JPS6317072A - 熱転写プリンタにおける印字消去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用−公！ 本発明は、サーマル熱転写プリンタにおける印字消去方
法に関し、詳しくは、熱転写リボンの温度をサーマルヘ
ッドへの通電時間を変えることにより変化させ、消去時
は印字時よりリボン温度を高くし、既印字部を吸い上げ
ることにより印字を消去するようにし、同じリボンを同
一方向に移動することで印字と消去とを行えるようにし
たものである。

粱木Δ区貢 この種のサーマル熱転写プリンタにおいては、プラテン
の前方に配置した案内シャフトに、サーマルヘッドと熱
転写リボンとを搭載したキャリツジを移動自在に支持し
、印字および消去したい部分でサーマルヘッドをＯＮＬ
でプラテンに圧接し、熱転写リボンを介して文字パター
ンを記録紙に転写している。該サーマ熱転写方式のプリ
ンタにおいて、熱転写リボンにかけるサーマルヘッドの
出力エネルギーの差を利用して、印字された文字を印字
に使用した同じリボンで消去するようにしたものが提案
されている。即ち、サーマルヘッドから発生する出力エ
ネルギー量を小さくし、熱転写リボンに低い温度を与え
て転写すると記録紙に文字パターンを印字するようにし
、一方、サーマルヘッドから発生する出力エネルギー量
を大きくして熱転写リボンに高い温度を与え、記録紙の
既印字文字パターンの上に重ねて転写すると低中字部。

のインクを吸い上げて既印字文字を消去するようにして
いる。

上記したサーマルヘッドから発生するエネルギー量は、
ＣＰＵから出されるストローブ信号の巾、即ち、ヘッド
のＯＮ時間（通電時間）によって下式のように決定され
る。

Ｅ＝ｌ／Ｒｘｔ （Ｅ＝エネルギー、ｔ＝ヘッド０ＮＩＩ間）その際、従
来の印字および低中字部の消去では、文字構成のＸ方向
（サーマルヘッドの移動方向）を例えば１５ドツトとし
た場合、ヘッド通電時間は第５図に示すように全てのド
ツトに対して一定であった。

このように、文字を構成する全てのドツトに対するヘッ
ドの通電時間を一定とすると、熱転写リボンの温度は最
初の領域では低く、サーマルヘッドが移動する方向（Ｘ
方向）に従って次第に温度か高くなるため、印字面に当
たるリボンの温度は初めと終わりとでは相違する。よっ
て、例えば、第６図に示すように１つの文字（Ａ＞を消
去する場合、初めの領域（イ）ではリボンの温度が低い
ために完全に消えず、不完全な消去となりやすい問題が
あった。

産房例月勾 本発明は上記した問題を解消せんとするもので、サーマ
ルヘッドのＸ方向の移動に伴いサーマルヘッドへの通電
時間を短くし、１つの文字パターンの印字面に当たる熱
転写リボンの温度を均一化し、よって、完全な消去が出
来るようにするものである。

発明の構成 上記した目的を達成するために、本発明は、記録紙とサ
ーマルヘッドとの間に熱転写リボンを介在させ、該熱転
写リボンの温度を印字時より消去時は高温として低中字
部を吸い上げることにより印字を消去するようにし、同
じリボンを同一方向に移動して印字および消去をするも
のにおいて既印字文字を消去する際に、１文字をヘッド
移動方向に細分割し、各分割部に印加するサーマルヘッ
ドの通電時間を移動方向に従って段階的に減少し、１文
字の印字面に当たる熱転写リボンの温度を均一化し、よ
って、完全な消去を行うことを特徴とする熱転写プリン
タにおける印字消去方法を提供するものである。

Ｘ胤匹 以下、本発明を図面を参照して説明する。

第１図に示すように、文字構成のＸ方向（サーマルヘッ
ド１の移動方向）を１５ドツトとすると、この１５ドツ
トをＸ方向に沿って順番に、３ドツトの（２Ｌ）領域、
３ドツトの（ｂ）領域、３ドツトの（ｃ）領域、６ドツ
トの（ｄ）領域の４つの領域に細分割し、これら領域毎
にＣＰＵから出されるストローブ信号の巾を変え、サー
マルヘッドから発生する出力エネルギーを制御している
。即ち、第２図および第３図に示すように、Ｘ方向の最
初の通過領域である（ａ）領域ではサーマルヘッドへの
通電時間を最も長くし、（ｂ　）　−”　（ｃ　）　−
（ｄ　）と順次短くし、よって、熱転写リボン２にかけ
られるサーマルヘッドｌの出力エネルギーを（、）領域
で最も大きくし、（ｂ）→（ｃ　）　−（ｄ　）と順次
減らしている。このようにして、熱転写リボンｌの温度
を全ての領域（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）において、印字
した文字パターンのインクを吸い上げるのに十分な一定
温度とし、文字パターン（Ａ）の完全な消去を行うよう
にしている。

上記消去動作は、従来のプリンタの第５図に示す回路で
、サーマルヘッドへのエネルギー量を制御して行ってい
る。

第５図中、１０はキーボード、１１はＣＰＵ。

１２はプリンタ制御部のロジック・アレイ、１３はプリ
ンタの各モータ（キャリッジモータ、記録紙フィードモ
ータ、ヘッド・アップ／ダウン・モータ）、１４はへラ
ドカウンタ、■はサーマルヘッドである。

キーボード１０でキー人力された文字パターンを印字あ
るいは消去する時、ＣＰＵＩＩで図示の如く、入力され
たキーの設定・エネルギーの設定・モータの制御の設定
がなされ、ＣＰＵＩ】からデータバス１６とアドレスバ
ス１７を通してロジック・アレイ１２に上記データを入
力し、該ロジック・アレイ１２でモータの動作量と動作
させるモータを設定し、該設定データに応じて各モータ
のドライバー回路（図示せず）を介して各モータＩ３を
動作している。また、同時に、ＣＰＵＩＩからヘッドカ
ウンタ１４にストローブ、ラッチ、クロック、データの
各信号が人力され、ヘッドカウンタ１４で印字する文字
パターンとエネルギー量とが設定され、該設定に応じて
サーマルヘッド１の感熱素子に通電され、所定の文字パ
ターンを印字あるいは消去している。その際、印字する
時はストローブ信号の巾を小さくしてヘッドｌから発生
するエネルギー量を少なくし、熱転写リボンの温度を低
くして行う一方、低部字部を消去する時は、印字時より
ストローブ信号の巾を大きくしてヘッド１の出力エネル
ギー量を大とし、熱転写リボンの温度を高くして低部字
部のインクを吸い上げ印字消去している。

かつ、該印字消去を完全に行うため、上記したように、
１つの文字パターンをヘッド移動方向に細分割し、分割
した領域毎にストローブ信号の巾を変え、即ち、ヘッド
移動方向に沿ってストローブ信号の巾を順次小さくシ（
ヘッド通電時間を短くシ）、ヘッドの出力エネルギーを
減らすことにより、実際の印字面に当たる熱転写リボン
の温度を一定とし、よって、文字の消え残り部分がない
ようにして、完全な消去を行っている。

発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明によれば、低部
字部を消去する際に、１文字を細分割し、分割した各々
の領域に印加するヘッドの出力エネルギーを変えること
により、印字面に当たるリボンの温度を最適な一定温度
に制御することが出来、よって、低部字部を消え残りな
く完全に消去することが出来る。しかも、本発明の消去
方法は、印字したリボンと同じリボンで同じ方向に移動
して低部字部を消去することが出来るため、部品点数を
増加させることはなく、極めて簡単にコストアップする
ことな〈実施することが出来ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は１文字を細分割した状態を示す概略図、第２図
は分割した各領域における通電時間を比較した概略図、
第３図は１文字の各ドツトにおける通電時間を示す線図
、第４図はプリンタの制御構成を示すブロック図、第５
図は従来の第３図に対応する線図、第６図は従来の問題
点を示す概略図である。 ｌ・・サーマルヘッド　２・・熱転写リボン（ａ）（ｂ
）（ｃ）（ｄ）・・細分割した領域特許出願人　　　シ
ャープ株式会社 代理人弁理士　　青白　葆　ほか２名 第１図 第２面 −丁Ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録紙とサーマルヘッドとの間に熱転写リボンを
   介在させ、該熱転写リボンの温度を印字時より消去時は
   高温として既印字部を吸い上げることにより印字を消去
   するようにし、同じリボンを同一方向に移動して印字お
   よび消去をするものにして、 既印字文字を消去する際に、１文字をヘッド移動方向に
   細分割し、各分割部に印加するサーマルヘッドの通電時
   間を移動方向に従って段階的に減少し、１文字の印字面
   に当たる熱転写リボンの温度を均一化することを特徴と
   する熱転写プリンタにおける印字消去方法。