JP3358865B2 - リライタブル性感熱記録シート用記録装置 - Google Patents

リライタブル性感熱記録シート用記録装置

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JP3358865B2 JP10643194A JP10643194A JP3358865B2 JP 3358865 B2 JP3358865 B2 JP 3358865B2 JP 10643194 A JP10643194 A JP 10643194A JP 10643194 A JP10643194 A JP 10643194A JP 3358865 B2 JP3358865 B2 JP 3358865B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リライタブル性感熱記
録シートに、当該リライタブル性感熱記録シートに予め
書き込まれている文字又は図形等を消去したのち、改め
て文字又は図形等を書き込むようにした記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、繰り返して書き込み及び消去がで
きるリライタブル性の感熱記録シートが開発されてい
る。このリライタブル性感熱記録シートは、例えば、日
経マテリアルアンドテクノロジー、93.1(No.1
25)の14〜15頁に記載されているように、透明な
ポリ塩化ビニル系合成樹脂のバインダーに低分子の脂肪
族系有機化合物を数種類混合・分散させたもので、約6
0〜100℃の加熱すると、光透過率が高まり、その後
常温まで冷却しても高い光透過率を維持し、他方、常温
の状態から前記よりも高い約120℃の温度に加熱する
と、光透過率が低下し、その後常温まで冷却しても低い
光透過率を維持すると言う性質を有しており、この性質
を利用して、文字又は図形を繰り返して書き込み及び消
去するものである。
【0003】そして、先行技術としての特開平5−44
47号公報は、前記リライタブル性感熱記録シートを使
用した記録装置として、リライタブル性感熱記録シート
を、加熱体と送りローラとから成る消去部を通過して
前記したように高い光透過率を維持する温度、つまり、
消去温度にまで加熱にすることによって、当該リライタ
ブル性感熱記録シートに予め書き込まれている文字等を
消去し、次いで、前記リライタブル性感熱記録シート
を、サーマルヘッドと送りローラとから成る書き込み部
に送り込んで、前記高い光透過率を維持する温度、つま
り、消去温度より高い印字温度に加熱することにより、
当該リライタブル性感熱記録シートに改めて文字等を、
サーマルヘッドにて書き込むようにすることを提案して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行技術
における記録装置は、リライタブル性感熱記録シートに
予め書き込まれている文字等を消去するための消去部
と、前記リライタブル性感熱記録シートに改めて文字等
を書き込むための書き込み部とを、各々に独立して別体
に構成したものであるから、構造が複雑になって、装置
が著しく大型化なると言う問題があるばかりか、電源も
別々に必要とすることに加えて、消費電力が大きいと言
う問題もあった。
【0005】本発明は、サーマルヘッドにおいては、そ
のヘッド基板の裏面側を、当該ヘッド基板の表面に形成
した印字用発熱抵抗体にて比較的高い温度に維持できる
ことに着目し、このことをリライタブル性感熱記録シー
トの消去に利用することによって、前記先行技術のもの
が有する問題を解消することを技術的課題とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「表面に印字ドットの多数個から成る
発熱抵抗体を形成したヘッド基板を備えたサーマルヘッ
ドと、所定の印字温度で文字等の印字書き込みを行う一
方この印字温度より低い温度の消去温度で予め書き込ま
れている文字等の消去を行うようにしたリライタブル性
感熱記録シートを前記サーマルヘッドのヘッド基板の表
面における発熱抵抗体に対して押圧しながら移送する第
1の送りローラと、前記リライタブル性感熱記録シート
を前記サーマルヘッドにおけるヘッド基板の裏面側のう
ち前記発熱抵抗体に近い部位に対して押圧しながら移送
する第2の送りローラとを備え、更に、前記サーマルヘ
ッドの発熱抵抗体における各印字ドットのうち任意の印
字ドットに印字書き込みを行う印字電圧を印加すると共
に、前記発熱抵抗体における各印字ドットの各々に対し
て当該各印字ドットを前記印字温度よりも低い温度の
記消去温度にまで発熱するようにした予熱電圧を印加す
る。」と言う構成にした。
【0007】
【作 用】この構成において、サーマルヘッドの発熱
抵抗体における各印字ドットの各々は、予熱電圧の印加
によって、印字温度よりも低い温度の消去温度に発熱し
ていて、この熱がヘッド基板の裏面側に伝わっている。
換言すると、サーマルヘッドにおけるヘッド基板の裏面
のうち発熱抵抗体に近い部分は、印字温度よりも低い温
の消去温度に加熱されているから、リライタブル性感
熱記録シートを、第2の送りローラに送り込むことによ
り、このリライタブル性感熱記録シートに予め書き込ま
れている文字等を、前記第2の送りローラの箇所を通過
するときにおいて、順次消去することができる。
【0008】次いで、前記リライタブル性感熱記録シー
トを、第1の送りローラに送り込むことにより、この第
1の送りローラの箇所において、サーマルヘッドの発熱
抵抗体における各印字ドットのうち任意の印字ドットに
おける印字温度への発熱によって、所定の文字等が書き
込まれたのち、この第1の送りローラから送り出される
のである。すなわち、リライタブル性感熱記録シート
を、第2の送りローラに送り込むことにより、当該リラ
イタブル性感熱記録シートに予め書き込まれている文字
等を消去したのち、改めて文字等を書き込むことを、一
つのサーマルヘッドによって行うことができるのであ
る。
【0009】この場合において、「請求項2」に記載し
たように、前記第2の送りローラを通過した前記リライ
タブル性感熱記録シートを反転して前記第1の送りロー
ラに送り込むようにした反転手段を設けることにより、
前記第2の送りローラの箇所を通過したあとのリライタ
ブル性感熱記録シートを、反転手段によって反転したの
ち第1の送りローラに自動的に送り込むことができる。
【0010】
【発明の効果】このように本発明によると、リライタブ
ル性感熱記録シートにおける消去と書き込みとを一つの
サーマルヘッドによって行うことができるから、従来の
ように、消去と書き込みとを別々に行う場合に比べて、
記録装置を大幅に小型・軽量化できるのであり、しか
も、電源も、サーマルヘッドに対する一つの電源で良い
ことに加えて、サーマルヘッドの発熱抵抗体における各
印字ドットは予熱されていることにより、印字に要する
発熱容量を、前記予熱の分だけ低くできるから、消費電
力を大幅に低減できる効果を有する。
【0011】特に、「請求項2」によると、前記の効果
を有するほかに、リライタブル性感熱記録シートにおけ
る消去と書き込みとの一連の動作を自動化できる効果を
有する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1〜図4の図面
について説明する。この図において符号1は、サーマル
ヘッドを示し、このサーマルヘッド1は、図3及び図4
に示すように、セラミック等の絶縁体製のヘッド基板1
aの表面に、櫛歯状に並べた多数本の共通電極パターン
1bと、同じく櫛歯状に並べた多数本の個別電極パター
ン1cとを互いに入り込むように形成すると共に、ライ
ン状に延びる厚膜発熱抵抗体1dを、前記各共通電極パ
ターン1b及び各個別電極パターン1cの両方を横切る
ように成形することにより、この発熱抵抗体1dのうち
前記各共通電極パターン1bと各個別電極パターン1c
との間の部分を一つの印字ドット1d′とするように構
成したものである。なお、前記各共通電極パターン1b
は、一本の共通給電パターン1eに接続されている。
【0013】また、前記サーマルヘッド1は、図示しな
い駆動回路によって、当該サーマルヘッド1の発熱抵抗
体1dにおける各印字ドット1d’のうち任意の印字ド
ットに印字電圧を、各共通電極パターン1b及び各個別
電極パターン1cを介して印加すると共に、前記発熱抵
抗体1dにおける各印字ドット1d’の各々に対して当
該各印字ドット1d’をその印字温度よりも低い温度に
まで発熱するようにした予熱電圧を、各共通電極パター
ン1b及び各個別電極パターン1cを介して印加するよ
うに構成されている。
【0014】符号2は、断面を略U型に形成した反転部
材を示し、この反転部材2の内部に両端のブラケット
3,4にて固着した支持板5に、前記サーマルヘッド1
を、当該サーマルヘッド1における発熱抵抗体1cを下
向きにして取付ける。そして、前記サーマルヘッド1の
下面側には、所定の印字温度(約120℃)で文字等の
印字書き込みを行う一方この印字温度より低い温度の消
去温度(約60〜100℃)で予め書き込まれている文
字等の消去を行うようにしたリライタブル性感熱記録シ
ートAを、当該サーマルヘッド1における発熱抵抗体1
Cに対して押圧しながら移送する第1の送りローラ6を
配設する一方、サーマルヘッド1の上面側には、リライ
タブル性感熱記録シートAを、前記サーマルヘッド1に
おけるヘッド基板1aの裏面側のうち前記発熱抵抗体1
cに近い部位に対して押圧しながら移送する第2の送り
ローラ7を配設すると言う構成にする。
【0015】この構成において、サーマルヘッド1の発
熱抵抗体1dにおける各印字ドット1d′の各々は、予
熱電圧の印加によって、印字温度よりも低い温度の消去
温度に発熱していて、この熱がヘッド基板1aの裏面側
に伝わっている。換言すると、サーマルヘッド1におけ
るヘッド基板1aの裏面のうち発熱抵抗体1dに近い部
分は、印字温度よりも低い温度の消去温度に加熱されて
いるから、リライタブル性感熱記録シートAを、第2の
送りローラ7に送り込むことにより、このリライタブル
性感熱記録シートAに予め書き込まれている文字等を、
前記第2の送りローラ7の箇所を通過するときにおい
て、順次消去することができる。
【0016】次いで、前記リライタブル性感熱記録シー
トAは、反転部材2にて反転されたのち第1の送りロー
ラ6に送り込まれ、この第1の送りローラ6の箇所にお
いて、サーマルヘッド1の発熱抵抗体1dにおける各印
字ドット1d′のうち任意の印字ドットにおける印字温
度への発熱によって、所定の文字等が書き込まれたの
ち、この第1の送りローラ6から送り出されるのであ
る。
【0017】なお、前記サーマルヘッド1の発熱抵抗体
1dにおける各印字ドット1d′の各々に対して予熱電
圧を印加するに際しては、その印加電圧を、チョッパー
制御することによって、各印字ドット1d′の各々を、
印字温度よりも低い温度の消去温度に発熱する一方、印
字電圧を、デューティ制御することによって、前記消去
温度よりも高い温度の印字温度に発熱するように構成し
ても良いのであり、また、反転手段としては、前記実施
例のように断面略U型にした反転部材2を使用すること
に代えて、複数個のローラを使用してリライタブル性感
熱記録シートAを反転するもの等の他の手段を適用して
も良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】サーマルヘッドの平面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 1a ヘッド基板 1b 共通電極パターン 1c 個別電極パターン 1d 発熱抵抗体 1d′ 印字ドット 2 反転部材 5 支持板 6 第1の送りローラ 7 第2の送りローラ A リライタブル性感熱記録シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−4447(JP,A) 特開 平5−32009(JP,A) 特開 平6−40087(JP,A) 特開 平5−176143(JP,A) 特開 平7−276679(JP,A) 特開 昭59−124862(JP,A) 実開 平6−16053(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41J 2/38 B41M 5/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に印字ドットの多数個から成る発熱抵
    抗体を形成したヘッド基板を備えたサーマルヘッドと、
    所定の印字温度で文字等の印字書き込みを行う一方この
    印字温度より低い温度の消去温度で予め書き込まれてい
    る文字等の消去を行うようにしたリライタブル性感熱記
    録シートを前記サーマルヘッドのヘッド基板の表面にお
    ける発熱抵抗体に対して押圧しながら移送する第1の送
    りローラと、前記リライタブル性感熱記録シートを前記
    サーマルヘッドにおけるヘッド基板の裏面側のうち前記
    発熱抵抗体に近い部位に対して押圧しながら移送する第
    2の送りローラとを備え、更に、前記サーマルヘッドの
    発熱抵抗体における各印字ドットのうち任意の印字ドッ
    トに印字書き込みを行う印字電圧を印加すると共に、前
    記発熱抵抗体における各印字ドットの各々に対して当該
    各印字ドットを前記印字温度よりも低い温度の前記消去
    温度にまで発熱するようにした予熱電圧を印加するよう
    に構成したことを特徴とするリライタブル性感熱記録シ
    ート用記録装置。
  2. 【請求項2】前記第2の送りローラを通過した前記リラ
    イタブル性感熱記録シートを反転して前記第1の送りロ
    ーラに送り込むようにした反転手段を備えていることを
    特徴とする前記請求項1に記載したリライタブル性感熱
    記録シート用記録装置。
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