aを前記と同様な状態で積層する。この場合、防音
パネル1Aの本体3の上端の突片7と本体3の下端凹部
8とが嵌合するようになっているので、各防音パネル1
Aの上下端における内部への水漏れが防止される。な
お、組み立てられた各防音パネル1Aの両端部分は、前
記図6に示すように、各防音パネル1Aの相互の側面及
びH鋼2の側面部にて緊密な二重の接合状態となってい
るので、水漏れの心配はない。また、本体3の溝部5の
面にゴム材等からなるパッキン14を装着した場合、一
層強固な水漏れ防止が行われる。従って、本発明におけ
る防音パネル1Aを用いて当該各防音パネル1Aを組み
立てると、図14に示す如く、防音処理が施され、且
つ、周囲面が全くの平滑な組立式防音建屋Xが完成す
る。このような防音パネル1Aにおいては、使用現場で
簡易に組み立てて使用することができ、しかも、前記従
来のような危険性を伴うことなく組立工程での作業性も
良い。また、図8に示す実施例の防音パネル1Bの組立
状態及び作用は、前記実施例の防音パネル1Aと基本的
に同様であるが、防音パネル1Bにおいては本体3の左
右両側面をフラットで平坦な状態としているので、防音
パネル1Bの本体3の左右側面の接合状態が図9に示す
ような状態になる。更に、前記それぞれの実施例の防音
パネル1A、1C、1Dを併用して組み立てると、図1
5のように、窓部20、ダクト30とを併設した状態の
組立式防音建屋Yが完成する。なお、図14、図15の
符号60は、組立式防音建屋X、Yの屋根部を示すもの
でる。更にまた、本発明の各防音パネルを組み立てる際
に用いるH鋼2を、図13の如く、H鋼2の凹部40内
に各横杆41を固設して構成した場合、これをもって組
立式防音建屋内における最も強固な部分で梯子作用を発
揮できることは前記した通りである。本発明は、上述し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内
で種々の変形実施が可能である。
【発明の効果】以上詳述した本発明の防音パネルによれ
ば、下記の各効果を発揮することができる。請求項1記
載の防音パネルによれば、上述の構成としたことによ
り、防音処理及び建屋内部への水漏れ対策が施され、し
かも、組立式防音建屋の周囲面を平滑にすることができ
ることから該平滑面に例えば当該工事の具体的な概要説
明や絵等を美しく表示でき、屋外における各種の工事現
場等に置いてはその付近住居の環境美化を維持し、屋内
においてはこれを防音ハウスとして使用することにより
各種工場内の環境美化を維持することができる組立式防
音建屋の防音パネルを得ることができる。請求項2記載
の防音パネルによれば、建屋内部への水漏れ対策が施さ
れ、しかも、防音パネル自体に窓部を具備しているの
で、建屋の組立後において採光状態が良好で且つ外から
内部を視認可とした組立式防音建屋の防音パネルを得る
ことができる。請求項3記載の防音パネルによれば、防
音処理及び建屋内部への水漏れ対策が施され、しかも、
防音パネル自体に窓部を具備しているので、建屋の組立
後において外から内部を視認可とした組立式防音建屋の
防音パネルを得ることができる。請求項4記載の防音パ
ネルによれば、防音処理及び建屋内部への水漏れ対策が
施され、しかも、防音パネル自体にダクトを具備してい
るので、建屋の組立後において建屋内の換気作用を発揮
できる組立式防音建屋の防音パネルを得ることができ
る。請求項5記載の防音パネルによれば、前記請求項1
又は2若しくは4の各作用に加えて、防音パネルの両側
面にH鋼等への装着容易な構造を具備しているので、防
音パネル自体をその組み立て時における支柱となるべき
H鋼等への装着が容易となる組立式防音建屋の防音パネ
ルを得ることができる。請求項6記載の防音パネルによ
れば、前記請求項1又は2若しくは4の各作用に加え
て、防音パネル自体の側面構造を簡易としたので、コス
ト低減可な組立式防音建屋の防音パネルを得ることがで
きる。請求項7記載の支柱材によれば、上述の構成とし
たことにより、騒音を発する各種の建設工事、土木工事
等の現場、或いは、騒音発生源となる機器類が収置され
る各種工場内等々において防音建屋として用いられ、使
用現場で簡易に組み立てて使用するようにした組立式防
音建屋における前記請求項1、2、4、6記載の防音パ
ネルの組み立て用の支柱材として、建屋の組み立て完成
後における最も強固な部分での梯子作用を発揮できる支
柱材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の防音パネル1Aの正面図
【図2】同裏面図
【図3】同側面図
【図4】同平面図
【図5】同拡大縦断側面図
【図6】複数の防音パネル1AをH鋼2に装着する状態
を上方向から見た状態の拡大切欠説明図
【図7】複数の防音パネル1AをH鋼2に装着する状態
を側面方向から見た状態の拡大切欠説明図
【図8】本発明に係る他の実施例の防音パネル1Bの側
面図
【図9】図8に示す実施例の複数の防音パネル1BをH
鋼2に装着する状態を上方向から見た状態の切欠説明図
【図10】本発明に係る他の実施例の防音パネル1Cの
正面図
【図11】本発明に係る他の実施例の防音パネル1Dの
正面図
【図12】同裏面図
【図13】本発明に係る各実施例の防音パネル1A、1
B、1C、1Dを組み立てる際に使用する支柱材の斜視
【図14】本発明の実施例に係る防音パネル1Aを用い
て組み立てられた組立式防音建屋Xの全体を示す説明図
【図15】本発明の実施例に係る防音パネル1A、1
C、1Dを併用して組み立てられた組立式防音建屋Yの
全体を示す説明図
【符号の説明】
1A 防音パネル 1B 防音パネル 1C 防音パネル 1D 防音パネル 2 H鋼 3 防音パネルの本体 4 吸音材 5 溝部 6 本体3の裏面 7 突片 8 凹部 9 開口 10 本体3の表面 11 ボルト挿入用の小穴 12 ボルト締着用のナット 13 小開孔 14 パッキン 20 窓部 30 ダクト 40 H鋼2の凹部 41 横杆 42 防音パネルの組み立て用の支柱材 50 固着材 51 ボルト 52 開口 53 ボルト 54 H鋼2の凹部40内の側面 60 組立式防音建屋の屋根部 X 防音パネル1Aを用いて組み立てられた組立式防
音建屋 Y 防音パネル1A、1C、1Dを併用して組み立て
られた組立式防音建屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−158861(JP,A) 実開 平3−116737(JP,U) 実開 平2−136113(JP,U) 実開 昭49−134911(JP,U) 実開 平3−99105(JP,U) 実開 昭61−189924(JP,U) 実開 昭51−146711(JP,U) 実開 平2−25297(JP,U) 実開 昭57−29608(JP,U) 実開 昭60−55613(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】騒音を発する各種の建設工事、土木工事の
    現場、或いは騒音発生源となる機器類が収置される各種
    工場内において屋根部を具備する防音建屋として用いら
    れ、使用現場で簡易に組み立てて使用する組立式防音建
    屋の防音パネルであり、 表面10が平滑面で裏面6に多数の各小開孔13を設け
    内部空間の一部又は全部に吸音材4を内蔵した鋼製の薄
    箱状からなる本体3を具備し、 前記本体3の両側端には、この防音パネル自体の組み立
    て時における支柱となるH鋼2への装着用として角状で
    且つ本体3の側面から本体3の裏面6に沿って形成され
    た左右対称の各溝部5、5を設け、前記本体3の上端に
    は、本体3の裏面6の上端を延長する状態に突出した突
    片7を有し、前記本体3の下端には、本体3の裏面6か
    ら僅かに凹状とされて前記突片7と嵌合するサイズとし
    た凹部8を設けてなるとともに、 前記本体3の両側端に設けた各溝部5、5における裏面
    6側の複数位置の上下端部の位置には、開口9、9を設
    けたとともに、この開口9、9の近傍で且つ本体3の裏
    面6には、この防音パネル自体の組み立て時の支柱とな
    るH鋼2への装着に際して使用されるボルト挿入用の小
    穴11を有し、この小穴11の内面部には、ボルト締着
    用のナット12を固着してなり、且つ、前記本体3の左
    右両側面をフラットで平坦な状態に構成し、 前記ボルト挿入用の小穴11と本体3の裏面6に介在し
    た固着材50の一端に設けたボルト挿入穴とにボルト5
    1を挿通して、前記小穴11の内面部に固着されている
    ナット12をもって締着するとともに、前記固着材50
    の他端に設けた開口52内にボルト53を挿通して、こ
    のボルト53の先端を前記H鋼2の凹部40内の側面5
    4に強く接合して締着するようにして用いられ、 前記組み立て時において用いる支柱となるべきH鋼への
    装着が容易で、しかも、使用現場で簡易に組み立てて使
    用できるようにした組立式防音建屋の防音パネル1A。
  2. 【請求項2】騒音を発する各種の建設工事、土木工事の
    現場、或いは騒音発生源となる機器類が収置される各種
    工場内において屋根部を具備する防音建屋と して用いら
    れ、使用現場で簡易に組み立てて使用する組立式防音建
    屋の防音パネルであり、 表面10が平滑面で裏面6に多数の各小開孔13を設け
    内部空間の一部又は全部に吸音材4を内蔵した鋼製の薄
    箱状からなる本体3を具備し、 前記本体3の両側端は、その左右両側面がフラットで平
    坦に形成されてこの防音パネル自体の組み立て時におけ
    る支柱となるH鋼2への装着用とされ、前記本体3の上
    端には、本体3の裏面6の上端を延長する状態に突出し
    た突片7を有し、前記本体3の下端には、本体3の裏面
    6から僅かに凹状とされて前記突片7と嵌合するサイズ
    とした凹部8を設けてなるとともに、 前記本体3の両側端における裏面6側の複数位置の上下
    端部の位置には、開口9、9を設けたとともに、この開
    口9、9の近傍で且つ本体3の裏面6には、この防音パ
    ネル自体の組み立て時の支柱となるH鋼2への装着に際
    して使用されるボルト挿入用の小穴11を有し、この小
    穴11の内面部には、ボルト締着用のナット12を固着
    してなり、且つ、前記本体3の左右両側面を、フラット
    で平坦な状態に構成し、 前記ボルト挿入用の小穴11と本体3の裏面6に介在し
    た固着材50の一端に設けたボルト挿入穴とにボルト5
    1を挿通して、前記小穴11の内面部に固着されている
    ナット12をもって締着するとともに、前記固着材50
    の他端に設けた開口52内にボルト53を挿通して、こ
    のボルト53の先端を前記H鋼2の凹部40内の側面5
    4に強く接合して締着するようにして用いられ、 前記組み立て時において用いる支柱となるべきH鋼への
    装着が容易で、しかも、使用現場で簡易に組み立てて使
    用できるようにした組立式防音建屋の防音パネル1B。
  3. 【請求項3】騒音を発する各種の建設工事、土木工事の
    現場、或いは騒音発生源となる機器類が収置される各種
    工場内において屋根部を具備する防音建屋として用いら
    れ、使用現場で簡易に組み立てて使用する組立式防音建
    屋の防音パネルであり、 建屋の組立後において採光状態が良好で且つ外から内部
    を視認可としたアクリル材よりなる窓部20を有し鋼製
    の薄箱状からなる本体3を具備し、 前記本体3の両側端には、この防音パネル自体の組み立
    て時における支柱となるH鋼2への装着用として角状で
    且つ本体3の側面から本体3の裏面6に沿って形成され
    た左右対称の各溝部5、5を設け、前記本体3の上端に
    は、本体3の裏面6の上端を延長する状態に突出した突
    片7を有し、前記本体3の下端には、本体3の裏面6か
    ら僅かに凹状とされて前記突片7と嵌合するサイズとし
    た凹部8を設けてなるとともに、 前記本体3の両側端に設けた各溝部5、5における裏面
    6側の複数位置の上下端部の位置には、開口9、9を設
    けたとともに、この開口9、9の近傍で且つ本体3の裏
    面6には、この防音パネル自体の組み立て時の支柱とな
    るH鋼2への装着に際して使用されるボルト挿入用の小
    穴11を有し、この小穴11の内面部には、ボルト締着
    用のナット12を固着してなり、且つ、前記本体3の左
    右両側面を、フラットで平坦な状態に構成し、 前記ボルト挿入用の小穴11と本体3の裏面6に介在し
    た固着材50の一端に設けたボルト挿入穴とにボルト5
    1を挿通して、前記小穴11の内面部に固着されている
    ナット12をもって締着するとともに、前記固着材50
    の他端に設けた開口52内にボルト53を挿通して、こ
    のボルト53の先端を前記H鋼2の凹部40内の側面5
    4に強く接合して締着するようにして用いられ、 前記組み立て時において用いる支柱となるべきH鋼への
    装着が容易で、しかも、組み立て後に採光状態が良好で
    且つ外から内部を視認でき、使用現場で簡易に組み立て
    て使用できるようにした組立式防音建屋の防音パネル1
    C。
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