JP3386176B2 - 記録方法 - Google Patents

記録方法

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JP3386176B2 JP09813893A JP9813893A JP3386176B2 JP 3386176 B2 JP3386176 B2 JP 3386176B2 JP 09813893 A JP09813893 A JP 09813893A JP 9813893 A JP9813893 A JP 9813893A JP 3386176 B2 JP3386176 B2 JP 3386176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンター、印刷機等
の記録装置に応用される記録方法に関し、特に、加熱状
態でかつ液体と接触させた場合に後退接触角が低下する
表面を有する記録体を用いた記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、加熱状態でかつ液体
と接触させたときに後退接触角が低下する表面を有する
記録体の表面と、液体、蒸気、及び該記録体における後
退接触角の低下開始温度以下で液体となるか液体もしく
は蒸気を発生する固体から選ばれる接触材料とを接触さ
せた状態で画像情報信号に応じて記録体表面の加熱領域
の大きさ及び/又は温度が変化するように加熱すること
により、あるいは、記録体の表面を画像情報信号に応じ
て記録体表面の加熱領域の大きさ及び/又は温度が変化
するように加熱した状態で接触材料と接触させることに
より、記録体表面に加熱領域の大きさ及び/又は温度に
応じた後退接触角を示す領域(所望パターン領域であ
り、潜像又は潜像領域と称する)を形成せしめる記録方
法、及び、加熱状態でかつ液体と接触させた場合に後退
接触角が低下する表面を有する記録体の表面と顕色材を
含有した記録剤溶液または分散液とを接触させた状態で
画像情報信号に応じて記録体表面の加熱領域の大きさ及
び/又は温度が変化するように加熱することにより、あ
るいは、記録体の表面を画像情報信号に応じて記録体表
面の加熱領域の大きさ及び/又は温度が変化するように
加熱した状態で顕色材を含有した記録剤溶液または分散
液と接触させることにより、記録体表面に加熱領域の大
きさ及び/又は温度に応じた可視画像を形成せしめる記
録方法について提案した(特開平4−226385号公
報参照)。
【0003】すなわち、上記公報記載の発明は、加熱状
態でかつ液体と接触させた場合に後退接触角が低くなる
(液体付着性が高くなる)表面を有する部材を記録体と
して用い、この記録体の表面に、容易な手段で選択的に
または選択的かつ可逆的に、所望パターン領域(潜像領
域)が形成できる記録方法を提供するものであり、さら
に、前記パターン領域に顕色材を含有した記録剤(例え
ば液体インク)を供給すれば当初から良好な可視画像が
得られ、そのままこの可視画像を記録体表面に固定させ
るか、または、固定させることなく可視画像を記録紙な
どに転写し固定して、階調性のある鮮明な画像が得られ
るようにした記録方法を提供するものである。さらに上
記発明によれば、所望パターン領域(潜像)の形成・消
去、顕像化、転写等の全ての工程において、保存性並び
に安定性に優れた記録体を使用することによって可逆的
に複数回の前記工程が行ないうる記録方法が提供され
る。
【0004】尚、記録体としては、上記公報に詳しく記
載されているように、加熱状態でかつ液体や蒸気等の接
触材料と接触させた場合に後退接触角が低くなる(液体
付着性が高くなる)表面を有するものであるが、記録体
表面は、接触材料の不存在下で加熱を受けると、接触材
料との相互作用が生じないないため、元の後退接触角に
戻り潜像が消去(除像)される。従って、接触材料と接
触させた状態で加熱する手段と、接触材料の不存在下で
加熱する手段とを設けることにより、記録、消去が容易
に行なえる記録装置を形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記記録方
法を用いた記録装置においては、画像情報信号に応じて
記録体表面を画素(ドット)単位で加熱する手段として
サーマルヘッド等が用いられるが、ここで、サーマルヘ
ッドによる文字や記号の印字方法を図7,8に示す。図
7は熱素子密度の低いサーマルヘッドを用いた場合の印
字例、図8は熱素子密度の高いサーマルヘッドを用いた
場合の印字例であり、符号1で示す等間隔の横線は副走
査方向の印字間隔、2で示す縦線はサーマルヘッドの熱
素子間隔、3は印字目標の記号、4の楕円形状の領域は
サーマルヘッドの1つの熱素子によってできる1ドット
の潜像または現像領域、5のハッチングで示す部分は印
字目標からずれた領域である。従来、サーマルヘッドの
各熱素子によるドット形状は均一なため、装置の低コス
ト化から熱素子密度の低いサーマルヘッドを用いた場
合、図7のように希望する記号とは大きくずれた形状の
結果しか得られず、更に得られた結果のアウトラインは
滑らかさを欠いた低品質なものとなる。また、熱素子密
度の高いサーマルヘッドを用いた場合、記号3に対して
ドット4の大きさが小さく密度が高いため、図8のよう
にほぼ希望する形状どおりの結果が得られ、そのアウト
ラインも図7に比べ滑らかとなるが、ドット形状が均一
なためアウトラインに関しては充分とは言えず、その上
装置がコスト高となる問題があった。本発明は上記事情
に鑑みてなされたものであって、前述した記録方法にお
いて、低密度のサーマルヘッドを用いて、低コストで高
品質な画像が得られる記録方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、加熱状態でかつ液体と接触させ
た場合に後退接触角が低下する表面を有する記録体を備
え、該記録体の表面に液体もしくは蒸気あるいは加熱に
より液体となる固体からなる接触材料を接した状態で選
択的に加熱し加熱温度に応じた後退接触角を形成する方
法で当該加熱部に潜像を形成し、該潜像に色材を含有し
た記録剤を接触させて現像することにより可視像を形成
し、この可視像を記録紙に転写して画像を記録する手段
を有する記録方法において、前記加熱手段として、多数
の熱素子が主走査方向に配列されたサーマルヘッドを用
い、該サーマルヘッドを制御する制御装置のメモリに、
フォントテーブルの文字や記号を形成するドットマトリ
クスパターンの各ドットに対応して熱素子への電力供給
量のデータを予め格納しておき、印字を行なう際には、
前記メモリに格納された印字対象となる文字及び記号に
対応するフォントテーブルから、その文字及び記号を構
成するドットマトリクスパターンの各ドットに対応した
サーマルヘッドの各熱素子へ供給する電力のデータを参
照してドット単位(熱素子単位)で制御を行ない、文字
及び記号を形成する1ドットの大きさをドット単位で変
えて印字を行なうことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、加熱状態でかつ液体と
接触させた場合に後退接触角が低下する表面を有する記
録体を備え、該記録体の表面に液体もしくは蒸気あるい
は加熱により液体となる固体からなる接触材料を接した
状態で選択的に加熱し加熱温度に応じた後退接触角を形
成する方法で当該加熱部に潜像を形成し、該潜像に色材
を含有した記録剤を接触させて現像することにより可視
像を形成し、この可視像を記録紙に転写した後、加熱に
よって潜像を消去(除像)する手段を有する記録方法に
おいて、前記加熱手段として、多数の熱素子が主走査方
向に配列されたサーマルヘッドを用い、該サーマルヘッ
ドを制御する制御装置のメモリに、フォントテーブルの
文字や記号を形成するドットマトリクスパターンの各ド
ットに対応して熱素子への電力供給量のデータを予め格
納しておき、印字を行なう際には、前記メモリに格納さ
れた印字対象となる文字及び記号に対応するフォントテ
ーブルから、その文字及び記号を構成するドットマトリ
クスパターンの各ドットに対応したサーマルヘッドの各
熱素子へ供給する電力のデータを参照してドット単位
(熱素子単位)で制御を行ない、文字及び記号を形成す
る1ドットの大きさをドット単位で変えて印字を行なう
ことを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の記録方法において、形成される1ドットの形状が副走
査方向に対して主走査方向が長いことを特徴としてい
る。また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか
一つに記載の記録方法において、接触材料に記録材を用
い、潜像形成と現像とを同時に行なうことを特徴として
いる。
【0009】
【作用】本発明を適用する記録方法は、加熱状態でかつ
液体と接触させたときに後退接触角が低下する表面を有
する記録体の表面と、液体、蒸気、及び該記録体におけ
る後退接触角の低下開始温度以下で液体となるか液体も
しくは蒸気を発生する固体から選ばれる接触材料とを接
触させた状態で画像情報信号に応じて記録体表面の加熱
領域の大きさ及び/又は温度が変化するように加熱する
ことにより、あるいは、記録体の表面を画像情報信号に
応じて記録体表面の加熱領域の大きさ及び/又は温度が
変化するように加熱した状態で接触材料と接触させるこ
とにより、記録体表面に加熱領域の大きさ及び/又は温
度に応じた後退接触角を示す領域(所望パターン領域で
あり、潜像又は潜像領域と称する)を形成せしめるもの
であるが、このような記録方法において、本発明では、
前記加熱手段として、多数の熱素子が主走査方向に配列
されたサーマルヘッドを用い、該サーマルヘッドを制御
する制御装置のメモリに、フォントテーブルの文字や記
号を形成するドットマトリクスパターンの各ドットに対
応して熱素子への電力供給量のデータを予め格納してお
き、印字を行なう際には、前記メモリに格納された印字
対象となる文字及び記号に対応するフォントテーブルか
ら、その文字及び記号を構成するドットマトリクスパタ
ーンの各ドットに対応したサーマルヘッドの各熱素子へ
供給する電力のデータを参照してドット単位(熱素子単
位)で制御を行ない、文字及び記号を形成する1ドット
の大きさをドット単位で変えて印字を行なうため、記録
体表面を画像情報信号に応じて加熱する選択的加熱手段
として、熱素子密度の低いサーマルヘッドを用いても、
熱素子密度の高いサーマルヘッドを用いたような高品質
の印字結果を得ることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明が適用される記録装置の一構成例を
示す図であって、図1において、符号21は多数の熱素
子が紙面に垂直方向に配列されたヘッド部を有する選択
的加熱手段としてのサーマルヘッド、22はベルト状の
記録体、23は接触材料としての潜像形成液を保持し記
録体に接触させる潜像形成液保持体、24は色材を含有
した記録剤(以下、インクと記す)を保持する現像スポ
ンジ、25は転写ローラー、26は記録紙、27はクリ
ーニング用のクリーナー、28は除像用のヒーター、2
9は記録体送りローラー、32は画像情報信号に応じて
サーマルヘッド21の熱素子への電力供給を制御する制
御装置である。この記録装置では、記録体22の表面に
潜像形成液保持体23により潜像形成液を接触した状態
でサーマルヘッド21により画像情報信号に応じて選択
的に加熱し、当該加熱部に後退接触角を形成する方法で
潜像を形成し、この潜像を現像スポンジ24のインクに
より現像して可視像を記録体22表面に形成し、この可
視像が形成された記録体表面に転写ローラー25で記録
紙26を圧接して可視像を記録紙26に転写し、記録す
るものである。また、転写後の記録体22の表面はクリ
ーナー27でクリーニングされた後、除像用ヒータ28
によって加熱され、潜像が消去(除像)される。
【0011】また、図2は記録装置の別の構成例を示す
図であって、記録体22をドラム状にし、潜像形成液に
液状インク30を用い、除像用に赤外線ランプ31を用
いた例である。図2の装置構成では、潜像形成液に液状
インクを用いているため、潜像形成と現像とを同時に行
なうことができ、構成を簡素化できる。尚、本発明が適
用される記録装置の構成としては、図1、図2に示した
ものの他、種々の構成が適用できる。
【0012】次に、本発明による記録方法について具体
的に説明する。 (1)文字及び記号の印字方法(請求項1,2,4) 図3に本発明の印字例を示す。図3において、符号1で
示す等間隔の横線は副走査方向(記録体の移動方向)の
印字間隔、2で示す縦線はサーマルヘッドの熱素子間
隔、3は印字目標の記号、4の楕円形状の領域はサーマ
ルヘッドの1つの熱素子によってできる1ドットの潜像
または現像領域、5のハッチングで示す部分は印字目標
からずれた領域である。サーマルヘッド21による印字
では副走査方向のドット密度は記録体22の送り速度を
変えることにより制御できるが、主走査方向(熱素子の
配列方向)のドット密度は用いるサーマルヘッド21の
熱素子密度により物理的に決まり変えることができな
い。そこで本発明では、文字及び記号を構成するドット
4の大きさを図3のようにドット単位で変える(制御す
る)ことにより、熱素子密度の低いサーマルヘッドを用
いても、熱素子密度の高いサーマルヘッドを用いたよう
な高品質の印字結果を得ることができるようにするもの
である。より具体的には、図4に示すように、サーマル
ヘッド21を制御する制御装置32のメモリに、アスキ
ーコード(ASCIIコード)やJISコード等に対応
して作成されたフォントテーブルの文字や記号を形成す
るドットマトリクスパターンの各ドットに対応して熱素
子への電力供給量のデータを予め格納しておく。
【0013】ここで、図5にアスキーコード(ASCII
コード)31hの数字”1”を印字する場合の一例を示
す。図5において、(a)は”1”を構成するフォント
のドットマトリクスパターンを示しており、(b)は”
1”に対応して作成されたフォントテーブルの例を示
し、また、(c)は予め数段回に設定されたドットの大
きさとそれぞれのドットの大きさに対応したサーマルヘ
ッドの1素子に供給される電力供給量の相対テーブルを
示している。例えば、図5(a)の”1”を構成するド
ットマトリクスパターンの内、アドレスが(1)-(iv)のド
ットを形成する熱素子への電力供給量は(b)のテーブ
ルから2となり、(c)に示す電力供給量2の大きさの
ドットが形成される。同様に、(2)-(iii) のドットを形
成する熱素子への電力供給量は(b)のテーブルから1
となり、(c)に示す電力供給量1の大きさのドットが
形成される。このように、本発明では、印字を行なう際
にはメモリに格納された印字対象となる文字及び記号に
対応するフォントテーブルから、その文字及び記号を構
成するドットマトリクスパターンの各ドットに対応した
サーマルヘッドの各熱素子へ供給する電力のデータを参
照してドット単位(熱素子単位)で制御を行なう。これ
により、図3に示したような各ドット単位で制御された
印字が可能となる。
【0014】次に、上記ドット単位での制御を行なう場
合の、サーマルヘッドへの電力供給の方法の例を以下に
示す。 供給電力データに対応する電力をサーマルヘッドの
各熱素子に同時に与える。 同一供給電力データの素子にのみ同時に電力を供給
する。この場合、1ライン印字する時間はそのライン上
に存在する供給電力データの種類の数による。ただし、
サーマルヘッドの熱素子に供給する電力の配線がブロッ
クに分かれている場合は、ブロック単位で行なうことも
ある。 全ライン、予め決めてある供給電力データの種類数
回分電力供給するのにかかる時間をかけて印字する。上
記の方法は熱素子1つ1つに電力供給が行なえるサー
マルヘッドでのみ用いることができる方法でありシリア
ルプリンタに適する。,の方法は全素子同時または
ブロック単位で同時に電力供給を行なうようなサーマル
ヘッドで用いる方法であるが、制御方法としてはに比
べ簡易となる。
【0015】(2)熱素子形状(請求項3) 本発明の記録方法は、熱素子密度の低いサーマルヘッド
を用いたときに主に主走査方向のドット密度を補うため
のものであるため、副走査方向のドット間隔に比べ、主
走査方向のドット間隔が長い場合を主に想定している。
このような場合、図6に示すように、ドット形状を主走
査方向に比べ副走査方向を長くすると、ベタ印字の際、
主走査方向のドットをつなげるには多大な電力を供給す
る必要が有り高消費電力となる。従って、本方法には図
3に示すように副走査方向に比べ主走査方向が長いドッ
ト形状となる熱素子形状が適しており、このようにする
ことで消費電力を抑えることが可能となる。さて、以上
の(1)に示した印字方法、及び(2)に示した熱素子
形状により実際に印字を行なった結果、アウトラインの
滑らかな高品質な印字を行なうことができた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2の記
録方法においては、加熱手段として、多数の熱素子が主
走査方向に配列されたサーマルヘッドを用い、該サーマ
ルヘッドを制御する制御装置のメモリに、フォントテー
ブルの文字や記号を形成するドットマトリクスパターン
の各ドットに対応して熱素子への電力供給量のデータを
予め格納しておき、印字を行なう際には、前記メモリに
格納された印字対象となる文字及び記号に対応するフォ
ントテーブルから、その文字及び記号を構成するドット
マトリクスパターンの各ドットに対応したサーマルヘッ
ドの各熱素子へ供給する電力のデータを参照してドット
単位(熱素子単位)で制御を行ない、文字及び記号を形
成するドットマトリクスパターンの1ドットの大きさを
ドット単位で変えて印字を行なうため、選択的加熱手段
として熱素子密度の低いサーマルヘッドを用いても、印
字を希望する文字及び記号(特にユーザー登録文字)を
高品質で得ることができ、低コストで高品質印字が可能
な記録装置が実現できる。
【0017】請求項3の記録方法においては、形成され
る1ドットの形状を副走査方向に対して主走査方向を長
くしたため、熱素子密度の低いサーマルヘッドを用い、
本方法を適用した場合形成される1ドットの形状を副走
査方向に対して主走査方向を短くしたときに対し、低消
費電力で記録を行なうことができる。
【0018】また、請求項4の記録方法においては、潜
像形成と現像とを同時に行なうことができるため、現像
部を省略でき、記録装置の構成を簡素化でき、より低コ
スト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される記録装置の一構成例を示す
図である。
【図2】本発明が適用される記録装置の別の構成例を示
す図である。
【図3】本発明の記録方法による印字例を示す図であ
る。
【図4】本発明による記録方法の説明図である。
【図5】本発明による記録方法の説明図である。
【図6】1ドットの形状が副走査方向に対して主走査方
向が短い場合の印字例を示す図である。
【図7】熱素子密度の低いサーマルヘッドを用いた場合
の従来の記録方法による印字例を示す図である。
【図8】熱素子密度の高いサーマルヘッドを用いた場合
の従来の記録方法による印字例を示す図である。
【符号の説明】
1:副走査方向の印字間隔 2:サーマルヘッドの熱素子間隔 3:印字目標の記号 4:1ドットの潜像または現像領域 5:印字目標からずれた領域 21:サーマルヘッド(潜像形成用加熱源) 22:記録体 23:潜像形成液保持体 24:現像スポンジ 25:転写ローラ 26:記録紙 27:クリーナー 28:除像用ヒーター 29:記録体送りローラ 30:液状インク 31:除像用ランプ 32:サーマルヘッドの制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 慎二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 駒井 博道 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平4−118277(JP,A) 特開 平3−164271(JP,A) 特開 昭63−82763(JP,A) 特開 昭60−236366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 17/00 - 17/06 B41M 5/00 B41M 5/26 B41J 2/32 - 2/37

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱状態でかつ液体と接触させた場合に後
    退接触角が低下する表面を有する記録体を備え、該記録
    体の表面に液体もしくは蒸気あるいは加熱により液体と
    なる固体からなる接触材料を接した状態で加熱手段によ
    選択的に加熱し加熱温度に応じた後退接触角を形成す
    る方法で当該加熱部に潜像を形成し、該潜像に色材を含
    有した記録剤を接触させて現像することにより可視像を
    形成し、この可視像を記録紙に転写して画像を記録する
    手段を有する記録方法において、前記加熱手段として、多数の熱素子が主走査方向に配列
    されたサーマルヘッドを用い、該サーマルヘッドを制御
    する制御装置のメモリに、フォントテーブルの文字や記
    号を形成するドットマトリクスパターンの各ドットに対
    応して熱素子への電力供給量のデータを予め格納してお
    き、印字を行なう際には、前記メモリに格納された印字
    対象となる文字及び記号に対応するフォントテーブルか
    ら、その文字及び記号を構成するドットマトリクスパタ
    ーンの各ドットに対応したサーマルヘッドの各熱素子へ
    供給する電力のデータを参照してドット単位(熱素子単
    位)で制御を行ない、 文字及び記号を形成する1ドット
    の大きさをドット単位で変えて印字を行なうことを特徴
    とする記録方法。
  2. 【請求項2】加熱状態でかつ液体と接触させた場合に後
    退接触角が低下する表面を有する記録体を備え、該記録
    体の表面に液体もしくは蒸気あるいは加熱により液体と
    なる固体からなる接触材料を接した状態で加熱手段によ
    選択的に加熱し加熱温度に応じた後退接触角を形成す
    る方法で当該加熱部に潜像を形成し、該潜像に色材を含
    有した記録剤を接触させて現像することにより可視像を
    形成し、この可視像を記録紙に転写した後、加熱によっ
    て潜像を消去(除像)する手段を有する記録方法におい
    て、前記加熱手段として、多数の熱素子が主走査方向に配列
    されたサーマルヘッドを用い、該サーマルヘッドを制御
    する制御装置のメモリに、フォントテーブルの文字や記
    号を形成するドットマトリクスパターンの各ドットに対
    応して熱素子への電力供給量のデータを予め格納してお
    き、印字を行なう際には、前記メモリに 格納された印字
    対象となる文字及び記号に対応するフォントテーブルか
    ら、その文字及び記号を構成するドットマトリクスパタ
    ーンの各ドットに対応したサーマルヘッドの各熱素子へ
    供給する電力のデータを参照してドット単位(熱素子単
    位)で制御を行ない、 文字及び記号を形成する1ドット
    の大きさをドット単位で変えて印字を行なうことを特徴
    とする記録方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の記録方法におい
    て、形成される1ドットの形状が副走査方向に対して主
    走査方向が長いことを特徴とする記録方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか一つに記載の記録
    方法において、接触材料に記録材を用い、潜像形成と現
    像とを同時に行なうことを特徴とする記録方法。
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