JPS6096477A - 熱転写式記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ワードプロセッサやコンピュータ等の出力装
置として使用される熱転写式記録装置に関する。

近年、ワードプロセッサ等のオフイースオートメイショ
ン機器のプリンタとして、熱転写方式のものが急速に普
及して来ている。この熱転写方式とは、熱溶融性のイン
クを塗布した転写リボンを、被転写紙に重ね合わせ、サ
ーマルヘッドによシ前記転写リボンに熱パターンを与え
て、転写リボンのインク層を所定のパターンをもって溶
融せしめ、もって溶融インク層を前記被転写紙に転写さ
せる方式である。この方式の記録装置においては、通常
文字や数字、絵、図面等がドツトのパターン化された集
合としてプリントされるが、プリント後には、上記のパ
ターンが、被転写紙上には、付着したインクのポジとし
て、また転写リボン上にはインク層が抜は落ちたネガと
して残る。従って、上記のような熱転写式の記録装置に
よると、プリントした情報を使用後廃棄される転写リボ
ンから読み承ることが可能である。このため、機密漏洩
防止等の観点から、使用済転写リボンに情報が残らない
熱転写式記録装置の実現が望ま九ていた。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、使用後の
転写リボン上の情報を消去することができるようにした
熱転写式記録装置を提供することを目的とｔ、　、熱転
写式記録装置において、転写リボンの移送経路上であっ
て、送シ方向のサーマルヘッドよシ後段側に、消去機構
を設けてなることを特徴とするものである。

以下、本発明を図面を参照して説明する。

第２図及び第一図は、本発明の一実施例を示す図である
。これらの図において、符号１はプラテンロールであっ
て、このプラテンロールｌｔｉ、その回転軸１＆の一端
部にプーリ２が設けられ、このプーリ２に巻回されたベ
ルト３を介して図示しないモータによシ回転駆動される
ようＫなっている。このプラテンロール１の外周面の一
部には、被転写紙４の一部が、供給ロール（図示しない
）から引出されて巻回され、更に被転写紙４には、リボ
ン供給ロール５から引出された転写リボン６が、そのイ
ンク塗布面を一被転写紙４に接して重ね合わされている
。

また、前記プラテンロールＩＫ近接して、サーマルヘッ
ド７が設けられている。このサーマルヘッド７は、プラ
テンロール１の中心軸＠に対して平行に配置され、この
サーマルヘッド７とプラテンロール１との間では、前記
被転写紙４と転写リボン６とが所定の圧で挾み込まれ、
プラテンロールｌの回転に案内されてサーマルヘッド７
に対して移動可能となっている。

更に、前記プラテンロール１の中心軸線に対して平行に
、リボン巻取ロール８が配設されている。

このリボン巻取ロール８は、ロール軸８＆の一端部に設
けられたリボン巻取モータ９によ〕回転駆動されるよう
になっている。そして、前記サーマルヘッド７を経た転
写リボン６が案内ロールｌＯを経て被転写紙４と分離さ
れ、リボン巻取ロール８に巻取られるよう罠なっている
。

更に、本発明の記録装置では、プラテンロールｌとリボ
ン巻取ロール８との間に１使用後の転写リボン６のイン
ク層の抜は部分を消去するための消去機構１２が設けら
れている。この消去機構１２は、対向配置されたと−タ
１３と、攪拌ローラ１４とを有してなシ、これらヒータ
１３と攪拌ローラ１４との間隙を前記転写リボン６が通
過可能となっている。ヒータ１３は、転写リボン６０幅
と同程度の長さをもち、その長手方向を転写リボン６０
幅方向に向け、かつその発熱面が転写リボン６のペース
シート側に接するように配設されている。

一方、攪拌ローラ１４は、ヒータ１３に対して平行に配
置されたもので、ヒータ１３に向けて所定の力で付勢さ
れた状態にあるが、その圧力は、ヒータ１３とローラ１
４との間で転写リボン６の移動が妨げられない程度であ
る。上記攪拌ローラ１４は、前記リボン巻取ロール８と
同時に回転駆動されるものであって、その動力源は、図
示しないが、前記リボン巻取モータ９を共用してもよく
、また別途モータを設けることもできる。この攪拌ロー
ラ１４の回転方向は、その転写リボン６に接する面の移
動方向が転写リボン６の移動方向と逆向き（第２図にお
いては、反時計回υ）であって、このローラ１４の回転
によシ、ヒータ１３の熱で溶融された転写リボン６のイ
ンク層を均して、インク層に生じた抜は部分（プリント
後のネガパターン）を消去するようになっている。

しかして、上記の構成において、前記プラテンロール１
、リボン巻取ロール８及びサーマルヘッド７は、従来の
装置と同様な制御手段によ多制御され、また、消去機構
１２は、前記リボン巻取ロール８と同じタイミングで駆
動さｈるようになっている。

次に、第１図ないし第３図を参照して上記記録装置の動
作を説明する。

まず、ｗ４３図に示すように、印刷データがタイオング
発生回路２０に制御されてサーマルヘッド駆動用のドラ
イバ２１に転送され、ドライバ２１によシサーマルヘッ
ド７０発熱体が所定のパターンをもって発熱し、この熱
パターンによシ転写リボン６のインクが所定のパターン
をもって溶融され、被転写紙４に転写されて１ラインの
データのプリントがなされる。

次いで、前記タイミング発生回路２０に制御されてプラ
テンモータ２３及びリボン巻取モータ９が１ステップ回
転され、これによシ被転写紙４及び転写リボン６が所定
量移送される。そして、上記の転写と紙送シ動作とが反
復されて、データがプリントアウトされる。

また、上記のプリント動作と同時に、サーマルヘッド７
を経て送シ出された使用後の転写リボン６に対１．て、
情報の消去処理が行なわれる。この処理は、タイミング
発生回路２０によシ、リボン巻取モータ９と同時に駆動
される消去装置１２によシ行なわれる。

すなわち、リボン巻取モータ９によシ転写リボン６の移
送が開始される時点で、ヒータ１３への通電が開始され
て、とのヒータ１３に接する転写リボン６が加熱され、
対応するインク層が溶融する。これと同時に攪拌−−ラ
１４が回転され、溶融インク層を攪拌する。従って、こ
の状態でヒータ１３と攪拌ローラ１４との間を転写リボ
ン６が移動すると、リボンの移動につれて溶融されたイ
ンク層が攪拌ローラ１３によシ均され、インク層の抜は
部分と残存部分との区別がつかなくなる。

従って、上記消去機構１２を経てリボン巻取ロール８に
巻取られた使用済の転写リボン６には、プリントした情
報が容易に読取シ得る形では残らない。なお、上記消去
機構１２のヒータ１３は、その温度が使用インクの溶融
温度よシ若干高い所定温度以上に加熱されないように制
御されている。

上記のようにして、本発明の記録装置においては、熱転
写式のプリント動作と同時に、使用後の転写リボン６の
インク層に対する溶融と均し動作が行なわれ、転写リボ
ン６に残ったネガ状態の情報がただちに消去されるので
ある。従って、本発明、の装置によれば使用済転写リボ
ンからは印刷した情報を読み増ることが極めて困難とな
る。

また、攪拌ローラ１４の表面は滑かである必要はなく、
溶融インク層の攪拌が可能であって、かつ転写リボンの
移動を妨げないような凹凸をもつものでもよい。

以上説明したように、一本発明の熱転写式記録装置は、
サーマルヘッドを経た使用後の転写リボンに対して、イ
ンク層の溶融と攪拌とを行ない、転写リボンに残ったネ
ガ状態の情報を消去するようＫしたものであるから、使
用済転写リボンからプリントした情報を読み取ることが
極めて困難となシ、延いては、機密漏洩の防止に役立つ
という利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

第７図は、本発明の一実施例の概略構成を示す斜視図、
第１図は同原理図、第３図は動作を説明するためのプ四
ツク図である。 ｌ・・・・・・プラテンロール、２・・・・・・プーリ
、３・・・・・・ベルト、４・・・・・・被転写紙、６
・・・・・・転写リボン、７・・・・・・サーマルヘッ
ド、８・・・・・・リボン巻取ロール１．１ｚ・・・・
・・消去機構、１３・・・・・・ヒータ（溶融手段）、
１４・・・・・・攪拌ローラ（攪拌手段）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被転写紙の移送手段と、転写リボンの移送手段と、前記
   被転写紙と転写リボンとを重ね合わせた位置で前記転写
   リボンに熱ノミターンを与えるサーマルヘッドとを有し
   てなシ、前記転写リボンに与えられた熱パターンに対応
   する転写リボンのインク層を前記被転写紙に転写する熱
   転写式記録装置において、 前記転写リボンの移送経路上であって、転写リボンの移
   送方向くついて前記サーマルヘッドの後段側に、転写リ
   ボンのインク層を溶融する溶融手段と、溶融インク層を
   攪拌する攪拌手段と、を有する消去機構が設けられてな
   ることを特徴とする熱転写式記録装置。