JPH0664212A - サーマルヘッド駆動装置 - Google Patents
サーマルヘッド駆動装置Info
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- JPH0664212A JPH0664212A JP22111792A JP22111792A JPH0664212A JP H0664212 A JPH0664212 A JP H0664212A JP 22111792 A JP22111792 A JP 22111792A JP 22111792 A JP22111792 A JP 22111792A JP H0664212 A JPH0664212 A JP H0664212A
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Abstract
の1ラインデータバッフアからの信号によって履歴デー
タを編集する履歴データ編集回路と、履歴データ編集回
路からの履歴データをサーマルヘッドに設けてあるシフ
トレジスタに対して転送するデータ転送回路と、履歴デ
ータを判断して発熱体の履歴パターンに対応するパルス
長の通電パルスをサーマルヘッドに対して供給するパル
ス幅制御回路とを有する外付け履歴制御回路を設け、こ
の外付け履歴制御回路からサーマルヘッドに対して通電
パルスを送出してサーマルヘッドの印字動作を行わせる
動作を7回行い、そのときの通電状態の組合わせによっ
て64種類の通電制御を行う。 【効果】 64種類の印字データの履歴パターンに対し
て完全に異った種類の通電を行うことができるため、印
字ドットの潰れやかすれが発生しない正確な印字濃度の
印字を行うことができる通電制御を行うことが可能とな
る。
Description
文字を構成するためのドットを印字する複数の発熱体を
有し、この複数の発熱体に選択的に通電することによっ
て該当する発熱体を発熱させ、通電した発熱体に対応す
る部分のインクリボンのインクを溶融させて記録用紙に
転写させることによって印字を行うプリンタのサーマル
ヘッドを駆動するためのサーマルヘッド駆動装置に関す
る。
め、ドットを印字する複数の発熱体を有し、複数の発熱
体に選択的に通電することによって該当する発熱体を発
熱させ、通電した発熱体に対応する部分のインクリボン
のインクを溶融させて記録用紙に転写させることによっ
て印字を行うプリンタのサーマルヘッドは、同一の発熱
体に対して繰返えして通電すると、その発熱体に熱が蓄
積して温度が上昇する。この温度上昇によって発熱体が
過熱すると、サーマルヘッドの寿命が短くなる。また、
過去の発熱のときの残留熱エネルギーおよび隣接してい
る発熱体の発熱の影響によって、印字濃度が変化する。
ドの発熱体に通電するとき、各発熱体に対して、その熱
履歴に対応した長さの通電を行うように制御する必要が
ある。このような熱履歴に対応する制御(熱履歴制御)
手段として、従来は、各発熱体に関して、その発熱体お
よびその周辺の発熱体の数回前までの動作履歴を幾つか
のパターンに分類し、それらのパターンに対応した長さ
の通電を行うことによって各発熱体に与える熱エネルギ
ーを制御を行うという手段を採用している。
体毎に熱エネルギーの制御を行うことができるため、高
精度で高速の制御が可能である。
熱体と周辺発熱体およびそれらの過去の動作状態の基本
的関係を示す動作パターン図、図3は発熱体の熱履歴管
理における全ての履歴パターンを示す履歴パターン図で
ある。
ていない従来のサーマルヘッドは、図2に示すように、
該当発熱体の動作状態(該当発熱体発熱状態)29、お
よびその左側の発熱体の動作状態(左側発熱体発熱状
態)27と右側の発熱体の動作状態(右側発熱体発熱状
態)28、および該当発熱体の前回の動作状態(該当発
熱体前回発熱状態)25と前々回の動作状態(該当発熱
体前々回発熱状態)26、および左側の発熱体の前回の
動作状態(左側発熱体前回発熱状態)20と右側の発熱
体の前回の動作状態(右側発熱体前回発熱状態)21の
7個のドットの発熱状態の組合わせにより、各発熱体の
熱履歴を判定している。
パターンは、図3に示すように、番号欄23の番号1〜
64に対応する履歴パターン欄24に示す64種類の履
歴パターンがあり、この64種類の各履歴パターンにつ
いて、該当発熱体による印字ドットに潰れやかすれが発
生しないための最適な通電の長さ(通電パルス長)が存
在する。従って、この64種類の履歴パターンのそれぞ
れについて異った長さのパルス長の通電を行うのが理想
である。しかし、この64種類の履歴パターンに対応す
る数のデータをサーマルヘッドに対して送出して印字を
行うと、サーマルヘッド駆動装置の回路構成が複雑とな
り、しかも印字周期を短くすることが困難になる。従っ
て、従来のサーマルヘッド駆動装置は、多種類の履歴パ
ターンに対応する数のデータを、サーマルヘッドに対し
て送出するようにすることが困難であった。
履歴制御回路を有せず、外付け履歴制御回路によって発
熱体に対して供給する熱エネルギーの制御を行う従来の
サーマルヘッド駆動装置は、最初に1ライン分の通常の
印字データをサーマルヘッドに対して送り、基本長さの
印字パルスを外部から入力する。次に、履歴パターンの
回数分だけ履歴データ編集回路で編集した履歴データを
転送し、それに対応する印字パルスの入力を繰返えすこ
とによって印字を行っている。
時間の割合が履歴パターンの数を決定するため、1ライ
ンについて4ms程度の印字周期の場合は、10種類程
度の履歴パターンとすることができるのが限度である。
このため、本来、通電パルスのパルス長に差を付けるべ
き場合も、同じパルス長とせざるを得ず、このため、熱
エネルギーの残留や隣接発熱体の影響により、本来の濃
度よりも濃い濃度の印字が行われて印字ドットの潰れが
発生したり、本来の濃度よりも薄い濃度の印字が行われ
て印字ドットのかすれが発生するという欠点を有してい
る。
駆動装置は、シフトレジスタと、前記シフトレジスタか
らの信号によって発熱する発熱体とを備えるサーマルヘ
ッドに対するサーマルヘッド駆動装置であって、3個の
1ラインデータバッフアと、前記3個の1ラインデータ
バッフアからの信号によって履歴データを編集する履歴
データ編集回路と、前記履歴データ編集回路からの前記
履歴データを前記シフトレジスタに対して転送するデー
タ転送回路と、前記履歴データを判断してその履歴パタ
ーンに対応する印字パルスを前記サーマルヘッドに対し
て供給するパルス幅制御回路とを有する外付け履歴制御
回路を設け、前記外付け履歴制御回路から前記サーマル
ヘッドに対して前記印字パルスを送出して前記サーマル
ヘッドの印字動作を行わせる動作を7回行い、そのとき
の通電状態の組合わせによって64種類の通電制御を行
うことを含んでいる。
て説明する。
ロック図である。
歴制御回路3の3個の1ラインデータバッファ4〜6の
うちのいずれかに格納される。履歴データ編集回路8
は、1ラインデータバッファ4〜6に格納した印字デー
タから履歴データを編集してデータ転送回路9に送る。
データ転送回路9は、履歴データ編集回路8から送られ
てきた履歴データを、編集済み印字データ12としてサ
ーマルヘッド17に内蔵されているシフトレジスタ22
に送る。データ転送回路9からシフトレジスタ22に対
して送られるクロックパルス13によってシフトレジス
タ22に入力した編集済み印字データ12は、1ライン
分のデータがシフトレジスタ22に転送されると、その
データは、ラッチパルス11によってシフトレジスタ2
2にラッチされる。
制御回路7は、履歴データ編集回路8で編集した編集済
み印字データの履歴パターンに対応した印字パルス10
をサーマルヘッド17に対して送出する。サーマルヘッ
ド17は、この印字パルス10のパルス長に対応した通
電を発熱体駆動素子19を介して発熱体18に対して供
給してドットの印字を行わせる。
ータとサーマルヘッドに送られるデータとの関係を示す
関連図である。
路3を動作させたとき、実際の印字データと、サーマル
ヘッドに送られるデータとの関係は、図4に示すよう
に、実際のデータ31に対して、外付け履歴制御回路3
からサーマルヘッド17に送られるデータ32は、次の
ように送られる。
は、前々回発熱状態を反転して今回の発熱状態との論理
積をとったデータをサーマルヘッド17に送り、ラッチ
パルス11を出力して1回目の印字(○)を行わせる。
次に、外付け履歴制御回路3は、前回発熱状態を反転し
て今回の発熱状態との論理積をとったデータをサーマル
ヘッド17に送り、ラッチパルス11を出力して2回目
の印字(●)を行う。次に、外付け履歴制御回路3は、
前回発熱状態を反転し、1ビット右にシフトさせたデー
タと今回の発熱状態との論理積をとったデータをサーマ
ルヘッド17に送り、ラッチパルス11を出力して3回
目の印字(●)を行う。次に、外付け履歴制御回路3
は、今回の発熱状態を反転して1ビット右にシフトさせ
たデータと今回の発熱状態との論理積をとったデータを
サーマルヘッド17に送り、ラッチパルス11を出力し
て4回目の印字(○)を行う。次に、外付け履歴制御回
路3は、今回の発熱状態を無編集でサーマルヘッド17
に送り、ラッチパルス11を出力して5回目の印字
(●)を行う。次に、外付け履歴制御回路3は、今回の
発熱状態を反転して1ビット左にシフトさせたデータと
今回の発熱状態との論理積をとったデータをサーマルヘ
ッド17に送り、ラッチパルス11を出力して6回目の
印字(○)を行う。最後に、外付け履歴制御回路3は、
前回発熱状態を反転して1ビット左にシフトさせたデー
タと今回の発熱状態との論理積をとったデータをサーマ
ルヘッド17に送り、ラッチパルス11を出力して7回
目の印字(●)を行う。
実際の印字データとサーマルヘッドに送られる7回の転
送データとの関係を示す関連図である。
すように、実際の印字データ41は、転送データ42に
示したような印字データの組合わせにより、64種類の
履歴パターンに対して、従来のサーマルヘッド駆動装置
では不可能だった全て異なる組合わせの転送データを割
当てることができるため、発熱体に対する理想的な熱エ
ネールギー供給の制御を行うことが可能となる。
ヘッド駆動装置は、3個の1ラインデータバッフアと、
この3個の1ラインデータバッフアからの信号によって
履歴データを編集する履歴データ編集回路と、履歴デー
タ編集回路からの履歴データをサーマルヘッドに設けて
あるシフトレジスタに対して転送するデータ転送回路
と、履歴データを判断して発熱体の履歴パターンに対応
するパルス長の通電パルスをサーマルヘッドに対して供
給するパルス幅制御回路とを有する外付け履歴制御回路
を設け、この外付け履歴制御回路からサーマルヘッドに
対して通電パルスを送出してサーマルヘッドの印字動作
を行わせる動作を7回行い、そのときの通電状態の組合
わせによって64種類の通電制御を行うことにより、6
4種類の印字データの履歴パターンに対して完全に異っ
た種類の通電を行うことができるため、印字ドットの潰
れやかすれが発生しない正確な印字濃度の印字を行うこ
とができる通電制御を行うことが可能となるという効果
がある。
発熱体およびそれらの過去の動作状態の基本的関係を示
す動作パターン図。
ンを示す履歴パターン図である
マルヘッドに送られるデータとの関係を示す関連図であ
る。
マルヘッドに送られる7回の転送データとの関係の一部
を示す関連図である。
マルヘッドに送られる7回の転送データとの関係の残部
を示す関連図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シフトレジスタと、前記シフトレジスタ
からの信号によって発熱する発熱体とを備えるサーマル
ヘッドに対するサーマルヘッド駆動装置であって、3個
の1ラインデータバッフアと、前記3個の1ラインデー
タバッフアからの信号によって履歴データを編集する履
歴データ編集回路と、前記履歴データ編集回路からの前
記履歴データを前記シフトレジスタに対して転送するデ
ータ転送回路と、前記履歴データを判断してその履歴パ
ターンに対応する印字パルスを前記サーマルヘッドに対
して供給するパルス幅制御回路とを有する外付け履歴制
御回路を設けたことを特徴とするサーマルヘッド駆動装
置。 - 【請求項2】 シフトレジスタと、前記シフトレジスタ
からの信号によって発熱する発熱体とを備えるサーマル
ヘッドに対するサーマルヘッド駆動装置であって、3個
の1ラインデータバッフアと、前記3個の1ラインデー
タバッフアからの信号によって履歴データを編集する履
歴データ編集回路と、前記履歴データ編集回路からの前
記履歴データを前記シフトレジスタに対して転送するデ
ータ転送回路と、前記履歴データを判断してその履歴パ
ターンに対応する印字パルスを前記サーマルヘッドに対
して供給するパルス幅制御回路とを有する外付け履歴制
御回路を設け、前記外付け履歴制御回路から前記サーマ
ルヘッドに対して前記印字パルスを送出して前記サーマ
ルヘッドの印字動作を行わせる動作を7回行い、そのと
きの通電状態の組合わせによって64種類の通電制御を
行うことを含むことを特徴とするサーマルヘッド駆動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22111792A JP2878038B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | サーマルヘッド駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22111792A JP2878038B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | サーマルヘッド駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664212A true JPH0664212A (ja) | 1994-03-08 |
JP2878038B2 JP2878038B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=16761746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22111792A Expired - Lifetime JP2878038B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | サーマルヘッド駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878038B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6940213B1 (en) | 1999-03-04 | 2005-09-06 | Robert Bosch Gmbh | Piezoelectric actuator |
WO2021192347A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | 京セラ株式会社 | インターフェイス回路及び熱履歴制御方法 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP22111792A patent/JP2878038B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6940213B1 (en) | 1999-03-04 | 2005-09-06 | Robert Bosch Gmbh | Piezoelectric actuator |
WO2021192347A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | 京セラ株式会社 | インターフェイス回路及び熱履歴制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2878038B2 (ja) | 1999-04-05 |
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