JP3910454B2 - 梁パネル構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、梁を逃げるためにユニットルームに取り付けられる梁パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、例えば図6に示すように、ユニットバス1を建造物内に設置する場合に、建造物に梁が突出している場合には、その梁を逃げるために、L字状に切り欠いた梁欠き部Pを形成した壁パネル3,3を防水パン2上に建て付けている。
即ち、図6のように、支柱5に対し奥側の上下寸法の短い短尺壁パネル4の左右に、梁欠き部Pを形成した壁パネル3,3を建て付け、この各壁パネル3には図7の拡大図で示すように、内側にクリップ6,6,6,6をビスで固定しておき、このクリップ6,6,6,6に対し、図8に示すように、L字状に形成した梁パネル51を取り付けており、従来の梁パネル51はL字状に形成されて、その周縁に、クリップ6,6に係合させるための引っ掛け片51a,51aが曲げ加工で一体形成されており、図9に示すように、引っ掛け片51a,51aをクリップ6,6に引っ掛けて、梁パネル51を、壁パネル3,3及び短尺壁パネル4に固定し、その後に天井パネルを取り付けていた。
従来の梁パネル51は、予め設定された寸法のものが工場で生産されて現場へ出荷されており、現場では寸法調整ができないものであったために、誤出荷や誤発注の時などには、現場において梁パネル51を施工できないことがあった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、現場で適寸に調整して施工が可能となる梁パネル構造を提供せんことを目的とし、その要旨は、梁を逃げるためにユニットルームに形成された梁欠き部に、クリップを介し取り付けられる梁パネルであって、該梁パネルは、適寸に切断して必要寸法に調整可能な垂直パネル体と水平パネル体とが、L型に組み立てられ、あるいは、L型に一体形成されたパネル体と、該パネル体の周縁全周に取り付けて前記クリップに係合される係止部材で構成されており、該係止部材は前記パネル体を嵌め込むことのできる嵌め込み溝を備えていることである。
【0004】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本例の梁パネルの分解断面構成図であり、また図2は、梁パネルの組立状態の断面構成図である。
【0005】
梁パネル10は、板状の垂直パネル体11と、板状の水平パネル体12を、接合部材13によってL型に組み付け可能であり、また、垂直パネル体11の上端及び水平パネル体12の右端に、係止部材14,14をそれぞれ取り付け可能なものとなっている。
即ち、本例の梁パネル10は、2枚のパネル体11,12と、接合部材13と、係止部材14,14で構成されて、図2のように組み立てられる。
【0006】
なお、組立状態は図3の斜視図で示すようなものとなる。
即ち、係止部材14は、L型に組み立てられたパネル体11,12の周縁全周に取り付けられるものである。
なお、本例のパネル体11,12は板状であり、現場で適寸に切断して、必要な寸法に調整できるものであり、また、係止部材14も現場で適当な長さに切断して、パネル体11,12の外周に取り付けできるものである。
【0007】
前記接合部材13は、垂直パネル体11の下端を嵌め込むことのできる嵌め込み溝13bと、水平パネル体12の左端を嵌め込むことのできる嵌め込み溝13aを備えている。
また、係止部材14は、パネル体11または12を嵌め込むことのできる嵌め込み溝14aを備えており、先端には突出した爪部14bが一体形成されている。この爪部14bは、壁パネル3,短尺壁パネル4及び天井8等にビス7で予め固定されるクリップ6のそれぞれの爪部6aに着脱可能に係合できるものである。
【0008】
ユニットバス1を構成する壁パネル3には、梁を逃げるために、予め垂直壁面3aと水平壁面3bでL字状に切断して梁欠き部Pが形成されており、この梁欠き部Pに沿って、壁パネル3の内側の所定位置に、予めクリップ6をビス7で取り付けておくことができ、また、短尺壁パネル4の上端内側にもクリップ6を固定させておき、図3のように、組み立てた梁パネル10の外周の係止部材14をそれぞれクリップ6,6に係合させて、梁パネル10を梁欠き部Pを覆うように取り付けることができるものである。その取付状態は図4の断面図で示す。
【0009】
本例では、現場でパネル体11,12を適寸となるように切断加工して調整でき、その後に係止部材14を周縁に取り付けるものであるため、現場の状況に合わせて良好に梁パネル10の取り付け施工を行なうことができるものとなり、誤出荷や誤発注により施工ができなくなるという従来の問題点が解消されるものとなる。
【0010】
なお、図5に変更例を示すように、パネル体11,12は予めL型に一体形成されたものであっても良く、このようなL型に予め形成した場合にも、それぞれのパネル体11,12の端部を現場で適宜切断し、現場で寸法調整できるものであり、その後に周縁に係止部材14を取り付けて組み立てることができるものである。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、梁を逃げるためにユニットルームに形成された梁欠き部に、クリップを介し取り付けられる梁パネルであって、該梁パネルは、適寸に切断して必要寸法に調整可能な垂直パネル体と水平パネル体とが、L型に組み立てられ、あるいは、L型に一体形成されたパネル体と、該パネル体の周縁全周に取り付けて前記クリップに係合される係止部材で構成されており、該係止部材は前記パネル体を嵌め込むことのできる嵌め込み溝を備えていることにより、現場の状況に合わせ、パネル体を現場で切断して寸法調整することができ、その後に係止部材を周縁全周に取り付けて組み立て、係止部材をクリップに係合させて壁パネル等に良好に取り付けることができ、従来のように現場施工ができない状態が生ずることがなく、現場での施工作業を計画通り行なえるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 梁パネルの構成部材の分解断面構成図である。
【図2】 組立状態の断面構成図である。
【図3】 組み立てた梁パネルと、壁パネルの梁欠き部周辺の斜視図を示し、梁パネルの取り付け前の作業説明図である。
【図4】 壁パネルに梁パネルを取り付けた状態の断面構成図である。
【図5】 梁パネルの別例を示す断面構成図である。
【図6】 梁を逃げるための梁欠き部を形成したユニットバスの斜視構成図である。
【図7】 壁パネルの梁欠き部内側にクリップを固定した状態の斜視構成図である。
【図8】 従来の梁パネルを取り付ける状態の作業説明図である。
【図9】 従来の梁パネルを取り付けた状態の断面構成図である。
【符号の説明】
1 ユニットバス
2 防水パン
3 壁パネル
4 短尺壁パネル
6 クリップ
6a 爪部
7 ビス
8 天井
10 梁パネル
11 垂直パネル体
12 水平パネル体
13 接合部材
13a,13b 嵌め込み溝
14 係止部材
14a 嵌め込み溝
14b 爪部
P 梁欠き部
Claims (1)
- 梁を逃げるためにユニットルームに形成された梁欠き部に、クリップを介し取り付けられる梁パネルであって、
該梁パネルは、
適寸に切断して必要寸法に調整可能な垂直パネル体と水平パネル体とが、L型に組み立てられ、あるいは、L型に一体形成されたパネル体と、
該パネル体の周縁全周に取り付けて前記クリップに係合される係止部材で構成されており、
該係止部材は前記パネル体を嵌め込むことのできる嵌め込み溝を備えていることを特徴とする梁パネル構造。
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Family Applications (1)
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- 2002-01-24 JP JP2002016186A patent/JP3910454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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